村で爆発事故があり、怪我人を救うために母が残してくれた『秘薬』を使い果たしてしまう桔梗。
鬼宮家は末子相続の家系。
桔梗は、自分よりも鬼宮家を担うに相応しい血を持っている兄の一二三に後を託そうと、死を決意する。
そんな桔梗を止めるため、桔梗を抱く鬼太郎。
『桔梗と子を成し、鬼宮家に再びアヤカシの血を』という一二三の要望に応えれば、きっと全てが上手くいくと、そう信じて……。
「よいしょ……っと」
一二三を布団の上に下ろし、「ふぅ……」と一息つく。
「一二三さんをここまでお連れくださり、ありがとうございました」
「いえ。それより鬼宮さん、大丈夫ですか? 急に具合が悪くなったみたいなんですけど、事故のショックで気分が悪くなっちゃったんでしょうか……」
「事故?」
「ええ、実は……」
と、先ほど起こった一部始終を説明すると――
「なるほど。一二三さんは妖力を使ったせいで体調を崩されたのでしょう」
聞き終えた多恵が、得心のいった表情で頷き、そう答えた。
「妖力を使ったせい……ですか?」
「はい。鬼宮の治癒とは妖力――自身の生命力を相手に分け与えるということですから」
「それは……自分でコントロール出来ないものなんですか?」
「人によるようです。先代の鬼姫様や一二三さんはコントロールが可能ですが、桔梗さんには無理です」
「そうですか……。でも、じゃあ鬼宮さんはどうしてこんな……倒れるまで……」
「子供の怪我を治すだけでなく、痛みも和らげてあげたいと、そう思ったのでしょう。だから皮膚が再生されたあとも、手をかざし続けたのかと」
「……なるほど」
(いい人なんだな……。鬼宮さん……)
そう感心していると――
「鬼太郎……さん……」
一二三がふと目を覚まして、鬼太郎に呼びかけた。
「あ……。大丈夫ですか?」
「私は……平気です。それより……桔梗を……」
「桔梗さんがどうしました?」
「……先ほど桔梗は、薬が足りないと……そう言っていました……。あんな場面で出し惜しみするような娘ではありませんので……本当に薬が……尽きてしまったのだと思います……。薬がなくなったら、桔梗は――」
一二三の言葉を最後まで聞き終えるよりも早く、鬼太郎は桔梗の部屋に向かって走り出していた。
* * *
「桔梗さん!」
声と共に、勢いよく襖を開ける。
桔梗は、小太刀を首元に充てていたいた。
「……! やめるんだ!」
「こないで!」
叫び、小太刀にグッと力を入れていく桔梗。
首筋から薄っすらと、血の雫が垂れる。
「く……ッ! 桔梗さん! お願いですからそんなこと、どうかやめてください! あなたが死んでも、どうにもなりませんよ!」
「…………」
「お母さんと同じように、あなたの遺体を薬にしたところでそれは……どうせいつかは尽きるんです! 今日、それが分かったでしょう!?」
「…………」
桔梗の鬼太郎への依頼とは、自分の遺体を薬にして、それを兄の一二三に渡して欲しいと。
そういう内容だった。
鬼太郎でなくとも、鬼宮家の者なら肉を秘薬に変える術を知っている。
母親の遺体は、自分が処理した。
自分が死んでも、まだ鬼宮の血は絶えてない。
兄がいる。
しかし、気の優しい彼のこと。
きっと私を薬にするなんてこと、出来ないから――と。
「……桔梗さん。なんとか言ってください……!」
「……確かに私が死んでも……いずれ薬はなくなりますわ。けれど……当家は末子相続の家系。私がいなくなれば兄が鬼宮家を継ぐことが出来ますわ……」
桔梗が、意を決した様子で目を閉じる。
「桔梗さん……!」
考えるよりも早く桔梗の許へと駆けだし、小太刀の握られた腕を強く掴んで止め、そして彼女にキスをした。
「……なっ、何を……!」
驚愕に、目を見開く桔梗。
その瞳から、目を逸らさずに鬼太郎は、とつとつと語りだした。
