以前に投稿した「オレは絶対サキュバスなんかにならねぇ!!」は当作のスピンオフというか前日譚として公開したものでpixivではこちらのほうを先に公開していました。
テーマは巣ごもりと承認欲求とリモートとパンデミック下でのサキュバスの新しい生活様式についてです。
成分:サキュバス、女体化、エロ配信、リモート露出狂、オナニー、精神女性化
時は西暦20XX年、人類は未知のウイルスの脅威に曝されていた。
某国で発生したそれはただの風邪だと侮られていたのもつかの間、感染範囲をまたたく間に世界中へと広げ大流行の様相を呈していて、とうとうこの国でも緊急事態宣言がなされる事態だ。
全世界が混沌を極める中、一人の男がフラフラと自宅のマンションへと入っていった。
表情はマスクで読み取りにくいがその目からは疲労や行き場のない怒り、その他諸々の負の感情が渦巻いている様に見える。
彼の名は
とあるスーパーのアルバイトで生計を立てているフリーターだ。
緊急事態宣言下でも勤め先のスーパーはインフラ云々で平常営業をしていて休むことができず、いつにもましてピリピリとした客や店長に胃を痛めながらアルバイトに勤しんでいる。
ウイルス大流行の煽りで仕事を失う人間も続出しているのだがその点では休みが給与に直結してしまうアルバイトという身分の信にとってそんな状況下でも働ける事は不幸中の幸いであった。
しかし
「なんだよ畜生! 世間は緊急事態宣言だなんだって言ってるのにいつも以上に働かせやがって!! それに手当どころかマスク一枚すら支給無しって店長は一体何考えてんだよ……もう俺含めあの店の店員が全員陽性になって潰れりゃいいんだあんな店!」
店側の対応や客の態度が日に日に悪くなってくる上人手も更に減っていくうちに彼にもとうとう嫌気がさしてきたようで彼は家に帰るや否や部屋着に着替えベッドに倒れ込むと枕に顔を埋めて呪詛に近い恨み節を吐きだした。
実際にそうなってしまって一番困るのは自分自身だと言うことはわかっていたがそれでもそう口に出しでもしないとやっていられない程彼は日頃の勤務やストレスで消耗していたのだ。
信がそんな呪詛混じりの独り言をブツブツと呟きながらベッドで横たわっていると
「フフッ……なんだかとっても悶々とした負の感情を感じるわぁ♡」
誰も居ないはずの押入れの方からそんな艶めかしい声が聞こえてきた。
(はは……疲れすぎて幻聴まで聞こえる様になちゃったか俺……)
信の住む部屋の隣は空き家で壁の向こうから隣の住民の声が聞こえてくることはなく、信はとうとう自分がおかしくなったのだと自嘲しながら布団を被った。
「ねえ、貴方? ちょっとは興味持ったりしないわけ? ねえ、ねえってばぁ〜 もしかして言語が間違ってるのかしら? いやそんな事は無いはずだけど……もしも~しちゃんとニホン語……? ってので通じてる? 通じてるわよねぇ?」
押入れの方から聞こえてきた艶めかしい声がさっきよりもはっきりと近くで聞こえてくる。
「はぁ……何だよ一体……」
疲れている彼はそんな声に少しの苛立ちを覚え、枕元に目をやると彼の目にはハイヒールを履いた綺麗な足が二本映り、そのまま視点を上に上げていくとほぼ裸と言っていいほどの露出度の奇抜な格好をした大きな胸の女性が立っている。
しかし彼女には人間にはないはずの角や羽、それにしっぽが生えておりしっぽと羽はまるで意思によって動かされているかの様にくねくねと動いていたが信はそれよりもみずみずしくまるで大きく実った果実の様な大きく豊満な胸に釘付けになってしまっていた。
「はぁいこんばんは♡やっと見てくれたわね」
しばらくそんな彼女の肢体に目を奪われていた信だったが、徐々に思考がはっきりとしていき目の前に見ず知らずの女が居る事に驚き声を上げてベッドから飛び出した。
「ど、どどどどちら様!? デリヘルなら部屋間違ってますよ!?」
「あはははっ! そのデリなんとかはわからないけどさっきまでつまらなそうなニンゲンだと思ってた割には結構良い反応するじゃない♡食べがいがありそうね」
驚く信を見た露出度の高い女性は舌なめずりをした。
「お、おい! 勝手に人の部屋に土足でズカズカ入っておいてつまらなそうってなんだよ! というか誰だよあんた!」
女性の言動に腹を立てた信はさっきとは打って変わった強い口調でそう彼女に詰め寄る。
すると
「あらごめんなさい。アタシはリラ。貴方達の世界の言葉でいうとサキュバスって言えばわかるかしら?」
自らをサキュバスだと自称する女性が目の前に居るという事態に信は半信半疑でなんども目をこすってみたり頬をつねったりしてみたがやはり目の前に居る女性は消えず、信をねっとりと見つめていた。
「ふふっ♡アタシは幻覚でもなんでもないわよ?」
「サキュバスなんてのが本当に居るはずないだろ!!」
「ええそうね。確かに居ないわ。この世界にはね。こっちではでっち上げや言い訳に使われる程度の架空の存在ってことになってるみたいだけれど……」
自らをサキュバスだと言った女性がサキュバスなんて居ないと口にしたので信は更に混乱した。
いや厳密に言えば彼女から漂う甘い香りが僅かながらも確実に彼の判断力を鈍らせていたのだ。
「じゃあお前はどっから湧いて出たんだ? サキュバスは居ないってんならお前はただの自称サキュバスの痴女って事になるだろうが!!」
「だーかーらーこの世界にはって言ったでしょう? アタシはこの世界とは別の世界から来たの。いわゆる異世界ってヤツ」
急に訳のわからない事を目の前で言う女性に対して口をぽかんと開けた信だったがこのままではいけないと更に口を動かす。
「そ、その自称異世界から来たサキュバスが何の用だよ?」
「まだ信じてないの? ま、いいけど教えてあげる。偶然襲ったニンゲンが異世界転移の魔法を研究してたみたいでね? ちょっと操って飛ばしてもらったの。サキュバスの居ない世界ならアタシ一人がニンゲンのオスを好きなだけ食べられるってことでしょ? それで貴方の部屋に転移してきたみたいなのよ。なにせ凄い負の感情が渦巻いてたもんだから引き寄せられちゃった♡」
彼女の言っている事が本当なら自分は今から彼女にエッチな事をされて精気を吸い取られてしまうのではないか?
信はそう思った。
仮にそうであれば目の前に居るのは言動はともかくそう居ない美女で、もしかするとこれは過酷な環境の中働く自分へのご褒美か何かではないかと自然に胸が高鳴っていく
「な、なあ……サキュバスって事はその……セックスとかしたりなんかあの手この手で気持ちよくしたりしてくれるんだよな……?」
信は鼻息を荒くして彼女に尋ねるとニヤリと笑みを浮かべた
「物分りが良い所も好きよ。もちろん昇天させてあ・げ・る♡」
「うおおマジか!」
彼女のその言葉を聞いてたとえ目の前にいるサキュバスが本物だろうと自称サキュバスの痴女だろうと童貞の自分を気持ちよくしてくれるならこれ以上のことはないと信は先程までのけだるげな表情とは打って変わって拳を握り声を喜びの上げた。
しかしそんな信を見つめる彼女の目は何やら獲物を見つめるような目をしていて……
「ええ。文字通りね。天にも昇れるわよ?」
彼女はそう言うと舌なめずりをして再び不敵な笑みを浮かべた。
「お、おい……なんだよその文字通りって……」
その笑みになにか不穏なものを感じ取った信は再び彼女に尋ねた。
すると
「だから文字通りよ。アタシここ最近ニンゲンの精を全然吸ってなくってぇ……この世界に転移してきたからっていうのも有るけど相当お腹が減ってるのよねぇ……だから貴方には残念だけどアタシに吸いつくされてもらうわ。その代わりニンゲンのメスじゃ味わえないくらいの快楽を最後にあげるから許してね?」
そう言って彼女は信ににじり寄る。
彼女の目はまるで獲物を捕らえた獣の様に信を見据え、信も彼女の言っていることが嘘でなく自分に危機が迫っている事をまるで天敵に捕食される小動物の如く本能的に感じとった。
「や……やめろ……こんなとこで死にたくない」
命の危機を感じた彼の口から咄嗟に出た言葉は生に縋るものだった。
いくら家と職場を往復し態度の悪い客や店長に当たり散らされるようなみじめな日常を送っていた彼でも突如現れたサキュバスによって絞り殺されるなんていうマヌケな死に方を選びたくはなかったのだ。
「安心して? 最初はみんなそう言うけど最後には幸せな顔をしてイっちゃうんだから」
逃げようとするが体がうまく動かない信はゆっくりと後ずさりをするしかなかった。
「くそっ……! なんで足が動かないんだ……!?」
