七海建人「私の黒閃記録は53万です」 作:天間緑茶
伏黒恵、パンダ、釘崎野薔薇、虎杖悠仁の4人が一級術師に推薦された。推薦者は東堂葵と冥冥の2人。この2人は被推薦者の任務に同行することはできない。
「あー、もうむかつく!」
「荒れてるな釘崎〜」
釘崎野薔薇は荒れていた。いつもの事であるが、いつもに増して荒れていた。つい先日一級への推薦があった時は狂喜乱舞していたので情緒の安定しない奴である。
「虎杖、あんまり釘崎を挑発するな。めんどくさい」
「うっさいわねぇ!あのインキャゴリラ!私の推薦を不合格にするって宣言しやがったのよ!これがキレずにいられるかって!」
「あー、ナナミンか、それ俺も似た様なこと言われたわ」
「お前よくインキャゴリラで七海さんてわかったな」
虎杖悠仁は人に対して悪印象を持たないため同じ印象を抱いているわけでは無い。釘崎野薔薇が七海建人と連絡先を交換しているのを知っている故だ。連絡先の登録がインキャゴリラ表記であった。
「アイツ絶対ッ」
「絶対?」
「何でも無いわ……」
「はぁ〜女心わかんねえ」
「釘崎のは女心とは別の何かだろ」
釘崎野薔薇は縛りによって発言が制限されている為七海関連では度々言葉が詰まる。鎮静作用を偶発させて今回は大人しくなった。
『たまたま特級相当の呪物を払った。それだけで実力が伴ったと思わない方が良いです。死にますよ』
推薦を貰って直ぐに七海から連絡が来た。おめでとうの一つも言えない逆張りオタクが……と思いもしたが純粋な忠告なのは知っている。自慢するかの様にFaceTimeで京都の三輪霞との事後を彷彿とさせるカットで繋げてきた。
あんな奴の何がいいのよ!私がおかしいの?それは無いけど周りの女子が軒並み毒牙に掛かってる……。絶対にやってるわ〜何かやばい薬とかエロい呪術極めてる。
そして何よりも私の最近エロい妄想が酷い。絶対にアイツの所為だ。
「虎杖アンタ童貞?」
「なっ!何でそういう事言うの!女の子でしょ!」
「いいから答えなさい」
「D!T!」
「っふふ、良かった。そのままのアンタでいて」
パチンコ行って田舎でヤンキーみたいな見た目していて未だに童貞。そうこれが普通だ。伏黒なんか聞くまでも無いし、五条先生は……想像できないわね……。
「伏黒は童貞か?」
「うっせえ、そんな事聞くな。ォ゛ィ゛釘崎ィ、笑ってんじゃねえ」
こいつらとの学生生活も悪くない。東京に来て世界観が変わった。変態が近くなったらのが主な原因な気もする。
私の処女も長く無いだろう。他に相手がいなかったら虎視眈々と狙っているインキャゴリラにやられるのは腑に落ちないが、かと言って誰かを好きになる気配もない。
♢
「だからってこれは無いでしょ」
野薔薇は七海の合流を無視して単独で任務に当たった。呪詛師の被害は隠匿されるケースが多い。今回は呪詛師が残穢を残したため事件が明らかになった。
呪詛師は不潔な小太りで無精髭の爺さんであった。爺さんと言うには髭は黒く多少若く見える。
「おっほ、青い娘じゃ」
「ぐぼっ!」
野薔薇は腹部をくの字に殴られ吹き飛ばされる。内臓が圧迫され臓物が飛び出そうになる。
「漏れておるのか?女子は漏れやすいからのお」
私が先ほどの衝撃で尿を漏らしていると呪詛師は股間の魔羅を滾らせ下半身を露出した。
竿は私の手首くらいに太く、玉は小ぶりのスイカくらいでかい。
「驚いたか?誰しもがそうなる。そして儂の魔羅無しでは生きられぬ体となるのじゃ」
高性能な制服ではあるが呪詛師の握力は万力の如く、制服は紙切れの様に破られる。
「良い乳房じゃ、最近の若人はデカくて堪らん。儂の子種汁を注ぐ蜜壺の具合はどうじゃ?」
