誘惑禁止条例 ※性犯罪被害は条例違反にあたらない 作:大中小太郎
現代日本には、男性と、女性と、妖女がいる。
妖魔界出身の女性、略して妖女だ。
更に言うと、その妖女と男性の間に生まれたハーフがいる。
西条ルナは、ハーフだ。
人間との混血だから、サキュバスと異名される生粋の妖女ほどで魅力的ではないかというと、そんなことはない。
元より他種族に血を織り交ぜて、全種族に遺伝子的な勝利を収めたのが、サキュバスという種だ。
人間と血が混ざったところで、その生来の色香はまるで劣化しない。
朝――隣で寝ていたルナに寝バックで挿入しても、拒まれない程度には。
「あんっ♡ そんなっ、朝からっ♡ やっ、やだぁ♡」
ルナが甘い声で鳴いた。
その声は相変わらず嫌がってみせるが、身体は拒もうとしない。
うつ伏せで寝ているルナの華奢な背中に覆い被さり、丸いヒップに腰を打ち付ける。
「登校までは時間があるだろ? いま抜いとかないと、昼間にムラムラしちゃうからな」
「あん♡ だめ、こんなのぉ♡ おじさんっ、鬼畜ぅ♡ 女の子を、オナホみたいに使ってぇ♡」
口では抗議しているが、ルナは枕に顔を埋めながら、一突きされるたび身体を震わせている。
小刻みに達していることが、肉壁の締まり方で陰茎に伝わってきた。
「身体は正直とはこのことだなぁ。ルナちゃんだって、俺が帰るまで我慢できないだろ?」
「そんなんじゃ、ないっ♡ おじさんがっ、無理矢理するからっ、ああっ♡ 仕方なくっ♡ させてっ、あげてるっ♡ あふっ♡ だけぇ♡」
「へー、そういうこと言うんだ」
「ひぅぅぅぅっ♡」
腕を回して胸を掴み、乳首を指先でくすぐってやると、ルナが声を噛み殺しながら尻を上げる。
「いいんだぞ? そんなに嫌なら、追い出してやっても」
心にもない脅しを口にすると、ルナはびくっと震えて祐介の手を掴む。
「やだっ♡ 追い出さないでぇ♡ 私、ここしか行く場所がないのぉ♡」
こちらに振り返った横顔は、涙目で懇願しているが、どこか余裕も感じる笑みがあった。
家出してきたのは確かだが、特に深刻な家庭事情があるわけでもない。
これは口実――彼女がわざと祐介に握らせた『弱み』だった。
「なら、おじさんの言うこと聞けるよなっ? 俺とのセックス、
耳元に囁きかけると、ルナはこくこくと頷いた。
「するっ♡
祐介はほくそ笑む。
「いい子だ……それじゃあご褒美をあげないとな?」
そう言って、祐介はルナの膣奥めがけて激しくピストンした。
「ああっ♡ すごいぃ♡ おじさんっ、もっと――ああっ♡ いまの嘘っ♡
改めて言うまでもないが、ルナの言う『嫌だ』は、逆の意味だ。
SMプレイで言うところのNGワードみたいなものだ。
決めた単語以外の拒否は、口にしても拒否じゃない。
相手の嗜虐心を満たすための、本気ではない拒否だ。
「ははっ、昨夜も言っただろ? 嫌だって言われると、かえって興奮するんだよ!」
「あひゅ♡ やぁ♡ おっきな音ぉ♡ お尻にぃ、ぱんぱんってぇ♡ ぶつかっちゃ、
祐介のルナの間には、特に約束したわけではないが、そんな関係が暗黙のうちに作られていた。
別に祐介とルナが特殊なのではない。
誘惑禁止条例があるこの町で、男女が肉体関係を結ぶときは、自然とこうするのだ。
「そうだなぁ。おっきな音と喘ぎ声、ルナちゃんはずっとご近所に聞かせてたんだぞ?」
ルナは枕に顔を押し付けたまま、必死に首を横に振る。
