表テーマは不自然に女性キャラしか出てこない日常漫画とか某百合漫画のおにいちゃんの♡へや♡が無くなって姉に改変されていた件
裏テーマは某財団の報告書です。
成分:性転換、改変、女体化、精神的BL、精神的NL?、百合???、日記、精神女性化
【とある男子大学生の日記3月31日】
俺は
しがない大学生で今年から高校生になる妹が居る。
いつも何の変哲もない退屈な学生生活を過ごしていた俺だったが最近何かがおかしい。
いや、俺がそう思っているだけなのかもしれない。
はじめは心の片隅に生まれたその程度の小さな違和感だった。
その違和感は日に日に大きくなっていき、俺を取り巻く世界は徐々に姿を変え始めていた。
しかしそんな変化も大したことではなく本当は以前からそうだったんじゃないか?と思える自分も居て、そんな変化が起こり始めたのは妹が中学を卒業した次の日からだ。
その日卒業式を終え、高校生になるまでの長い春休みに突入した妹を尻目に俺はせっせとゼミの集まりで大学へ向かっていた。
全く春休みだと言うのに雑用に学生をこき使うなんてひどい教授だ。
そんな事を思いながら大学に足を踏み入れるとこころなしかいつもより女子の数が多いような気がした。
俺の通う大学は男女比が8:2程で女子の数がとても少ない。
だから校内で女子とすれ違うなんて事は極稀で、基本すれ違ったとしても男子グループに一人混ざっていたり彼氏と思われる男と一緒なんてことばかりなのがだその日は何故かすれ違う女子がいつもより多かった様に思えた。
その時はだから何だたまたまだろうとしか思わなかったのだが・・・
その日からというものそんな小さな違和感を覚えることが多くなった。
休みの日には野球少年で溢れかえっていた地元の市民球場で野球をしているのが女子チームになっていたり大学付近にあった男子校からは何故か女子の声が聞こえてきたりと俺の行動範囲の男女比が逆転していった。
おかしいなと思った俺はその男子校について別の学科だが同じ大学に通っている小学校の頃からの友人である
「あそこは元から共学だっただろ?」
なんて答えが返ってくる始末だ。
彼はいつもふざけているような事を言うような奴だが小学生の頃からの長い付き合いだからこそ今の彼が冗談を言っているとは思えなかったしそう言われてみるとたしかにあの学校は共学校だった気もしなくもない。
最初はそう納得していたのだがそれから数日経った今日劇的な変化が起こった。
突然俺の事を先輩呼びするメガネの美少女が目の前に現れたのだ。
もちろん俺の所属するゼミにはこんな美少女はおろか女子は一人もいなかった。
それどころか学内を探し回ってもこんな美少女はいないだろう。
しかし彼女は俺を知っている様子で先輩と呼んできた。
もちろん俺は知るわけもないので誰?
と返すと
「ゼミの後輩の
と彼女は言った。
真州という名前の後輩はたしかに居たがこんな美少女ではなく根暗な感じの正真正銘の男だったはずだ。
もしかしたら妹さんか何かかと思い尋ねてみたが返ってきた答えは同じで後輩の真州だと譲らなかった。
結局そのまま話は平行線だしなんだか俺が変なやつみたいに思われてしまいそうなのでそれ以上彼女に尋ねることはやめたが他のゼミ生に尋ねてみても真州は女だという答えしか返ってこなかった。
やっぱり何かがおかしい。
それともおかしいのは俺の方なのか?
俺はそんな違和感を抱えながら大学を後にしてあの男子校に通りかかった。
いや正確には通りかかったはずだった。
男子校だったはずのその高校の看板にはデカデカと女子高等学校と書かれていたのだ。
道を間違えたのかもと思ったが外観は見慣れた高校のままだし地図を何度確認しても学校の名前が女子高等学校になっている事以外は変わりない。
俺は急いで大久保に電話をかけてみたがあの時と同じ様な調子で
「何いってんだあそこは元々女子校だっただろ?」
という返答が戻ってきた。
数日前に共学だっただろ?と答えていたはずの彼からは考えられない返答で、流石にからかわれていると思った俺は何度も問い詰めたが俺のほうがおかしい言われる始末だ。
俺は納得がいかず家に帰ってあの高校の事ををネットで検索してみたが男子校だった記録はおろか共学だった記録すらも無く、設立当時から由緒正しい女子校であるという記述しか見当たらなかった。
やはり俺がおかしいのか?
そうも考えたが絶対におかしいのは俺の周りの方だ。
しかし俺と同じ違和感を覚えた人間が一人も居ない事に俺は怖くなり、今日からこうして記録を付けることにする。
そうすれば何かが変わっても記録には残るはずだ。
【とある男子大学生の日記4月1日】
性懲りもなく春休みを謳歌する妹はもうすぐ始まる高校生活に胸を踊らせている。
俺を取り巻く世界が大きく変わり始めている事も知らないでのんきなやつだ。
妹が通う高校は俺も通っていた近所の公立高校で、そこまで胸を踊らせるような特別なイベントがあるわけでもなんでもないが高校生になるというだけで楽しみだという妹の気持ちもわからなくもない。
そんな妹を尻目に見つつ久々の休みなので今日はカラオケに行くことにした。
俺の趣味は一人カラオケで、誰かと一緒に行くのは気恥ずかしいが一人なら何のためらいもなく歌えるしストレスも発散できて何よりあの狭い部屋が落ち着くから俺は一人カラオケが大好きだ。
その日行きつけのカラオケ店に行ってみると見知らぬ店員が親しげに俺を迎え入れてくれた。
週一でそのカラオケボックスに通っているうちに店員に顔を覚えられてはいたもののその店員の事を俺は知らない。
この時間に居る店員の顔くらいは大体覚えているつもりだったが彼女とは初対面のはずだ。
そんな彼女の名札を見てみるとそこには吉田と書かれている。
吉田という店員がこの店に居たのは俺も知っていた。
しかし俺の知っている店員の吉田は高校の同級生の一つ下の弟だったはずだけど・・・
彼とは別にそこまで親しいわけでもなかったがクラスメイトの弟という事もあって店に行く度に軽い挨拶や世間話を交わす程度の仲ではあったが今目の前に居る吉田という女の店員には見覚えも面識もないので適当に挨拶を返した。
吉田なんて名字はありきたりだしきっと人当たりの良い新しいバイトの子なんだろう。
俺はそう自分を納得させつついつもの様に手続きを済ませた。
そしてこの違和感も歌えばすっきりするだろうと個室に入り歌い始めたのだが今日は低音が上手く出ず採点結果も散々で、せっかくモヤモヤを吹き飛ばすつもりが逆にモヤモヤした気分になり時間が来てしまったのでカラオケボックスを後にした。
そして家に帰りふとあの吉田さんの事が気になり同級生の吉田に久々連絡を取ってみることにした。
内容はもちろん弟のことだ。
しかし彼から返ってきたのはうちに弟なんて居ない。
居るのは妹一人だけでその妹がバイト先のカラオケボックスで俺と会ったがいつもよりそっけなかったと言っているという返事だった。
つまり今日カラオケボックスで顔を合わせた彼女は吉田の弟だったはずの人物という事になる。
やはりおかしい。
俺を取り巻く環境が何かに歪められている。
しかしどうすることも出来るわけでも無いしとても眠い。
今日はこれだけ記録に残して寝ることにする。
【とある男子大学生の日記4月2日】
今日はついに俺にも目に見えた変化が起こり始めた。
昨日までは耳にかかるかかからないか程度の長さだったはずの髪が耳はおろか肩にかかる程の長さにまで伸びていたのだ。
それだけでなく軽く撫でてみると髪質もゴワゴワしたものからツヤのある指通りがなめらかなものに変わっているような気がする。
それが今起こっている現象と直接関係があるかは置いておいて流石に邪魔だと思った俺は急いで通いなれた理髪店に行った。
はずだった。
そこはよくある街の理髪店という感じの通い慣れた店だったはずなのに行ってみるとオシャレな美容室へと姿を変えていたのだ。
子供の頃からお世話になっていた理髪店がこんな雰囲気のいい店になっていることを俺は飲み込めず立ち尽くしていると
「ナツキちゃんじゃないか!こんにちは」
店から出てきた店主に声をかけられた。
その店主は俺がよく知るここにあったはずの理髪店のヒゲを生やした小太りのおじさんで何かが変わっていく世界の中で変わらないおじさんを見た俺は少し安堵を覚えた。
おじさんに散髪に来たと伝えると変わり果てた店内の小洒落た椅子に座らされた。
いつも散髪の度に座っていた小汚い椅子とはかけ離れた物だったが何故か座り心地はしっくりときてずっと昔からこの椅子に座っていた様な錯覚に襲われる。
俺はそこでいつもくらいでとここ何年かの間言い続けた様にいつもと変わらずお願いするとおじさんは手際よく髪を切り始めてくれた。
そして俺は散髪が始まってしばらくして昨日遅くまで日記を書いていたからか急に睡魔に襲われてうとうとと眠りについてしまった。
「終わったよナツキちゃん」
店主のおじさんの声で目を開けると鏡にはいつも通りの短めで無骨に切った髪型ではなく長さは切る前とそれほど変わらないものの前髪は切りそろえられ髪にはウエーブがかかりまるで女性の様な髪型にされている。
俺はおじさんの悪ふざけかと思いやんわりと問いただしてみるがいつもこんな感じだよね?
