誘惑禁止条例 ※性犯罪被害は条例違反にあたらない 作:大中小太郎
かくして――朝から晩まで、ヘラを貪りまくる準備が整った。
「おはよう、ヘラ。早速だけど、朝勃ちフェラしてくれよ」
先ずは朝、わざと寝坊した修吾は、起こしに来てくれたヘラにフェラチオを強要していた。
「っ、はい……♡」
ヘラは逆らうことなく、ふてぶてしく仰向けになった修吾の股間に手を伸ばす。
「んふっ♡ んちゅっ♡ んふぅっ♡」
ヘラは嬉しそうな顔でしゃぶりつき、舌先で裏筋を刺激する。
「そうそう、その調子。気持ちいいよ。流石は人妻だね」
「んふっ♡ ふぅっ♡ じゅぷっ♡ れろっ♡ ぢゅるるっ♡」
褒められたことで気を良くしたのか、ヘラは口いっぱいに頬張り、頭を前後に動かし始めた。
唾液とカウパー液の混ざった水音がしばらく響くと、ヘラの表情が変化する。
修吾の逸物を口に含んだまま、どこか物欲しそうに、修吾の顔を見上げている。
「なに? 物足りなさそうな顔して」
ヘラの髪を撫でていた修吾は、嗜虐的な笑みを浮かべて、彼女の角をゆっくりと掴む。
「ふぅっ♡」
「いつもはこうやって、角を掴んでイラマチオばかりだもんね……もう、そっちが好きになっちゃった?」
「んんっ! んっ♡」
違う、と否定するように首を横に振るが、ヘラは口から肉棒を離そうとしない。
「――嘘つけよ、ドスケベ」
「っっっ♡♡♡」
修吾は両手でヘラの角を掴むと、自分の股間へ引き落とす。
「むぐぅぅっ♡」
喉奥を突かれ、苦しげな声を上げるヘラだが、彼女は嫌がる素振りを見せなかった。
むしろ、悦んでいるようにすら見える。
「ふー、これこれ。ヘラの口まんこ気持ちいいー」
「んぶっ♡ んっ♡ んんんっ♡」
「好きだよね? おちんぽで気持ちよくなれるエロ喉に、旦那以外のモノを突っ込まれるの」
「んんんんんんっ♡♡♡」
ヘラは首を横に振りたいようだが、角を掴まれているため振れない。
許される動きは縦方向、頷くように肉棒をしゃぶることしか許されなかった。
「んー? そんなに股を擦り合わせてどうしたのかな? 喉まんこ突かれてイキそうなのかな?」
「んっ♡ んぐっ♡ ぐっぷ♡ ぐぽぉっ♡」
「はは、お口を膣みたいにきゅんきゅん絞って、ほんとド変態だねぇ」
「んぉぉぉぉっ♡」
修吾が腰を突き上げると、ヘラはびくんと震えた。
「ほら、もっと頑張らないと終わらないよ」
「んぶぅっ♡ んっ♡ んっ♡ んん~っ♡」
ヘラは健気に、一生懸命に奉仕を続ける。
「あぁ……良い子だねヘラ。ご褒美に精液食べさせてやるから、全部飲めよ」
「んっ!? んっ♡ んぐっ♡ んっ♡ んっ♡」
どくんどくんと、大量の精子が流し込まれていく。
それをヘラは全て飲み干す。
「どう? 妖女さんにとって、口内射精は『贅沢』だって言うけど、ヘラも好き?」
「ぷはあっ……♡」
逸物から顔を上げたヘラの顔は……まるで大好きなお酒を飲み干したかのようだった。
「はい……ありがとうございます……修吾さんのおせぇし美味しかったです♡」
蕩けた顔で、修吾の肉棒を指と舌で撫で上げる。
淫靡な顔に、ぞくりとしたものが背筋を駆けた。
「朝飯食ったら、続きをするからな」
「はい……♡」
○
居間の窓からは、町の景色が見える。
真っ白な積乱雲を抱く、真っ青な空。
深い緑に染まった山の稜線に、夏を彩る蝉の声。
そんな田舎の景色を背景に――スレンダー巨乳の未亡人が、騎乗位で踊っていた。
「んっ♡ くぅっ♡ はぁっ♡ あんっ♡」
「こら、声を殺せよ。町中に響いちゃうぞ?」