「ふぅぅぅっ♡ おじさんっ、ひどいっ♡ おじさんがっ、何度もっ♡ 鳴かせたくせにぃ♡」
「ははっ、まあご近所も似たようなものだし、防音もしっかりしてるから遠慮するなよ。
ほら、また聞かせてくれよ。昨夜みたいに。一晩で二十回はイっちゃった昨夜みたいにっ!」
「い、言わないでぇ♡ あんなのっ、演技だからっ♡ イったふり、だからぁ♡」
ルナが枕に顔を埋めながら、身体を震わせる。
それでも目はこちらを振り返り、どこか挑発的に笑っていた。
「そうか。じゃあ聞かせてみろよ、ルナちゃんの名演技をさぁ!」
祐介はルナの細い腰を持ち上げて、尻だけ捧げるような姿勢にさせる。
自分も膝立ちになると、やや下から上へ突き上げるように、ハイスピードな抽送を開始した。
「ひぁぁぁうぅぅぅっ♡」
ルナは嬌声を上げて、祐介の動きに合わせて腰を振る。
「どうした? 『演技』してみろよ。ルナちゃんは男を虜にする魔性の女だろう?」
祐介の強調する『演技』は、ルナに与えられた免罪符だった。
誘惑を禁じられ、セックスに合意できなくても、『レイプされて仕方なく演技している』なら……
そんな言い訳を与えることで、ルナは条例から解放される。
「あああぁぁぁ♡ 気持ちいいっ♡ おじさん気持ちいいよぉ♡ もっと♡ もっともっと犯してっ♡ ルナのことっ、いっぱいおじさんのものにしてぇっ♡」
「ははっ、いいぞエロいぞっ。流石はルナちゃんだな!」
パン! パン! と、朝から盛大なセックス音を響かせて、祐介はルナに『演技』を続けさせる。
その音に煽られるかのように、ルナの喘ぎ声も次第に大きくなっていった。
「ああぁぁぁん♡ すごいぃぃ♡ おじさんっ、男らしくてっ、素敵っ♡ ああイッちゃうぅぅ♡ おっきなおちんぽで、ルナのことイかせちゃうのすごいのっ♡ おじさんにっ、勝てないってっ♡ 思い知らされちゃうっ♡ 征服されちゃうよぉ♡」
「そうだ、それでいいんだよっ! ルナちゃんは男を手玉に取るのが上手だな!」
祐介は笑いながら、さらに激しくルナを攻め立てる。
「はぎゅうっ♡ イってりゅ♡ イってりゅのにぃ♡ 止まんないっ♡ おじさん止まってくれないっ♡ イキっぱなしにされちゃってりゅっ♡ ああ来るっ♡ なんかすっごく大きいの来ちゃうっ♡ 頭まっしろになっちゃうの来るのぉぉぉっ♡」
ルナはベッドの上で仰け反ると、そのまま失神してしまった。
祐介の射精が終わってからも痙攣し続け、やがて全身を脱力させてぐったりとする。
しかし、膣内だけは未だに収縮を続けていた。
まるで意識はなくても身体がセックスを求めているかのようだ。
「ルナちゃん? ……ヤバいな、気絶させたら、本当に遅刻するじゃないか」
ルナが家出をして、祐介の家に転がり込んでから、三日目の朝だった。
○
学校の教室で、ルナはご機嫌だった。
「ルナさん? なんだか嬉しそうですね?」
「え? 別にー♪」
級友の須東リディアに問われても、その理由は明かさない。
流石に『家出して親戚のおじさんと二人で暮らしている』と、教室で暴露する気はない。
もっとも、
それも場所次第だ。ルナのクラスの担任は、そのあたりに口うるさい年配の女教師なので、無駄な火種は避けたい。
――教室の生徒は、男子・女子・妖女・ハーフに四等分できる。
ハーフは大抵女性だ。つまり男子は教室に四分の一しかいない。
男性が少なくて女性が多い……妖魔界ほど極端ではないが、人間界もそうなりつつある。