というような返答しか返ってこなかった。
おじさんもからかう様子ではなく真面目にそう言っている様に思えたし、これ以上問い詰めれば俺が変なやつだと思われるどころか家族ぐるみで世話になっているため家族にも迷惑がかかると思い諦めた。
他の理髪店でもう一度いつもくらいに髪を切ってもらおうとも思ったが美容室に変わったからなのか料金がいつもの倍近くかかってしまい、お金が無くなってしまったので断念せざるを得なかった。
こんな女みたいな髪型を他人に見せるのも恥ずかしいので着ていたパーカーのフードを深く被って急いで家に帰りまたこの記録を付けている。
やはり世界が大きく変えられようとしている。
今まで気づかなかったけど取り巻く環境だけじゃなく俺自身まで変えられようとしていると思うと更に恐怖が増していった。
俺はそんな変わりゆく現状を否定する様に家に帰ってふんわりとウエーブのかかった髪を母親が使っているヘアアイロンで伸ばしてみたがやはり髪型自体が女っぽいものになっているのであまり意味はなかった。
ひとまずタオルを頭に巻いて髪を隠して家族にも今の髪型を見られないようにした。
その夜家族に理髪店のことを聞いても元から美容室だったという返答しか得ることができず、俺が信じられるのはもうこのノートだけになりつつあるのかもしれない。
【とある男子大学生の日記4月3日】
朝起きてリビングへ出ると妹が朝食にパンを食べている。
ここまではいつも通りの朝なのだが妹の髪の色がいつもと違っていて赤っぽい色になっていた。
昨日までは黒髪だったはずだ。
俺は髪でも染めて高校デビューでも狙っているのか?とからかってみるが元からこの色だったのだと譲らない。
それどころか俺までもその色だと言って手鏡をこちらに向けてきて、そこに映っていたのは妹よりも少し暗い赤色をした俺の髪で、もちろん少々寝癖はついているが昨日カットしてもらった女みたいな髪型のままだ。
しまった!
寝る時にタオルを外したままにしていたせいで妹に今の髪型を見られてしまっていたのだ。
しかし妹はそんな俺の髪型に何一つ変わった反応を見せなかった。
普通兄が突然こんな女みたいな髪型になっていたらなにかしらの反応を見せても良いはずだ。
それどころか妹に髪の事を聞いても昨日切りに行ったんでしょ?似合ってるんじゃない?
といった返事が戻ってくる。
それに髪だけでなく顔立ちにもどこか違和感があり肌も別人のようにつやつやとして昨日女みたいな髪型に変えられたこともあってか今の自分は一見女に見えなくもない。
そういえばここ数日ヒゲを剃った覚えもない。
別にめんどくさかったから剃っていなかった訳ではなくヒゲが生えてきていなかったのだ。
意識して自分の顔をここ最近見ていなかったからだろうか?自分が元はどんな顔だったのかもイマイチ思い出せない。
何かが変わった気はするのだが元からこんな顔だった様な気もするしそうじゃなかった気もする。
着実に俺を取り巻く環境だけでなく俺自身にも変化が起こり始めている。
もしかすると男子校が女子校に変わり、後輩や友人の弟が女になった様に俺も女になってしまうのだろうか?
例えそうだとしても俺に抗う術はあるのだろうか?
俺に出来るのはただ身の回りに起きた変化をこうして書き記す事だけだ。
もう訳がわからなくなってきたし今日は学校も出かける用事もないので、これだけ書いて一日中部屋で過ごすことにする。
【とある男子大学生の日記4月4日】
今日は何故か早めに目が覚めた。
大学に今日も行かなければならないというのもあったがいつもはギリギリまで寝ているのでそれが理由ではない。
なんの気まぐれか自分で朝食を作りたくなってしまい居ても立ってもいられなくなったのだ。
作っているうちに楽しくなってきて鼻歌交じりに俺はフレンチトーストを作っていた。
出来上がったものを食べてみると我ながらなかなかにいい出来だ。
少し甘めに作ってしまったがあまり甘いものが得意ではないはずなのに不思議といつもより美味しく思えた。
その匂いに釣られて目が覚めたのかここ最近はいつも昼まで寝ている妹が眠そうに起きてきた。
もちろん妹の髪の色は昨日と変わらず現実離れした色をしている。
それは今の俺も同じなのだが・・・
そんな妹が自分の分も作ってほしいというので残ったものを使ってフレンチトーストを作ってやると嬉しそうに食べてくれた。
なんだかそんな妹がいつもよりも愛らしく見える。
先に書いておくが俺は断じてシスコンではない。
しかしこれも変化の一貫なのか何故かそう思えてしまうのだ。
そうこうしているうちに大学へ行く時間になってしまい俺は大急ぎで服を着替え髪を隠すためニット帽を被って大学へ向かった。
家から最寄り駅に向かう途中走っていると胸に違和感が走る。
なんというか服が擦れる度にくすぐったいというかむず痒いというか・・・
しかしそんな事を気にしていては間に合う最後の電車に乗り遅れてしまう。
俺は極力胸が擦れないようにして駅へと急いだ。
何故か走る度にズボンも下がるし走りづらい。
靴のサイズも合わない様ですぐにかかとが靴から出てしまう。
そんな事がありつつもなんとか遅刻せずに大学へ着くと男を見つけるのが難しい程に女子の数が増えていて、それどころか髪の色も黒や茶色が主で金髪がちらほら居る程度だった校内にはピンクや緑、それに青や紫と現実離れした色とりどりの髪色や派手な髪型の女子の姿がちらほらと見られた上にゼミ室の男女比も半々くらいになっていた。
以前書いた様にこのゼミには男しか居なかったはずだ。
自分でも自信が無くなってきたので以前の記録を読み返すとそう書いてある。
しかし怖いことに以前の増州と違ってゼミ室に居た女子が誰か会ったことがないはずなのに誰なのかわかってしまい、いまゼミ室にいる女子全員以前までは男だった様な気がしたがこのメンバーで飲み会に行った記憶がはっきりと思い出せる。
それどころかゼミ室に居る女子が元々男だったとするならその頃の顔さえ思い出せず最初からこうだったとも思えてしまう。
やはり俺がおかしいのだろうか?はっきりとこの日記にはこのゼミには男が居ないと書いていたはずなのに胸を張ってそう言い切れない自分が居た。
教授の手伝いを終え帰ろうとすると
「おーっす!」
という声が後ろから聞こえ急に胸を揉まれて俺は思わず変な声を上げてしまう。
その声はまるで自分のものではない様で振り向いてみるとそこに立っていたのは大久保だった。
よかった。
何故胸を揉まれたのかはわからないけど大久保は相変わらずみたいで俺はそんな安堵感を覚えた。
いや・・・大久保は以前からこんな奴だったっけ・・・・?
