誘惑禁止条例 ※性犯罪被害は条例違反にあたらない 作:大中小太郎
数分後――リディアは凄惨な姿で乱れていた。
手足を拘束された上に目隠しをされているのは、リディア自身が仕向けたことだが……
「ひぎゅうぅぅぅっ♡ 兄様ぁっ♡ あああぁぁぁっ♡ 許してぇぇぇっ♡」
乳首と陰核には専用ローターをとり付けられていた。
洗濯ばさみのように乳首を挟み、そのまま震動するという、あまり見かけないタイプの品だ。
クリトリスにはよくある卵型のローターがテープで貼り付けられ、それら三点が震動している。
「ふあぁぁっ♡ だめっ♡ これ駄目ですぅぅっ♡ 私っ、こんなのっ、買ってない――ひゃあぁぁぁっ♡」
「オモチャを買ったのが自分だけだと思ったのか?」
リディアにとって予想外なのはそれだった。
隆史もまたリディアとのセックスに工夫を凝らしてきたのだ。
「この洗濯ばさみローター、気に入ったみたいだな。乳首イキしてるのが見てて分かるぞ?」
乳首を挟んで震動する特殊な形状は、リディアの予想を超える快感をもたらした。
ただ挟まれているだけでも気が狂いそうなのに、隆史の手が乳房をゆっくり揉み上げる。
「ひぅぅぅっ♡ らめっ、らめらめ兄様っ♡ いまおっぱい動かしちゃらめでしゅっ♡
ああああ揺らしちゃ、揺らしちゃぁぁぁ♡ ちくびっ、ちくび取れちゃいましゅっ♡」
リディアの豊乳が揺らされると、先端の洗濯ばさみローターも振り子のように揺れる。
それはリディアの乳首を抓ったまま左右に捻り、リディアに未知の快感をもたらした。
「ほら、クリトリスも忘れずにな」
そちらはローターの震動を最大にされる。
「あひぁぁぁっ♡」
リディアは身体を仰け反らせ、絶頂した。
秘所からは愛液が吹き出し、ベッドの上で腰が踊るのも、これで何度目だろうか。
「見付けたぞ? やっぱり部屋にバイブを隠し持ってたんだな? それもこんなに太いのを」
隆史はリディアの部屋を物色して、興味本位で買っていたディルドローターを見付け出す。
「あ、やっ、待って♡ いま、いまそれは……っ♡」
「ん? 拒否権なんてあるわけないだろ?」
そう言って、リディアの膣内に挿入する。
「あひっ♡ あっ、ふぁぁぁっ♡」
リディアは目隠しした顔を左右に振って嬌声を上げた。
一度は使ったことのあるものなのに、他のローターで刺激されながら挿入されると、途端に別物に感じられた。
「あーあ、ひどい格好。拘束されてローター着けて、ディルドを奥まで呑み込んで」
隆史はそう言いながら、スマホのシャッターを切る。
目隠して聴覚と触覚が過敏になったリディアは、性感帯を余さず刺激し続けるオモチャと、耳に響くシャッター音に、正気を保てなかった。
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っ♡ イクっ、イクイクにいさまイキましゅまたイっちゃいましゅぅぅぅ♡」
拷問のように絶頂させられ続けたリディアは、体をブリッジさせるように腰を浮かせていた。
「懲りたか? おねだりする気になったか?」
「はいぃ♡ ごめんなさい、兄様ぁ♡」
ようやく解放してくれるのかと、リディアが安堵したのも束の間――新しい振動音が耳に届いた。
「え?」
それが、自分が自慰に使う電マの音だと気付いたリディアは、耳元で義兄が囁く声を聞く。
「――いまさら遅い」
あろうことか隆史は、リディアを責めるオモチャに電動マッサージ機を追加した。
しかし、乳首も陰核も膣内も、ローターかディルドで埋まっている。
では、どこに電マを押し付けるというのか?