「すみ、ませんっ♡ 修吾さんの、立派なのがぁ♡ 私の中でっ♡ 暴れる、からぁ♡」
修吾は居間の畳で仰向けになり、座布団を枕にして、ヘラの痴態を眺める。
夏の日差しで逆光気味になったヘラの裸身に、珠の汗が輝いていた。
細い両手が修吾の腹筋に触れて体を支え、腕の間で質量のある乳房が上下に跳ねている。
「ほら、もっとエロい姿見せろよ。自分で乳首とクリちゃん弄ってみろ」
「は、いっ……♡」
ヘラは言われるまま、両手を胸と股間に伸ばす。
そして、左手で左の乳房を揉みながら、右手で股間を慰め始めた。
「はぁっ♡ んっ♡ んっ♡ ふぅっ♡」
「手加減するなよ? もっと強く!」
「ひゃっ、はいぃっ♡」
ヘラの手の動きが激しくなるにつれ、彼女の息遣いも荒くなる。
口を引き結んで声を殺しながら、修吾の命令に従って自分を責め立てる。
「あぁっ♡ んっ♡ ふぅっ♡ んんっ♡」
「いいねぇ。いま自分がどんだけエロい姿してるか分かる? 庭に誰かいたら丸見えだぞ?」
「やっ、言わないでくださいっ♡ んあっ♡ あっあっあっあっ♡」
「おぉ……締まる……」
「んんっ♡ んっ♡ んっ♡ んんんんんっ♡」
ヘラの膣内がきゅっと収縮し、修吾は自然と腰を突き上げる。
ヘラはぶるぶると震え、絶頂寸前まで高ぶっているようだ。
「もうイクのか? まだ我慢しろよ。先にダウンされたら俺が愉しめないだろ?」
「ふぅぅぅっ♡ んんっ♡ んぐぅぅぅっ♡」
ヘラは首を横に振るが、腰は止まらない。
修吾はそんなヘラを見上げつつ、彼女の太股を掴んで、腰を縦回転するように膣内を掻き回した。
「んぉぉぉぉぉぉっ♡♡♡」
子宮口をごりごりと擦るような突き上げに、ヘラは獣めいた声を響かせる。
「ったく、しょうがないな。ほら、俺の服を噛んでいいから、声を我慢しろ」
胸板に倒れ込んできたヘラを受け止め、シャツの襟元を噛ませる。
「ふぐぅぅぅっ♡ んぐっ♡ ひぅぅぅぅぅっ♡」
びくんっ、びくびくっ! と全身を痙攣させながら、ヘラは修吾の服を噛んで嬌声を堪えた。
修吾の手はヘラの尻を掴み、自慢の巨根を豪快に突き上げ続けた。
「んんんっ♡ ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ っ♡♡♡」
「うわ、すごいイキっぷり。おまんこの痙攣エグいぞ」
ヘラは修吾の服を食い破ろうとするように、襟首を噛んだまま首を左右に振っていた。
「ほらっ、自分のエロさ自覚しろっ! こんな真っ昼間から仕事休んで義弟のおちんぽでよがり狂いやがって!」
両手の五指を尻肉に食い込ませ、乱暴に揉み回しながら、とにかくハイペースで子宮を連打する。
「ふぎゅぅっ♡ イグッ♡ ひぐぅ♡ イってりゅ♡ イってりゅのにイグイグゥゥゥっっっ♡」
シャツの襟を噛んだまま、ヘラは連続絶頂に陥った。
修吾のモノが引き千切られそうなほど、膣圧が増して絡みつく。
「俺もイキそうだ。ほら、締めろっ!」
両手でヘラの尻を引っぱたいて命じる。
「ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっっ♡♡♡」
ヘラは修吾の両肩を握り込みながら、足に力を入れて膣を絞り上げた。
「出すぞっ」
どぴゅっ! という射精の音が、ヘラの子宮内に轟いた。
「ん゙お゙お゙お゙お゙お゙ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ っ♡♡♡」
絶頂を極めたヘラは、噛んでいた襟を放してしまい、ケダモノ声を響かせた。
