俺がこの世界に転生してから1週間と2日、まずはこの状況を確認する必要がある。
まず最初に俺がどう言う存在かだ、それを調べる必要がある。
俺の部屋でどんな物があるか調べると、俺の学校の鞄から学生手帳を見つけた。
それにこう書かれてある。
手塚隼人 17歳 私立獅子王学園2年生。
「なるほどな俺は2年生と言う事か、となると…」
俺は机を見る。そこには確かに教科書やら図鑑やら辞書などの本があるし、何よりも納得だ。
よし、それじゃあ次は別の部屋には何があるか調べてみよう。そう思いながら俺は違う部屋の方に行き、散らかっている部屋を見る。どうもそこはパソコン部屋らしく、モニターとPC以外の物は散らかっていた。
それを見た俺は思わずため息が出る。
「はぁ…、こんな様子じゃあ片付けが本当に必要だ。後でやろっと」
そう思いながら俺は別の部屋を見る、しかし後の所は荷物置き場とか親の部屋以外何もなく、空振り状態だった。
俺は一度外に出る、家の周りには何があるのかと調べてみようとしたのだ。
家の外に出て辺りを見渡すと、家の裏には大きな倉庫があり車庫でもある建物があって、そこに俺は向かう。
するとそこには一台のピックアップトラックがあり、それを見た俺は思わず見る。
「すげぇ…これってもしかして俺の父さんの車か? これは…今見ても仕方ないな、17歳だったら免許は無いし、今持っている免許と言ったら原付くらいしかないしな」
以前買い物の時、俺は財布の中身に免許証がある事に気が付き、それを見た時に免許は原付だった為、車には乗れない事にガッカリした。いや、これが普通だと思うな。
前世では車の免許は持ってたが、転生したんだからないと思っていた。
まあ原チャリに乗れるだけマシか…。
「まあいいか、とにかく中を見よう」
そう言って車以外に何があるかを調べる。中には車の部品やらタイヤのスペアとかスタッドレスとか、メンテナンスに必要な色んな物が沢山あった。
これなら車の整備にも行けるだろうな。でも…中をもっと快適にする為に小さな部屋を作ろう、外は寒いし、冬の作業には向かないだろうな。
でも移動の足は確保は出来たな、即行でな…。
とにかく、この世界の父さんの車…大事に使わせてもらうよ、一年後だけどね。でもその間もメンテナンスはしっかりして置かないとな、リフトがあればピックアップトラックもメンテしやすいのに…。
「…ん? あれは」
っと俺は倉庫の奥に何やらベンチの様な物が見えて、そこに向かうと、何とベンチプレスがあったのだ、更にダンベルやスクワットラック懸垂器具、これらが揃っていて何とも嬉しい事だ。
しかも重りも180㎏まであり、これはラッキーな事だ。どうやらここは父さんが趣味で置いたものらしいな。
「よっしゃ! 体を鍛えるに持って来いだ」
そして俺は家の中に戻り、家の財産の確認を行った。
兎に角金だ、金がないと生活出来ないし、何より学校に通うお金も必要だよ。
それがないと何も始まらない。
俺は通帳を見つけ、残高がどのくらい残っているか調べる。
通帳にはお金が1000万くらいはあり、生活には十分だが、これだけではまだ足りないきがする。
「これはバイトも必要かな…? いや、折角スキルがあるんだ、この金銭幸福って言うスキルはどんな物だ…?あと他のスキルも見てみよう」
俺は鑑定検索で俺のスキル金銭幸福や他のスキルを調べる事にした。
そしてそのスキルの説明が画面として出てくる。
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『超回復』。体力、怪我、病気から一気に回復させる効果をもつスキル、その効果は筋トレと同じ効果を持つため、筋トレと非常に相性が強い、その為筋トレした際にすぐさま回復し、体つきも短期間で変わる事が出来る。
『鑑定検索』。人、物体、様々な物を鑑定し、調べる事が出来るスキル。そして検索をする事によって、どんなも物が何処に置かれているかを調べる事が出来る。
『収納』。これはオタクなら知っていると言われるアイテムボックスのスキル。収納の制限がない為、どんな物も収納する事が出来る。当然家やら車、ジェット機でさえも、そして武器も隠すことが出来る。
『金銭幸福』。お金に恵まれているスキル、このスキルは恐ろしいほどにお金の運が高く、宝くじに当たる確率も高い。更に日常で凄い事も起こる事もある。
『習得鍛錬』。どんな事をする事によってスキルや技術を習得し、更にやり続ければ上達する事が出来るスキル。家事や運転は勿論の事、格闘術や射撃、更に建築や修理整備等も行う事が出来る。
『限界成長』。限界を超えて、成長をし続ける事が出来るスキル。これはスキルの成長を加速させる事が出来て、更に進化させる事も可能。
