【1】
灰色の騎士リィン・シュバルツァー。その背中は行き交う人々が羨望の眼差しを向ける英雄の背中。その腰に携える剣は紛う事なき正義の剣。その御方の顔は次代を作る漢の顔。
誰しもが彼の英雄譚を心躍りながら聞くのだが、彼自身は現在非常に悩ましい局面に立たされていた。
「ふぅ……休暇がてらに、か……しかし……」
ARCUSⅡを見つめて思案していた。送り主はアリサ・ラインフォルト。トールズ士官学院の旧Ⅶ組メンバーであり、リィンにとってかけがえのない大事な女性のひとりだ。
メールの内容は仕事のメールだった。
『お久しぶり、リィン。今日はちょっとあなたにお仕事を頼みたいの。覚えているかしらガウマン先輩。今彼はクロスベルで働いているのだけれど、そこの施設紹介の撮影会があるらしいの。ガウマン先輩はそこの企画でね、私も最初はお話をもらって驚いちゃったのよ、でも、帝国への悪感情を和らげるため、って聞いたら受けなくちゃいけないって……ごめんなさい、会えると思ったら変な文章になったわ。リィン、あなたには撮影会に参加しないかって……お話なんだけど、来られないかしら?』
アリサにしては随分と感情のこもった、乱雑な文章に思えた。
『追伸。施設の紹介をするのは私とラウラよ。その……ガウマン先輩の企画では温泉やマッサージなんかもあるから♡ 水着くらいなら期待してもいいわよ♡』
機嫌がいいのだろう。普段なら言わないような言葉に思わずドキッとしてしまう。
こんなメールで即OKを出したら軽率でスケベな軽薄男と思われてしまうかも知れない。
「ふぅ……アリサの水着……ラウラの水着……マッサージに温泉か……」
普段よりも神妙な面持ちで考える。
卒業前に何度かあった彼女たちの水着姿。あれから数年。身体は大人びているはず。
「くっ……行くしかないな」
さすがのリィンも頭のなかに浮かんだアリサとラウラに敵わなかった。しかし、ひとつ気になることがある。
メールにあったガウマンという先輩だ。特に関係はなかったが、彼の噂や行動は何度も見聞きしていた。
トールズでも有名な遊び人。どんな女でもモノにすると豪語していた野獣。トールズの美少女は全員俺のモノと叫ぶような阿呆だ。特に有名だったのは「お前の女は俺のモノ! 俺の女も俺のモノ!」というフレーズだ。
特に旧Ⅶ組からは嫌われていた不埒な男なのだ。そんなガウマンとアリサが関係しているとは思えなかった。
「いや……まさかな……」
同じトールズ出身で、クロスベルのためを思ってのことだろう。
まさかアリサだ。まさかラウラだ。なにもない。
むしろ自分にこうして連絡をくれたのだ。そちらのほうが……。
リィンはARCUSⅡで返信する。
すぐに撮影会の日取りと企画書が送られてきたのであった。
【2】
リィンはARCUSⅡに送られてきた日程表に従ってクロスベルへとやってきた。やはり、コートと顔は目立つようで行き交う人々に手を振られたりもした。
馴れないな、とぼやきつつも移動して、合流地点に到着する。周囲に目を向けていると背後から声を掛けられた。
「おはよう、リィン。予定通りね」
親しみのある優しい声音に誘われて振り向くと金髪の美人が立っていた。旧Ⅶ組のアリサ・ラインフォルトである。
眩い白のジャケットと豊かな胸元や細い腰を見せるタイトな服や見えてしまいそうな超ミニスカートに思わずドキっとしてしまう。隠そうとしてアリサの顔に視線を集中させた。
「ああ、おはよう。今日は呼んでくれてありがとう」
「いいのよ。あなただってお仕事大変でしょ。少しは気晴らしになればと思ったの」
「アリサにばかり目を向けられてはな」
「……いやいや、ラウラもちゃんと見ているよ。おはよう」
視界の端に入っていたもう一人の美女。青い髪を纏めてポニーテールにしているのはラウラ・s・アルゼイドだ。アリサと違って全身が引き締まっている。胸元はスカーフで隠れているがかなり立派に育っていた。
「だからといって、それほど熱心に見てほしいというわけでは……ないぞ」
「すまない。ハハッ、久しぶりに会えたからかな、うん、二人に見惚れてしまってた」
二人の美女に囲まれて、どこを見ていいのかわからなくなった。
視線を泳がせると二人から呆れたような声が漏れた。
「もう」
「ほう」
じぃっと見つめられると教官然としていた感覚も崩れる。
「挨拶はこのくらいにしてガウマン先輩のところに行きましょう」
「そうだな。先輩を待たせるのはよくないからな」
「……ああ」
二人が歩き出すとその後ろをついて歩いた。
クロスベルの町並みは穏やかだった。リィンが歩いていても特に問題視されるようなことはなかった。
しかし、ガウマンのいる場所へ向かっている途中、大通りから一本、二本と外れると異様な雰囲気に変わりだした。
大通りは平穏だ。行き交う街の住民もおかしなところはなかった。けれど、今見ている光景はなんだろうか。やけに風紀が乱れているのだ。
建物の影になっているためか光が届いていない場所。そこには柄の悪い連中や、露出の多い女が立っていて、時折色気を振りまいたり、睨みつけてきたりする。
「先輩はこんなところにいるのか」
「こんなところ? どうしちゃったの、リィン、何もおかしくないわよ」
「私も最初は戸惑ったが悪い連中ではないぞ。外見で人を計るのはやめろ」
「す、すまない」
窘められてしまう。
しかし、あきらかにここは治安が悪いと感じた。
「ここよ、ガウマン先輩の観光会社」
二人が立ち止まったのは廃墟寸前のアパートだ。正門に立てかけられている看板には『ガウマン観光案内所』と書かれていたが適当であった。どう考えても商売をするような場所に思えなかった。
「さっきからどうしたのだ?」
「いや。そういえばガウマン先輩と二人は親交があったのか、と思って。なにせ……」
「悪い噂が絶えなかった、でしょ。わかってるわよ。でもお話ししたらそんなことないってわかるわよ」
「うむ。先程もそうだが噂は所詮噂だ。外見に惑わされて本質から目を逸らしては何も得られない」
言われればそうなのだが、二人には、親交以上のなにかがあるようにすらみえた。
二人を信用してアパートに入る。床にはいかがわしいチラシが落ちていたり、壁が砕けていたりした。階段を上り二階に上がるとドアが外された部屋がいくつもあった。どうやら事務所に改造したようだった。
「お待たせしました~♡ ガウマン先輩♡」
思わず目を見開いてしまう。アリサが笑顔で奥の部屋へと入ったのだ。その声は聞いたことがないほど可愛いものだった。
「おう! アリサ、ラウラ! おせえぞ」
「すまない♡ ガウマン先輩との約束に遅れたくはなかったのだが♡ 此奴が」
「え?」
ラウラもだ。頬を赤くしていた。
奥からヌッと姿を出してきたガウマンがリィンの前に立った。
身長は190リジュ(cm)ほどありリィンより大きい。がたいもいいため単純な力比べならリィン以上。岩のような顔や金髪に染めたツーブロックの髪型や褐色の肌は他者を圧倒するには強すぎるほど威圧してくる。
