※この作品はR-18です。

アーネンエルベの秘め事   作:二ベル

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とりあえず輝夜さんは一旦終わり。



ゴジョウノ・輝夜A-③

 

『川が溢れないようにする』、『貯めた水を使う』その役割を担うのが、『ダム』と呼ばれる水を塞き止める『機能』だ。ダムがなければ、大雨で増えたたくさんの水を貯めておくことができないし、川を流れる水の量を調整することもできない。 そして、川の水が溢れて、洪水になってしまう。 反対に、雨が降らない日が続いたときには、川の水がどんどん減ってしまう。人類は水なくしては生存できない生命体であるため、『ダム』は人類の叡智の一つと言ってもいいのかもしれない。

巨大なバケツと言っても良いその『ダム』が、もしも決壊してしまった場合には…‥たまっている水が一気に流れ出し、下流に計り知れない被害を及ぼすことが考えられる。必ずしもメリットだけを享受できるわけではないのだ。

 

 

 

 

つまるところ、ここまでの『ダム』についての話はま(・)っ(・)た(・)く(・)も(・)っ(・)て(・)関(・)係(・)が(・)な(・)い(・)のだが、何事も溜め過ぎはよくないのだ。

散々焦らされてしまった憐れな兎もまた、溜まったままではつらく、寝付けるはずもなく、チクチクと罪悪感が湧いてきた黒髪の姉によって世話をされることになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すぅ……ベルの匂い……はぁ……ふぅ……♪」

 

「わっ、ちょ、ちょっと輝夜さん……」

 

 

夜の帳も下り、女神様もお姉さん達もそれぞれが入浴や終身準備を済ませ、自室へと姿を消していく中、僕と輝夜さんもまた二人で『星屑の庭』の一室に身を置いていた。そこは輝夜さんの自室で、和室に敷かれた布団の上に座らせられ、月明りを浴びながら、何の説明もせずに彼女は僕の股間に顔を埋めてきて、僕は思わずタンマをかけてしまう。

 

「んぅ……くん、すんすん……はぁ……ふぅ……♪」

 

しかし、カーテン越しに降り注ぐ月明りに照らされた輝夜さんは、僕の制止など気にした様子もなく、太腿に頬ずりながら顔を寄せてくる。彼女は月明りもあって艶を帯びた美しさを醸し出しており、僕のペニスは隠し切れないほどに、膨らんでしまっていた。

 

「くんくん……すんすんっ、んぅ……ふぅっ」

 

有無も言わさず座らせられ、太腿を枕代わりに寝転がったかと思えば匂いを嗅がれるというこの状況。僕は僕で、散々焦らされて落ち着かないというのに、輝夜さんは楽しそうに僕の股間の匂いを嗅ぐという大胆な行為をしている。器で明らかに格上の彼女を止める術は、僕にはなく、変に興奮してしまって仕方がない。

 

「んぅ……ふっ……くん……すんすん……」

 

うっとりとした輝夜さんが鼻を擦り付けてくる。

 

「はぁ……、はふぅ……」

 

頬を染めたその顔は、あきらかに淫らな気持ちになっているに違いない。

 

「輝夜さん……匂い、嗅ぐのが……好き、なんですか?」

 

「……」

 

聞いてきた僕の顔を横目に見て、少し考えてから、また僕の股間に顔を埋める。

 

「くんくん……すん、すんすん……はぁ……♪ 嫌では、ないな」

 

そう認めて、輝夜さんが身を起こして抱き着いてきた。浴衣の帯はいつの間にか解けていて、彼女の柔らかな感触が直接伝わってくる。

 

「……ベル……ちゅっ」

 

囁くように僕を呼んで、接吻(キス)をする。

 

「ちゅっ、ちゅぷ……んちゅうっ、ちゅちゅっ、ちゅうぅっ」

 

ただ唇を重ねるだけじゃなくて、輝夜さんは舌を僕の口内にねじ込んでくる。積極的な舌使いで、歯を、舌を舐めまわす。

 

「ちゅ、ちゅくっ、ちゅぅ……じゅっ、じゅぅっ」

 

(ぁ…………お酒の味……)

 

じんわりと滲んだ唾液も丁寧に舐め取ってくる輝夜さんの動きは、接吻(キス)というよりも、僕の口や唾液を味わうかのよう。

 

「はぁ……ふっ、ちゅく……輝夜さ……っ」

 

「うん……んじゅぷっ、れろえろ……んくっ、んくっ、ぷはっ」

 

喉を鳴らして唾液を飲み込んだ輝夜さんが、ペロリと舌なめずり。

 

「いろいろ混ざって…………ん、美味しい」

 

二人分の混ざった唾液を味わってそんな感想を口にする。

 

「散々、焦らされて……つらいだろう? いい加減、処理してやる」

 

再び寝転び、膝を枕に輝夜さんは僕の股間に顔を埋める。

 

「………っ」

 

「ふぅ……、むわっとした汗とも違う……雄の匂い……はぁっ、嗅ぐだけでこっちまで発情して……お前のことしか考えられなくなって……匂いに包まれているというこの状況に、たまらなく昂っている」

 

「…………変態」

 

思わず、言ってしまう。

横目で僕を見た輝夜さんは微笑んで言い返す。

 

「……私にクンクンと嗅がれて興奮しているお前も、他人のことは言えんだろうに。 はぁ……ふぅ、すん、すんっ」

 

輝夜さんの頭を、艶のある黒髪をくしゃっと撫でる。

その度に輝夜さんは、くすぐったいのか、けれど心地よさそうに頬を染め、目を細め、背中を震わせる。

 

「んぅ……くんくん……ベル、下着、脱がすぞ」

 

そう言って、一度身体を起こすと浴衣をはだけさせて下着を脱がし僕の下半身を露出させ、再び横たわって僕の膝に頭を乗せる。有無を言わせる暇などない、一瞬の出来事だった。

 

「…………わぁ」

 

輝夜さんの目の前で、ビンッとペニスがそそり立つ。覆っていたものがなくなったせいか、直に匂いを感じた輝夜さんは鼻をくすぐっては蕩けたような熱い吐息を吐きだした。

 

「んっ、はぁ……♪」

 

「んぅ……はぁ、輝夜……さん?」

 

まじまじと見つめる彼女に声をかける。

 

「ん……こんなものが、私達、女の体内に入るのだと思うと、不思議なものだな」

 

そう言って輝夜さんは、僕のペニスに頬ずり。

 

「んぅ……んっ、はぁ……っ、ふぅ……っ」

 

「か、輝夜さんっ」

 

戸惑ったような声を漏らしてしまう。

亀頭が頬に当たって、くすぐったくて、だけど滑らかな肌の感触が気持ちよくて。思わず腰をもぞつかせてしまう。

 

「ん……すごい、脈打っているな……それだけ興奮してくれているということか。 くんくん……すぅ……はぁっ、はぁ……はふっ、はぁ……っ」

 

僕が興奮しているなら。

だったら続けても良いはずだ。そう言わんばかりに彼女は深く深く、深呼吸するかのように匂いを嗅ぎ続ける。尿道口からは我慢汁が滲み出し、輝夜さんの頬にぬちゃ……ぬちゅっ、ぬちっ……っと付いてしまう。

 

「はぁ……はぁっ、ふぅ……んんぅっ、くんくんっ」

 

「はぁ……輝夜さん、マーキングしてる、みたい……」

 

「……ん?」

 

「あ、や……えと、輝夜さんを僕のモノにしてる感じというか……」

 

