永原ちづる、笠松鏃です。
血は出ないけど、痛めつけられる描写は多めなのでご注意を。
書くのは楽しかったけど、エロいかは分からん!
では、どうぞ。
「まずフルスロットルエンジェル入場です!」
今にして思えば初めから怪しかった。
「全力全開ジャーマン娘ぇぇ! 永原ぁぁちづぅぅるぅぅぅ!」
「今日もジャーマン決めちゃうよー」
今夜はスポンサー達に日頃の感謝のスペシャルマッチ。
「フルスロットルレスリング、笠松ぅぅぅ鏃ぃぃぃ!」
「私のフルスロットルレスリング見ててください」
それ自体がおかしかった。
「続きまして……レディクラッシャーズの入場です!」
そこに二人が気付いていれば。
「えっ……?」
「うそ……?」
防げたかも、しれなかった。
「その筋肉は飾りじゃない! 剛腕の闘士、レディィィクラッシャァァァァー1号!」
「オレが今日も沈めてやるぜぇ!」
入場してきた物凄い筋肉をしたマスクマン男が雄叫びを上げながら両手を上げる。
「ここは地獄の三丁目! 滑落はお手の物! レディィィクラッシャァァァー2号!」
「叩き潰してやりましょう!」
もう1人の背の高いマスクマンの男も呼び声に答えるように片手を上げて応える。
「うそっ!? 相手、男の人なのっ!?」
「これは……一体……」
「なお、この試合はドローン撮影にて、臨場感溢れるものとなっております。モニターの方もご覧下さい」
確かに対戦相手はシークレットであったが、まさか男性と試合するとは思っていなかった二人は困惑していた。
何事もなく試合の説明をする運営側とは凄まじい温度差だ。
「では、試合開始ぃ!」
そんな二人の困惑をよそに試合は始まってしまう。
戸惑っている暇などなかった。
「ちづるさん!」
「っと! ごめん!」
「ちっ……」
いち早く状況に気付いた鏃の声に素早く反応したちづるは、すぐさま行動を起こし、掴もうとしてきた1号の手をこちらから掴み、手四つの力比べに持ち込む。
そんな様子をドローンがきちんと撮影し、モニターに映し出される。
「っ……やっぱり、男の人は力が強いね……」
「はっ……このまま押し切ってやるぜ」
「それはどうかな? まだ負けてないよっ!」
「……っ!」
単純な力比べでは負けると判断したちづるは相手の手を捻るように力を込めて捻り上げようとする。
それに素早く反応した1号だが、反応が遅れたせいで姿勢が悪く、力が入り切らないせいか、力が拮抗してしまう。
そのまま膠着状態になり、お互い隙を窺うような睨み合いが続く。
「貴女は組み合わないつもりですか、笠松鏃」
「……上背が違い過ぎて組み合えば不利ですからね。上手く潜り込ませて貰います」
ちづるより冷静な鏃は、長身の2号と向かい合いながら牽制する。
2号は身長が2メートル近くあるために手足も長く、組み合えば上から押さえ込まれてしまうだろう。
ちづるは女性としてはかなりの力を持つため筋肉質な1号ともやり合えるようだが、力より技で戦う鏃が付き合う理由はない。
「……そこっ!」
「っ! 早い……くっ!」
鏃が一瞬の隙を突いて2号に組み付く、2号も反応して手を伸ばしていたが、鏃の技の方が早く、2号の体が宙を浮く。
「おぉっとレディクラッシャー2号に、笠松選手のバックドロップが決まったぁ!」
「ぐっ……うぅ……」
「まだまだぁっ!!」
「なっ!? ぐぅぅっ……!」
バックドロップから連携を入れるように素早く投げた2号に鏃は近付くと、そのまま再度掴み、首投げの要領で後ろに投げる。
「がっ……あぁっ!」
受け身が取れずに背中から叩きつけられた2号は苦しそうな声を上げる。
「まだですっ! これでっ! なっ!」
「させるかよっ!」
更に2号に追い打ちをかけようとしていた鏃の身体を何者かが引き寄せる。
首の周りに回された腕は、ちづると手四つ状態にあった1号であった。
「ぐ……ぁぁ!」
「っぅ……少し油断しましたよ」
「あははっ! やられ過ぎだっての」
(くっ……ちづるさんは……)
1号の太い腕でチョークスリーパーを決められ、鏃は苦しそうに呻く。
ただ鏃の意識はちづるが割って入って来ないことへの疑問でいっぱいになっていた。
「あぁああああーーー!?」
(まさか……あれは……ローブローを受けたの?)
