「よいしょっ」
僕の頭を抱え上げて、アストレア様が自身の胸に導いてくれた。
上半身裸のアストレア様の胸が目の前にあって、唇に触れる突起―すなわち乳首を、僕は自然と口に含み吸い付く。アストレア様はピクッと身体を反応させたけれど、すぐに慈愛に満ちた眼差しで僕を見つめて「美味しい?」と聞いてくる。
「美味しい、です」
まだほんの少し葡萄酒の甘い味と香りがして、それを味わう。
女神様の胸を吸うなんてこと自体、今までなくって、赤ん坊にしか許されないようなことを今、僕はしていて、何も考えられなくなるくらいには頭がぼぉーっとしてくる。これもきっと、お酒の魔力なのかもしれない。でないと、こんな変態的行為は許されない気がする。
「美味しいのね、良かったわ」
数分前。
僕の前で膝を付いてズボンのベルトを外し、ボタンをはずしてチャックも一番下まで下ろし、今僕は導かれるようにベッドの上で彼女の膝の上に寝かされ、麗しの女神様の大きな胸を吸っている。さっきだって十分味わっていたのに、だ。普段は穢れなんて知らない白の衣に包まれている悩ましい胸も今だけは僕の目の前に曝け出されて、僕が独り占めをしている。世の男神様達が、あのアストレア様が胸を吸わせているなんて知ったら、血の涙を流して発狂しているんじゃないだろうか。
「いっぱい吸っていいから……だからフレイヤに靡かないでね?」
原因解明。
全てはフレイヤ様のせいだった。
ほんと、とんでもない神様だ。
きっと喫茶店での出来事でアストレア様は僕を取られるとでも思ったのかもしれない。だから自分の匂いだとかを染み付けてフレイヤ様が近付かないように……とか、考えているのかも。
「んっ、んっ、んっ…………んんっ」
アストレア様が手を伸ばしてきて、ズボンの上から僕の股間に触れる。
ただそれだけなのに、すごく気持ちよくて、僕は思わず腰を浮かせてしまった。
「苦しそう………ここはすっかり大人ね」
遠慮はいらない。
せっかくの二人きりの時間なのだから、めいいっぱい甘えて良い。
そう目で訴えてきているような気がして、僕は首を縦に振って頷く。
するとアストレア様は一度柔らかく笑みを浮かべると、その手で僕の股間を優しく撫でてきた。
「ん、んんっ、んぅっ……!」
しなやかな指が絡みつくようにして、これだけですごく気持ちがいい。
「
「んん、うっ……ちゅうぅっ!」
「あ、んっ、もう……必死に吸って……」
少し感じたような反応をしながらも、アストレア様は嬉しそう。
お酒が回って、今まで僕としたことないような大人の
ペニスはとっくに硬くなっているし、だからアストレア様はアリーゼさん達が帰ってくる前にすっきりさせておこうと言っていたんだし。これで終わられるのはなんだか嫌だ。
「ア、アストレア、様……」
僕の求めていることを見抜いているのか、アストレア様が少し前屈みになって僕の顔に胸を押し付けてくる。僕は、硬くなった乳首に吸い付いて、飴を舐めるように舌を絡みつかせた。
「んんっ、そんな舐め方をして……どこで覚えてきたのかしら」
「覚えてきて、ないです」
「マリューや輝夜達と、こういうことはしていないの?」
確かに【ファミリア】の中でアストレア様を除けば、マリューさんがダントツでその次に輝夜さん、リャーナさんと胸の大きいスリートップがいるけれど。少なくとも、今まさに女神様にしてもらっているようなことをされたことはない。だからきっと、本能的に口が動いているに違いない。
「そう……。おちんちんがこうなっているのも、本能的なものよね」
そう言いながら、アストレア様がまた股間を撫でてくる。
柔らかくて優しい手付きだからこそ、もどかしさは募っていく。
「んんんっ……!」
「本当に苦しそうね」
「意地悪、しないでくださぃ」
「ふふ、ごめんなさい。貴方の反応が可愛くって……つい。でも、さすがにずっとやっていると苦しいわよね」
「ん、うっ……なんていうか、スッキリどころか、もやもやです」
モヤモヤ。
どうしても耐えられないってほどじゃないけれど、このままだとアストレア様が「はい終わり」と終了を宣言されたら、きっと僕はスッキリできない。モヤモヤが溜まるだけだ。アストレア様ほどじゃないにせよお酒で身体は火照っていて、アストレア様が欲しいって思っているのにこれじゃあ治まるものも治まらない。なんというか、女神様にこんなことを言うのはすごく恥ずかしいけれど……直接刺激してほしいと、思い始めている僕がいる。
「ん、ちゅっ、ちゅぶっ」
「あ、んっ……乳首を刺激して……仕返しのつもりなのかしら?」
私だって、とっても恥ずかしいのよ? そう言う女神様の顔は薄暗くてわかりにくいけれど、きっと茹蛸のように真っ赤になっているのかもしれない。葡萄酒を沢山飲んで、身体は火照っているし、胸から伝わる鼓動はとても速い。僕の股間を撫でる手は緊張なのか乳首からくる刺激からなのかはわからないけれど、震えているようにも思えた。