「アタシ達の体からはニンゲンのオスを魅了する様にできてるのよ。だから貴方ももうアタシの虜……アタシからは逃れられないわよ……おとなしくアタシの今晩のディナーに成って頂戴?」
その時だった。
彼女は床に置きっぱなしになっていたテレビのリモコンを踏みつけたのだ。
するとテレビの電源が入り、ニュース番組が映し出される
『え〜本日の新たな陽性者は1000人を超え、多数の死亡者が出ています……』
テレビからは最早聞き慣れたウイルスの感染者の数や自粛を促すような言葉が流れている
「なにこの板みたいなの? 中でニンゲンが喋ってるじゃない!」
テレビが物珍しかったのか彼女の注意がテレビの方へ向いた。
すると体の動きと思考が少しだけ働くようになった。
(このままじゃウイルスに感染するより先に目の前の変な女に絞り殺される……! そうだ
一か八か……)
信はまだ少しぼんやりとする頭で生き残る方法を考え賭けに出る。
「な、なあ……リラって言ったっけ? 今そのテレビってヤツで流れてるのは新型のウイルスの話なんだ。ウイルスって……わかるか?」
「バカにしないでくれる? 病気の元になるモノの事でしょ?」
「そ、そうだ。死ぬ前に気になってる事があるから教えてくれサキュバスも風邪とか引くのか?」
「ええもちろん。身体はニンゲンから効率的に精を摂取できるようにニンゲンに近い物になっているから普通に病気にはなるわよ? 貴方変なこと聞くのね……」
「いまそのテレビでやっているのはこの世界で大流行している新型ウイルスの事なんだよ! 人もたくさん死んでる」
「それがどうかしたの?」
「他の世界から来たって言ったよな? それならこのウイルスに対する免疫が無いかもしれないってことだろ? もしかしたら俺も保菌してるかもしれないし仮に俺を吸いつくしたとしてそのまま街に出てみろ! 保菌してた男を襲ったら濃厚接触なんてもんじゃないからお前も絶対感染するぞ! そのまま自分の元いた世界に戻ったらお前はウイルスを広めた元凶だって同族からも人間からも疎まれることになるんだからな!!」
半ばハッタリも混ざっていたが信はそう吐き捨てた。
すると彼女は目に見えて顔を真っ青にする
「な、なによそれ……アタシ達性病の類は無効化できるけどそういうのにはほぼ耐性がないのに……」
彼女は打って変わって信から後ずさっていく
予想以上に効き目があったので信は気持ちいい事をしてもらえないのは残念だがさっさと帰ってもらうことにした。
「だから悪いことは言わないから元いた世界に帰れ!」
「きゃーっ! 大きな声出さないで! 貴方がウイルス持ってたら移っちゃうじゃない!!」
信の言ったことが余程恐ろしくなったのか彼女は押入れの中に飛び込んでいった。
「はあ……なんかよくわからんが命の危機は脱したのか……寝よ」
信は胸を撫で下ろし再びベッドに倒れ込んだ。
すると
「ねえ……ねえってばー!!」
押入れの方からまた声がした。
「うるせー! お前まだ帰ってなかったのかよ!」
信は押入れの方に向かうと
「やめて! 押し入れは開けないで!! ウイルスが移っちゃうでしょ!!」
「おいおい自分から勝手に入ってきといて人様をウイルス扱いかよ。もうさっさと帰れよ!!」
「……できないの」
「はぁ!?」
「さっき言ったでしょお腹減ってるって……ホントはこの世界のオスを好きなだけ堪能したらその力で帰ろうと思ってたの。でも今のままじゃ帰るだけの力も残ってなくて」
「何だよそれ! マヌケすぎるだろ……」
「う、うるさい! 本当なら今頃アタシが貴方をリードして全部こってり搾り取ってやる予定だったのよ?」
「知るか! 勝手に来たお前の自業自得だろ!」
そう言うと押入れの向こうからううう……と言う言葉にならない声が聞こえてきた
どうやらぐうの音も出ないようである
「仕方ないわね……あの術を使うしか……貴方を搾り取るのはやめにするけどその代わりアタシの役に立ってもらうわ!」
次の瞬間押し入れが少し開くとその隙間から彼女のしっぽが飛び出してきて信の首をプスリと刺した。
「痛てっ! な、何すんだよ!! あ、あれ……また頭がクラクラして……なんか身体も熱い……!」
突然信の身体は熱を帯び、視界が歪み始める。
「貴方にはアタシの代わりに精を集めてもらう事にしたわ。悪く思わないでね?」
「なん……だよそ……れ…………うっ……ああっ!」
徐々に彼女の言葉も理解できなくなっていき、信は立ってもいられずその場にうずくまった。
すると次の瞬間彼の身体は徐々に縮んでいき、骨格は音を立てて細く華奢なものに形を変えていく。
「ぐっ……あぁっ! あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
身体の急激な変化によって苦しむ彼の声は徐々に高く可愛らしいものになっていき、ボサボサだった髪はしなやかに伸び、色も鮮やかなピンク色へと変わっていく。
そしてくたびれきっていてマスクで見えないからと手入れをおろそかにしていた顔からは無精髭が抜け落ち、荒れ放題だった肌も艷やかでハリのあるものへと変貌していく。
そしてとうとう顔全体に変化が現れ目鼻の整った美しい少女の様な顔になっていった。
最後に小さく細く変わり果てた身体の胸や尻が風船の様に膨らんでいき、彼はあっという間に美少女へと姿を変えたのだ。
信は身体が急激に変わってしまったショックから気を失いその場にぐったりと倒れ込んでしまった。
それを押し入れから見ていたリラはゆっくりと押し入れから出てくると
「ふう……ひとまずこのニンゲンは完全にメスに作り変わったわね。我ながら結構可愛い娘にできたじゃない。とりあえずもうあのむさい体じゃないし身体を作り変える時の発熱でオチンポと一緒に保菌してるウイルスも消えてなくなってるでしょうしこれでためらいなくコキ使ってやれるわ。これからしばらくアタシの為に頑張ってもらうわよ♡」
変わり果てた姿になった信を優しく撫でるとリラはテレビに再び目をやった
「それにしてもこれ面白いわね。この世界で起こってる事がすぐにわかるなんて……とりあえずこの子が起きるまではこの世界の情報でも色々仕入れておきましょう。それにしてもこの子起きたらどんな反応してくれるかしら……今から楽しみだわ」
リラは笑みを浮かべると目を輝かせてテレビを食い入るように見つめていた。
携帯電話が無機質なアラーム音を鳴らし、信にアルバイトへ向かう時間が近いことを知らせる。
これがいつもと変わらぬ信の一日の始まりだ。
ただ一つを除いては……
「う〜ん……」
信はそのアラームを止めようとするが手の届く距離に携帯電話はなくやっとのことでアラームを止めると信は身体を起こし可愛いあくびを一つした。
「ふわぁぁぁ……あれ……俺昨日バイトから帰ってきてどうしたんだっけ……なんか変な夢を見てたような……ん!?」
信は自分の身体の違和感に気がつく。
明らかに口から発せられた声が自分のものとは違っていたからだ。
自分の喉を震わせて出てくるのは昨日までの自分の声ではなく少女の声だ。
「あーあー……えっ? どうなってんだ? なんで俺こんな変な声になってんだよ!」
突然のことにうろたえた信は携帯電話をベッドから落としてしまう。
それを拾おうと下を向いた時多きな2つの膨らみが彼の視界によぎる
「な、なんだこれ……ひゃぅっ!」
その膨らみを触ると触感があり思わず声を漏らしてしまった
「んっ……♡なんだこれ……柔らかくて触ってるとくすぐったいような気持ちいいような……」
信が自分の胸部にできた謎の膨らみを触っていると
「やっと起きたわね。おはよう♡よく眠れたかしら?」
聞き覚えのある声が聞こえたので声の方を見てみるとリラが食パンをかじりながらテレビを見ていた」
「お、お前! ってことは昨日のアレは夢じゃなかったのか……というかその食パン最後の一枚だったのに!」
「ああこれ? 美味しいわよね。あんな小さな箱に入れるだけでこんなサクサクに出来上がるんだもの。この世界ってなかなか面白いわね」
「食ってないで説明しろ! 俺に一体何をしたんだ?」
「言ったでしょ? アタシの役に立ってもらうって。だから貴方にはアタシの代わりにニンゲンのオスから精を集めてもらうことにしたの」
「はぁ? 何いってんだ俺は男だぞ!?」
そう発した信の姿と声からは全く説得力がなかった。
なにせ今の彼は美少女になっているからだ。
しかしそれをまだ信本人は知らない。
「どの口が言うのかしらほーら。これ見て?」
リラは姿見をベッドの前に持ってくるとそこに映っているのはいつも見慣れた寝起きの自分ではなくサイズの合わない男物のスウェットを着たピンク色の髪をした胸の大きな美少女だ。