1号のチョークスリーパーで酸素が奪われていく鏃の視界の端にはしたない所を押さえてリングにうつ伏せになるちづるの姿が見えた。
ローブロー、つまり金的は反則行為であるはずだが、ちづるの痛がり方からするとほぼ間違いなく食らったようだ。
それならレフリーがブレイクさせそうなものだが、この興行には裏があるらしく、反応しない。
「っ!」
「ぐぉ!?」
だからと言って負けるつもりはない鏃は、苦しさを堪えて背後の1号に肘鉄を入れる。
その衝撃で1号の腕が僅かに緩んだ瞬間、一瞬の隙を見つけ、1号からのチョークを外してた鏃は蹲るちづるに駆け寄ると、そのままちづるを起こす。
「げほっ……ごほ……ありがと、鏃」
「いえ……それより……」
「うん……思い切り食らわされちゃったけど、レフリーは無視だね」
「やっぱり……」
ちづるの証言からもこの試合に何か良くないものが仕込まれていることは明白だ。
一方レディクラッシャーズの二人も気を取り直したように集まっていた。
「中々やるな……手を抜いてやってるとはいえオレ達二人にここまで戦えるとはな」
「えぇ、正直驚きましたが……そろそろ時間のようですね」
「ちっ……まぁあいつらがある程度強いのはもう伝わったか」
ある理由から手加減して戦っていたレディクラッシャーズの二人が、何やら話し合った後に片手を天井に向けて上げる。
これは合図だ。
お遊びはもう終わりだという合図なのだ。
「おっとぉ? これは……凄いことが起こりました! レディクラッシャーズ、援軍を呼んだようです!」
「は? 援軍……きゃあ!?」
「なっ!? は、離して!」
「へへへ……」
「おっとぉ暴れんなよ」
意味不明に近いアナウンスの意味をきちんと理解する前にちづると鏃の二人は後ろから羽交い締めにされてしまった。
レディクラッシャーズの二人以外の数人の男達がリングに乱入してきたのだ。
「くっ! こんな卑怯な手をっ……!」
「放してっ! このぉ!」
二人は必死に抵抗しようとするが、力で勝る男達にがっちりと固められて身動きができないまま引きずられてマット中央まで連れて行かれる。
「まずはあれか?」
「まぁあれだろ」
「何を相談して……きゃああああ!?」
「鏃!?」
ボソボソと喋る男達に動けないながらも警戒していたはずの鏃の悲鳴のような声が響き、ちづるは慌てて振り返ろうとするも動けない。
「や、やめっ!? 試合中になんて格好に!?」
当の鏃は男3人がかりで羽交い締めにされたまま、両足を大きく広げた状態で持ち上げられ、股間を強調させられるような体勢を取らされていた。
ハイレグに近い鏃のリングコスチュームなのもあり、余計にいやらしく見える。
「へへへ、スターレスラーの鏃ちゃんのいやらしい格好だ。客達も湧いてるぞ」
「っ!」
単純に状況も恥ずかしいながら、男の言う通り観客達の歓声とドローンにより至近距離でハイレグがモニターに映し出され、鏃の顔が熱くなる。
普段の試合では絶対に見られないような姿を晒しているのだから無理もないだろう。
「さぁてぼちぼちいくぜぇ……」
「いくって……なぁぁっ!? あぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!?」
あまりの恥ずかしさに試合中であることを一瞬忘れてしまったのか、油断していた鏃を思い切り上に持ち上げた男は、下でスタンバイしていた男の膝目掛けて鏃を落とす。
股間を狙い撃ちしたツープラトンのココナッツクラッシュによって、鏃は悲鳴を上げてしまう。
「う、ぁ……ぁ……」
あまりの威力に言葉すら出せず、ただただ呻き続ける鏃。
羽交い締めにされていなければ、先ほどのちづるのようにリングの上で悶えていただろう。
「おっと、まだおねんねには早いぜ? もう1発!」
「あぐっ! んぎぃぃぃっ!! ひぎゃぁぁぁっっ!!」