「まったく、声を我慢しろって言ったのに」
「はひぃ♡ はぁぁ♡ あふっ♡ ごめん、なしゃい……っ♡」
びくびくと痙攣しながら、ヘラは詫びの言葉を口にする。
ヘラが謝る声は何度も聞いた。
亡き夫に詫びるとき、修吾に謝るとき。どちらも自分の卑しさを恥じていた。
しかし、いまの大絶頂の余韻に蕩けた顔と声音は、それとはまるで別物だった。
○
修吾とヘラのセックスは、家の中だけに留まらなかった。
「修吾さん……その、どこに向かってるの?」
「ちょっとした穴場だよ。家の中ばかりだとマンネリになるからね」
修吾が運転する車は、田舎町を出て山奥の方に向かっている。
ヘラは助手席で落ち着かない様子で、きょろきょろと周囲を見回していた。
その服装は、普段の彼女と比べて格段に露出度が高い。
両肩と胸元を露出した黒いトップスに、お尻の下までスリットが入ったタイトスカート。
都心で夜の街を歩いているのが似合いそうな、大人っぽくて色気のある服装だった。
「あ、ここ展望台よね。昼間になら来たことがあるわ」
ヘラが気付いたように、この近辺ではデートスポットとして知られた展望台だ。
ドライブデートに向いたロケーションで、家族連れで来る者も多い。
「夜に来るのは初めて? 兄貴とも?」
「ええ……だって、夜だと風景も何もないでしょ? 夜景が綺麗なわけでもないし」
探りを入れた結果、どうやらヘラは、夫の存命中にデートで来たことはあるようだ。
しかし、この展望台が持つ別の顔は、知らなかったらしい。
「そうだね。だからこそ、穴場なんだよ」
やがて修吾はライトを極力落として、展望台の駐車場へ入っていく。
駐車場には、見るべきもののない夜にも拘わらず、まばらに車が停まっていた。
「…………」
ヘラはいまだに、なぜここに連れて来られたのか分からないようだ。
ホテルか、下手をすると野外プレイでもさせられるのかとは予想していたようだが。
「周りの声、聞いてごらん?」
駐車場の一角に停車する。
他の車とは等間隔な距離を置いて、車内灯を切った。
他の車も同様にしており、窓から車内を見ることはできない。
「っ!」
代わりに、全ての車内からは、男女の悩ましい声が響いていた。
「ここはね、カーセックスの穴場なんだよ。家だと家族の目があって出来なかったり、ホテルとは気分を変えたかったりする人たちが使うんだ」
男性と妖女がそこかしこで交わるこの時代、セックスの場所は不足している。
家族がいると家には連れ込み難い。田舎だとホテルも少なくて、満室ということも多々ある。
公園や路地裏といったところで、スリリングな行為を愉しむこともできるが、『ピンクハザード』以降その手の風紀にはうるさい社会だ。
するとカーセックスという選択肢が生まれ、それに都合のいい駐車場が、密かな盛り場となる。
「こ……こんなこと……み、みんな……してるの?」
ヘラは息を呑みながら、恐る恐る周囲を覗き見る。
最も近い車は、どこにでもありそうな軽自動車。
しかし不自然に揺れており、女の甘い声が微かに漏れ出ている。
音楽を掛けて誤魔化してはいるが、注意すれば聞き取れてしまう。
他の車も全て同じような状態か、より揺れと声が激しかった。
「兄貴とは、こういう場所ではしなかったの?」
「す、するわけ、ないでしょう? こんな……公序良俗に反したこと……っ」
兄もヘラも、結婚するまで清い体でいた優等生夫婦だ。
夫婦となって存分にセックスができるようになっても、家でひっそりと済ませていたのだろう。