「……数日前。僕の許に、鬼宮さんから手紙が届きました。相談したいことがあるから、一度村に来て欲しいと。……それだけの、短い内容の手紙です。もしかしたら、無視していたかもしれません。でも、ちょうどその前日にあなたから手紙をもらっていた僕は、その内容が内容なだけに気になって……。何かあなたの依頼と関係があるんじゃないかとそう思い、鬼宮さんに会いにきました。そこで僕は鬼宮さんに……あなたと子を成して欲しい。そう頼まれたんです」
「…………!?」
「代を重ねすぎたのか、鬼の血が薄くなってきたと。だから再度、妖怪の血を取り入れたいのだと……」
「あっ……あ……あぁぁ……ああっ……」
思わぬ妙案に目を見開き、小太刀を手から離す桔梗。
「……すぐに子供が出来るとは思えないんですが、それでも良ければ――んん……ッ!」
話の途中で唇を奪われ、呻き声をあげる鬼太郎。
このまま桔梗を抱くのだと、そう思うと緊張で胸が張り裂けそうに痛むが……決心は変わらない。
同情なのか慕情なのか分からないが、とにかくすると心に決めて、桔梗のキスに応じていった。
「はぁ……はっ、んッ……んぁっ、はっ……あぁっ……」
「あぁ……んっ……くぁっ……はぁぁ……あぁ……っ……」
舌と舌とを絡め合い、肌を密着させていく。
「あ……ん……ンぁ……はっ、ンンン……んぁっ……はぁッ……」
キスが深まるに連れ、背中に回した手に、桔梗がギュッと力を込めてくる。
――求められている。
そう感じただけで、心臓が爆発しそうになる。
「はぁ……はぁ……っ、桔梗……さんっ……」
ノド奥から、そう声を紡ぎ出すと、それが合図であったかのように、スッと桔梗は身を離し、スルスルと着物の帯を解いていった。
「あ……っ……」
窓から入り込む月明かりに照らされる、桔梗の裸体。
その白い肌にはいくつも蚯蚓腫れが出来ていて、縄跡も生々しい。
(桔梗さん……)
疼く箇所を鞭打って欲しいと。
そう桔梗に頼まれたと、多恵が言っていた。
(こんなに跡が残るほど……強く打たれたかったのか……)
それはつまり、身体が熱く滾ってたまらなかったのだということ。
その考えに思い至ると同時に、フッと理性の糸が切れた。
「桔梗さん……ッ!」
「あっ……? ああぁ……! あ……むッ、ンンン……!」
壁を背にして座る桔梗をキスで追い詰めていき、縄跡がクッキリと残る豊満な乳房に、ズブリと指を埋めていく。
「ンあああッ! ンむぅっ……んッ! はッ……ああああああ……ッ!」
手の中で丸くたわわに実る乳房がグンニャリと変形し、痛むのか桔梗が悲鳴をあげるが、鬼太郎は「桔梗さん……!」と繰り返し彼女の名を呼び、その肢体に己の欲望を力一杯ぶつけていった。
「はぁ……はぁ……ッ!」
柔らかな乳房を鷲掴みにしたまま、キスしていた唇を滑らせて、未だ薄っすらと血を滴らせる首筋へと舌を這わせていく。
「や……っ! そこ……あぁ……はぁぁ……ああ……ッ!」
感じるのか、ピクリと小さく桔梗の腰が跳ねあがる。
その瞬間、噎せるような甘く官能的な香りが部屋に立ち込めた。
「はぁ……あぁ……っ。ンあぁ……はぁ……はぁ……ッ」
歓喜に震える、声と身体……。
(桔梗……さんっ……)
続けて傷口を舐め上げ、桔梗の口から快感の声を引き出していく。
「あっ、あっ……! ンあぁぁぁっ……あはぁ……あああああ……!」
桔梗の快感に呼応するかのように、鬼太郎の剛直も、ビクビクと激しく痙攣し始める。
「うっ……くッ……!」
――彼女の中に入りたいと、逸物が主張している。
痛みさえ伴うほど、熱く強く。
「ああっ、はぁ……ッ! 鬼太郎……さんっ、ああ……ッ!」
喘ぐに伴い、両のかいなでグイと引き寄せられる身体。
「…………」
躊躇うことは何もない。
桔梗も自分を求めてくれている。
ならばと、ぬかるんだ秘部に押し入っていくと――
「う……あッ、痛いぃぃぃっ……あああああッ!」
白いノドを大きく反らして、桔梗が甲高い悲鳴をあげた。
「桔梗さん……っ?」
(まさか……初めて……?)