再び同じ技で持ち上げられ、落とされる。
再度股間に食い込む膝に悶絶する鏃。
そのまま何度も繰り返される地獄を味わっている鏃だが、ちづるの方もまた酷いことになっていた。
「おらっどうした? お得意の投げ技で返してみろよ」
「へへへ……」
「ククク……」
「ぐぁ……ぁ……ぁぁ……」
今度はちづるが1号にチョークスリーパーにかけられ、首を締められていた。
抵抗しようにも、両腕と両足を他の男達に掴まれてるため動けなかった。
「ぐぅ……ぁ……ぁ……ぁ……」
「へへ……どうだ? 苦しいだろ? ギブアップしてもいいんだぜ?」
「あぐぅぅ……ぐぅぅ……」
呼吸が出来ず、くぐもった声を漏らし、白目を剥きかけるちづる。
そんな状態の彼女に構わず男は更に力を込める。
(もう……だめ……意識が……保てない……)
もはや意識を失う寸前のちづるであったが、その時一人の男が動いた。
「おっと気を失うなよ!」
「ほごぉおぉぉ!?」
男はちづるのビキニ風リングコスチュームに包まれた中々に豊満な胸に逆水平チョップを打ち込んだ。
腰の入った重い一撃を乳首の受けたちづるは落ちかけていた目を見開き、くぐもった絶叫を上げる。
更に追い打ちをかけるように男が逆水平チョップを連打していく。
「ぐひぃいっ! あっ、がはっ! ぐぶぅうっ! がふっ、ぐ、ぅうぅぅっ!!」
胸を打たれる度に苦悶の声を上げるちづる。
痛みに震える度、たぷんたぷんと揺れる美乳を見て、観客席から歓声とフラッシュを浴びせかけられる。
(くぅぅ……好き勝手してぇ……)
(必ず……チャンスは……!)
もはや試合というよりただのリンチのようになった状態でも、ちづるも鏃も諦めてはいなかった。
彼女達のレスラーとしての魂がこんな卑劣な奴らに負けてたまるものかと叫んでいた。
だが、そんな彼女達の想いを汚すように男達は執拗に陰湿に責めてくる。
「そらよ!」
「ほいよ」
「何を……あぁ!」
股間を執拗に痛めつけられた鏃の身体を起き上がらせ、投げ出すように男が1号に鏃をパスすると、1号は力づくで鏃の身体を上下反転させマットに押さえつける。
所謂まんぐり返しの格好だ。
両肩がついているためフォール扱いになるはずだが、レフリーは相変わらずニヤニヤと笑うばかりで何もしない。
「はぁ……はぁ……ま、まだまだ……です」
「おうおう、なるべく強がれ。客達もそっちの方が盛り上がるからな!」
「きゃう!? な、や、やめ……ひぎっ!?」
未だに何とか冷静に勝ち目を探そうとする鏃の尻に衝撃が走り、思わず悲鳴を上げてしまう。
まんぐり返しが故に狙いやすい鏃の引き締まった尻を男達は叩いたのだ。
パァンという小気味良い音が響き渡る度に観客が湧く。
「ひゃんっ!? ひっ!? や、やめっ……ひぁああ!?」
叩かれるたびに身体がビクンと跳ね上がる。
痛みと恥ずかしさに顔を真っ赤に染めて、悲鳴をあげる。
それほど強い痛みじゃないのが、また鏃の尊厳に傷をつける。
必死に抵抗しようとするものの、がっちり固定されてしまっていて逃げられない。
更に今回、尊厳を破壊する恥辱を味わっているのは、鏃の方だけではない。
「あぐぅぅぅぅぅぅぅぅ! 離して、離してよぉ!」
「ホホ、なら抜け出せば良い話です。甘えないでください」
2号に持ち上げられてしまい、トップロープを使った股裂きを食らっているちづるは、何とか脱出しようとするも男達に足を引っ張られ、リングコスチューム越しに秘所にローブが食い込んでしまう。
「こんなのであたしは……負けないん、だからぁ……」
歯を食い縛り、必死の形相で耐えるちづる。
レフリーも実質敵、観客達も敵、自分達を囲む男達も無論敵。
それでもちづるも鏃も諦めずに抵抗を続ける。
「へへ、頑張るねぇ。けどいつまで耐えられるかな?」
「相変わらず生意気な面しやがって、もっと虐めてやりたくなるぜ」
(あい……かわらず……?)
