LはLでも違うL 作:かまぼこ板
滅却師達の居城、
「──やっと捕まえたわ」
我が身の上に覆い被さり、舌なめずりまでしてみせる彼女──バンビエッタ・バスターバイン。
そもそも、何故彼女と鬼ごっこをする羽目になったのかというと──
1.城の中を歩いてたら、目の前にバンビエッタが現れる。マキナ、挨拶。
↓
2.唐突に「部屋に来て」と言われる。当然何の説明もない。マキナ、困惑。
↓
3.彼女のコワイ噂(事実)がフラッシュバック。マキナ、逃走開始。
──と、掻い摘めばこんな感じだ。
その後何が起きたかは見ての通り。通った直後のポータルが彼女に見つかり、こうして元の場所に文字通り引き摺り戻されたというわけだ。
「全く、随分手こずらせてくれたじゃない?このあたしが部屋に来いって言ってるんだから、素直に従いなさいよ」
「や、だって…死にたくないし」
「はァ?あんたね、いい加減にしなさいよ──」
カチンと来た様子のバンビエッタの手が、マキナの顔に伸びてくる。
終わった──そんな4文字が脳裏に浮かんだマキナが、せめて苦しまずに死ねる事を切望していると…
「──んッ」
不意に、唇に柔らかいものが触れる。続けて2回、3回と啄む様に触れたかと思えば、熱を帯びた何かがマキナの口をこじ開けて、中に侵入してきた。
先程自分の唇に触れたのがバンビエッタの唇であり、今自分の口腔内で暴れまわっているのは彼女の舌なのだということを理解するのに、少し時間がかかった。
「ちゅ…っ、ん…じゅるっ、ちゅっ♥レロレロ…♥──ほらもっと口開ける。舌らしなはい…♥」
最早マキナが命令に応じるか否かは関係ないらしい。バンビエッタはマキナの顎を掴んで無理矢理口を開かせ、舌と唇を器用に使ってマキナの舌を引き摺りだす。
すると今度は、その舌を咥え込んでしゃぶり始めた。俗に言う舌フェラ、というやつだ。
「んっ、んっ、ちゅるっ♥ちゅっ、ぢゅううううッッ♥──っぷはぁ♥…思った通り、いい反応するじゃない。あたしに舌フェラされてビクビクしてんの、そのトロットロの顔見ればバレバレだから♥」
バンビエッタに口を貪られてあられもない顔を晒していたらしいマキナは、反射的に顔を隠そうとする。しかしその腕をバンビエッタに掴まれ、両腕ごと頭の上に拘束されてしまった。
「何隠そうとしてんのよ?折角いい顔してんのに──さっ!」
片手でマキナの腕を押さえるバンビエッタ。空いたもう片方の手はマキナの服に伸び、白い軍服のボタンごと引き千切って胸元を露わにすると、下に着ていたアンダーウェアを捲くり上げた。
バンビエッタに組み敷かれた状態で、冷たい空気に身じろぎするマキナ。その光景が彼女の目には扇情的に映ったのだろう。
「…やっば。もうちょっと遊ぼうかと思ったけど──もう、ガマン無理」
小さく呟いたかと思えば、バンビエッタはマキナのズボンに手をかけた。
「えっ、ちょ…っ!?」
抵抗しようにも手は押さえられ、足は彼女が馬乗りになっているせいで動かせない。煩わしそうにしながらも片手で器用にベルトを外され、下着ごとズボンを脱がされてしまった。
「…あっは♥もうギンギンじゃない。いくらあたしが相手だからって、キスされた程度でこんなにするとか──もしかして、あんた童貞?」
見事に図星を突かれたマキナは羞恥に顔を背けるが、それすらもバンビエッタの手で無理矢理視線を正面に固定されてしまう。
「よく見ときなさい。あんたの初めてをあたしが奪う瞬間をね」
「ほ、本気──んぅっ…!?」
本気か?と聞こうとしたマキナの言葉は、途中から声にならない声となって消えていった。
軍服のスカートを捲くり上げたバンビエッタが、下着をズラした先にある肉壺でマキナのモノを飲み込んだのだ。
「あ…はぁっ…っ…♥いいものっ…持ってんじゃない…♥正直っ、童貞だって…っ…馬鹿に、してた…けどっ、褒めてあげる♥んんっっ…こんないいチンポォ…っ♥…あたしっ、より先にぃ味わうとかぁ…許っせないしっ…っっ♥」
