※この作品はR-18です。

誘惑禁止条例 ※性犯罪被害は条例違反にあたらない   作:大中小太郎

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豚と飼い主と委員会6

 

 

思えば初めてのことだ。

自分の意思と言葉で、セックスのために、女を部屋に連れ込むのは。

 

ミースのときも、イサミのときも、あちら側から訪れてくれたし、お膳立(ぜんだ)てもされていた。

今回は少し違う。

端的な言葉によるものだったとはいえ、隼樹の方からメルヴィを誘ったのだ。

 

自分がそんなことをする日が来るなんて、ちょっと前まで想像もしていなかった――

 

「け、結構、綺麗(きれい)にしてるんだね……っ」

 

ガチガチに緊張しているのが、自分ではなくメルヴィの方であることも信じがたい。

 

――放課後、隼樹はメルヴィを連れて真っ直ぐ帰宅した。

寄り道などしない。男女の機微(きび)を考えればデートくらいすべきなのかもしれなかったが、自分の中に生じた勢いを絶やしたくなかった。

 

「メルヴィさん、あの写真だけど」

「ひうっ」

 

切り込むと、メルヴィは可愛らしい声を上げて震える。

授業中に隼樹へ送られた、あの極めて卑猥(ひわい)自撮(じど)り写真――

自分の肉感的な肢体を強調し、あろうことかディルドオナニーをしている画像すら使って、男に飢えていることを訴えた猥褻(わいせつ)画像。

 

「あ、あれは、消してって……っ」

 

出るところに出れば一発アウトな画像に言及され、メルヴィは目を泳がす。

『脅迫材料』について触れることが何を意味するのか、彼女も分かっているはずだ。

 

「消すの? 綺麗でセクシーだったし、ずっと持っていたいんだけどな?」

「なっ、ななっ、だっ、だめ……」

 

顔を赤くして、()()るような声で言う姿は、か弱かった。

長身で豊満なボディにも、ギャル系の容貌にも沿わない弱々しさが、嗜虐心(しぎゃくしん)をそそる。

スクールカーストで最強格である女子が、いま自分の前で、幼子のように無力だった。

 

「だめ? 消して欲しい?」

「っ」

 

部屋の真ん中で互いに立ち、隼樹がメルヴィに身を詰める。

バクバクと高鳴る彼女の心音が、体に触れる前から聞こえてきそうだった。

 

「そうだよね? あんな証拠が残ってたら、大変だよね?」

「あ……っ♡」

 

ゆっくりと、両腕を彼女に腰に回して抱き寄せる。

脅迫と接触、そこに込められた男の欲求を体で感じて、メルヴィは目を丸くした。

 

不慣れで、しかし抵抗はしていない。

妖女らしく男に飢えていたけれど、いざ同級生の男子と初めてするとなると緊張して頭が真っ白――そんな胸中が手に取るように分かった。

 

「なら、()()()()()?」

「はぁ……っ、はぁ……っ♡」

 

誘惑禁止条例――女は男を誘ってはならず、婚前交渉にも同意してはならない。

ただし、性犯罪による被害は、条例違反にあたらない。

 

「これは(おど)しだよ? メルヴィさんは、いま男に脅迫されてるんだよ?」

「ふぅっ♡ ふぅ……っ♡」

 

だからメルヴィは脅迫材料を送り、隼樹はそれを存分に活用する。

女を脅して体を要求する加害者と、脅されたから仕方ないという被害者の構図を作りだす。

それが、性欲過多なのに男を誘惑できない妖女が、条例違反を犯さずセックスできる唯一の手段。

 

「子供じゃないなら、分かるよね?」

「はっ♡ あ……っ♡ ふぁぁ♡」

 

逃がさないと言うように背を抱いて胸板に捕まえると、身を(しぼ)られたメルヴィは官能的な吐息を(こぼ)す。

豊満すぎるバストが胸板に(つぶ)れるのはもちろんのこと、腕に感じる背や肩にさえ女の弾力が満ちていた。

ミースともイサミとも違う、女肉の(かたまり)とでも言うべき、極上の女体だ。

 

「メルヴィ」

「っっっ♡」

 

隼樹は意識して、彼女を呼び捨てにした。

気弱で引っ込み思案な根暗男子の自分を、心から()ぎ取って捨てるように。

男に抱かれるのは初めてであろう彼女と違って、自分はもう童貞ではないのだから。

経験者として女をリードする――そんなことができる男になったのだと、感慨を覚える。

 

「嫌じゃないなら……キスしよう?」

「ん♡」

 

猥褻画像で脅迫したクラスメイトのギャルは、花も(はじ)らうように可憐な笑顔で、こちらを見上げていた。

 

 

 

 

――人間界でオーク系はモテない。

 

妖魔界でそんな風説が囁かれたのは、人間界のフィクションが原因だった。

人間界の作品でオークといったら、(おおむ)ね粗暴で邪悪な亜人や豚として描かれる。

高身長や肉感的すぎる曲線という特徴も、デカ女やデブとして嫌う男性が多いと聞く。

 

種族の性格が伝統保守派であり、異界人の血を受け入れることに二の足を踏み、人間男性との成婚数が少なかったことも、風説の裏づけと誤解された。

 

そのため、オーク系女子のメルヴィは、人間界で男性との蜜月など期待していなかった。

 

留学目的は純粋に勉学。

男の獲得が主眼となっている色ボケ妖女と違って、純粋に人間界に(あこが)れたのである。

 

だから――

 

「んんっ♡ ちゅっ♡ むぅっ♡」

(キスっ! キスキスキスしてるっ!? うちいま望月とキスしてるぅっ♡♡♡)

 

――自分みたいな『デカデブ女オーク』が、こんな『イケメン(オーク基準)』に抱かれるなんて、夢にしか思っていなかった。

 

「んふぅっ♡ あ……ふっ♡ ちゅっ♡」

 

メルヴィを固く抱き締める隼樹の両腕は、ちょっと痛いくらい力強い。

その逞しさに、怖いくらいの強さに、いまはどうしても『男』を感じてならない。

 

(すごっ♡ すごいっ♡ 望月っ、こんなに、体おっきかったんだっ♡ 男の、人のっ、分厚い、体でっ♡ うちのことぉ♡ 逃がさないように、捕まえてるっ♡)

 

妖女にとって、下手をすると一生無縁な、男性の体の感触――

弾力があって固い筋骨、広い胸板と背中、太い腕と指――

童貞にとっての女体と同じくらい『説得力』を有するものが、自慰しか知らないメルヴィの全身を拘束している。

 

(うちの胸ぇ、男の胸板に(つぶ)れてるっ♡ 上半身、引き絞られてるっ♡ 体ごと、食べられてるみたいっ♡)

 

妖女の欲深い体に、男性の粗野な抱擁(ほうよう)は劇薬だった。

深く広く張り巡らされた性感帯が叩き起こされ、体の接触部から性感の(しび)れが脳を打ち、子宮が鼓動する。

 

(望月の感触ぅ♡ 頭にびりびりぃって来るぅ♡ うちの体、まるで、この日を待ってたみたいにっ♡ 男の体に、反応してるっ♡ それに……それにぃ……キスが、優しい♡ 体は、痛いくらいなのにぃ♡ ちゅっちゅって、安心させられるっ♡ 分かんないっ♡ これもう分かんないっ♡ 私の頭と体っ、いまどうなってるのぉ?)

