「さて、昔の話をしようか。
今は、勢力にまで数えられるようになった世界的に大きな影響力を持つ大海賊を『四皇』って呼ぶけども、昔からそうだったわけじゃない。
時には、単純に『三大海賊』だったこともあるし、『五王』だったこともある。変わり種では『七武帝』なんてのもあったね。
ん?『七武海』と似てるって?そりゃ、そうさ。もともとそれにあやかって付けられた名前だからね。
いやー、世界政府も良いネーミングセンスしてるよね。
さて、そんな感じで時代とともに移り変わってきた勢力の名前だけども、そんな中『五孤帝』なんて呼ばれた時期があった。
もう、
それぞれが
それに、当人たちは海賊なんてやっているつもりはなかったんだよね。
とは言っても、世界的には、昔も今と同じく無許可で航海する者はみんな海賊扱いだったし、そうじゃなくとも賞金首だったから、結局は変わりないんだけどね。
ん?海賊やってないなら、何で賞金首になったのかって?
それがね。皆、なかなかに面白いことしたんだよ。
ある者は、独自に調教したニュースクーでもって、世界中にある自分が見つけたポーネグリフの写しをばら撒きまくった。
またある者は「世界の区画整理をする」とか言って、島の配置を物理的に変えた。
またある者は、世界中の人の認識を変えて、というかもう洗脳して、経済を乱高下させた。
どれも、皆腹抱えて笑ったもんだよ。あの当時は新聞を読むのが楽しくて仕方なかったね。
情報規制はされなかったのか?
そりゃ、表向きはされてたけど、そんなこと言ったって、正直に書いたほうが売れるんだぜ?そりゃ、正直に書くでしょ。
そもそも、政府の指示に従ったところで、政府からは一銭も出ないしね。そりゃ、皆、面従腹背するよ、ハハハハハ。
あー、話がずれたね。
まぁ、そんな訳で、その5人の最後の生き残りが私という訳だよ。」
「ヴグッ、う、噓だえー」
そうして、仰向けに横たわっている男は、チャルロス聖。
「嘘とはひどいなー全部ホントだよ」
そう言って、彼にまたがっているのは、同じく美女。
「もーそういうこと言うなら話してあげませーん!ほ~ら、
「フン、毎度変な嘘つきおって。嘘つきにはこうしてやるえ」
「キャッ、もう~乱暴なんだから~」
「うるさいえ、今度という今度はわからせてやるえ!」
そうして、今宵も夜は更けていく。
なお、何故かこの二人をCP-0が部屋の外から盗聴しようとしていたが、何故か電波も音も外には届かず、