香織達の協力があって、年末をしっかりと過ごした後に元日の朝に初詣でお祈りをする事になった俺、俺は普段通りの服を着ながら上に防寒着を着て、一緒に行く香織達を待っていた。
腕時計で時間を確認していると、香織達がやってくる。
「隼人くーん! お待たせ!」
「せんぱーい!」
「ん?」
香織達がやって来るのを見て、俺が香織達の方を向くと、そこには着物を着た香織と美也子、それに橘裕子が居たのだ。それも普通の服。
「香織に七宮、それに橘もいたのか?」
「そうよ。あたしも香織達と初詣に行く所なの、居たら悪い?」
「いや、別に悪いって言ってる訳じゃ…」
やや不機嫌に感じた裕子に俺は慌てて訂正する、ここでもめたら面倒だよほんと…。
そしてその様子を苦笑いしながら見ていた香織が間に入ってくる。
「まあまあ、皆楽しかったら良いじゃない。それじゃあ行きましょ」
そう言って香織が先頭に立って向かい、美也子がそれに付いて行った。
裕子はさっき言ったことは冗談だったみたいで、気にしてない感じで香織達の後に付いて行く。
おいおい…さっきのは冗談だったって言いたいのかよ。全く…。
しかし今年は香織達が大変な目に合う年だって言うのに、呑気と言うか…、だがヴィクトリア重工…大晦日の日に一度調べ直したら、また知らない事が出て来たよ。
前世で俺がウェブで調べた結果、資金の横領や紛争に違法研究をしていたって書いてあったけど、それとは別の物にも手を出していたみたいだった…。
それは武器と兵器の開発、そして麻薬に密造と密売…、それらを使って大量の資金を得てる事も明らかになった。
更にそれは今いる獅子王学園にも手を伸ばしていて、それらを使ってかなりの従う人間を招き入れているらしい。
どおりでゲーム中でもあれだけの人の数を揃えられる筈だ。
それにヴィクトリア重工…正式名【新島ヴィクトリア重工】と言う名前だそうだ。新島…そいつは確か…。
「おーい!隼人くーん!何してるのー?」
「早く行きましょ!先輩!」
っと俺が考えていると、香織達が俺の方を見て叫んでいた。
まあ考えるのは帰ってからでも良いだろう。俺はそう思いながら香織達の後を追いかけるのだった。
――――
神社に到着して俺達がお参りをしていた時に…。
「あれ、桜田さんじゃないか」
「え?」
突如香織に声を掛けられて、俺達も同時に振り向くと、そこには俺達と同い年の一人の男性がいたのだ。
ってこいつは…。
「(こいつは…【新島(にいじま)浩一郎(こういちろう)】!)」
俺達があったのは獅子王学園の生徒会長にして、原作で香織達を凌辱を鬼ヶ原達を指示して実行犯の黒幕である。
更にこいつは先日例のヴィクトリア重工を調べた際に社長である新島宰三の息子なのである。
そんな奴がなぜ此処に…。
「新島君…」
「あら新島君じゃない。どしてここに居んの?」
「酷い言い方だな、初詣に決まってるじゃないか。折角年を迎えた事なんだから、初詣ぐらい行っておかないとね」
っと新島は前髪を手で揃えながら言う。
何だがうざい奴だな本当に…。
「それよりも桜田さん、もし良かったら僕と一緒に初詣に回らないかい?」
はっ? こいつ俺らと回って居る事が分からないのか?
「え…でも、今日は皆と一緒に初詣に来ている所だし。それに――」
「良いじゃないか。僕と一緒に回った方が色々と楽しく…」
っと新島が言おうとしたその時、俺が香織の前に出て、新島と対面をする。
「な、なんだい、君は確か手塚君じゃないか。どうして君がここに」
「ずっと居たんだけど、それよりも無理やりは流石にどうかな? それに香織だけじゃなく橘も七宮も一緒にいるんだ。彼女達の事情もしっかり考えないと、後先後悔するぞ…」
ギロッ…!
「ぐぅ…!」
俺は新島に目線威圧のスキルを使って、少しばかりビビらせながら香織を引き離せて、少しばかり下がった新島は小さな声で「チッ!」と舌打ちをしながら俺を見る。
「そうかい…なら今日は1人で行くとするよ。出来れば彼女と一緒に行きたかったけどね…」
っとそう言い残して、新島は去って行った。
そして香織は少しだけホッとした様子で一息をし、裕子が香織の元に寄る。
「香織、大丈夫?」
「うん…何とか。それにしても噂通りだったね」
「えぇ、あの新島…色んな女性に声を掛けて、強引に誘おうとするから困る所があるのよね~」
「やっぱりあいつ、そういう所があったのか?」
俺が裕子に問うと、裕子は頷きながら俺を見る。
「ええそうよ、それにこれ噂かどうか分かんないんだけど、あいつ何かヤバい物に手を出してるって聞いた事があるのよ」
「ヤバい物…?」
「ええ、それはあたしにも分からないけど、多分一番ヤバい物だと思うよ」
そう裕子が言って来て、俺はそれに少しばかり警戒する事にした。あの男…ヤバい事なら俺は知っているからな。
あまりちょっかい掛けてくるなら、ちょっとばかり早いが行動を移す必要があるな。
――――
初詣が終わって、俺は香織達と別れて家に帰宅して、ある程度の準備をする事にした。
本当ならもう少し先に準備をする事だったが、どうも新島が香織に誘い出そうとしてきたのを見て、俺は事前に準備をする。
まず最初に武器の準備をし、収納から2つの銃を取り出した。
最初に取り出したのは拳銃で、ストッピングパワーに優れた45口径の拳銃【コルト・ガバメント】、そして9mm口径の短機関銃であるSMG【H&K MP5A5】である。
なぜ俺がこの銃を取り出したかと言うと、サプレッサーを取り付ける為である。
45口径のガバメントならばサプレッサーの相性が良く、上手く使いこなせるからである。
それにMP5は万が一に大人数での戦闘に対応する為、サプレッサーを使いながら周囲に気づかせないようにする為である。
どうせならアサルトライフルのM4A1かゲリラが良く愛用するアサルトライフルの【AK47】を使いたい所だ。
だがこれらはサプレッサーを付けてもうまく行くかどうかが不安である。
なんせ威力が強すぎるからな。
周囲の壁を貫く恐れがあるから、それを考えての選択だ。
まあ9mm口径の銃も貫通性があるがな。
それとサプレッサーだが、実はこの間アメリカに行った際に収納した時に偶然入っていたんだよサプレッサー。
もっと確認しておくべきだったよ、でも偶然ってことあるんだな~…いや待てよ?
「そう言えばステータスで俺の運は結構高かった筈、もしかしてそれのお陰か?」
そう考えた俺は一度ステータス画面を開くことにした。
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手塚 隼人
身長:185㎝
体重:88㎏
筋力:200
攻撃力:5000
防御力:9000
俊敏力:8000
精神力:8000
知識力:7000
運力:10000000
【スキル】
《超回復》《鑑定検索》《収納》《金銭幸福》《習得鍛錬》《限界成長》《料理》《作業効率》《プログラミング》《ハッキング》《暗号解読》《万能修理》《完全整備》《隠密》《ピッキング》《目線威圧》《武器知識》《射撃》《戦闘術》《近接格闘》《新格闘術》《言語解釈》
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おお…運が凄い数値になってる。とんでもないな~おい。
っと俺は改めてステータスの能力に関心するのだった。
そして俺はガバメントとMP5にサプレッサーと取り付ける作業をするのであった。