誘惑禁止条例 ※性犯罪被害は条例違反にあたらない 作:大中小太郎
先日のセックス以来、ルナは豹変した。
「もうっ、もうっ、おじさんのバカっ! 無しだから! 昨日のは全部無しだからっ!」
朝は、そんな風に怒っていた。
真っ赤な顔でぽかすかと叩いてくる姿が可愛かったが、魔人種は割と腕力があるので結構痛い。
それはさておき、昨夜の乱れっぷりを、朝になって恥じているようだ。
「ごめんごめん、次は優しくするから。な?」
「……当分しないもん。今日は家出しないから」
口を尖らせてそう言うと、ルナは祐介の家から学校に登校するのだった。
ルナが言葉通りにするなら、今夜はお預けになりそうだ。自分も、妊活中の彼女の両親も。
などと思っている祐介は――妖女の性欲を、まだ舐めていた。
○
「ルナちゃん?」
大学から帰宅すると、玄関前でルナが待っていた。
家に帰ってから着替えてきたのだろう、私服姿だ。
両肩や鎖骨が広く開いた白いシャツと、短めの青いフレアスカート。
確実に『その気』と分かる露出度で、うつむき加減に立っている。
「来るなら連絡しろよ。寒かっただろ――」
近付くと、ルナの両手ががしっと祐介の服を掴む。
「はぁ……♡ はぁ……っ♡ はぁ……っっっ♡」
ルナの顔は、熱病に浮かされたように発情していた。
息遣いは荒く、瞳孔は開きっぱなし。半開きの口からは涎が零れそうだ。
「おじ、さん……ううん……おじさま♡」
呼び方を変えて、従順な女であることを訴えるように、ルナは祐介を見上げる。
「早く……家に入れて♡ ねぇ……入れてよぉ♡」
別のモノをおねだりするような物言いは、会話が成立するかどうかも疑わしい。
それどころか――瞳が赤く染まっている。
それを目にした途端、祐介の思考が眩暈に襲われたように揺らぎ、言われるまま玄関の扉を開く。
「ごめんね♡ ごめんなさいおじさま♡ 私もう我慢できそうにない♡」
半ば朦朧とする思考で、祐介は理解した。
ルナは禁欲できなかったのだ。
昨夜の、魔人種の女性でなければ味わえないという極度のオーガズムを。
今朝別れた後、それを思い出して、また欲しくなって、自覚したら理性が利かなくなったのだ。
「あは♡ また、おじさまを誘惑しちゃったぁ♡ えへへ、ルナ悪い子だよ? だから、ね?」
ルナはシャツの襟を両手で開いて、上品なブラに包まれた巨乳を露にする。
「また、脅迫して♡ 逆らえなくして♡ また、昨日みたいなの、いっぱいしてぇ♡」
背伸びしてきたルナが、祐介の唇を貪る。
「んっ、ちゅぱっ、ぢゅぷぅっ♡ んっ、ふっ、むっ、んーっ♡」
舌を絡めながら唾液を交換し合うディープキス。
祐介が応えて抱き寄せると、ルナは嬉しそうに胸を押し付け、立ったまま片足を絡める。
恥も外聞も無く欲情しきって、誘惑禁止条例など頭から抜け落ちた、本気のサキュバスだった。
「この……っ、開き直ったな!」
祐介はルナを落ち着かせるため、尻肉を鷲掴みにする。
「ひぎゅぅぅぅっ♡ お手々、乱暴っ♡ やだ、犯されちゃう♡ おじさまにまた犯されちゃうよぉ♡」
ルナは唾液の糸を引きながら口を離し、恍惚とした顔を見せつける。
もうダメだ。こうなった妖女は、満足するまで正気に戻らない。
そして誘惑状態になった祐介も、こうして意識はあれど、彼女の要求に逆らえない。
「っ、来い!」
祐介はルナの体を抱いたまま、部屋に連れ込む。
力任せに体を運ぼうとする動きは、女を連れ去ろうとする悪漢そのものだ。
だがルナは抵抗しない。
むしろ自分から祐介にしがみついて、もっと強く抱いてとアピールする。
「あんっ♡ すごい腕力♡ 連れ去り♡ おじさまに、連れ去られて――あんっ♡」
ベッドに投げ出された瞬間、ルナは幸せそうな声を上げた。
「脱げ。脱ぐんだよ」
「やぁ、おじさま怖い♡」
ルナはゾクゾクしたような笑みを浮かべつつ、シャツを一息に体から引き抜く。