そう察しをつけはするが、それはこちらも同じこと。
産まれて初めて味わう女体の感触に、たまらずビュルリと発射する。
「くぁ……ッ!? あっ、はッ……あーーーーーッ!!」
「ひぅっ!? あ、あっ……熱いのぉぉぉッ! あああああ……ッ!」
なんの前触れもなく、突如訪れた絶頂感。
その興奮も冷めやらぬまま、続けて深い快感の波が襲いくる。
「うッ!? く……ッ!」
「あ……ぅ……ッ、う……あぁぁ……ッ!」
痛みに喘ぎ、背を仰け反らせる桔梗。
その程度の動きにさえ過敏に感じてしまうようで、鬼太郎は更に苦しげに呻いた。
「くぅぅ……ッ、うっ、ああ……!」
(ま、まだ全部入ってもいないのに……どうしてこんなっ……)
「あっ、はッ……あああああぁぁぁッ!!」
「ンひッ!? くぁっ、はッ……あ~~~~~~ッ!!」
あまりの深い快楽に、恐怖すら覚えながら、再び絶頂へと達していく。
しかし、果てても果てても熱く滾る。
「はぁ……はぁ……はぁっ、はッ……、き……桔梗……さんっ……」
尽きぬ焦燥感に突き動かされ、桔梗を掻き抱き、一気に結合を深めていく。
「ひぁッ!? あ……ひいいいぃぃぃぃぃぃッ!!」
射精を繰り返したせいでスムーズに入りはしたが、生娘の身にそれはツラかったようで、悲鳴と共に腰が跳ねあがる。
その逃げていく腰を引き寄せるようにしながら、グッグッと抽送を繰り出していく。
「やっ、あッ、あッ、あッ……あああああッ!!」
苦悶に眉を寄せ、叫ぶ桔梗。
だが、それでも鬼太郎から身を離す気はないらしく、必死で彼にしがみついている。
「あぁ……っ、はぁッ……鬼太郎さん……っ。鬼太郎……さぁんッ……!」
耳元で切なげに名前を呼ばれ、ゾクリと首筋に震えが走る。
「桔梗……さんっ……」
名前を呼び返すと、まるで返事をするかのように、桔梗の体内がギュウッとキツく締まり、その濡れた柔肉の感触に耐えかねて、三度射精を繰り返してしまう。
「うぁ……! あっ、あああああぁぁぁぁぁッ!!」
「ひぅっ!? ひッ、あっ……ああああああああ……!」
膣の奥深くまでを、ドロリと濃い精液で満たされて、その熱さに呻き、グーーーッと背を仰け反らせていく桔梗。
痛みに耐えているのだろう。
ブルブルと強く震えながら唸り声をあげているが、相変わらず終わる気配は訪れず、それどころか滾る一方で、鬼太郎は繋がったまま、桔梗を畳の上に組み敷いていった。
「うぁッ! あっ……ひぃぃぃぃぃ……ッ!」
対面座位の体勢から、屈曲位の体勢へと変わることにより、先ほどよりも挿入が深くなってしまい、苦痛が増すのか桔梗の目尻に涙が浮かぶ。
「き……桔梗さん……っ」
「平気……ですわ。ですからもっと……もっと深く……鬼太郎さんのを……私に……」
鬼太郎の背に腕を回して、涙声でねだる桔梗。
誘われるまま鬼太郎は、腰を突きあげていった。
「あぁぁ……ッ! はぁっ……ああッ……!」
喘ぐに連れ収縮する、桔梗の柔肉。
熱を孕んだ肉襞が、じくじくと鬼太郎の猛りを刺激する。
「くぁ……ッ! はっ、あぁぁ……はぁ……ッ!」
ビクビクーーーッと強く感じて、その快感の深さに耐えかね、抽送を中断する鬼太郎。
しかし彼がそうしたところで、肉の脈動は止まることなく、剛直を甘く優しく責め苛み続ける。
「き……桔梗さんっ、僕……あぁっ、また……ッ、くぅッ……!」
身体をブルリと震わせながら、限界を告げると――
「いいのっ……。ああ、来て……。何度でも……あぁっ、ちょうだい……!」
そうせがまれたので頷き、そして静かに果てる。
「う……くッ、うっ……あぁ……!」
「き……鬼太郎さんのが……あぁ……奥に……っ、あぁぁ……はぁぁ……あ~~~~~ッ!!」
ギュッと強く目を閉じて、背を弓形に反らしていく桔梗。
膣奥に広がる熱さに、たまらずに悲鳴をあげるが、呼吸が落ち着くに連れ、痛みの奥に甘い疼きを感じ始める。
「あ……っ、は……ッ、あぁぁ……はぁっ、ああ……ッ!」
(……桔梗さん?)
桔梗の声質が少し変わった気がして、目を瞬く鬼太郎。
見ると泣き濡れた桔梗の瞳が潤んでいて、唇がしどけなく開いている。
そして、その唇から――
「はぁ……あぁっ、あっ、あっ……あつぅい……っ。はぁ……はぁ……中が……熱くて……あぁ……だめっ……。私……どうにかなっちゃいそ……ンあぁっ! はぁッ……あああああッ!!」
と、歓喜に喘ぐ声が紡ぎ出された。
(……桔梗さん!)
