誘惑禁止条例 ※性犯罪被害は条例違反にあたらない 作:大中小太郎
プロローグ
昔、速水祐介は、
当時にはもう魔人種はありふれた存在で、『ピンクハザード』も落ち着いていた。
家の近所に魔人種が住んでいた男の子は、大抵『おねショタ被害』に遭うというが、祐介の場合そうはならなかった。
「え? お姉ちゃん、結婚するの?」
「そうなのー。運命の王子様と出会っちゃった♪」
彼女は美人で魔人種だったので、順調に男性と出会い、結ばれた。
祐介ともよく遊んでくれていただけで、特にそういった手ほどきを受けたりはしていない。
やがて彼女は、母親となった。
「祐介くん久しぶりー♪ 大きくなったねぇ。あ、この子うちの子♪」
生まれた娘さんの名前は、ルナといった。
「お兄さーん、ゲームしようよー」
「ルナちゃんまた来たのか?」
「うん♪ 今日もパパとママが『仲良し』だから♡」
「あ、そう……」
ルナはよく速水家に遊びに来た。
従姉は同じ町で夫婦生活を送っており、祐介には泣けることだが夫婦仲は『盛ん』らしい。
家で二人きりになるために、子供をそれとなく余所へ遊びに行かせるのは、よくある話だ。
遠縁ながら親族である祐介の家は、そのあたり打って付けだったのだろう。
「おじさーん、ゲームするねー♪」
「誰がおじさんか。お兄さんと呼べ」
「だって続柄上は『いとこ叔父』だし」
祐介が大学生となり、ルナが○学生となってからも、その関係は変わっていない。
そんなある日、両親が妖魔界へ長期出張することになった。
母の実家は妖魔界にあり、同業者で職場結婚した二人は、大きなプロジェクトを担って夫婦出張となったらしい。
祐介は家に残り、束の間の一人暮らしとなる。
「家出してきちゃった♪」
そんな速水家に、なにがあったのか、ルナが転がり込んできた。
何があったか聞いても言葉を濁すばかりで、彼女の母に電話で聞いても「祐介くんなら安心よ」としか言わない。
まあ、ルナが家に上がり込むのはいつものことだし、一日くらい泊めてもいいだろう――と思っていた。
「うわ、おじさん流し台に洗い物溜めすぎっ。あーもー、こんなんじゃないかと思ったよ」
「え? ルナちゃんって家事できるの? 無理しなくていいよ?」
「失礼だなー。お家賃代わりにこれくらいしますー」
祐介一人で家事が行き届かなくなっていた速水家を、ルナがケアしてくれた。
「うわ、おじさん枕カバーだけ洗って枕自体を洗ってないでしょ!? 揚げ物みたいに皮脂が沁みるよ!? んもー、洗濯物も柄物といっぺんに洗ってぇ! 冷蔵庫もっ、冷食って色んな栄養が凍死してるんだよ!?」
ノリの軽い彼女だが、意外と家庭的で、目端が利く子だった。
「成長した……うちを無料のゲーセン喫茶だと思ってたようなルナちゃんが、成長したなぁ」
「泣かないでくれます?」
『いとこ姪』に当たるルナが、心身ともに大人となっていることを感じる祐介だった。
そんな、いたって微笑ましい、一時的な同居生活のはずだった。
いずれ従姉がルナを迎えに来るか、ルナが家出に飽きるまでの、短い二人暮らし。
生意気なルナの相手を四六時中するのは少し面倒だが、この子がどこか見知らぬ男の部屋に転がり込むよりは、ずっとマシだろう。
そう、思っていた。
思っていた、のに――
○
「きゃっ!? やっ、おじさん……っ♡」
気がつけば――祐介は部屋に連れ込んだルナの体を、背後からまさぐっていた。
「可愛いなぁ、ルナ。あの人の小さい頃にそっくりだ」
「ひゃっ!? やっ、やだよぉ♡ おっぱい、触んないでぇ♡」
祐介の腕に背後から拘束され、手で胸を揉まれたルナは、細い体で抵抗する。
その抵抗はあまりに非力で、身をよじる程度のことしかできていない。
ルナはセミショートの黒髪を伸ばす、モデル体型の美少女だ。
美少女とは言ったが魔人種では普通の範疇で、しかし人間なら雑誌の表紙を飾れる。