顕になった胸を鷲掴みにされショーツも破かれる。背後にまわられ羽交締めにされ太ももには巨大な魔羅が擦り付けられ先走り汁が垂れ流され続ける。
「堪らん!辛抱持たぬわ、それに……この匂い。未貫通じゃな?」
「キメエ!」
抵抗虚しく金槌は空を切る。奴の術式はおそらく媚薬だ。雌の体が雄を求めるのをやめられない。あの股間の魔羅にむしゃぶりつきたい衝動が先走り汁がかかる事で加速する。
犯される。今まで何度か思った事があるが今回は確実に犯される。体の緊張が逸れ抵抗していた意思と筋肉が緩み出す。
ッぶっちパ。
「やれるもんなら!やってみなさいよ!」
前も後ろもだだ流れ。女としての尊厳は捨てた。股下からは糞尿に塗れた愛液が滴り、せっかくの可愛い下着は汚物に染まる。
呪詛師の動きは機敏で野薔薇の抵抗はスウェーで躱されあっけなく転ばされる。
「むしろ好物じゃ、どれ味見でもしようかの」
まんぐり返しで固定された野薔薇の尻穴から陰部にかけて呪詛師の舌が這い上がる。ざらついたイボのついた舌は長くそのニヤついた顔は忘れないだろう。
「☆¥%¥☆☆☆ァァ…」
呪詛師がクリトリスに吸い付き、ゾクゾクと興奮が加速する。
パスンッーーズドンッ!
呪詛師の頭がトマトの様にはじけ鮮血が拳圧で蒸発した。
「まったく、何回戦までされましたか?」
雄ち⚪︎ぽ……じゃなくて七海建人が来た。判断力が戻らない。
何でこうなんたるんだっけ。私は地面に背をつけて股を広げて固まっていた。
「0.01回戦の薄々セーフって感じ、後……七海さん、それ私の乳揉んでんすけど」
「生乳があったら揉むでしょう」
そりゃこの男なら揉むか。私は今全裸で前も後ろも垂れ流し。色気も何も無いが男とはそういう生き物だ。
「来なさいよ」
私は広がった股を更に自分の手で広げ犯される準備をする。愛液は媚薬先走りの所為で未だに垂れ流しだ。ゲスに舐められはしたが未だに新品未開封の処女だ。
興奮状態でも相手は選べるなら選ぶ。あの奇形魔羅呪詛師よりは七海が良い。
「こういうムードがないのはちょっと……屋外でスーツが汚れるのも嫌ですし、スカトロ趣味は無いので」
今準備万端の麗らかな乙女差し置いて他にやる事なんかある?!あんだけ女を囲っておいて?
「アンタ、私とやりたいんでしよ!犯しなさいよ!早く!」
「……いえ、また別の機会に」
「これを逃したら別の機会なんかあるわけ無いでしょ!チンコ出しなさいよオラあ!」
まだ胸を揉んで来るし、指先で乳首を弄んでくる。脳みそと手はやる事しか考えてない筈なのに!乳首をこねくり回されで激しく嬲られる。
「む…ねっ、あ!いい!そこ!イクいくぅぅぅ」
私は胸でイカされて若干の冷静さを取り戻す。
七海からジャケットを掛けられると私にしては珍しいことに塩らしく帰路にたった。
「……あの、めちゃめちゃ気まずいんですけど」
「性的トラウマになってないだけ図太いですね」
「ぁぁー思い出してきたわ。オッェー」
「大丈夫ですか?胸をさすりましょうか?」
「背中さすれよキモいな!キモいって言われたがってるところがよりキモい!」
「雑魚雌マ⚪︎コが……」
「あーー、垂れてきた……足ぐしょい……私マゾじゃない筈なんだけど。あんの糞魔羅呪詛師!私が殺してやりたかったわ!」
「独断専行した謝罪は?」
「……ごめんなさい」
「ご無事で何よりです。私が頂くまで大事に守って下さい」
「台無しだな、おい」
キモいのにも種類があるし、このキモさにも慣れすぎた。善意もあるし信念もある。変態だから信念があるのは当然か。