「ハハハッ! 久しぶりだな、リィン・シュバルツァー! 聞いたぜ灰色の騎士様の英雄譚!」
「いや、それほどでも……」
「ったくラウラ! リィンのせいにするんじゃねえよ。どうぜお前とアリサがとろいから遅れたんだろうが」
「っ♡ すまない。軽率だった、以後改める」
「私もね、ごめんなさい」
ガウマンの大きな声に二人は身震いしていた。
「謝らなくてもいいだろう。それより今日のことなんだが……」
「ん? おう、そうだったな。聞いてるとおりだ。クロスベルで観光案内をしてるんだが、そいつのPR動画を撮影する。こいつらと俺が恋人ってことでやるんだが」
「え……」
初耳だった。企画にはクロスベルの観光案内のPR動画制作しか書かれていなかった。
リィンには簡単な仕事をしてもらいながら同行してほしいということだった。
「なんだ聞いてないのか。今回は熱々の恋人たちがどうやって距離をつめるか、ってPRなわけよ。でな……色々やるんだが……ふむ」
リィンの恰好を見て首を捻った。
「リィン、悪いが先に着替えてくれ。灰色の騎士様が同行してると人目につく」
「そ、そうですね……」
「こっちにアシスタント用の服があるから」
部屋の隅で荷物のチェックをしていた男がいった。ガウマンと仲がいいとされていた男だった。
リィンが別室で着替える。どこにでも売っている普通のTシャツとジーンズだ。騎士としての威厳や風格が消えた。
着慣れないラフな恰好に戸惑いつつ部屋へ戻る。
「で、お前らにはこのエロ水着着せるからな。覚悟してろよ~」
「私の女は覚悟はできているぞ♡」
「もう♡ ガウマン先輩のえっちなんだからぁ~♡ ここで、するのもいいわよ♡」
「気が早すぎるんだよ、バカマンコ」
戻ってくると妙な光景がみえた気がした。アリサがお尻を蹴られたような気がしたのだ。よろめいたアリサはヘラヘラと笑っていた。
「あっ、リィン!」
「大丈夫か? なんだかよろめいていたようだったが」
「え? ああ、ちょっとバランス崩しただけだから平気」
よろけたのは何かの見間違いだろう。アリサはまったく気にしていなかった。
「そうなの! 今日の撮影で着る水着。気になる?」
「え……ああ」
どんな水着なのかとカタログを見ているとラウラがお茶を淹れていた。
湯飲みにいれてガウマンに差し出す。
「ブフゥーーーーーーーーーーー!! あっちぃ!」
噴き出した茶がラウラの顔についていた。
「ッ♡ す、すまない! 熱すぎたか、こういうことはまだ馴れなくて」
「ったく! 加減し……おっ、濡らしたな、すまんすまん。いま拭いてやる」
ラウラのスカーフを取ると自分の吹きかけたお茶を拭う。
リィンはアリサと水着のカタログを見ながらも、その様子をチラチラとみていた。
あのラウラの顔を雑に拭くと今度は胸元を拭きだした。ラウラの背中で見えなかったが、どうにも拭いているようには見えない。
「んっ♡ んっ♡ せんぱい♡ ちくび♡ ぉ゛♡」
何か言っているようだったが聞こえなかった。
そのうち、ガウマンと目が合った。口元がニヤッと笑っていた。
「おう、着替えが終わったんだな。その恰好ならいいだろう。ラウラ、ちゃんと濡らしたところ拭いとけよ」
「うん♡」
ラウラが素直に返事したがおかしかった。濡れたのはガウマンが吹いた茶のせいだ。まるでラウラが、自分で濡らした、ような言い方をしていた。
「ねぇリィン」
「え……なにかな」
「そろそろ準備しなくちゃいけないから先にスタッフさんたちと表に出てて」
背後を見ると他のスタッフたちがバッグを持っていた。床にはあと二つバッグがあった。それが自分の運ぶ荷物であることは言われなくとも理解できた。
バッグを手にするとガウマンに肩を叩かれた。
「今日は荷物持ちだ。よろしく頼むぜ。まぁ、仲のいい女の子が俺の恋人役ってのは気が乗らないだろうけどな」
「いえ、気にしないでください。それじゃ俺は先に行きます」
これはクロスベルと帝国の間柄を取り持つための映像制作でもあるのだ。
何やら不穏な空気はあるものの、スタッフと一緒に階段を下りた。
【3】
恋人たちへのPR動画。最初のロケーションは裏通りだ。華やかな商店が並ぶ大通りとは違う薄暗い世界。そこには赤や紫や緑の光が犇めいていた。
リィンはこんな場所を恋人たちが歩くのかと不思議に思っていた。
「今日はどこにいくの?」
恋人役のアリサがガウマンに聞く。
「おう! 今日はお前にぴったりとグッズを買おうと思ってさ。ここだ」
派手な店が並ぶなか、そのなかでも特に怪しげなグッズが売られている店だった。店内に入ると所狭しとおかしな形をした器具が並べられていた。
(……なんだ、この店は……)
リィンの普段の行動範囲にはない店だった。いや、知識すらない大人の店だ。
ガウマンは当たり前のように店主と話をして、アリサの前にいくつかの商品を並べた。
指でつまめる程度の卵型をした振動器具。棒状の振動器具。猿轡やギャグボール。開口器具に手錠。そのなかに男性器を模した物体まであった。
「愛する男女がすることといえば、えっちなお遊びだ。紳士淑女も夜には必ずこういったものを使うわけだな。でもこういった玩具は普通の店じゃ買えない! そこでクロスベル裏通りってわけだ」
自信満々にカメラに向けて語り出した。
「ここにある物はどれも俺のお墨付き。好きな女を可愛がるための玩具だ。でも、見ただけじゃ効果はわからない、だろ? つーわけで、今日は恋人役のアリサちゃんに試してもらおうってわけだ!」
撮影スタッフが拍手した。リィンも肘で小突かれると拍手する。
「アリサちゃんです♡ 今日は恋人として玩具を試すわね♡」
「アリサちゃんは何が気になった?」
「えーっと、これかしら」
手に取ったのは卵型の振動器具だった。ガウマンが手にすると一度カメラにみせつける。
「興味津々なアリサちゃんにこいつを当てちゃいまーす!」
スイッチを入れるとブィインと音を出して震えた。リィンの見ている前でアリサの肩に這わせる。くすぐったそうにしながら笑うアリサだが、徐々に卵は胸に向かった。
「んっ♡ あっぁ、んっ♡ これぇくすぐったくていいわ♡」
「だろう。恋人とのお楽しみ中にこれがあったら盛り上がるぜ」
「うん! 絶対に盛り上がっちゃう♡ んんぅう♡ 大好きな人にこれで遊んでもらえたら♡ うれしいわよ!」
振動器具の次は手錠だ。アリサの両手を腰に回してはめた。
「腕が動かなくなるのって少し怖いけど相手が恋人だったら好きになっちゃうわね♡」
「おや~、アリサちゃんはマゾかな~」
スカートの上から尻を撫でて聞いた。
「そ、そうかも、ん♡」
出されたグッズをアリサが選んで、ガウマンが装着する。両手は後ろ手で手錠に拘束され、口はギャグボールを噛まされた。さらに目元をアイマスクで塞がれる。
何が起きているのか理解できなかったが、見ていることしかできなかった。
「んんぅぅ♡ ン゛♡ んぅううううううう♡」
ブィィィィィィィィ!