 

体は捕食さながら抱かれているのに、キスは優しかった。

挨拶するようなリップキスに始まり、唇で唇を()んで互いの柔らかさを味わう。

雄狼のような荒々しさと、慈父のような優しさが同居する体験に、メルヴィは脳の処理が追いつかない。

 

「はふっ♡ んっ♡ ちゅっ♡ んふっ♡ あむっ♡ ふぅっ♡」

 

されるがまま唇を(ついば)まれているうち――メルヴィは気づいた。

自分の手足が勝手に動いて隼樹を抱き返し、あろうことか片足を隼樹の脚へ絡めている。

 

(あ、やだっ。うち、こんな、ビッチみたいに()り寄って……嫌がられちゃう……っ)

 

自分の肉欲のまま振舞ったら嫌われる――妖女であるメルヴィはそう思ったが、

 

「んあっ♡ はふっ♡ あっん♡」

 

隼樹の手は、絡み付くメルヴィに応えるように、背中を()で、スカート()しにヒップにも触れてきた。

 

(お尻っ♡ 望月の手がっ、お尻にっ、近付いてっ♡ 上辺だけだけど、触ってるっ♡ 触っていい? って、聞いてるみたいにっ♡)

 

男性側からも愛撫されていることに、メルヴィは思わず声を上げ、目を白黒させていた。

 

(脅迫して、襲ってるはずなのに♡ 優しい♡ うちのことっ、すごく欲しいって思ってくれてっ、なのに大事にしてくれてるっ♡)

 

妖魔界の男性は数をこなすことが求められるため、妻など重要なポジションにない女性に丁寧な前戯(ぜんぎ)などしない。

逆に言えば、そのような扱いをされること自体、メルヴィのような妖女子にとっては慮外(りょがい)の厚遇、感極まる体験だった。

 

(だめっ♡ これだめっ♡ 夢っ、うち絶対に夢を見てるっ♡ こんなヒロイン体験っ、うちに、あるはずない……っ♡)

 

自分の魅力値を負け組だと評価していたメルヴィは、現実であることすら疑っていた。

隼樹の手付きに、大人びた落ち着きが生まれているのも一因だった。

純粋な若い妖女に、年長の男が優しく性を教えてあげるような、普段の二人からは想像しにくい構図が生まれている。

 

「メルヴィ――」

「ひうっ♡」

 

息も忘れるようなキスをやっと中断して、隼樹が呼びかける。

容姿とは裏腹な質のいい声音が、メルヴィの耳から全身へと染み渡った。

 

(呼び捨て♡ 呼び捨てにしてくれてるっ♡)

 

女子に距離を開けがちだった隼樹が、ここまで距離感を詰めてくれたことに、メルヴィは歓喜していた。

なら、自分も『望月』ではなく『隼樹』と呼ぼう――と、口を開きかけたメルヴィは、

 

「その……赤ちゃんみたいに胸を吸われるのは、嫌かな?」

 

妖女の理性をぶっ壊す、男性からの強烈なおねだりで、頭が真っ白になった。

 

 

 

 

「む、胸っ? す、吸うって……あぅ♡」

 

メルヴィは最初こそ驚いていたが、言葉の意味を咀嚼(そしゃく)しきると顔を赤くする。

妖女にとって「男性が女性の乳房を吸う」とは、女が男をしゃぶってあげるような『奉仕』に相当するらしい。

それを男の方からお願いする様子は、妖女から見てあまりに蟲惑(こわく)的だったことだろう。

 

「ほ、本当に、したいの? 気、遣ってない?」

「したい。気を遣うっていうのの意味が分からないくらい。というか、断られてもする」

 

ワイシャツの上から鎖骨あたりを愛撫する。

まだ胸には触れていないが、そうしたがっていることを如実に伝える手付きだ。

 

「ふぁ♡ ん……本当、なんだ……本当に、こんなので、いいなら……っ♡」

 

大きすぎる胸を『デブ』だと思っているメルヴィは、やっと疑いを晴らしたらしく、シャツのボタンを外す。

ふわりと浮かぶ白いシャツ、細い指によって開かれた胸部に、黒ブラで拘束された99センチのKカップが表れる。

 

「あ、でも……ごめんね? 少しだけ、嘘吐いてて……」

「嘘って?」

「その……99のKって言ったけど……逆サバ、読んでて……」

「……いくつ?」

 

ごくりと唾を呑んで、本当の数値を尋ねる。

確かに目の前にある、片乳だけで頭部より重そうな魔乳は、99のKよりもありそうだ。

メルヴィは恥ずかしそうに目を逸らしながら、ぽつりと答えた。

 

「110の……L……だけど……」

「っ!」

 

メートル越え、しかもLカップ――とんでもない豊満さだ。

所詮は数字、重要なことは他にも沢山ある。

しかし、そもそも目の前に黒下着の胸を晒されて我慢の限界だった隼樹には、号砲に等しい一押しだった。

 

「ふあんっ♡」

 

隼樹はメルヴィの谷間に顔を埋めて、逃がさぬように背を抱き寄せ、夢中で頬擦(ほおず)りする。

メルヴィの乳房は、柔らかいのはもちろんのこと――熱かった。

オークの体温は他より高めだというが、性的興奮の最中には更に上がるようだ。

熱せられたマシュマロに顔を吞み込まれていくような、新鮮な体験が顔全体を覆う。

 

「ひあっ♡ は、隼樹っ? きゅ、急にっ、んあっ♡ 落ち、ついてっ♡ ああぅっ♡ そんなっ♡ 頬擦りっ♡ やぁんっ♡ うち、逃げない、からぁ♡」

 

乳房に対して理性を失った男の行為など初めての体験だろう。

無我夢中で「自分ごときの胸」に顔を埋める男性に、メルヴィは目を白黒させながらも、隼樹の頭に手を置いた。

受け入れられているのを感じた隼樹は、ブラ越しに手で愛撫し始める。

 