大久保はちょっとスケベでレズっ気のある男勝りな女の子だったよな?
少なくとも今の俺の知りうる大久保はそうだ。
記録には大久保を居て当然だと思っていていちいち書いていなかった為以前からどう変わってしまったか今の俺にはわからない。
果たして大久保は本当に元からこんな女の子だっただろうか?
そんな事を考えていると大久保はおもむろに俺のニット帽を剥ぎ取った。
そしてニット帽で隠していた長く赤い髪がはらりと背中にかかる。
マズい!こんな女みたいな髪を見られたら俺が変な奴だと思われてしまう。
違うんだ!これは急にこんな事になっていてそういう趣味があるわけじゃ・・・と必死に弁明を試みようとしたが大久保の反応は俺の考えていたものとは違い
「ニット帽なんか被ってせっかくの綺麗な髪が台無しだぞー」
驚きもせずに俺の伸びた髪を優しく撫で、無理やりニット帽に入れていて崩れた場所を手櫛でといできたのだ。
誰にも話していないはずなのになんで大久保は俺の髪のことを知っているんだ?
それに何故か俺は大久保に頭を撫でられて胸をときめかせている。
なんで俺が大久保なんかに・・・いや大久保は女なんだから男の俺が好きになるのはなんら変なことではないはずだが心のどこかでそれは違うと叫んでいる。
しかし一体何が違うのか今の俺にはわからなかった。
何よりこんな俺に似合わないような長い髪を綺麗だと褒めてくれるのはなんだか嫌な気はしなかったし彼女に台無しと言われてしまっては隠すのももったいない気がしてきたのでニット帽で髪を隠すのをやめた。
そんな大久保から久しぶりに何か食べに行こうと誘われ、言われるがまま地元の駅まで一緒に帰った。
いつも大久保と食べに行くといえばラーメンやハンバーガーと言ったジャンクなモノが主だったはずだが今日は違った。
大久保に連れられて来たのは男の俺が入るのには抵抗があるような可愛らしい外観のスイーツショップだったのだ。
俺が甘いものが余り得意ではない事は大久保も知っているはずだが彼女は何のためらいもなく俺を連れて店に入ると慣れた口ぶりで注文を始めた。
こいつこんな店に通い慣れるくらいには来てたのか?
訳も分からず大久保と同じものを注文するとしばらくして美味しそうなパンケーキが俺たちの前に出されて俺はそれを口にする
一口頬張ってみると今まで何故甘いものを敬遠していたのかわからない程に美味しかった。
そして大久保はコスメがどうとか最近太っただとか興味の沸かないような話題の会話をふってきた。
大久保とするのはいつもこんな話だったっけ?
もっと二人でゲラゲラ笑い合いながらしょうもない話をしていた様な気がするのだが今日は俺が乗り気でないのか全く会話は弾まなかった。
パンケーキを食べ終え大久保と別れて帰路につくと家の隣に引っ越し業者のトラックが停まっていた。
右隣の家は空き家でそこに誰かが越して来たんだろう。
俺はそんなトラックを眺めつつ家に入った。
帰ってきて特にやることもなく、今日は暖かく汗もかいていたのでいつもは夕飯後に入っているが早めに風呂に入ることにした。
洗面所で服を脱ごうとするが長い髪が引っかかって脱ぎにくい。
やっとのことで服を脱ぐ鏡に映った私俺の体は柔らかみを帯びていて胸もわずかに膨らんでいた。
試しに自分で揉んでみると小さいのに柔らかく少し強めに揉むと大久保に揉まれた時と同じ様な衝撃が走り甘い声を漏らしてしまう。
今まで自分の胸を揉んだことなんて無かったが胸を触った程度でこんなに感じてしまうなんてやはり俺の体も女になりつつあるのだろうか?
そう思うと俺は怖くなって風呂に入ると真っ先にオナニーをした。
下の方はまだ健在の様だったが触った感触がどこかいつもより小さい気がしたし射精の勢いもあまりなかった。
そして一通り身体を洗い長い髪を洗って風呂を出た。
そして風呂を上がるといつもは必要なことがなければ声をかけてこない妹が不思議なことに
「あっ、お兄ちゃん帰ってたんだおかえりなさい!」
と声をかけてくれた。
お兄ちゃんと呼ばれることすら久しぶりで少し嬉しい気分だ。
きっと今朝のフレンチトーストで機嫌を取ったからだろう。
よっぽど美味しく食べてくれたのだと思うと作った甲斐もあるというものだ。
そんな妹に俺は思い切って今の髪型が変じゃないか聞いてみることにした。
今朝も何も言われなかったし、ニット帽を脱いで大学からこの家までの帰り道俺の事を変な目で見る人は居なかった。
それでもやはりこんな髪型ではどう見られているのかが不安だ。
すると妹から
「変?それどころかお兄ちゃんの髪すっごく綺麗だよ。早く乾かさないと傷んじゃう!それに下だけ隠すんじゃなくてお風呂上がったらちゃんと胸まで隠さなきゃダメだよ!それか早く服着て!お父さん帰ってきちゃうよ」
という返答がかえってきた
確かにその通りだ。俺は何かに追われるように急いで髪を乾かし服を着た。
別に親父に見られても男同士だし気にならないはずだ。
そうも思ったが何故か妹のお父さんが帰ってきちゃうよという言葉がとても胸にひっかかった。
そろそろ眠さも限界なので記録もここまでにして今日は寝ることにする。
【とある男子大学生の日記4月5日】
息苦しさで目を覚ますと胸に重みを感じ、手を胸に這わせてみると大きな塊が2つ胸にくっついていた。
俺はその感触を確かめるや否や服を脱ぎ部屋の鏡の前に立つと昨日より髪も更に伸びていて明らかに胸が大きくなっていた。
俺は驚いて部屋を飛び出しリビングへ向かうとまだ朝6時頃だというのに妹が眠そうにコントローラーを操作していた。
きっと昨日から徹夜でゲームをしていたんだろう。
そんな妹がいつもより少し大きく見えた。
いや違う。
正確には俺が縮んでいるんだろう。
俺は妹に胸がデカくなったと伝えると
「何言ってるの?お兄ちゃんはずっとおっぱい大きいでしょ?いいよね〜私もそれくらい大きくなるかなぁ〜」
という返答が返ってきた。
昨日の俺の胸を見ていた妹の発言とは思えなかったがこれに似たことを俺は知っている。
そう。
大学の近くにある男子校だった高校のことだ。
つまり俺の胸もずっとこのサイズだった事になっているらしい。
しかし気が動転していていやそんなはずはない。昨日まではもっと小さかったはずだと食い下がると
「朝から騒がしいけどどうしたんだ?」
とお父さんが部屋からぬっと顔を出してきた。
その瞬間俺の顔は真っ赤になり頭の中には羞恥や嫌悪と言った感情が急激に増大していく。
確かに男なのにこんな巨乳に変わり果てた姿を見られるのは恥ずかしいというのもあったかもしれないがお父さんに上半身裸の姿を見られた事が凄まじく嫌という感情の方が上回っていた。
そして俺は気づくと甲高い悲鳴を上げていたのだ。
自分でもそんな声が出ることにびっくりしたが自分が元々どんな声だったのかイマイチ思い出すことが出来ない。
お父さんは悲鳴を上げた俺を見てものすごい勢いで謝って部屋へと戻っていった。
なんでお父さんに見られただけでこんなに恥ずかしかったんだろう?