僕は「してあげる」から一向に進まない行為に、アストレア様の乳首を舐めながら正直に気持ちを伝えた。甘えていいなら……いいよね。
「アストレア様、して、ほしいです……」
「……そう、ね。本当にこれ以上はかわいそうね」
それじゃあ、出しちゃうわね。そう言って、アストレア様がズボンの中に手を差し込んでくる。
そして、彼女の手が、僕のペニスを引っ張り出した。
「っっ!」
竿の部分を強く握って、すぐに上下に擦ってくれる。
「ん、ううっ……」
ずっとズボンの上から撫でられているだけだった分、気持ちよく感じる。ペニスは僕自身経験がないくらい膨れていて、先端が真っ赤に膨らんでいるのが見えた。
「おちんちん、すごいわね。こんなになって……昔とは全然……こっちも、成長しているのね」
「アストレア様の……手……気持ちいい……」
「痛くはない? 優しくしているつもりだけれど、とてもデリケートな部分だし……私は美の女神と違って経験豊富でもないから」
「き、聞きたくないです……アストレア様は、僕のアストレア様で、だから、その……」
「ふふ、そういうヤキモチ焼きなところも私は好きよ」
アストレア様は、満足そうに笑みを浮かべて僕のペニスをしごいてくれた。
「んっ、んぅっ……くっ……」
「すごいわね。ベル、こんなになったこと……ないわよね、だとしたらそれくらい私で発情してくれているということよね……」
赤ん坊のように胸を吸って、それでさらにガチガチにして、それを好いてやまない女神様の手で擦ってもらう。
「あっ、先っぽからぬるぬるしたのが出てきたわ」
「んんっ、ちゅぱっ……ちゅぷっ……」
アストレア様の手から快感を与えられながら、僕は乳首を吸い続けた。
「こうやって……貴方のおちんちんから出たエッチなお汁……カウパーと言うのだけれど、それを塗ってあげる。先っぽの……亀頭のほうまでたっぷりと……そしたら、もっと気持ちよくなれるわ。特にこの辺りは敏感だから、こうやって擦られるととても感じるでしょう?」
「んうっ、あっ……!」
まだ知らない事の方が多い僕に教えるようにしながら、敏感な先端を集中的に刺激してくる。
「ああ、今にも出ちゃいそう」
口元に微笑を浮かべながら、アストレア様がペニスをしごき続ける。
亀頭に指を絡めたりして、竿に与えられるのとは違う刺激を送り込んでくれる。
「んあっ……!」
「あらあら、女の子みたいな声」
「く、はぁっ……だって、刺激、強くて……」
「そうよね、貴方のおちんちんから出たお汁、こんなに亀頭に絡めているのだから……ぬるぬるした先っぽを……こうやって、シコシコされるの、気持ちいいでしょう?」
「ん、ああっ……!」
アストレア様の手が、竿の部分から亀頭まで、何度も丁寧に往復して少しずつスピードを上げてくる。
「くっ、ぁ、それ、気持ちいい……!」
「カリに引っかかるのがいいの?」
「う、ん……きも、ち、いっ……! ん、んんっ、ちゅっ……!」
ペニスからの快楽に喘ぎながら、僕は必死にアストレア様の胸に吸い付いた。顔の下半分に柔らかい感触が張り付いて、頭の中が蕩けていく。
もっと感じていたい、もっとこの心地良さを味わっていたい。ぬるぬるになったアストレア様の手の感触を覚えながら、僕の身体は初めて射精したときと同じ瞬間へと近づいていた。
「んっ、んっ、んんっ……!」
「すごいわね……こんなに血管が浮き出て、おちんちんビンビンになっちゃって……イっちゃいそうなのかしら? 大好きな女神様の手でおちんちん触ってもらって、初めてお風呂で出しちゃったみたいに白いおしっこをびゅーびゅーって出しちゃうのかしら?」
「んんんぅっ……!」
全身が震えた。
気持ちよくてたまらない。
女神様の手の動きはすごく気持ちよくて、そのまま『気持ちいい』の先に行ってしまいそう。
「お口でしたら、ベル、どうなっちゃうのかしら」
「く、くち……!?」
輝夜さんが読んでいた本の中にそういうのがあったような……なんだっけ、イ、イマ……? イラマ……? でも、もしアストレア様の口の中に僕のが入ったら……きっと立てなくなる。そんな気がする。
「ちゅっ……んっ……」
「少しずつ、大人の遊び……イケナイコト、しましょうね」
「…………ん」
アストレア様の手が動くたびに、まるで電気みたいに心地よい感覚が走り抜けてくる。下腹部の奥から何かが込み上げてくるような感じがして、尿意とはまた違うけれど、それを必死に押しとどめていた。
「我慢しなくていいのよ?」
「んっ……でも……」
「無理をしたら体に良くないわ」
「んくっ!?」