「実際対して違わんだろう? マーキングされて、好いた男の専用(モノ)になれたら……嬉しいものだ」

 

「輝夜さん、僕……もう……つらい、から」

 

言葉通り、僕はずっと射精を止められた焦らしをくらったあのままで放置されて、そして今再び輝夜さんに興奮させられて辛そうにペニスは跳ねている。本能が、彼女を欲しいと求めてる。

 

「ああ、いい加減、こっちまで罪悪感が湧いてくる……散々焦らしたんだ、寝る前にスッキリさせてやらなくてはな…………何か所望(リクエスト)はあるか?」

 

「えと……」

 

改めてそう言われると、言葉に詰まる。

それがわかってるのか、輝夜さんは細指でペニスを優しく撫で、吐息を吹きつけ、もう一度口を開く。

 

「膣内挿入(ホンバン)以外だからそうだな……口で、いいか?」

 

僕は頷く。

指で彼女の首筋をなぞり、鎖骨をなぞり、ぞくぞくっと震える彼女の身体に、そのボディラインにごくりと唾を飲み込む。

 

 

そして言った。

 

「……輝夜さんに、口で、してもらいたい……です」

 

「ふぁ……はぁ……んぅっ♪ はぁ……ふぅ……んっ、あぅ……れりゅぅっ」

 

輝夜さんは僕の返事に唇を曲げて笑みを浮かべ、口を開く。我慢汁を垂らしそうになっている亀頭を、舌で受け止めた。

 

「んむっ……んちゅっ、口の中に我慢汁が広がって……頭がクラクラしてくる……。あむぅ、くぷ……くぷぷっ」

 

そのクラクラしてくるその瞬間がたまらないのか、輝夜さんは口を離さない。むしろもっと欲しがるかのように吸い付いてきていた。

 

「んぷ……ちゅぷ、ちゅっ、ちうぅ……ちゅっ、んむぅっ」

 

「―――んっ」

 

「んちゅぷっ、じゅっ、れろ……れりゅぅっ」

 

腰が震えて、咥えられているペニスも輝夜さんの口内で暴れる。

 

「ちゅぷ……ちゅっぽ、くぷ……ちゅぅ……ちゅこっ、ちゅじゅっ、ぷっ、ふふ……どう、れふか、旦那様(らんなしゃま)?」

 

「輝夜さんの口の中、すごく気持ちいい……です」

 

「んぅ……♪ ちゅぷ……ぢゅぷぅ……じゅっ、はちゅぅれぇろっ、れぇる……れりゅれりゅるっ」

 

僕の反応に気分を良くした輝夜さんは口内で亀頭を擦ったり、舌で肉竿を舐めほぐしたり、刺激を送ってきては、溢れ出す我慢汁を音を立てては美味しそうに味わっている。

 

「んちゅ、もご……ちゅうぅ……もご……んっ、もごもご……ちゅつぅ……っ、んぅっ、ちゅぅ……ちゅうぅううぅ……んんぅっ」

 

舐めるのを止め、唇も頬もすぼめて、口の中をペニスに密着させては口全体で吸い付いてくる。

 

「ちゅうぅ……んぅ……んむっ、ふむっ、ふむぅっ……ふふ、旦那様のが、私の口の中で大きくなって……あつぅい……♪」

 

「はっ、はぁ……ふぅ……はぁ……っ」

 

気持ちいい。

それしか出てこなくて、手を伸ばして僕はまた輝夜さんの頭を撫でた。

 

「ちゅうぅ……♪ んぷっ、ちゅうぅ……ちゅむっ」

 

視線を向けると、輝夜さんが頭を撫でられて気持ちが良いのか、うっとりとしてくれている。

 

「はぁ……んぅ……は、はぁ……ちゅぷっ、んぅ……じゅっ、ちゅぅ……ちゅうぅ……っ」

 

お風呂に浸かっているのとは違う温かさと、舐めまわされる、吸われる快感に僕は堪えるような吐息を吐く。しばらくして輝夜さんは口内で僕自身を堪能しながら、フリフリとお尻を動かし始めた。誘っているんじゃなくて、自然と動いてしまっているみたいで、浴衣の衣擦れの音が、布団シーツの音が欲望をくすぐってくる。

 

「ちゅぷぅ……ちゅうぅ……んむっ、ちゅっ、つぅ……ちゅぷぷっ」

 

もどかしそうに、輝夜さんが内股を擦り合わせている。きっと輝夜さん自身もまた、感じているんだろう。

 

「………輝夜、さん」

 

何度も彼女の名を呼ぶ。

その度に彼女は僕の方を見る。

頬を染め、瞳に熱を帯びさせ、魅了されたように、疼く体を慰めるように。僕は彼女のお尻に手を伸ばし、肉の多い部分である尻たぶを撫でていく。

 

「!?」

 

ぶるっと輝夜さんが震えるが、構わずお尻を揉む。

形の良いお尻は、浴衣越しでもその張りを感じられる。普段の着物姿でだって、彼女のスタイルはある程度分かってしまえて、その布の中身が気にならない男なんて……きっといない。帯の上の胸の膨らみだとか、撫で心地の良さそうなお尻の形だとか、艶のある黒髪だとか……それはきっと、僕だけが独り占めできる。それが許されている……気がする。

 

「んぱぁ……はぁ、私、が……奉仕している……最中だろう……?」

 

「もじもじ、してるから……」

 

僕も、輝夜さんを気持ちよくしてあげないと。困ったような声を上げた輝夜さんから目を反らしてそこまで言って、チラッと彼女の顔を見れみれば、その表情は蕩けていて、しっかり感じてくれている。だから、お尻を撫でながら揉んでいく。

 

「んぅ……んっ、はぁ……っ、んぅ……♪」

 

気持ちよくなってくれているのか、輝夜さんがブルブルと震える。

 

「こ、のぉ……んむぅっ、ちゅぷぷっ、んぅっ、ちゅっぽ、じゅぷぷっ、くぽっ、じゅちゅぅっ」

 

逆襲(仕返し)のつもりなのか、輝夜さんもペニスを咥え込むと、一気に啜り立てる。

 

「うくっ」

 

その吸い付く刺激に、手が止まる。

 

「れぇろっ、れる……ちゅぷぅ……んじゅっ、じゅぅ……っ」

 

優勢になったことに喜んだ輝夜さんが、更に深くまで咥え込む。

 

「うぁ……っ」

 

口内の唾液がますます溢れ、涎でペニスを濯ぐ勢いで肉竿全体にかかる快感に飲まれつつ、僕も輝夜さんのお尻を更に愛撫していく。

 

「じゅりゅるっ、ふぅっ、はちゅぅ……ちゅぷぷぅっ」

 

意地悪なところがある輝夜さんは、仕返しされるのは決して嫌といわけではないんだと思う。その証拠に舐めているだけで感じているのか、輝夜さんがお尻を振りながら、何度も痙攣する。その動きで、口内のペニスが刺激されどんどん昂っていく。

 

「ふーっ、ちゅぶっ、ちゅぅっ、ふーっ、ちゅぼっ、ちゅぼぉ……んぅ、ふーっ」

 

快感で呼吸が荒くなっているのか、熱い鼻息が僕の下腹部に当たる。

それでも、輝夜さんはしゃぶるのをやめない。

 

「ふーっ、ちゅずずっ、ちゅぷっ、はぁっ、はむぅっ、ぢゅずっ、ふーっ……じゅぽぉっ」

 

普段の凛とした所作一つとっても気品のある『大和撫子』を体現したかのような彼女が、今は、はしたなく音を立ててペニスに吸い付いている。すっかりデキあがったように頬や耳、瞳を色に染めては身体を艶めかしく震えさせる姿は卑猥で愛おしい。