その口ぶりに辱めを受けながらも鏃は違和感を覚えた。
だが、それをゆっくり考えてる暇はない。
「まぁまぁ……今日理解させてやろうぜ。格闘家気取ってるが所詮女だってことをよ」
「だなっ! ひひっ! じゃあ頼むわ」
「おうよっ! オレはこっちだ!」
「では、私はこちらに」
男達が何かを話し合いながら、またマッチアップが変わる。
1号はちづるに、2号は鏃に。
何の因果か試合開始時の立ち位置に戻っていた。
「くっ……」
「さぁて……ジャーマン娘だったか? そんな風に名乗るってことはジャーマンスープレックスが得意技なんだろ? 奇遇だなぁ……オレの得意技もそれなんだわ。オレ達の勝負にふさわしいよなぁ?」
「はずせ……ない……!」
まずは1号がちづるの背中側に回り、背後から両腕を回して腰をクラッチする。
ちづるは何とか1号の太い腕のクラッチを外そうと暴れるが1号はびくともしない。
「いくぜぇ……」
2号にこそ劣るが、十分に大きい1号がちづるの身体をゆっくりと持ち上げていく。
1号のジャーマンスープレックスは頂点に届くまではゆっくりやり、そこから一気に落とすのだ。
彼の剛力ならではの、技であった。
「おらぁ!」
「あぐぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」
「クラッシュスープレックスが決まったぁ!」
大きく弧を描いてのジャーマンスープレックスが決まり、ちづるの背中が強くリングに叩きつけられた。
そのままホールドされてしまい、まんぐり返しに近い状態で固められてしまう。
(ま、ずい……外さなきゃ……負けちゃ……だめ……)
自分の必殺技で決められた精神的動揺と、嬲られたダメージにより技を外せない。
必殺技を放って来たのだから、先ほどのようにカウントを取らないわけがなかった。
しかし、ちづるの予想を遥かに越えて、彼らは極悪であった。
「へへっ、良い姿勢だ。これならぶちこみやすいぜ」
「え……? な、何を……きゃああああああ!?」
ホールドされたままのため、まんぐり返しのような格好をしていたちづるのビキニのようなリングコスチュームの股の部分が、男の一人によってズラされ、彼女の割れ目を露わにされてしまった。
慌てて悲鳴を上げて足を閉じようとはするものの、ダメージが大きすぎて身体が上手く動かず、軽く押さえられるだけで終わってしまう。
「おぉー! 可愛いまんこしてるなぁ! こりゃあ楽しみだぜ!」
「やめてぇ! 見ないでぇ!」
レスラーとして男とも戦えるちづるではあるが、女性としての羞恥心は当然あるため顔を真っ赤にして恥ずかしがり必死に隠そうとする。
そんな様子がモニターに映され、観客達を楽しませる。
「おいおい、隠すなよ。ほれっ!」
「いやっ! いやぁ!」
男が笑いながら、ちづるのきちんと処理はされた経験がないことを察せる閉まった割れ目を指で開く。
すると奥の方にちづるが経験がない証拠の膜が見えた。
「ひひひっ! じゃあスターレスラー、永原ちづるちゃんのハジメテいただきまーす」
「やっ、やめっ……あぁあぁあっ!! あぐぅぅっ!!」
男は逆さまになったちづるの腰を両手で掴むと、そのままレスラーパンツをズラして露出した肉棒を勢いよく突き入れた。
一切濡れているわけもない腟内に無理やり挿入され、ちづるは激痛に悲鳴を上げてしまう。
(なん、なんで……? こんな、あたし、試合中に、犯され……て?)