ベッドの上で膝立ちになり、焦らすかのようにゆっくりと、スカートを下ろす。
「下着もだ。早くするんだ」
「はひぅ♡ 脱ぐ、脱ぐからぁ♡」
ルナの頭に手を置いて、半ば髪を掴むように命じると、妙な声を出しながらブラを外してショーツを脱ぐ。
滑らかな太股を降りていく布は、秘口から垂れた愛液の糸を引いていた。
「ほら、悦に浸ってないで、ちんぽしゃぶってご奉仕するんだよ」
「あぁ♡ ごめんね♡ ううん、ごめんなさい♡ おじさま♡ 私、気が利かなくて♡」
命令されるがまま、ルナは祐介のベルトを外して、ズボンのチャックを下ろす。
ベッドの横に立った祐介は、ルナの眼前に、痛みを覚えるほど勃起したペニスを解放した。
「す、すご……おっきい……♡」
「お前のせいだぞ。
脅し掛けながら、ルナの頭を股間に引き寄せる。
「ひゃぅ♡ ご、ごめんなさぃ♡ でも、見たかったの♡ 本気でケダモノになったおじさまを、また見たいのぉ♡」
謝罪の言葉を口にしながらも、その瞳には期待の色がある。
「口開けろ。喉まで使って、たっぷり気持ちよくしろ」
「はい♡ んむぅっ♡ ぢゅぷっ、じゅぽっ♡ れりょっ、ちゅぱっ♡」
命令通り、ルナは祐介の腰に手を回して抱き着き、フェラチオを始めた。
気持ちよくするというより、味と感触と口内の快感を求めているような、貪るようなフェラだ。
「……五分だ。五分でイかせられたら、なんでもおねだり聞いてやるよ」
祐介が壁の時計を一瞥して命じると、ルナは陰茎を口に含んだまま、目に更なる恍惚感を灯した。
漫画ならハートマークになっていそうな眼で、ルナはこくこくと頷いて、根元まで呑み込む。
「うぐっ♡ んっ、くぅっ♡ ずぶっ、ぬるっ♡ ふっ、ふぅっ♡ ぢゅぷっ♡」
祐介の太腿に指を立て、唇の端からは泡立った唾液を零しながら、懸命に吸い付く。
舌先でカリ首を舐め回し、裏筋に擦りつけ、尿道に突き入れようとする。
懸命なまでの口淫に、ルナの本気が見て取れた。
「いいぞ。そのまま続けて」
祐介は優しく語りかけながら、ルナの髪を撫でる。
すると彼女は嬉しそうに目を細めて、さらに激しく責め立てた。
息継ぎも考えない、一心不乱の、自発的なイラマチオだ。
「ぷはっ♡ おじ、さまぁ♡ 動いて、いいよ? ルナのお口、前みたいに、突いていいのぉ♡」
「横着するな。お前が頑張って俺をイかせるんだよ」
「あぅ♡ ごめんなしゃい♡ がんばる♡ がんばるから怒らないでぇ♡」
辛うじて脅されているような体裁を保ちつつ、ルナは両手でペニスを愛撫すると、再び頬張る。
三分も経つと、祐介もそろそろ抜き取られそうになってきた。
そこで、ふと思いついたことを口にする。
「言い忘れてたけど、五分でイかせられなかったら、お仕置きするからな?」
「……ッ!?」
びくんっとルナの肩が跳ね上がり、口内の動きが止まる。
「犯してやるよ、昨夜みたいに思いっきりな。
頭おかしくなるほどイキまくって、気絶するほど出しまくってやる」
「んっ♡ んんっ♡」
ルナは首を横に振るが、陰茎には舌が少し絡まるだけだ。
明らかに、祐介の絶頂を遠ざけようとしている。
「ほら、どうした? 口が急に大人しくなったぞ? おじさまをイかせなくていいのか?」
「ふぅっ♡ んっ♡ ちゅ♡」
ルナは剛直を口に含んだまま、艶然とした笑みを浮かべ、ほとんど口を止める。
時間が過ぎて、残り一分を切っても、勃起状態を維持する程度にしか刺激しない。
「おい、さっきのエロさはどうした? あと三十秒だぞ!?」
逃げ道を与えていた。
ルナが自分の身を可愛がるなら、ここで口で一発抜いた方がいい。
「いいのか? おじさまに滅茶苦茶にされちゃうぞ?
誘惑されたせいで、手加減なんかできないんだぞ?」
時間は二十秒を切った。
まだ祐介の理性は残っている。しかし、すぐにでも手放せる理性だ。
「よく考えろっ、なにされるか分からないんだぞ!?