そんな真面目なヘラだからこそ、無縁だった環境に興奮し始めている。
「ほら、あっちを見てご覧よ」
修吾はヘラに別の車を注目させる。
「っっっ♡♡♡」
ヘラは声にならない悲鳴を上げた。
そこには、一組の男女がいた。
男がシートの上で仰向けになり、女が騎乗位で体を上下させている。
女性の上半身は着衣状態で、結合部も外側からは見えないが、まぐわっているのは明らかだ。
「わざと車内灯をつけて、見られる興奮を味わってるみたいだね」
ヘラの目は、そのカップルに釘付けだった。
あの車の揺れが最も激しく、女の嬌声も大きい。
「あ、あの子……ほ、本気で……っ♡」
大音量の音楽でも誤魔化しきれない、燃え上がっている妖女の喘ぎ声。
誰かに見られるとか聞かれるとか、そんなことを考える余地を失った、イキ狂い状態だ。
同じ妖女として、彼女がいま味わっている悦楽を想像できるのだろう。
ヘラはまるで、自分が当事者になったかのように顔を赤くしていた。
「ヘラのエッチな姿も、周りに見せちゃおうか?」
「そ、そんなこと……できるわけ……やっ♡」
修吾は運転席から手を伸ばして、助手席のヘラの太股を撫でた。
些細な愛撫だというのに、早くも甘美な声が返ってくる。
非日常的な環境で、すっかり興奮しているようだ。
「なら、明かりは点けないであげる。ほら、こっちにおいで」
「あ……」
修吾に手を引かれたヘラは、助手席から修吾の膝上に移動させられる。
これでは、フロントガラス越しに丸見えになってしまう。
分かっていても、いまさら修吾に逆らえず、ヘラはせめて顔を逸らす。
そんなヘラの体に、修吾の手が張っていく。
――ほんの十分後。
「ひぎゅぅぅぅっ♡♡♡ 修吾さんだめっ♡ イッてるのぉっ♡ こんなっ、ところで♡ イクの止まらないぃっ♡ しゅごっ、すごいっ♡ すごくしちゃだめっ♡ ひぁあああまたイクぅっ♡ イクからぁぁっ♡♡♡」
ヘラは駐車場内でも一際の嬌声を上げていた。
トップスの胸元は開かれ、紫色の下着と共に降ろされている。
タイトスカートはまくり上げられ、腰で雑巾のように絞られていた。
そんな彼女を、修吾は背面座位で突き上げる。
「ダメじゃないでしょ? 子宮が俺の先っぽにちゅーちゅー吸い付いてるよ?」
特殊な環境でのセックスに対するヘラの反応は、予想以上だった。
夫の残した家を守っていた未亡人はいま、その家から離れた車内で、別の女になっている。
心理的な抑圧から解放されたかのように、妖女の本性をフルスロットルにしていた。
「だってぇ♡ これっ、気持ち良すぎるのっ♡ お外でこんなことっ、いけないのにっ♡ わたしのっ、からだぁ♡ おかしいのぉ♡ いつもと違うのっ♡ イキかた違うのぉっ♡」
修吾のピストンが車体を激しく揺らし、薄暗い車内でヘラをよがらせる。
触発されたように、周囲の車内からも、女の嬌声が高くなっていた。
他の人もしているから、自分もしていいのだという心理が働いているのだろう。
それが相互に作用して、全員が燃え上がり、夜の駐車場をちょっとした乱交会場に変えている。
「ほらっ、もっと乱れていいんだよ? 聞かれても、誰にも素性は分からないからっ」
「あっ♡ そこっ♡ いいっ♡ 修吾さんのっ、硬いのがっ♡ ごりごりするの素敵なのぉっ♡♡♡ こんなっ♡ こんな気持ちよさがあるなんてぇ♡ 知らなかったのぉっ♡」
夫とはできなかった新しいセックスに、ヘラの理性は焼き切れていた。
それを与えてくれる修吾を称えるように、首筋を舐めながら、服の背中に指を食い込ませる。