 

「んじゅっ、ちゅぷっ、じゅるるっ、じゅっぷっ、じゅるるっ」

 

じゅぷじゅぷと音を鳴らしながらさらに咥え込むと、唇を使って肉竿をグニグニと刺激してくる。

 

「ちゅぷぅ……じゅっ、じゅぴっ、じゅっぽ……じゅずず……ベルの、おいひい……ちゅく……んぅ」

 

口全体で吸い付くように刺激しながら、舌を使って、唾液を亀頭に絡ませてくる。

 

「我慢汁……んじゅぷっ、ちゅうぅ、れぇろっ、れる……れりゅぷ……濃い……んふ」

 

溢れ出る我慢汁を啜り上げ、もごもごと亀頭を唾液で浸してくる。湯船に浸かってるのとは違うのに、それが気持ちよくて仕方がない。

 

「……んじゅぷっ、ちゅくぅ……じゅ、ちゅぷぅ……れろっ」

 

輝夜さんが視線をくれる。

そこには期待がありありと浮かんでいるようだった。

ひょっとして、早く射精しろって……待ってる?

 

「じゅっぽ、ちゅぷっ、ちゅぽぉっ、んじゅるるっ、じゅくっ、くちゅぷっ、はじゅるっ」

 

唇と頬をすぼめて、ストローでジュースを啜り上げるように、強く吸い付いてきた。

 

「う、わ……っ」

 

ペニスが吸い込まれるかと錯覚するような強い吸引に、腰が抜けそうになる。

 

「じゅるるっ、ちゅぷううっ、じゅ、ちゅぷ、はむむ……むちゅぅ……じゅぷぷぅっ」

 

ペニスがビクビクと震える動きを受けて、輝夜さんの動きはさらに過激になる。頭を撫でていた僕の手に指を絡めて握ってきて、瞳はじっと僕の方を愛おしそうに見つめている。

 

「んじゅぷっ、このまま……あつぅい、子種、ふゅるるっ、んんくっ、くちゅっ、ずちゅぷっ、ちゅぷぷりゅっ、ちゅるっ、じゅぷぷっ、ちゅぅっ、じゅむぅ……じゅぽぽっ」

 

唇をすぼめ、精液を漏らすまいと準備する動きに、もう僕は限界だった。

 

「輝夜、さん……でる……っ」

 

「んじゅう……ぢゅっ、じゅるるるるるぅぅ~~~~っ!」

 

強烈な吸引に、僕はついに絶頂を迎えた。

ビュルルルルッと、たまらず、姉の口内に射精する。

 

「んぅ、んんぅ……んんんん~~~っ!!」

 

快感を伴って駆け上がった衝動が、瞼をぎゅっと閉じた輝夜さんの口内で解き放たれ、ドクドクと彼女の口の中を満たしていく。焦らしに焦らされて射精するタイミングまで逃されていたものが、一気に吐き出されたような快感が、目の中で火花が散るような快感が、今の僕にはあった。

 

「んぐっ、ぐぅ……んぷぅ……んぐぐぅっ」

 

輝夜さんがビクッ、ビクッと身体を震わせる。射精に合わせてイッてくれているようだった。それが嬉しくて、気持ちよさが何倍も膨れ上がってくる。

 

「はぁ、は……輝夜さんっ」

 

「んちゅぷぅ……じゅっ、ちゅぷぅ……んじゅっちゅぷ……んっ、んぅ……はぁっぷっ」

 

せき止められていたせいか、たっぷり出続ける精液を、輝夜さんが口内で受け止め続けている。精液と唾液がぬるぬるとペニスに絡みついて気持ちいい。

 

「口の中……温かくて、すごく、いい……」

 

そんな刺激でも、精液が絞り出されるようだった。

 

「ちゅぅ……んくっ、ちゅくっ、ちゅるるっ、じゅぅ……っ、ごくっ、はちゅうぅ……ちゅっ、ちゅくっ、んぷっ」

 

輝夜さんの口内を隙間なく満たすほどの精液を、輝夜さんが少しずつ舐めるように飲んでいく。

 

「んちゅ……♪ んじゅっ、じゅぷぷっ、んくぅっ、こく、こく……んぷぅっ」

 

まるで待ってましたと言わんばかりに喉を鳴らし、うっとりと飲むその姿に、ペニスが昂り、尿道奥の精液まで放ってしまう。何度も、何度も……彼女の口内でペニスが跳ねて、精液(おかわり)が追加される。

 

「ちゅくくっ、んじゅぅ……ちゅぷっ……はぁ、んくぅ……ちゅくっ、くちゅぷぷっ」

 

「はぁ……くぅぅ……っ!」

 

尿道に残っている精液まで搾り取られると、腰ごと吸い取られるんじゃないかと思うような快感だった。

 

「ちゅく、ちゅくっ……んじゅっ、んくっ、んじゅぅ……んくくっ、ちゅうっ、ちゅる……じゅるるっ、りゅぷぅっ、じゅ、じゅうぅっ……ちゅぽぉっ……じゅ」

 

射精が終わっても、僕のペニスを咥えたまま舐め続けてくれる。

その刺激に、ペニスがビクビクと震える。

 

「ちゅぷぅ……ちゅるっ、はぁ……はぁー……れぇろっ」

 

「は、はぁ……、輝夜さん、もう、いいよ…………?」

 

「れぇ……れりゅっ、ちゅぷっ、んく……れぇろっ、れるる……んじゅっ、ちゅぷう」

 

輝夜さんは僕の言う事が聞こえていないのか、うっとりとした瞳のまま、口はひたすらもごもごと動かして、肉竿を味わっている。

 

「れりゅちゅっ、匂い……はぁぷっ、ぷちゅっ、美味し……れろぉっ、れるる……んじゅるるっ」

 

口内の精液がなくなるまで丹念に舐め取ると、おまけとばかりに最後に啜り立てる。

 

「くっ、うぅ……っ」

 

出したばかりで敏感なのに、輝夜さんは本当に我慢させた分搾り取ろうとしてくるかのようで膝枕をしている太腿に力を込めていないと、また射精してしまいそうだった。

 

「じゅぽぽっ、ちゅくぅ……んぷ、んぱぁっ、はぁ、はぁ……はぁ……ふぅ……はぁ、んぅ……はぁ、すんすん……はぁっ」

 

口を離し、ペニスに鼻を近づけ、確認するようにその匂いを嗅ぐ。

 

「ふふ、私の……匂い……」

 

あれだけしっかりとしつこいくらいに、しゃぶってくれていたんだ。ペニスには、輝夜さんの唾液しか残っていないはずだ。だから輝夜さんの匂いも必然的に付いちゃうわけで、それを輝夜さんは私(・)専(・)用(・)だ(・)とでも言うかのようにうっとりとした表情を浮かべている。

 

「輝夜さんの唾液……いっぱい……」

 

「ええ……たっぷりと……はぁ、はぁ……マーキングさせていただきました……私だけのモノにできれば良いのですが、世には独占禁止法なる言葉がございますし……であれば、今宵だけでも、と」

 

その言葉の意味はよくわからないけれど。

そんなにうっとりとした顔で言われたら、こっちだってたまらない。

 

「んぅ……すん、くんくん……? んぅ……? はぁふっ、すんすん」

 

輝夜さんが鼻を動かすと、僕を見上げてくる。

また尿道を通って我慢汁が、じわじわと溢れ出している。

 

「はぁ、はぁっ……んくっ」

 