でも裸をお父さんに見られるのって何か嫌だったし私俺も部屋に急いで戻った。
俺は息を整え服を着替える。
胸が大きくなって胸が服に擦れて昨日よりも落ち着かない。
それだけでなく服のサイズも更に合わなくなっていてどの服もズボンもダボダボで着れたものではなく、俺は仕方なく大きめのパーカーをワンピースの様にして着ることにした。
今日は幸い学校も無いしこれで乗り切るしかなさそうだ。
そしてふと気になったので俺は高校の卒業アルバムを探して読んでみるとそこには確かに学ランを着た赤っぽい長い髪をした胸の大な俺が写っていて、学ランは無理やりボタンをはめているものの胸の大きさには逆らえず今にもはちきれそうになっている。
普通こんな状態で写真は撮らないだろうとも思ったが確かにアルバムには男子の制服を無理矢理着ている一見女子に見える俺の姿しか写っておらず大久保はしっかり女子の制服を着ていてたまに俺と一緒に写っていた。
たしかこれは修学旅行で同じ部屋に泊まった時に撮った写真だ。
大久保以外にも何人かの中のクラスメイトが写っている。
しかし友人たちは俺を除いた全員がセーラー服を着た女で学ランなのは俺だけだ。
それによくよく考えればこんな女子達と男の俺が相部屋になるはずがない!
その時俺はかかっていたもやが晴れたように大久保も男だった事をはっきりと思い出した。
なんでこんな事まで忘れてしまっていたのか自分でも怖くなってしまう
もしかすると俺が気づいていないだけでもっと自身や身の回りには変化が起きていてそれを変化ではなく以前からそうだったと思い込まされているのではないか?
そう思うと恐ろしくなって俺は大久保に電話をしてこれまでの経緯を説明したが大久保は冗談キツいぞ〜と笑い飛ばして取り合ってくれなかった。
じゃあなんで男と女の俺とお前が修学旅行で相部屋だったのか?と尋ねてみると
「何いってんの?ナツキは女の子だろ?」
とあの男子校の事を答えるようにそう答えた。
何度も否定したが全て冗談かなにかだと思われたようで結局そのまま電話を切られてしまう。
確かに姿はもう女にしか見えないが下半身にそれは確かにまだ生えていることが俺を男と至らしめている唯一のものになりつつあった。
もう完全に俺は女という事になっているのか確かめるため恐る恐るリビングに戻り妹に俺の性別を尋ねてみると妹は俺のことを男だと言った。
それだけでなく身分証明書にもしっかり男性と書かれている。
俺は少し安堵したがお父さんが部屋からまたゆっくりと出てきて俺に深々と頭を下げて
「ごめんナツキ!いくら娘とは言え女の子の裸を見ちゃって・・・もうナツキもいい年だもんな・・・父さん配慮が足りなかったよな・・・今度から気をつけるから許してくれるか?帰りに駅前のケーキ買ってくるから・・・」
と申し訳無さそうにお父さんは言った。
俺に対する認識は変わりつつあるもののまだ個人差があるみたいだ。
しかしお父さんの発した娘や女というワードに妹が突っ込みを入れることも無く俺だけが違和感を覚えているということなのだろうか?
それはそうとしてケーキという言葉に何故か過剰に反応してしまった事を覚えている。
せっかく学校も無いので部屋でゆっくりとしているとインターホンが鳴った。
誰か出るだろうと思ったが何度もインターホンが鳴るので俺は身体を起こして部屋を出た。
どうやら母親も妹も出かけていたようで家には俺1人だった様だ。
郵便物か何かだと受け取らなかったときに文句を言われるかもしれないがこんな姿を誰かに見られるのも恥ずかしい。
しかし何も知らない人からすれば妹か母親だと思ってくれるだろう。
俺はそう自分に言い聞かせながら扉を開けるとその先には両手にいくつかの紙袋を抱えた金髪のツーサイドアップの顔が整った美少女が立っていて
「コンニチハー」
と片言で挨拶をして深々と頭を下げてきた。
俺もこんにちはと返すと
「ワタシ隣に越してきた荒高レーゲン言いマス!パパンもママンも引っ越しの荷物の片付けでイソガシイからワタシが代わりにオトナリサンに挨拶にキマシタ!コレつまらないものですがお近付きのしるしデスヨ!」
と彼女は元気に答えて持っていた紙袋を手渡してきた。
しかし漫画とかアニメに出てきそうなすごい名前だ。
それになんか喋り方もステレオタイプのエセ外人みたいだし・・・
「え、えーっと・・・外国の方?」
「ウーン・・・ハンブンはそうデス!ママンがドイツ人デス!」
彼女はそう答えた。
そして軽く身の上話を始め、父親の仕事の関係で海外を転々としていたがやっと落ち着いたので父親の故郷であるこの町に引っ越してきたらしくそして明後日には近所の高校に入学をするらしい。
近所の高校と言えば俺や妹が通う高校以外に無いのでもしやと思い尋ねてみると彼女も俺が通っていた高校に入学するとのことだった。
そこで
「実は妹が居てさ、妹も明後日からその高校に入学するんだ。もし同じクラスになったらよろしくね」
と彼女に妹の事を伝えると
「ワオ!そうなんデスカ!なにかのご縁があるかもしれませんネ!それじゃあ今日は失礼いたすデス!妹さんにヨロシク!」
彼女はそう言って向かいの家へと向かっていった。
俺は彼女を見送ってドアを締め袋の中身を確認すると駅前のスイーツショップに売ってあるプリンの詰め合わせが入っていて、俺はひとまずリビングにそれを持っていって一つ食べてみるとそれは今までに食べたプリンの中で一番美味しいと思えるような味だった。
いや、これはなんの変哲もないプリンで俺も何度か食べたことがあったが以前にも書いているように俺は甘いものがあまり得意ではなくあまり好きではなかった。
しかしながらここ数日の変化でとうとう俺の味覚や嗜好まで変化しつつあるのではないだろうか?
もしそうなら俺はいつまで俺で有り続ける事ができるのだろうか?
部屋に戻ってそんな事を考えてしばらくするとお父さんが約束通りケーキを買って帰ってきた。
「夏輝、今朝は悪かった・・・これで許してくれるか?ここのケーキ好きだっただろ?」
お父さんはそう言ってケーキを俺に差し出してくる。
俺はケーキが好きだなんて言ったこともなかったし家族も俺は甘いものがあまり好きでなはい事などとうの昔から知っているはずだがお父さんは何のためらいもなくそう言ってケーキを出してきたのだ。
俺はお父さんに今朝のことは気にしていないと伝えてひとまず冷蔵庫にそれを片付けようとした。
しかしケーキを見た俺の胸にはときめきにも似た感情がこみ上げてきてケーキを食べたいという欲望も抑えられないほど高まってくる。
さっきプリンを食べたところなのにケーキなんて食べたら太ってしまいそうだと心配になったがそんな不思議なケーキの魔力に俺は抗うことができずいちごのショートケーキを箱から取り出した。
「お?もう食うのか?晩飯前だし母さんには内緒だぞ?でも良かった。父さんもう口聞いてもらえないかと思ったよ」
お父さんはそうにこやかに言った。
どうやら今朝のことを俺があまり気にしていない事がそうとう嬉しかったらしい。
そして結局俺はケーキをぺろりと平らげてしまい、ケーキとはこんなに美味しいものだったのかという事を痛感した反面少し体重やお腹の事が気になってしまった。
その夜の夕飯は間食を摂りすぎたせいだろうか?あまり食が進まず、いつもの半分も食べることができなかった。
しかし父さんはケーキのことを黙っていてくれた。
そして夕飯を終えた後妹に隣に引っ越してきたレーゲンという女の子の話をすると妹も帰ってくる途中で会っていたようでどうやら打ち解けられたらしくレーゲンちゃんも引っ越して初めて友達ができたと喜んでいた様だ。
今日起こった出来事はこのくらいで俺の身体だけでなく嗜好にも変化が起こり始めている。
このまま行けば私俺は心まで女になってしまうのではないだろうか?