「ふあっ♡ んっ、はふっ♡ あぅ……っ♡ んくっ♡ やぁっ♡ あぅっ♡ ひぁあんっ♡」

 

大ボリュームを押し込まれたブラの紐が、メルヴィの肌に食い込む。

男の手指が柔肉の球体へ食い込み、ブラごと持ち上げては揉み回し、親指が先端部を探り当てて軽く(こす)った。

 

「ふああぁぁっ♡ ――っ!?」

 

メルヴィは自分が上げた声に驚いて、(あわ)てて口を閉じる。

隼樹はリモコンを手にとって壁の防音魔法具をONにすると、今度は両手で魔乳を(はさ)み上げ、顔でも洗うように鼻先を埋めた。

 

「そ、そんなにっ♡ 好き、なのっ? んあうっ♡ やっ♡ 待って、なんかおかしいっ♡ 胸がぁ♡ すごくっ♡ ひあぅぅぅっ♡」

 

メルヴィが驚いているのは、あまりに必死に貪りつく隼樹の興奮具合と、自分の胸の常ならぬ敏感さだった。

女の指では届かない性感帯の深みに、隼樹の手による圧力が響いている。

全ての妖女が『桁違い』と称する、男の手による快感が、メルヴィの常識を覆していた。

 

「あっ♡ やっ♡ ふあっ♡ は、隼樹ぃ♡ 待っ、てぇ♡ 金具、壊れちゃう、からぁ♡」

 

激しすぎる快感に怖気(おじけ)づいたのか、メルヴィが金具を理由に制止する。

隼樹は名残惜しくも手を止めると、目の前にある黒ブラのフロントホックを見つけて、こちらから外してやった。

 

「あっ♡ い、いいからっ。自分で、脱ぐ……からぁ♡ 隼樹? ね、ねえってばぁ……♡」

 

メルヴィはそう言うが、隼樹はもう主導権を手放す気にならない。

なにせ――ブラから解放された110のLが、いま眼前に桜色の乳首を(おど)らせたからだ。

 

 

 

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「っ!」

「んあはぁっ♡」

 

無言で吸い着くと、メルヴィが目を見開いて嬌声を上げる。

乳首を引き抜こうとするような強い吸引に驚いてか、メルヴィは両手で隼樹の頭をかき抱いてきた。

 

(最初は強くして、そこから優しく……っ)

 

妖女への基本戦術を思い出しながら、隼樹は最初だけ強く吸った乳首を、今度は痛みを和らげるように舌で()でる。

 

「んあっ♡ はぁっ♡ は、隼樹ぃ♡ やぁんっ♡ そこっ♡ ふあっ♡ 吸っちゃっ♡ あぅぅっ♡ 舌っ♡ 舌がぁ♡」

 

メルヴィは顔を前後左右に振り乱しながら、乳首から走る鮮烈な快感に震えた。

隼樹は舌先でこりこりとした食感を味わいつつ、唇全体で乳輪を堪能する。

メルヴィの(なま)めかしい声を引き出しているのが自分だと思うと、自信が()いてくる。

ミースとイサミに続いて三人目――自分はまた、新しい女を抱いているのだ!

 

「んあぅっ♡ 隼樹っ、待って♡ うち、もう……なんかぁ♡ はぁっ♡ あっ♡ あぁぁ♡」

 

隼樹が顔を上げて見ると――メルヴィは瞳をとろんとさせ、顔を上気させていた。

 

「あげ、るっ♡ からぁ♡ うちので、よければっ♡ 吸っても、触ってもぉ♡ いいからぁ♡ そんなっ、必死に、ならなくてもっ♡ うち、何処にも行かないからっ♡ ね? ふあっ♡ あっあっあっあああぁぁぁ♡」

 

男に乳首を吸われて、女性と母性を同時に刺激される体験は、妖女にとって麻薬も同然。

粗暴な手付きも、乳首を掻く歯の怖さも、雌の本能が溶かしてしまう。

過敏になった乳首に男の熱い舌が踊り出せば、(あえ)ぐ声も止まらない。

 

「あ゙っ♡ だめっ♡ 可愛いっ♡ 隼樹っ♡ 可愛いよぉっ♡ それにっ♡ 食べてるっ♡ うちのおっぱいっ♡ 食べられてるぅっ♡」

 

もう舌先での愛撫には慣れてきたのか、(しゃべ)る余裕が出てきたようだ。

だから、唇と舌で乳首を吸いながら、歯で軽く噛んでやると――

 

「ひあっ!? ああうぅぅっ♡♡♡」

 

メルヴィは背を()()らせて、軽く絶頂していた。

 

「ね? 本当だったでしょ? 僕が、君のおっぱい大好きだって」

「はひっ♡ はぁっ♡ わ、分かった、からぁ♡ もう、疑ったり、してないからぁ♡」

「だめ。まだ伝えきれてないから、反対側もするね」

 

隼樹は口を逆側の乳房に移動させ、軽く先端にキスをする。

先ほどまで吸っていた方の乳首は指先で愛撫し、自分の唾液で(すべ)りを良くした突起をくすぐるように(もてあそ)ぶ。

 

「ふあぁぁっ♡ あぅっ♡ は、隼樹ぃ♡ 変だよっ♡ うち、こんなっ♡ 胸だけでっ♡ こんなになったこと、ないっ♡ あうぁぁぁっ♡ 指ぃ♡ 指が深いっ♡ おっぱいにぃ♡ (しず)んでっ♡ あっあっあっあっあんっああんっ♡♡♡」

 

左右の胸から同時に襲いかかる性感に、メルヴィの腰が()れ始める。

太い脚をもじもじとさせつつ、腰をくねらせて快感を散らそうとする。

男に乳首を吸われて喘ぎながら尻を振る姿は、あまりに卑猥だった。

 

「君のせいだよっ。ずっとずっと、こんなにエッチなおっぱい見せ付けたり、押し付けたりするからっ! 僕がっ、どれだけっ、我慢してたと思ってるのっ!?」

「ひあっ♡ あくっあうぅんっ♡ そんなっ、言って、くれればっ♡ ふああんっ♡ 音ぉ♡ 音出して吸うのダメっ♡ エッチしゅぎっ♡ おっぱい吸ってる隼樹っ、エロしゅぎてヤバいからぁっ♡」

 

お預けにされていた肉に食いつく犬の心地で、メルヴィの魔乳を(むさぼ)り続ける。

激しさを増していく体験に、メルヴィは更なる快感に襲われ、目を虚ろにし始めた。

男に愛撫される快感はオナニーとは別次元で、だからこれ以上は無いと思っていたら、更に快感の記録が更新されている。

 