状況はわかっている。状況はわかっているが、ちづるの中にある状況を理解することを拒む。
誰が信じられようか。
観客達もいる前で、スポンサーも通しているはずのちゃんとした試合で、あろうことか強姦されるなど。
「初物の締まりは流石だぜ!」
「あぐっ! いだ、抜いて! 抜い……ひぎぃいいっ!!」
ピストン運動を開始する男にちづるは悲痛な叫びをあげる。
プロレス中はどんなやられても涙を流しはしないちづるが、破瓜の痛みのあまりの強さに涙すら流してしまっている。
しかし、酷い目にあってるのは、ちづるの方だけではなかった。
「うぎぃぃぃぃ!? や、やめ、あぐぅぅぅぅぅ!!」
「無駄無駄。貴女にこれは解けませんよ」
2号の長い手足にて繰り出されるロメロ・スペシャルで固められ、ちづると同じようにブルマのようなリングコスチュームをズラされて、鏃は男のモノを突っ込まれていた。
吊り上げられる痛みと破瓜の痛みが合わさり、鏃も涙を浮かべてしまっているが、鏃はあることにも気付いていた。
(この男達……急所に、何か……塗ってある……?)
痛みに耐えながら、鏃は腟内に感じる異物のおかしさに気付く。
経験はなかったために比べることは出来ないが、何処か肉棒にはないヌルっとした感触を感じる。
(これって……もしかして!)
ある予想が頭に浮かび、サッと血の気が引く。
強姦は犯罪であり、レフリーも観客も止めるどころか、モニターで苦痛に歪む自分達を鑑賞して笑っているのだ。
ここから更に自分達を辱めようとしているのだ。
それならば思い付くものは簡単だった。
「鍛えてる女のハジメテは相変わらず具合がいいな。やっぱり鍛えてるだけあって締りが良いぜ!」
「ぐぅ! ヒグゥ! あっ、あぅ!」
「おいおい、どうしたよ笠松さんよ? まさかもうギブアップなんて言わねぇよな? ほら、もっと締めろって!」
「ぎゃうっ! あ、ぐぅ、あがぁあああ!」
激しい熱を持った棒が膣壁を擦り上げる度に鋭い痛みが全身を貫く。
だがその痛みに慣れる暇もなく次の一撃が加えられるのだ。しかもそれは一回では終わらない。
何度も何度も繰り返されるのだ。その度に鏃は苦悶の声を漏らした。
「ぐひぃぃぃ! ぐぅぅぅぅぅぅ!!」
「ちっ……まぁ良い」
だがそれでもなお、鏃の口から許しを乞う言葉は出てこない。むしろ逆に相手を睨みつけて反抗の意思を示していた。
その表情が気に食わないのか、鏃を犯す男が小さく舌打ちするも、すぐに笑顔に戻り再び腰を動かし始める。
その理由はすぐに分かった。
「っ!?♡」
「おっ……」
不意に少しばかり鏃の反応が変わる。
それは本当に僅かな変化であったが、理由を知っている男達からすれば、それを見逃すはずがなかった。
「ここかぁ? ここが良いのかぁ?」
「んぁっ♡くっ、んんん~ッ♡」
ニヤリと笑った男は、鏃の奥を何度も突いてくる。
必死に唇を噛み締め声を抑えようとするが、どうしても声が漏れ出てしまう。
「ハハハッ! 良い表情になってきたじゃねぇか! 気持ち良いんだろ? 素直になれよ!」
「っ〜〜〜!♡」
かけられてる技や処女を奪われた痛み。
卑怯な男達に犯されている屈辱。
ここまでは先ほどまでの表情にもあった。
だが、今の鏃の表情には、出したくもない卑猥な声が出てしまう羞恥心と、本当に少しだけだが混ざるメスと化していく快楽への期待が見て取れた。
「ほっ! ほっ! ほっ! ほっ!」
「いやぁ!♡ やめ♡なか、おかしっ♡なんか、へんっ♡だよぉ!♡」
鏃と違い媚薬に気付いていないちづるは、自分の上に逆さに乗るように上からピストンしてくる男から逃げるように身体をくねらせる。
しかし、ジャーマンスープレックスを決められた状態では肉棒を抜くことすら叶わず、鏃より快楽が浮かんでしまっている表情をモニターに映し出されていた。