そんな美少女を信は目を丸くして見つめた
「な、なんだよこれ……おい! 幻覚かなんか見せてるんだろ!!」
そう発した信の口の動きと同じ様に鏡の中の美少女も口を動かしリラの方を睨みつけた。
「あらあら。ニブいのねぇ〜さっき散々自分のおっぱい触って変な声出してたじゃない。いま貴方の目に映ってるのが正真正銘今の貴方よ」
自身に起こっている異変を信じたくなかった信だったが頬を触った感触もいつもとは違い、それだけでなく胸にぶら下がっている大きな塊や自分の喉から発せられる可愛らしい声は彼女の言葉が嘘でないと物語る。
「な、ななな……何で俺が女に……?」
「簡単に言えば貴方はアタシの眷属になってもらったの。ニンゲンのオスの精をアタシに持ってくるための働き蜂みたいな物よ」
「そんなメチャクチャな……! 自分がウイルスに感染したくないからって俺に代わりにあんなことやこんなことをさせようって魂胆だな!?」
「最初はそうしようと思ったんだけどどのみち感染のリスクからは逃げられないわ。そこで貴方が寝てる間に貴方の夢の中に入って記憶をちょっと見させてもらったの。もちろんプライベートなところは見てないわよ? あくまでこの世界の基本的なルールとか道具とかそういうのの使い方をちょっと覗き見させてもらっただけ。それでね、いい案を思いついたのよ。そのスマートフォン? だっけ? それ借りるわよ」
そう言うとリラは床に落ちた携帯電話を拾い上げ操作し始めた。
パスコードでロックされていたはずのそれをリラは簡単に解除して何かを入力しはじめる。
「おい! 普通にロック解除してるんじゃねえよ! やっぱりプライベートな部分も見てただろ!」
「さてどうだか? それより今はアタシの話を聞きなさい。ほーらコッチ向いて〜」
そう言うと携帯電話からシャッター音が発せられた
「お、おい! 何で写真なんか撮るんだよ」
「まあ見てなさいって。ほら」
そう言うとリラは信に携帯電話をなげつけた
「うぉっと! 一体何をしたってんだよ……」
すると携帯電話には一気に数件の通知が入ってきた
「な、なんだよこの通知!!」
「いいからいいから。とりあえず開いてみなさい?」
リラに言われるがまま通知元のSNSを開くとさっきの写真が添付された【おはよ( *`ω´)】というツイートに知らないアカウントからの挨拶リプライや多数のいいねがついている。
「だれだこいつら……」
「貴方が寝てる間にアカウントを作っておいたの。いやぁSNSって面白いわね。性欲を持て余したオスがウヨウヨ居るんだもの。貴方の口元の写真を撮ってアイコンにして少しつぶやいただけでいっぱい引っかかったわ。どう? 何も感じない?」
「はぁ? 何も感じないかって……?」
ドクン
次の瞬間信の胸は大きく高鳴り下腹部がじわじわと熱を持っていくのはわかった。
「んっ……♡あっ♡なんだ……これ……っ腹が熱いっ……!」
「ほら来た〜摂取できる量は少ないけどこれが貴方に向けられたオスたちの精よ」
「せ、精……?」
「ええ。貴方を見てムラムラしたり犯したいって思ったりオナニーしたり……とりあえず貴方にそいういういやらしい感情を持ったオスの精がその端末を通してちょっとずつ貴方のナカに溜まっていくの。そういういやらしい感情を糧にしてるのがアタシたちサキュバスってわけ。精子も美味しいけど所詮あれはただのタンパク質に過ぎないわ。本質は感情なのよ。そのSNSっていうのには色々な感情が渦巻いてるでしょ? そこから少しでも貴方にエッチな感情が向けられればちょっとは腹の足しになるって訳」
「んっ……♡はぁっ♡な、なんだよそれ……」
「まー簡単にいえば貴方はオンラインだろうがオフラインだろうがオスから性的な目で見られるだけで感じちゃう女の子になっちゃったってコト」
「んっ……♡あっ♡なんだよそれぇ……」
信の意思に反して携帯電話に通知が来るたびに胸は高鳴り腹の奥がじわじわと熱を帯びていく。
「あらあら。思ったより結構集まってるじゃない。今の貴方がオスから送られてきたリプライを読んじゃったらどうなっちゃうのかしら」
そう言うとリラは彼から取り上げリプライを見せつけてきた。
そこには
【りんちゃんおはよう(^o^)フォローさせてもらったあといっぱいDM送ったけど返事がなかったね? 昨日は早くねちゃったのカナ? りんちゃんがどんな寝間着で寝てるのか想像したらおいら寝れなかったョ】
他にも到底見ず知らずの人間に送るとは思えないほど馴れ馴れしい文章、それにアニメや特撮の字幕付きキャプチャ画像やネットミームの語録を織り交ぜたリプライが十数件よせられていて、信は心底それが気持ち悪かった。
「うぇ……なんだこれ……それにりんって誰だよ……」
「貴方のハンドルネームみたいなものよ。この世界では名前を偽ってSNSをやるのが常識なんでしょう? それにシンってちっとも可愛くないんだもの。コッチのほうが可愛いでしょ?」
「お、お前かってに……ひぅっ!」
(なんでだ……? 気持ち悪いはずなのに……なんでこんな胸がドキドキして身体が熱くなるんだよっ……!)
「はぁっ……はぁっ……熱いっ……なんで俺……こんな気持ち悪い文章読んで興奮して……」
「だから言ったでしょ? 貴方はそれだけネットの向こうのオス達から下心を向けられてるってコトよ」
「そ、そんなぁ……ぅっ♡お、俺は男だぞ……? そんなの嬉しくもなんとも……あぁっ♡」
口ではそう言って見るものの信の身体の奥深くからは今までに感じたこともない感情が溢れ出しそれが身体の中で渦を巻いているような感覚に襲われた。
「口ではそんなこと言って身体は正直にできてるのよ?」
そう言うとリラは信の隣に座り、彼の股間に指を軽く押し当てる。
すると信の身体に快感が稲妻の様に走った。
「んにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♡」
「あら? やっぱり童貞に突然おまんこの快感は強すぎたかしら? ほら、パンツ越しでももうこんなに濡れちゃってるわよ? それとももしかして元々見られただけで感じちゃう変態さんだったのかしら?」
リラはさっきまで信の股間に当てていた指を彼の耳元に持っていきニチニチと湿った音を聞かせた
「ち、ちが……俺にそんな趣味はな……あんっ♡」
彼がそう抵抗をする間にもリプライやいいねの通知がじわじわと送られてきては彼の火照りは更に強くなっていき、息も更に荒くなってった。
「や、やめろぉ……もう俺を見ないでっ……いいねしないでぇ……」
信はツイートを削除するためリラから携帯電話を取り返そうとするが身体が思うように動かない。
「あらあら駄目よせっかく試しにやった割には結構いい感じに精が集まったんだから。さっきまで俺は男だーなんて強気で言ってたのにもう女の子みたいな声で鳴いちゃってかわいいっ♡」
「んくっ……♡はぁっ……♡ダメっ……俺……このままじゃあつくて……おかしくなってしんじゃう……っ」
「大げさねぇ。その程度で死ぬほどヤワに作り変えて無いわよ。でも苦しいわよね?」
「んっ……あっ♡……くるしいっ……乳首もかちかちになってて擦れるだけで痛いし……んぅっ♡腹もなんか変でっ……気持ちいいのにずっと射精できないみたいだぁっ……」
「当然よ。貴方はあくまで精を溜め込んでアタシに捧げる為の働き蜂みたいなものなんだから。勝手にイかれたらせっかく集めた精がもったいないじゃないの」
「はぁ……はぁ……どうしたらこれ……治るんだよぉ……」
「簡単よ、アタシが貴方の身体に溜まった精を吸い出せば良いの」
「す、吸い出す……?」
「ええ。粘膜同士で接触できる場所がいいわね。 例えばオマンコとか……? でも貴方さっきちょっと触っただけであの始末だったし今はまだ刺激が強いかもしれないわ。我ながらちょっと敏感にしすぎたかしら? それじゃあ……」
リラは信を見つめると頬に左手を優しく添え顔をゆっくりと近づけてきた
「はぁ……はぁ……っ……な、なにを……」
「顔を近づけてすることなんて一つしか無いでしょう? んっ……ちゅっ♡」
リラはおもむろに信にキスをした。
「んっ……むぅぅぅぅぅぅぅぅ♡♡♡」
(お、俺……こんな訳のわからない女にこんな身体に変えられて始めてのキスまでされちまった…………あれ……なんだ? なんか腹の方からこみ上げてきて……)
「んっ……んぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ♡」
(な、なんだこれ……全身から熱いのが吸われてっ……口から射精してるみたいにっ……!!)