「エロい……ヘラ、すっごくエロい顔してるよ? もっとするぞっ! 兄貴とじゃできなかったセックス、いっぱいしてやるからな!」
「はいっ♡ 教えて、くだしゃいっ♡ 修吾さんにぃ♡ いっぱいっ♡ 新しい悦びっ♡ 教えてもらうのぉっ♡」
ヘラは絶頂の度に意識をもうろうとさせていき、それゆえ偽りない本音を口にする。
墓の下の夫に操を立てるような日々の中で、存在そのものを否定されていたメスの欲求が、解き放たれている。
古いオスを忘れ、新しいオスを獲得しようとする、欲深くてどこかドライな本能が。
「あああぁぁぁっっっ♡ またイクっ♡ おっきくイクのぉっ♡♡♡」
その夜の駐車場は、いつにない盛り上がりを見せていた。
○
ゴトン――ゴトン――と重低音が響く電車内。
夜の帰宅ラッシュと思しき混雑の中に、ヘラはいた。
「……っ♡」
ひどく扇情的な格好だった。
胸元がばっくりと開いた白いシャツ。レースをあしらわれた襟元で、深い谷間が露出している。
下は黒いタイトスカートで、太股どころか尻肉の下まで見えてしまいそうなほど短い。
薄手の生地には下着のラインがくっきりと浮いていた。
「ふぅ……っ♡」
ヘラは羞恥に頬を染めながら、落ち着かない様子で周囲に目を配る。
スーツを来た会社員や、帰宅中のOL、夜更かしした大学生。
それらの視線を気にしては、目が合う前に目線を外し、正面のドアを見る。
ドアに埋め込まれた窓ガラスには、痴女のような格好をした自分の姿と――
「ヘラ、すごく卑猥な姿してるぞ? もうこれ裸の方がマシじゃないか?」
兄嫁の背後に立ってヒップを撫でる、修吾の姿が映されていた。
「そ、そんな……修吾さんが、着ろって……っ♡」
ヘラは泣き出しそうになりながらも、背後に立つ修吾を振り返り、見上げる。
その瞳は潤み、口元は期待するように緩んでいた。
「最高に似合ってるよ。すぐにでも犯されたいって、全身がアピールしてる」
修吾は興奮を抑えきれない様子で、腰をぐっと押しつける。
ヘラは「んっ♡」と甘い声を漏らし、内股をもじもじさせた。
「修吾さん……っ♡ こういうのは、流石に……んんっ♡」
「大丈夫だよ。誰も見てないし、見えても見ぬ振りしてくれてる」
確かにそのようだが、ヘラの羞恥心はなにも緩和されない。
「それに、きっとヘラはこういうの好きだと思うよ? 少なくとも体の方は――」
耳元で囁かれた修吾の言葉と、尻や太股を撫でる手が、ヘラの子宮を疼かせる。
「ひゃうっ♡ あっ♡ だめっ♡ いま、触っちゃ……っ♡」
触れられたところから快感が広がり、顔と頭をピンク色に染めていく。
「いい反応だなぁ。もしかして、一度くらいされてみたかった? 痴漢」
「ちがっ♡ わたしっ、そんなんじゃ♡ あぁっ♡」
修吾が指先でなぞるのは、胸元の鎖骨部や、スカートが食い込んだ太股の肉。
直接的な性感帯ではないというのに、ヘラの反応は秘所や乳首を刺激されたように敏感だった。
「違わないよ。エッチなところでもないのに、こんなに感じちゃってさ。
全身がすっごく敏感になってる。気付いてる? さっきからお尻で俺の股間を擦ってるの」
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」
修吾の指摘通り、ヘラは無意識のうちに、尻を押しつけていた。
「兄貴とはできなかったセックス、いっぱい教えてあげる」
修吾はヘラの肩を掴み、強引に体を反転させる。
向かい合ったヘラは、恥ずかしげに顔を逸らしながらも、抵抗しない。
「ほら、胸元を開いて、おっぱい見せるんだ。自分でやるんだよ?