トラウマになるかもしれないぞっ!? 体に痣が残るかもしれないんだぞ!?」
「んぐっ、うっ♡ ぢゅぷっ♡ じゅるっ♡」
ルナは答えず、祐介の太腿にしがみつき、ただ口内にペニスを含め続ける。
残り十秒でも、五秒でも――ついにルナは、祐介をイかせようとしなかった。
「時間切れだ――」
祐介はルナの頭部を両手で掴み、喉奥に向けて腰を突き入れた。
「んぶぅっ!♡」
亀頭が柔らかい肉に包まれ、その熱さが心地よい。
時間切れになったことを確認するなり、ルナは口をすぼめて怒張を吸い込み始める。
それと息を合わせるように、祐介はピストン運動を開始した。
「んっ♡ おぶっ♡ うぐぅっ♡」
ルナは苦しげに眉根を寄せたが、それでも歯を立てないように顎を開き、飲み干すように亀頭を受け入れる。
祐介は快感に耐えながら、乱暴にルナの頭を揺すり続けた。
「出すぞ――全部飲めっ!」
宣言してから数秒後、祐介はルナの口内で果てた。
「んん~っ♡」
ルナは鼻息荒く精液を飲み干しながら、祐介の陰嚢に手を添えると、揉むようにして残りの精子まで搾り取る。
その顔には、どこか満ち足りたものすら感じられた。
「ぷぁっ♡ あは♡ おじさまぁ♡ ご馳走様です♡」
呑み込んだことを証明するように、ルナは口を開いて見せた。
「時間切れ、だよね♡ ルナ、犯されちゃうんだぁ♡ おじさまを、怒らせたから♡ また、あんな風に♡ あふっ♡ 体、震えてる♡ 思い出して、軽イキしちゃってるよぉ♡」
体を抱いたルナを見て、祐介の理性が消え失せた。
「ルナ!!」
「ひゃうんっ♡」
ベッドに押し倒して、ルナの胸元に顔を突っ込む。
「エロい! エロすぎだ! 犯されたがるなんて、そんな女いるわけないのに!!」
片手で豊かな胸を鷲掴みにして、ひたすら自分の快感のため柔肉を揉み回す。
もう片方の乳房には口を噛ませ、乳首を引き抜こうとするように口内へ吸い込んだ。
「あああっ♡ それっ♡ おじさまっ♡ おっぱい食べてるっ♡ ルナのおっぱい貪ってるっ♡ 可愛い♡ 怖いよぉ♡」
ルナは甘い声を上げ、抵抗せずにされるがままになっている。
「演技なんだろっ? 本当は嫌なんだろ? 痛くないのか? 優しくしてって言ったらどうなんだ!?」
「あひゅっ♡ 耳ぃ♡ やぁ♡ もっと、敏感に、なっちゃうからぁ♡」
ルナの体が跳ね上がるが、気にせず唾液を塗りたくるように、耳の穴を舐める。
右手は脚の間に侵入して、意識して乱雑になるように、秘所を掻き回した。
「はひゅうっ♡ あっあっあっあああぁぁぁっ♡」
「なんだ、もうイってるのか? 止めてやらないぞ?
お前がどれだけイくのかも、いつ休ませてもらえるのかも、俺が決めるんだよ!」
「んんぅうっ♡ ひっどいっ♡ おじさまぁ♡ ルナのこと♡ オモチャにしてるぅ♡」
ルナはベッドの上で弓反りに体を曲げながら、膣内をぐちゃぐちゃに掻き回される。
「そうだぞ。お前が誘惑するから、もう自分の快感しか考えられないんだっ!
ほら、嫌がれよ。まだ間に合うぞ!?」
「あ゙あ゙あ゙っ♡ やぁっ♡ やだっ♡ やだぁ♡」
愛液を噴いて痙攣しながら、ようやくルナはその言葉を口にする。
しかし、祐介が手を止めると、ルナはその手を祐介の逸物に伸ばして、手招きするように撫でる。
「――
その顔は、正しく魔界からやってきた淫魔のような、妖艶かつ怪奇的なまでの――笑顔だった。
「……っっっ、このビッチが!」
祐介はルナの足を掴んで開かせると、びしょ濡れになった恥部を曝け出させる。
「お望み通りに、してやるよ!」
そして、ルナの陰唇に逸物の先端を噛ませると、焦らしもせず一気に奥まで突き入れる。
――ずぶちゅんっ!!
「ひぎゅっ♡」
子宮口にぶつかった瞬間、ルナは舌を突き出して仰け反った。
すっかり蜜壺となっていたルナの膣道は、あまりに滑りがよく、子宮口まで祐介を受け入れる。
「あーあ、入れただけでイっちゃったな?」
「あへぁ♡ はひ♡」
絶頂に震える膣内が、祐介の分身を奥へ導くように波打つ。
ルナの可憐な顔立ちは、危険な媚薬でも打たれたように、淫らに蕩けていた。
祐介は歯噛みすると、ルナの細い腰を両手で掴むと、軽く浮かせて腰を前後させる。
「あ、あ、あ、あ、あ、あっ♡」
「こら、喘いでばっかりいないで何か言ってみろ! 拒否しなくていいのか!?」
祐介の言葉に、ルナは無我夢中で口を動かす。
「きもちっ♡ 気持ちいいよおっ♡ あひぃっ♡ おじさまの♡ おちんぽっ♡ あああっ♡ ルナの中っ、奥っ♡ ふおっ♡ ごりごり擦ってっ♡ んぉっ♡ どすどすって突いてるっ♡ あああぁぁぁ♡ 全部っ、それ全部ぅっ♡ イっちゃうっ♡ 気持ちいいのぉっ♡ イクのどんどん増えるのぉっ♡ おっきく、深くなるのぉ♡ んぉっ♡ もっとぉ♡ もっともっと来てぇっ♡」