そんな教室だと、男子と女子が休み時間ごと乳繰り合ってるのかというと、そんなことはない。
性欲に目覚めて間もない年頃の男子たちは、近くに豊満な妖女子がいても、見入ったり手出ししたりはしていない。
ごく普通の学生らしく、勉強やスポーツやゲームやニュースの話をしているか、
「で、指をこういう形にしてさ、穴と豆を同時にこうやって……」
「俺も試したけど、指が吊りかけたよ」
それらと同じ比重で、セックスの話をしている。
この時代、○学生にもなると、大抵の男子は経験済みだ。
早ければ入学以前から『おねショタ』で、性に目覚めてくると身近な魔人女性が放っておかない。
その相手が誰だったのかは、修学旅行の密談などで共有される。
するとどうなるかと言うと、がっつかない。
放課後になれば相手がいるのだから、特にその気もない女子にムラムラする必要はないわけだ。
聞こえてくるセックストークが赤裸々なこと以外は、男子の性欲に困らされない環境だ。
では女子――例えば妖女子はどうかというと、
「こないだお姉ちゃんの彼氏としたんだけど、やっぱいいわー。最近体調がすこぶるよくて」
「分かるっ。私もママ彼とした翌朝とか、お化粧のノリが違うもん」
などと『条例違反』を隠さない、やや不良っぽいグループもいれば、リディアのような『優等生』もいる。
そしてその優等生なリディアにしても、最近はお肌をつやつやにして登校している。
このあたりが、人間女子と違うところだろう。
この年頃になると、男子は性欲に目覚めてスケベになり、女子はそれを嫌悪するのが普通だ。
しかし魔人種は逆、彼女らも男子と同様に性欲に目覚め、見定めた男性とセックスしたくなる。
男性が少数派であっても、文化的に一夫多妻である彼女らは、二番目や三番目でも構わず行く。
倫理観で断られることも多いが、断られないことも同じくらい多いようだ。
なお、ルナのようなハーフは、だいたいこちら側である。
「彼女の足を舐めたら反応すごかったんだけど、女子的にどうなの? 足」
「んー、興奮はするね。感じるかどうかはその子次第だけど。逆に舐めるのは男子的にどう?」
「太股や脹脛なら……足の指とかはちょっとためらうな」
そんな男子と妖女子の間で、セックスに関して真顔で相談していたりもする。
男子はセクハラをしている感じではなく、妖女子にしてもされている感じではない。
猥談をしているというより、お互いの相手をより悦ばせるためという真剣さすらあった。
「…………」
では、人間女子は?
性の観念は旧時代のままだ。基本的にえっちな男子がお嫌いである。
男子と妖女子の猥談に不愉快そうな顔をする子や、一部で興味深そうに耳をそばだてる子もいる。
気にせず雑談するのではなく、気にして言葉を切っている子が多いのは、流石に年頃だからだ。
ここに、教室内における見えない溝がある。
セックスに関して肯定的か、否かという差異だ。
男子と妖女子とハーフは肯定派、人間女子がだいたい否定派。
多数決では人間女子が四分の一なので、否定が少数派ということになる。
結果として、男性と妖女が仲睦まじく、人間の女性がどこか蚊帳の外――
「ルナさん? どうしたんですか? 神妙な顔をして」
「いやぁ……学校って、社会の縮図なんだなぁってね」
以前、察するに人間女子からの苦情で、担任教師が「教室内でのセクハラ」をHRで注意した。
男子と妖女子を対象とした訓戒であることは明白だった。