振動器具を胸に当てられるとアリサはぴょんぴょんと小さく跳ねた。
「いいものだな……羨ましい♡ 私もしてほしいものだ♡」
見ているラウラは腕を組みながらポツリと呟く。
「どうしたリィン。そなたもしてみたいか?」
「いや……俺はああいうのはどうにも……わからなくて……」
「はぁ? ふぅ……そうか。ガウマンのあの動き……よく見てみろ、ああやって女を悦ばせるのだ」
アリサが悶える。指先の振動器具だけで胸を震わせ内股になっていた。ギャグボールの隙間からよだれが垂れていた。
みっともない、と思う反面、艶やかな表情を浮かべていると思えた。
「ハハハッ、アリサちゃんみたいに可愛がられたい女子は是非ともクロスベル裏通りへ!」
撮影が終わるとスタッフが片付けをはじめた。
「おーい、リィン。アリサの拘束具を外してやれ」
「あ、ああ」
ガウマンから言われて拘束具を外す。手で触ってわかったが、手錠は玩具だ。鍵が締められたわけではないから女性でも力を込めれば外れるだろう。つまりアリサは厭なら自分で外せたのだ。
「痛くなかったか」
「全然っ! はぁ~、もっとしてほしかったくらいよ。リィン、今日の撮影はこういう感じなの。恋人たちのためのレクチャーね。厭だったかしら?」
平然というアリサに表情を悟られないように冷静に振る舞う。
「……いや自分も勉強不足だ……そう感じるよ」
「そう。じゃあ今日はたくさん勉強しなさい。あなたにはそういうところが必要よ」
アリサの顔はほんのり赤くなっていた。色気を纏ったその表情を見ると胸が熱くなった。あの悶えながら出していた声を独り占めできたらどれほど嬉しいだろうか。
「わかった……善処する」
それしか言えなかった。ガウマンが近づいてくるとアリサはすぐにそちらを向いた。
「ガウマン先輩! さっきのどうだったかしら? 私の演技♡」
「おう100点満点だぜ。お前の可愛い声であんあん言われたら、俺のチンポがバキバキに勃起しちまうぞwww」
「ええー、やだぁ~♡ してもいいですよ♡」
「ばぁーかwww」
ガウマンが指で胸をつっついた。柔らかな胸が押し潰れるほど強くだ。
なのにアリサは平気な顔をして笑っていた。むしろ嬉しそうにしていたほどだ。
【4】
続いて一行がやってきたのは裏通りにあるショー劇場であった。実に怪しげなビルの地下に入り辿り着いた舞台を前に、リィンを含めた男連中が最前列を陣取る。カメラをもつスタッフが全体を映せる離れた場所に立つと舞台ははじまった。
「うわっ」
鼓膜が破れそうな激しい音が鳴りだした。周囲の音はかき消えて、まるで自分と舞台上だけになってしまったみたいだった。
「音に驚いたか。こういう場所ははじめてか」
隣になっているガウマンが顔を近づけてくるとなんとか声が聞こえてきた。
「まあね。いったい……どんなショーをするんだ……」
「見てりゃわかる。おっ! きたきた! ヒューーーーーーー!! アリサ! ラウラ!」
「ええっ!?」
ガウマンが口笛を鳴らして、名前を叫ぶ。
舞台の上に幾多の光が差し込んだ。虹色の光彩に彩られながら現れたのはアリサとラウラの二人だ。
二人とも舞台上でポーズを決めた。下から見上げている形のリィンの目に、二人のスカートのなかが見えた。思わず視線を下げるとガウマンが手を叩きながら肩をぶつけてくる。
「リィン、拍手! それと二人が履いてるのは水着だ。見せつけてんだから見てやるんだよ!」
「そんなっ!? いくら水着でも……」
見上げるとアリサとラウラがポーズを取っていた。股を開いているため、二人ともスカートの中身が丸見えになっている。
アリサはピンクのビキニ水着。
ラウラはブルーのビキニ水着。
二人ともよく似合う色合いだが、かなり際どいものを着ているように見えた。
「ま、まぁ……水着なら……」
拍手をしながら二人を見上げる。まるでアイドルのように輝く二人だったが、急に服を脱ぎだした。
抜群のスタイルをもつ美女が肌を曝す。
服を脱ぎさるとビキニの水着姿となった。
「ヒュー! アリサちゃんかわいいよー! おっぱいでっけぇーーー!」
「ラウラちゃんもスタイルいいぞ! 引き締まったお腹最高!!」
客たちの歓声に二人も微笑む。
(……これが恋人たちのすることなんだろうか)
自分の好きな女性がこのような真似をしたらと思うと不安になる。
リィンの考えなどお構いなしに舞台上では水着の二人が大きく股を開いた。
「ヒューーーー!! ご開帳!! アリサちゃんの盛りマンすっげー!」
「ラウラちゃーん、もっとお尻をフリフリしてぇー! おっぱいも揺らせー!」
男たちの声に二人が答える。激しいリズムに合わせて腰を振り、胸を揺らすのだ。
「おっ! 来るぞ来るぞ!」
「え……」
ガウマンが言うと二人はダンスしながら壇上の端までやってきた。アリサの胸が大胆に揺れる様子が腕を伸ばせば届く距離にある。
水着に浮かぶいやらしい部分を惜しげも無く披露すると恥ずかしそうに笑った。
(二人とも頑張ってるんだ……でも……すごいエッチだな……目のやり場に困る……)
端で膝をつき腰を揺らす。艶めかしい動きに客が腕を伸ばした。
「アリサちゃーんチップだよ~、おっぱいの谷間に挟んであげるぅ~」
客の手には5000ミラが握られていた。
アリサは笑顔を浮かべながら胸の谷間を差し出すと客は谷間へ向かって差し出した。
「おい、リィン。ミラだミラ。灰色の騎士様なんだからあるだろ」
財布を覗くとかなり入っている。ガウマンは勝手に10000ミラ取ると手に握らせてきた。
「あっ?!」
「こいつをラウラに突っ込んでやれ」
「そんなっ?!」
驚いているとラウラがやってきた。頬を赤く染めながらも胸を揺らす剣士。鍛え抜かれた肉体美を披露しながら乳を揺らしていた。
「ほら早く!」
「……ああ、じゃあ、ラウラ」
10000ミラを差し出すとラウラは横を向いた。水着の紐を僅かに持ち上げる。そこに挿入しろというのだろう。戸惑いながらも10000ミラを挿入すると今度は尻を向けてきた。
ぷるるんっ、ぷるるんっ、ぷるるんっ!