トロンとした瞳でペニスを見つめた輝夜さんが、ゴクリと喉を鳴らす。

 

「まだ、足りない…………か」

 

「……………」

 

「私も、もう少しだけ………」

 

輝夜さんの口の中で溜まっていた分を吐き出したはずなのに、輝夜さんの目の前で脈を打つ僕のペニスはそうでもないように硬いままで、輝夜さんもまた、まだ昂った熱が下がってはいないようだった。下着を身に付けていないお尻を触っていた手が輝夜さんによって、股に導かれ指を這わせれば、じわっと濡れた感触があった。

 

「ぁんっ……はぁ、はぁ……っ、あ、んんぅ」

 

輝夜さんが僕をじっと見上げる。

 

「はぁー……はぁー……ふぅ……ふぅ……っ」

 

くちゅり、ちゅく、くちゅっ。

お尻と腰を動かし、僕の指に秘所を擦りつけてくる。

 

「はぁ、ふぅ……んぅっ、んくっ……はぁ、ごくっ」

 

呼吸を整えようと、息と涎を何度も飲み込んでいるが、呼気はどんどん荒くなっている。

 

「……………すまん」

 

「はぁ……はぁ……?」

 

「抑えきれそうに、ない」

 

「…………ん、いい……よ」

 

輝夜さんは、元とはいえ『ゴジョウ』の一族(ニンゲン)。呪われた家伝などというもののせいで、子を成す場合もまた、『ゴジョウ』の人間でなければいけないらしい。別に、他所の男とそ(・)う(・)い(・)う(・)行(・)為(・)ができないわけではないけれど、結論的には子を成すことはできないし、むしろ、『恋』が『愛』に至ったところで、相手の男は『ゴジョウ』の女を抱いてしまえば、その体の中で蓄積された『毒』によって死んでしまう。

 

(女の人にだって性欲はある……って言ってたし……)

 

だから輝夜さんは僕と前戯までのことしかしないし、常にど(・)こ(・)ま(・)で(・)な(・)ら(・)大(・)丈(・)夫(・)か(・)を手探りで探している節まであるわけで、最終的には自分で慰めるしかないらしい。

 

「………苦しい?」

 

「…………そうだな、一人で慰めなければならないというのは虚しいものがある。すぐ近くに囲っている『男』がいるのに、だ。子宮を突かれる感覚を味わえないし、膣内(なか)を掻きまわされる快楽も分からないし、中に射精されるというのも縁遠いだろう……ましてや普段イジメている分、強引に躾けられるということも難しい……」

 

「躾けられたい、んですか?」

 

「…………」

 

輝夜さんはたまによくわからない。

意地悪なんだけど、こっちから仕返すと文句を言いつつも受け入れてくれるというか。

 

「……男なら、女の頭を押さえつけて、窒息に悶えているのにお構いなしに喉奥に射精するものだろう?」

 

「輝夜さん………いったいどういう官能小説を読んだの?」

 

「とにかく、あれだ……指では届かんところがある、ということだ」

 

「うー………ん?」

 

 

 

 

輝夜さんのお口でのご奉仕から数分後。

 

 

「【戦場の聖女(デア・セイント)】に、私とお前(ベル)が交わるにはどうすれば良いか……んぅ、あっ……ダメもとで聞いてみたんだが……ひうっ」

 

浴衣を脱ぎ捨てた産まれたままの姿の輝夜さんが僕の股の間に座り込み、僕は彼女に言われるがまま自慰を手伝っていた。手伝っていたというより……僕が彼女を愛撫していた。一人で慰めるのは虚しい、だから他人(お前)の手でしてほしい。その上ですっきりとして眠りたい……のだとか。

 

「うあっ、んっ、んっ、んううう……っ、ふうんっ、くっふうう……ふはっ、ああ……!」

 

「痛く、ないですか?」

 

「あぅ、んん……問題、ない……あっ、あふうっ、ふはあ……あっ、あっ、んっく……んうっ」

 

最初こそ輝夜さんは僕の両手を掴んで、「こっち」とばかりに触って欲しいところに誘導。右手で胸を、左手でアソコを僕の手越しに弄っていた。でも今は、輝夜さんの手はほとんど力が入っていなくて、僕に任せきりになっている。乳首を捏ねられれば短く悲鳴を上げ、コリッと勃起した突起―クリトリス―を撫でれば腰をくねらせる。後ろからじゃ輝夜さんの顔は見えず、更に俯いてしまっているせいで長い黒髪で余計に表情がわからないけれど、露出された耳は湯気が出てるんじゃないかと言うくらいには真っ赤になっている。

 

 

「うぅ……弟に何をさせているのだ私は……ひんっ」

 

「?」

 

小さく何かを言ったようだけれど、うまく聞こえない。

輝夜さんのアソコは僕のペニスを咥えていた時からの興奮もあってとっくに濡れていて、僕の股の間に座る前に立ちあがった時にはカーテンの隙間から差し込んだ月明りもあって、太腿を伝っているのがわかるほどだった。

 

「そ、それで輝夜さん……アミッドさんは何て答えたの?」

 

物足りなければ、輝夜さんが誘導してくれる。

だから痛みを与えないように細心の注意を払いながら、僕はただ輝夜さんの感じるところを愛撫していく。そして、日中、治療院に行った時に輝夜さんがアミッドさんと話していた話題を振った。輝夜さんはビクビクと身体を震わせながら、言葉を詰まらせながら話を戻してくれた。僕のつたない愛撫でも輝夜さんは十分感じてくれているみたいで、話を聞きながら僕は輝夜さんにどこか勝てたような嬉しさを感じていた。

 

「最初は、「頭おかしいんじゃないですか?」みたいな顔をされたが……んっく、私の身体のことを話したら……「方法がないわけではない」と……んあ……はっ、はっ、あっ、あああ……んあっ、あっく……くうっ!」

 

曰く、アミッドさんは神の十八番である『奇跡』を発動させ、魔道具を製作することが可能となる数少ないレアアビリティである『神秘』の保持者で、彼女の場合は医療関係の魔道具を多くとして、彼女の『血』を媒介に呪詛や呪道具の効果を打ち消す『アンチカース』の秘薬などを生成できるようで、輝夜さんの身体に蓄積された『毒』―木の花の毒―の解毒薬である『木の花の酒』に似た物をつくれるの不可能ではないはず……なんだとか。

 

「まず前提として解毒する毒そのもの……原料というか、素というかとにかく素材が必要……らしい」

 

「そっか……」

 

アミッドさんもまさか割と真面目な顔で、真昼間から「ベルと交わりたい。どうしたらいい?」なんて聞かれるとは思いもよらなかったんだろうなあ。

 

僕は話を聞きながら、輝夜さんのアソコを探りながら、割れ目にあるクリトリスを指の腹で転がしてみる。

 

「んあっ! し、痺れる……あっ、ジンジンして……そこっ、んっ、強い……んううっ、刺激が……っ!」

 

「痛……かった?」

 

「痛くない……た、ただ、感じ過ぎて……自分でするとブレーキをかけてしまう、からっ……ひうっ、く、苦しいっ、んうう……んっはああっ!」

 

夢中で弄っている間に、少しやり感じさせ過ぎたみたい。

 

「えっとじゃあ……」

 

「ふ、んぅ……こっち、して」

 

輝夜さんは僕の人差し指を握り、割れ目の中に導いていく。

 

「……んああっ! は、はふう……あああっ、あっ、ああ……は、入って、来るぅっ!」

 

「か、輝夜さん、声……声、落とさないとっ」

 