男子は「女子も同じ話題で盛り上がっているのに?」と、妖女子は「セクハラっていうほど?」と首を傾げていた。
とはいえ、不愉快に思う人間がいるならと、幾分か控えることにしたらしい。
猥談は気持ち声を潜めたものになり、人間女子もある程度は聞き流している。
誘惑禁止条例も……きっと同じような経緯で成立したのだろう。
「そういうことを言うと、賢者タイムがバレますよ?」
「うにゃ!?」
大人ぶっていたルナは、リディアからくすくす笑いを送られるのだった。
○
祐介が大学から帰ってくると、ルナがソファーで寝転がってゲームをしていた。
「ただいまー」
「あ、おかえりー」
持ち運び可能な据え置きゲーム機を手に、ルナはうつ伏せになっている。
「ルナも買ったのか?」
覗き込むと、最近発売された有名タイトルの第三弾だった。
「うん、おじさん後で協力プレイしよ? キャリーしてよキャリー」
「堂々と寄生を宣言しやがって。ちょっと待っててくれ」
荷物を部屋に置いてリビングに戻ると、ルナは同じ姿勢で足をぶらぶらさせていた。
「っ」
ルナは露出の多い格好をしていた。
薄手のトップスは肩が広く開いていて、胸元も背中も見えている。
スカートも短くて、足を虚空にぶらぶらさせているせいで、下着が見えている。
「おじさん? ……早くしよ♡」
蠱惑的な笑みで振り返られれば、ルナの意図は明白だった。
「いいぞ。その前に、ルナの腕前を見せてもらおうか」
「むぅ、甘く見てるなー? じゃあ適当に一戦するから……」
ルナはオンライン対戦を始める。
画面では色塗りによる陣取り合戦が始まり、ルナはゲームから手を離せなくなる。
それを後ろから覗き込む振りをして――祐介はルナのヒップを鷲掴みにした。
「あんっ♡ ちょ、ちょっと、おじさん……あっ♡ いまは、ダメだからっ♡」
「忘れたの? ルナちゃんに拒否権なんてないんだよ。ほら、ゲームに集中しないと」
祐介は逃げようとしたルナの足を押さえ込み、スカートを捲って、両手で下着越しに尻肉を掴む。
「変態♡ おじさんの、変態っ♡ あっ♡」
ルナはぴくぴくと震えながらも、試合が始まってしまったため、キャラ操作を始める。
「よく考えたら、お尻を集中的に責めてあげたことはなかったなぁ」
祐介はルナが抵抗できないのをいいことに、尻肉に腰を食い込ませた。
乳房に劣らない柔らかさ、しかしより弾力があり、多少強くしても痛がらない。
「んっ♡ やだぁ♡ はぁ、あふっ♡ 指っ、食い込ませちゃっ♡」
祐介は両手を動かし、もぎ取ろうとするように尻肉を掴む。
胸に劣らず肉付きのいいヒップを、親指で指圧するように押し込むと、ルナの嬌声が高くなる。
「ひぁっ♡ そんなに、ぐにゅぐにゅしないれぇ……っ♡」
「こーら、暴れない。大人しくしないと、こうだぞ?」
祐介はルナの尻に口を近付けて、大きく開いた口で尻肉を軽く噛む。
「きゃうっ!? やめ……あっ♡ あひっ♡」
「ほらほら、ちゃんと操作しないと。マッチングした仲間に怒られるぞ?」
「だって、こんなのぉ♡」
ルナは顔を真っ赤にしながらも、ゲーム自体はそれなりに操作していた。
だからその間、祐介はルナの尻を存分に味わう。
下着をズラして白い桃尻を露にすると、唇を吸い付けてキスマークを付けていく。
そして舌で舐めて唾液の跡を残し、歯を立てて尻肉を吸い上げる。
「おじ、さん♡ それだめ……♡ お尻、そんな♡ 色んな事しちゃ、やだなのぉ♡」