――
「あ――や――ひ――ぁ――っ♡」
震動中のディルドの底部に、電動マッサージ機が押し当てられる。
震動する二つの器具が接触したことで、ガガガガガとぶつかり合う音が響く。
その二重のヴァイブレーションは、リディアの子宮にディルドの先端が当たることで伝わった。
「ひぎゅうぅぅぅっっっ♡ あぎっ♡ いああぁぁぅぅぅっ♡」
リディアは喉を仰け反らせて絶叫し、潮を吹き出した。
「はは、すごいイキ声だなっ」
「やぁぁもう許してぇ♡ あひゃっ♡ 壊れちゃう♡ はひっ♡ にいさ、まぁ♡ 兄様ぁ♡」
「ダメだ、お仕置きだからな。兄様を誘惑するどころか挑発までした悪い子にな!」
「あああああぁぁぁぁぁ~~~~~っ♡」
再び絶頂したリディアの秘所から、愛液が飛び散った。
「どうだ? 観念したか? 兄様の言うことを聞く、素直なリディアに戻ってきたか?」
「はいぃっ♡ ごめんなさい兄様っ♡ もう逆らいませんっ♡ 兄様の言うこと聞きますっ、なんでも聞きましゅからぁ♡」
「信用できないなぁ」
隆史は乳首やクリトリスのローターも強弱を変えて、徹底的にリディアを翻弄する。
「んあぁっ♡ あぁぁっ♡ あへあぁっ♡」
リディアは連続絶頂で白目を剥いて失神寸前だった。
ようやく電マが外され、他のオモチャの震動も止まる。
リディアは荒い呼吸を繰り返しながら、戻ってきた意識で言葉を紡いだ。
「しましゅ♡ わたし、兄様に♡ 服従しましゅ♡
兄様の命令に従い、ご奉仕させていただきますから♡
兄様を欲情させちゃう淫らな体、兄様のために捧げますっ♡」
誓いの言葉を口にすると、リディアの体に再び情欲が燃え上がる。
オモチャで何度イかせれようと、彼の精を放たれなければ、この渇望は収まらない。
「やっと素直になったな。従順で、エロくて、お前は最高の義妹だよ」
隆史は優しく言いながら、リディアの拘束を解き、ローターやディルドも取り除いていく。
「
「兄様ぁ♡」
折檻された後に、たっぷり甘やかされる。
悪い男に定番の手口だと分かっていても、いざされると頭が蕩けるかのようだ。
「最初の命令、覚えてるね?」
「は、い……♡」
リディアは頷くと、隆史の前で四つん這いになり、ヒップを彼の方に向ける。
自分の知る最も卑猥な言葉で、おねだりしろ――最初は拒んだその命令を実行する。
「兄様っ♡ お願いします♡ 兄様の極太おちん○んで、リディアの変態おまんこ犯してくださいっ♡ 二度と逆らえないくらいぶち犯してっ、アヘ顔イキさせて支配してくださいっ♡」
「いいぞ、その調子だ。お尻を振って、いやらしく誘ってみろ。
普段は条例があるから誘惑できない。
でも、そうしろと脅されたのなら、普段はできない誘惑とおねだりはし放題。
強要されているはずなのに、むしろ束縛されていたサキュバスの本能が解き放たれる。
「はいっ♡ 兄様ぁ♡ はやく、はやくぅ♡」
リディアは隆史に言われた通り、媚びるような腰使いで臀部を左右に振る。
そのたびに、まだ挿入されていない膣口から、大量の愛液が溢れ出す。
「可愛いなぁ。あんなにオモチャでイかされたのに、やっぱり本物が欲しいのか?」
「はいぃっ♡ 兄様のおっきなおちんぽぉっ♡ ほしいですっ♡ 兄様に直接っ、滅茶苦茶にしてもらわないとっ♡ この体っ、もう駄目なのぉっ♡」
隆史は焦らすように、リディアの尻を撫でて、陰茎の先端で秘所を擦り上げる。
「さて、どうしようかなぁ。こんな可憐な義妹を犯すなんて、罪悪感が湧いてきちゃうなぁ」
「あぁ、そんな♡ 酷いですっ♡ 好きっ、好きなんですっ♡ 私、兄様に後ろから犯されるのが一番好きなのぉ♡」
リディアは後ろ手に隆史の腕を掴み、自ら尻を上下させて、義兄のペニスを誘う。
「優しい兄様をケダモノに変えて、自分をレイプさせちゃうことに悦びを感じちゃう、どうしようもない女なんです♡ 兄様に優しくしてもらう資格なんてないんですっ♡ だからどうか、私にしかできないことさせてくださいっ♡ 他の女には絶対できないような、欲望のままのセックス♡ 私に受け止めさせてくださいっ♡」