魔人種としては平均よりやや小ぶりな胸も、人間で言えば立派に巨乳と分類できる。
肌は血色がよく、健康的な魅力に溢れていた。
これで○学生――黒歴史を作る年頃だというのだから、魔人種の遺伝子は驚きだ。
そんなルナの、メリハリの利いた体を、祐介は自室に連れ込むと、ベッドに突き飛ばす。
「きゃっ!」
短い悲鳴を上げてベッドに転がったルナが、怯えた目で祐介を見る。
春物のシャツとデニムスカートというカジュアルな服装だ。
起伏ある身体の線がくっきり出ていて、劣情をそそる。
「や、やだ……おじさん、こわいよ……」
涙目で縮こまっているが、その頬は紅潮していた。
「嘘つけ、お前だって期待して来たんだろ?」
祐介は荒々しい顔付きで、ルナの手首を掴んで押さえ込む。
普段とは違うケダモノめいた形相に、ルナは背筋を震わせる。
「ち、違うもんっ……ただ、おじさんの家に、泊めてもらうだけ……んあっ♡」
首に吸い付くと、甘い悲鳴が上がった。
「ほぉら、ルナちゃんの体もしたがってるぞ」
魔人種の血か、ルナの体は襲われているというのに、敏感に火照っていた。
「やぁっ♡ これはっ、違うからぁ♡」
自分の悩ましい声を自覚して、ルナは顔を赤くした。
その表情に、嗜虐心がくすぐられる。
「かわいいなぁ、ルナ」
「や、やめて……おじさん、脱がせちゃやだぁ♡」
涙目で懇願するルナのシャツをまくり上げる。
細い腰付き、真っ白な肌、うっすら浮いた肋骨が、順番に露になる。
最後は、少し洒落ている程度の白いブラ――年相応の下着が、妙に背徳感を煽った。
「やだぁ、やめてよっ」
「っ!」
祐介はむしり取るようにホックを外して、ぷるりと震える巨乳を露出させる。
「大きなおっぱいじゃないか。ああ、たまんねぇ!」
そしてルナの背中を抱き上げるようにして、谷間に顔を埋め込み、左右に擦り付ける。
「ひゃうぅっ♡ おじさ……あんっ♡ やめぇ、こんなの、しちゃだめだからぁ♡」
夢中で胸に頬ずりする祐介を、ルナは細い手で押し返そうとする。
祐介は構わず乳首に吸い付き、口内で吸い上げた先端に舌先を踊らせた。
「ふあぁ♡ やだっ♡ それ、やだよぉ♡ おっぱいで感じたくないぃ♡ 吸わないでよぉ♡」
ルナは弱々しく抵抗するが、祐介はその細腕を振りほどき、反対側の突起にも同じことをする。
「あっあっあっ♡ おじ、さっ♡ やっ♡ びくって♡ 体びくってするうっ♡」
体に走る性感への恐怖を訴えるルナ。
そんな彼女を宥めるように、抱き寄せてキスをする。
「ちゅっ♡ んむっ♡ ん~っ♡」
ルナは驚いた顔をして、祐介を押し返そうとするが、その手は弱々しい。
一方で唇は抵抗をせず、小さな唇をゆっくり開いて、裕司の舌を受け入れていた。
歯茎を舐められ、唇を甘噛みされるたび、ルナはぴくんと体を震わせる。
「んむっ、ちゅっ、ぷはぁ……はぁ、はぁ……」
ルナは口を離すと、蕩けた瞳で呼吸を整える。
唾液が糸を引き、互いの間に橋を作った。
「可愛いよ、ルナちゃん。キス上手だねぇ」
裕司はそう言って、デニムスカートから伸びた足を撫でつつ、服の中に手を侵入させていく。
指先が、柔らかな太ももの肉を揉み込んだ。
「やっ、だめっ♡ そっちやだっ♡ おじさんっ、もうやめてよぉ♡」
足をばたつかせて抵抗してみせるルナ。
「こーら、暴れない」
裕司は片手でルナの太股を持ち上げて、もう片方の足を膝で押さえ込む。
片足を開脚させられてショーツが丸見えになり、そこに祐介の手がねちっこい愛撫を始める。
「んっ♡ そこ、触っちゃ……はぁっ♡ やだっ、感じちゃうのやだぁ♡ あっあっあっ♡」
ルナは腰を引いて逃げようとするが、無駄な努力だ。
祐介は器用に指先で、彼女の割れ目をなぞりあげて、クリトリスの上で指先を円運動させる。
「ひゃんっ♡ おじさんっ♡ んぅっ♡ こんなのっ、あっ♡ わいせつ、わいせつだからぁ♡」
