※この作品はR-18です。

異世界召喚されたユウキのスキルを知った女性達は今日も彼を愛する   作:昆布 海胆

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第15話 国家会議の夜、そしてローザの気付き

「ふぅ・・・」

「アリア姫、お疲れ様でした」

 

ここは国家会議が行なわれている建物、用意された自室でアリア姫は大きな溜め息を一つ吐く・・・

この世界は大きく分けて東西南北の国に分かれる。

北のポルトガレ、東のアリアハノ、南のオースト、西のデーモン、そして中央のダーマンである。

名の通り西のデーモンが魔物が多く生息する地域で、バラモヌが復活した地であった。

既にバラモヌの魔物によって蹂躙され、デーモンの国は今回の国家会議には参加しておらず、残る4国は中央に在るダーマンに集まっているのだ。

既に国家としてデーモンは滅ぼされた。そう、どの国も認知しており、バラモヌの復活と共に魔国と呼ばれている。

 

「勇者を隠すな・・・か」

 

アリア姫が漏らすその言葉は北のポルトガレ国王ポルトが言った一言。

バラモヌの勢力は伝説の通り次々と人間を犯し、数と勢いを更に増していた。

ダーマンのTOPは国王ではなく聖女である、魔物に汚された者を救う事のできるとされる聖女の前でポルトは言い放ったのだ。

 

『バラモヌに対抗できる唯一の戦力をアリア国は隠し、自分達に有利になるのを待っている!』

 

確かに勇者であるユウキが戦闘に特化した者であれば、真っ先にこのダーマンに送り西へ向けて戦いに向かわせて居た。

だがユウキは明らかに戦闘職では無い、そして彼が敗れれば人類は敗北に向かうのは予想し得る事実である。

アリアハノの王家は代々勇者を召喚し、その力を持って復活したバラモヌを倒してきた。と他国にも歴史が残されているが、その詳細は語られていない。

まさか過去にも戦う事が出来ない勇者が多く居た、と言うのは想像もしていないのだ。

事実、過去の真実では搦め手を使う勇者の方が多いのだ。

 

「きっとユウキはバラモヌを倒してこの世界を救ってくれる勇者だわ、だから必要なら・・・」

 

そう言ってアリア姫は自らの体を愛撫し始める。

今この時もユウキの秘密をローザが必死にその体を使ってまで調べてくれている。

必要と在れば自分の処女もユウキに捧げる覚悟があるアリア姫はその時が必ず来ると予想していた。

ユウキが他者を孕ませる事が出来ないのにもきっとなにか理由があるはず。

根拠の無い予想・・・

だが代々勇者を召喚してきた家系だからこそ直感でユウキの秘密を感じ取っているアリア姫。

そして、その直感は彼に抱かれる事に意味があると理解し、その日の為に彼が抱きやすい体に仕上げようとしていた。

 

「お手伝い、させて頂きます」

「えぇ、お願い・・・んんっ?!」

 

お連れのメイドがアリア姫首筋に舌を這わせる。

優しく乳房を揉み上げながらアリア姫の体を刺激する。

秘部にはメイドは一切触れない、そこはアリア姫が自ら刺激し育てなければならないのだ。

 

「他国の国王は夢にも思わないでしょうね、国家会議の最中に私がこんな事をしているなんて・・・あぁっ!」

 

まるで人が大勢居る場所で隠れて自慰を行なっている様な状況に、アリア姫は妙な興奮を覚えていた。

ダーマンのアリア姫が居る建物の壁は分厚く、聞き耳を立てても音が漏れる心配は無いと思うが絶対ではない。

特に部屋の入り口のドアはそれ程分厚く無いのだ。

 

「姫様、こちらを・・・」

 

そう言ってメイドが差し出したハンカチをアリア姫は噛んで声が漏れるのを我慢する。

そんなアリア姫の姿を見る一つの視線が在った。

 

『どうなってるのかしら・・・なんでこんな日に・・・』

 

ダーマン国の聖女リリシアであった。

国家会議が終わり自室に戻った国王達がバラモヌと通じていないか、その確認の為にスキルを使って覗いていた彼女の意識はアリア姫に釘付けとなっていた。

華を愛でる様に育てられた彼女は勿論処女で性に関する知識は殆ど無い状態であった。

そんな彼女がメイドに手伝ってもらいながら自らを慰めるアリア姫を見て本能的に性に目覚め始めていた。

 

『んぁっ?!なにっ?!なんだかビリって来ましたわ・・・』

 

トイレと入浴の時ぐらいしか触れた事の無い自らの秘部に触れた途端、全身を駆け抜けた刺激に驚くリリシアは恐る恐るその刺激を反復する。

世界の誰もが想像もしないであろう、世界の命運を分ける国家会議の日の夜に、世界のTOPの半分が自慰に浸っているなどと・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、丁度この時に覗きを行なっている者が居た。

 

『シズ・・・一体どうして・・・』

 

アリア姫に届ける報告書を書き終え、仕事が完了したローザは報告書を送り、ユウキの部屋へ戻ってきていた。

ユウキとハナがタップリ愛し合った後のシーツをシズに交換するように伝えて、既に1時間は経過していた。

もう仕事が終わって綺麗になったシーツをまた汚しちゃう、と想像だけで愛液を滴らせていたローザは部屋の前で聞こえる音に驚いた。

 

ぎし・・・ぎし・・・ぎし・・・

 

ベットが軋むその音に聞き覚えのあるローザはそっと部屋のドアを開いて中を覗き見る。

もしかしたらハナとユウキがまだ愛し合っている最中かもしれない、だったら混ざって3Pをするのも悪く無いと考えて覗いたローザはそれを見て固まった。

ベットの上にはユウキが仰向けに寝ていた。

その横にハナがいつもの様に幸せそうに寝ている。

そこまでは良いのだ、だが問題は仰向けに寝ているユウキに跨って腰を振っているシズであった。

ユウキに対して背中を向けて跨り、ユウキの膝に両手を置いて上下ではなく前後へ腰をグラインドさせているシズの光悦とした表情に驚いたのだ。

 

『でも待って・・・そうか・・・もしそうであれば・・・』

 

眠っているユウキ相手にシズが自らSEXを行なっているその光景に、ローザの頭の中で仮説が立てられていく・・・

人は自分に対して起こっている事を簡単には理解できない、第3者視点に立ってこそ気付ける事もあるのである。

ユウキは寝ている、もしかしたらハナとSEXした後でシズが続けてユウキに抱かれた可能性もある・・・

だがあのシズだからこそ、それは在り得ないのをローザは理解していた。

だったら導き出される結論はただ一つ、寝ているユウキ相手にシズが発情した。

 

『もしかしたら私は大きな勘違いをしていたのかもしれないわね・・・』

 

そう呟きながらローザは距離が離れているが、二人の行為をじっくりと観察し続ける。

そして、仮説が確信へと変わり始める・・・

ローザは気付いたのだ。

ユウキのレベルが今の時点で・・・

 

『シズ、お手柄よ・・・』

 

既に1に戻っていたのである。

そして、シズが涎を垂らしながらビクンビクンッと体を震わせ、絶頂したのを見てローザはゆっくりと扉を開いて中へ入る。

そう、今まで共に互いを愛し合って来た恋人であり、部下でもある男性恐怖症のシズの元へ近付いていったのであった。

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