※この作品はR-18です。

キャラクター召喚技術確立後における現代社会の様相について   作:CCOA公式広報

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説明会&インタビュー

皆さん、もし作品のキャラクターを召喚出来て、まして言う事を聞いてくれる、好感を抱いてくれるとなればどうしますか?

 

我々の、独立社会法人『CCOA』が研究してきたキャラクター召喚技術の完成から成る発達は、世界がどうかは存じ上げませんが我々日本国民の生活を大きく激変させました。

 

今ではCCOAが認可、設立したキャラクター販売所が各地域に一つは設けられ、倫理規定をクリアした作品からキャラクターが毎日のように15歳以上の男性女性の手に渡ります。

 

まず言えるのが、これを主要因として日本の少子化は避けられたという事でしょう。

男性も女性もライトノベル・漫画・ゲーム・アニメのヒロインや男性キャラを召喚して、自らの伴侶・恋人・パートナー・奴隷(所有物)として取り扱い、今や昼夜を問わず嬌声がどこからか聞こえてくるのです。

かつては年に80万人程度の出生数が、現在では100万人に回復しこれから徐々に回復するだろうという試算が政府や各研究所・シンクタンクから発表されております。

 

興味深い事に、日本人の外見や遺伝子といった身体的状況も徐々に変わっているのであります。

外国人や異種族のキャラクターとの交配で産まれた子供たちが今では4世代目に入っており、髪が銀色だったり赤色、褐色肌も珍しくありません。青い肌の人間がそうお目にはかかれない程度で、その確率は左利きの人がどれだけいるかと然程変わらないと研究所が方向を上げています。

瞳の色が赤青緑紫黄ブラウンはもちろん一時流行ったオッドアイですら田舎に行っても10人はいる状況です。

血液型も同様で、それまでA型が多いとされてきた日本ですが、今ではどれも均等な割合でAB型は15%にまで増加したのです。

その結果、医療用の血液が以前より更に需要が増え、むしろ血液不足に拍車がかかってしまいました。現在官公庁では輸血の義務化もまことしやかに議論が進められております。

 

少子化だけではありません。日本がそれまで抱えていた社会問題の内いくつかはこのキャラクター召喚技術により、既に過去のものとなりました。

空き家や耕作放棄地などの問題は、購入したキャラクターとの共同生活で実家を出た若者たちが続々と入居、新築一戸建てを構えるなどして、むしろ現在では家不足の方が特集されるぐらいであります。

またそのおかげか、東京からの人口流出すら発生しており、一極集中は解消の途上、消滅の可能性が指摘される自治体も今ではごくわずかであります。

 

キャラクターを召喚する。

そう書けば皆さんは「なるほど、キャラクターが召喚されるのか」と思われますが、何も召喚されるのはキャラクターだけではありません。『技術』もまた我々の下に召喚されるのです。

例えば――IS インフィニット・ストラトス

当初、女性にしか使えない兵器という触れ込みであったため技術的な汎用性は全く期待されていなかったのですが、日本の重工業メーカーが黙って指をくわえる事もあり得なかったのです。

実に二十年もの歳月をかけて、彼らはオリジナルのISを作り上げたのです。それも男性も扱えるISをです。

私は工学だとかには全く疎いので彼らの仔細は存じ上げぬのですが、聞きかじった程度であれば「ガワさえあれば何とかイケる」というお話だったそうです。心意気を感じますね。

ヒロインを召喚する度に、それぞれのISを徴収していたので、要は紅椿やブルーティアーズなど作中最新鋭の専用機が常に供給されていたことは極めて重要であると、CCOAの技術開発報告書には書かれています。

しかして、現状としてISは兵器としての地位を確立していません。国防省や自衛隊の見解をそのまま申し上げますと『人的資源の上で、整備員やパイロットの確保までには相当の社会的技術浸透が必要であり、当面の運用はあくまで指導教官の育成が限界である』との事です。と、言いますのも、恐らくその実態はISよりもコードギアス世界から入手したKMFの方が運用しやすく、より直裁に物を言うと省としても軍としてもKMFの導入の方が早かったというお話で、それは軍事学者たちの共通見解であり、国防省報告で一部認められております。

しかし、民生転用はとても盛んに行われており、現在では建設現場や物流拠点のパワードスーツや災害支援時の臨時電源として重宝されております。その他、各都道府県の警察や消防にも配備が進んでおり要人警護や犯人追跡、空中からの多方位消火などで使われると先日の報道番組で特集が組まれていました。

 

例としてISを取り上げましたが、このように諸作品の様々な技術が我々の生活水準を上げに上げており、詳らかな実態など今回は割愛いたしますが、IS以外にもとあるシリーズの超能力や、魔法科高校の劣等生における魔法・遺伝子の技術、あるいはその他ファンタジー作品の魔法魔術なども現代日本の生活基盤となる日もそう遠くはありません。

 

さて、本日、このような催しを開きましたのは、偏に我々CCOAの技術とこの世界における日本社会を是非皆さまに見ていただきたいという意図に基づくものです。

それでは、これから皆さまへの報告を担当する者を紹介します。どうぞ!