信の身体に生まれた熱がすべてリラの口を通して吸われていく。
それと同時に信の身体には未知の快感が駆け巡ると同時に絶頂に達し、目を虚ろにして身体をぴくぴくと痙攣させる。
それを見たリラはゆっくりと唇を離した。
「ぷはっ……。はぁ……あれだけ濡れてたから期待したけどこれじゃ全然満たされないわ。やっぱり直接オス1匹から搾り取るのとあんまり変わらないじゃない。ま、でもこれで部屋から出ずに精を集められる事は実証できた訳だしアタシが転移魔法で帰れるくらいまで精を集めてくれれば貴方を元に戻してあげるわ」
「ふ……ふじゃけんにゃぁ……お、おれはしょんなこと……」
「あら? アタシが気まぐれを起こさなかったら貴方は今頃精を絞り尽くされて死んでたのよ? むしろニンゲンのオスじゃ味わえない快楽を感じられる可愛いメスにしてやったんだから感謝してくれても良いのよ?」
「か、感謝なんてするわけ……早くもとに……」
ぼんやりする頭で必死に言い返そうとする信だったが身体を覆う虚脱感のせいでそう虚勢を張るのが精一杯だった。
「あっ、そうそう。貴方アルバイトっていうのには行かなくて良いのかしら?」
その言葉を聞いた瞬間ぐったりとしていたはずの信は急にはっとなり立ち上がる。
「ふぇっ……? あっ! そうだバイトの時間だ……!! やべぇヒゲも剃ってないし朝飯もまだだし……」
「あらあら……貴方の頭の中とインターネットっていうので調べたけど相当この世界のニンゲンは働き者みたいね……こういうのこの世界だとシャチクって言うんでしょ?」
「ああもううるさい! こちとら生活がかかってんだよ!」
「でも貴方そんな身体でアルバイトに行くの?」
「へっ……あっ、そうだった今俺女になってて……早くもとに戻せよ!!」
「だーかーらー精を集めたら戻してあげるって言ったじゃない」
「そうじゃなくて今すぐ戻せって!!」
「嫌よ。ま、アルバイト先のオス達全員の精を吸ってきてくれるって言うなら今日のうちにでも戻れるんじゃない? もちろん直接セックスしたらの話だけど」
そんなリラの言葉に一瞬身体がびくりと疼いてしまったが信はそれを必死に理性で抑え込む
「ふ……ふざけるな! なんで同僚やら店長に犯されなきゃなんないんだよと、とりあえず電話……電話しなきゃ!」
信は未だに通知が鳴り止まず振動する携帯電話の連絡先からアルバイト先のスーパーを選び電話をかけるとしばらくして店長が気だるそうに出た。
信は昨晩起きた事を説明したもののもちろん聞き入れてもらえず……
「いえだから何度も言ってますけど俺が西巳本人なんですってば! いたずらでもなんでもなく……えっ、もう来なくていいって伝えておけって? もしもし? もしもーし!!」
店長はもう来なくていいと西巳に伝えておくようにとだけ吐き捨てると無慈悲に電話を切った。
信は弁明しようにも今の自分ではこれ以上何を言っても信じてもらえない八方塞がりな状態に陥ってしまいその場に崩れ落ち、それを見たリラはニヤリと悪い笑みを浮かべる。
「あらぁ? どうしたのかしら?」
「どうしたもこうしたもねぇよ! お前のせいでバイトクビになっちまったじゃねぇか!! どうしてくれるんだよ!?」
信は半べそをかきながらリラを攻め立てるが美少女になった今の彼の怒号など恐れるに足らないとばかりにリラは軽くあしらう。
「あらあらそれは残念。今の貴方からは一応オスを発情させるフェロモンが出てるからそのままアルバイトに行ってくれれば貴方が勝手にオス共に襲われてアタシは誰とも濃厚接触せずに精を集められたのになー」
リラの言うことが本当なら無理やりアルバイトへ先に行っていれば今頃同僚達に襲われていたと考えるだけで信の身体は恐怖で震える。
「そ、それじゃあ俺もおちおち外に出れないじゃねぇか! なんて身体にしてくれたんだよ!」
「えーだってアタシだってそんな訳のわからないウイルスの蔓延してる世界なんかに長居したくないし〜そんな変なウイルス持ってるかもしれないオスとなんてしたくないもの」
「はぁ……このまま元の身体に戻る前に生活費が払えなくなって死んじまうよ……」
「ならコジキをすれば良いんじゃない?」
「は? コジキ?」
「SNSのアカウントを作って一晩くらい眺めていたんだけれどAmaz●nっていうサイト欲しい物リストを載せておけば勝手にオスどもが送ってきてくれるんでしょう? そういうのをコジキっていうんじゃないの? 少なくとも貴方はそう思ってたみたいだけれど」
「ばっ……バカ! そんな簡単に物が送られてくるわけ無いだろ?」
「そうかしら? モノは試しね! ちょっとまたそれ借りるわよ」
そう言うとリラは携帯電話を信から取り上げ、信の写真を一枚取ると画面を操作し始めた
「これでよしっと! こんなのでどうかしら?」
リラはそう言うと信に画面を見せてきた。
そこにはサイズの合わないスウェットを着た涙目の美少女の写真と共に
【ふにゅーお仕事クビになっちゃったぁ〜(´;ω;`)欲しい物リストhttXXXXXXXXXXXXXXX】
そんなつぶやきとURLが書かれていた。
「一応カップ麺とか飲み物とか色々入れておいたわよ。それにしても便利ねぇ。こんなのを操作するだけで欲しい物が手に入るだけじゃなく欲にまみれたオスどもから貢がせられるなんて! 変なウイルスがなかったら永住を考えなくもないわね〜」
「ふざけんな! こんな適当な乞食ツイートで安々物が送られてくるわけないだろ!? それにもしかして俺のAmaz●nの欲しい物リストとか履歴とかまで勝手に見たのか……?」
「ええ。貴方結構欲しがりさんね♡頭の中のプライベートなことはあくまで少ししか見てないけどこれをいじってたら頭の中を覗くより簡単に貴方の内面的な所がわかるんだもの。ついつい面白くていろいろ見ちゃった。ほんと便利な機械ねぇこれ」
「お、お前ぇ!!」
「あははははっ! 顔真っ赤にしちゃって可愛い♡ま、アタシが可愛くしてあげたんだし当然だけど」
「う、うるさい……! 勝手に人の事覗き見やがって……!」
「アタシ達はそういう種族なんだから仕方ないでしょ? とにかくそんなにその身体が嫌ならさっさとアタシの言う通りに精を集めること。今の貴方にそれ以外の選択肢はないの」
「じゃ、じゃあもし俺が嫌だって言ったらどうなるんだよ」
「そうねぇ〜一言で言えば死ぬわ」
「……へっ?」
「今の貴方はアタシの眷属になったって言ってるでしょう? アタシが死ぬようなことがあれば貴方も同じ様に死ぬことになるわ。昔は主を殺して優秀な眷属を奪おうって子も多かったし何より気に入らない主を殺して解放されようって眷属も少なからず居た訳。だから主が死ねば眷属も死ぬ呪いをかけるのがアタシ達の世界では常識よ?」
「でも死ぬってそう簡単に死ねるものでもないだろ?」
「ええ。でもね、アタシ達は食事の他にオスの精を摂らないと死んじゃうの。だから貴方が精集めに協力しなければここでアタシと一緒に餓死するしかないわよ?」
「そ、それならお前が勝手に集めればいいだろ?」
「嫌よ! そんな変なウイルスに侵されて死ぬくらいなら餓死したほうがマシよ! それに濃厚接触者のリストで狩ったオス達からアタシの事がバレたらどうするのよ! 身分証もないしアタシが異世界の生物だなんて知られたら見世物小屋行きか解剖されるわよ!? そんな事にくらいならここで餓死してやるわ!」
「ええ……」
「アタシだって早く元の世界に帰りたいの! ホントはコッチの世界を軽く見て回ってオスを何匹か狩って帰るつもりだったって言ったでしょ? だからそのためにアタシに協力しなさい? もちろん拒否権はさっき言った通り無いけれど」
リラはどうやらネットの情報をデマも含めて鵜呑みにしている様で、ネットにはウイルスに関する様々な情報が錯綜しているため尚更ウイルスのことを恐れている様だった。
信の方も彼女の言う通りにしなければ男性からいかがわしい心を向けられるだけで発情してしまう特異体質の少女として短い余生を過ごすしか無いという事実を突きつけられ、彼女の言う事に渋々首を縦にふるしかなかった。
「よしよしやっとわかってくれたわね。ふわぁ〜アタシも夜中中ずっとこの世界の事調べたりしてたら疲れたし安心したら眠くなってきちゃった……さっき出てきた押し入れ借りるわね?」
そう言うとリラは眠そうにお仕入れに入っていった。
リラが部屋から居なくなると一気に部屋は静かになりさっきまで自身の身に起こった出来事がまるで嘘のようにいつもどおりの静けさが戻ってきた。
しかし信の身体はさっきまでの出来事が嘘でないことをこれでもかと言わんばかりに証明している。
(なんなんだよあいつ……ドラ●もんかよ! でもあの押し入れそんな広いわけでもないけど中はどうなってるんだ……? 気になるけど無闇に起こさない方が身のためだろうし……それにしても服のサイズも合わなくなってるし胸は擦れて気持ち悪いしどうすりゃいいんだよ……)
信はどうすることもできず辺りを見回すと通知が鳴り響く携帯電話に目が行った。
(……また腹の奥がなんか熱くなって来てる)
信は軽く息を上げて胸をドクドクと高鳴らせて携帯電話の画面を開くとさっきのツイートにいくつかのリプライがついていた。
それはやはり下心を全開にした男達からのリプライでそれを見るとまた信の身体の奥底からじわじわと快感が湧き上がってくる。
「くぅっ……んっ……♡なんでこんな気持ち悪いリプライ見ただけでこんな身体が疼いちまうんだよぉ……」
それは一度経験して理解してみるとまるで身体を内側からゆっくりと快感で満たしていくような感覚だった。
ぼんやりとしていく思考の中で信の中には快感だけでなくもっと満たされたいという欲求も生まれ出た。
(も、もし……もっとたくさんの人に注目されたら俺はどうなってしまうんだろう……?)