でないと、他の乗客に見せちゃうよ? ヘラのはしたない体を……」
修吾はヘラの耳元に唇を寄せ、甘く囁く。
ヘラは震えながら、言われた通りに服のボタンを外す。
そして、ゆっくりと前を開いた。
シャツの内側からは、ブラジャーに包まれた豊満な乳房がこぼれ出る。
「へぇ……ブラもエッチなの着けてるね。ちょっとズラしただけで乳首見えそうだ」
「っ♡」
修吾はシャツの中に手を入れ、下着を少しだけずらす。
「ほら、勃起してるじゃないか」
「……っ♡」
ヘラは頬を赤らめながら目を閉じ、瞼を震わせながら顔を逸らした。
無抵抗。このまま続きをしてもいい――という、無言だが雄弁な女の態度だった。
「乳首だけ、重点的に苛めてやるよ」
修吾はそう言って、人差し指をピンと伸ばす。
先端を爪で軽く弾いて、くりゅん、くにゅん、と弄ぶ。
「ふぅっ♡ んぅっ♡ んんぅぅぅっ♡」
ヘラの体が小刻みに痙攣し、切なげな吐息が漏れた。
「やっぱり、いつもより敏感だ。こんな状態で、いつも通り責めたら、どうなるんだろうなぁ?」
修吾はそう言いながらも、手を休めない。
親指と中指で摘まみ、指の間で転がすように先端を揉みほぐしていく。
「あひっ♡ あひぃいっ♡ ちくびっ♡ すごっ♡ きもちいひぃっ♡」
ヘラは背中を反らせ、甘い声を漏らして悶えた。
「おいおい、こんな場所で乳首イキするのか? どんどん変態になっていくなぁ」
「ちがっ♡ わたしっ♡ へんたいじゃ♡ んぁっ♡ あっ♡ ぁぁぁぁぁっ♡」
びくびくびくっ! と、ヘラは電車のドアに背を預け、立ったまま達した。
その秘所へ、すかさず修吾の手が伸びる。
タイトスカートの中に無遠慮に入り込み、ヘラの体をドアに押し付けて、手淫で責め立て始めた。
「ひぅぅぅっ♡ らめっ♡ いまはっ♡ あああぁぁぁっ♡」
「おぉ……すごいな。下着越しに擦ってるだけなのに追加イキしてる」
「いやっ♡ いやですっ♡ いや、なのにぃっ♡ またイクっ♡ イッちゃいますっ♡」
自分の淫らさに衝撃を受けたのか、ヘラは耳まで赤くなり、舌を出すような顔で再び達する。
「もうパンツの中、愛液まみれだよ? これ、直に手マンしてやったらどうなるんだ?」
修吾はヘラの腰を掴み、スカートを捲り上げた。
むわっと雌の匂いが漂ってくる。
「やだ……やだやだやだっ♡ 修吾さんお願いっ、もう止めましょうっ? 家で、家でならっ♡」
怯えたように懇願するヘラに構わず、修吾は中指をヘラの膣内に突き立てる。
「ふぅぅぅぅぅ♡♡♡」
ヘラは絶叫を噛み殺し、うつむき加減に修吾へ縋りつくと、がくがくと足を震わせた。
「あーあ、またイってる。こんなに人が見てるのに、イキ声を聞かせちゃって」
「やらっ♡ らめれすっ♡ こえっ♡ らめぇぇっ♡ んふぅぅううっ♡」
ヘラは必死に声を抑えようとするが、指先でGスポットを押し潰されると、どうしても我慢できないらしい。
「諦めろよ。アンタの体はこういう風に出来てたんだよ。
犯されたり、辱められたりするのが大好きな体だったんだよっ!」
「そんなこと……なひっ♡ ないっ♡ ですっ♡ 勝手に、決め、ないでぇ♡」
言葉こそ強情だが、修吾の服を掴んで見上げるその顔は、被虐の悦楽に染まっていた。
「へぇ、そういうこと言うんだ? ……やっぱりぶち込まないと素直になれないんだな」