必死に懇願するリディア。
全て本心からの言葉だった。
条約さえ無ければ最初からこう言っていたかもしれない、誘惑の言葉だ。
それを、『おねだりを強いられるまで』我慢していたリディアに、隆史は微笑みかける。
「――よくできました」
隆史はリディアの中に亀頭を侵入させる、陰茎から手を離して尻を両手で掴む。
「あ、ああ、きちゃう♡ くるっ♡ 兄様がくるっ♡ 私の中で、暴れにきちゃう♡」
一気に突き込まれる前振りだと理解したリディアは、シーツを握り込みながら興奮に震えていた。
そして――
「ひぎゅ――――っ」
どちゅん!と、隆史の肉棒がリディアの最奥を貫く。
子宮口をこじ開けられた瞬間、リディアは全身を痙攣させた。
「はひっ♡ んおぉぉっ♡ おっ♡ おほおぉぉぉっっっ♡」
リディアの体内を最大級のオーガズムが駆け抜けて、遠吠えのような声を上げさせた。
「おおぉっ……すごい締め付けだ。食いちぎられそうだぞ」
隆史はそう言うと、手加減抜きのピストンを繰り出した。
「あへぇえっ♡ あぐっ♡ はひぃううう♡ イグッ♡ イっでりゅ♡ ずっとぉ♡ 何度もぉ♡ あっあっあっあ゙あ゙あ゙っ♡♡♡」
リディアは目の焦点を失い、もはや自分でも分からない言葉を勝手に口走る。
隆史はそれでも抽送を止めない。むしろ加速させる。
ぱんぱんぱんぱんっ!! と、部屋中に反響するほど、リディアの尻に腰を打ち付ける。
「あはぁぁっ♡ いいっ♡ 気持ちいいよぉっ♡ ケダモノ兄様かっこいいのぉ♡ もっとぉ♡ もっといいのしてぇ♡ イかしぇつづけるのやめないでぇっ♡」
快楽に身を任せ、ただひたすらに喘ぎ続ける。
(あ、だめ……このままじゃ、本当に堕とされる)
リディアは頭の片隅で、欠片ほど残っていた冷静な部分が、危機を訴えた。
もはや条例違反を避けるための体裁では済まされない。
堕ちる、体裁だったものが本物になる。義兄の本気レイプでイキ狂う女になってしまう!
そうと分かっていながら――リディアは媚びるように腰を振り、喘ぎながら義兄を誘惑する。
「お願いしますっ♡ 兄様っ♡ 兄様専用の奴隷にしてくださいっ♡ 兄様に愛されるためだけに生きる雌豚になりたいんですっ♡」
「こらこら、落ち着いて。そこまでしなくても――」
「いいのっ♡ もう条例なんて知らないのぉ♡ 誘惑しゅるのっ♡ これからずっと、兄様を誘惑してっ♡ ずっとずっと犯してもらうんですからぁ♡」
隆史に両手を引かれ、膝を支えに上半身を持ち上げられながら、リディアは体を踊らせる。
振り乱された髪がベッドに流れ落ち、口からは涎が垂れ下がり、嬌声は甲高くなっていく。
「んほぉおぉっ♡ イクッ♡ またイッちゃうぅ♡ 兄様の極太おちんぽに屈服アクメさせられちゃうのぉ♡ いひぃいっ♡ 好きっ♡ 大好きです兄様っ♡ くだしゃいっ♡ 兄様のおちんぽもっと私の中にくだしゃいっ♡ 兄様の素敵な体っ、これからずっと、私を愛情レイプするために使ってくだしゃいっ♡」
誘惑というには苛烈で、おねだりというには猛烈だった。
しかしそれは、自分だけの男になって欲しいという、愛の訴えでもあった。
「そんなこと――」
隆史はリディアの向きを変えて、正常位で抱きしめながら、種付けプレスを叩き落とす。
「こっちは――お前を一目見たときから、そうしたかったんだよ!!」
どちゅんどちゅんと子宮を突きまくり、射精直前のラストスパートで膣を掻き回す。
「んおおほぉっ♡ おほっ♡ おぉぉぉっ♡」
リディアの体に、マシンガンのような絶頂が繰り広げられる。
子宮口を突かれ、カリに膣内を掻かれ、尻に腰が当たる、それらひとつひとつに達している。
「エロい! エロすぎるんだよお前は! こんなに乱暴に突いてるのにイキまくりやがって!
こんなの本当のレイプと変わらないんだぞっ! 人間の女だったら泣き喚くんだぞっ!?