 

「あ、どうも~。皆さん、はじめまして。僕は胤村付雄と申します。高校2年生です」

 

はい、どうもありがとうございます。それではインタビューへと移りましょう。

自己紹介は済んだけど……胤村くん、もうちょっと詳しくお願いできますか?

 

「はい。元々、というか僕、キャラクター販売所でアルバイトをしておりまして。あぁ、あのーヒロイン限定の取り扱い店なんですけど、その縁で今回の報告担当者にならないかと店長からお話がありまして」

 

アルバイトをされてるんですね!

どうでしょう。最初、お話が来た時は、どう思いましたか?

 

「最初、聞いた時は言っても広報の手伝いとかそんなんかなぁと思ってて、正直、こんな一大事業だとは思っていませんでした。何と言うか、身が引き締まるってのはこういう事ですね」

 

いや、本当に、期待していますよ。

そうですね。折角だから色々と聞いてみましょうか。

 

「こ、答えられる限りであれば」

 

そんなに緊張しなくて良いよ! もうちょっと気楽に行こうって思ってるから

まず、そうですね、販売所でお仕事をしている上で大変なことってどんなところがありますか?

 

「基本的にもう業務と呼べるものは全部教えていただきまして、大変なこととなると……まずは接客ですかね」

 

もう接客まで担当しているんですか!?

 

「はい、あ、でも、やらされてるとかじゃなくて、好きでやってるというか、僕自身のキャリアというか、覚えられる仕事はどんどん取りに行こうと思ってって感じで」

 

それは凄いなぁ。皆さん、販売所の接客ってのは本当に大変でございまして、私なんかも何度か臨時配属でやったことあるんですけど、もうとにかくお客様からの注文がどうしても細かくなっちゃって、それのすり合わせが大変なんですよね。

 

「そうですそうです! 例えばリアス・グレモリーを召喚したい、と言っても時系列はいつなのか、そこで悩むお客様がたくさんいらっしゃいますし、そこから今度は好感度調整だったり、どういった人間関係を希望しているのかってのも聞かなきゃイケませんでして……でも、結構収穫というか、高校1年生としては良い体験になるのがいっぱいあるんですよね」

 

どういった体験でしょうか?

 

「……すんません、体験って言うのも大げさかなと思うんですけど、第一印象で決める方がおかしいと思うんですけど、例えば清潔感のある若い人がとんでもないエグい性癖を持ってたり、言い方はあれなんですけどオタクだなって人が一般的な男女関係を希望したりで、偏見ってのが結構薄くなるのは、この仕事をしていて収穫だと思ってます」

 

あ~~~~、ありますよねー、そういうの

私、どちらかというと加工部門の方が長かったので、細やかな注文ってのは理解できるんですけど、お客様がどういった人かっていうのは見る事が無いんで、ちょっと新鮮な感じがしますね。

胤村くん、もしよかったらどういったお客様が印象に残ってるか教えていただけますか?

 

「あー、うん、そうだなー」

 

特に心当たりが無かったら大丈夫ですけど

 

「いえ、いえ、一人!一人います。組み合わせとしては肥満体のお客様でセルベリア・ブレスを購入した時なんですけど……」

 

そういうのって、割とよくあるんじゃ……

 

「それなんですけど、普通だったら引き渡して退店する時に尻とか乳を揉むぐらいなんですけど、そのお客様お馬さんごっこでお帰りになられまして……」

 

そのお客様がお馬さんに?

 

「いや、違います! セルベリアの方を馬扱いして何度も尻を叩きながら出ていくってのがありまして、それを見た他のお客さんも同じようにお手持ちのヒロインに乗り回し初めまして……正直、チンポにぐっとくるものがありましたね」

 

おー、それは、何と言うか圧倒されちゃいますね

 

「はい、特にその日好感度設定を低めにしている方が何人かおられましたので、内線放送の店内BGM聞こえなくなるぐらい声あげて、ちょっと視覚よりも聴覚の方が圧を感じましたね」

 

最近、嬌声ノイローゼってのも話題ですもんね

他にもなんかエピソード、みたいなのってありますか?

 

「さっき話した事の続きなんですけど、そのお客さんと店内の雰囲気を察してか副店長が放送で『鞭と首輪、リードを正面展開しろ』って指示が出まして、即席のエンドにそれらをとにかく陳列したんですけど、あれよあれよと売れるわ売れるわで。正直言って、その手のアイテムって在庫で結構貯まるやつなんですけど、もう一気に売り切りましたね。昨比も5%アップしたって店長喜んでました」

 

副店長さん、商魂たくましいんですね

 

「はい、本当に、見ていて憧れる社会人って言うんですかね。僕もああいう人になりたいなぁって思ってます。店長も凄いんですよ! 夏休み前にあえて厚めの布団を用意して汗だくセックス用にって売り出したら1週間で完売しましたし」

 

やり手の方々が多くいるとそれだけで職場のモチベーションも上がりますよね!

