宝くじを買った翌日、俺は朝食を作った後、散らかっているパソコン部屋の方に行き、収納である程度の荷物とゴミを分別させた。
後は整頓させて、ゴミを処分し、戻った後にパソコン部屋でPCを見る事にした、だが肝心のPCは型が古く、動くのも怪しかった。
「はぁ…仕方ない、PCを買いに行くか。そうだ、序だからもっと高性能のPCにしよう」
そう思った俺はすぐさまPCパーツを買いに行った。なぜPCパーツを買うとかと言うと、市販のPCよりもカスタマイズ出来るからだ。
普通のPCはある程度のスペックしかなく、性能も申し分ないが、それでも足りない部分も多い。
だがパーツを組み合わせれば、より高性能で、より扱いやすいPCが出来るのだ。それにこの後の為にも無数のファイアーウォールを作る必要があるからな。
オマケにスキルでハッキングスキルも手に入れれば、調べたい物も調べれる。
まあ鑑定検索があるんだけど、これはこれで作って置きたいんだよね。
そして俺はPCショップで高性能のPCパーツを購入して、家に帰った時に玄関に誰かがいた。
「あ!隼人君!」
「あ…、香織」
そこに居たのは、幼馴染の桜田香織だった、でも香織だけじゃなくもう一人、ショートヘアーの女の子がいた。
「おお~手塚君。怪我もう治ったって聞いて来たよー」
「ん?君は…」
「はい~?忘れちゃったの? 香織の大親友の【
っとその事を聞いて、俺はそれを感じ取った。香織の友人…共に悪人達に凌辱される4人の内の1人だ。
彼女は確かスポーツ系の女子で、陸上の長距離走の選手だったと聞いた。でも怪我で引退を余儀なくされて、今は軽い運動程度しかやっていないとゲームで見た程度だ。
「どうして2人がここに?」
「どうしてって明日学校だから心配してきたのよ? それに隼人君家で1人だけだから…」
「んで、香織がわざわざ家までやって来たって訳、私も思わず笑ったわ~」
それを聞いた香織は「もう!」っと怒っていたが、俺は思わず苦笑いする。何とも呑気な子達だと…。
まあこんな所立っていても仕方ない。
「立ち話もあれだから、中に入って茶でも飲んでいく?」
「え?いいの?んじゃあお言葉に甘えて…」
「あたしは最初からお邪魔するつもりだったわよ」
っとそう言って2人は俺が開けた玄関から堂々と入って行った。遠慮ないなおい…。
そして俺は香織と裕子にお茶を出した。その際に香織が部屋の周りを見て疑問に思った。
「ねえ隼人君、いつから部屋を綺麗にしたの? 親を事故で亡くして以来ずっと放置状態だった筈?」
「そうね~、あんたどうかしたの? 香織から聞いたけど、一人称が俺って言ってるみたいだし。頭打って人格変わった?」
香織と裕子の話を聞いて、俺は思わず耳を傾けた。
事故で亡くして放置…? もしかしたら病院で目が覚めた理由って親を亡くしたショックで飛び降り自殺って言う設定で転生してきたのか?俺は…。
となるとあの散らかし状態は納得出来たな、それに病院での目覚めも。
「まあな…いつまでもあのままにして置けないっと思ってな、それに俺って言っちゃ悪いか?」
「ん~全然? むしろ前向きになってるって感じ」
裕子はそう俺に言って、お茶を啜っていた。
前向きね~、なんだが合わせるのが大変な感じに思えて来たよ…。
そう言ってると香織は俺の部屋の方に行き、俺の鞄と制服の状態を見ていて、それに裕子は呆れた様子で見ていた。
「香織~あんたそこまでしなくてもいいじゃない。手塚君の制服は手塚君にやらせればいいんだから」
「でもちょっとでもしておかないと、隼人君忘れてる事が多いから」
「あんたね~…」
香織の話しに裕子は少しだけ呆れた様子になる。
随分と世話好きだな、でもちょっとは助かるかも。これからちょっとやる事があるからな。
そう思いつつ、香織は制服を見てくれた後、裕子と共に帰って行った。
そして俺はPCを組み立てる作業を始めた、っとその時ステータス画面が出てくる。
《習得鍛錬!作業効率スキルを取得しました》
っとその画面が出てきた瞬間、手先が一気に器用となり、次々とPCを組み上げて行く。
普通なら数時間掛かる作業もたった数分で組み上がった。本当便利だなおい~…。
組み上がったPCを古いPCと交換して、起動させてある程度の設定をしておく。
するとまたしてもステータス画面が出て来て、こう表示された。
《習得鍛錬!プログラミングスキルを取得、ハッキングスキルを取得、暗号解読スキルを取得しました》
もう驚かないな、ここまで来たら。
そして俺は宝くじの当選番号を調べていて、何番で当たっているか調べてみた。
「ええ~っと、当選番号は……お?」
俺は当選番号の辺りを調べると、一等は3億円、二等は1億円、三等は5000万と書かれている。
因みに俺の当選番号は…。
「え…マジ? 二等って!」
一等にはなれなかったが、二等である1億円が当たったのだ。
これはすぐに電話しないと!