アストレア様の手の動きが変わる。
ペニスを握り締める力が強くなって、カリ首から亀頭までの間を集中的に責めてきた。特にそこは敏感で、僕は思わず腰を跳ねさせてしまう。
「本当に気持ちよさそう……」
手首をひねるような感じでペニスの先端を擦られて、喘ぎ声を出させられる。
「イキそう? 溜まっている真っ白なおしっこ、出せそう?」
「ん、んぅっ、んんんんっ……!」
アストレア様の手が、滑らかな動きでペニスを責め立ててくる。
だんだんペニス全体が痺れたような感じになってきて、我慢するのも難しくなってきた。
「ほら、イっていいのよ。我慢しないで。今日で終わりじゃなくって、またこうやって……今日とは違う気持ちいいこと、してあげるから」
「ん、くぅぅっ……ううっ……! ちゅ、うぅぅっ…………!」
「んんっ、そんなに一生懸命になって……もう……好きなだけ、吸って頂戴。そうやって胸を吸いながら、おちんちんを気持ちよくしてあげるから」
「ん、ん、んっ……!」
アストレア様が、亀頭に指を絡めてくる。
握り締めたり、摘まんだり、絞ってきたり。
そのどれもが強烈な快感を孕んでいて、そんな刺激にまだ不慣れな僕は自然と腰を浮かせてしまっていた。
「んんんっ!」
「ぐちゅぐちゅ音がして、すごくいやらしい」
微笑みを浮かべながらも、アストレア様がどこかうっとりとした表情を浮かべる。更にはラストスパートをかけるように手の動きは速くなる。
「ん、くっ、ん、んんんぅっ!」
「ああ、こんなに震えて……いいわベル、出して、イっちゃって? おちんちんから、びゅーびゅーって出してスッキリしましょう?」
「んあっ、あ、あっ……!」
「ほら、出して、ちゃんとシコシコしてあげるから……びゅーっておちんちんから新鮮な精液を絞り出してあげるから……」
「うあっ……!!」
ビュルルルルッ!
根元からぐぐっと絞られて。
僕はついに射精してしまった。
「あ……すごい勢い……こんなにたくさん……よかったあちゃんと射精できて。根元から搾ったら、もっと出る……?」
「うあ、待って、アストレアッ、様ッ!?」
「出てる出てる……おしっこみたいに、びゅーびゅーって」
勢いよく真上に飛ぶほどに、真っ白な体液が噴出している。
アストレア様は手を動かしながら、僕が出しているのを見て驚いたような表情を浮かべて部屋が汚れないように手の平で受け止めている。
「ああ、こんなにいっぱい……手がベトベトになっちゃったわ」
頭が真っ白になって、目がチカチカしているようで、胸を吸うこともできそうになくてアストレア様の声が遠い。愛しの女神様は手が僕の体液で汚れていくのも気にせず、出し終わるまで受け止めてくれていた。射精が終えるのと同時に、手足から力が抜けていく。
「あ、あらあら……刺激が強すぎたかしら? やっぱりベルにはまだ早かった……? でも、ちゃんと勃起するのだし問題はないはず……」
まさに精根尽き果てたような感じで身体を動かす気力も残っていない僕を見下ろすアストレア様は少し心配そうに何かを呟いていた。
「でもこれだけ出してくれたということは、それだけ気持ちよかったということよね」
「…………は、い」
精液塗れの手を見つめる僕の視線に気が付いたのかアストレア様は、こんなに出たわと言わんばかりに手の平を見せつけてくる。
「どうだった? 今のが絶頂。今のが、射精」
「…………頭がおかしくなるくらい気持ち、よかったです」
アストレア様は? そう問い返すとアストレア様は考えるそぶりをして、指先についている僕の精液を舌でチロリ、と舐めた。濡れた唇が、とにかく色っぽくて、柔らかそうで、思わず生唾を飲み込んで喉を鳴らす。
「そうねえ……ベルが私のものになってみたいで、ドキドキするわ」
誰も知らない女神様のいやらしく頬を染めた顔。
女神の手を精液で汚す……そんな罪悪感が時間差で押し寄せてくるけれど、それもすぐに薄れていき禁断の味を知ってしまったような妙な感覚を覚えた。そんな、悶々とする僕を他所にアストレア様は手を拭うと微笑んで僕の頭を抱えていたほうの手で頭を撫でてくれた。
「落ち着くまで、こうして頭を撫でてあげる。 だから……好きなだけ甘えていいわ」
それで落ち着いたら、一緒にお風呂に入りましょう。
僕は上半身裸の女神様に膝枕をされて、悩ましい大きな胸を真下から眺めては前屈みになるたびに押し付けられるなんてことを繰り返しているうちに、5分かあるいは10分と時間が経過していて二人で仲良く浴場へと向かうのだった。
夕暮れ時。
まだ静かな本拠の浴室に二人の影。
湯気があがり、わしゃわしゃと髪を洗う音と二人の声が静かに響く。
「アストレア様?」
「どうしたの?」
本拠にはまだ、誰も帰ってきていない。
買物でもしているのかな?