導かれるようにして指先で探ると、膣の入り口がわかる。そのまま、つぷっと軽く、浅く、ゆっくりと指を沈めていった。中はきゅうきゅうと僕の指を締め付けてきて、熱い。

 

「あぐっ、く、くう……んううっ!」

 

輝夜さんの手が力なく離れ、僕はそっと指を引き抜いてから再び押し込んだ。

 

「平気?」

 

「だ、大丈夫……浅い所なのが、物足りないが……深くすると、破れるかもしれないから……あっ、あっ、んううっ」

 

「ゆっくり、ゆっくり動かすから……痛かったら、言ってください」

 

「ん……。ん、んっくうっ、ふはっ、あっ、あっ、はああんっ、あっ、ああ……ひあっ、あぐ……っ」

 

僕の指の動きに合わせて、輝夜さんの腰が踊り始める。苦しくて逃げているのではなく、自分の気持ちいい所を積極的に指に擦りつけているようだ。

 

「中、ヒクヒクしてきた……」

 

「い、言わなくていい……っ。ん、んっふううっ、ふはっ、あ……ああっ!」

 

輝夜さんの中は僕の指を締め付けてきて、快感で昂っている輝夜さんは声を抑える余裕もないみたい。あふれ出している汁の量はとても多く、びしょびしょだ。

 

「ん、んふううっ、ふっはっ……あんんっ、んっくう……ふ、はあっ」

 

僕の指の動きと、輝夜さんの腰の動き。

それらが噛み合い、膣からは粘っこい水音が漏れてくる。

 

「んあ………っ!」

 

あまりにもびしょびしょになってしまったので、僕は一度指を引き抜いた。急に指が抜けたことで輝夜さんの口から短い喘ぎ声が漏れ、腰がビクッと揺れる。指を抜いたその瞬間、指と膣の間には、つうっと粘液の橋がかかっていた。

 

「……すごい」

 

「……そんなにまじまじと、見るな……っ」

 

僕に輝夜さんはそう言うけれど、これは輝夜さんが僕のをまじまじと見るのとそう変わらないと思う。そう伝えると輝夜さんは「それもそうか」と黙り込んで、内股になる。

 

「ごめんなさい、変なところで止めちゃった……?」

 

「ん……いや、十分、満足した……ただ、お前にしてもらって余計に疼いてしまって……下腹部が熱いというか……我慢が、な……」

 

昂った熱を発散するどころか、余計に……らしい。

部屋に二人分の唾液を飲み込む音が響いて、そして輝夜さんは少し沈黙を挟んでから首をフルフルと左右に振って立ち上がった。

 

「輝夜さん?」

 

「シャワー…………浴びてくる」

 

「え?」

 

「火照った身体を………水で冷やしてくる……先に寝ていろ」

 

快感がまだ残っている輝夜さんは、真っ直ぐ歩くのが難しいのがふらふらっと身体を揺らすが、脱ぎ捨てられた浴衣をぞんざいに掴み取ると、そのまま全裸のまま部屋を出て行った。

 

「…………大丈夫かな」

 

しばらく待っていたけれど、輝夜さんは十分、ニ十分と待てども戻っては来なくて次第に僕は輝夜さんの匂いと温もりが染み付いた布団に倒れるようにして眠りについた。

 

 

 

 

×   ×   ×

 

 

 

「ん・・・・ふぁぁ・・・・」

 

口を片手で覆い、欠伸をする。

上体を起こして部屋を見回すも、まだ暗い。

朝であればカーテンから差し込む日の光で多少なりとも明るいはずだが、少し違う。

カーテンを少しばかりずらして外を見る。

 

「・・・朝ではあるな」

 

夜明けとでも言うべきか、都市はまだ魔石灯の街灯がぽつりぽつりと光を灯し、草は朝露が滴る。

鳥は未だ囀らず、静寂が都市を包み込んでいる。

薄暗い朝だった。

ぼやける頭で、再び布団に入る。

隣には無防備を晒して眠るあどけない顔をしたベル。

あの後、シャワーを浴びて戻って来た輝夜は疲れて眠ってしまったであろうベルを抱き枕にして眠りについていた。

 

「下着……ああ、返していなかったか」

 

そういえば風呂上りにぎゃーぎゃーとやり取りした挙句、輝夜はベルの下着を没収していたことを思い出す。さすがに自分の下着を履かせたのはやりすぎだったかと猛省しつつベルの匂いの付いたソレを見てチロリと己の唇を舐めて、すうすうと寝息を立てるベルの前髪を分けるように撫で唇を落した。

 

眠っている間に輝夜が浴衣の中に手を入れたり抱きついたりとしているうちに紐が解けたのか、輝夜からして中身は丸わかりになっている。

 

「多少は筋肉もついてきたか?」

 

開けてしまった浴衣を治すこともなく、彼女は仰向けで眠る少年の寝顔に再び唇を落とす。

今度は、少年の唇に。

 

「んちゅ・・・・れろっ・・・・んっ・・・」

 

眠れる少年。

その少しだけ開かれた口の中に自らの舌を入れて、舐めまわす。

唇を離せば、互いの口から唾液の橋のできあがり。

彼女は同じく紐の解けた浴衣で谷間を大きく晒しながら頬を若干染めて、覆いかぶさり、頬擦りをして次には首に舌を這わせる。

 

輝夜は朝の鍛錬もあって、リューと同じくらいには起床時間が早い。この日もまた、前日にちょっとした情事を働いたにも関わらず、気怠さはあるものの習慣もあって起きるのは早かった。だから、眠っているベルを起こさないように口に指を入れてみたり、接吻していたり、あるいは乳首を開けた口の中に押し当てて吸い付くのかと試して見たり・・・彼女は遊びに遊んでいた。

 

「ちろちろ・・・ちゅっちゅっ・・・」

 

れろーっと出した舌で、首筋を舐めて唇だけで啄ばむ。そうして啄ばんではまた舌で舐めて首から鎖骨、胸へとそのままつつーっと舌を這わせ、舐めまわし腹に到達。丁度そのあたりで、ゆさゆさと揺れた胸がベルのペニスに触れる。

 

「あら、こちらは早起きさんみたいですねえ」

 

輝夜が与えていた刺激のせいで、ムクムクと血流が巡っていったベルのペニスは少しずつではあるが、硬く大きくなっていた。

 

「ふふっ・・・こうして間近でみると・・・顔に似合わず・・・クスクス」

 

見ているだけでドキドキとする、彼女には、女にはない器官――未知の存在。

他の男を知っているわけでもないし比べるようなことをするつもりはないが、ベルのペニスが中に入り、カリでお腹の中を引っ掻き回す……そんなことを想像して、また生唾を飲み込む。

指でつんっとつついてみれば、びくんっと震える。

 

 

「興奮すると血流が・・・などと聞いた事があるが、似たようなものか? 脈動も感じる・・・ふふっ」

 

 

眠れる少年は、少し頬を染めてはいるものの起きる気配はない。

ならば、と続行。

 

「ベル・・・♪・・・はぁ・・・ふぅ・・・すぅっ」

 

もっと近くで見ようと顔を近づける。

匂いを感じ、彼女はウットリとした顔をして匂いを嗅ぐ。

 

 

「すぅ・・・くんくん・・・・んぅ・・・すぅ、はぁ、はぁ・・・ベルの匂い・・・」

 

「んぅ・・・」

 

「・・・あ」

 

 

さすがに吐息で起きたのか?と慌てて顔を離して、ベルの顔を見ると胸の動きがすこし早いが、眠っていて、何故だかほっと胸を撫で下ろした。

 