「うるさいなぁ」
脅かすように言って耳を甘噛みすると、ルナの前進がびくんっと大きく震え上がった。
「家出して男の部屋に泊まり込んだなら、こうなるって知ってただろ? 大人しくしろよ」
「だって、こんなの♡ おじさんが、こんなことするなんて、思わなかったんだもんっ♡」
ルナの訴えには、二つの顔が見て取れた。
襲われている女の涙声と、悦んでいる女の喘ぎ声が同居していた。
どちらに対しても、嗜虐心が燃え上がる。
「へぇ、俺はそんなに甘く見られてたのか」
祐介はルナのショーツに指を侵入させ、直接の手淫を始めた。
ルナのそこは充分に濡れており、陰唇が中指を甘噛みするように挟む。
「ふあぁ♡ だめっ♡ やっ♡ はぁんっ♡」
ルナは快楽を堪えようと、背中を反らせて悶える。
「そんなんじゃ、ないぃ♡ おじさんのことっ、信じて、信じてたのぉ♡ あっあっあっ♡」
祐介はルナの声を聞きながら、手淫と共に乳首を口に含んで、舌を乳輪沿いに回す。
「しんじて、たのにぃ♡ おじさん、こんなことしないって、ああっ♡ 信じてたのにぃ♡」
秘所と胸から駆け上がる快感に、ルナは弓反りになって喘ぎながら、祐介を責めた。
言葉では責めているのに、手足の抵抗はなくなり、両手が祐介の頭を掻き抱いている。
「レイプ、レイプだよぉ♡ こんなの、ひどい♡ おじさん、酷いよぉ♡」
もうルナの声は、相手を非難しているように聞こえない。
その理由を分かっている祐介は、陰核を手の平で包むように愛撫しながら語り掛ける。
「そうだ、レイプだぞ。
普通なら意味が通らないことを言うと、ルナはどこか安心したように、手の抵抗を緩めた。
「分かるだろ? 男に押し倒されて、もう逃げられないんだ。抵抗すると乱暴にされるぞ?」
「やっ♡ だめっ♡ 乱暴なのだめぇ♡ あっ♡ ひあっ♡ ああぁぁぅぅっ♡」
中指の腹で膣口あたりを上下に擦り、人差し指と薬指で花びらを挟むように揉みほぐす。
「なら、
「あっあっあっ♡ やっ♡ やだぁ♡ そんなのっ♡」
「恥ずかしいことじゃないぞ。
ルナの背中に片腕を回して持ち上げ、口を丸く開いたまま吸い込む。
「ふぁぁぁっ♡ あふっ♡ 分かったから♡ 分かったからぁ♡」
ルナの体から、完全に抵抗が失せた。
より酷い目に遭うくらいなら、大人しく受け入れて終わるのを待った方が結果的に安全だ――
そういう、実際の性被害でも女性が選択しうる、保身のための無抵抗。
一度それをし始めると、ルナの喘ぎ声は、どんどん甲高く、可愛らしくなっていく。
「あんっ♡ あふぅ♡ くぅんっ♡ うぅ~♡」
その声を聞くたびに、祐介は満たされるものを感じていた。
彼女の母、初恋の女性とも、こんなことをしたかった。でもそれは叶わなかった。
でも、若い頃の彼女にそっくりな娘が、いま自分の腕の中で甘い声を上げている。
彼女と結ばれることで、自分は叶わなかった初恋を成就するのだ。
「ルナちゃん、可愛いよ、好きだ。一度だけでいいから、受け入れてくれっ」
「あっ♡ やっ♡ んんんっ♡ あああぁぁぁっ♡」
ルナは答えず、しかし祐介の体にしがみつき――達する。
「はぁ……はぁ……はぁ……っ♡」
これが最初ではない。夢中で数えてはいなかったが、もう数度目の絶頂だった。
祐介は改めて、ルナを見下ろす。
仰向けに倒れ、涙目で顔を横に向け、荒い息をつく美少女。
シャツを胸元まで捲られ、豊かな乳房を唾液で濡らし、半脱ぎになったスカートと下着の奥は愛液に濡れている。
いかにも、『犯された女』といった姿だった。
「ルナ……」
祐介はルナのショーツを引き抜くと、自分の逸物を取り出した。
過去にないほど張り詰め、脈動のたび痛みを覚えるほどだ。
そして、その先端でルナの入り口に触れる。
「あっ……」
さすがに、ルナは戸惑うような顔を見せた。
だが祐介は構わず腰を進め、一気に挿入する。
