美羽との初体験を終えて、俺は一度美羽を家に帰られせる。
翌日、俺は一度香織達を隠れ家に呼び、美羽も隠れ家に呼んでおいた。
数分香織達がやって来て、美羽が居る事に首を傾げていた。
「隼人君、どうして新道寺さんがここに居るの?」
「隼人君…もしかして彼女も?」
っと香織と裕子がその事を言って来て、俺は静かに頷いた。
美羽は一体何の事かと思いつつ、もしやと思いある事を聞いた。
「隼人さん…まさか桜田さん達も…?」
「ああ、そうだよ」
そう俺は美羽に言う。
集まった所でこれまであった事を香織達に説明する、最初に香織が襲われ、次に裕子と美也子が襲われて、最後に美羽が襲われたと言う説明をし、それには香織達が驚きを隠せなかった。
「ええ~~!?新道寺さんも襲われたって事!?」
「いやいやこんな偶然ってある!?」
「新道寺カンパニーの社長令嬢さんをも襲うなんて、その人たちは何を考えてるんでしょうね?」
「それはそうですが、まさか桜田さん達も襲われたなんて、非道極まりないですわ。しかしその後の事を考えるとなると、私達の他にも襲われる人がまた現れるのでは?」
っと美羽がそれを言った時に俺がすぐさま否定する。
それは絶対にありえない。
「いやそれはない、あいつらの目的はお前たちだけだ。他の人達は脅されているだけかもな」
「え?どうして隼人君がそれを知ってるの?」
香織がその事を聞いて来て、俺は話すべきだと思った。
もう十分に聞けるだけの条件は揃ってるからな。香織は協力は勿論、裕子達も必ず協力すると言い出すに違いない。
そして俺は今起きている事を全て話す、獅子王学園で起きている事…その裏でヴィクトリア重工が絡んでいる事、そしてこれから戦いが始まる事を全て。
俺の話を聞いた香織達は驚きを隠せなかったようだ。
「ヴィクトリアって…新島重工の事ですか?」
「どうして? あそこは建設や開拓なので有名な会社よ。それにあの会社は確かに私達の学園に多額の寄付をしてくれているとは言え、そこまでは…」
香織達は驚きを隠せない中で信じられないと感じている様だ。無理もない…壮大な企業が裏では卑劣で外道の行いをやっている奴らだ。
信じられないのは分かる。だが俺の言っている事は嘘じゃない、実際に香織達は鬼ヶ原達に襲われているんだから。
「まぁ信じられないわな」
「ううん…私は隼人君が嘘を言っているとは思えない。私達…襲われたんだもん」
「そうですよ。先輩は私達を助け出してくれたんです、先輩を信じますよ、私は」
香織と美也子は俺を信じると言って、俺は少しだけ緊張がほぐれた感じだ。
まあ美羽と裕子も同じように信じると見ている。
「私もですわ、隼人さんは嘘を言っていません」
「そうね。あたしも隼人君の話を聞いてるとどうもあの企業が怪しく思えてきたわ…」
美羽と裕子も香織達と同じように言い、ヴィクトリア重工の疑惑を持ち始めた。
「でもなんで隼人君は新島重工だと思う訳、それにどうしてヴィクトリアって言うの?」
「そうね…それに隼人君はその企業になにかされたの?」
「されたっと言うより。最初から気に入らなかった、あの企業がな。それにあの企業から命も狙われたしな、殺し屋にも」
っとその事を聞いた香織達は衝撃が走ったのだ、俺が放った言葉に殺し屋と言う単語が出て来た事に驚いたのだろう。
「どういう事ですか!?殺し屋って!?」
「隼人さんは大丈夫だったのですか!?」
「まあな、でも奴らもすぐに反撃してくるだろうな。これからが奴らの戦いが始まる…」
その言葉に香織達は言葉を失う、まさか最悪の出来事がこれから起きると言う事に…。
悲しいだろうけど、これが今の現実だよ。
すると香織が心配そうに俺に駆け寄る。
「隼人君、大丈夫なの?」
「ああ、なんとかな。でも前にも言ったと思うけど、救う為ならば…俺はドブの水を被る事も辞さないって。もう覚悟の上だよ」
「隼人さん…(あの表情…まさに覚悟の目ですね…、ならば私も決心を固める時です)」
俺が香織にそう言う中、美羽は決意を決めた目で俺に向かって言い出した。
「隼人さん、もし何かあれば遠慮なく私に言って来て下さい。全力で手助けします」
「美羽…お前」
意外な申し出の人物から俺は少しばかり美羽を見る。まさか香織だけじゃなく美羽までもそんな申し出が出てくるとは思わなかった。
っと美羽の他にも申し出の人物が。
「新道寺がやるって言うなら、あたしも手助けするわ」
「私もです!先輩に助けられた分は必ずお返しします!」
裕子と美也子も美羽と同じように名乗り出て来て、それには俺はただ唖然とするばかりだった。
やれやれ…、香織もそうだが裕子達も度胸がある。まあいいか…手を貸してくれるならそれを全力で使うまで。
「はぁ…分かったよ。こっちも手を貸してもらう時は必ず言うよ」
「うん!絶対だよ?」
香織の真剣な目に俺は頷く事にした。
さて…これからが大変だぞ。
――――
香織達が帰った後、俺は地下室に行って今持っている武器のメンテナンスを行う事にした。
いくら収納に締まっているとはいえ、しっかりメンテしないと動作しなくなるからな。
今持っている銃はガバメント二丁にベレッタが二丁、奪ったグロックが四丁に357マグナムが一丁、そしてデザートイーグル一丁の計十丁だ。
次にSMGはMP5が二丁に45口径の弾を撃つ【UMP45】が二丁、貫通性の強い【P90】が一丁。
ショットガンの方は【レミントンM870】が四丁。
アサルトライフルの方は【M4A1】が三丁に【AK47】が三丁だ。
それでスナイパーライフルは【レミントンM700】が一丁に強力な【バレットM82】が一丁。
最後にアメリカで手に入れた【M249軽機関銃】が一丁だ。
これだけのメンテナンスをするのは大変だが、これはあくまでの話、俺にはチートがある。
それを使って一気にメンテナンスを終わらせる。
通常メンテナンスは3日か5日が掛かるのが普通だが、作業効率のスキルがある為、俺の作業時間は2時間で終わった。
念のためマグナムとデザートイーグルを二丁づつ複製スキルで増やした。
勿論防弾チョッキも複製スキルで大量に増やす、万が一の場合だ。
これで武器の方はOKだ、後は弾かな?
複製スキルで弾を大量生産し、全て収納に入れておく。
「よし…弾もOK。そうだ…せっかく皆が手助けしてくれるんだ。こうなれば美羽に頼んでみようかな?車のパーツを」
美羽の父親の会社に通じる下請け企業に車のパーツ会社をしているのを、以前調べた事があった。
それを使って俺のピックアップトラックやマスタングのパーツも送ってもらおう。
まあ、これはさておき…殺し屋だ。また送り込んでくるに違いないな、今度は銃も使って来る筈、こうなれば旋盤機とホール盤を手に入れて、サプレッサーを作ろう。
作るのはSMGとショットガン、アサルトライフルにスナイパーライフルの物だ。
特にSMGとショットガン、アサルトライフルは今後使う予定が必ず来る。
手に入れるのは困難だから、作った方が早い、よし!今から旋盤機とホール盤を手に入れよう。
俺は地上に出て、マスタングを出して乗り込み、鑑定検索で旋盤機とホール盤の在り処を検索し、その場所へと向かうのであった。
これからが大変だ…。