いつもなら暗くなるころには玄関を吹っ飛ばす勢いでアリーゼさんが「たっだいまベル! 良い子にお留守番してた!?」と今日一日の疲れもなかったかのようなことを言って帰って来るのに。その後は決まって「じゃ、疲れたお姉ちゃんの背中でも流してもらいましょうか!」と背中を押して強引に……。でも残念アリーゼさん。僕はもう、すでに、入浴中なのです。
「どうして……僕の前に座ってるんです?」
そんなことよりも、僕はすこし困惑している。
温かいシャワーで頭から湯を浴びて、今はアストレア様が僕の髪を洗ってくれている。けれど、どういうわけか彼女は僕の前に……そう、向き合うような形で座っているのだ。
「だって、今までは僕の後ろに座ってたし」
後ろから頭を洗ってもらって、背中を流してもらう。
お義母さんがいた時から、そうだったし。
でも昔はこんなにドキドキしなかったし……。
「ふふ、耳が赤い」
楽しそうな声音のアストレア様。
俯き気味の僕の髪を、しなやかな指で優しく揉み洗ってくれる。
産まれたままの姿のアストレア様。
少し目線を上に上げれば目の前には真っ白な泡が乗った悩ましく大きな胸が彼女の腕の動きに合わせてゆさゆさと揺れている。
「痒いところはない?」
「…………は、い」
くすぐったいような心地良さ。
頭の上で動く指の動きに目を細めてしまう。お義母さんの指もこんな感じだったかなあ……。叶うならまたお義母さんに頭を撫でてもらえたらなあ……無理だけど。
「うぅ……ん」
「……本当に気持ちよさそうね」
「これが、『がんぷく』っていうんでしょうか? 輝夜さんの本に書いてました」
「あまり、変なことを覚えてこないでね?」
「でも、どうしてアストレア様は僕の前に座っているんですか?」
「前から洗ってみたことがないからだけれど? はい、頭は終わり」
「え」
「ずっと頭を洗ってどうするの?」
「ん」
「私も洗ってもらいたいのだけれど」
「……」
髪を洗うのを終え、女神様の細指がつつーっと首に移動してくすぐるように洗ってくる。喉、顎の下、うなじ、耳の後ろ。それが終わると今度は右腕を摩るように、あるいは揉むように。右腕の次は左腕。そして、彼女の手は両の脇に……脇?