「ふぁっ♡ やぁっ♡ 隼樹ぃ♡ ああんっ♡ お願い待ってぇっ♡ おっぱい、好きなのぉ♡ 分かったからぁっ♡ しゅごくっ♡ 気持ちいいからぁっ♡ 降参っ♡ 降参するからぁっ♡ 溶けちゃうっ♡ 隼樹のお口で先っぽ溶けちゃうっ♡ おっぱいなんかなっちゃうからぁっ♡♡♡」

 

メルヴィが乳イキを繰り返していることが、体の痙攣(けいれん)と余裕の無い声で分かった。

 

「じゃあ、僕にくれる? この大きなおっぱい、今日から僕のものにしていいっ?」

 

意地悪に駆られて問い掛ける。

彼女は半ば正気ではないようで、涙目で(よだれ)を垂らしながら必死に答えた。

 

「あげるっ♡ うちおっぱい隼樹のものだかりゃぁっ♡ これからっ、好きしていいからぁ♡ もぉっ♡ イカせないでっ♡ おっぱいイキっぱなし怖いのぉっ♡♡♡」

「ああ、ごめんね――約束だよ?」

 

隼樹はメルヴィの胸から顔を離す。

ぐったりと脱力したメルヴィは後ろに倒れかけ、隼樹の腕が背中を支えた。

 

「はぁぁぁ♡ はぁぁぁっ♡」

 

天井を見上げて胸を突き出し、舌を出して息を荒げている。

男に与えられる悦楽を知り、常識を(くつがえ)されてしまった妖女の姿だった。

 

「ベッドに運ぶね?」

 

隼樹はメルヴィの背と(もも)を抱いて、自分の臍に彼女の腰を位置させてから真上に持ち上げる。

 

「あ……すごい……♡」

 

失礼ながら他より体重があるオーク系女子が、軽々と持ち上げられた。

隼樹も最近は(きた)えているが、それ以上に、女を抱っこする経験が増えたのが大きい。

メルヴィにはそんな隼樹が、経験豊富な大人の男性にすら見えて、自然と彼の首に腕を回していた。

 

 

 

 

ベッドが(きし)み、男女の制服が床へ脱ぎ捨てられる。

 

「ひああぁぁぁんっ♡ 指ぃっ♡ んんああっ♡ 隼樹の指ぃっ♡ 私のっ、中でぇっ♡ あっあっああぁぁっっ♡♡♡」

 

ベッドで仰向けになったメルヴィは、隼樹の手淫とキスの雨に(さら)されていた。

妖女の性感帯を熟知しているかのような手付きは、彼女の体を(またた)く間に(たかぶ)らせていく。

 

「んあっ♡ は、隼樹っ♡ もぉ、うちっ♡ またっ♡ またイクからぁっ♡ あうんっ♡ 待ってぇっ♡ 声っ、出ちゃ……あ゙あ゙っ♡」

「可愛いよ。もっと声を聞かせて? イクときも教えてくれると、自信が付いちゃうな?」

 

半身を重ねるように多いかぶさった隼樹が、メルヴィの股に手を躍らせる。

黒下着の中に手を突っ込み、内部で膣内に指を滑り込ませ、Gスポットを探り当てるなり指技を尽くす。

 

「んあああぁぁぁっ♡ イクっ♡ イクからぁっ♡ あっあっあっあぁぁぁ♡」

 

(ささ)かれると、メルヴィは耳朶から脳へと走る快感を覚え、求めに応じてしまう。

ガクガクガクッ――と、体を逸らして果てれば、ブラを捨てた魔乳がぷるぷると踊った。

最後の一枚だったショーツも引き抜かれ、生まれたままの姿にされている。

 

 

 

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「はひっ♡ あひゅうっ♡ しゅご、いっ♡ こんな、にっ♡ してくれるっ、なんてぇ♡ 隼樹、エッチしゅぎっ♡ 女に優しすぎるぅ♡」

 

メルヴィは恍惚(こうこつ)としていた。

与えられた快感の激しさに耽溺(たんでき)しているのもそうだが、隼樹が自分を気持ちよくしようと尽くしてくれることに、大きな(よろこ)びを抱いている。

 

「優しい? 女の子を脅して、体を(もてあそ)んでるのに?」

「弄ぶ、なんてっ♡ そんなわけないっ♡ こんなっ、いっぱい、キスとかっ、指でとかぁ♡ 妖女(おんな)が気持ちよくなることっ、いっぱいしてくれてるっ♡ だめ、だよぉ♡ 妖魔界じゃ、こういうのっ♡ 奉仕だからぁ♡ 男の人がっ、特別な女にだけすることだからぁ♡」

 

妖女が受けるカルチャーショックの代表格だ。

 

人間界に根付いている、セックスの暗黙ルール――「男は女を気持ちよくしてあげなければならない」。

男は独りよがりになってはならない、女を(こわ)(もの)扱いして繊細かつ大胆に手練手管(てれんてくだ)を尽くさなければならない。

そんな達人芸を初回から要求される人間界の男は、妖女からすれば「女に奉仕するために教育された男」だった。

 

「こんなこと、してもらえるのっ♡ 本当にっ、すっごく偉い女だけ、なのにぃ♡ うち、そんなんじゃないのにぃ♡ だめっ♡ これダメっ♡ 溺れるっ♡ ダメになるっ♡ こんなのぉ♡ レイプじゃないっ♡ 夢みたいでっ♡ 幸せすぎちゃうっ♡」

 

有名なテーマパークを貸し切りにして壮大なプロポーズでもされたかのように、メルヴィは多幸感に酔っていた。

 

「するっ♡ 私もぉ♡ 隼樹のことぉ♡ 気持ちよくするからぁ♡」

 

自分だけが悦楽を享受(きょうじゅ)することを、メルヴィは許さなかった。

肉付きのいい脚を開き、隼樹に手を伸ばして、トランクスを内から隆起させている逸物(いちもつ)をちらりと見る。

 

「ちゃんと――犯して♡」

 

狙ってか自然にか、殺し文句を口にしていた。

 

「ああ、言われなくてもっ」

 

隼樹もとっくに我慢の限界だった。

肉棒は、膨張(ぼうちょう)して破裂してしまいそうなほど。

ロリ巨乳のミースとも、バランスの取れたイサミとも違う、ひたすら女肉に満ちたメルヴィの肢体。これを抱いたら、どんな快感を得られるのか――

そういう、雄としてのシンプルな興味と欲求に従って女を抱く。

 

教室の(すみ)で空気に徹していたかった男子なんて、そこには居なかった。

 

 

 

 

 

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「んああぁぁっ♡ は、隼樹のっ♡ 入ってぇっ♡」

 