「おぉぉ! 永原ちづる、顔に気持ち良さが滲み始めております!」
そんな実況の言葉に、観客席から笑いが起こる。
もちろん、そんな笑い声がちづるの耳に入らないはずがない。
(いや……いやぁぁ……こんなの……ひどい……♡)
悔しさのあまり涙を流すものの、それすらもカメラによって拾われてしまい、さらに笑われるだけであった。
しかし、もうそんな暇はなかった。
「ふぅぅ〜〜〜! ちづるの締まりが良過ぎてもう出ちまいそうだぜ」
「こっちも鏃の奴が締め付け過ぎてな。出しちまうか!」
「いやっ! いやっ! もうやめてぇ! ああぁぁああ!!♡♡」
「こっちも出すぞ! しっかり受け止めろよ!」
「ぐぅあぁっ! あ、熱いのが中に……いやぁ……♡♡」
ちづると鏃。
それぞれ犯していた男達は何の躊躇もなく、欲望のままに膣内射精する。
肉棒を引き抜けばごぽっと音を立てて精液が溢れ出してきて、否が応でも犯され、中出しされたことを二人に認識させることになる。
レスラーであっても少女ではある二人にとってもあまりに悲惨な現実だ。
「はえーなぁおいっ。あ、1号、俺は別の技で頼むわ」
「あぁ良いだろう」
「2号はそのままで。この格好クッソエロいからな」
「えぇ、わかりました」
しかし、二人のショックなど気にもしていない男達は今まで犯していた男達と交代していた。
「まぁこいつらもだいぶ理解出来てきただろうよ。お前らは所詮、ただのチンポ穴に過ぎないってな」
「大体よ。女がレスラー気取るなんて100年早いんだよ」
「そうだな」
「っ……貴方……達……まさか……あぐっ!?♡」
何処かで聞いたような言葉。
ちづるも鏃も今のようなトップレスラーになる前は色々言われたが、それでもこの言葉は印象に残っていた。
言われた相手が相手だっただけに、尚更忘れることができないのだ。
「お? 鏃には分かっちまったか。ハハハッ!」
「やっぱり……!」
「うそ……!」
1号と2号以外がマスクを脱ぎ捨てた瞬間、鏃は憎しみを目に浮かべ、ちづるは信じられないとばかりに目を見開いた。
二人を陵辱してきた男達の正体。
それは、かつて二人と同じ団体に在籍していた選手だったのだ。
後輩女性選手に絡み、スパーリングや練習と称してセクハラ行為を繰り返していた男達で、最終的に訴えられてしまい追放されたのだ。
無論、ちづるや鏃も被害者であり、死ぬほど嫌いな男だった。
「このっ! 貴方達、本当に最低、ひぎっ!♡ あっ!♡ あぐぅぅ!♡」
「うるせぇうるせぇ! 相変わらずお前はうるせぇんだよ鏃!」
何処までも最低な男達に一言物申そうとした鏃だが、その言葉を言い切る前に乱暴にピストンされてしまい、その言葉は嬌声混じりのものへと変わってしまう。
中出しされたことにより、滑りが良くなっているのだ。
「先輩! もう、止めさせ、止めさせてください! 鏃に酷いこと……あひぃ!?♡」
1号に今度はキン肉バスターをかけられた状態で固められていたちづるが必死に訴える。
嫌いな先輩達ではあるが、必死に訴えればもしかしたら解放してくれるかもしれない。
そんなちづるの想いは、また男に肉棒を挿入されることで打ち砕かれる。
「止めるわけねぇだろ永原ぁ! 俺らはずっとこうやってお前らを犯してやりてぇと思ってたんだからよ!!」
「そん、な……いやぁ!♡ あっ♡あひっ♡ひぅぅ!♡♡」
強くはない媚薬ではあるが、鏃と同じように中出しされたちづるの腟内の滑りが良くなっており、潤滑が良くなったため、より一層激しいピストン運動が行われる。
そして集団で痛めつけられていたことなど、大したことではなかったと言わざる得ない地獄が始まった。
「おらっ! 出すぞ! 出すぞ! しっかり受け取れよ!」