「こしょこしょこしょっ」
「ア、アハハッ、ハハハハハッ、アス、アストレア様っ、それ、駄目ですっ!?」
わざとくずぐってきたアストレア様。
思わず脇を閉じたけれど、女神様の手はそのまま僕の脇に触れたまま。僕の笑い声が浴室に響き渡って、そんな僕を可愛い子供に向けるような目でアストレア様は笑みを浮かべて悪戯が成功したようにクスクスと笑っていた。
「ちゃんと洗っておかないとね……こしょこしょこしょ」
「はははははッ、ひぃっ、ひゃっ、も、もう大丈夫ですから!?」
ふふふ、と口元に手を当てて笑うアストレア様に僕は瞳に涙を滲ませて抗議の目を向けた。けれどそんな僕を彼女は頭を撫でて謝るだけに終わらせた。なんだろう、この子ども扱いされている感は。別にいいんですけど。
「……あら?」
僕は目の前で揺れるアストレア様の胸に手を伸ばし、下から支えるように鷲掴んだ。身体に垂れた泡で清めるように、揉むように塗りたくる。女神の胸部は弾力のある手応えが返ってくる。手の平に収まりきらない大きな胸で弾力があってふわふわとして確かな重量感を感じながら、丁寧に丁寧に洗う。圧倒的な存在感と重量感。重みを感じながらゆっくり押し込むと、自らの存在を激しく主張するかのように僕の手に弾力を返してきた。
「ベル、洗い終わったから頭をお願いしても?」
「…………」
「ベル?」
「…………」
もみゅもみゅ、と手に収まりきらない胸を揉むように洗って、胸の付け根も洗って、口いっぱいに含んで舐めていた乳首も捏ねるように洗う。時々アストレア様の身体がピクッと強張って、くぐもったような声が聞こえて、夢中になって洗い込む。すると、急に左右の頬に手が添えられて顔を上に上げられたかと思うと柔らかく、甘い感触に襲われた。
「んぅっ……!」
「んちゅ……んぅっ」
アストレア様の唇が僕の唇と密着していた。
目を見開いて固まっている僕に構わず、彼女の舌が僕の中に入り込んできた。
歯を舐めまわし、舌を絡ませて舌を吸われて、ようやく唇が離れると互いの舌どうしからは透明の橋が出来ていて、たらりと落ちて女神様の胸に落ちた。
「私の髪を洗って欲しいのだけれど?」
「は、い……」
「トロンとした目をして……もう」
仕方のない子、そう言ってアストレア様はぺちんっと僕の額にデコピンを喰らわせた。
痛くはないけれど、おでこを抑えて僕はアストレア様の背後に回って洗い始める。全身を泡まみれにして、手を頭に。泡をゆがくようにわさわさとかき混ぜて、丁寧にもみ洗う。髪から泡が垂れて、アストレア様が目を閉じた。僕はそのまま、アストレア様にされたように首から腕、背中、脇、胸お腹へと順々に下へ下へと手を動かして洗いの腰がないように細かいところまで擦り洗った。
「んん………あっ」
「………?」
足に手を伸ばす際、股の間を洗った時。
アストレア様は胸を触っている時のような声をあげて身体を震わせた。指には何か、ぬるっとしたような感触があった。
「ベル」
「はい?」
「その、あそこを撫でなくていいから……指、入っちゃう」
「………ぬるっとしてます」
「そこは……んっ、また今度」
「は、はぁ」
「それより、そろそろ流してもらっていい?」
「あ、はい」
全身くまなく洗って、頭の天辺からゆっくりとお湯をかけて泡を落した。全身についた泡を流す。それが終わるとアストレア様が僕からシャワーを受け取って僕の身体にお湯をかけて洗い落としてくれた。
拾い湯船で、僕とアストレア様は密着して座っている。
隣り合って座るのではなく、股を開いて座る女神様のそのスペースに収まる形で僕が座って後ろから抱きしめられている。
「ん……また硬くなっているわ」
「な、なんで触るんですかっ!?」
後ろから密着してくるアストレア様。
僕の背中には、彼女の大きな胸が押し付けられていて、柔らかい感触が感じられる。そんな後ろから抱き着いているアストレア様は再び勃起してしまっている僕のペニスを優しく撫でていた。
「なんでと言われれば……そうね、他所の女神相手に浮気されないようにかしら?」
「だ、大丈夫ですからっ!」
「触られるのは、嫌?」
「嫌じゃ……ない、ですけど。いいんですか?」
「……いいのよ」
アストレア様はぐっと腕に力を入れて僕を抱き寄せきて、僕は肌を濡らすお湯の心地よさと背中に当たる柔らかくて、けれどどこか硬い部分にくすぐったさを感じて耳に当たる吐息で脱力して身を任せることにした。
「こういうのって、男の僕が後ろから抱きしめるものじゃないんですか?」