それに胸が大きくなっただけでなく肌も敏感になっているのかシャワーを浴びるだけで変な声まで出してしまい風呂に入っただけでいつもの何倍も疲れてしまった。
今日はこの程度で寝ることにする。
【とある大学生の日記4月6日】
何やらいい香りに包まれて俺は目を覚ますと目の前に広がる景色は昨日まで過ごした俺の部屋ではくなっていた。
いや正確には部屋の形自体に見覚えは有る。
間取りは自分の部屋に似ているのだが部屋のレイアウトが全くもって違う。
壁紙も青っぽい物から暖色系に変わっていて置かれている家具や漫画も女の子が好みそうなものになっている。
慌てて部屋を飛び出したが出た先は見慣れた廊下。
一瞬何が起こったのか理解するのに時間がかかってしまったが俺の部屋がとうとう女の子の様な部屋へと変わってしまった様だ。
もちろん着ている寝間着も寝る前は上下灰色のスウェットだったのがレースの付いたピンク色の可愛らしい寝間着になっていて鏡に映った自分の姿はもう女の子にしか見えなかった。
それにタンスやクローゼットにしまってある服や下着も全て女性ものに変わっていて軽く目眩がした。
このままではいけない。
軽く顔でも洗って落ち着こうと洗面所に向かって顔を洗うと私俺は何の考えもなしに化粧水を手にとっていた。
まるでいつも日課にしているかの様に化粧水を手に出していたのだ。
俺はスキンケアなんて生まれてこの方したことも無かったしこんなものは無縁の長物だ。
しかし確かに俺はしっかりと右手に女性向けの化粧水の瓶を持って左手に液を垂らしていた。
俺は慌ててそれを洗い流そうとしたがせっかく出してしまったのだからもったいないという感情が勝ち、肌に塗りつけることにした。
すると自分でも驚くほどに慣れた手際で化粧水が肌に塗り拡げられていき気づいた頃にはスキンケアだけでなく軽い化粧までしてしまっている。
やはり俺という存在も以前から女であったという方向に世界が変わっているということなのだろう。
それに部屋も以前と大きく変わったというざっくりとした記憶はあるものの昨日までの部屋のレイアウトをはっきりと思い出すことができなくなっていた。
このままでは俺が完全な女になってしまうのも時間の問題かと鏡に映った小綺麗な顔をした女性を見つめていると携帯のアラームが鳴った。
その音で今日は新入生歓迎会の準備も兼ねていつもより早く学校に行かなければならない事を思い出し、俺は大急ぎで部屋に戻り服を探すことにしたのだがどれも可愛らしいものばかりで着るのには抵抗がある。
俺はその中でも一番地味目の物を選び下着も地味なものを選んだ。
男の俺がなんで女物の下着や服を着なければいけないのかとも思ったが遅れたら教授に文句を言われてしまうしそれどころではない。
大急ぎで選んだ下着と服を身に着け始めるとこれも初めて着るはずの下着や服のハズだったが手慣れた手付きで気づいた頃には身につけられていた。
ブラジャーのせいなのかはたまた身体が女に近づいたからなのか胸が以前より大きく見える。
一瞬膨らんだ自分の胸に目を奪われていたが時間が無いことを思い出し私俺は大急ぎで家を飛び出す。
後々考えるとこの時俺は何も考えずに女物の靴を履いていた。
もちろんそれも見たこともない靴だったが俺は無意識に自分の靴だと認識してそれを履いていたのだ。
昨日まで履いていたスニーカー俺の身体が縮んだからかサイズも合わなかったが今履いている靴は恐ろしいほどに今の俺の足に馴染んでいた。
しかしながらこの靴はあまり走るのには向かないし身体が上下する度胸が揺れて痛い。
そんな苦痛に耐えながらやっとのことで駅についたが電車を逃してしまった。
俺は息を上げてホームのベンチに腰をかけ、教授に遅刻する旨のメールを送って電車を待っていると
「よっ!今朝は早いんだなー」
そう声をかけてきたのは大久保だった。
元の姿はほぼ思い出せないが彼女も私俺同様もともとは男だったはずだがもうそんな面影もない。
「新歓の準備しなきゃいけないんだけど電車乗り遅れちゃって・・・」
「そっかー夏輝んとこの教授厳しいもんなーところで夏輝、スカート・・・」
大久保は俺の膝の方を指差してくる。
言われたほうを見てみるとベンチにスカートが引っかかっていてパンツが丸出しになっていた。
座る時はスカートに気をつけなければいけないことを完全に失念していた。
俺は思わず立ち上がって甲高い悲鳴を上げてしまう。
「ふふーん・・・今日は緑かぁ。それにしても又は開くしパンモロだし今日は大胆ですなぁ」
それを見た大久保はニヤニヤと笑みを浮かべる。
大久保は男だったときからスケベな奴だった様な気がするがそれと同時に男にパンツを見られたという事実が非常に恥ずかしい。
いや大久保も今は女なのだが・・・・
ともかく俺は急いでスカートを直して又を閉じた。
それからはなんだか気まずくなって結局大久保とは大した会話をしないまま俺は大学に到着し、大久保と別れゼミ室で教授に遅刻した件で頭を下げに行くと教授の物腰がいつもより柔らかい。
以前ならばアカハラ寸前に些細なことで怒鳴ったりするような教授だったはずだが俺が女性の姿になったからなのか少し注意された程度で事は済んだ。
そして新入生歓迎会が始まったのだが部屋に集まった生徒は全員女性、部屋を見渡しても男性は教授が数人程度居るだけで数週間前まで男女比が女子が2割居れば良い方でむさ苦しかったこの大学も俺含め一気に華やかになったように思えた。
新歓の途中気を抜くと女みたいな言葉遣いになっているのに気がつく
やはり身体だけでなく精神までもいつかは完全に女になってしまうのではないだろうか?