箍が外れたように、ルナは叫び始める。
自分から祐介の手を掴んで胸に導き、脚を腰に絡めてきた。
「このっ、誰が誘惑しろって言った!」
「やだっ♡ するのっ♡ おじしゃまを誘惑するのっ♡ ルナのことっ、見てもらうのぉ♡」
ルナはもう、犯されているという体裁を整える気さえないようだ。
いや……少し違う。
体裁を本物にした。犯されることをセックスの一環として許容したのだ。
好きな男に自分を犯させたいという危険な性癖を、隠さなくなったのだ。
「んっ♡ あっ♡ すごっ♡ すごいっ♡ おじ様っ♡ 好きっ♡ 大好きぃっ♡」
「このっ、今日だけだぞ!」
祐介はルナを抱き上げて、体面座位の姿勢に移行する。
「あああいいっ♡ これしゅきっ♡ おじさまにっ♡ 抱っこされてっ、突き上げっ♡ しゅごいきもちいいっ♡」
「いいぞ、誘惑してみろ。して欲しいこと言ってみろ!」
「キス♡ キスしたいですぅ♡ ちゅー♡ ちゅーしてくださいっ♡」
祐介は言われた通り、唇を重ねてやる。
「んっ♡ ふあっ♡ しゅごっ♡ また、気持ちいいのっ、増えてっ♡ ああイクっ♡ イキやしゅくなっちゃったぁ♡」
激しいセックスに愛情表現が加わったことで、ルナの体はより盛ってきたようだ。
「おじさまもっとぉ♡ お尻、ぺちんって叩いてっ♡ おっぱい触ってぇ♡ 耳とか、首とか、噛んでぇ♡ ルナのことっ♡ いじめて、可愛がって、犯して、抱いてっ♡ おじさまのしたいこと全部してほしぃ♡」
そこからは――無我夢中だった。
ルナを四つん這いにさせて、バックからハイペースで腰を打ち付けた。
ルナの尻肉は張りがあって柔らかく、叩くと掌によく馴染んだ。
乳首をつねるとルナは悦び、膣内が激しく収縮する。
「あああっ♡ イクッ♡ イクイクイクぅっ♡ イッちゃうの止まらないのぉっ♡
来るっ、くるくる来ちゃうっ♡ イキすぎきちゃうっ♡ 気持ちいいの『壁』、越えちゃうっ♡
あああぁぁぁまたあれが来ちゃうぅぅぅっ♡ イキしゅぎ天国にいっちゃうのぉぉぉ♡」
魔人種だけが知る、絶頂の天井を越えた悦楽の極地。
ルナは再びそこに辿り着こうとしており、祐介はそこへ追い立てるように抽送の激しさを上げる。
「んおっ♡ おおおっ♡ おふっ♡ へぁぁぁ♡ あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙♡♡♡」
ルナはもはや獣のような喘ぎ声を出すだけの女になった。
狼が月に吼えるように、春先の猫が盛るように。
一匹の雌性、一人のメスとして解放されていた。
その声は、ほぼ一晩中、速水家のあちこちで響き続けるのだった。
○
翌日、祐介は大学のラウンジで、そのことを友人の宮地恭平に相談していた。
「それは速水が悪いね」
宮地はきっぱりと笑顔で言い切った。
「やっぱりそうだよなぁ」
自販機で買ったコーヒーを手に、祐介は肩を落とす。
「まったく、そんな年頃の子に色を教え込んだら、のめり込むのは当然じゃないか。
同じ年頃の男に女体を教えてオモチャにするビッチくらいには酷いね」
「うぐ……っ」
気の置けない友人は、それゆえに祐介の悪行をはっきりと言葉にした。
「祐介、いまは
男が体で女を誘惑できる世界なんだよ? 旧時代の悪女がしてたことは、男もしちゃいけないんだよ」
祐介たちのように、幼少期から妖魔界出身の女性と密接だった世代は、性に爛れた世代とされる。
しかし、別に誰彼構わずギシギシアンアンばかりの生活ではない。
男と女の間においてこれは感心されないということが、この世代にもあるのだ。
「速水、前の彼女以降、ずっとフリーだっけ?」
「ああ、まあな」
「なら、ギリセーフかな? 相手の子、誰かの許嫁だったりしないよね?
妖魔界だと結構あるよ? そういう約束」
「それはない。こっち育ちのハーフだから」
一夫多妻が原則の妖魔界にも、浮気は存在する。
既にいる妻に断りもなく妻を増やすことはできないし、関係を持てばもちろん不倫だ。
未婚の男女によるカジュアルな関係でも、どちらかが本気になれば、恋は火傷の元。
妖魔界の文化が絡んでくるだけで、これは旧時代から変わらないことだ。
「なら、せいぜい相手の子や、その一族に不義理がないようにした方がいいよ。
速水もハーフだったよね? 家系図を調べておいた方がいい。
もしロミジュリ的な関係だったら、妖魔界の方でそれぞれの本家が戦争しかねないからね」
真顔で助言する宮地は、冗談を言っていない。
実際にそういう経緯で始まる紛争が、妖魔界ではざらにあるからだ。
「あー、まあ、とりあえずロミジュリの心配はないと思う」
なにせ同じ一族だし、とまでは言えなかった。
「避妊魔法はちゃんと使ってる?
本気になった妖女さんは妊娠したがりだから、ちゃんと気を付けなきゃだめだよ?