「いいのよ、私がそうしたいのだから」
「そういうもの、なんでしょうか」
「そういうものよ」
アストレア様の顔が、僕の首元に寄って来る。
「…………はー、あ」
「んっ………くすぐった……ひぁあっ!?」
かぷり。
アストレア様が僕の首筋に噛みついてきた。痛みと快感のバランスが絶妙な甘噛みで、それはやがてはむはむと吸い付き始めた。くすぐったくもあり、心地よくもある不思議で『未知』の感覚。
「な、なな、なに、をっ!?」
「ふふ……ベルは私のだっていう証をつけているの。 フレイヤが手を出してこないように……これは……んぅ、言うなればそう、そのための
今日のアストレア様はやっぱりおかしい。
フレイヤ様の絡まれ、お酒をたくさん飲んで、普段しないようなことをして。神様達の言う『変なスイッチ』が入ってしまったのかな。されるがままにアストレア様に首筋を吸い付かれていると、首筋から艶美な透明な糸を垂らしながら唇を離し、出来上がった痕を満足そうに眺めた。
「ふぅ……これで完璧ね。 フレイヤも手を出せず地団駄を踏んで終わるに違いないわ」
勝った、第三部完!! とでも言いたげに誇らしげな笑みを浮かべ、自分でつけた痕を愛おしそうにぺろりと舐めるアストレア様。そんな風にされたら僕だって、変な気分になってしまうのは仕方ないよね。身体を回して向き合う形に。
「んぅ……ベルぅ?」
下から掬い上げるように持ち上げた胸に舌を這わせるとアストレア様は身体をくねらせて、上目で確認すると頬が赤くなっているのがわかる。僕はそのまま、先端を口に含んで吸い付いてみる。背中に当たっていた硬くなった乳首が口内で唾液にまみれていく。
「んっ……んくううっ……ぁ……ふぅ……ふああぁっ……あああっ」
ボディーソープの香りで、すっかり葡萄酒の香りは消えて本来の女神様の味が口内に広がっていく。
「ひゃんっ! んっ、んんんん~~~っ……はぁっ、あああっ……あくうっ」
歯の間に乳首を挟んだ時、一段と大きな反応が見えた。
身体をビクビクと震わせて息を荒くする彼女の甘い喘ぎ声が聞きたくて、胸を揉み、乳首に吸い付く。
「そんなに……んんっ、吸っても、出ないの……よ?」
構わず僕は彼女の乳首に思いっきり吸い付き、揉んでいる手も強めに握り込んだ。
「ちゅうううっ……じゅる、ちゅっ……ちゅぱっ」
「ふぅんっ……んん……くっ、はぁあ……う……そんな……引っ張ったら……」
「ちゅっ、ちゅうう………っ、ちゅぱ、ちゅうう……っ」
「ん、いっ……ぁ……ふぅっ……く……んくぅうう、あ、ああああっ」
夢中になって左右の胸が変形するくらい、強烈な刺激を与える。さすがにアストレア様も苦しそうな声を漏らしたけれど、僕はされるがままだった分、もっと女神様が欲しくて、勃起した乳首を吸いながら引っ張り、口の中でコリコリと軽く噛んだ。
「はぁ、ああっ……あっ……いっ、んううう……ふぁっ、ああああっ!」
このアストレア様の声を、誰からも慕われている彼女の声。
そんな彼女の喘ぎ声を僕だけが独り占めしている。
夢中で胸を吸いながら、喘ぐ女神様はペニスをぎゅっと握りしめていて、それがまた気持ちがいい。乳首になすりつけた唾液を舐め取りながら、口から引っこ抜けるくらいまで吸い続けて引っ張る。
「ん、じゅっ……じゅるるるるっ……ちゅううう………っ、ちゅぽんっ!」
「ひゃううううっ! はぁ……はぁ……はぁ……」
「れろ、れろ……ぴちゃ……」
さすがに痛かっただろうか。荒い息を吐いて身体を震わせる女神様を上目遣いに見つめながら、強い刺激を与え続けた乳首を、動物が傷を舐めるような感覚で優しく癒すよう舌で舐める。
「ちゅぱ……ぴちゅ……はぁ……」
「ん……ふぅ……ふぅ……少し痛かったけれど……ゾクゾクして、嫌ではなかったし……身体、また熱くなっちゃった……」
吸い付きすぎたせいか、赤くなっている胸を撫でるアストレア様は苦笑気味に「味を覚えちゃったかしら」と僕の頬を撫でてきて、頬に唇を落してきた。僕も息を荒くして本能の赴くままに首筋に鼻先を当てながら匂いを堪能しつつ、舌を出して瑞々しい肌に張り付く水滴を舐め取りながら彼女にされたようにマーキングする場所を探す。
「んぅ……胸が吸いたかったわけではない、のぉ……?」
両手でしっかりと胸を掴んだまま、僕の舌はアストレア様の鎖骨付近に到達。
『デコルテ』と呼ばれる首から胸元を表す場所に
「はぅ……ベル、くすぐったい」