修吾は声に凄みを持たせて、ヘラの体を逆向きにさせる。
「ひうっ♡ 修吾さんっ♡ まさか、ここで……っ」
ヘラはドアに手を付いて、露出した乳房を窓に押し潰した。
「まだ自分の立場が分かってなかったんだなぁ。
俺の意思ひとつで、いつでも家から叩き出せるってこと、忘れたのか?」
脅しの言葉を口にしながら、ヘラのスカートをまくり上げる。
驚いたことにTバックの際どい下着と、真っ白なヒップが露になった。
「いやっ……ごめんなさい♡ 許して……家に、置いてください……っ♡」
修吾の言葉は、権力勾配を再認識させるためのものにすぎない。
しかしヘラは、そんな『受け入れるための大義名分』に、ほぼ反射的に食いついた。
「だったら……」
修吾は逸物を取り出し、Tバックの布をズラして、亀頭を入口にあてがう。
「ふぅ♡ ふぅっ♡ ふぅぅっ♡」
まるで銃口でも当てられたようにびくびくと震えながら、ヘラは挿入の瞬間を待ちわびていた。
「いつでもどこでも、俺のものを受け入れるんだよっ!」
電車の振動音と同時に、修吾の怒張が、ヘラの最奥部まで一気に串刺しにする。
「あぁぁあぁあぁぁぁあぁぁぁっっっ♡♡♡」
ヘラはその一突きだけで絶頂し、ドアに胸を押し付けて仰け反った。
「あーあ、イキ声出ちゃったね。もうお終いだね。いいよ、このまま皆さんに聞いてもらおうか。俺の兄嫁が、夫の弟に突かれてよがり狂う声をさぁ!!」
「ひぁあっ♡ だめっ♡ いやぁっ♡ いやですっ♡ こんなのぉっ♡」
ヘラは首を振って拒絶するが、その瞳には隠しきれない期待の色があった。
せめて自分で口を塞ごうとしたが、その手は修吾に掴まれ、壁に押さえ込まれる。
「ほらイケっ! 皆に見てもらえよ! ドスケベ未亡人にぶち込むとどんな顔でイクのかを!」
修吾は下から斜め上へと、ヘラの踵が浮かぶような勢いで、豪快に突き上げた。
「んおっ♡ おぉぉぉぉっ♡ んおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ♡」
ヘラは獣のような声を上げ、背中を弓なりにそらせて、何度も達する。
電車の駆動音と、男女の衝突音に、ヘラの喘ぐ声が織り交ぜられる。
「はははっ、イキすぎだろ? もう何回イッたか分からないくらいだぞ?」
「いやっ♡ いやぁぁっ♡ こんなっ♡ こんなのってぇぇっ♡」
ヘラは自分の身体の異常さにショックを受けているようだ。
もはや、自分が公共の乗り物にいるということさえ、頭から消し飛んだようだ。
「休ませないぞ。俺がイクまで、連続アクメ決めちまえ!」
「あひっ♡ あへぇぇっ♡ らめぇぇっ♡ らめなのにぃっ♡
イグッ♡ いぐのぉ♡ きもちよすぎてっ♡ 狂っちゃう♡
こんなのっ♡ あたまおかしくなっちゃうのぉぉぉっ♡」
ヘラは涙を流して悶絶した。
修吾は腰を止めず、片手で乳房を握り潰しながら、激しい水音と共にポルチオを突き上げる。
その度にヘラの正気は失われていき、涎を顎から滴らせながらイキ狂う。
「あひっ♡ しゅごいのらめぇぇぇっ♡ イキしゅぎこわいのぉっ♡
修吾さんのおちんぽ刺さるっ♡ おまんこから頭までイカされりゅのぉっ♡」
ヘラは両足を痙攣させ、少なく見積もっても二十度目になろうかという絶頂を遂げた。