メルヴィの膣内は、熱かった。

膣壁が肉棒を四方から圧迫してくるが、ねっとりと絡みつくような肉感に驚かされる。

(ゆる)いわけではないがワイドな膣内には、男を受け入れてくれる包容力が感じられた。

 

「ひあっ♡ あ゙あ゙っ♡ しゅごっ♡ これっ♡ すごいぃっ♡」

 

メルヴィはといえば、初めて味わう本物の男根に、人生を変えられているところだった。

膣が押し拡げられる悦びと、奥へ迫ってくる快感に、思考回路が焼き切れそう。

 

「ひああっあっあっあ゙あ゙っ♡」

 

やがて、ぴたりと子宮口に亀頭がキスすると、メルヴィは目を見開いて痙攣する。

 

「入ったよ、メルヴィの一番奥まで。どうかな? イってくれてる?」

「イ――って――るぅ♡ これ――おっき――奥っ――届いて――っ♡ おっ♡ おおっ♡ おおおぉぉぉっ♡」

 

ディルドオナニーで開発されていたのだろうポルチオが、メルヴィの体にまた新たな段階の快感を生み出す。

 

「あひゅっ♡ は、隼樹ぃっ♡ ひあっ♡ わた、わたしっ♡ いまっ♡ どうなってっ♡ あひゅぅんっ♡ どうなってるのぉっ!?」

 

生のペニスによる奥イキは、メルヴィの理解を越えていたらしい。

方向感覚すら失われ、上も下も分からず、宇宙遊泳しているような錯覚に(おちい)っていた。

 

「僕と、ひとつになってるんだよ!」

 

隼樹は辛抱(しんぼう)(たま)らず、腰を動かし始めた。

 

「んあああぅぅぅっ♡ 動いちゃぁ♡ らめぇっ♡ イクのっ♡ イってるのっ♡ んおおおっ♡ 終わってないっ♡ んあはぁっ♡ 中ぁ♡ んおっふ♡ (こす)れてっ♡ お゙っ♡ 奥っ♡ 奥またズンってぇ♡ されたらぁ♡ イグゥ♡ 何度もぉっ♡ これらめ死んじゃうっ♡ 気持ちよしゅぎてしんじゃうぅぅぅっ♡♡♡」

 

肉槍でメルヴィを貫く度に、彼女は甘い嬌声と(よだれ)(あふ)れさせる。

当然のように魔乳を掴み、もう片方の手でクリトリスを愛撫するのも忘れていない。

狙い通り、素人の彼女を狂わせるには十分すぎる連続絶頂が巻き怒っていた。

 

「ん゙っあ゙っ♡ はやきっ♡ 待っ――あああっあっあっああぁっ♡ 知らないのっ♡ こんな気持ちいいの知らないのっ♡ おちんちんでおまんこズボズボってされるのこんなしゅごいって知らないのぉぉぉっ♡ あ゙あ゙っ♡ イっでりゅのにっ♡ イクのぉっ♡ 何度もぉっ♡ 溶けるっ♡ 溶けちゃうっ♡ うちのからだトロトロにとけちゃうよぉぉぉっ♡♡♡」

 

半狂乱になって髪を振り乱すメルヴィ。

あまりイかせ過ぎると怖がるかもしれない――という懸念が頭を過ぎったが、大丈夫だと確信した。

 

「ああもうっ! ずるいなぁ! こんなっ、エッチな体でっ、感じやすくてっ!」

 

乳房を掴み、音を立てて吸い上げながら、腰のリズムを小刻みにする。

 

「んああああっっ♡ あぅっ♡ んおぅっ♡ あへえっ♡ あ゙あ゙っ♡ はやきっ♡ はやきぃっ♡」

 

メルヴィの股が、離してなるものかとしがみつくように、逸物を圧迫してくる。

肉棒を伝ってきた愛液が泡立って、シーツに染みを作っていた。

 

「まるで、男を百人は食ってきたみたいな体なのにっ! 初々しくてっ、可愛くてっ!」

 

隼樹がピストンする度に、メルヴィは全身を揺さぶられ、豊かな双乳を波打たせた。

 

「こんな子を、染めてるっ! 男をっ、覚えさせてるっ! 僕の、ものにっ、してる!」

「ん゙お゙お゙お゙お゙お゙っっ♡♡♡ イクっ♡ イクゥッ♡ しゅきっ♡ うちこれしゅきっ♡ 隼樹しゅきっ♡ 好き好きっ♡」

 

所有権を刻むように子宮口を連打すると、メルヴィの絶叫が室内に(とろど)いた。

 

「こんな体験させてっ、人生観ぶっ壊されたらっ、もうヤるしかないじゃないか! 女子をっ、犯してっ、モノにするような男にっ! なるしかないじゃないか!」

「あ゙お゙お゙お゙お゙っっ♡♡♡ イ゙ぐゔぅぅっっ♡♡♡ イぎゅぅっ♡ しゅごいのきちゃうっ♡ むりっ♡ これ以上っ、気持ちよくなるなんてぇっ♡ お゙っお゙っお゙っお゙お゙お゙ぉぉぉっ♡♡♡」

 

一際に激しい絶頂痙攣が、メルヴィの全身を()ね上がらせた。

妖女だけが味わえる、絶頂の天井を越えた先の大絶頂に辿(たど)り着いたのだ。

妖女を抱いたならここまで運ぶのが男の役目、それを果たした隼樹は腰を止めて小休止を入れる。

 

「あ゙っ♡ あ゙お゙っ♡ あ゙ゔっ♡ あ゙あ゙っ♡ はやきっ♡ 隼樹ぃっ♡ あ、んああぁっ♡」

「少し休もうか?」

「んあ……あ……は、はひっ……♡ だいじょぶ……♡」

 

きゅん、きゅん――と、メルヴィの膣内が、逸物を確かめるように小さく締めてきた。

 

「だって、まだ……隼樹が、イってない……頑張る♡ うち、頑張るからぁ♡」

 

隼樹は少し驚いた。

意識が飛び、人格すら忘れるほどの、暴力的な絶頂だったはずだ。

実際、幼子のような口調になったメルヴィは、意識を朦朧(もうろう)とさせている。

そんな状態にあって、メルヴィは隼樹を果てさせることに、使命感を抱いていた。

 

「いいの♡ 犯されてもいいっ♡ イキすぎて死んじゃってもいいっ♡ 隼樹にぃ♡ 私の中でぇ♡ いっぱい♡ 出してもらうんだからぁっ♡」

 

メルヴィは自ら腰を動かし、肉棒を刺激する。

妖女の本能に火が点いていた。

男に好き放題させて膣内射精させることに心身が特化した、犯され好きのサキュバス。

貪欲な色香、魔性のマゾヒスト、気が狂うほどの悦楽を浴びても倒れない絶頂耐性。

 