「寝ているなら・・・続けよう。というか、何をしているんだ私は。匂いを嗅ぐなど・・・はぁ・・・しかし、汗とも違う匂い・・・嫌ではない・・・」

 

 

スケベな匂いを堪能しては、熱い吐息を漏らし、指でベルの肉竿をつついてみたり、頬擦りし、また肉竿に接吻。指で撫でていると、先端からは精液とは違う透明な液体が。

 

「ガマン汁・・・感じているのか。ふふ、触ったら震えた・・・やはり、感じているのだな? んぅ・・・んっ・・・」

 

寝ていても感じている。

それに気分を益々よくした輝夜は、透明な体液を指ですくい自らの口に入れ、そしてまた指で肉竿全体を塗りこんでいく。

 

 

「ぬるぬるしているほうが・・・気持ちいいだろう・・・?」

 

ほーら、その証拠にどんどん溢れてくる。

そう言わんばかりに彼女は笑みを浮かべ、舌を出して舐め始める。

 

 

「れろっ」

 

舐める。

舌に、ベルの味が広がっていく。

 

 

「ぺろ・・・ぺろっ、れりゅぅ・・・れろっ、れろっんじゅっ、れるぅ・・・」

 

すぐに口の中は、ベルの我慢汁でいっぱいになる。

それを湧き上がった唾液と共に飲み込む。

 

 

「はぁ・・・ふぅ・・・やはり、悪くない・・・ぼーっとしてくる・・・いい・・・」

 

 

気持ちがいいのか、ペニスは震え、輝夜は火照った体をベルに擦り付ける。

 

 

「んっ・・・ちゅっ、ちゅぅ・・・ちゅぶっ」

 

 

今度は、唇で接吻を。

舐めまわし、接吻をし、玉袋を咥えこんで舌で転がし手で優しく揉んでは、唇で竿を啄ばむ。

息は熱く、荒くなっていき、輝夜はまた体液の混じった唾液を飲み込んで、ベルの唇に唇を落として次に進むことに決めた。

 

 

「起きるまで・・・咥えておいてやる・・・んっ・・・はぁ・・・あむぅっ」

 

 

左手で髪を耳の上にかけて、亀頭を口に含んでみれば、口の中で大きくなり、唾液が口から溢れていく。

 

「ちゅぼっ、ちゅぼぼっ、じゅぶっ」

 

垂れた唾液を舐め取るために、さらに深く咥えていく。

 

「ちゅぶぅ・・・じゅっ、はぁふっ、じゅっ、んぶっ」

 

頭の中がベルの味でいっぱいになり、ドキドキと昂る。

 

「ちゅぼっ、じゅっ、じゅぼっ、ぐっぽ、じゅずっ」

 

自分でもはしたないと思える音が出る。

でも、止まらない。

 

「べる・・・ん・・・じゅぶ、じゅる、ぐぶっ、ちゅぶぶっ、ちゅぼ・・・んじゅるっ」

 

 

 

 

 

×   ×   ×

 

 

「ちゅっ、ちゅぷっ、じゅるるっ、じゅぷっ」

 

 

「―――ん」

 

なんだろう。

股間が、熱い。

しかもすごくぬるついて、気持ちいい。

 

「ぐぶ・・・ちゅぼっ、んぶぶっ、んぅ・・・じゅっぼっ」

 

ぐちゅぐちゅという音と、あまりにもむず痒く、腰が抜けそうな快感。

 

「な・・・に・・・?」

 

目を開け自分の股間を見つめる。

 

「じゅっぼ、じゅっ、じゅっ、くぼっ」

 

「……………へ?」

 

裏声が出た。

 

「じゅるっ、ちゅぽ、ちゅぷぅ……じゅぷぷっ」

 

「か、輝夜……さ、ん………?」

 

目を開けるとそこには、浴衣を羽織っただけの姿の大和撫子が髪を耳に掛け、頬を染めて僕のペニスを咥えこんでいる光景だった。

 

「んんぅ……? ちゅぷっ、じゅるるっ」

 

視線だけこちらに向けて、輝夜さんがもごもごと口を動かす。

 

「うっ、あぁ……っ」

 

そうすると、輝夜さんの舌や上顎の裏が亀頭を擦り上げ、ビリビリと快感で腰が抜けそうになる。

 

「んちゅぅ……♪ ちゅっぽ、ちゅっぽ、ちゅぷぷっ」

 

輝夜さんの瞳に喜色が浮かび、また吸い上げられる。

ペニスはとっくに限界に達していて、いつ漏れてもおかしくないほど興奮している。

 

「ま、待って……!?」

 

「んっ、ぷぷっ……ぷはぁっ……どうかされましたか、旦那様?」

 

輝夜さんが口を離したけど、熱い吐息が裏筋を刺激して、ビクンと大きくペニスが震える。

 

「んぅ……また、こぼれそうに……れろっ、れりゅぅ」

 

輝夜さんの赤い舌が、僕の亀頭を這い回る。

少しだけざらついていて、けれど柔らかすぎる舌の感触は、とても気持ち良い。

 

「な、なに……してっ」

 

「れろっ……れろれろっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅうぅっ」

 

どういう状況なのか、頭が困惑と混乱でいっぱいいっぱいの僕の問いかけには答えず、輝夜さんが舌で腫れ上がったペニスを愛撫し続ける。いつもと変わらない表情なのに、口の動きは情熱的。

 

「あっ……待って……それ、は……っ」

 

刺激の強さもさることながら、輝夜さんが僕のペニスを舐めしゃぶっているという事実にクラクラする。どう考えても彼女は、僕より後に寝て……そして、寝起きから行為に及んでいるということになるからだ。

 

「じゅぶっ、じゅ……れぇろっ、れるれるれるるっ」

 

「うっ、はぁ……」

 

「はぁ……れぇるっ、旦那様、つらそうでございますね……んじゅっ、れるるっ、れろっ」

 

舌の動きは止まらず、容赦なく亀頭を舐め続け、敏感なカリ首も舌先でつついてくる。

 

「はぁ……美味し……ぺろっ」

 

美味しいと、輝夜さんがそう言って僕のペニスを味わっている。その事実にドクン、とペニスに熱い血液が駆け抜ける。

 

「ちゅぷ……じゅっ、ちゅぷぷっ、はぁ……れろっ、れりゅぅ、れろれろっ」

 

「あぁ……うあぁああっ!」

 

僕は、もう限界だった。

 

「れろっ、んぅ…………あ」

 

我慢し続けた衝動が解放されると、身体中を快感が駆け抜けた。

 

「はぁ、んんぅ……ふはぁ……でて、ます……旦那様の、熱い子種……いっぱい……」

 

「はぁ、はぁ……あ……」

 

噴水のように放たれた精液は、宙を舞い、輝夜さんの顔や髪にかかっていく。

 

「ふふ、びゅーびゅーっと出て……ふふ、本当に噴水のよう……」

 

その様子を輝夜さんがじっと眺めている。

視線が恥ずかしいけれど、ゾクゾクする快感となって射精を促していく。

 

「くっ、あぁっ、輝夜さん……!」

 

輝夜さんの端正な顔にかかる、ドロリとした精液。

彼女はそう言われるのを嫌がるけれど、仮にも『美の女神』の模倣をした身姿。それが僕の精液で汚れるのは申し訳ないというのに、いやらしくてたまらない。

 

「ふぅ……はぁ、はぁ……ほぅら旦那様、今日の一番搾り……出して、くださいませ……」

 