あと同じ妖魔界でも婚姻形態は色々だから、血筋を辿って調べておかないと後で揉めるよ?」
「流石は学生既婚者、実感がこもってるな……」
「はは……今度飲みに行こうよ。聞かせてあげたい話がたくさんあるんだ……」
「今日でもいいぞ」
少しやつれたように見える宮地も、色恋関係で苦労があるようだ。
自分の相談を聞いてもらった分、今度は祐介が聞く番だった。
エロい美少女が豊富な時代だからこそ、男だけの気楽な時間は欠かせないものである。
○
『今日は友達と飲みに行くから、帰りは遅くなる』
西条ルナは、スマホに届いたメッセージを見て、複雑そうに口を尖らせた。
(準備してたのに……)
今日も家に上がり込んで抱いてもらうつもりだった。
それが流れてしまうとなると不満だが、こうして連絡してくれるということは嬉しいし、そろそろ腰を休ませたかった頃でもある。
「あら、今日は『家出』しないの?」
「ちょ、見ないでよママっ!」
後ろから覗き込んでいた母に、スマホを隠しつつ抗議する。
冷蔵庫で飲み物を取った後にスマホを開いていたので、家事をしていた母の目に留まったようだ。
魔人種である母は、ルナくらいの歳の子が居ても若々しく美しい。
魔人種同士なら相応の年齢だと分かるのだが、人間の基準で言えば三十代にも見えない。
「じゃあ、ママとパパも今日は妊活お休みにするわね」
「いちいちそういう報告しないでいいから……」
ルナが『家出』をしたのは、これを機に祐介を誘惑するのも目的だが、一番の理由はそちらだ。
妖魔界の出身ならともかく、人間界で育ったルナとしては、父母の悩ましい声は聞きたくない。
「それにしても……はぁ、祐介くんもお酒を飲む歳なのねぇ」
「会わせないから」
「やだもー♪ そんなつもりないのに。ヤキモチ焼いちゃって可愛いんだからもーっ♪」
両頬を押さえて身もだえる母に、ルナは牙を剥く。
この母が、祐介にとって初恋の人だったことは知っている。
もし、万が一、それが再燃するようなことは、天が許してもルナが許さない。
「あの頃から私はパパ一筋でねー。当時のパパってば祐介くんのことを知って軽くヤキモチ焼いちゃって、その日のパパと来たら――」
「ママ? それ以上聞かせたらタバスコの瓶にフェラさせんぞコラ」
性に開放的な妖女たちは、同性への物言いも色々と過激だ。
「でも心配ねー、祐介くん。お酒を飲むって、女と一緒じゃないといいんだけど」
「っ」
部屋に戻ろうとしていたルナは、ぴくっと耳を動かして立ち止まる。
「最近の大学って怖いのよ? 一昔前の少子高齢化で経営難だったところが、妖魔界からの留学生を緩い条件でどっさり受け入れてるの。妖魔界でも人間界への留学って大きなステータスだし、なんといっても『男がごろごろいる世界』だもの。いわゆる『ヤリ
この場合のサキュバスとは『ビッチ』のニュアンスだ。
大学生の実態をよく知らないルナだが、妖魔界の女たちの九割が男に飢えていることは知っている。
男を酒に酔わせて『誘惑』して、中出しさせて妊娠ガチャ、当たって故郷に持ち帰れば英雄扱い――『ピンクハザード』の時期にはそんな性犯罪が多発したらしい。
「そ、そのための誘惑禁止条例だし……」
「やーねー、そういうルナちゃん自身が破ってるくせに♪」
返す言葉もない。
過剰反応にも見える誘惑禁止条例だが、そういう『男性保護』のために成立したものでもある。
「人間の女子大生も甘く見ちゃだめよー? 恋人が欲しくなった頃にはもう大抵の男は魔人種のお手付き。このままじゃ私、恋人もできないまま学生生活が終わっちゃう! って焦る時期なのよ? 結構いるのよねー、異文化な魔人種より、人間同士で恋愛してた方が色々と気楽だっていう男の子も……」
ルナの脳内によからぬ妄想が爆発する。
酒の席、酔った祐介、その前後左右から密着する露出多めなJDたち。
いぇーいっ、彼女ちゃん見てるー? これから彼氏くんの子種、私たちがもらっちゃいまーす♪
「っっっ、ちょっと電話してくる!!」
ルナはスマホを手に部屋へ駆け込んでいった。
祐介に電話を掛けて、誰と飲みに行くのかを根掘り葉掘り問い詰める声が聞こえてくる。
「よし――『旦那様へ。今日もルナちゃんはお泊まりみたいです♡』っと」
ルナの母はメッセージを入力、セクシーな自撮り写真も沿えて、夫に送信するのだった。
○
ルナからの強い訴えもあり、祐介は宮地との酒を早めに切り上げて帰宅した。
「えーっと、ルナちゃん?」
預けた合い鍵を使って家の中にいたルナは、帰宅するなり祐介をベッドに連れ込み、押し倒した。
「なんで俺は、手錠を付けられてるんでしょうか?」