ダサいジャージに着替えて最寄りのショッピングモールでシャレオツな服を見繕う。お気に入りの下着も無くなったので気に入ったのに買い直しだ。
「青よりも青寄りのネイビーが良いと思います」
「何で一緒に見てるのよ……っでも悪く無いセンスじゃない。派手好きもダサいのよね」
「薄紫のシルクも」
「ぅわ、それ一番エロい。買って」
何だかんだで全部買わせた。一級って金あるわぁ。パパ活ってこんな感じ?私は才能あるかも。
「焼肉行きますか」
「行く!」
♢
「ねぇ虎杖、たとえばアンタの好きなジェニファーローレンスが全裸でいたとしてアンタならどうする?」
「ぇえ……何その答えにくい質問……」
「但し、脱糞して性的興奮を覚えていたとする」
「極限状況だな、おい。うーん、何もしないかな」
「何で?」
「そりゃ好きな人には綺麗で居てもらいたいじゃん。て言うか、状況がやばい。事件だろそれ」
虎杖みたいな童貞には過酷な質問だったかも知れない。あの状況で興奮できる奴は紛う事なき変態だ。私は不甲斐ないがあの瞬間その変態を受け入れた。
媚薬効果があったからでもあるが、呪詛師にやられるなら七海にやられた方が遥かにマシと思ったからだ。
「釘崎はナナミンと任務行ってたんだっけか、何かあった?」
「服と肉奢らせた」
「ぇえー良いなぁ、日下部先生なんか自腹だぜ」
「まぁ七海さんのが金はあるでしょうね」
♢
「って事があったんですよ真希さん!」
「うっわ引くわ〜」
「そうですよね!胸揉んでおいてやらないって」
「いや、脱糞してる上にそれを相談できる事に引いてるのよ?私たちは……野薔薇ってこんなにアホな子だったかしら」
「真衣さ〜ん〜」
真衣の胸に抱きつき涙する野薔薇。
「建人といるとアホで良いって常識が植え付けれるんだよ。思考回路がピンク色に書き換えられる」
「それは愛よ」
「愛?私、愛とかわからないです」
「自覚する必要なんて無いわ。横にある。側に居てくれる者こそ愛なのよ」
「まぁ間違いなく野薔薇は庇護対象だな。気の強い性格が気に入られてるんだろ」
「誰かさんみたいに?」
「うっせぇ」
照れてる真希さん可愛い。私はこんな風に照れないし可愛くは無いだろうけど。
♢
「何かあった?の!ば!ら!」
ニタニタとカスみたいな笑みを浮かべてくる最強の呪術師である五条先生。この人よりも七海の方がしっかりと先生している。
「別に」
「もーう!何なの!最近の子ったら!どこの女優よ!」
わざとらしい煽りで賑やかしを行う五条先生は面白い。
「何かあった野薔薇」
「そんなイケメンとイケボでやり直しても滲み出る煽りが隠れてない」
「七海と何かあったでしょ。あいつ何考えてるかわかんないよなえー。ちょっと教えて欲しいんだよね七海の事。野薔薇が気付いた範囲でいいからさ。得意でしょたぶん?」
「単純ですよあの人。難しく考える要素なんか何もない感じ」
「そっかー、ふーん、うーん、そうか、まぁ良いや」
思わず七海が不利になるような事は発しない様に避けていた。五条先生が何について聞いているか意図はわからないが、七海建人への関心が普通とは違う気配がした。
「で、野薔薇も七海に落とされちゃった?」
「は?」
「その反応は違うって事かぁ〜、いやね、七海って野薔薇くらいの女の子囲ってるの知ってる?僕もさぁ〜結構驚いてるんだよね未だに」
「キモいわね」
他人のプライベートにずけずけ踏み込んで来る。五条家の情報ならそれくらいは朝飯前って事ね。何で私あったら視点で考えてるんだろ?まぁいいや、私は私が好きな事をする。
「僕の教え子を取ろうとするなんて面白く無いねぇ」
五条先生から教わった事って何かあったかしら?