輝夜さんがゆるゆると手を動かし、最後の射精を促してくれた。

 

「はぁ、はぁ……我慢、できるわけ……ない……」

 

最後まで出してから、たっぷりと精液を浴びて、酷いことになっている輝夜さんにせめてもの抗議として睨みつけた。目が覚めたらお姉さんが口で奉仕していたという特殊なシチュエーション。そんなの、耐えられるわけがない。だけど、その姿に興奮を覚えている僕もいるから、きっと僕の抗議は何の意味もない。

 

「んぅ……くんっ……はぁっ」

 

一度輝夜さんが鼻を鳴らして、熱い吐息を漏らす。

 

「気持ち、よかったのでしょう……? 目が、トロンと……ふぅ、はぁ……していますよ?」

 

精液を浴びた輝夜さんが、うっとり微笑むと自分の顔についた精液を指ですくい上げた。

 

「寝る前にあれだけ出したというのに……どろりとして……はぁ、ふぅ……れろっ」

 

指に集めた精液を舐める。

 

「んぅ……団長の言う通り、好ましい味とは言えないが」

 

「はぁ、ふぅ……ふぅ……」

 

「私は嫌いじゃない味だ」

 

呼吸を整える僕を他所に輝夜さんは言うと、まだそそり立ったままのペニスを手で覆うように握りしめる。そのまま、ぐちゅっと溢れた精液が、我慢汁と一緒にペニスに纏わりつく。

 

「か、輝夜……さん?」

 

ぐじゅっ……じゅくっ、ぐちゅっ、じゅっ……。

精液で汚れた輝夜さんの姿と、その手の刺激に、ただでさえ半勃ちの僕のペニスがビクンと震える。

 

「舐めてはいけなかったか?」

 

「だ、駄目だったら……昨日、してもらってない……です」

 

ただ、寝起きでビックリしただけで。

アリーゼさんもそうだったけど、寝ている僕にイタズラするのが彼女達の流行りなんだろうか。

 

「では、問題なしと……れろっ、れろ……れぇろっ、れるれる……ちろちるっ」

 

「う、あ……っ」

 

赤い舌が、また亀頭に這いまわる。

ぬめりと熱さを帯びた舌が精液を舐め取っていく。

 

「れろ……ぺろっ……ちゅぷっ、んじゅっ……震えて……良いみたいだな……んちゅっ、んっ……ここ、か? 良い所は」

 

僕の顔を見上げながら、尿道口をチロチロと舐め始める。

 

「うっ……はぁっ」

 

もどかしさと、敏感なくすぐったさの混じった快感が、腰を走り抜け、下腹に力が入る。

 

「ちろっ、ちゅぷっ、はぁ……感じてる……ふふ、可愛い可愛い……れろっ、れぇろっ」

 

今度は舌全体で裏筋から、先に沿って尿道口を舐められる。

 

「あ、あぐ……それ、すご……はぁっ、はぁっ」

 

シーツをぎゅっと握りしめて、刺激をこらえる。

 

「ちゅぷぷっ、れろっ、れろっ、れるれろっ、んじゅっ、はぁ……はぁ……ぢゅぷっ、れろぉっ……ふぅ……はぁ、ふふ……愛しい男の表情がわかるのは、すごくそそるな……♪」

 

僕の表情を窺いながら、手で竿を擦る動きは止めることがない。僕も寝ている輝夜さんの身体を好き放題触ったけれど、男よりも女の子の方が性欲が凄いんじゃって……こんなことをされるとそう思ってしまう。本人曰く常にお預けを喰らっている状態らしい輝夜さんだからこそ、なのかな。

 

「ちろれろっ、れりゅっ……ちゅぷっ、ちゅっるるっ」

 

「輝夜さん……舐めるの……上手い……」

 

「相手の顔を観察していれば、何となくわかる……ちゅっ」

 

瞳がすごく嬉しそうな色を見せる。

僕の気持ちよさそうな反応が、たまらないらしい。

尿道口だけじゃなく、カリ首の出っ張りにも、くるくると舌を這わせ、刺激してくる。

 

「んぷ……ちゅっ、じわじわと、精液とそれ以外のが、溢れて……れぇろっ」

 

尿道口から滲んだ精液交じりの我慢汁を、当たり前のように舐め取ってくれる。腫れ上がった亀頭に、舌が触れるたび、爆発しそうなほどの快感が背中を貫く。

 

「んじゅぷっ、ベルの味……ちゅぷっ、じゅっるるっ、しゅき…‥ちゅっ、つぅ……ちゅぷっ」

 

精液をすっかり舐め取られたペニスは、涎と先走りでベトベトになっている。

 

「ベル……我慢、無理そうだな」

 

無理に、決まってる。

目が覚める前からこんなことをされて、こんな綺麗な人に……。

一度射精したのに、また射精してしまいそう。

 

「ふふ、では今度はもっと、深く……するからな……はむっ、むうぅぅっ」

 

「っ……あぁっ!?」

 

起きた時にも感じた熱い口内の感触に、ペニスを包み込まれ、目の前に快感の火花が散った。

 

「んぷぉっ、ちゅっぷぅっ、じゅっ、じゅぷっ」

 

そのまま手で擦り上げたように、顔を前後に動かし始める。

 

「ちゅこっ、じゅっぽっ、ちゅぽっ、じゅっ、じゅぅ……じゅるるっ、ちゅぷぅっ……けほっ、けほ、けほっ、はぁ……はぁ……」

 

いきなり深く咥え込み過ぎたのか、輝夜さんが口を離すと小さくえづいた。

 

「か、輝夜さん……?」

 

「大丈夫だ、ちょっと……一気に飲み込みすぎた……はぁ、ふぅ……」

 

輝夜さんは一度呼吸を整えるように深呼吸をすると、再び咥えて音を立てて顔を前後させ始めた。今度はゆっくりと、口の中に頬張って。

 

「はぁむぅ……あむっ、んぷっ、んぷぷっ」

 

竿を唇で扱きながら、根元にむかってゆっくりと飲み込んでいく。

 

「ちゅぴっ、はむぅっ……んちゅるっ、れろっ、れるれるっ、れろぉ……れりゅぅっ」

 

咥え込みながら、もごもごと口を動かし、唾液たっぷりの舌で亀頭を舐め上げる。

 

「う、はぁ……気持ち、いい」

 

もう輝夜さんの好きなようにさせてあげよう。言っても止めてくれないだろうし、僕もきっと今更止められても悶々とするだけだろうし。現に輝夜さんは有無を言わさず好きにしているし。

 

「ふふっ……れりゅ……ちゅぷっ、れろれろっ、はぷぅっ、はむ、あむあむっ、じゅぷぷっ、ちゅう……っ、んくっ、んじゅっ、んくぅ……ごくっ」

 

輝夜さんが啜るたびに熱い我慢汁が尿道を駆け抜け、快感に腰が震えた。さらに口の中に広がった我慢汁を、喉を鳴らして飲んでいる。

 

「ぐぷっ、くちゅぅ……ちゅっぽっ、くぽっ、じゅぷぅっ、じゅるるっ」

 

さらに音を立てながら、ペニスをしゃぶってくれる。

 

「ちゅくぅ……くちゅっ、くちゅぽっ、じゅぷっ、じゅっぽ……じゅりゅぷっ」

 

唾液が零れないように口をすぼめて舐められると、また一気に、限界が近付いてくる。

 

「ちゅぷぅ……んんぅ? はぁふっ……ぷはっ、味が、濃くなった……」

 

「うぅ……はぁ……?」

 

「せーえき、出そうか?」

 