「むーっ」
両手を手錠で拘束された祐介は、顔の前に鎖を鳴らす。
ルナはそんな祐介の腹に馬乗りとなって、頬を膨らませていた。
「お仕置きです。私を放ってお酒を飲みに行ったおじさんには、お仕置きなんだからっ」
「束縛しすぎだろ」
むしろルナの方が酔っているかのように頬を紅潮させていた。
男を拘束して押し倒している状況に、ルナの方が赤面している。
まあ手錠については、自分も前に同じようなことをした手前、断らなかったが。
「なるもん……」
ルナは急に呟いて、勢いよくブラウスを脱ぎ捨てると、ブルーの下着を晒した。
それについての感想も聞かず、ホックを外して床に放り捨てると、その胸に祐介の顔を掻き抱く。
「私だって、すぐ女子大生になるもんっ!」
「むぐっ!?」
ルナの巨乳に顔を挟まれて、祐介は目を丸くする。
何度も味わったはずの乳房なのに、こういう立場で触れると別物のようにさえ感じられた。
「おっぱいだって、お尻だって、もっと大きくなるもんっ!」
ルナは片手で祐介の頭を抱きながら、もう片方の手でスカートを脱いでいく。
「セックスだって、もっと上手になるもん」
シャツのボタンを外され、上半身にキスを繰り返されながら、ズボンのベルトを外される。
「おじさんのこと、いっぱい気持ちよくできるんだからっ」
そうして取り出された陰茎を、強引にフェラされた。
「んぶっ、ちゅぷ♡ ふぅ♡」
ルナの口の中で、肉棒はみるみると硬さを増していく。
喉の奥まで呑み込まれ、舌の上で転がされて、先端を強く吸われる。
「おい、ルナ。そんなにしなくても逃げないから……」
ルナは祐介の声も聞かず、怒張を呑み込んだまま顔を上下させた。
「ぢゅるるるる♡ じゅぼっ、ずぞぉおお♡」
激しいバキューム音とともに、亀頭が吸引されていく。
唇がカリ首に触れ、裏筋をなぞるように舐められて、鈴口をチロチロとくすぐられる。
言うだけあって、色々な工夫を聞きかじってきたようだ。
「ぷはっ♡ おじさんの、変態。このおちんぽで、色んな女の人、虜にしてきたんでしょ。
同級生とか、先輩とか後輩とか教師とか、よりどり見取りだったんでしょっ。あむっ♡」
「いや、そんな百戦錬磨ってわけじゃ……」
ルナは祐介の言い分も聞かず、貪るようなフェラを再開する。
唾液とカウパー液が混ざり合って泡立ち、ジュボッ♡ ズゾォオオッ♡ と卑猥な音が響く。
「うあっ……、ヤバイ、マジで」
祐介の口から思わず喘ぎ声が漏れる。
「あはぁ、ひほひいい?」
「しゃべらないでくれ……」
「ふーっ、ふぅーっ♡ んぶ、ぢゅぽ、れろっ♡」
ルナは嬉しそうな表情を浮かべて、さらに激しく吸い上げる。
普段は主導権を取られてばかりだから、こういう状況は新鮮なのだろう。
「ぷあっ♡ どう? 上手になったでしょ?」
ルナは口から陰茎を抜くと、両手で愛撫しながら言葉を続ける。
「おじさんのこれに、私の体、覚えさせちゃうんだから♡」
そう言って、ルナはショーツを脱ぎ捨て、祐介の腰の上に跨がった。
そして、自分の割れ目にモノをあてがい、ゆっくりと沈めていく。
「あ、ああ……♡ おっきい、けど……♡ 前より、入りやすい……っ♡」
熱っぽい吐息を漏らし、少しずつ膣内へと受け入れていった。
祐介は拘束されたまま、自ら肉棒を呑み込んでいく淫らな少女に見惚れていた。
どうやら大人の女性に対抗意識を抱いているようだが、そのいじらしさ以上に、いまのルナは妖艶だった。
「あんっ、奥まで届いてるよぉ♡ おじさん♡ 私の中、気持ちいい? 気持ちよくなってぇ♡」
根元まで収めると、ルナは背中を反らせて感じ入った。
結合部から溢れた蜜が、互いの太股を濡らしている。
ルナが締め方を工夫しているのか、膣圧は根元から先端にかけて引き上げるように高まり、射精を促してくる。
「ルナ……ほら、こっちにおいで」
「んっ♡」
祐介はルナを招くと、覆い被さってきたルナの体を、手錠を潜らせるように抱き寄せる。
「よしよし、気の済むまで好きにさせてやるから」
「おじ、さん……」
「年の差があると、色々と不安になるよな」
ルナの気持ちは、彼女の母に初恋をしていた祐介にも察しが付く。
大人に恋をしてしまうと、自分が子供であることが途端に恨めしくなるのだ。
「ルナ以外の女なんて考えてないから。安心して気持ちよくなっていいぞ」
「ひぁんっ♡」
祐介が腰を動かすと、奥を擦られたルナが嬌声を上げる。
「やっ♡ おじさんっ♡ 今日は、私が責めるのにぃ♡」
「なら、腰を動かさなきゃ駄目だろ?」
「う~っ♡」
ルナは頬を膨らませながらも、祐介の胸板に顔を埋めたまま、尻を上下させる。