ところで、在庫とか完売とかって言葉が出ましたけど、もうそういう発注作業とかもやってるんですか?

 

「やってます。といっても担当の方が休む週に1回ですけど」

 

おー、若いのに色々できるって誇って良いと思いますよ!

お伺いしたいんですけど、どういうアイテムが定番で、どういうのが在庫になりがちとか教えていただけますか?

 

「定番はやっぱり勃起薬と精力剤、コンドームですね。ヒロインを購入される際に合わせてお買いになられたり、購入数日前から買って体を慣らすって方がいらっしゃって、それで入荷の頻度も多いです。在庫になりがちなのは、売れたって言ったあとに言うのも何なんですけど、鞭とかアイマスクですね。特殊性癖は言い過ぎでもプレイに使う道具って正直ウチで買うよりもホームセンターとかで売ってる安くてしっかりしたのとかの方が燃えるっていう事情がありまして、多く揃えはしないってのが店としての方針ですね」

 

意外に売れてるってやつありますか?

 

「瓶とかボトルが売れてますね」

 

瓶とボトルですか?

 

「はい、元々は業界で環境に優しい商品を置くって協定が結ばれてそれで仕方なしに置き始めたんですけど、これが意外に売れ筋で。というのも、精飲、飲尿性癖の方々が定期的に来られるんでそれで」

 

今年のブームになるって言われてる性癖ですよね

 

「そうですそうです。僕の仲良くさせてもらってるお客さんが、ちょうどその性癖持ちで。ヒロインはまだ購入されてないんですけど、1年分精液を溜めてる途中だって言ってました。家に来たらすぐに全部飲ませるって」

 

もしかして胤村くんも……?

 

「まぁ、惹かれるものはありますよ」

 

おぉ

 

「え、え、勘違いしないでくださいね。僕ノーマル性癖ですからね。あくまでたまにやるプレイとしては良いんじゃないかなって」

 

いえ、いえ、じょ、冗談ですから!気にしないでくださいね!

気になったんですけど、販売所で働いてるとどうですかね、胤村くんもそうですけど周りの人とかもそういう性癖を持ってたりしますか?

 

「あまり、そういう方は知らない…いないんじゃないかなぁと思います。ウチはどちらかというと王道というか一般性癖にちゃんと対応できるお店ってのが売りにしてるとこあるんで、それぞれ個人の性癖はあると思うんですけど、お店の雰囲気に影響されてるってのはあると思います」

 

今としては珍しいですね。他の販売所だと特殊プレイに対応できるよう色んな商品置いてますけど

 

「店長が昔気質の人なんで、多分そこで決まってるんでしょうね。エロに関して硬派な考えの人と思ってるんで。あー、思えばコスプレ用の衣装とかも季節ごとにとりあえず置いておくってぐらいですね」

 

筋金入りですね。ちょっと興味出てきちゃったな

 

「ぜひ、ぜひ、お越しください。割増しで対応させていただきますんで」

 

そこは割引でお願いしますよ!

あ、もう時間?

胤村くん、インタビューありがとうございました。ちょっともう、お時間が来てしまいまして……最後に、ここにいる皆さんと後で配信する皆さんに向けて、報告担当者としてこれからの意気込みをお願いします。

 

「はい、えー、皆さん、至らないところとか、国語ができる!という人間ではないのでその辺は多めに見て欲しいんですけど、誠心誠意取り組んで、皆さまにこの世界の、この社会を紹介できればと思っています! よろしくお願い申し上げます!」

 

ありがとうございました! 今一度、胤村くんに期待と感謝の拍手をお願いします!

 

 

さて、この度報告担当発表会にお集まりいただき誠にありがとうございました。

報告については、えっといつからだっけ

 

「もう来年のお正月からって聞いてます」

 

そうそう! 来年の1月1日から報告させていただきます。しばらく、期間は空く事になりますが是非とも、心よりお待ちくださいませ! 

本日は、誠にありがとうございました!

 




読了ありがとうございました。

ちょっとあとがきで長々と書きます。
最初は、色んなヒロインを購入してセックス三昧グヘヘヘ……なお話を書いていたのですが、書いている内に「もうちょっとエッジを利かせたいな」と思って本作の構想を思いつきました。
すなわち、ヒロインを召喚・購入できる社会ってこういう事では?という考察を盛り込みたいと考えています。
もちろん、エロシーンも描きたくはあるのですが、どうにも考察というか雑な推測も同じく考えてしまいますので、その点は何卒ご了承ください。割合としては5:5で行ければな、と

重ねて、お読みいただき誠にありがとうございました。
本文末にもあるように来年の1月1日に向けて、話を発表、進めていこうと思いますので、今回は先んじて投稿しただけだなと思っていただければ幸いです。
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