(この子……)

 

妖女にそれほど詳しいわけではない隼樹でも、分かった。

 

メルヴィはたぶん、妖女の中でも――――『絶倫』だ。

 

 

 

 

メルヴィは何も知らなかった。

 

妖女の肉体が、どれほど(ごう)が深いものなのか。

男性の肉棒が、どれほど女体を狂わせるのか。

 

キスの時点で、フィクションで見るのと大違いだと痛感した。

乳首を吸われるのも、手淫で果てさせられるのも、ひとつひとつが人生観の一変だった。

自力でジャンプするのが自慰だとすれば、男にされるのはロケットで月に行くかのよう。

そんな快感の記録更新を、短い時間で何度も何度も起こされる――

 

メルヴィは知らなかった。

 

体位を変えただけで――()()()()()()()()()()()()()だなんて。

 

 

 

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「んあああぁぁぁっ♡ 隼樹ぃっ♡ これっ♡ これだめぇっ♡ うちっ、またっ、イキっぱなしになってりゅぅぅぅっ♡」

 

背面側位の姿勢で、メルヴィは再び連続絶頂に陥っていた。

メルヴィの裸身はベッドに横たわり、その背中側に並んで横になった隼樹が、肉感的な太股を掴んで片足を上げさせながら挿入している。

 

「あゔっ♡ まらきたぁ♡ 止まんないっ♡ 隼樹にイかされるの止まんないよぉ♡」

 

隼樹の肉棒が子宮口を突く度に、メルヴィの肉体が絶頂で跳ね上がる。

背後から責められると、当然ながら隼樹の姿は見えず、体の接触に神経が集中する。

新しい角度で出入りするペニス、胸を掴む片手、太股を()むもう片方の手。

そのひとつひとつが、顔が見えているときよりも鮮烈で、メルヴィの世界にまた新しい快感が生み出される。

 

「んああぁっ♡ あ゙あ゙っ♡ はやきぃっ♡ もっとぉ♡ もっと突いてぇ♡ いいからっ♡ ちゃんとっ♡ 女としてっ♡ 男の人っ♡ 癒して、あげりゅんだからぁっ♡♡♡」

 

そういえばそんな名目だったと、言いながら思い出してすぐ忘れた。

 

「いいんだよ、僕のことはっ。こういうときは、男がっ、女を気持ちよくするんだっ!」

 

言いながら乳首を()(ほぐ)す指で、メルヴィは(のど)()らす。

 

「んあああっ♡ そんなのぉっ♡ らめぇっ♡ 言っちゃらめなのぉっ♡ ずるいっ♡ 隼樹っ♡ 女に都合よすぎっ♡ そんなのばっかりっ、だめなんだからぁっ♡ いまはっ、隼樹の番なのぉっ♡ うちの体でっ♡ 気持ちよく、してあげるのぉっ♡♡♡」

 

お互いに快感を与えようとする、相思相愛のカップルでしかなかった。

 

()()()()()()()()――これは、レイプなんだから」

 

体裁でしかないはずのことを、改めて口にされた。

レイプという過激な単語を耳にした途端、メルヴィの胸中に危険な情欲が追加される。

 

「僕の好きにするっ! いまはとにかくっ、メルヴィをイカせまくってやりたいんだ!」

 

隼樹の腰と手指が加速する。

メルヴィの腰が突き上げられ、とろけるヒップがオスのピストンを受け止めて音を立てた。

 

「お゙っ♡ お゙あっ♡ あ゙ゔゔっ♡ あ゙ぎぃっ♡ あゔゔあ゙あぁぁぁっっ♡♡♡ それらめぇっ♡ 飛んじゃうっ♡ 意識とんじゃうからぁっ♡」

「そうだよっ、何も考えずイってくれっ! こうやって、君の体にっ、僕のことを覚え込ませてやりたいんだっ!」

 

激しく、されど曲を奏でるようなリズムで、メルヴィの子宮が連打される。

頭の中で花火の嵐が巻き起こるようなマルチプルオーガズムで、メルヴィの意識は失神と覚醒を行き来させられた。

 

「あ゙あ゙あ゙っ♡ はやきっ♡ あ゙ゔっ♡ わかった、からっ♡ んお゙っ♡ イグっ♡ あ゙ゔぅっ♡ 覚えるっ♡ ふおっおおっ♡ 隼樹のおちんぽちゃんとおまんこで覚えりゅからぁっ♡」

 

隼樹はメルヴィの片足から手を放し、また体位を変える。

手に導かれるままうつ伏せになったメルヴィは、犬のように四つん這いになり、ヒップとアナルを彼に晒した。

恥ずかしいなんて感情は、いまさら湧かなかった。

あるにはあるが、期待と興奮に混ざる隠し味だった。

 

「あはぁ……♡ やっぱり、隼樹のうそつき♡ うちの、してほしいことばっかり♡ してくれてるぅ♡」

 

ちょうど、他の体位も試してみたいなと感じていたところだった。

レイプだと言うなら、もっと征服されるような体位で責められてみたいと、思い掛けていたところだった。

 

魔力を持つ男女のセックスでは、軽度のテレパシー現象が起きるという。

それが互いの機微(きび)(さと)らせ、お互いにとって理想的なセックスを自然と作りだすのだ。

 

だから――普通にされるだけでは、犯されたことになんかならない。

少なくともメルヴィの中で、犯されているという実感は欠けていた。

 

隼樹が、メルヴィに条例違反をさせないため汚名を背負ってくれるなら、自分もちゃんと犯されるべきだと、メルヴィは思う。

 

「ねぇ♡ 隼樹……髪とか、引っ張ってみて♡ あっ、違うよ? 前にどっかで、聞いたことあるだけでっ……その、犯されてる感が、すごいって……いうから……」

 

メルヴィとしては、イサミから聞いたことをふと思い出し、提案しただけだった。

言った後になって、変態だと思われたらどうしようと不安になり、羞恥心に襲われる。

 

「っ」

 

生唾を呑み込んだ隼樹に、自分がどう見えていたのか、メルヴィは気付かなかった。

 

「このっ! こんなときにっ、そんなエロいことっ!」

「んああぁ♡」

 

隼樹の手がメルヴィの髪を乱暴に掴むと、そのまま後ろに引っ張られた。

同時にペニスを秘所にあてがわれ、少し焦らしてから挿入される。

 