そう思うと恐怖を感じたので俺はそれを必死に否定しようと女みたいな言葉遣いにならないように気をつけた。
そして新歓を終え家に帰るも自分の部屋なのに落ち着かない。
自分の部屋のはずだがまるで同じ年頃の女性の部屋に居るような感覚になるからだ。
もはや見覚えのあるものは数えるほどしか無く、落ち着かない俺は部屋のあちこちを見て回ったが棚に置かれていたプラモデルはぬいぐるみになっていて漫画も一部が少女漫画に変わっていたりこっそりベッドの下に隠しておいたエロ本も全てBLの本になっていた。
興味本位でそんなBL本を開くと読んだこともないはずなのに何故だか胸がときめくのを感じる。
どうやら私俺は腐女子の女子大生になりつつあるらしい。
朝早く起きた事や身の回りの急激な変化、それに言葉遣いにまでいちいち気を配るのに疲れたのか急激な睡魔に襲われたので今日はこの辺りにして少しベッドで横になることにする。
【とある女子大学生の日記4月7日】
昨日はあのまま寝てしまった様で、化粧も落とさず手入れもしていなかったので肌が少し心配だ。
ゆっくり体を起こして立ち上がると何やら身体のバランスが上手く取れない。
やっとのことで立ち上がってみると何やら股間が寂しい。
指を恐る恐る這わせてみるとそこには昨日まであったはずのモノが完全に無くなっていて身体にビクリと衝撃が走る。
とうとう私俺の身体も完全に女になってしまった。
しかし怖いほどに喪失感や恐怖は無く、寧ろ今までがおかしかったのではないか?とすら思える。
寝ぼけ眼で可愛らしいピンク色の財布を取り出してみるとそこに入っていた保険証も学生証にも性別は女と書かれていて大学も女子大と書かれていた。
通っている大学もとうとう女子大になってしまっているらしい。
身体も女になり取り巻く環境も大きく変わってしまったが不思議とそれを拒絶したりする気は全く起きず俺はそのまま鏡の前で軽く髪を整え、洗面所で顔を洗い肌の手入れをすることにした。
昨日は早く寝てしまったせいか早く目が覚めてしまったので手入れを済ませた私俺はキッチンに立って朝ごはんを作った。
今日はとうとう妹の高校生活が始まる日だ。
せっかくだし朝ごはんくらい作って送り出してやろうと鼻歌を歌いながら私俺はかんたんに朝食を作って妹が起きてくるのを待っていると制服姿の妹がリビングにやってきた。
なにやら髪型も新学期と同時に変えたのか特徴的なものに変わっている。
「ねえねえお姉ちゃん?制服にあってるかな?」
妹はそう言って俺に制服姿を見せてくる。
そんな妹を見て私俺は
「うん!今日もすっごくかわいいよ」
と口から零していた。
別にアイツのことなんてそんな可愛いと思ったことも無いはずなのにその時の私俺は妹が本当に愛おしくてたまらなかったのだ。
きっとこれも世界が変わってしまった影響だろう。
俺のそんな言葉を聞いた妹は
「やったぁ!お姉ちゃんだーいすき!」
と言って私俺に抱きついてきた
以前なら急にそんなことを急にしてこようものなら気持ちが悪いとすら思えるはずなのにその時はもう天にも登るような気分だった。
俺はそんな妹に朝食を食べさせ登校を見送ってこの日記を書いている。
書き始めた頃の文字と見比べても最初はなぐり書きだったような字がだんだんと丸みを増していて、いくら書こうとしても以前のような無骨な文字を書くことはできなくなっている。
その日から私俺の大学も授業の開始日だったが幸い今日は授業も入っておらず部屋でBL漫画を読んで過ごした。
そして日記を書いているうちに昼頃妹が帰ってきたのだが何やら騒がしい。
ひとまず様子を見に行ってから続きは後で書くことにする。
騒がしいのが気になってリビングに出てみると妹が早速友達を作ったのか何人かのクラスメイトを家に上げていた。
妹が新しい環境で上手くやっていけるかどうか心配だったがこれならば一安心だろう。
部屋に居る妹のクラスメイトの中にはあのレーゲンちゃんも居るし他にも目付きの鋭いピンク髪のツインテールの子や銀髪で物静かな子、それに茶髪でサバサバとしている子とまるでアニメのワンシーンを見ている様だ。
そんな女の子たちがリビングで新しい同好会を作るとかなんとか話をしていて、俺はせっかくだし挨拶も兼ねてそんな妹達に紅茶を出してあげた。
その光景は本当に日常アニメの一コマだ。
もし仮にこれが日常アニメとするなら私私俺はお姉さんキャラの
そして妹が帰ってくる際に雑に置いて倒れたのか妹の鞄からプリントが散乱している事に気づいた私俺はそれをこっそり片付けようと手に取るとその中のプリント一枚に目が留まる。
そこには確かに私俺が通っていた高校の名前が書かれていたのだが今私私私俺が通っている大学と同じ様に学校名に女子と付けられていて女子校になっていたのだ。
母校までもが女子校になっているとなると今妹と仲良く喋っている女の子の中にも少し前まで男だった子が居るのかもしれないと思うと少し気の毒だ。
しかしながら元々知っている人間以外が以前男だったかどうかなんてわからない。
そして部屋に戻った俺私はこうして日記の続きを書
「お姉ちゃーん!大久保さんが来てるよ」
「は〜い」
インターホンの音と夏輝を呼ぶ妹の声で彼は日記を書く手を止め、他所行きの可愛らしい声で返事をして部屋を出て玄関に向かった。
彼は気づいていないがもはや歩き方もどこから見ても女性のそれで、彼が数日前までは男だったと言われても誰も信じることはないだろう。
ドアを開けるとそこには夏輝の小学生来の友人である大久保が立っていた。
彼も少し前までは男だったが夏輝と同じく女性へと変わっていて過去の面影を髪型に少し残す程度である。
「おーっす!今日アタシも暇だし久しぶりに遊ぼうぜー夏輝も今日は休みなんだろ?」
夏輝の家に彼が押しかけてくることは高校を卒業する頃までは良くあったものの大学生になって予定が合わなくなってからはめっきりと減ってしまった。
そんな彼が久しぶりに家を訪ねて来てくれたことを夏輝は嬉しく思う反面今目の前に居る変わり果てた姿の彼を見てどこか寂しくも思えた。
しかし断る理由も無く、自分の部屋も数日前とは様変わりしていて落ち着かないので夏輝は彼を部屋へ招き入れた。
「いや〜夏輝の部屋も久しぶりだけど全然変わんないな〜」
部屋に上がるや否やまるで自分の部屋のようにずっしりと構えた大久保は部屋を見渡してそう言った。
少し前までこの部屋はもっと男臭くてお前も俺も男だったんだなんて告げたところで彼は信じてはくれないだろう。
すると大久保は机に置かれていた卒業アルバムを見つけた。
「おっ、高校の卒アルじゃん!なんか懐かしいな〜なんでこんなもん引っ張り出してたんだ?」
「あ、えーっと・・・・ちょっと気になって」
「なあなあ見ていい?」
「え、いいけど」
「せっかくだし一緒に思い出に浸ろうぜ〜」
大久保はおもむろに夏輝の隣に座ると卒業アルバムを開いた。
その中身は以前見た時の様な学ランを着た写真ではなく夏輝も女子の制服を着ていて写真に映る表情や姿勢も女性らしくなっていた。
「あ〜これ体育祭の時の写真じゃん懐かしいなぁ〜おっぱいが最近急に大きくなってきて走りにくいとか言って夏輝がおっぱいゆらゆら揺らしながらリレーでビリになった時の」
「それは恥ずかしいから言うなって言って・・・」
夏輝は反射的にそう発していたがもちろん少し前までは男だった彼にそんな思い出が有るはずもないはずなのだが彼の脳裏にははっきりとその時の情景や恥ずかしかった記憶が蘇り頬が少し赤くなる
(な、なんで・・・俺こんな事してないし知らないはずなのに・・・)
頭の中で男であるはずの自分の記憶と女としての記憶が混濁して混乱する夏輝を他所に大久保はページを捲る
「ごめんごめん!でもあの時の夏輝は可愛かったなぁ〜今もだけど・・・あっ、これ林間の時の写真だな!この時は肝試しで夏輝が本気で怖がって大泣きして大変だったんだよな〜」
「そ、それも忘れ・・・・えっ!?」
確かに林間で肝試しがあったことは覚えていたが所詮高校生が考えうる事だったので当時の夏輝は大してなんとも思わなかった。
はずなのだがその肝試しがとても怖くて大泣きした記憶が呼び起こされる
「ち・・・違・・・俺はそんな・・・泣いてなんか・・・」
言葉に発して否定しようとしてみるが恐ろしいほど頭の中にそんな思い出が鮮明に蘇っていく
「おいおい一緒に回ったアタシにそんな嘘つかなくったっていいだろ?あっ、次は修学旅行の写真か〜」
更に大久保はページをめくり、知っている様な思い出に知らないはずなのに何故か思い出せる思い出話を続け、アルバムが進むにつれて自分が男だった事が嘘でこのアルバムと大久保の語ることが本当だと錯覚しそうになるのを夏輝はなんども堪えるのに必死だった。
そして一通りアルバムを見終えると
「なあ夏輝ーゲームでもしようぜ」
「え、ああ・・・うん」
いつもふたりで遊ぶ時は決まってゲームをしたものだ。
もともと夏輝の部屋にはカードゲームやボードゲーム、それにテレビゲームが置かれていたはずなのだが・・・
「あれ?夏輝ーここにPO5置いてなかったっけー?」
部屋の内装が変わった時に全てどこかに行ってしまったようでどこを探しても見当たらない。
しかし部屋の中にゲームがあることを大久保が覚えていたのなら自分の身に起きている事ももしかしたら信じてくれるかもしれない。
そう思った直後
「ああそうだったそうだった。ゲームは夏輝のお父さんの部屋だったよな〜高校生の頃はいつも勝手に入って借りさせてもらってたけどアタシ達ももう女子大生だし勝手に男の人の部屋に入るのはちょっとな・・・」
どうやらゲーム機は全て父親の部屋にあるらしい。
大久保のその言葉を聞くとたしかに学校から帰ってきて仕事に出かけている父親の部屋に入って二人でゲームをしていた記憶が頭の中から湧き出してきた。
「くそー・・・ゲームが遊べないとなると何して遊ぶかー・・・あれ?アタシ達いつも夏輝ん家で何して遊んでたんだっけ・・・?」
大久保は首をかしげる。
もしかすると本当に大久保もまだ男だった時の記憶が残っているのかもしれない。
しかしそれを打ち明けたところでどうなるのか?