「嫌ぁ! 出さないで! やめてぇぇえ!!♡♡」
「ふぐぅぅぅう!!♡ んぶぅうう!!♡♡ んぐぅうぅ!♡♡♡」
「ははは! 流石に噛み付く元気もないか!」
「もっと舌を使ってしゃぶれよ。下手くそだなぁ」
犯され。犯され。犯され。犯され。
「きちんと腰振れよ!そんなんじゃいつまでたっても終わらないぞ!」
「うっ……ぐっ……うぶっ♡うぅ……♡」
「もうグロッキーなのか、鏃ちゃんよぉ?まだまだこれからだぜ?」
「ちづるちゃんもグッタリしてないでもっと締めろよ」
「あ……ぐ……♡」
「ちっ……もう限界か。こう反応が悪くちゃ客が飽きちまう」
「じゃあ終わらせるとするかね」
まるで玩具のように。
まるで道具のように。
「じゃあハメながらフォールするぞー」
「うぇ、べっちょべちょじゃねぇか」
「あ……あぐっ……♡」
「は……ひっ……♡」
最後まで弄ばれながら。
「ワン! ツー! スリー! フルスロットルエンジェルス敗北ぅぅぅ! 卑猥な表情がモニターに映し出されているぞぉぉ!!」
二人は敗北したのだった。
だが……地獄は終わらない。
「ではこれより、スペシャルマッチ二回戦を始めます! 皆様、リング方へどうぞ!」
「ぁ……ぇ……?」
「ぅ……ぁぁ……」
その言葉に敗北したその時すら半ば意識を失っていた二人が僅かに反応する。
しかし、二人の目に映るのは、さらなる地獄だ。
「いやぁやはり良いねぇ敗北した女というのは」
「ですねぇ。わざと弱めの媚薬を使っているらしく、堕ちていないのがまた良い」
「痛みだけでは簡単に壊れる。快楽を強め過ぎると堕ちる。やはりあの方は分かっていますなぁ」
「ハハハ……皆様、そんなことを言ったらお二人が怯えてしまいますよ」
「まぁそれも一興でしょう」
リングに上ってきたのは、仮面をつけた全裸の男達。
先ほどの男達と違い口ぶりや肉体は格闘家のものではない。
だが、二人にとっては、犯されて犯され尽くした二人には、もう彼らが地獄の鬼にしか見えない。
「あ……ぅ……ぁぁ……♡」
「おや? オマンコから精液を流しながらちづるさんが逃げようとしてますよ」
「素晴らしいですね。まだ逃げる気力があるとは」
「でもタッグパートナーを置いて逃げようとするなんて……悪い子ですね。鏃さんが泣いちゃいますよ?」
「まぁ鏃さんは鏃さんで、広げた足を閉じる気力もないようですがね。ハハハ!」
「ハハハ!」
「ハハハ!」
地獄の鬼達が二人を嘲笑う。
嘲笑って、嘲笑って、嘲笑う。
その嘲笑いから逃げるように、ちづるは這う。
しかし、伸ばした手は蜘蛛の糸を掴めない。
「ぁ……ぁぁ……」
「さ、ちづるさん。貴女もこちらに来なさい」
「たっぷり楽しみましょうね」
「たっぷりたっぷり……ね?」
「ぁぁぁ……ああぁあぁぁぁぁ……」
そして、二人はまた地獄へと堕ちていった……。
「ど、どうでしたか……? お楽しみ頂けましたか?」
「まぁ中々のシナリオだ。うちのレスラーにはあくまで仲介を。捕まってたあいつらに本番をと言うのは悪くない。客は下等なものに汚されるのを楽しむからな」
下が地獄なら、ここは天か。
そう思わせるリングを見下ろす位置にある部屋にある男が居た。
彼こそが裏社会のドン。
この試合を仕込んだ真なるスポンサーだ。
下の地獄の鬼達もスポンサーではあるが、彼はその中でも別格である。
「リベンジマッチと蹂躙戦。二回終わったら競売だ。その間に……」
「は、はい! 分かっております。新しいスター……必ず」
彼に媚びているのは、ちづると鏃を地獄へ送り出した社長だ。
そして、その言葉は、新たな犠牲者の存在をほのめかす。
「今後とも。頼むぞ?」
「ハハッ……」
しかし、誰も止められない。止まらない。
裏社会の怪物は、どんなレスラーでも止めることは出来ないのだ。