「あ゙あ゙あ゙あ゙ぁっっっ♡♡♡ しゅごいっ♡ これしゅごいのぉっ♡ あゔゔっ♡ 隼樹がっ♡ うちのことっ♡ 犯してるっ♡ あ゙っあああぁっ♡ おぐっ♡ 滅茶苦茶にっ♡ されりゅ♡ しゅごいっ♡ おぐぎもぢいひぃよぉぉ♡♡♡」

 

 

 

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隼樹は挿入に用いた片手を伸ばし、両手でメルヴィのツインテールを掴む。

まるで馬の手綱を操るように握り、メルヴィの頭部を引くと、突き入れる肉棒がより深く子宮と衝突する。

 

「うちのっ♡ からだっ♡ 乗りこなされてりゅっ♡ 髪でっ、馬みたいにっ♡ 操られてっ♡ しきゅーこんこんって♡ ん゙あ゙っ♡ あ゙ゔぅぅっ♡ 使われてりゅっ♡ 隼樹にうちの身体っ、使ってもらってりゅっ♡ 隼樹ためのっ♡ オナホにされてっ♡ イってりゅう♡ んおおおぉぉぉっこんにゃのらめっ♡ れいぷらめっ♡ うちっ、あっという間にっ、マゾにされてりゅぅぅぅ♡」

 

メルヴィはガクガクと(ひざ)(ふる)わせ、舌を突き出して絶頂に達した。

 

奇妙な達成感があった。

いま自分は、男の全力を受け止められているのだと。

優しい彼をケダモノに変えてみせた自分は、彼にとって特別な女になったのだと。

 

「してぇっ♡ 隼樹ぃ♡ このままっ♡ うちのこともっ、『ブタ』にしてぇっ♡ やなのっ♡ ただの『女』じゃ嫌なのぉっ♡ うちもっ♡ ミースと、イサミみたいにぃっ♡ 隼樹の『特別』になるぅぅぅっ♡♡♡」

「っ! ああっ、してやるよっ! こんなっ、とびっきりエロい体っ! どんな手を使っても、独り占めしたい! なって――いや、なれ! 僕の『ブタ』になれっ! でないとっ、こうだっ!」

 

パンパンパンパンパンパン!! と、自動拳銃を連射するようなペースで、隼樹の腰がメルヴィの尻を打つ。

 

凄まじい腰使いに、メルヴィは彼の本気を感じた。

本気で自分を責め立て、本気で自分を屈服させようとしている男が、あまりに甘美だった。

 

「んお゙お゙っ♡ しゅごっ♡ はやきのっ♡ はやきのがっ♡ あ゙あ゙あ゙あ゙っ♡ おぐっ♡ ぶってるっ♡ おぐぎもぢいいぃぃっっ♡♡♡ しきゅーっ♡ 言うことっ、聞かされちゃうっ♡ 隼樹のおちんちんでぇっ、征服されてるぅぅぅっっ♡♡♡ あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っ♡ しゅきぃ♡ はやきのレイプしゅきぃぃぃっ♡ もっとぉ♡ もっどしてぇっ♡ うちをお馬鹿なブタにしてぇっ♡ あ゙あ゙あ゙あ゙っ♡ あ゙ゔぅ♡ あ゙お゙お゙お゙お゙お゙ぉぉっっ♡♡♡」

 

メルヴィの絶叫が、部屋に木霊(こだま)する。

 

「っぐあ、もう、出るっ!」

 

最後の一突きが、メルヴィの意識をついに刈り取った。

膣内射精されたのだと気付いたのは、意識が戻ってからだった。

 

 

 

 

一度の中出しくらいで、終わりにする気にはなれなかった。

 

快楽の限界で気絶したメルヴィが、逸物を引き抜かれた後も痙攣しながら喘ぐこと数分。

やがて意識を取り戻した彼女を、今度は対面座位で突き上げる。

 

 

 

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「ひえぁっ♡ あ゙っ♡ きひゃっ♡ お゙ゔぅ♡ あ゙あ゙っ♡ ん゙あ゙ぁ~♡」

 

メルヴィは(のど)を天井へ向けるように反らしていた。

それでも、隼樹の腰振りに反応して、自らも腰を躍らせながら、膣を痙攣させる。

 

「あ゙あ゙あ゙っ♡ あたま、ばちばちしゅるぅ♡ またおかひくなるぅっ♡ もうだめっ♡ うちだめっ♡ 隼樹のおちんぽもらったら頭バカになっちゃうっ♡ あ゙っあ゙っあっあ゙っ♡ しゅごいのぉ♡ きもひいのでしにゅぅ♡ ああ゙ぁぁぁっ♡ いいっ♡ もうこのまま死んじゃってもいいくらいしゅきっ♡ もっとぉ♡ もっとしてぇっ♡ あ゙っあっあっ♡」

 

壁を震わせるような嬌声を上げ続けるメルヴィは、自らの動きでその魔乳をばるんばるんと上下させていた。

それに見入っている隼樹に気付くと、「あは♡」と恍惚の笑みを浮かべて、隼樹の頭を抱き寄せる。

 

「しゅき? 隼樹? うちのおっぱいしゅきぃ? あげりゅ♡ 隼樹にあげりゅっ♡ 食べてっ♡ 隼樹のものになったブタさんおっぱいちゅーってしてよぉ♡ ね? ね♡」

「はっ、はっ! おねだりしたら、レイプじゃないだろっ、メルヴィっ!」

 

罰するように、メルヴィの乳首に吸い付く。

ぢゅぞぞぞぞと淫らな音を立てて、重たい乳房が軽く浮かぶほどに吸い上げると、

 

「んおっお゙お゙お゙っ♡ しゅごい音エッチなのぉぉぉっ♡ 奥ぅっ♡ ぐりぐりぃってしながらぁっ♡ おっぱい吸うのぉぉぉ♡ イキュっ♡ うちっ、またっ♡ 知らないイキかたしちゃってるぅぅぅっ♡♡♡」

 

メルヴィは連続絶頂を繰り返しながら、男がピストンするような勢いで腰を前後させる。

ぎちゅぐちゅと水音を立てて、隼樹の肉棒がメルヴィの膣内で前後に扱かれた。

 

「こらぁ、そんなビッチみたいな腰使いもっ、レイプじゃなくなっちゃうだろっ」

 

パチン! と、隼樹の手がメルヴィのヒップを叩く。

叩くと指が埋まるような柔らかい女肉は、痛みよりも大きな快感をメルヴィに伝えた。

 

「ひぎゅううっ♡ ごめんなしゃいっ♡ 犯されるっ♡ ちゃんと犯されるからぁっ♡ お尻叩かれてもっ♡ おっぱい噛まれてもっ♡ 大人しくするっ♡ ちゃんと隼樹のオナホしゅるっ♡ エロブタのお肉いーっぱい食べさせてあげりゅのぉぉぉ♡♡♡」