自分の匂いをつけるように上半身を擦り合わせ、彼女の豊満な胸が祐介の胸板に揉み込まれる。
「んっ、あ、はっ♡ これ、むず、かしい……♡ おじ、さぁん……なんか、もどかしい♡」
ルナは快感の息を零しながらも、いい角度が見つからないらしく、あと一歩というところで達せずにいる。
「ほら、いいんだぞ。好きに動いても」
「だって、おじさんの腕がぁ♡ 背中、押さえるから……」
正常位を逆にしたような体位だが、手錠を掛けられた祐介の腕がルナの背中を押さえており、自由に動けないのだ。
「おかしいよぉ♡ おじさんのこと、拘束したはずなのにぃ♡ これじゃ、私が……あうっ♡」
ルナはどうにか下半身の動きだけで角度を探るも、いつものような悦楽に辿り着けずにいた。
「おじさぁん♡ 腰、動かして……」
「おいおい、いいのか? せっかく手錠まで使ったのに、主導権を返しちゃっても」
「いいっ♡ いいからぁ♡ 手錠、外してあげるから……っ♡」
ルナが言うと、祐介は彼女を腕の中から解放した。
「ごめんね、おじさん♡ 私、勝手に思い込んで、変なテンションになってた」
ルナは繋がったまま上半身を起こして、祐介が出した腕の手錠を取り外す。
「やっぱり、いつも通りがいい♡」
外した手錠を、ルナは自らの両手に装着する。
チャリ――と、ルナの手首の間で鎖の音がすると、彼女の顔は明らかに前より興奮し始めた。
「逆レイプしようとして、ごめんなさい♡ いつもみたいに……お仕置き、してぇ♡」
祐介は自由になった両手でルナの腰を掴むと、挿入されたままの肉棒を子宮口へと突き上げる。
「くぁぁぁうぅぅぅっ♡ これっ♡ これぇっ♡」
ルナは待ち望んでいた刺激に悶えながら、自らも腰を揺らし始める。
「あんっ♡ すごっ♡ 全然、ちがう♡ あふっ♡ これなのっ♡ やっぱりこっちがいいっ♡」
祐介が腰を突き上げる度に、ルナも腰を降ろし、太股とヒップが衝突する。
パンッパンッと音が響くと同時に、祐介の先端部とルナの最奥部が激突して、そのたびルナは嬌声を上げた。
「可愛いぞ、ルナっ。ヤキモチ焼いて、おじさんを襲って、でも結局いじめられたいところ、最高だっ!」
「あひゅうっ♡ ごめんなしゃいっ♡ おじさんのことっ、襲おうとしてっ♡ ごめんなしゃいっ♡」
攻守が逆転するなり、ルナの膣内は激しく収縮して、短い間隔での絶頂を物語る。
「いいぞ、お望み通りお仕置きだ。後ろを向け」
体位を変える。ルナの体を騎乗位から下ろして、四つん這いにさせた。
「はふっ♡ されちゃう♡ おじさんに、お仕置きレイプ、されちゃう♡」
手錠で拘束されたルナは、犬のような姿勢になると、明らかに期待した顔で振り返る。
「して欲しいんだろ? 俺がどれだけお前に夢中か、体に叩き込んでやるよ」
「うん♡ お願い、早くぅ♡」
ルナのお尻が左右に揺れると、秘所からは愛液が滴り落ちる。
どうやらルナは、今日まで体験してきた建前のレイプを、体で覚えてしまったようだ。
そのプレイで絶頂を知り、大絶頂まで味わって落とされた体は、条件反射でそれが一番感じるようになっている。
であれば、そんな体にしてしまった責任を、取らなければならない。
「おじさんの言うこと聞けるか?」
ルナの尻を片手で撫でつつ、肉棒を秘裂に擦り付けると、ヒップがぴくんっと跳ね上がる。
「聞くっ♡ ちゃんと言う通りにしますっ♡」
ルナは手と顔をベッドに埋めたまま、腰を前後に動かした。
「わがまま言って困らせないか?」
軽く尻を叩くと、ルナの背筋が震え上がる。
「ごめんなさいっ♡ もうおじさまを困らせないからっ♡ だからぁ♡」
祐介に対する呼び方が、また『おじさま』に変わる。
「今日も、私のこと……襲ってください♡」
従順に服従することに悦びを感じる――ルナの中で、それは明確な性癖になってしまったようだ。
「よし、いい子だ」
そうして祐介は、亀頭をルナの膣口に挿入すると、両手で腰を掴んで――一気に突き入れた。
「ひゃぁあああっ♡ きたっ♡ きたのぉおおおっ♡」
挿入した瞬間、ルナは背中を大きく仰け反らせて、甲高い悲鳴を上げる。
「くっ。やっぱり締め付け方が違うなっ」
祐介も思わず歯を食いしばった。
ルナの膣内は熱く蕩けていながら、ねっとりとした感触と柔らかさを持っている。
まるで無数の舌で舐め回されているような感覚に、早くも達してしまいそうだ。
祐介はそれを堪えながら、ルナの腰を掴んで前後させつつ、腰のピストン運動を加速させる。
「すごいぃいいっ♡ これぇえっ♡ 好きっ♡ 大好きっ♡」
「はは、すっかりMになっちゃって」
「違う、もんっ♡ これっ♡ 愛されてるっ♡ 愛されてるのぉ♡ 分かっちゃうのぉっ♡」