普段は乳房に対してそうするように、指と口を巧みに尽くしていくと、ルナの声が蕩け始める。
尻の谷間、その奥に見える陰唇は、既に愛液に湿ってヒクついていた。
「おお、すごいぞ。お尻を弄られて濡らしてるのに、ちゃんとゲームできてるじゃないか」
「だ、だって……こんなんで負けたら、戦犯だから……あんっ♡」
脚の間に手を入れて、秘所を愛撫し始める。
「そうだな。仲間の人たちも、まさかこんな美少女とゲームしてるなんて思わないだろうし……
おじさんに尻とおまんこ苛められてるなんて思わないだろうなぁ」
祐介は指先でクリトリスを押し潰すようにしながら、中指を膣内に挿入する。
「あぁ♡ おじさん、いじわるぅ♡ あっ♡」
「ほら、頑張って。ルナちゃんが負けると、みんなの楽しみが減っちゃうぞ? それに――」
祐介はルナに覆い被さるように体を傾け、耳元で囁く。
「負けたらお仕置きだぞ?」
「――――ッ!」
ルナはその言葉だけで体を震わせ、股間から大量の蜜を溢れさせた。
「あっ♡ そ、そんなこと言っちゃ、やだよぅ♡」
「ならゲームに集中しないとな? おじさんの卑劣な妨害に負けずにさ」
うつ伏せになるルナの臀部で、祐介の手が素早く動く。
くちゅくちゅくちゅ! と激しい手淫の音が、ゲーム音に混じって部屋に響いた。
「ひゃうっ♡ ふぎゅっ♡ んんんっ♡」
突然の強い刺激に、ルナは身体を震わせながらも、ゲーム機は手放さない。
ゲーマーのプライドか、ミスを増やしながらも、対戦相手に食らいついていた。
「いあっ♡ あっ♡ やぁぁぁっ♡ おじさぁん♡ イ、くぅ♡ あっ、あああぁぁぁ♡」
ルナは軽く尻を上げて絶頂する。
ゲーム画面ではルナの操作キャラが敵にキルされていた。自陣で復活して、前線復帰していく。
「こら、手を止めない。おじさんも止めないからな」
「やっ♡ イったばっか……待って♡ おじさんってばぁ♡」
さながら、祐介もゲームをするかのように。
試合時間のうちに、ルナを何回イかせて敗北させられるかというミッションに挑むように、手技を尽くす。
「やっ♡ あっ♡ あっ♡ あ~っ♡」
「ほら、負けちゃうぞ? そんなにお仕置きされたいの?」
祐介は尻にキスをして、尻肉を甘噛みしながら、膣内を指で掻き回す。
ルナは歯を食いしばって声を殺しながら、必死に手を動かして、味方を援護していた。
「きゅぅぅぅっ♡ ひうぅぅぅっ♡」
何かの小動物めいた声を零しながら、ルナはまた達する。
驚いたことにキャラ操作は保っており、ゲーム内の戦況は巻き返しつつあった。
「ひぎゅっ♡ んんんんんん♡ あふっ♡ あっあっあっあっ♡」
しかし、快楽で震える指先では、やはり厳しかったようだ。
「あーあ、負けちゃったね」
結果はルナのチームの敗北だった。
僅差なのは驚きだが、負けは負けだ。
「おじ、さぁん……こんなの、ズルい♡ こんなので、お仕置きなんて――」
理不尽だと、ルナは抗議する。
数回連続でイかされたせいで頬は紅潮しており、呼吸は湯気が立ちそうなほど熱い。
両眼は絶頂後の悦楽に蕩けており、しかしはっきりと祐介を見返して――
「
その言葉以外は、使わなかった。
数分後、ルナは祐介の部屋に連れ込まれ、首輪手枷を装着させられていた。
「お、おじさん……こ、こんなの、こわい……♡ なんでこんな、エッチなの持ってるのぉ♡」
内側に保護材のついた首輪、それと短い鎖で結ばれた手枷だ。
首の左右に手首を拘束されたルナは、両手を持ち上げた姿勢で裸身を晒している。