その後すぐに宝くじの方に電話して、銀行の方に行くよう指示されて、銀行で職員に宝くじの事をある程度説明を受けた後に、二等である1億円が入った通帳を受け取る。
受け取るって言っても通帳を渡して、そこに1億円を送金される仕組みって事なんだけどね。
でもやっべぇ、1億円だけでも結構な額だよ。これで当分はお金に困らずに済むな。
「よし!明日は学校だ、その前に軽い筋トレでもしよう」
っとそう呟いて家に帰って行く、帰りの際にハンバーガーでも買ってプロテインも買って帰ろう。
――――
家に帰って来て、入れてきたプロテインと共に倉庫の奥の筋トレ器具の所に行く。
多少古びてはいるものの、使えなくはない。
でももっと見栄えが良くしたいから、これは今後綺麗にしておこう、でも今は筋トレだ。このごぼうみたいな身体から早く脱したい。
まずはベンチプレスからやろう、重りは…50㎏くらいかな?
「ふぅ……ふっ!!」
俺はベンチプレスのバーベルを持ち上げた、細い体だからバーベルがとても重い…!
そして次にスクワットラックに行き、60を持ち上げた。
懸垂はきついけど、根性で何とかして見せる!
ある程度筋トレをこなしていくと、すぐに画面が出て来た。
《筋トレによって超回復発動! 筋力アップ!1から30へと上がりました! 更に体形も変化しました。体重も49㎏から51㎏に増加しました》
っとそんな画面が出て来て、俺はプロテインを飲みながら頭を傾げる。
そして鏡を映し出して、見て見ると、皮と骨の状態だった身体が少しだけ変化し、筋肉がほんの少しだけのった状態になっている。
「うわあ…もうついちゃったよ。凄いなこれ?でもこれを続けていたら、絶対に変わるよ」
そう思いつつ俺は家に入り、シャワーを浴びて汗を流し、夕食を作り、ご飯大盛りを2杯くらい食べて、明日の学校に備えた。
そして翌日、俺は獅子王学園の制服を着て、家の戸締まりを確認して、獅子王学園へと向かう。
だが向かう先が分からずだったが、こんな時に鑑定検索が頼りになる。
獅子王学園へのルートを検索し、獅子王学園への道を進む。
途中で香織と合流した。
「あっ!隼人君! おはよう!」
「おはよう」
2人で登校していきながら、獅子王学園に到着する。
「(ここが獅子王学園か…)」
俺は獅子王学園を見上げながら思う、獅子王学園は都内で有名な程の名門校、そこはスポーツが学力も随一であり、かなりの有名校である。
面積もかなり広く、その面積は野球ドーム6個分の広さだと言う。
しかしその有名校であるここは運営するにも莫大な資金が必要とされている、そんな獅子王学園が創設時にスポンサーになってくれている企業がある。
その企業の名は【ヴィクトリア重工】。その企業はこの世界で唯一建設や発展、開拓に取り組みを仕入れている会社である。
ヴィクトリア重工の影響力は凄まじく、政府の後押しするほどの有名な会社なのだ。
だがそのヴィクトリア重工には裏の顔がある、それはこの世界での資金の横領、紛争、そして違法研究をしている。
その違法研究とは…女性への強制性行為である。
女性が嫌がるセックス、無理矢理行う薬を開発し、更に意識を保たせて、途轍もない絶望の光景を味合わせている。
更に無理やり孕ませて、彼女達を一生奴隷として行う様に仕向けさせると言う残忍な行動をしている。
その内の1人が隣にいる香織だ、当然昨日会った裕子の他にあと2人が居て、この学園の男子達に凌辱されると言うのがあのゲームの内容だ。
何故それが行えるかと言うと、この学園はスポンサーであるヴィクトリア重工の支配下に置かれているからだ。
女性が凌辱をされた場合、警察に告発しようと言う者が居たが、それをヴィクトリア重工が圧力をかけて潰しているのだ。
そして学園の男子全員ヴィクトリア重工に進めれていて、遠くない未来、香織達に襲いかかってくる。
女子達は既に弱みを握られ、逆らったら凌辱される始末、一部では既に凌辱されている者もいる。
ヴィクトリア重工に訴えようとした者たちはヴィクトリア重工の警備スタッフに始末されている。それはヴィクトリア重工には戦闘訓練を受けている者たちが数多く。
更に銃を使って訴える者達を殺し、永久に葬り去り、ヴィクトリア重工には何の影響無しにしてる。
実に汚い手口だ…。
「(だが…そんな事はさせない。この俺が叩き潰してやるよ…この世界に転生した限り、彼女達に手出しはさせない…)」
そう…俺はその為に準備をしている、金もそうだがこの後の為に銃も必要だ。
どこかで銃を手に入れる必要があるが、今は後にしておいて、身体を仕上げるのが最優先。
まだまだ未熟だからやばい感じがするしな、それに香織達を襲いかかって来るのは半年後、まだ9月ちょいだから来年の5月ぐらいだな。
その時までには身体も仕上がるし、体力も付く。
それまでは何としても準備しておかないとな。
そう思いつつ、俺は香織と一緒に教室へと向かうのであった。