そんな好奇心が欲求を更に後押ししていき信は恐る恐る携帯電話のカメラを起動した。
(えーっと……? こうか? いやコッチのほうがエロいかも……)
信は使い慣れないインカメラで自分の思う魅力的なポーズを取ってみてはそれを写真に収め始めた。
「これが俺なんだ……結構可愛いじゃん……」
携帯電話の画面越しに見る自分の変わり果てた姿に信は半ば酔いしれていき何度も様々なポーズを写真に収めてはそれをSNSに投稿していった。
それに反応が付くたび彼は心身ともに快楽で満たされていき……
「あぁっ……♡すごぃぃぃ♡俺っ……こんなにいっぱい男からエロい目で見られてるんだ……」
パンツをぐちょぐちょに濡らしながら通知欄を眺めている信はいままでこれ程に誰かから注目の的になったことなどなく、その快感の虜になっていた。
「んんっ……♡ただキモいリプライ読んでるだけなのに腹の奥が凄い熱いぃっ……今ここさわっちゃったらどうなるんだ……?」
信は遂に下腹部へと恐る恐る手を伸ばしていった。
「ひゃぅっ……! またビクって来たぁ……女の身体敏感すぎるぅっ♡」
ぐっしょりと濡れた股間には今まで触り慣れていたモノは無く小さな出っ張りと縦に割れた小さな穴があるだけだった。
信はそんな穴の中に欲望のまま指を潜らせていく
「んんんんッ〜〜〜〜♡これやば…………あんっ♡ちょっと指入れただけなのに気持ちいいっ♡やぁっ♡あんっ♡これやばいっ♡俺おかしくなるぅぅぅ♡」
ぐちょぐちょと湿った音と可愛らしい嬌声を響かせながら信はオンナのオナニーに溺れていく。
その間も携帯電話からは通知音が何度も鳴り、指の刺激と体の奥底から湧き上がる快感は信の理性を蕩かせいった。
「んぁっ♡指も男から向けられるいかがわしい感情もどっちも良いっ♡俺……こんな頭に精子つまってるような奴らのクソリプをオカズにオナニーしてる変態女になっちまって……あぁっ♡いいっ♡コイツラが俺の事オカズにしてるって画面越しでもビンビンわかるっ♡あぁっ♡俺もこんなあったこともない痴女の自撮りで抜く変態をオカズにして女のオナニーしてる変態になってるぅぅぅ♡」
信の指は更に速さを増し、もう片方の手は携帯電話を離し自分の胸を揉みしだきながら女の身体の快楽を貪った
「あぁっ♡良いっ♡おっぱいも柔らかいし気持ちいいしマンコの感度も最高っ♡でもぜんぜんイけないっ♡この身体のせいでどれだけ気持ちよくなっても足りないっ♡もっと……もっと気持ちよくならなきゃ……」
信のオナニーは終わりがなくそのまま数時間にも渡った。
いくら性感帯を刺激してもどれだけいいねやリプライが送られてきても精を集めるために作り変えられたその身体は絶頂に達することはない。
絶頂に達する方法は唯一つ、リラに精を抜き取ってもらうことだけである。
とうとう信はそんな状況に業を煮やしていき……
「はぁ……はぁ……♡あいつが俺をこんな身体にしたのが悪いんだ……だからこれぐらいやってもゆるされるよな……?」
信はよろりと立ち上がると愛液をぽたぽたと垂らしながらリラの居る押入れに吸い寄せられるように歩き始めた。
そして押し入れに手をかけ開いてみるとそこではまだリラが寝息をかいてぐっすりと眠っている
「はぁ……はぁ……♡サキュバスってこうやって寝るんだな……こんなエロい格好で寝るなんて不用心にも程があるぞ……それにさっきまでさんざん俺のこと好き勝手にやりあがったんだから仕返しだっ……! んぢゅぅぅぅっ♡」
信は眠るリラの唇に勢いよく吸い付いた。
するとリラも驚いて目を覚まし勢いよく信の顔を押しのけた
「な……なにすんのよぉ!」
「はぁ……はぁ……いいだろ? 俺がイくにはお前に精を吸い取ってもらわなきゃならないんだから……」
「なにこれ……凄い精の匂い……! はは〜ん……貴方アタシが寝てる間にそのカラダでそうとう楽しんでたみた……んむぅぅぅぅっ!?」
自分のペースに持っていこうとしたリラだったが欲望にまみれた信はそんな言葉など意に介さず再びリラの唇を奪う。
「んぢゅっ……んんっ……ぷはっ♡はぁ……なんだよぉ……キスしたって全然さっきみたいにイけないじゃねぇかよぉ……」
「あ、当たり前でしょ!? アタシじゃなくて貴方が吸ってどうすんのよ!」
「うるせぇなぁ……そんなエロい身体しやがって……」
「あ、貴方ねぇ? 貴方はアタシの眷属なのよ!? 刃向かっていいと思って……あんっっ♡」
信はリラの言葉など聞かずリラの下腹部にぐっしょりと濡れた指を這わす
「ほら……ここ気持ちいいよなぁ? お前が俺の事女にしてくれたおかげでどこが気持ちいかわかったんだよ」
「あっ♡ちょ……やめなさ……ひぅっ!」
「ほら……お前ばっかり気持ちよくなってないでさっさと俺の溜まった精を吸って俺のことイかせてくれよ……んっ♡そうだ……上の口が駄目なら……」
信はそのままリラに馬乗りになり、濡れた股間をリラの股間に密着させた
「んっ♡はぁ……♡これが貝合せかぁ……マンコこすり合わせるだけでこんなに気持ちいいなんて……んぁっ♡こっちの口から俺の溜まった精を全部流し込んでやるっ……あっ♡あんっ♡」
「ひゃんっ♡や、やめなさいっ♡貴方は下でアタシが上なのにぃっ♡サキュバス200年やってるアタシがメスになって数時間のニンゲンにリードされちゃってる……あっ♡あんっ♡」
「んくぅぅぅっ♡すげぇっ♡これが女同士のセックスっ♡やべっ♡チンコ無くても気持ちいいっ♡」
信は獣の様に股間をリラにぐりぐりと押し付け、その度腹の熱が股間を伝って出ていく事を感じた。
「あっ♡いいっ♡貴方のおまんこから精がいっぱい溢れてきてるっ♡こんなにおまんこから精出しちゃうなんてオスみたいじゃないっ♡ほらアタシにさっさともっとよこしなさいっ♡貴方に溜まった精全部もらったげるっ」
リラもサキュバスとしての性かだんだんと乗り気に成っていきお互いは溶け合うように互いの股間を押しあい信の身体には以前彼女にキスをされた時に感じた感覚が次は股間に走る。
「あぁっ♡そんな動いたら……あんっ♡きたきたきたっ♡俺の身体に溜まってたのがどんどん出ていって気持ちいいの来るっ……! マンコから射精するみたいになんかでるぅぅぅぅぅぅ♡」
「そうよっ♡全部出しなさいっ♡所詮貴方はアタシに精を持ってくる下僕なんだからっ♡全部残さずアタシにその精よこすのよっ♡あんっ♡来るっ♡貴方からいっぱいオスの下品な精マンコに流し込まれて……あっ♡あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♡」
二人はほぼ同時に絶頂に達した。
信の身体からはさっきまでの火照りが嘘のように消え、絶頂した満足感や虚脱感が彼を包んでいた
(はぁ……俺……女の体でサキュバスレイプしちゃったのかよ……でも気持ちよかったなぁ……)
信はそんな事を考えながら余韻に浸っているとゆらりと起き上がったリラが信にゆっくりと身体を近づけた。
リラからは信と出会ったときよりも妖艶な雰囲気が漂っている
「はぁ、こんなにいっぱい精出してアタシを孕ませる気? あら? もうこれで終わりなの? 結構精は集まったみたいだけどオンナノコの扱いがなってないわね……さっきまでは精がなくて本調子じゃなかったけどこれだけ集まればさっきみたいにはいかないわよ……? 貴方のカラダにオンナノコの扱い方を刻み込んであげる♡」
「えっ……ちょ……俺まだイったばっかりなのに……や、やめろ……! んぐっ……力が入らないっ……!」
「所詮ニンゲンね。アタシはサキュバスだから一回イったくらいじゃ満足できないの♡ほら、さっきのお返しよ? 眷属が主人に逆らったらどうなるかじっくり身体に教え込んであ・げ・る♡」
信は必死に抵抗しようとするが絶頂した直後だからか上手く力が入らずリラに簡単に抑え込まれてしまう。
女の体になる前は自分よりも背の低かったリラに体格差を利用されてしまうほど自分の身体が小さく縮んでいる事を信は痛感した。
「や、やめ……いや…………ひあぁぁぁぁぁぁぁ♡」
精を吸い力を少し取り戻したリラに信が敵うはずもなく、彼は一晩中リラに弄ばれ女の快感を身体に教え込まれてしまった。
そして次の日……
「んっ……朝……か……あれ? 俺昨日何してたんだっけ……」
信は最早記憶すらおぼろげになりながらいつもの癖で朝早くに目を覚ますと窮屈な場所にいることに気づいた。
「あれ……ここ押入れ? それに俺……裸?」
それだけでなく布団も何もかかっていないはずなのにほんのり温かく柔らかいものがずっしりと上から身体に触れている。
信は目を擦ると自分に覆いかぶさるようにして眠っている裸のリラの姿があった
「うわぁ! あいてっ!」
信は驚いて彼女を押しのけ、その拍子に押入れから転げ落ちた。
「んん……ふわぁぁぁ……なにようるさいわね……」
「お、お前……!? なんで俺こんなところにいるんだよ! お前なんか俺に変なことしたな!?」
「なによぉ……元はと言えばそっちが勝手に襲いかかってきたんじゃない……もしかして何も覚えてない?」
信はその言葉を聞いてゆっくりと記憶を整理してみると昨日起こった出来事がうすぼんやりとではあるが徐々に蘇ってきて信は顔を真っ赤にした。
「お、俺……女になってそれで……」
「そうそう。それで結局昨日は一晩中アタシにあんあん鳴かされてたって訳。途中からもう目も虚ろだったし覚えてないのも無理ないかもしれないけどね」
「うう……」
昨日のことを思い出した信は恥や恥辱からそれ以上何も言えなかった。
「あ、そうそう。昨日貴方が集めた精は結構な量だったし思いつきにしては効率よく集まってるわ。ほんとは50年くらいかかると思ってたんだけど予定を何倍も短縮できそうよ! インターネットって凄いわね」