お尻を振ると蟹歩きでガウマンの方へいった。旧友のあまりにも破廉恥なダンスにリィンは困惑しながらも興奮してしまった。
「おっ! ラウラのケツはいつみてもいいねぇ! オラ! 俺様には……だろ!」
なんといったか聞きそびれてしまった。爆音のミュージックが邪魔をしたせいでもあった。ガウマンを見ているとラウラはお尻を突き出した。
青いビキニパンツがぐいっと食い込むとTバックになる。突き出された尻の下で局部が浮き上がる。
(……だめだ、見ちゃいけない)
アルゼイド流剣術の使い手たるラウラがここまで卑猥なダンスをするとは思いたくなかった。けれど、これは確かに意味のある行為なのだろう。
止められず、リィンは目を背けることにした。
「うっひょー! あとで……しまくってやっからなぁ!!」
気づけばガウマンの差し出したミラはパンツの正面に差し込まれていた。
最前列の男たち全員がミラを差し出し終わるとダンスも佳境に入る。
舞台の上でミラだらけになった身体を押しつけ合う。リィンのいる方へ向かって何度もウインクしたあと、最後の腰振りを披露した。
「ヒュー!! アリサもラウラも最高だったぜー!」
「美女二人のエロダンス最高!!」
「また楽しませてくれよー! アリサー! ラウラー!」
多くの男たちが歓声を送るなか、音楽は消え、舞台は終わった。
ガウマンたち撮影班は舞台の裏へと向かう。楽屋では水着からミラを取る二人がいた。
「お疲れさん! アリサもラウラもばっちりだったぜ!」
ガウマンは二人の間に入ると肩に腕を掛けて抱き寄せた。
「当然じゃない♡ あんなに頑張ったんだから♡」
「嬉しいぞ♡ そなたに褒めてもらえるとは思ってもみなかった♡」
「二人ともエロティックだったからな」
集めたミラの束をガウマンに差し出した。
「これ♡ ガウマン先輩にあげる♡」
「私たちが身体で稼いだミラだ♡ 好きに使ってくれ♡」
「おう! 酒とホテル代にするわw パコるときのデート代なwww お前らのゴム代も含んでるぞw」
「「♡♡♡♡♡♡♡」」
まったく遠慮する気もなく受け取ると財布に入れてしまった。その金の中にはリィンの出した10000ミラも含まれていた。
「ガウマン、これって」
「おう! 説明するの遅れたな。デート代を稼ぐ方法だ! 彼氏のために女が色気で金を集める。こういうのも必要ってことだよ」
「……なんだか、思うところが……」
「リィン、気にしなくていいの。女の子だって彼氏に役に立ちたいんだから!」
「そなたは女子に甘すぎる。女子も男のために役立ちたいのだ。それに舞台の上で踊るというのは存外悪いものではないぞ」
「そう、なのか……わかった……」
女心がわからない。二人が力説するのであればそうなのだろう。
リィンは何も言えなくなっていた。
「ようし! 次は温泉だ! さっさと移動するぞ!」
【5・おまけシーン】
【6】
クロスベルより一時間。見晴らしの良い山に温泉はあった。まだ開業仕立てで客もほとんど来ていない秘境めいていたが宿泊施設はかなり豪華に作られていた。
すぐに撮影が開始され、おかみに挨拶と施設の開設がなされた。
ただ、どういうわけかガウマン一人に対してアリサ、ラウラが恋人役であった。両手に花のまま、一行は温泉へと向かった。
「ではこちらでお召し物を脱いでくださいませ」
男女別の更衣室だったが、ガウマンの提案で、ガウマン、アリサ、ラウラが同室。他スタッフは別室という話になった。
「そんなバカな……いくら恋人役とはいえ、二人はいいのか」
さすがにおかしくなって声を上げたが、アリサとラウラは何もおかしくないとはっきりと言った。困惑しながらも三人が更衣室へ入っていく姿を見送るしかなかった。
(……いったい……どうして……水着に着替えるだけでも肌を見せる可能性だってあるのに……)
リィンたちスタッフが着替えを終えて温泉へと出てきたが、まだガウマンたちの姿はなかった。
しばらくすると更衣室のほうから声がした。
「もう♡ ガウマンったら!」
「さすがに隠した方がいいのではないか♡」
「いいっていいって! 俺のチンポを隠したら動画を見る女たちからクレームがくるぜ」
リィンが目にしたのは素っ裸のガウマンとタオルで身体を隠した二人だった。
(なんだ、あのアレは……あんなに大きいのか……いや、それよりアリサとラウラもアレをみている? 二人ともまさかあんなに大きいのが……いやいや……考えすぎだ)
ガウマンの腰にぶら下がっている巨根の肉棒。勃起こそしていないものの、リィンの倍はある。恥ずかしそうにしながらもアリサとラウラはチラチラと視線を向けていた。
「ようし! 撮影すっぞ! 見事なチンポを映してくれよ」
ガウマンが湯船に浸かるとアリサとラウラが後を追う。だが足を浸けるとガウマンが待ったを掛けた。
「二人ともまさかタオルをしたまま入るつもりか? 風情がないぜ。いいか、恋人同士なんだ、裸で入るのが普通だろ」
「そ、そうね。皆いるから気づかなかったわ」
「うむ。私も失念していた」
カメラの前でタオルをはだける。
当然、水着を着けているものだとばかり思っていた。
(なっ?! 二人とも裸!? だめだ、見ちゃいけない)
咄嗟に視線を逸らしたがスタッフたちは全員ガン見していた。ガウマンは至近距離で二人の裸体を見つめている。
「いいねぇ、そうでなくちゃな。おっ、アリサちゃんマン毛が綺麗に剃れてんじゃん。ラウラも少し濃いが綺麗な青マン毛だぞ」
股に手を入れて局部をじっくり観察している。
「ありがと♡ ガウマンだってオチンポすっごくカッコいいわ♡」
「然りだ♡ ガウマンのチンポは何センチあるんだ♡」
「勃起してないときは17リジュだったか? 勃起すれば25リジュはあるぜぇ」
圧倒的な自慢だ。アリサとラウラは数値を聞いて顔を真っ赤にしていた。瞳は輝いていて、嬉しそうにしている。
スタッフの男連中はニヤニヤとしていた。二人の美女が裸身を曝しているのだから当然だ。二人が恥ずかしがっている姿は格別なのだろう。