自らの体内に受け入れた肉棒の快感に体を震わせるバンビエッタは、確かめるように腰を何度かくねらせてからピストンを開始した。
「んっ、ぁんっ、あぁんッ!これっ…いい…♥このチンポォ♥あたしの、いいとこっ…当たるぅ…ッ…♥」
彼女も彼女で余程興奮していたのか、バンビエッタの肉壺から溢れる愛液がマキナの肉棒を飾る。更に彼女が淫靡に腰を上下させる度に響く嬌声が、マキナの性的興奮を際限なく上昇させた。
「ハァッ、ハァッ♥──どう?あたしのっ…マンコの味は♥フフッ♥ああ、別に答えなくていいわ。そのだらしなく開いた口の代わりに…っ♥…チンポが言ってるもの♥──"バンビエッタ様のおマンコ気持ちいいです"って♥アハハッ──!」
──グッチュ♥グッチュ♥グッチュ♥
もしこれが漫画なら、間違いなくそんな文字が飛び交っているであろう位に、バンビエッタの肉壺から卑猥な音が聞こえてくる。快楽に喘ぐ嬌声と、濡れた肉同士が絡み合う淫靡な音──聴覚だけでも興奮を煽るには十分だが、それだけではない。上下する腰と共に大きく弾む、軍服によって強調された豊満な胸。そこから少し視線を上向ければ、快楽に緩んだバンビエッタの美貌がある。
バンビエッタ・バスターバインはハッキリ言って美少女だ。そんな美少女が、自分の上で淫らに腰を振り、快楽を貪っているという事実。特にMの気の無いマキナでも、彼女にならこうして犯されるのも悪くない──思わずそんな事を考えてしまうような、まさに魔性とも言える魅力が彼女にはあった。
「アッ!?んぅッ、はぁ…ッ!今、
バンビエッタが腰の動きを激しくする。愛液を絡めた肉ヒダが肉棒を勢いよく扱き上げ、初めて肉壺を味わうマキナを絶頂へと誘う。
「っ…ちょ…おい!このままじゃ──!」
「いいからイキなさいよっ!このあたしが童貞貰うだけじゃなくて、初めての中出しまでさせてあげるんだからっ…光栄に思いながら、童貞チンポ射精しなさいッ!──ほらッ、ほらぁッ♥イけっ、イけっ…
バンビエッタが一際強く腰を叩きつけた瞬間──
「~~~ッッ♥
膣内に吐き出される精液の感覚に打ち震えるバンビエッタ。対するマキナはというと、初めて味わう膣内射精の快感に荒い息をついていた。
鬼ごっこが一転、逆レイプ同然ではあるものの、こんな美少女相手に童貞を卒業できた。恐らく現世なら泣いて喜ぶべきことなのだろうが、ここは滅却師達の世界で、相手はあのバンビエッタ・バスターバインだ。快楽にかまけて油断すれば、話に聞くあの恐ろしい性癖が牙を剥いてくるだろう。
そうなる前に逃げ出せるよう、マキナは絶頂直後で意識が朦朧とする中、能力の発動を試みる。しかし──
「──何休んでるのよ。まさかこれで終わりだなんて思ってないわよね?」
「え……?」
「何、その意外そうな顔。当然でしょ。だってあたし、まだイってないもの」
そう言うなり、バンビエッタはピストンを再開した。
「待っ…!今…イったばっか……ッ!」
「あれだけ
先程マキナが射精した時と同じペースの激しいピストンで肉棒を責め立てるバンビエッタ。正真正銘、彼女が自分を満足させる為だけの、暴力的なセックスだ。しかし暴力的であればある程、肉壺が齎す快楽は増していく。
「顔見ればわかるわよッ♥気持ちいいんでしょッ♥もっと激しくしてあげるから、もっとチンポ硬くしなさいッ──!」
形のいいバンビエッタの尻が、より激しく、より淫らに叩きつけられる。不意に、その尻が鷲掴みにされた。
「こ…の…ッ!」
このままやられっぱなしも癪だと思ったマキナは、バンビエッタの尻を掴んで下から思いっきり突き上げる。丁度彼女が腰を下ろすタイミングと重なり、肉棒はこれまでよりも深い場所──
「お゛ッ…!?♥ぉ…すごいのきた…ァ…!」
完全な不意打ちをくらい、予想外の快感にバンビエッタは思わず動きを止める──その機を逃すマキナではなかった。
──ズンッ!