「いっ、あああぁぁぁっっっ♡」
ルナの体が跳ねる。
魔人種の処女膜は成長と共に自然消滅する。ルナもそうだったのか、既に男を知っていたのか。
どちらにせよ、挿入と同時にイっているその姿は、処女のように扱う必要を感じない。
「いいぞルナ。キツくて、内側に吸い込もうとしてっ、男をイかせるエッチなおまんこだっ」
「やめっ♡ ルナの中に入っちゃだめぇっ♡ おねがいぃ♡」
ルナは祐介の手首を掴んで懇願する。
膣内はキュッと締まり、射精を促すように締め付けてきた。
上の口と下の口で、言っていることがまるで逆だ。
そして、下の口はたいてい、嘘がつけない。
「動くぞ。いっぱい感じさせて、イかせてやるっ!」
「いやぁ♡ そんなっ、あっ♡ 無理矢理っ、あぁっ♡ イかせる、なんてっ♡ ああぃぃっ♡
ずるいっ♡ 男の人っ♡ ずるいよぉっ♡ おじさんがっ、ルナにっ、男の人してるうっ♡」
ピストンを始めると、ルナはすぐに大きな声で喘ぎ始めた。
彼女の体は、すっかり出来上がっている。
乳首はピンと立ち、腰が自らくねり出し、顔が快感に歪んでいる。
「ほら、奥に当たってるの分かるか? 子宮口だ。ポルチオ感じるか?」
「あひゅっ♡ きてるっ♡ 奥にっ、奥に当たるとっ♡ 全身っ、感じちゃうっ♡
やだっ♡ やだやだっ♡ おじさんにっ♡ 身体が負けちゃうっ♡ イクのやなのぉ♡」
ルナが泣きそうな声を上げる。
だがその表情には快楽の色が浮かんでいて、本気で嫌がってはいないのが丸分かりだ。
「なら言うんだっ、どこが気持ちいいのか、全部おじさんに明かすんだ!」
「そんなのっ、分かんないっ♡ 擦れてるとこっ、全部っ、あああっ♡」
「ははっ、そうかっ、おまんこ全部が性感帯かっ! ハーフでも立派なサキュバスだなっ!」
祐介は腰の動きを変化させ、角度と緩急を付けてルナを責め立てた。
すると彼女は、胸を揺らしながら乱れ始める。
「あっあっあっ♡ はげしいよぉ♡ あっあっあっあっ♡」
「どうしたっ、またイクのか!? いいぞっ、何度でもイケっ、イきまくれっ!!」
「やっ♡ ああぁぁっっ♡ イクっ♡ イクからぁ♡ イってりゅから許してぇっ♡」
祐介の腰使いに合わせるように、ルナの口からはひっきりなしに甘い声が上がる。
やがてルナの絶頂とともに膣内が激しく収縮し――祐介も限界を迎えた。
「くっ、出るっ……!」
「んんっ♡ ああぁぁぁぁっっ♡」
祐介がルナの中に精を放つと同時に、彼女もまた絶頂を迎える。
二人は同時に果てた。
○
その後、週末なのをいいことに、夜遅くまで何度もルナを抱いた。
抵抗を諦めたルナは、祐介の求めるまま体を許し、様々な体位で幾度もオーガズムを味わった。
「これっきり、だから……もう、二度としないんだからぁ……」
翌朝、ルナは恨めしそうに言い捨てると、家に帰っていった。
彼女が警察に駆け込んだら、祐介の人生は終わるかもしれない。
でも、ルナはそれをしないだろうと、半ば確信していた。
不安よりも、初恋の人の娘を抱いてやったという充実感の方が大きかった。
その日の夜――
「…………」
「えっと、おじさん……」
呼び鈴に応じて玄関を開くと、大きな鞄を持ったルナが、頬を染めて目を泳がせながら立っている。
「その……また、家出しちゃって」
先日のことなど、まるで無かったかのように、ルナは笑う。
しかし、笑顔に埋め込まれたその瞳は――どこか、淫魔の昏い喜悦を宿しているように見える。
「今日も……お泊まり、していい?」
頬を染めて小首を傾げるルナに、祐介は軽い寒気を覚えながらも、生唾を呑み込むのだった。
ご一読いただきありがとうございます。
義妹編に続き、家出娘編スタートです。
ヒロインは義妹編で予告登場してましたが、ストーリーの連続性はありません。
――追記――
誤字報告をくださった方々、いつもありがとうございます。
見落としが多くて申し訳ないです。