 

とろんとした眼差しで、淫猥(いんわい)な嬌声を上げた。

それを聞いた隼樹は、メルヴィの尻たぶを左右に割り開き、指を食い込ませながら上下に揺らす。

 

「あ゙あ゙あ゙~~っ♡ あゔゔゔゔっ♡ んお゙っお゙っお゙っお゙お゙お゙っ♡♡♡」

 

肉棒にもすっかり慣れたが快感は増すばかりの膣内、変わらず吸いつかれる乳房、両手で貪られる尻肉。

尻揉みに導かれて上下する体には、下から突き上げられた子宮を起点に、激しいのに甘く蕩ける絶頂が全身へ(かな)でられる。

 

「約束だよ? もうこの体っ、全部僕のだからなっ! このっ、スケベ肉ばっかりな体っ、いつでも僕が食べていいんだよなっ!?」

「してぇっ、食べてぇっ♡ おっぱいもお尻もっ♡ ぜんぶ隼樹のモノだからぁっ♡ 好きにしていいのぉっ♡ されたいのぉっ♡ あ゙ゔうぉっ♡ んお゙ぉっ♡ あ゙、あ゙、あ゙、あ゙、あ゙っ♡♡♡」

 

淫らな肯定を繰り返すメルヴィに、隼樹は猛烈なピストンを開始する。

 

「本当にっ、するからなっ! こっちの都合で部屋に呼び付けたりっ! 何も言わずにおっぱい揉んだり! するからな!」

「するっ♡ してぇっ♡ あ゙あ゙あ゙~~♡ んお゙ぉ~♡ もっとぉっ♡ ひどくてもっ、全然いいっ♡ あ゙あ゙~っ♡♡♡」

 

メルヴィは涙と涎と鼻水を垂らし、取り返せないことを誓いながら、アヘ顔を作る。

 

「この尻だって! 叩きたいときに叩くからな! 下手したらっ、人間扱いせずっ、本当にブタオナホだと思って犯すからな!」

「んおっお゙お゙~~っ♡ あ゙あ゙~~っ♡ 犯してぇっ♡ 好きなだけいじめてぇっ♡ うち、自分の全部、隼樹のモノにしてほしいっ♡ うちにしかできないことっ♡ いっぱいするっ♡ クラスでっ♡ いちばんっ♡ おっきなおっぱいっ♡ えっちなからだっ♡ 隼樹のっ♡ 隼樹のものにしてあげるのぉっ♡」

 

完全に墜ちたメルヴィを、隼樹は容赦なく突き上げる。

子宮が潰れるほどの勢いで突き込まれる剛直、(あざ)ができそうなくらい食い込む指、彼女の体はどれも悦楽しか()み取らない。

最高潮に達した妖女の身体には、男の粗野に勝る美酒など無く、『犯す』も『いじめる』も天国への階段でしかなかった。

 

「ほらっ、出すよ!? 可愛いブタマンコに出してあげるから締めてっ! 命令だよっ!?」

「あ゙お゙ぉ~っ♡ あ゙あ゙あ゙~~っ♡ 出してぇっ♡ いっぱい出してぇぇっ♡ あはあぁぁっ♡ あ゙お゙お゙お゙~~っ♡♡♡」

 

メルヴィが絶頂に達している間に、隼樹は子宮に精を放つ。

どくん、どくんと脈打ちながら、メルヴィの膣内を白く染めていく。

 

「あ゙あ゙あ゙~~♡ あ゙あ゙~~っ♡ 出てるぅっ♡ あづいのがいっぱいきてるのぉっ♡ しゅごいぃ♡ ずっとイってりゅぅ~♡」

 

連続絶頂に達したまま、ぐったりと隼樹に寄りかかるメルヴィを、彼は(なお)も両腕で抱きしめた。

しばらくそのままでいること数分後、やがて正気が戻ってきた頃に、隼樹はメルヴィの耳元で(ささや)く。

 

「……約束だよ?」

「……うん♡」

 

正気に戻っても、メルヴィがブタの誓いを覆すことは無かった。

 

 

 

 

事後――というには濃密な時間だった。

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

「はむぅ♡ んじゅっ、じゅぼるぅっ♡」

 

隼樹のものをしゃぶりながら、メルヴィはその魔乳で逸物を(はさ)む。

ベッドの上で堂々と立つ隼樹の前で、膝立ちになったメルヴィが、身体を艶かしく上下させて奉仕していた。

 

「すごいよ、メルヴィのおっぱい、すごく気持ちいいよ」

「んふっ、ちゅぱっ♡ ほんとぉ? あむっ、れろぉっ♡ いいよ? こんなことなら、いつでも、してあげる♡」

 

肉棒を胸で(しご)くメルヴィは自分の体が役立っていることに嬉しさを覚えたようだ。

もう、自分のことを『デカくてデブなオーク女だ』などと思うことは無いだろう。

そういう女としての自信が付いたなら、こちらも抱いた甲斐があったというものだ。

 

「っと、ごめん」

 

そのとき、隼樹の『フェイ』が通話を求める着信音を立てた。

セックスするならマナーモードか電源オフが望ましい。

 

「いいよ? 出ても。あむっ♡ ちゅぶぷっ♡」

 

しかしメルヴィは怒るどころか、悪戯っぽく微笑んで、パイズリフェラを継続する。

出ろとは、この状態で通話をしろと言っているのか……

 

「どこで覚えたんだか……静かにね?」

 

()びも()ねて、ちょっとアブノーマルなプレイに付き合うことにした。

 

「お待たせ。うん……大丈夫だよ」

 

通話の相手は「いま大丈夫か」と定型的に確認してきた。

間違っても気取られないよう声を整え、メルヴィから視線を外して、相手の用件に集中する。

 

「ああ、聞いてる。……ああ、そっか、そうなるよね。うん」

 

手でメルヴィの頭を撫でてやりながら、彼女に集中できないことを無言で詫びる。

 

「うん、いいよ。僕にできることなら。細かいことはまた明日でいいかな? ありがとう。じゃあ――」

 

メルヴィを待たせないために通話を早々に切り上げた。

 

「通話、なんて?」

 

視線を下に向けると、メルヴィが逸物から口を離して問い掛けてくる。

 

「ああ、そのことなんだけど……」

 

隼樹はアフターセックスのパイズリをいったん休んでもらい、メルヴィに少し真面目な話をする。

 

「イサミから――僕たちに、選挙管理委員会を手伝ってほしいんだってさ」




ご一読ありがとうございました。

私事が立て込んで更新に間が開きましたが、やっとメルヴィが女になる回でした


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