まるで犬や猫が仰向けになって、前脚を持ち上げるような姿だった。
「こんなこともあろうかと、だよ。それにしても、ルナちゃん、いますごくエロい格好だぞ?」
ルナは両手首を首の横につけるような姿勢で、自然と腕が巨乳を挟むように強調してしまう。
そんなルナは祐介の腰に跨がらせられており、祐介は下からその巨峰を見上げていた。
「み、見ないで……っあ♡」
腕を閉じようとしたルナは、両肘を祐介に持ち上げられる。
「そう、肘を上げて。両手を首の後ろに。ほら、綺麗なおっぱいが丸見えだ」
「やぁぁっ♡ こんなポーズ、恥ずかしい……っ」
「だろうねぇ。ストリッパーみたいだぞ」
祐介は片手を伸ばして、人差し指と親指を使って、ルナの両胸を摘まむ。
「ひゃんっ♡ いま、触っちゃ……」
「肘を下げるな」
肘を下ろして胸を庇おうとしたルナに、乳首を抓って命令する。
「ひぅっ♡」
「言うことを聞けないなら、こっちを苛めてやろうか? ん?」
今度は腕を下げて陰核に触れる。
指で挟む程度に触れると、抓られると思ったのか、ルナの身体がびくんっと震えた。
「ああっ♡ だめっ♡ 聞くからっ、おじさんの言うこと聞くからぁ……♡」
ルナは言われた通りにして、首輪手枷の鎖を鳴らしながら、胸を反らして乳房を差し出した。
「いい子だね。さあ、今日はこのまま騎乗位でイってみようか。腰を上げろ」
祐介はルナの秘所に擦り付けていた陰茎に手をやり、腰を浮かせたルナの真下に立てる。
「ひゃうっ♡ やだ、なんか怖い♡ こんな、おっきいので♡ 串刺しにされちゃう♡」
「いつも奥まで入ってるから大丈夫だよ。ほら、先っぽが入ったぞ?」
亀頭が割れ目をなぞるようにして、ルナの膣内に侵入する。
「ふぅぅぅっ♡」
いつもと異なる体位と小道具によってか、ルナは亀頭を受け入れただけでイキかけていた。
「腰を降ろすんだ」
「ひぐっ!?」
祐介がルナの腰を掴み、ゆっくり引き落とす。
「あ、ああああっ♡ やっぱりおっきいっ♡ 奥っ♡ 一番奥ぅ♡
肉棒を根元まで受け入れる過程で、怒張の先端が子宮口を押し上げ、ルナを絶頂させた。
よほど激しい絶頂だったのか、手を振り乱そうとしたルナは、首輪手枷によりそれを止められ、鎖がガチャガチャと音を立てる。
そんなルナの姿は、本当に拘束した女を犯しているかのようで、祐介の獣欲を掻き立てた。
「いいぞルナちゃん、イキやすくなったな。俺好みのエッチな子になってきたなっ」
「はぁーっ♡ はぁ、はぁ……♡」
ルナは呼吸を整えようとするも、祐介が軽く腰を動かすと、怒張に子宮口を擦られて目を剥いた。
「んぎぃっ♡ 待ってぇ! いまイッてるのぉ♡」
「ははっ、拘束された途端に敏感だな。なんだかんだ言って、犯されると燃えるみたいだな」
祐介はルナの乳房を両手で掴むと、腰を小刻みに上下させる。
「ちがっ♡ これ違うっ♡ 私そんな変態じゃないもんっ♡」
「何が違うんだよ? 俺に犯されるって分かっていながら、毎日家出してくるくせにっ!」
「ああんっ♡ やめっ♡ んんんんっ♡ あああぁぁぁっ♡」
乳首を摘ままれたルナは、また達してしまう。
だが、それで責めが止まることはなく、むしろ激しさを増していった。
「ひゃうっ♡ もうだめっ♡ 許してっ♡ なかったのっ、おじさんにここまでされちゃうなんて思わなかったのぉ♡」
これは誘いではなく、本心だろう。