リィンだけが納得できなかった。
「さ、二人とも入れよ」
「うん♡ 失礼するわね、んんぅ~~~~~~!!」
「では参る♡ あっ、ん~~~~~んん~~~~~♡」
肩まで入るとガウマンから密着した。二人を両脇に抱えると手は湯船の中へと入れてしまう。
「いい湯だねぇ。アリサとラウラが一緒に入ってくれるなんて最高だぜ」
「んっ♡ そうね、ああんっ♡ ガウマンと一緒に入れて私も、ぉ゛♡ うれしい、んぉ♡ わ♡」
「フフッ、恋人同士で湯船に浸かるとこれほど気分がいいのだな♡ ぉぃ♡ んぉ♡ ぉま♡ ん♡ こぉ♡ は♡」
たいして動いていないのに、湯船に波が立っていた。
二人の声もどこかたどたどしい。艶めかしさすら感じられた。
「ハハハッ! いいじゃねえの。うひょ! アリサお前おっぱい浮いてるな! ラウラもおっぱい浮いてるじゃん! 黒ずみ乳首がセクシーだぜえ」
「んんっ♡ ああぁんっ♡ 乳首のこと言わないでっ♡ もう誰のせいだと♡」
「桜色の乳首は修行不足なのだろう♡ 男に弄ばれてこそ一級品♡ ぉ゛~♡」
二人ともガウマンに頭を傾けていた。
湯船のなかで何かが起きているのだがよく見えない。乳首がプルプルと震えているところだけは確認できた。
「このあとマッサージで蕩けさせてやるぜ」
「まだ……あるんだったな♡ マッサージぃ♡ いまだって……」
「んん~~~♡ お風呂のなかでしてるくせに♡ でもいいわ♡ とことんしてもらいましょ♡」
「よっしゃ!」
ガウマンが立ち上がると見事な勃起肉棒が聳えていた。筋肉の鎧たる腹筋に届く反り返りを見せる逸物をアリサとラウラは見上げていた。
【7】
一行は移動してマッサージルームへとやってきた。本当は施設のマッサージ師による施術が行われるのだが、ガウマンが「俺に任せろ」といった。
「彼氏のマッサージ以上に気分が盛り上がるもんはねえ! だろう!」
その言葉にアリサとラウラは首肯した。
寝台の上で寝そべる二人にタオルが掛けられる。
ガウマンは手にべっとりとオイルをつけるとアリサに跨がった。腰の肉棒を尻に押しつけるようにして腕を伸ばした。
「んんぅううっ♡」
アリサの声が室内に響く。肩から腕。指の付け根から先まで丁寧に揉みほぐす。
(……言うことは無茶苦茶だが……先輩は確かに腕がいいな……)
実力を認めるしかなかった。リィンが見てもガウマンの指はかなりのもの。このままマッサージ師として食べていけるだろう。
「んんっ、んっ! っぅ~~~~~~~~~~~♡」
背中のツボを押すとアリサは顔を枕に突っ伏した。
「どうだぁ、アリサ~、こってるところはないかぁ」
「んん゛ー♡ ぅふー♡ こってるところ? それだったら、こ、腰♡」
タオルの上から細い腰をなぞる。
「はぁあぁあっ♡」
喘ぐアリサのタオルの内側へ指が入った。オイルを塗るとまた出てくる。タオルの上から体重をかけて押した。
「ぃっ……ぅぅ♡ ん゛ん゛ん゛ん゛ぅうう♡」
「気持ちいいだろう」
「はぁあ、はい♡ 仕事の疲れが取れていくわっ♡ シャロンのお茶よりも効くっ♡」
「ハハハッ! そりゃどうも。ほらもっと楽にしてやるぜ」
おみ足に触れると筋肉をほぐしていく。足裏まで手にして指でぐっと押した。
「ひぃっ?! ああぁ~~~~っ♡ これぇ♡ 彼氏にされたら♡ んんんんっ♡」
「なんだ?」
「気持ちよすぎてっ♡ 好きになっちゃう♡」
リィンはその光景を見ながら決めた。マッサージが上手い男になろうと。
「ハハッ、そりゃそうだ。女のツボを心得てる男はいい男だからな」
再び腰に戻ってくると親指一本で、とある場所を押した。
「ぃひっ♡ ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛♡♡♡♡」
アリサの悶絶声を無視して押し続ける。すると両足がカエルのように開いた。つま先がピンと伸びて痙攣していた。
あまりの気持ちよさに顔も上げられなくなっていた。
「このように自分の女を気持ちよくさせられる男になれ! そうすりゃ女を絶対支配できる! いいか野郎ども! 女のツボを知れ!」
ガウマンはアリサから離れるとラウラの背中に乗った。アルゼイド流剣術も寝台の上では無意味だ。
ガウマンの指によってオイルが塗られると完全に蕩けていった。
「はぁ……はぁ……アリサはいいな♡ 身体が柔らかくて♡」
「気にするな。ラウラの身体も好きだぜ」
「ッ♡ 気休めだろう。気遣い無用だ、んぉ♡ ぉぉぉ♡ ぉんっ♡」
指が全身のツボを押してまわる。
ラウラの青い髪が寝台から垂れる。剣士とは思えないほど口元がだらしなくなっていた。
「はぁ、はぁっ♡ っぅううううううっ♡ ああぁひっ♡ お゛ッ!! そこぉ♡」
「ここかなぁ~」
背中だ。胸の反対側に指がぐいぐいと押し込められた。
「んんひぃ~~~~~~~~~~~♡ あぁぁぁっ♡ 効くっ♡ 修行の疲れがとぶ♡」
「だろうなぁ。剣を振るってるとここがこるからな」
ガウマンの手に掛かれば身体の疲労が吹き飛んでいく。
それと同時に女ならば情熱を覚える。全身から吹き出るほどの情欲が開放されていく。
「ああ♡ この身の疲れを取ってくれる指よ♡ んんぅ~~~♡ ぅふぅっ♡ んぉ゛♡ 感謝するぅ♡」
「いいねぇ。見てるか~、彼女にこんな事言われたくないか」
リィンも心のなかで、言われたいと願った。
マッサージが上手くなればアリサやラウラに感謝される。そうすれば今よりも絆は深まるだろう。
「はぁぁぁぁっ、いいぞぉ♡ んっぃぁぁあっ♡ 彼氏に指圧でっ♡ んんっぐうっ♡」
ラウラもまた枕に顔を突っ伏した。
ガウマンの指は腰を押し続けるのだ。たった一カ所。なんてことない場所。けれど的確な力を込めれば忽ち足が開く。屈服の恰好となる。
「~~~~~~~~~~~ン゛ン゛ン゛ン゛~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
ラウラの頭はプルプルと震えていた。