「だし、たいです……」

 

「そうか……はむっ♪」

 

再び深々と咥え込むと、またいやらしい音を鳴らしてじゅぷじゅぷとしゃぶってくる。僕は縋るように手を伸ばし、輝夜さんはそれに応じて片手を伸ばし、恋人のように指を絡めて握ってくれた。

 

「じゅぷぷっ、んじゅっ……ちゅぷ……はぁっ、じゅっ、ぢぅっ……ぢゅぷぅ……じゅぽっ」

 

「あっ……はぁっ、輝夜さん……もぅ……!」

 

「ちゅくぅっ、じゅぷっ、ちゅるるっ、このまま、出して…‥はぁふっ、いい……れぇろっ、れるるっ……濃くて、熱いの……ちゅくっ、じゅるる……口の中に出して……んちゅぷっ、じゅ……れりゅっ」

 

射精が近いのがわかると、輝夜さんは口内を駆使して、僕を感じさせてくれる。それは、輝夜さん自身が射精を求めているということでもあって。

 

(輝夜さん……口の中で射精されるの、好き……なんだきっと)

 

大和撫子然とした輝夜さんが、堪えきれない想いをぶつけるように、ペニスをしゃぶっている。

 

「れりゅっ、ちゅぷぅっ……んちゅぷっ、じゅるっ、じゅるっるっ、じゅぽっ、ちゅぷぅ、ぴちゅぅ……じゅっ、じゅっぷっ!」

 

「か、輝夜さ……んぅっ、出る……っ!」

 

ビュルルルッ、ビュビュッ、ビューーーッ!!

こらえにこらえた、精液が思い切り放たれる。

 

「んぅっ、んんんーーーーーっ!!!」

 

輝夜さんの手を握り締め、握りしめられ、自然と腰を突きだすようにして彼女の口の中で射精する。

 

「んっ、じゅっ……んんんぅ、んぷっ……んんぅっ」

 

噴き出した精液を、出るのがわかっていたとはいえ輝夜さんは喉奥を叩きつけられる感覚に眉根を寄せ、呻くようにしながらも口は離さない。

 

「んぅっ、ちゅる、んぷっ、んんんっ」

 

ドクドクと、さっきの射精と変わらない……いや、それ以上の量が輝夜さんの口の中に。

 

「んっ、はぁふっ、んふーっ、んんっ、はぁっ」

 

「はぁ……ふぅ、はぁっ、ぜぇ……」

 

「んぅ……ふうっ、はぁふっ……んんぅっ」

 

大量に放たれた僕の精液を、輝夜さんが口ですべて受け止めてくれる。

 

「はぁ……腰、抜ける……ぅ」

 

握っていた輝夜さんの手から力を抜いて、彼女の頭を撫でる。

 

「んうっ……♪ ん……んちゅぷ……んぷぷっ」

 

輝夜さんが唇を使って、ペニスに付いた精液も拭い取ってくれる。頭を撫でた時、喜ぶような声がしたから、やっぱり輝夜さんは撫でられるのが好きなんだと僕は余韻に浸りながら、学習した。

 

「ぷはぁっ……はぁ、はぁ……」

 

熱い吐息を漏らしながら口を離すと、僕に見せつけるように口の中を見せてくる。

 

「はぁ……ふぅ……こんらに……れた……」

 

「う、わ……」

 

輝夜さんの口の中には、精液が溢れかえっている。思わず、こんなに出したんだと引くくらいには。僕は唖然としているが、輝夜さんはどこか誇らしげ。やり遂げた感さえある。

 

「えっと……」

 

さすがにその量を飲み込むのは、きついんじゃ……そう思って、僕はティッシュを探す。ただでさえ、粘性の強い液体。飲んで美味しいわけでもない。いつまでも口の中にあってもつらいだけだろうし。

 

「むぅ……んくっ」

 

だけど輝夜さんは、そんな僕の心配を余所に、僕の頬を指でちょいちょいと突いて自分の方を見るように促してきた。疑問符を浮かべて輝夜さんの方を見ると、輝夜さんは瞼と口を閉じていた。

 

そして。

 

 

「んぅ……ごくっ、んんっ、んぷっ、はぁふっ」

 

嚙み切るようにもごもごと口を動かすと、少しずつ、飲み下していく。

 

「んんっ、んぅっ……んくっ、ごくっ、んぅ……」

 

「音、すご……」

 

思わず、唾を飲み込んでしまう。

輝夜さんは瞼を閉じたまま、まるで味わうかのようにくちゅくちゅ、ごきゅんっと音を立てて、しっかりと飲み干していく。

 

「んくっ、んくっ、ごきゅっ……んぷぅ……はぁふっ……ぷはぁ……はぁ、はぁ……ふぅ、はぁ……」

 

洗い呼吸と共に口を開けると、綺麗に精液はなくなっている。本当に、全部飲んだんだ……このお姉さん。

 

「………今更だけど、大丈夫なんですか?」

 

「何がだ?」

 

「いや、その……飲むものじゃ、ないでしょう?」

 

「吐くのは勿体ないだろう? なに、飲む分には問題はない……ただ、とても……熱かった」

 

輝夜さんが喉を押さえる。

そして指を食道から腹部に這わせていく。

 

「こう……食道から胃へと……ドロリ、と通って……ふふっ」

 

わざと、相手を興奮するように笑みを浮かべて卑猥に言う輝夜さん。

 

「精液、呆れるほどに……たくさん出るものだな。一発で孕んでしまうのではないか?」

 

「どう、だろう……? 輝夜さんが上手いからっていうのもあるかもしれない……けど」

 

「………なるほど」

 

輝夜さんがじっと僕のペニスを凝視する。

精液を飲む輝夜さんを見てしまったから、彼女のいやらしい部分を見てしまったから、そそり立ってしまっていた。

 

「はぁ……ふぅ……はぁ……元気があるのは、とてもよろしいことかと」

 

「………でも、もう流石に」

 

「…………んくっ、名残惜しいが時間か」

 

喉を鳴らした輝夜さんは、上体を起こし僕のことも引っ張るようにして起こした。ぽふっと彼女の胸に軟着陸して、そのまま頭を撫でられた。胸に頬ずりするようにして彼女の顔を見上げると熱を帯びた瞳のまま笑みを向けてくれた。

 

 

「朝食前に、シャワー……浴びるか……」

 

「僕の髪、べたべたになってる……」

 

「お前のナニを握っていた手で撫でたからな、そりゃあベタベタにもなる」

 

「ナンテコトヲスルンデスカ!?」

 

「男が髪が汚れたくらいでなんだ、私なんて精液まみれだ! ちゃんと洗ってもらうからな! あと、口も綺麗にしておかないと……【アストレア・ファミリア(うち)】には鼻の良い獣人がいるからな。バレてどうのということはないが、朝っぱらから面倒なのは避けたい……」

 

「じゃあしなきゃよかったんじゃ……」

 

「ん~~~? 何か仰いましたか~~~?」

 

ずずいっと顔を寄せて笑みを浮かべる輝夜さんの圧はすごかった。そのまま少しふら付く僕を輝夜さんは支えるように、朝一番のシャワーを浴びに行った。匂いを念入りに落としたからか、朝から何やってんだと指摘されることは案の定、なかった。

 

 

後日談。

輝夜さんの「本番行為には至れない」が為にアミッドさんに『解毒薬』を作ってもらうという案は、実際に輝夜さんの体液を素に作り出されはしたものの、色々あって発現することとなるスキルによって気にする必要性がなくなったのだった。

 

 

 

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