「ご、50年!?」
「ええ。最初に貴方から吸い取ったくらいの量だったら異世界転移の魔法を使うのにそれくらいはかかるかな〜って思ってたんだけど貴方がその後一人で集めてきた精をもらったらこっちも一晩中エッチしつづけても余力があるくらいには元気になっちゃったしこの調子なら結構すぐに帰れそう!」
信はその言葉に早く男に戻れるとほっとした反面そんなにすぐに集まってしまって男に戻ればこの快感を味わえなくなってしまうのももったいないという感情がせめぎ合い渦を巻いていた。
「そ、そうしてもらわなきゃ困る! 早く男に戻してもらわないと新しいバイトだって探せないからな!」
「そうかしら? 昨日なんてもう男になんて戻りたくないーなんてあんあん鳴きながら言ってたわよ?」
「そ……そんな事言ってないっ!」
「さぁどうだか? というわけで今日もせっせと精を集めてアタシに献上してもらうわよ」
「あ、ああ……所でなんでSNSで手軽に精を集められるのがわかったならお前はやらないんだ? いちいち俺を介するなんて回りくどい事しなくても直接集めたほうが効率良くないか?」
「ああそれね。ニンゲンって感情を大事にするしそれを受け止められる感受性も豊富じゃない? アタシたちサキュバスにはその感受性っていうのがニンゲンほど敏感じゃないから直接触れ合わないと精は集められないのよ。だから貴方を経由して精を集めてるわけ」
「そ、そうなのか……」
リラの説明はどこか彼女が人間を羨ましく思っている様にも聞こえていたたまれない気持ちになった。
その時携帯電話がまた通知音を鳴らす
信は胸を高鳴らせて携帯を手に取るとそれはSNSのメッセージではなくメールだった。
「なんだメールか……」
信は少し残念そうにメールを開くと
【置き配配達完了のご連絡】という件名のメールが一気に複数件送られてきていて、信は恐る恐る玄関のドアを開けてみると家の前にAmaz●nのダンボールが何個も積まれていた。
「これってもしかして……!」
信は大急ぎでサイズの合わないTシャツを着て、身体が女になったからなのか単に中身が重いのか信は息を上げながらダンボールを一つづつ家の中に運び込んだ
「はぁ……これで全部か」
「あらあら。このロゴってAmaz●nよね? ほんとうに一日で届くなんて凄いじゃない!」
部屋にダンボールを運び終えるとリラが興味深そうに押し入れからぬっと飛び出してきて不思議そうにダンボールを見つめる。
「そんな凄いか?」
「当然よ! こんなに遠くのものを取り寄せるなんてウチの世界じゃ数ヶ月はかかるし安全に届く保証もないのよ?」
「そ、そうか……でも俺Amaz●nで何も頼んでないんだけど……」
しかし宛名を確認しても全て信宛てに届いたものばかりで誤配ということでも無さそうだ。
信は恐る恐る一つ開けてみるとそこには欲しい物リストに入れられていたゲーム機が入っていた。
「こ、これって……」
ゲーム機を取り出してみるとはらりと一枚紙が落ちる
そこには
【りんちゃんはじめまして(^o^)お仕事クビになって大変だったね このゲーム欲しがってたみたいだから遊んで元気だしてね 困ってる子はほっとけないしもしお仕事見つかってないならおじさんがご飯おごってあげるよ(・∀・)DMまってま〜す@XXXXXXX】
「こ、これって……」
その紙にかかれていたIDには見覚えがあった。昨日狂ったように自撮りしたツイートに何度もリプライを送ってきたうちの一人だったからだ。
その手紙を読んでいるとまた信の胸はぎゅっと締め付けられ身体が奥の方からじんわりと熱を帯びていく
「んっ……はぁっ♡これ……こんな手紙でも俺感じてるのか?」
「あらあらこんな手紙一枚で感じるようになっちゃったなんて相当素質あるわよ貴方」
「う、うるさい……! お前がこんな身体にしたんだろ? それにこいつ……良い人ぶってるつもりだろうけどこんなに腹が熱くなるって事は下心丸出しなんだ……んくっ♡あぁっ♡」
「ふふっ♡思いつきで考えた精集めだけど手紙でもちゃんと集まるのね。全部開けちゃう頃にはまたおかしくなってるんじゃない?」
「また……おかしく……?」
リラの言葉に信の胸は高く脈打つ。
リラの言葉を聞いた信は恐怖半分好奇心半分で2つ目、3つ目と何かに取り憑かれたかの様に箱を開封していくと箱の中身はリラがリストに入れた食品や飲料、それに元々リストに入っていたフィギュアや漫画等様々なものが入っていて、とうとう5箱目に差し掛かろうとした頃には昨日のように甘い息を上げ、ぽたぽたと愛液を股から漏らしていた。
「はぁ……はぁ……♡こいつらどいつもこいつもモノで釣って俺とあわよくばヤりたいって奴ばっかりじゃねぇか……♡もう俺……腹の奥と股がうずいて……んぅっ♡」
「なるほど〜プレゼントとかだと更に感情が上乗せされてたくさん精が集まるのね。元いた世界に帰ったら他の眷属にもやらせてみようかしら。精だけじゃなく貢物まで一緒に集められるなんてサキュバス界の革命よ!」
「んっ……♡あっ♡ごちゃごちゃ言ってないでお前も手伝えよぉ……俺はもう感じまくってて手に力も入らなくて箱開けるのも大変なんだぞ?」
「はいはいわかったわよ。あら、こっちはアタシが入れておいた下着じゃない。しかも数着入ってるしお土産でアタシももらって帰ろうかしら。異世界の下着だなんて言ったらマニアに高値で売れるわよ!」
「し、下着!? そんなの入れたのかよ!」
「そんないつまでもサイズの合わないオス用の服なんか着てるよりそういう可愛いメスの服の方が反応も良いに決まってるじゃない」
「そ、そっか……」
(ちゃんと女の格好したほうが反応も良い……か……もし俺がちゃんと女の下着と服着たら一体俺はどうなっちゃうんだ……?)
「な、なあリラ、この格好だと動くたび乳首が擦れて気持ち悪いし仕方なくだけど俺に下着の付け方教えてくれないか……? 女の下着なんて付けたこと無いしわかんなくて……」
「えっ、嫌よ」
「何でだよ!」
「知らないもの」
「お前も一応女だろ!?」
「当たり前でしょ? アタシはこの世界に来てまだ一日くらいしか経ってないんだからこの世界のニンゲンの下着の付け方なんて知らないわよ! そんなのアタシに聞くよりスマホで調べればわかるでしょ? ググレカスって言うんだっけそういうの」
「くっそぉ……! 昨日までネットも知らなかったやつが知ったような事を……あっ、そうだ」
その時信は妙案をひらめいた。
「な、なあリラ、こういうのはどうだ?」
信がひらめいた案というのは動画配信サイトのライブでリスナーに下着を付けるところを見てもらう配信をするという物で、リラもそれを最初は冗談半分で聞いていたがSNSであれだけの効果が得られるのであれば十分すぎるほどに効果があると確信する。
「それ……良いわね! でもYou Tu●e? だっけ? あれじゃそんなことやったらbanされるんじゃない?」
「そんなのでやらなくてもちゃんとエロ専用みたいなサイトもあるんだよ! 見る専だと思ってたけどまさか俺が配信する側に回るなんて……よし! 物は試しだいっちょやってみよう」
「あらあらそんなやる気になって……オスから見られるのがクセになっちゃったのかしら?」
「ち、違う! ただお前みたいな面倒なのとは早くおさらばして男の体に戻るためにしかたなくやるだけなんだからな!」
「そう言う割には結構ノリノリに見えるけれど……ま、せいぜい頑張りなさい? アタシはそんな不特定多数のオスに見られるなんて安いサキュバスじゃないから隠れてるけど」
「なんだよそれ……人のこと散々不特定多数のオスの見世物みたいにしてるくせに……まあ良いや。さっさと準備にとりかかるか」
信は不平を漏らしながら早速PCを立ち上げSNSに【昨日は欲しい物リストに入ってた物送ってくれてありがと〜でも実はブラまだ付けたことないの(´・ω・`)今日はりんの初ブラ配信やるよ】
というツイートに胸をアップにした自撮りとライブサイトのURLを添付して投稿した。
すると早速手紙に書かれていたIDのユーザーからまた下心丸出しのリプライやクソリプが送られてくる
「あぁっ♡まただっ♡また俺こんなクソリプで感じちまってるっ♡こんな見ず知らずのヤツに送るようなもんじゃないクソ気持ち悪いリプさいこぉ♡こんなの送られてきて喜ぶのは今の俺くらいなもんなんだからなっ♡」
信はそんなリプライを一つ一つ息を上げながら愛おしそうに見つめていた。
そして配信が始まる時刻になる頃にまでに信は我慢ができず何度かオナニーをしてしまっていたがもちろんそれだけで何度やっても絶頂には及ばず、ただただ身体を更に火照らせるだけで信はそれでも送られてくるリプライをネタにオナニーをする事の虜になってしまっていた。
「んっ……はぁっ♡こいつらほんとに頭に精子詰めてんじゃねぇの? こんなに俺みたいなのに寄ってたかって……でもその方が俺も気持ちいいし好きだぞ……♡さ、そろそろ始めようかな……みんな見に来てくれるかな……?」
信はノートパソコンを起動して配信画面を開くと画面上のカメラが起動した事を示すランプが点灯し、画面には息を上げ頬を赤らめる美少女が映った。
「よしっカメラはオッケーだな!」
そう声に出すと音声テスト用のバーが動作してマイクにも問題がない事を示している。
信は胸を高鳴らせながら配信開始ボタンにカーソルを合わせクリックした。
「は、は〜いっこんばんはーはじめまして! りんで〜す! ちゃんと映ってる……かな?」
(お、俺こんな可愛い声出るんだ……それにもう何人か見に来てるしこれならいけるっ!)