「お゛ぁ゛…ッ♥♥…ちょ、まちなさ──ぁひぃッ!?♥♥♥」
自分の意思を無視して好き勝手に膣内を蹂躙するマキナ。バンビエッタもどうにか主導権を取り戻そうとするが、先程の一瞬で弱点が割れてしまった彼女にはもう成す術が無い。
「あ゛ぁっ♥そこダメェ…ッ♥おく…ぅ♥マンコのおくぅ…っ…ズンズンするの、ダ──らめぇ…ッ♥♥♥」
すっかり骨抜き状態になったバンビエッタは、騎乗位でマキナを見下ろしていたのが一転。空気の抜けた風船のように、マキナの上に倒れ込む。密着度が増したことで必然──押し付けられた豊満な乳房の柔らかさが、耳元で聞こえる熱っぽい吐息が、紫がかった綺麗な黒髪が振りまく匂いが、すぐ目の前にある、快楽に瞳を潤ませた可愛らしい
「くそっ、何でこんな可愛いんだよ…!」
「へ?──あぁんッ♥♥♥」
両手でバンビエッタの尻の感触を堪能しながら、マキナはピストンを開始する。勿論、弱点である膣奥を重点的に狙って。
「あんッ♥んッ♥ぅん…んッ♥んぁんッ♥──ア゛ッ♥おぉッ、ア゛ァ~♥ハァ゛ッ♥ン゛ッ…お゛ッ♥オ゛オ゛オ゛ぉ…ッ♥♥♥」
最早理性は働かず、普段の快活な彼女からは想像できない下品な喘ぎ声が漏れ出る。
それでも構わずに下からのピストンを続けていると、
「おッ、お…ォッ♥イ…ッグ♥いっひゃうぅ…♥♥♥」
「ッ……俺、も……ッ!」
本日2度目の射精が目前に迫るマキナは、同じく絶頂を迎えようとしているバンビエッタの腰を掴んで持ち上げる。そして──先程彼女がやったように、思いっきり腰を打ち下ろした。
「オ゛ォ゛ッ♥♥ォ、あ──イッッッグうううううう!♥♥♥♥」
マキナの腕の中で、ビクンビクンと痙攣しながら絶頂を迎えるバンビエッタ。その
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
少し前に、新しい星十字騎士団が入ったという話は耳にしていた。
平の滅却師達がしていた噂話を聞いた限りでは「何だかパッとしない奴」程度にしか思っていなかったのだ。
その認識が変わったのは…そうだ、あの時だ。
以前行われた、見えざる帝国の滅却師全員が一堂に会する定例集会。そこで、初めて彼を見た。
男としては小柄な、自分と大差ない身長。腰にぶら下げた2つの
そして何より、顔だ。
今までイケメンと呼ばれる男達は腐るほど見てきた。それと同じだけの死体も。
初めて目にしたあの少年は、正直滅茶苦茶好みの顔だったにも関わらず、いつもなら湧いてくるはずの欲求が不思議と湧いてこない。少し女っぽい顔だからだろうか?
目をこすってからもう一度見てみるが…やっぱり、殺したいとは思わなかった。
── 一目惚れ。
そんな言葉が、バンビエッタ・バスターバインの脳裏をよぎったのである。
それからの行動はとにかく勢いだった。
告白なんてよゆーよゆー。と高を括っていたバンビエッタだったが、いざ本人を目の前にすると言葉に詰まる。結局、第1回目はそのまま撤退。
失敗の理由を「周りに
遂に痺れを切らした彼女は、勇気を振り絞ってマキナを2人になれる場所──自分の部屋に誘うところまでは行ったのだ。しかし何故かマキナは逃走を開始。後は知っての通りである。
溜まりに溜まった
──その体は今、バンビエッタの部屋に運び込まれていた。彼女の部屋の中に入った男は、お楽しみの後に何個かの肉片と化すのが常であったが、マキナは現在ベッドの上で寝息を立てている。その周囲には血の一滴も見られなかった。
あどけなさを残す寝顔をジッと見つめるバンビエッタは、彼との2回戦目を思い出す。
──くそっ、何でこんな可愛いんだよ…!
「可愛い…まぁ、当然よね。なんてったってあたしだもの」
容姿を褒められたことくらい何度だってある。バンビエッタがストレス発散に殺してきた男達だって、死ぬ直前──最後のお楽しみの最中にやれ「美しい」だの「可愛い」だのと口にしたものだ。
彼らに言われても大して響かなかったこれらの言葉だが、今回は違った。
「ふふっ…えへへ…っ」
嬉しそうに笑ったバンビエッタは着ていた軍服を脱ぎ捨てると、自分のベッドで眠るマキナの横に自らの体を滑り込ませるのだった。
バンビちゃんって、結構ちょろイン適正高いんじゃないかって思うんですよ。
主人公マキナはバンビちゃんに弱腰でしたが、実際は能力の相性上、バンビちゃんがマキナを殺すのはかなり難しいです。撃った弾は全部他の空間に逃がされてしまうので。何なら空間連結でバンビちゃんにそのまま返すこともできますから、マキナは戦闘面に於いてもバンビちゃんキラーってわけですね。
単にマキナ自身、同僚と殺し合いとかしたくない質なので、ひたすら逃げに徹してました。