「ようし! これでOK! そんじゃ二人とも、デートの最後、キスシーンを撮りに行くぜー!」
そんな話は聞いていなかった。
困惑しているリィンをよそに、アリサとラウラはよろめきながら身体を持ち上げる。
タオルがひらりと床に落ちるとオイルで濡れた裸身がスタッフたちの前に曝された。
【8】
茜色の夕焼けをバックに一人の男が立っていた。屈強な身体と太い腕、女なら一度は憧れる大きな背中をしていた。
そこへ二人の女が歩み寄る。
一人は金髪の美女。もう一人は青髪の美女だ。
男一人に女二人が声をかけた。並んだ美女たちの顔は赤く染まっている。夕焼けのせいでそう見えるのだろう、と思うが、違う。
恋をした女の表情だ。
「わたしね、あなたのこと、学院にいた頃からずっと好きだったわ♡」
「私もだ。そなたに声を掛けられた日、内心、乙女になれたのだ♡ はじめて異性に惚れたぞ♡ あの心が躍る瞬間を忘れられるものか♡」
「わたしのはじめてのデート♡ わたしのはじめてのキス♡ わたしの……処女をあなたにあげられたことは、わたしの人生で最も幸福なことよ♡」
「私のような粗忽な女をここまで惚れさせて♡ そなたは卑怯だ♡ しかしな、惚れてしまった弱みだ♡ 私は、そなたの女になりたい!!」
二人が同時に深呼吸した。
「「私たちをあなたの女にしてくださいっ♡♡」
二人が頭を下げると男は金髪の美女を抱きしめるとキスをした。すぐに青い髪の美女も抱きしめてキスをする。
「いいぜ。俺の女にしてやる」
夕陽よりも赤い顔をした二人がいた。
「カァーーーーーーーーット!!」
大声をあげる男がいた。撮影班の男だ。
「どうだった? 俺たちの告白シーン。バッチリだろ!」
ガウマンは満面の笑みで笑いながらアリサとラウラの腰に手を回していた。
「もちろんっすよ! さすがガウマンさん! 美女二人から告られるシーンなんて普通は思いつきませんよ~」
「だろう。俺クラスになると、どんな女でも思いのまま。アリサとラウラもガチ告白だしな!」
PR動画の最終シーンの撮影だ。デートを楽しんだ恋人たちが最後に結婚の告白をするという説明だったが、実際は違っていた。
ガウマンを慕うアリサとラウラのガチ告白。そんなシーンが作られていた。
「よっしゃ! シーンの最後を撮影するぞ! ほら、スタッフ! 荷物もてよ! クロスベルに戻るぞ!」
ガウマンはアリサとラウラの尻を揉みながら導力車へと乗り込んだ。
リィンは呆気にとられていた。この後なにをするのか、ということより、アリサとラウラが何を考えているのかわからず、半ば自暴自棄になっていた。
クロスベルに戻ると裏通りにあるホテルに入る。
スタッフが撮影準備を始めるなか、アリサとラウラは、旧Ⅶ組が使用していた赤い制服に着替えてきた。
制服を着ていたのは実に3年前。すでに二十歳になった二人の身体には制服はパツパツになっていて、胸の膨らみが強調されていた。
「どうかな?」
アリサが照れくさそうにいった。
「Ⅶ組の制服かよ。なんだぁ、気分出るじゃねーか」
着たばかりの制服のボタンを外しだした。
「ラウラも恥ずかしがらずにこっちこいよ。脱がしてやるぜ」
「ああ♡ よろしく頼む♡ やはり、そなたに制服を脱がされるのは嬉しいものだ♡」
リィンは部屋の隅で見ていた。
アリサのへそがみえる。ラウラのスカートが翻る。下着は履いていなかった。
三人がベッドに倒れこんだ。
「くぅー! まるで学院時代だぜ。デカ乳になってるアリサってのは嬉しいねぇ~」
アリサの胸にダイブして乳房を揉みはじめた。
「あぁぁぁっ♡ あんんっ♡ ガウマンたら、制服好きだったでしょ、だからちゃんと保管してたのよ♡ あんっ♡ またぁ、すぐに挿入しようとしちゃってぇ♡」
「おっぱい弄られてマン汁垂らす淫乱アリサがよくいうな」
スカートの中へ手を入れる。ラウラと同じで下着は履いていなかった。
「んんうぅ~~~~♡ だってぇ~♡ ガウマンとセックスできるんだもんッ♡ 濡れるに決まってるでしょ♡」
「へへっ、一日中焦らしたからな」
くちゅくちゅっ! くちゅくちゅっ!
淫靡な音が部屋に響いた。アリサの陰部からの音だ。
「ラウラはどうだぁ~」
「聞かなくともわかるだろう♡ そなたのオチンポ欲しさにマン汁ダラダラだ♡ オマンコしてくれ♡」
ラウラのスカートの内側からもいやらしい音がした。
「マジで濡れすぎだろ。おい、スカートたくし上げてバカマンコみせろ」
カメラが近づくと二人がスカートを自分の手でたくし上げた。いやらしく濡れた痴部がよく見えるように、足を開いた。
「絶景だな。見てる連中! 言っとくぜ、男は女をここまで躾けてなんぼだ! マンコしてくださいって言わせるんだ、ほら! お前ら言え!」
ガウマンの太い指が膣を突いた。
「ああぁぁぁっ♡ ガウマンっ♡ アリサとオマンコしてぇ~♡ オマンコ~♡ オマンコ~♡ オマンコ~♡ オマンコ~♡」
「ぉ゛ぉ゛ぉ゛っ♡ ガウマンよっ♡ ラウラとオマンコしてくれぇ♡ おねがいだ♡ オマンコ♡ オマンコ♡ オマンコ♡」
切ない声をあげて指に腰をくねらせる。膣奥まで続く襞肉を擦りつけて優秀な牝だとアピールしてきた。
「うっしゃ、まずはアリサだな」
ガウマンの巨根がアリサの膣へと挿入された。
「ん゛ん゛ん゛ぅ♡ 太いっ♡ あ、相変わらずの極太チンポぉ♡ んぉ゛♡」
「お嬢様が最低のアクメ声だしてまぁ~、シャロンに怒られるぞ!」
「しらないっ! あああっ♡ 入ってくるぅぅぅぅ♡ これぇ♡ 一ヶ月ぶりのデカチンポなのぉ゛ぉ゛ぉ゛♡」
木の根っこのような肉棒がゴリゴリと挿入っていく。
細い腰が砕けてしまいそうだったがアリサは難なく受け入れた。
「へへっ、ガン突きしてやるぜ」
「うん♡ おねがい♡ ガウマンのデカチンポでアリサを躾けて♡ わたしのオマンコはガウマンのモノだから好きにしていいです♡」
ガウマンは本当に容赦なかった。
パンッ!! パンッ!! パンッ!! パンッ!! パンッ!! パンッ!! パンッ!! パンッ!!