それに本当は男だったなんて事自体が自分の妄想なのではないか?
そんな思考が夏輝の頭の中でぐるぐると渦を巻いていく。
すると
「おーい・・・夏輝ーどうしたんだよボーッとして・・・今日の夏輝なんか変だぞ?喋り方も変だしなんか心ここにあらずって感じだし・・・どうした?カレシでもできた?それとも生理?」
「か、彼氏!?生理!?そんな訳無いだろ!俺は男だぞ?」
大久保から投げかけられた言葉で既にパンクしそうだった夏輝の頭は処理の限界を超え思わずそう口走ってしまった。
「男?夏輝が??面白い冗談言うじゃん。」
もちろん大久保はそんな夏樹の言葉を信じてはくれない。
「冗談じゃないんだよ!俺も・・・大久保お前もちょっと前までは男だったんだよ!俺たちが通ってる女子大も通ってた女子高もちょっと前まで共学だったし体育祭では一位になったら気になってた女の子に告白するって言ったお前がスタート早々にすっ転んだり、林間で消灯した後こっそり持ってきてたゲームで遊んだり猥談したりして次の日寝不足で怒られたりとかしただろ!?思い出してくれよ!俺たちはたしかにちょっと前まで男だったんだって・・・!」
夏輝は悲痛な叫びにも似た思いの丈を大久保に投げかけたが大久保はそんな必死な夏輝にすこし引いているように見える。
「お、おう・・・でもさ、エイプリルフールはもう一週間も前だしこんな美人で巨乳の男がどこにいんだよ〜そんな迫真の演技でアタシをドッキリかなんかにかけようったってそうはいかねーぞ」
大久保は夏輝の言葉を冗談と取ったのかそう言って胸を後ろからもみしだき始めた。
「ひゃっ!やんっ♡やめろぉっ・・・」
(な、なんだこれ・・・胸揉まれただけなのに身体がぞわぞわして・・・)
胸を揉まれた夏輝の身体に未知の感覚が駆け巡り、甘い声を漏らしてしまう
「むふふ〜相変わらず夏輝のおっぱいのもみ心地は最高だなぁ・・・ん?もしかしてまたでかくなったんじゃない?アタシが男だったらほっとかないぜ〜」
大久保は更にいやらしい手つきで夏輝の胸をもみ続ける
「や・・・やめっ・・・ひぅっ♡こらぁっ乳首指で弄るのやめ・・・あんっ♡」
「思い出した♡いつも二人きりの時はこうやって夏輝のこと・・・んむっ・・・」
突然大久保は夏輝と唇を重ねた。
男だったの友人にそんな事をされて嫌悪感を覚えるはずの夏輝だが不思議と嫌悪感は無く彼の唇を受け入れていた
「んっ・・・やめっ・・・男同士でこんなこと・・・」
「まだ言うのかよ男同士じゃなくて女同士だろ?」
「お、大久保・・・」
「いつもみたいに名前で呼んでくれよ」
「と・・・とも・・・」
彼の名前は大久保智樹のはずだった。しかし混濁した記憶がその名前を否定する。
今の彼、いや彼女の名前を夏輝は自然と口から発した。
「智子ぉ・・・やっぱりこんなのおかしいって・・・」
「おかしくないって。いつもこうしてるだろ?」
大久保はそう言うとゆっくりと右手を下腹部に這わせてくる
「智子っ!そこはダメっ・・・!」
まだ自分でも怖くて触っていなかった女になったそこに大久保の以前よりも細く綺麗になった指が徐々に迫っていく。
そしてスカートの隙間に大久保の手は入っていき下着越しに彼の指が触れた
「ひぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ♡」
(な、なんだ・・・?少し撫でられただけなのに身体がビリビリして・・・)
夏輝は未知の感覚に思わず声を上げてしまう
「夏輝・・・もう濡れてるじゃん」
大久保の言う通り下着はいつの間にか湿っている様に感じた。
(それってつまり・・・俺、大久保に胸揉まれてキスされて興奮してるって事なのか・・・?いや・・・なんで俺がそんな・・・第一コイツは男友達なんだぞ・・・?大久保にこんな事されて興奮してるなんて・・・ダメだ!これ以上こんな事してたら俺本当に男じゃなくなる・・・!)
夏輝は必死に今起こっている事を否定しようと思考を巡らせる。
しかし思考がめぐる度何度もこの部屋で彼女と身体を重ねた記憶が湧き出してくる。
「ち、ちが・・・・わた・・・俺と智子はこんな関係じゃ・・・」
「何いってんだ?もしかして久しぶりだからヘソ曲げてんのか?大丈夫だってアタシはずっと夏輝の事大好きだからさ」
彼女が耳元で囁いたその言葉で夏輝の胸は大きく高鳴る。
「と、智子ぉ・・・」
(嫌なはずなのに・・・大久保とこんな事したくないはずなのに・・・俺・・・なんでこんなに大久保・・・智子のこと・・・)
否定しようとすればするほど彼女のことが恋しく感じてしまい、身体も彼女を拒むどころか求めていた。
「なんでぇ・・・智子と俺は親友のハズなのにぃ・・・それなのに智子にもっとして欲しいって思っちゃう・・・」
「なんだよ最初からそう言ってくれたら良かったのにさ。それじゃあ触るよ夏輝・・・」
大久保は再び優しくささやくと下着の隙間から指を這わせ、そこになかったはずの割れ目へと指を潜らせた。
「あっ、ダメっ・・・!俺もまだそこ触ってな・・・・んにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♡」
彼女の指がゆっくりやさしく今までなかった場所に触れ、それと同時に体中を快感が走る様な感覚に襲われ身体が軽い痙攣を起こす。
(こ、これ凄い・・・・ちょっと触られただけなのにこれが女の子の気持ちいい事なんだ・・・)
「おいおいいっつも触ってんだろ?それに今日はちょっと触っただけなのにイっちゃうなんて初めてアタシとやった時みたいでかわいいじゃん・・・なんか興奮してきた♡」
大久保は手を夏樹の股間から離すと愛液のついた指をぺろりと舐める。
「はぁ・・・はぁ・・・イってなんか・・・ない・・・」
夏輝は口では強がって見せたが彼女を物足りなさそうな目で見つめていた
「何いってんだよ。これからだろ?えーっと・・・そうそう!ここだったよな」
大久保は立ち上がると部屋のクローゼットを物色し始め、そこから黒く太い双頭ディルドを取り出した。
「なに・・・それ・・・」
もちろん夏輝はそんな物をクローゼットに入れた覚えもなく初めて見た物のハズだった。
しかし夏樹はそれを知っていた。
高校を卒業した次の日、大久保ともっと深く交わるためにこっそりとド○キのアダルトグッズコーナーで購入したものだと女としての記憶が語っているのだ。
「ほら。夏輝これ好きだろ?というかお前が買ったんじゃん。お前ほんとにエッチだよなぁ・・・いつも妹の前では頼れる美人なお姉さんなのにさ。こんなぶっといのをアタシと一緒に入れたいなんて言うんだから・・・ほらアタシも夏輝としたくてもうこんなに濡れちゃってる」
大久保は一緒に取り出したローションをディルドに塗りつけて履いていたズボンを脱ぐと下着には大きなシミができていた。
そして大久保はパンツを下ろすと見せつけるようにゆっくりと自分の膣の中へと挿入していく
「んっ・・・♡夏輝・・・・ちょっと待っててくれよ・・・すぐ入れるから・・・・」
大久保は息を荒げながらゆっくり、そして確実にディルドを身体の中に入れていき、すっぽりと半分ほど加えこんだ。