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それを見た俺は思わず目が釘付けとなった、お金の運が高かったら宝くじで一億や三億を当てるのも夢じゃないな。
「よし!取り合えず今後の方針は決まったな。まずは金の確保とこの家の整理、そして食事に筋トレだ。こんなに細かったら話にならないよ」
俺は自分の身体の異常の細さにそう呟きながら、まずはこの家の整理を開始した。
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「よいしょ…!」
俺はまずあちこち散らばっている物を片付ける事にした、あまりにも散らかし放題だ。こんだけ散らばってたら動けようも出来ない。
でも細い体では重くて運ぶのが大変だ…。
「くっそ…、重いなこれは…これは時間が掛かるぞ」
っと俺がそう呟いた時、ステータス画面が目の間に現れて、こう表示した。
《筋力の損傷により超回復発動! よって筋力が1アップします。更に攻撃と防御が少しだけアップします》
すると身体が一瞬軽くなり、すぐに元に戻って、俺は少し戸惑ったが、持っている荷物が少しだけ軽く感じた。
それに俺は少しだけ画面を見て、確認を行う。
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手塚 隼人
身長:185㎝
体重:48㎏
筋力:1
攻撃力:3
防御力:4
俊敏力:5
精神力:80
知識力:50
運力:100
【スキル】
《超回復》、《鑑定検索》、《収納》、《金銭幸福》、《習得鍛錬》、《限界成長》
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おいおいマジか…、もう成長しやがったよ、でもこれはこれでいいかもしれない、この後筋トレで細い体から脱していくか。
あっ、そう言えば収納ってあるが、これってもしかして…。
俺は収納のスキルを使い、辺りの荷物を収納してみる。
すると辺りの荷物が一瞬で消えた。
「おおっ! 消えた…!」
そして俺は収納の中を見ると…。
荷物が×24、ゴミが×63と出ている。
分別もしっかりと出来ていて、これは大いに助かるな、良し、後でゴミ袋を買って来てゴミを捨てに行こう。
その後、俺は収納を使って残りの荷物を整理し、ゴミを分別してゴミを袋に詰めて、ゴミ捨て場へと持って行った。
残った荷物は収納から取り出そうとした時に、画面が出てきた。
《荷物を綺麗に整頓しますか? YES NO》
その画面表示に俺は思わず笑みを浮かばせ、YESを押す。
すると荷物が綺麗に整頓されて、棚の方に並べられた。
「いや~これって本当に便利なスキル。さて…ある程度は買い物ついでに宝くじも買っていくか、当たる可能性は大だしな」
そう言って俺は買い物袋を買い物に出た。
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食材を買った後、宝くじを買って当選番号を見て、当選日は明日だと言う事で見て、俺は取り合えず食事を作る事にした。
まずは鶏の唐揚げとポテトサラダ、そして米を炊いて作ってみる。
ある程度食事をしていると、またステータス画面が出てきて、それを俺は確認する。
《習得鍛錬!料理スキルを獲得しました》
「え?マジで…?」
たった少し調理しただけでスキルが身に付くのか? これは便利だよ、よし!この調子でどんどん作っていくぞ!
そう思いながら俺は料理を続けていく。料理スキルを獲得してから料理のスピードが速く感じる、これが習得鍛錬のスキルか…。
そして鶏の唐揚げとポテトサラダが出来て、ご飯も炊きあがって、皿にのせた。
ご飯は大盛りにして俺はごはんを食べる。
鶏の唐揚げを口にして、俺は思わず…。
「……うっま~~~い!」
思わず声が出てしまった。いや~前世は普通の感じだったけど、スキルを手にしてからまるで違う世界の味に変化したよ。
これはたまらん!
俺は鶏の唐揚げとポテトサラダをお代わりして、ご飯もお代わりし、ご飯を食べ終える。
するとまたしてもステータス画面が出て来た。
《カロリーの摂取により、身体の基礎が変化しました。》
《体重48㎏から49㎏にアップしました》
「ん?もう?」
本当にスキルが早いな…、これはもっと食べて健康的な体に出来るかも知れないな…。
俺はそう思いながら明日の準備をする。明日も丁度休みだから宝くじの当選番号を考えながら休もう。
そう思いながら俺は風呂に入って、明日に備えるのであった。