好きな男に自分を襲わせるのが、誘惑禁止条例の穴とはいえ、相手がどこまで本気で犯しに来るかは分からない。
「なんだ、童貞みたいに腰振るだけだと思ってたのか? そんなんで済むわけないだろうっ」
「んおぉっ♡」
大きく突き上げると、ルナが喉を反らして嬌声を上げる。
「ルナみたいな可愛くてエロい子っ、一度でも抱いたら、自分の色に染めて逃がさないに決まってるだろ!」
「あひっ♡ ああぁぁっ♡ おじ、しゃ――いま、呼び捨て――あひぅっ♡」
腰の突き上げを徐々に大きくしていき、ルナのポルチオを様々な角度で擦り上げる。
「はぁぁっ♡ ああっ♡ そこらめっ♡ イクッ♡ またイクゥッ♡」
ルナが絶頂すると同時に、祐介はルナの腰を鷲掴みにして、激しく上下に揺さぶった。
「あああだめだめだめっ♡ イってりゅ間にイかせちゃあ♡ おかひくっ、おかしゃれて、おかひくなりゅぅぅぅ♡ あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ぁ ぁ ぁ っ♡」
ルナは初めて体験する絶頂に、目を見開いて吼えるように喘ぐ。
絶頂なら何度も味わっていた。性感帯でイくのも、膣内でも子宮口でも。
しかし、それらの昂ぶりが、とうとうルナの中に何かの天井を破ってしまった。
「おー、ケダモノ声になってきたなぁ。その大絶頂、サキュバスしか味わえないらしいぞ」
都市伝説めいているが、魔人種の女だけに味わえる、極大のオーガズムがあるという。
自慰では辿り着けない、男に抱かれることでしか到達できない、輪唱のような絶頂があるそうだ。
つまり、一度の絶頂が終わる前に次の絶頂が追ってきて、ずっと鳴り止まなくなる。
「いひぃっ♡ んぎっ♡ あへぇっ♡ イグぅっ♡ まだイグっ♡ ずっとイッてるのぉ♡ おほおおおっ♡」
絶頂から降りられないまま、子宮を突き上げられ続ける。
子宮が潰されては持ち上がり、ルナは白目を剥きそうな顔で悶絶した。
「おじ、しゃぁん♡ もっ♡ らめっ♡ あぁあぁっ♡ これっ♡ 本当にっ♡ んおっ♡ お願いっ、止まってぇ♡ あふっ♡ イクの止めてぇ♡ あ゙あ゙ッ♡ 壊れ、ちゃう♡ 私っ、どっか、おかしくなっちゃうからぁ♡ あっあっあっあっあっイクイクイクぅぅぅ♡」
「いいぞ、何もかも忘れてイっちまえ! お前の中、俺のセックスでいっぱいにしてやる!」
祐介が下から突き上げながら、乳首を捻り上げると、ルナの身体が弓なりに仰け反った。
「んおぉっ♡ おじ、さぁんっ♡ ほんとに、だめなのぉ♡ これっ、レイプ、だからぁ♡ 本当にっ、犯しちゃってるからぁ♡」
名目上のレイプではなく、本当に怖いのだと、ルナは言っている。
「いまさら、なに言ってるんだ……」
それでも、祐介は止まらない。
「元はと言えば、
男性が極端に少ない妖女たちが、数少ない機会で子種を獲得するために持つ魔法。
男性を無条件で発情させ、操り、人間の尊厳を侵害する『洗脳』の一種。
故に使用を固く禁じられている、サキュバスの最たる罪。
ルナは、最初の日――祐介が初めてルナを襲った日、それをした。
襲わせるつもりで祐介の家を訪れ、隙の多い格好で誘っても、祐介は手出ししなかった。
そして、業を煮やしたルナは、軽はずみに
「は――ひ――あ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙っ♡」
糾弾されると同時に、またも大絶頂を迎えたルナは、後ろに倒れていく。