「くそっ、もう出る!」
その締め付けに耐えきれず、修吾は射精した。
どくん、どくんどぐんっ、と大量の精液がヘラの子宮を満たしていく。
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ っ っ っ …………♡♡♡」
ヘラは窓を舐めるように顔をべったり貼り付けて、膣内射精による最後の大絶頂に打ち震えた。
二人の乗った電車は、いつまで経っても、目的地には着かなかった――
「いやぁ、最近のホテルは凄いな。幻影魔法であそこまで電車を再現できるなんて」
「も、もう……あんなの、二度と、しませんから……っ♡」
――それもそのはず。
妖魔界の技術を無駄遣いして作られた、一種のイメクラ的な施設である。
電車内に見えたのは室内、乗客は幻術による映像で、音と揺れは簡易な機械仕掛けだった。
「夢中になってた癖に」
「あんっ♡」
施設を出て駐車場の車に向かう途中、修吾はヘラの尻を掴む。
いまは上着を着ているが、ヘラの淫らな服装だけは、彼女が用意して家から着てきたものだ。
修吾が「とびきりエロい服で」と命じたら、わざわざ通販で購入したのである。
「もっと知りたいな、ヘラのエッチな本性……」
「そんなの……分かりません♡ 私にだって……」
「うん、これから掘り起こしていくから。帰ったらSM系も試してみような」
「ひぅ……っ♡」
修吾の卑劣な発言に、ヘラの体が震え上がる。
腰砕けになりかけた体を、修吾の腕を抱くことで支えていた。
(この人、どんだけ淫らになるんだ……?)
修吾自身、驚かされている。
関係を持ち、彼女に自分の本性を自覚させたとき、「もう堕ちた」と思った。
とんだ思い違い――彼女は正しく
(兄貴は、知らなかったんだろうな……)
ヘラ自身も自覚していなかったことだ、夫も知らなかったに違いない。
兄の知らないヘラの顔を、自分が引き出している。
修吾はそのことに、思わぬ達成感を抱いていた。
兄貴に勝った――と。
生前は特に対抗意識なんか無く、嫉妬心なども持ってなかったのに。
皮肉にもその死後、ヘラを抱くようになってから、兄貴より彼女を支配したくなった。
もしかすると、自覚してなかっただけで、自分は兄が死ぬ前から、ヘラを奪いたかったのかもしれない。
それが、生きている間ならまだしも、死んで文句を言わなくなった後で、表に出てきたのか。
だとすると……自分はなんて、卑しい男なのだろう。
「修吾、さん? どうしたの?」
「ん、ああ……なんでもないよ」
表情の変化を見たヘラに誤魔化しながら、修吾は車のロックを解除した。
帰ったら、またこの兄嫁を抱こう。
もとい――嫌がる彼女を犯してやろう。
もっと深く、様々な手法で、彼女の淫らさを引き出して、孕ませてやるのだ。
彼女はそれを望んでいるから、夫への愛ゆえに「抱いて」と言えないだけだから。
そう、自己暗示するように思うと、股間に血が集まってくる。
――堕ちているのは、ひょっとすると、兄嫁よりも自分なのかもしれなかった。
ご一読いただきありがとうございました。
順調に肉欲に溺れていく二人でした。
また兄嫁視点の幕間を挟んで、第三話で完結予定です。
※誤字報告、ありがとうございます。
いつも助けられております。