「ああ、よかった。伝わってるんだな……」
祐介は腕を伸ばして、ルナの乳房を掴みながら抱き寄せる。
膝立ちになったルナは、手錠をされた両腕を祐介の首後ろに掛けて、喉を反らす。
「あああぁぁぁっっっ♡ おくぅぅぅ♡ 伝わるのぉ♡ おじさまの気持ちっ♡ 気持ちいいっ♡
もっとっ♡ もっとしていいのぉ♡ ルナ頑張るからっ♡ おじさまのためのエッチな女の子になりましゅからっ♡
飽きないでっ♡ 捨てないでぇ♡ もうおじさまじゃなきゃ駄目なのぉっ♡」
祐介が胸を揉み始めると、ルナは嬉々として叫ぶ。
ルナはもはや、祐介の気を惹くことに、自分の全てを賭けようとしていた。
「飽きないし、捨てるわけないだろっ! こんな健気で可愛くてっ、エロくてドMな女っ、手放すもんかよ!」
祐介が子宮口を連打すると、ルナは体を痙攣させて喘ぐ。
「そこだめぇえっ♡ イクッ♡ 一度に何度もイッちゃぅううっ♡」
そして一際大きく震えながら、絶頂した。
「どうする? このままイキまくりたいか? スローで優しくしてやってもいいんだぞ?」
「いいっ♡ これ好き♡ もう子供じゃないもんっ♡ おじさんの本気、いっぱいぶつけてぇ♡」
言質を取った祐介は、胸を掴む指に力を込め、腰を加速すると同時に緩急と角度を付けた。
「はぎゅうぁっ♡ あはぁあっ♡ すごいぃいっ♡ おじさんのっ♡ 踊ってるっ♡ 私の中で踊ってっ、イかせてりゅぅっ♡ これこれこれなのぉもっとしていいのぉ♡」
「ほら、頑張れ。もっとたくさんイって喘げっ、おじさんを独り占めしたいんだろっ?」
「うんっ♡ したいっ♡ もう他の人に渡さないっ♡ 私のっ♡ 私のだからぁっ♡ おじさまのモノだからぁっ♡ おじさまだけのものになるからぁっ♡ もうどこへも行かないでっ♡」
「ああ、約束だ。俺も、ルナを誰にも渡したくないし、離したりしない」
「あきゅうぅぅっ♡ 嬉しいっ♡ うれしいのぉっ♡ 幸せすぎて死んじゃうっ♡ しあわせイキしゅぎて溶けちゃうぅぅぅっ♡」
ルナは涙と愛液を零しながら、連続絶頂に喘ぎ続けた。
「くっ……、そろそろ限界だ。出すぞ」
「きてっ♡ 来てくだしゃい♡ 全部くださいっ♡ ぜんぶっ♡ ルナのっ♡ おまんこっ♡ 受け止めさせてぇっ♡」
祐介は腰を強く打ち付けると、その最奥に射精した。
「ひゃうぅっ♡ 出てるっ♡ 熱いのでてるっ♡ ルナの膣内っ♡ 妊娠しちゃいますっ♡ 赤ちゃんできますっ♡ あはっ♡ イクゥウウッ♡」
ルナは白目を剥き、舌を突き出して絶叫して、そのまま気絶した。
今夜は――気絶したくらいでは止めなかった。
○
「父さんと母さん、来週には出張から戻ってくるらしいんだ」
「あっ♡ うんっ♡ そう、なんだ……」
寝バックでゆっくり繋がりながら、祐介とルナが言葉を交わす。
「だから、次からはホテルとかでしような?」
「うんっ♡ あ、でも……人に見られたら……」
ルナは懸念を覚えたようだ。
自宅という、他の干渉を避けられる場所ならともかく、ホテルの類は誰かに目撃されかねない。
誘惑禁止条例も形骸ではない。この不適切な関係がバレたら、どちらかが性犯罪者となるかもしれない。
「ああ、だから……部屋を探してるんだ」
「部屋?」
「大学に近くて、あと……ルナちゃんの志望校に近いところ」
聞いてもすぐに意味を理解できなかったのか、ルナはきょとんとした後……
「っっっ♡ おじさん、それって……」
「合い鍵、ちゃんと渡すから。なんなら、一緒に暮らすとかでも……」
祐介は妙な照れくささを覚えながら、ルナと目を合わせずに言う。
これだけ過激なセックスを繰り返してきたというのに、だ。
「――っ♡♡♡」
それはルナも同じだったのか、枕に顔を埋めて、軽く脚をばたばたとさせる。
「おじ、さん……それ、命令? 言うこと聞かないと、だめ?」
ルナは顔だけ振り返らせて、蠱惑的な笑みで問う。
祐介はそれを見て、口角を引いた。
「ああ、命令だ。言うこと聞かないと、分かるよな?」
「んっ♡ ひうぅぅっ♡」
腰の突き入れを加速させると、ルナは何度か達した後に、祐介の手を握る。
そして、離すまいとするように膣圧を高めながら、返事をするのだった。
「
それからしばらく後、ルナは『家出』をしなくなった。
保護者同意の上で恋人と同棲することを――家出とは言わないからだ。
ご一読いただきありがとうございました。
ひとまず後編完結です。
まだ改善すべきところが沢山ありそうですが、
とりあえず次話はハーレム系に挑戦してみようと思います。
また日を置いて投稿しますので、忘れた頃にでもお楽しみください。