色々思った事があり、書く事にしました。
あとがきを書くのは、このサイトでは最初です。
今回は、連載を終えるにあたり思った事を書きます。
1 僕が小説を書く理由
僕が小説を書く理由、それは僕が同人作家だからではありません。絵が描けないからです。
これは毎日新聞に投稿した事でもありますが、毎日新聞に掲載された内容は要約された物ですので、より正確に記載します。僕は小学生の頃から絵を描く事は苦手でした。3・4年生の時には、担任の女教師に酷い扱いを受けていました。
特に、参観日に、「一人ずつ教壇に立って絵を見せなさい。そして皆の描いた作品の良い所を褒めあいなさい」と担任が言ったにもかかわらず、保護者の見ている前で「下手」「似てない」「失礼」等と散々野次られましたが、担任は見て見ないふりをして全く制止しません。止めたのは仲の良かった男子でした。
その事がきっかけで、僕は人物画は全く描けなくなりました。
もう1つ描けないのが、風景画です。
ある日、風景画を描いていた時、その担任は人の絵を取り上げ、隣のクラスの担任と一緒になっていじめる、という卑劣な事をしました。
その事がきっかけで、風景画も全く描けなくなりました。
図画・工作/美術の授業は、中学校迄は苦痛でしかなく、高校からなくなったので、天国でした。
一方で、自分が考えた事を文章にする、というのは苦痛ではありません。小説に限らず、コラムもです。但し読書感想文は嫌いで否定しますが。
それ故か、今では小説を書く事が多いです。
2 原作が一般向けの作品で18禁を書く事の難しさ
原作が一般向けの作品で一般向けの内容を書く事は、容易い事だと思います。
第2に、原作が18禁で一般向けの内容を書く事、これも割に容易い事だと思います。原作の世界観を基に性描写を削除するのですから。但し、原作ファンからのリアクションは反感が多くなるきらいはあるでしょう。
第3に、原作が18禁で18禁を書く事ですが、これも容易い事です。
但し、世界観は大切にしなければなりません。やりたい放題やるのは好みではありません。
自分が書いた『真歩子-下級生 Reverse』シリーズは、主人公の二面性もテーマでしたので、原作を尊重する一方で、かなりハードな事も書きました。但し、僕はSM、レイプ、NTR、3Pというのは、キャラクターや原作によってはNGです。
で、最後。一般向けの作品で18禁の内容です。
今回の『天気の子-そして、それから』は、まさしくこれです。
今迄書いた小説の中で、原作が一般向けは初めてでした。
正直、一般向けの原作で18禁作品を書くのは難しいです。
元の作品の世界観を壊さないで、18禁を書く、更にエッチシーンはワンパターンにならない、これはかなりの想像力や創造力が必要でした。
3 年表を作る事について
僕は小説を書くに際し、年表を作る事が多いです。
『真歩子-下級生 Reverse』シリーズは、1年間ないし2年間の物語でしたので、年表は作りませんでした。
一方で、この作品では年表を作りました。
『ガンダムSEED』のIF小説を書いた際もそうですが、複数の年にまたがる作品を書く場合は、年表を作り、何年にどんな事が起こったか、それをノートに書き、ノートを見ながら小説を書いています。
又、史実が絡む場合や実際の施設が登場する場合も然りです。『ガンダムSEED』のIF小説の場合は、「香港の返還」と「フランス革命」という二つの出来事を絡めたエピソードを書いた為、齟齬が生じない様にする為に年表を作りました。
4 恋愛と性
「『恋愛と性』、切り離す事が出来ますか?」という質問をされた場合、僕はこう答えます。
「年齢にもよるが、切り離して考える事は出来無い」、と。
この作品、アニメ本編で、帆高と陽菜が再会して後に結ばれた、と考えるのは自然な事ではあります。よって、この小説では何度かセックスシーンは書きました。但し、一人エッチを含め、セックスシーンのあるエピソードを6回にしたのは、あまりに多く連載すると、ワンパターンになるのではと考えたからです。
よって、プロローグの一人エッチを除いて、帆高と陽菜の最初のセックスシーンは、陽菜のロストバージンを描きました。更に、映画本編のラブホテルのシーンをリンクさせる事にしました。
尚、男性器や女性器を意味する三文字(「あそこ」は除く)や四文字、五文字を帆高や陽菜に言わせていませんが、これは『天気の子』の世界観に合わない、この小説はエロゲー原作の小説とは異なる、という理由からです。
5 自分の経験を活用した事
まず、ビルと高校の警備員、これは僕が施設警備員だった事を活用しました。但し、主にスーパーの警備がメインで、工事現場は数えるだけでした。
次に、帆高のアルバイト先のホームセンターと、陽菜のアルバイト先の書店について。これも、僕の経験をモチーフにしています。ホームセンターは大学生の時に、書店は卒業後に働いていました。
第3に、お吸い物を利用した雑煮や煮麺は、高校の頃に食べていました。
6 『天気の子-そして、それから』のこの先
この先、続編等を書くかどうかは全く未定です。但し、プロローグ、インターミッション、エピローグを独立させ、完全な一般向けにする事はあるかもしれません。
又、ありきたりではありますが、「大丈夫だと言っていた陽菜が実は危険日で妊娠した」「その事実を告げられた帆高の決断は」「大学の休みを利用して神津島に向かい、母親になった陽菜に会う」、という作品は考えてみた事はあります。
後、帆高と陽菜のセックスシーンで描いていない事もありますが、ワンパターンになるのを避ける必要性があるので、難しいところではあります。ただ、アンソロジー的な作品で発表するかもしれません。
最後になりますが、読んで下さいました皆様、評価して下さいました皆様、感想を下さいました皆様、本当にありがとうございました。
末筆ですが、『天気の子』という素晴らしい作品を世に出して下さいました、新海誠監督とスタッフの皆様に感謝して、筆を置く事に致します。
最後まで読んで下さいました皆様、本当にありがとうございました。