少しでもボロを出して男だとバレてしまえば配信どころかせっかく集まったフォロワーが減ってしまうと感じた信は精一杯可愛い少女を演じた。
しかし彼が思っていた以上にそれが上手くハマったようで彼もまんざらではなくなっていく……
【今まで顔隠してたけど顔も声もめっちゃ可愛いじゃん】
【生理周期教えて】
【ブラジャー今までしたこと無いってホントですか?】
【そのおっぱいでノーブラは無理でしょ】
アルバイトで培った営業スマイルで画面に向かって微笑んでみるとコメントがいくつか流れ始め、それを見るたびに信の身体は火照りを増していった。
しかしこんな所で配信どころでなくなってしまえば元の目的も精集めも中途半端に終わってしまう為彼はそんな身体の疼きを必死に堪え、間をつないでいく
「嘘じゃないよぉ〜ほら、今もノーブラだよ? 今はこのTシャツとXXXさんが送ってくれたパンツだけで〜す」
サイズの合わないTシャツを引っ張り胸の部分をカメラに強調してみせ、布越しに勃起した乳首がくっきりと浮かび上がった。
【うおおおお! ノーブラだ!】
【よくいままでそんなノーブラで生活できたね】
【めちゃくちゃ乳首立ってるけど今までどうしてたの?】
コメントが素早く流れ、質問に答える事まで想定していなかった信は混乱してしまう上にコメントから感じ取れる男たちから向けられたいかがわしい感情のせいで上手く思考することもままならなくなっていく
「あ、えーっと……俺は……」
(しまった! いつもの調子で俺って言っちまった!!)
【俺?】
【俺っ娘なの?】
【いや流石にそれはキャラ盛りすぎでしょ?】
「お、おれ……お礼しなきゃなって……XXXXさん、わたしに初めてのブラジャーくれてありがと♡」
信は苦し紛れにそう言うと
【よろこんでくれて嬉しいよ りんちゃんの初めてもらっちゃったネ! この騒ぎが落ち着いたら生でその下着付けてるところ見せてほしいなぁ←オイオイ】
下着を送ってきたであろう人物からの書き込みが流れてきた。
「んぁっ♡」
(うわぁ♡こいつが送ってきたのかよ……同封されてた手紙読んだ時と同じ感じが今腹に来たっ♡自分で冗談ですよ〜みたいなの装ってるけど全然隠せてないからなっ! ああキモいっ♡同性のこういうのをねっとり見せられるのすげぇキモいぃっ♡でも気持ちいいっ♡もっとキモい性欲丸出しのコメントくれぇ♡)
【ん? いまなんかエッチな声したけどもしかしてオモチャかなんか入れてるの?】
【声かわいいね〜】
(可愛い!? ああっ……そんな事言われたら股が熱くなってっ……)
コメントが流れるたび信のボルテージも際限なく上がっていく
「お、おもちゃなんて入れてないよぉ〜あんっ♡」
【ほんとにごさるか〜?】
【なら証拠見せてよ証拠】
(こ、こいつらマンコ見せろとか正気かよ……!? で、でも良いよな? R18サイトだから許されるよな……?)
「う、嘘じゃないよぉ……んっ……♡ほら、おまんこ見て……?」
信はカメラに向かって股を開き、指で穴を広げてみせた。
すると目で追いきれない程のコメントが流れ、更に彼の身体は熱を増していく。
【ノーブラなだけじゃなくてノーパンかよぉ!】
【うわwwwめっちゃ濡れてるwwww】
【エッッッ!!】
【めっちゃ綺麗じゃん! 処女なの? 100点!】
(ああっ♡みんな俺のマンコ見てるっ♡マンコに直接視線が突き刺さってるみたいにジンジンささってくるぅ♡)
「もうっ……みなさんがえっちな目で見るからこんなになっちゃったんですよぉ?」
【見られただけでこんなになるとか相当変態だな】
【淫乱すぎw】
【オナニーっていうのはしたことある?】
【むしろ今からオナニーしろ】
【ディルド送るから欲しい物リストに入れろ】
様々な性欲丸出しのコメントが更に信をまくし立てる
(これヤバっ……ライブ配信だからかSNSでの良いねやリプライなんかよりずっしり腹に来るっ! もう我慢できないっ)
「わ、わかりましたよぉ……わたしのオナニー見ておにーさんたちもしこしこ♡してくれますか?」
【うおおおおお!】
【やりますねぇ!】
コメント欄は凄まじいスピードで流れ、その一つ一つが信の身体の中で火照りと快感に変わっていく
「んんんっ〜〜〜♡えっちなおにーさんたちだーいすき♡それじゃあわ、わたしのオナニー見ててね?」
信は股間をカメラに見せつけるようにして指をもうぐちょぐちょになった穴へと這わせ、指でぐちゅぐちゅと刺激を始めた
「あっ♡良いっ♡おにーさん達に見られていつもより感じちゃいますぅ♡あっ♡あんっ♡これいいっ♡ライブで視姦されながらオナニーするのきもちいいよぉ♡くぅんっ♡指とまらなくなっちゃうぅ♡」
最早コメントは祭りの様になっていて、すべて際限なしに信の身体に快感として溜まっていく。
それはもう今までに体感したことの無いほどの快楽で信は更に指を早めさらにヒートアップしていく。
最早コメントなど読める状態ではなかったが目の前を通り過ぎる文字の羅列は確実に信の身体を刺激し、それだけ多くの男性から性的な視線や感情を送られていることだけは身体を通して理解できた。
「んっ……あぁっ♡やべっ♡これいいっ♡見られながら女のオナニーするのすげぇっ♡あんっ♡俺っ♡ちがっ♡わたしぃ♡こんな気持ちいいの知らないぃっ♡」
(あぁっ♡すげぇ……! こんなに気持ちいいなら男に戻れなくても良いっ……でもどれだけ気持ちよくなってもイけない……イって気持ちよくなりたいっ!! もうそれ以外考えられないっ! もう女のふりなんてしてられないっ!)