「ひっひひぃいぐうううううっ♡ んぉ゛~~~~っ♡ イクっ♡ オマンコにぃデカチンポ効きすぎぃ♡ ガウマンのデカチンポ好き♡」
両足を腰にまわしてしがみついていた。
「おらっ! マンコの奥が気持ちいいんだろ!」
ズブブゥウウウウウウウウウウウウウウウ!!
「ひぐぃぐっ♡ はいっ♡ そうですっ♡ わたしの一番好きなところっ、オマンコの奥なの♡ でっかいチンポで押し潰されるの大好きぃ♡」
ガウマンが覆い被さるとまんぐり返しの体勢へと変わった。
特大の巨根をアリサの肉壺に叩き込む。
パン!! パン!! パン!! パン!! パン!! パン!! パンッ!!
「ひひょぐお♡ んぉ゛~~~~っ♡ おほぉっ♡ ぉ゛ッ♡ ぉ゛ッ♡ ぉ゛ッ♡ ぉ゛ッ♡ ぉ゛ッ♡ オマンコぉ~~~~~~っ♡ ぃぃいぎゅううううううう♡」
プシャァアアアアアア!!
「ハハッ! はえーぞ、アリサ! ラウラ! てめえもぼうっとすんな、マンコ弄ってろ!」
「はい♡ はい! オマンコ弄ってお待ちしますッ!! んぅ~~~♡ 我がオマンコよ♡ どうかガウマンのチンポに快楽を与えられるようにマン汁を♡」
ガウマンは唾を溜めるとラウラの顔に吹きかけた。
「ぷっ!」
「ひぃぐううううっ♡ ありがとうございまーすぅ♡」
唾を舐めながら膣を弄りはじめた。あまりに情けない行動と痴態にリィンは喉を詰まらせた。
今見ているものはなんだろう。
「あぁぁぁぁあっ♡ ああんっ♡ そこぉ♡ 奥をグリグリされるとオマンコイクぅ♡ イクイクイクッ♡ わたし弱いのぉ♡」
パンッ!! パンッ!! パンッ!! パンッ!! パンッ!!
「ハハハッ、ほらもっとイけ! アリサ!」
股座に生えている巨大な雄肉棒で膣奥を捻り潰す。
「ん゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛♡ いぐぅううっ! ガウマン大好きぃ♡ 大好きっ♡ イキますぅぅうううっ♡」
「おらっ! 子宮口にねじりこんでやるぞ! アリサぁあああ!!」
眼前で獣のように交わる男女。太い肉の棒が最奥を叩くと同時に動きを止めた。
だめだ。そう思った矢先、ガウマンは笑みを浮かべた。
ドビュビュブビュウウウウウウウウウウウウ!!
「ぃひぃあぁあぁあ゛あ゛あ゛あ゛♡ 妊娠しちゃう♡ そんなに射精されたらっ♡ 赤ちゃんできちゃう♡」
「できたらラインフォルト家で育てろ! 俺とのガキだぞ、嬉しいだろ」
「はい♡ ガウマンとの赤ちゃんなら大歓迎です♡ おぅ♡ とまんなぃぃぃぃぃ♡」
「ハハッ! イキまくって休憩モードか。よーし、ラウラ~」
アリサがぐったりと倒れるとラウラの方へと移動した。
「お゛~~♡ 私のオマンコならもう準備できているぞ♡」
アリサの膣に放った精液の残りがラウラの制服にかかった。部屋中に漂っていた美女二人分の香りよりも、強烈に強い牡の臭気の源だ。
「ど、どのような体位がよいのだ♡ 私としては対面座位が愛を感じられてよいのだが……おおっ♡ きぃ、きぃたぁぁぁあ♡」
「なにが対面座位だ。ラウラ、お前が一番感じるのは寝バックだろうが」
ラウラを寝かせると覆い被さった。巨躯で完全にベッドに沈めると肉棒を膣穴へと挿入した。
「んぐうううううぁぁぁ゛ぁ゛あ゛っ゛♡」
「うっひょう、締めつけ最高ッ! アルゼイド流はマンコを引き締めるためにある」
「はい♡ アルゼイド流はオマンコぉ♡ オチンポ様に気持ちよくなって頂くためのものぉ~~~~♡ んぃ♡ ぃぐっ♡ お゛ッ♡」
ポニーテールを手綱にしてラウラの奥を突く。
「ぐっぃ゛ひぃぃぃぃぃぃっ♡ きもちぃぃぃぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ッ♡♡♡」
「そらよっ!」
パン!! パン!! パン!! パン!! パン!! パン!! パン!! パン!! パン!!
「あひっ♡ ひぃっひぃっひぃっいふぐっ♡ 好きだ♡ このデカチンポが好きっ♡ お慕いしています♡ ぉ゛んっ♡ ~~~~ん゛ん゛ん゛~~~~~ッ♡」
あのラウラが歯を噛みしめていた。
ガウマンの容赦ないピストンに失神寸前なのだ。
「あ゛あ゛あ゛あ゛~~~~~~~~ッ♡ いかんっ♡ 正気を保てぬッ♡ 奥ばかり衝かれたらオマンコが壊れてしまうっ♡ おねがいだ、赤ん坊が作れなくなるのだけは♡」
「わかってるよ。ラウラ。お前のこと、愛してるからな」
「ひぃぃいうう♡♡♡♡♡♡♡」
ラウラの膣がきゅうっと締めつけた。
ガウマンの言葉が嘘だということは見ていたスタッフ全員が知っていた。
「あぁぁあっ♡ 私もっ♡ 愛してるぅ~~~ん゛お゛~~~~~~~♡」
声が獣のようになっていた。
ガウマンの身体の下でもぞもぞと動きながら顔を赤らめている。
パンパンパンパンパンパンッ!! パンパンパンパンパンパンッ!!