口付けして、舌で鎖骨周辺をゆっくり丁寧に舐めまわす。
アストレア様の身体が胸を吸っていた時のようにぷるぷると小刻みに震え、首筋から鎖骨にかけて紅葉が広がっていく。声を我慢してけれど抑えきれずに漏れる声は艶めかしい。でも、まだ終わりじゃない。アストレア様が僕を「わたしのもの」と言ったように僕もアストレア様は僕のだと証を残すには、舐めるだけではダメで、同じように、けれど痛い思いをさせないように力強く吸い上げた。
「んぅ……ベル……」
蕩けるような甘い声で僕の名前を呼びながら、僕の頭を両手でぎゅうっと抱えこむアストレア様。それに応えるように僕は思い切り鎖骨を吸い上げた。声にならない喘ぎ声が彼女の口から漏れるのと同時に僕は口を離した。そこには見事に真っ赤な痕が付いていた。
「はぁ、はぁ……ベルにマーキング、されちゃった……」
吸い付いていた場所を愛おしそうに触りながらうっとりとした淫らな表情を浮かべるアストレア様。その顔に僕はドキッとして唾を飲み込んだ。
「ふぅ……ベルも顔、真っ赤よ? 胸に甘えてきたかと思ったら、こんなことをして……イケナイ子」
「あ、あの、アストレア様」
「なあに?」
両手で胸を触りながら、下半身で疼く不慣れな感覚を僕は自然と彼女の下腹部に押し当てていた。そして、また神室でしてもらったようなことをしてほしいとねだる。アストレア様は目を丸くして、けれど僕に求められたことが嬉しかったのか、「入れちゃ駄目よ」と言ってペニスを優しく撫でた。
「ベル、お湯から出て頂戴」
「……はい」
二人でお湯から出ると、アストレア様は僕の足元にしゃがみ込む。
そしてさっきまで僕がいじっていた胸で勃起したペニスをそっと挟み込んできた。
「んっ……熱い……部屋でしてあげたときより……ひょっとしてさっきより興奮しているのかしら」
「アストレア様、何を……?」
「ええっと……胸で挟んでいるのよ。俗に『パイズリ』と言うわ。胸が大きい女性にしかできなくって、男性はとても喜ぶらしいの」
「輝夜さんの読んでる本に書いてあったやつ……」
「…………あの子はいったい何を読んでいるのかしら」
読むなとは言わないけれど、せめてベルのいないところで!と呟くアストレア様。輝夜さん曰く、胸で挟む『パイズリ』という行為は胸の小さい女性がするのも男はグッとくるものがあるらいし。なんでも「必死に胸を寄せているのが良い」んだとか。それを確か、リューさんとアリーゼさんに教えてあげてて、顔を真っ赤にさせていたっけ。
「これ、気持ちいい、です」
さっきまで散々触っていた、むにゅっとした感触。
それだけでも、勃起したペニスはぴくぴく反応してしまう。アストレア様はそのまま、ぎゅっ……と、両手を使ってますます圧迫してくる。柔らかい肌が生む感触に、少し膝が震える。
「……しっかりと気持ちよさそうな顔をして……ふふ、そういう顔を見れて私は女として、とても嬉しい。今度は、手じゃなくて胸で射精させてあげるわ……」
両手で挟み込んだまま、アストレア様はそっと身体を揺らす。
たいして擦れていないのに、手とは違う強烈な刺激がやってきて、アストレア様は「こんな感じかしら?」と僕の反応を窺いながら身体を前後に揺らし始める。竿のところに吸い付いてくるような感触……同時に柔らかい肌がカリ裏をやさしく撫でてくる。
「……ふふ、うっとりした顔」
「だって、こんなの知らない……こんな気持ちいいの……」
「ん……そうね……おちんちんも、少し動いただけでひくついて……こういったことなんて碌にしていなかったから、余計かしら?」
どこか楽しそうに言いながら、アストレア様はさらに胸で扱いてくる。
もっと胸を寄せて、圧を強めてきて。
その気持ちよさで、腰の震えが我慢できない。
「んっ……ふふ、また、ぶるぶるって……んぅ……」
「……アストレア様も、気持ちよさそうな声……」
「ぁ、ぅ……ちょっと、だけ……んぅっ……まだ余韻が残っているせいかこうして擦っていると不思議と……ベルのせいで、敏感になっちゃったのね」
一定のペースで優しく扱かれて、尿道の甘い痺れは確実に大きくなっていく。
「出したくなったら、遠慮しなくていいのよ……そのためにこういうことをしているのだから」
他の眷族が帰ってくるかもしれない、お風呂に入りに来るかもしれないというリスクを覚えていたからか、まるで射精を急かすように、パイズリのペースが少しだけ上がる。
「はぁ、はぁ……ん、ふ……先っぽから出てきた……おちんちん、震えも大きくなってきて……我慢しているのが丸わかり」