「あんっ♡わた……お、俺っ♡女になってよかったぁ♡女になっていっぱい見てもらえて認めてもらえて気持ちよくなれてさいこぉ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡こんなのしてたら俺おかしくなるぅぅぅ♡」
(ああもう何もかんがえられねぇ……)
最早配信の事も自分が一人では絶頂に達せない身体であることも女のように取り繕うことも忘れ、ただただ信は快楽を貪る猿の様にオナニーを続ける。
それを見ていた視聴者たちも思わず画面の向こうでオナニーを始める者が出始め、そんな感情の渦はネットを通して信の身体に吸い込まれていく
「あぁっ♡みんなが俺を見てオナニーしてるのわかるっ♡みんなのエロい気持ちでいっぱい感じるぅぅぅぅ♡」
そんな状態がしばらく続いた後、信に異変が起こった。
(な、なに……これ……なんか腹が……膨らんで……)
気づくと信の腹部には小さな膨らみができていてそれが徐々に下に下っていく感覚があった
「あっ♡あんっ♡すごいっ♡女がこんな気持ちいいならもう男にもどれなくてもいいっ♡さいこうっ♡おんなのからだっ♡おんなのからだいいのぉ♡くるっ♡なんかきちゃうっ♡なんかでちゃうぅ♡んひぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ♡」
絶頂できないはずの信だったが身体をのけぞらせてそんな声を上げ、潮をPCに向けて勢いよく吹き出す。
しかし放たれたのはそれだけでなくそれと同時に何か固形なものがでろりと穴から飛び出して床に転がった。
「はぁ……はぁ……♡あれ? イけたの……? それになに……これ……?」
床には愛液まみれの卵のようなものが一つ転がっていて、絶頂に達したときのように意識がはっきりとしてきた。
そして元々の目的をそっちのけで今まで自分がしていたことが急に恥ずかしくなり
「ご、ごめんなさいっ! 今日はここまでですっ!」
と逃げるように配信をやめてしまった。
「はぁ……はぁ……女の体ってすごい……で、なんなのコレ……」
自分から出てきた謎の卵のようなものを恐る恐る手に取るとむにむにと柔らかくとても美味しそうに思えた
「いやぁ……貴方よくやったわ!」
配信を切り終えると突然押入れに隠れていたリラが押し入れから飛び出してきて信を抱きしめた
「きゃぁ! 急に出てこないでよ! ねえリラ、これ何かわかる?」
信は可愛らしい悲鳴を上げ、手にしていた謎の卵をリラに見せる
「それよそれ! 絶頂できずに溜まりに溜まった精が固形化して出てきたのよ! まさかセックスもしないでこれが生成できるなんてネットって凄いわね! それは言わば結晶みたいなものでニンゲンの精と感情とタンパク質の塊よ。サキュバスの間……いやそれどころか私の居た世界では超高値で取引されるシロモノで食べれば魔力も十年はギンギンになるの! これさえあれば十分元の世界に戻れるわ! それじゃあいただくわねあ〜ん……」
リラはそれを信から取り上げると大きく口を開けてそれを飲み込んだ
「んぐっ……はぁっ……♡あぁっ♡きたきたきたきたっ♡身体に精がみなぎってくるぅぅぅぅぅぅぅ♡」
リラはそれを飲み込んだだけで軽く絶頂に達し、彼女の身体からは甘ったるい香りがふわりと広がった
「ね、ねえリラ……それじゃあ」
「ええ! 礼を言うわ信! これでアタシはこのウイルスまみれの世界をおさらばできるってわけ! それどころか今までよりも魔物として強くなれちゃったかも。ブラの付け方は結局わからず終いだったみたいだけれど結果オーライね! それじゃあ約束通り……」
それがリラと別れ男に戻らなければならないということだと信は理解した。
最初はさっさと元の体に戻って面倒事から抜け出したいと思っていた信だったが今はもう少しの間この身体で居たい。
そう強く思っていた。
「ね、ねえリラ……! わたし……」
「ん? 私? 貴方なんか口調変わってない?」
「わたしは別に……えっ!? わたし? なんで? なんでわたし喋り方おんなのこみたいになってるの?」
今まで一切自分でも違和感を覚えなかった事が怖くなる程にしんの口調や立ち居振る舞いは見た目と同じ様に少女のような物に変わっていたのだ。
それを見たリラは驚く素振りを見せないどころか納得したように軽く息を吐いた。
「あーやっぱり……」
「やっぱりって何よ!? わたしにまた変なことしたの!? 早く男に戻してよ!」
「いや……アタシは何もしてないというかさっき出たアレなんだけど……ネット越しに感情を集めただけであんなのが出てくるのもおかしいと思ってたんだけど理由がわかったわ」
「理由って……?」
「ねえ、今貴方なんとも無い? それにアタシの胸どう思う? ほら。よ〜く見てちょうだい?」
リラは信に向けて胸を強調してみせるが信は特に何も感じず首を傾げた
「ん? それがどうしたの?」
「はぁ……」
「なんでため息つくのよ!?」
「貴方オスでしょ? 初めて貴方に会った時はアタシの胸に視線が釘付けになってたのもわかるくらいには見てたのになんとも思わないの?」
「あっ……なんで? なんでわたし全然なにも感じなくなってるの?」
リラに言われたとおり彼女のを見ても信の胸は少しも高鳴らず、ただただ大きいと言った感情しか生まれてこなかった。
それだけでなくリラの男に媚びたような艶めかしい言動にも少し苛立ちを覚えてしまっている。
「それに今食べたアレのおかげてアタシのフェロモンも最高潮に高まってるの。ニンゲンのオスが間近で浴びれば理性が消し飛ぶくらいにはね」
「えっ……? でもわたしなんともない……けど……」
「それなのよ! さっきのアレには画面越しのオス達の精や感情だけじゃなく貴方のオスとしての感情とかその他諸々が全部詰まってたのよ!」
「じゃ、じゃあリラはわたしの男の部分をみんな食べちゃったって事!? ねえリラ! 返してよ! わたしの男の子返してよぉ〜」
信は半べそをかきながらリラに詰め寄るがリラもどうすることもできないと言った様な顔をするしか無いようだった。
「返しても何も貴方が勝手に出したんじゃない。それもあんな大量の感情と一緒に出したんだし貴方男に戻らなくて良いって思ったんじゃない?」
「あっ……」
信は思い返してみれば確かに配信中に自分に向けられる男たちからの感情や画面に映る少女になった自分、それに女性としての快楽に溺れてそう心から想った事を再認識させられ何も言い返すことができなかった。
「図星ね。多分貴方のそんな感情とイきたいって感情が溜まりに溜まってたオスたちの精と一緒にでちゃったのね」
「それじゃあずっとこのままなの? わたしこれからどうやって生きていけばいいの?」
「もうそのままでいいんじゃない? アタシが精一杯オスに可愛いって思ってもらえる様に作り変えた身体だしオスには不自由しないんじゃない? それに死ぬまでその身体を維持できるおまけも付けといたし何も問題ないでしょう?」
「なによそれ……嫌よ! 女のままなんて嫌!!」
「嘘おっしゃい! 貴方が望んだからこうなったのよ? それに今のまま身体だけオスに戻しても心はそのままよ?」
「えっ……?」
「だって全部出しちゃったんだもの。アタシができるのは身体を変質させることだけ。心まで変えることができたら苦労しないわよ別に心がそのままでいいなら男に戻してあげないこともないけど〜」
「そんなぁ……」
「ま、それじゃせいぜい頑張りなさい。この騒ぎが収まったらアタシもまた遊びに来てあげるわよ」
「リラちょっと待って! お願いまってってば!」
「それじゃ、これご褒美ね♡んちゅっ……短い間だったけど楽しかったわ」
リラは信にキスをすると押入れに魔法陣を生成しはじめた
「ちょっと! 行かないで!! わたしこれからどうしたら良いのよぉ〜!!」
「ああそうそう。いまのキスで眷属の呪いとか貴方の見られたら感じる絶頂できない体質とかもちゃんと治しといたからその辺は気にしなくても大丈夫よ? それじゃご縁があったらじゃあまた会いましょう? じゃあね〜」
「リラ! 待って! 待ってってばぁ!」
彼女の叫びも虚しくリラは魔法陣の中に消えていき、部屋にはリラが残していった甘い香りと一人の少女だけが残されていた。
男に戻れない事を知らされ喪失感に駆られていたが何故か心の奥底では安堵感が彼女を包んでいた。
それと同時にリラにキスをされても全く嬉しくなかったどころか少し気持ち悪いと感じてしまい完全に自分の中から男が消え失せてしまったことを痛感してしばらく彼女はその場を動けなかった。
それから週間後……
結局彼女は男に戻れず、初めは心身ともに女性になって戸惑いながらも部屋から出られない生活を送っていたが彼女には最早パトロンとも言っていいほどのファンが多数できており生活に困ってはいなかった。
それどころか日に日に女性としての生活も板についていき、殺風景で男臭かった部屋はその数週間の間にファンが送ってきた可愛らしい家具やぬいぐるみや服で溢れ、以前の面影など微塵も感じることはできなくなっている。
そんな彼女はもう精を集める必要もなくなったが自分の姿を配信する事が日課になっており、今日も鼻歌混じりに軽くメイクをして配信の準備を整え新調した可愛らしいノートパソコンの前に座ると配信開始のアイコンにカーソルを合わせ……
「は〜いこんばんわ〜りんだよ! 今日はXXXXXXさんが送ってくれたコスでっちな事しちゃいま〜す! えへへ……」
【今日もかわいいなぁ】
【初放送のときから垢抜けたよなぁ】
【今日もエッチだよりんちゃん(^o^)】
(はぁ……わたし今日もいっぱい見られてる……♡わたし見られるの大好き♡)
「あぁっ♡エッチだなんて言われたらそれだけでりんのおまんこからお汁溢れちゃうよぉ〜」
【ほんと見られて感じるのだけはずっと変わんないねw】
【変態スギィ!】
【でもそこが好きなんだよね^_^養ってあげたくなっちゃうんだ】
(はぁ……女の子は女の子で面倒なこともいっぱいあるけどこんなにみんなから注目もされるし気持ちいいし男になんか戻らなくてよかったぁ♡あっ……♡おにーさん達のコメント見てたらまたおまんこきゅんって疼いてきちゃった♡)
彼女の身体からはリラが初めに架した呪いや特異体質は消えたはずだが何故か未だに男たちのコメントやメッセージをもらうたびに腹部が奥から熱くなる。
彼女の身体からリラの架した特異体質が消えていないのか、単に彼女自身が男から邪な視線で見られる事が癖になり快感を覚えてしまうようになってしまったのかそれを知るすべは最早誰にもなく今日も彼女はせっせと男たちからネットを介して精を吸い上げている。
まるで空想上の産物サキュバスのように……
「りんみんなにエッチな目で見られると感じちゃう変態さんなの〜ここにいる変態さん達と一緒だね♡さ、今日もみんないっしょに気持ちよくなろっ♡」