祐介は騎乗位から起き上がると、ルナをベッドに寝かせて、両脚を持ち上げて肩に掛けた。
「お前がっ、自分でっ、俺をっ、ケダモノにしたんだっ! 責任、とれっ!」
そのまま覆い被さり、種付けプレスで腰を突き落とす。
「ひぎぃっ♡ んっぐっ♡ ごめんなさっ♡ あぁっ♡ もうしないっ♡ 許してっ♡」
「許すもんかっ! 俺が、満足するまでっ! お仕置きしてやる!!」
じゅぱん! じゅぱん! と、暴力的なまでの抽送音が響く。
首輪手枷で両手を動かせないルナは、無抵抗にそれを浴びせられた。
「ふおぉぉぉっ♡ おおおぉぉぉっ♡ これぇ、終わっちゃう♡ あああぁぁぁっ♡ 昨日までの私、終わっちゃうっ♡ んぁぁぁっ♡ 変わっちゃうっ♡ わたひのからだかわっちゃうぅ♡」
身体が砕け散ることを錯覚するほどのオーガズムに、ルナは涙を流していた。
たとえ性感の上では天国でも、泣きじゃくる少女に怒張を突き続ける行為は、レイプ以外の何者でもない。
それでも――ルナの両脚は、いつの間にか祐介の腰に絡みつき、がっちりと拘束している。
ルナの意思とは思えない、妖女の本能が身体を勝手に動かしたのだろう。
「変われ! 変わっちまえ! この身体、俺のものになっちまえ!」
「んぉっ♡ おっ♡ なりゅっ♡ はひっ♡ イクっ♡ なり、ましゅ♡ イグぅっ♡ おじしゃん♡ おちんぽ♡ なりゅ♡ 生まれ、変わりゅのっ♡ 気持ちいいっ♡ あああぁぁぁっ♡」
ルナの口は、もはや前後の繋がりも危ういことを言い出す。
目は焦点を失い、目の前にいる祐介の姿が見えているかも定かではない。
しかし、祐介にはそんなことは関係なかった。
「俺のものになるなら、一生愛してやる! 毎日可愛がってやる! 死ぬまで、ずっとだ!」
「なるっ♡ わたし、おじしゃんの、お嫁さんになりゅっ♡ んおぉっ♡ ペットでもっ、奴隷でもいいっ♡ ずっと、ずっとぉ♡ イキたいっ♡ おじさんのおちんぽでイキたいのぉ♡」
ルナの膣内が痙攣し、子宮が亀頭に吸い付いてきた。
「よし、出すぞ! 俺の精液、子宮で覚えて、俺の女になれっ!!」
「はい♡ なりまず♡ おじしゃんの、女に♡ あ――――」
とうとう、祐介のペニスが精液を解放する。
それが子宮内に注がれると、言語を絶した悦楽が、ルナを支配した。
「あっ――かっ――はっ――ひっ――」
ルナは白目を剥いて気絶した。
声すら出ないほどの、傍から見れば絶命したのではと思うほどの絶頂。
射精を終えた祐介は、ゆっくりと肉棒を引き抜いても、それはまだ続いているらしい。
危険な麻薬で発作を起こしたのではというくらい、ルナは大絶頂の余韻に震え続けていた。
「あー、やっちまった……」
我に返った祐介は、額を押さえた。
(サキュバスをガチイキさせ続けるとこうなるって知ってたけど、ルナみたいな歳で知っていいやつじゃなかったか)
この正気を失うほどの大絶頂は、魔人種だと何度も体を重ねた夫婦で起きるようなものらしい。
交わって期間が短いうちに起きるのは、相当に身体の相性がいい場合だそうだ。
「はひ……おじ、さん♡ はひゅう♡ ほし……おじさん、の……赤ちゃん♡ ほしぃ♡」
ルナはうわごとで凄いことを言っている。
(……明日起きたら、いつものルナでありますように)
そんなことを祈りながら、祐介はルナの介抱を始めるのだった。
ご一読いただきありがとうございました。
ルナ編の前編です。
サキュバスの和名が安定しなくてすみません……