いいのか!? 気持ちいいのか!?」
「あひっ♡ あああっああっあっ♡ ひもひぃえふぅっ♡」
そもそも魔人種の性感帯は、人間よりも『広くて深い』。
単純に快感を覚える面積が大きく、肉に食い込むような強い刺激を好む。
面積✕深さで生じる快感は、人間の女とは絶対値が桁違いだ。
人間女性なら乱暴すぎるくらいでなければ、彼女らにとってはセックスにならない。
「ああ、もう駄目だ、我慢しないぞ! 優しい兄さんでなんかいられるか! 犯すっ! そんなに犯されるの好きなら犯してやるっ!」
隆史は、鏡を見ずとも、自分が邪悪な顔をしているのが分かった。
脳内に渦巻く歓喜と興奮を、どのような言葉で表現すればいいのかも分からない。
ただ、犯されるほどイっている淫らな義妹を見ていたくて、一心不乱に腰を振った。
「おっほぉぉっ♡ うれしいっ♡ しあわせれふっ♡ しゅきっ♡ しゅきぃ♡ 兄様しゅきぃ♡ 私っ、ずっとっ、ずっとずっとぉ♡ 兄様のものでいたいっ♡ 兄様ぁ♡ 兄様ぁっ♡」
リディアは両脚を隆史の腰に絡め、腕も背中へと回し、全身を使って隆史にしがみつく。
「リディア! 愛してるんだ! お願いだっ、伝わってくれ!! イキまくって応えてくれ!!」
「あへぇえぇぇっ♡ イグゥウウッ♡ イギましゅううぅっ♡ 兄様ぁああっ♡ 愛してますっ♡ んぉおおっ♡ あひっ♡ いくいくっいっぐううぅっ♡ いぎっぱなしっ♡ 兄様のセックス気持ちよすぎてぇっ♡ もう何も考えられないいいぃっ♡ あぉぉっ♡ またイグっ♡ まだイグっ♡ 何回でもイケるぅのおおおっ♡」
何度も何度も、リディアは果てた。
これで二十回目か、三十回目か、数え切れないほどの回数で絶頂を迎えた。
「っぐ!」
そしてとうとう、隆史が精を解放したとき、リディアのオーガズムは最高潮に達した。
「――――ッッッ♡」
とうとう声も出なくなったのか、リディアは息を呑みながら全身を反り返らせた。
荒々しい呼吸を繰り返しながら、時折、思い出したように体が跳ねる。
「リディア? ……気絶しちゃったのか」
「あっ……あふっ♡ ぁ……ひぃ♡」
リディアは気絶していた。
あまりの連続絶頂に、意識が保てなくなったのだ。
「ふぁぁぁ♡ にぃさまぁ♡」
それでも余韻が続いているらしく、またびくんっと体が震えて、心地よさそうな声が出る。
「まったく……『ふり』だけならまだしも……」
条例違反にならないための、演技上のレイプであるはずだった。
でも、今日のそれは……下手をすれば本物よりも激しかった。
「こんなのが癖になったら、お互い大変だぞ? こいつめ」
隆史は気絶したリディアの身なりを整えてやってから、毛布を掛ける。
そうして自分も隣で横になり、二人でぐっすりと眠りに就くのだった。
○
翌日――再婚した両親から電話が掛かってきた。
「ああ、父さん? ……ああ、リディアとは仲良くやってるよ。うん――そっか、まあこっちは構わないけど。
え? このまま新婚旅行? ああ、うん。こっちはなんとでもなるから、楽しんできてくれ」
電話を切る。
そして、もう片方の手に持っていた紐を引いて、紐に繋がったリディアの『首輪』を引く。
「ぢゅぷっ♡ んんっ♡ ぷはっ♡ 兄様?」
首輪を付けられ、乳首と秘所の部分が開かれた黒いランジェリー姿で、リディアは隆史の肉棒をしゃぶっていた。
「父さんと義母さん、まだ当分はこっちに来られないみたいだ」
「まぁ……♡」
リディアは、どこか艶然とした微笑を浮かべて、義兄のペニスに頬ずりする。
「でしたら……私はこの後も当分、兄様に調教されてしまうんですね♡」
「もう調教済みだろ? ほら、そろそろ入れてやるから、こっちに来い」
「あんっ♡」
首輪で引かれたリディアは、ソファーに腰掛けた隆史の膝に跨がり、首に腕を絡める。
「今日もたっぷり、可愛がってやるからな?」
リディアの腰を抱き寄せ、頬を撫でながら宣言すると、リディアは頬を染めながら、こう応えるのだった。
「――
○
――日本のとある自治体に、誘惑禁止条例というものがある。
魔人種の誘惑による性犯罪を禁じるために作られたそれは、表向き街に秩序をもたらした。
それでも、夜の街から悩ましい声が途絶えることはない。
今宵も、どこかで誰かが、罪を犯し、罪を
女性の自由を侵害する条例には、いまだ撤廃を求める声もある。
しかし、当該地域で誘惑禁止条例が見直されるという話は――いまのところ、ない。
ご一読いただきありがとうございました。
これにて義妹編、完結となります。
また別の義兄妹を描くことはありえますが、この兄妹はハッピーエンドです。
思いの外ご好評いただけました。
評価してくださった方々、まことにありがとうございます。
しばらく日をおいて、他の組み合わせの男女を描いてみたいと思います。
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