「ほら、こうしたらおちんちんみたいだろ?夏輝・・・?何ぼーっと見てるんだ?早くお前もパンツ脱いでさっさとアタシのこれ・・・入れさせてくれよ」
その言葉が何を意味するか夏輝は十分に理解していた。
しかし依然残る僅かな理性と男としての意思がそれを必死に拒もうとしていた
「い・・・いや・・・だ・・・・そんなの入れられたら俺・・・男に戻れなくなる・・・」
「まだその設定引きずってんの?夏輝はアタシと初めて会った時からずっと・・・・ずっとずっとかわいくてちょっといじめたくなっちゃう女の子だろ?」
「ち・・・ちが・・・・俺は・・・・」
口では否定するものの思い返してみれば自分が男でここ数日の間に女になってしまったという漠然とした記憶しか思い起こすことができなくなっていた。
それどころか心も身体も大久保と彼女の股下にぶら下がる黒いディルドを求めている。
「お、俺・・・男なのに・・・男なのになんでこんな・・・・」
「ああもうなにそれ・・・新しい焦らしプレイ?悪いけどアタシがせっかちなのは知ってるだろ?それじゃあアタシから入れさせてもらうぜ」
夏輝の態度に耐えかねた大久保は強引に夏輝のスカートをめくり上げるとパンツをずらし、そこから露出した愛液まみれの割れ目にディルドをぐにぐにと押し付けた。
「あんっ♡嫌っやめっ・・・!俺は男でっ・・・こんなの違・・・」
「ああもうじれったいなぁ。こんなマンコぐちょぐちょに濡らしてる男がどこにいるんだよっ」
「ひぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♡」
夏輝の叫びも虚しくディルドはゆっくりと夏樹の膣内へと入っていき、ゆっくりと包み込むように優しくディルドを加えこんでいった。
(なんだこれ・・・こんなの知らないはずなのに凄く気持ちいい・・・!それにもっと奥まで入れて欲しい・・・!俺もう男じゃなくてもいい!智子と一緒に気持ちよくなりたい!)
ディルドが完全に加えこまれた頃には夏輝の拒もうとする理性は全て蕩け出していた。
「夏輝・・・入れただけでまたイッちゃったのかよ・・・ほんとに処女貰った時みたいな反応だな・・・・♡アタシに処女貰って欲しいなんて言ってこんなディルド買ってきてさ・・・夏樹はほんとにエッチなんだから♡でもアタシ・・・そんな夏輝が好き・・・大好き」
「と、智子ぉ・・・俺も・・・智子の事好きぃ・・・♡」
「ありがと。夏輝・・・でも夏輝ばっかり気持ちよくなってずるいよな?今度はアタシも気持ちよくしてもらうからな♡」
大久保はそう言うと慣れた様に身体を動かし始め、加えたディルドが夏輝の腹の中を強く突き上げ、突き上げる度夏輝の脳裏はこうして彼女と交わってきた記憶が支配していった。
「んっ♡あっ♡これすきっ♡智子ぉ♡もっと強くっ♡奥まで突いてぇ♡」
「んくっ♡夏輝っ♡アタシもこうするの好きだよ♡でもあんまり声出してたら下の階の妹ちゃんとそのお友達に聞かれちゃうんじゃないかな〜あっ、今更言っても遅かった?」
二人はお互いをつなげるディルドを奥へ奥へと押し付け求め合い、その交わりはこれまで二人の間何度も行われてきた事を感じさせる。
「あんっ♡智子っ♡智子ぉ♡もう妹に聞かれても良いっ♡もっと来てっ♡」
「うんっ♡いいよ♡夏輝好きっ♡もっとっ♡もっと夏輝と一緒になりたいっ♡」
二人の交わりは更に激しさを増していく。
そして二人の絶頂が近づいていき・・・
「夏輝っ・・・アタシもうイきそう・・・っ」
「あんっ♡良いよ智子っ♡俺・・・私も・・・だから一緒にっ・・・」
「あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡夏輝っ♡夏輝っ♡イくっ♡イッちゃうっ♡夏輝も来てっ♡」
「私もイクっ♡智子と一緒にっ・・・・智子一緒にイっちゃうのぉぉっ♡ひぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♡」
「ふわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♡」
二人はほぼ同時に絶頂を迎え、大久保はゆっくりと夏輝の方へと倒れ込んだ。
「はぁ・・・♡今日の夏輝・・・いつもより可愛かった」
大久保はそう言いながら夏輝の頬を優しく撫でる。
そんな彼女を夏輝は優しく抱きしめた。
「いつもよりって事はいつもは可愛くないってこと?」
「そうは言って無いだろ?夏輝のイジワル・・・」
「はいはいいじけないの♡」
夏輝はまるで娘をあやすように優しく大久保の頭を撫でる。
その振る舞いからは少し前まで彼が男だったという面影は微塵も感じられなかった。
「なあ夏輝・・・」
「なぁに智子」
「アタシ少し前に変な夢見たんだ。」
「夢?」
「夢の中ではアタシも夏輝も男でさ、いっつもくだらない話ばっかしてんの、それで男のアタシがオタクの読むような日常系・・・?だっけそんな感じの漫画を読みながら言うんだ。もし夏輝が女だったら彼女にしてーなってそしたら男の夏輝は俺は女になっても男のお前とは付き合えないかな・・・でも女同士だったら・・・って何言わせんだよ!って言ったのそしたらどこからともなくその願い叶えようって声がしてそこで夢から覚めたんだけどなんか変にリアルな夢でさ・・・」
「なにそれ!私達は女の子同士でもこうして付き合ってるじゃない。変な夢ね」
「なんだよさっきまで俺は男だーなんて言ってたくせに」
「あら?そうだったかしら・・・?ま、良いじゃない。きっと私と智子が男同士だったとしてもそれはそれでアリでしょ・・・?」
「何いってんの!アタシは男なんてゴメンだから」
「ほんと智子は男嫌いよね・・・あっ!そうそう。今日はお母さん夜勤で居ないんだったわ!そろそろお夕飯作らないといけないけど智子も食べていかない?」
「えっ、マジ?夏輝の作る飯うめーんだよなーいいお嫁さんになるよ・・・いいや。もうアタシの嫁さんみたいなもんか」
「ふふっ・・・もう何言ってんのよ。それじゃあ智子の分も用意してあげるわねア・ナ・タ♡なんちゃって!」
「やったぁ!それじゃあゴチになるぜー!あっ、その前にシャワー借りていい?」
「そうね・・・結構服も汚しちゃったし」
「それじゃあ一緒に入ろうぜ〜あっ、久々に夏輝のジャージ借りてもいい?あのジャージの匂いアタシ大好きなんだよ〜」
「もしかして体育の度にジャージ忘れてきてたのって・・・」
「さてどうだかね〜そんなことよりさっさとシャワー浴びちゃおうぜ!」
二人はそんな会話をしながら濡れた愛液をティッシュで拭き取り部屋を後にした。
誰も居なくなった部屋の机の上にぽつりと置かれたノートのページが風でめくれる。
そこに書かれていたはずの彼が男だった頃の文章は消え、たまにポエムの書かれた何の変哲もない日記へと変わっていて最早彼が男だったという証拠は何ひとつも存在しなくなった。
一体彼らと彼らを取り巻く世界を変えたモノは何だったのか?
はたまた男だったという事自体が夏輝の妄想だったのか?
それを知る手立ては今となってはどこにもなく、そこにあるのはただ一冊の何の変哲もないありふれた日常を記した日記の書かれたノートだけである。