「ラウラのマンコは締め付けが一段強くてチンポ突っ込むのが気持ちいいんだよなぁ~! 襞も絡みついてきてさぁ~、なんつーの、俺のこと愛してるのが伝わってくるぜ~」
悶えるラウラと違ってガウマンは余裕がみえた。
極太の肉棒を膣奥まで衝き、襞を擦り続ける。
「あぁああっ♡ 当然だろう♡ ガウマンっ♡ そなたは私の、そ、その、愛した男だからな♡ オマンコで愛情を伝えるくらい♡ 当然ッ♡ んぉ゛~~~~~っ♡」
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッ!!
超高速ピストンを繰り出しながら、スタッフに顔を向けた。屈しているラウラにはガウマンがどんな顔をしているのか見えていない。
ガウマンの顔はにやりとした。片手でラウラの後頭部を押さえながら、反対の手で親指を立てた。
「愛してるぜ~、ラウラ~」
「ぉ゛お゛お゛~~~~~~~~~~~~~~~~~っ♡♡♡♡♡」
けたたましい声が轟いた。
アルゼイド流を極めし女剣士の嬌声は男にとってこれ以上無い征服欲を満たす。
「この声聞いてると昂ぶってくるぜ!」
「おぅ゛♡ おぅ゛♡ おぅ゛♡ おぅ゛♡ んんんんぉ゛お゛んっ♡」
パンパンパンパンパンパンッ!! パンパンパンパンパンパンパンパンパンッ!!
ラウラが壊れる。スタッフも皆そう思った。
容赦なく突き立てられる肉棒にラウラの目が白目を剥きかけていた。
「あああひはいあはいあぁいあぁぁぁあへぇぇぇぇ~~~~~~っ♡」
「うううぉ! おらっ!」
ドビュブビュビューーーーーーーーーーーーーーーーー!!
ビュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!
「~~~~~~~~~~~~~~お゛お゛お゛お゛~~~~~~~~~~~~~♡」
ラウラの膣に強烈な射精が見舞われた。
ガウマンは撮影しているスタッフたちに向かってピースサインをした。
それからもガウマンはアリサとラウラを交互に相手して夜遅くまでセックスに励んだ。
ベッドは使い物にならないくらい体液で汚れ、部屋のなかには精液の匂いが充満していた。牝の香りなどガウマンの匂いのまえでは芳香剤にすらならなかった。
「みなさ~ん♡ 恋人たちのデートにぴったりなクロスベルはいかがでしたか~♡」
「カップルは皆クロスベルの夜を楽しむべきだ♡ なにせ大好きな男とずっと一緒にいられるのだからな♡」
「うん! 大好きな人と、一日中♡ オマンコできるのはクロスベル! もちろん、気になる人と来て♡ オマンコしても大丈夫♡」
「「是非とも! クロスベル観光案内所へ!!」」
観光案内用の動画は精液塗れのアリサとラウラので幕を閉じた。
【9】
観光案内所があるビルの屋上で、ガウマンが煙草を吸っていた。二人の女を相手にしたあとでもまだ体力が残っているのか涼しげな顔で夜風に当たっている。
「今日のあれはなんだ」
背後から声をかけたのは灰色の騎士だった。
「灰色の騎士様に背中を取られちゃ怖くて何もいえねーや」
「答えろ! いったい、二人に何をした!」
いつもは冷静なリィンの目が怒りに染まっていた。
「落ち着けよ。俺は何もしてねえぞ。二人に告白されたから付き合ってるだけだ」
「嘘だ! お前は……」
学院時代の記憶が蘇ってくる。
アリサとラウラ。旧Ⅶ組の面々と過ごした日々のことだ。
いろいろあったが、絆はあった。
ガウマンという厭な先輩の噂もあったのだ。二人はおろか、エマやフィーもガウマンのことは良く思っていなかった。
そんな男にアリサとラウラが媚を売るはずがない。
あのような獣のような性行為をするはずはないのだ。
「フッ」
ガウマンが鼻で笑った。
「答えろ!!」
リィンが間合いをつめる。
「っ?!」
前方に向かっていたはずの身体が吹っ飛ばされた。銀色の閃光が見えた。
「まさか、そなたが暴力に訴え出るとはな……見損なったぞ、リィン」
「ラウラ!?」
立っていたのはラウラ。剣を構えていた。
「違う! 今日はどうしたんだ、なんで……アリサも!」
アリサも弓を手にしていた。
だが立っている場所はガウマンの傍だった。
「もう。今日のどこで気づいてくれるか、少しは期待してたのに……ねぇリィン。あなたってどうしてそんななの?」
「え……なにを言ってるんだ……二人ともどうして」
「どうして、か。まだ解らんのか。トールズにいた頃から私たちはガウマン先輩と付き合っていたぞ。確かに表立った付き合いではなかったが毎晩、部屋に来てくれていたしな」
気づかなかった。
困惑するリィンの前で二人はガウマンの抱擁を受ける。
「なんでリィンを呼んだかわかる?」
「本来ならば、私たちとガウマン先輩の睦言に貴様を入れることはないんだぞ」
理解できなかった。
アリサの瞳は氷のように冷たかった。
「優しい言葉をかけていれば女の子が靡いてくれる。自分に夢中になる。なんて考えてるあなたを正すためにやったのよ」
「いいか。女は男に尽くすものだ。逞しく、惚れた女はすべて自分の女にするような猛者に惚れるのだ! リィン、お前はそのところを全く解っていない。貴様こそ! 惚れそうな言葉をかけてまわっているだけの厭な男だ!」
頭を殴られたような衝撃だった。
「おいおい、二人とも。灰色の騎士様が可哀想だぜ。おい、リィン、二人の言ってることは間違ってないぞ。女は徹底的にこましてやらねえといけねぇ。優しいのもいいが優しすぎたら最低だ。とことんチンポ突っ込んでやってこそだ。お前さんがその気になったらマンコ拡げる女なんぞいくらでもいるだろ。いなけりゃ俺の女を貸してやるぜ」
ゲラゲラと笑うガウマンをアリサとラウラは見つめていた。
「そうだ! 言っておくけど! Ⅶ組の女子に手を出すのは禁止だから!」
「皆ガウマン先輩と関係があるからな。リィン、ちょっかいをだすなよ。もしも出したら……Ⅶ組女子総出で貴様を断罪する!」
頭のなかで何かが壊れていった。
リィンはその場で蹲り、涙を流していた。
「灰色の騎士様も童貞じゃ形無しだな! 誰で筆下ろしする? アリサ、ラウラ、エマ、フィーか? おっと! サラでもいいぜぇ、あいつもちょっと声かけたら即ヤラせてくれたからよ。なんなら、シャロンも……ほら、どの女のオマンコで童貞卒業したいか言えよ。貸してやるからよ!」
夜に響いたガウマンの笑い声。
それはリィンの心を完全に打ち砕いたのであった。
完
※おまけについて
クロスベルから温泉までの移動シーンあり