先走りを垂れ流すペニスを、アストレア様の胸はさらに圧迫してくる。潤滑剤代わりが追加されたからか、パイズリの勢いは、もっと強くなる。アストレア様も敏感になった胸でパイズリをして感じているせいか、熱っぽい吐息が吐き出されて、それが亀頭に触れてくる。気づけばアストレア様の腰が、もぞもぞと小さく動いている。
「ん、ふ……あふ……汁……止まらないわ……ベルの匂いがみんなにバレちゃいそうなくらい染み付いちゃうかもしれないわ」
「アストレア様……」
「お互い愛し合っているのだから、決して悪いことではないわ……だから気にしないで、ベル?」
「は、い……あの、アストレア様の腰、動いてて」
「ん……私も女だから、こういった普段しないことをすれば発情くらいするわ……疼いているの」
「アストレア様、すごくエッチです……」
「……エッチな女神は、嫌い?」
「ううん、大好き……です」
「そう……私も貴方のこと、好きよ」
胸をぎゅっと寄せて、上下させて……ぬめった胸での摩擦に、ますます快感が引き上げられる。ぞわぞわとせり上がって来る手でしてもらった時と似たような限界の気配。アストレア様の言っていた絶頂の気配。それに合わせるようにパイズリの速度も上がった。
「いっぱい気持ちよくしてあげるから……一人でしちゃ、駄目よ?」
「う、ぁ……」
一人でこんなに気持ちよくなれるなんて到底思えない。
アストレア様なしじゃ……きっと無理だ。たぶん、アストレア様が手でしてくれたことを自分の手で再現したって物足りなくなってしまうに違いない。
「ここはお風呂なのだから……遠慮しないで、出していいから……っ。このまま、胸の中で、好きなだけ、たくさん射精して……!」
「は、い……出します……! アストレア様の胸の中で……っ!」
射精を促すように、ぎゅうぅぅぅっ……と両胸を寄せてくる。
「ああ、それっ……! 本当に、僕っ、もう……っ!」
「ああっ……! あんっ……ふぁっ……! 出して、思いっきり、このまま、射精……っ!」
「っ……う、あぁ……! アストレア様……!」
ガクガク震える腰を、グッと突き出す。
その瞬間、柔らかい胸に包まれながら僕は再び絶頂を迎えた。
ビュルル、ビュルルルルッ!
「ああっ、あっあっ……! んぅぅぅ……! また、いっぱい……んふぁぁぁっ」
びちゃびちゃと飛び散る精液を浴びて身体を震わせながら、アストレア様はぎゅっと両胸を寄せてくる。イッている今は強すぎる胸の圧。射精の快感が増して、余計に震えてしまう。
「んぅっ、ふぁっ、ああぁっ……! べたべたっ……ベルのがいっぱい……! 私、大切な子の精液、浴びちゃってる……」
冷静になっていく頭で、やってしまったと言いたげなアストレア様。それでも僕の射精が終わるまでしっかりと挟んだままでいてくれている。アストレア様も感じてしまっているせいで、小さな痙攣が僕にも伝わってきて、それがますます射精の快感を強くして……絶頂の気持ちよさを共有するみたいに震えて。
そのうちに、射精の勢いは弱まっていった。
「んっ、くっ……はぁっ……はぁっ……匂いでバレちゃうかもだからってお風呂ではしないって言ったのに、しちゃったわね」
「は……い……イケナイコト、しちゃいました」
美しい胡桃色の長髪から、顔、そして胸は僕から放たれた精液で汚れてしまっている。それに加えてアストレア様の瞳は熱を帯びて、吐き出される吐息は熱を孕んでいるようで、トロンとしたような顔をする女神のその汚れた相貌に僕はまたゴクリと生唾を飲み込んだ。
「「くしゅっ」」
もっと密着していたい。
けれど、射精したあとだからか、あるいはお湯から出たせいか、身体が少し冷えてきた。二人してくしゃみをして、見つめ合ってクスクスと笑い合う。
「アストレア様、身体……洗います」
「そう、ね……べたべただし……そのあともう一回お風呂に浸かってから上がりましょうか」
「はい。……でも、その……」
「? どうしたの?」
「……今度は僕が、アストレア様を後ろから抱きしめてみたいです」
遠慮がちな僕の、おねだり。
それにアストレア様は胸を抑えて「きゅんっ」とわざと口にする。
僕達はもう一度一緒にシャワーを浴びて、僕はアストレア様の身体を隅々まで洗ってから、しっかりと密着してお風呂に浸かった。お湯の中でアストレア様を抱きしめながら、振り返った女神様と唇を重ねて、微睡むように幸せな気持ちを味わうのだった。