桔梗の嬌声を聞き、耳までゾクリと感じてきて、鬼太郎は情欲に突き動かされるまま、再び抽送を繰り出していった。
「んぁ……っ!? はっ、はぁっ……だめ……! こすれてぇ……あぁ……いやっ、はぁ……変になる……っ。私ぃ……あぁっ、おかしくなって……しまいますっ。やめてぇ……!」
(やめてって……そう言ってるけど、でもっ……)
この悩ましげな喘ぎ声から察するに、言葉と心は裏腹なのだとそう思い、続けて隆起した逸物を、奥深くに叩きつけていく。
「ひぅぅ……ッ! ひぁぁっ、はぁッ……あああああッ!!」
ツラそうに眉根を寄せて、背中にギリリと爪を立ててくる桔梗。
痛むが、それ以上に快感のほうが強くて、鬼太郎は更に激しく腰を振りあげていった。
「あああッ! もうダメ……! だめっ、だ……めぇぇぇ……ッ! あぁあぁぁぁぁぁーーーーーッ!!」
そう桔梗が絶叫するに伴い、膣がこれまでにないほどキツく締まった。
「う……っ!?」
逸物全体が、蠕動する肉襞にギュイギュイと強く食い縛られ、耐える間もなく精を発射する。
「うあぁッ! あーーーーー……ッ!!」
「鬼太郎さ……あぁぁッ、あぁあぁぁぁ~~~~~ッ!!」
膣奥に強い突き上げを食らい、快感のあまりボロリと大粒の涙をこぼして、白いノドを大きく反らしながら絶叫する桔梗。
「あ……くッ、くぁぁ……あぁ……っ、はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
「ん……ぁっ、あぁぁ……あはァ……はぁ……はぁ……んっ、くッ……ンはぁ……はぁ……あぁぁ…………」
互いの呼吸が緩やかになるに連れ――
「桔梗……さん……」
「鬼太郎さん……」
二人はどちらからともなく唇を重ねていった。
「あ……むっ、んッ……ふっ、ンあぁ……はぁ……あぁ……」
「や……んッ、ンむっ、ふっ……レロ……ピチャ……ッ」
まるで口内の形状を探るかのように動き回る、互いの舌。
ちゅぷちゅぷと湿った音が辺りに響く。
「あぁ……はぁ……、んっ、んっ……ンはぁ……はぁっ、ン……ッ!」
貪るように桔梗の舌を吸いながら、挿入したままでいる逸物を、じゅぶ……っ、じゅぶ……っと、またゆっくりと出し入れし始める。
「ンは……っ? やっ、ん……ッ! あっ、あっ……あああぁぁぁ……ッ!」
肌にまだ色濃く絶頂の余韻が残っているため、敏感に反応してピクピクと手足を震わせる桔梗。
そんな桔梗の指に、自身の指を絡めて繋ぎ、鬼太郎は抽送を繰り返していった。
じゅぷ、じゅぷと、泡立った大量の白濁が掻きだされる。
「や……んっ、鬼太郎さ……ダメです……っ。だめぇ……もう私――ンンン……ッ!」
拒否する言葉を、唇で塞いで止められ、苦しげな吐息を漏らす。
「ン……はぁっ……、あぅっ、くッ……あぁぁ……!」
呼吸を求めて、桔梗が唇を逸らすと、鬼太郎は次いでその首筋に吸いついていった。
先ほど桔梗が感じて震えていた場所。
薄っすらと血の筋が残っている箇所だ。
「や……! あひッ……やッ……! やめっ……んッ……あぁぁ……あああああッ!!」
快感の波をやり過ごす余裕もないようで、桔梗はビクビクと身を痙攣させて大きく喘いだ。
「桔梗……さんっ……」
口の中に、甘く濃厚な血の味が広がっていく。
痛みはないかと心配になるものの、桔梗の快感は増す一方なようで、彼女は唇をわななかせ、ギュッと強くしがみ付いてきた。
そんな桔梗の欲しがる仕草に興奮し、跡がつくほど強く首筋を吸いながら、じゅぶじゅぶと膣口をこすりあげていく。
「ひぃぃ……! ひぃっ、ひぃっ……! うあぁぁっ、はぁっ、あぁ……あぁあぁぁぁあぁぁ~~~~~ッ!!」
歓喜にむせび泣き、絶頂へと達していく桔梗。
熟れた柔肉に締め付けられて、鬼太郎も共に果てていく。
「う……くッ、うぅぅ……うぁっ、はっ……あ~~~~~……ッ!!」
ドクンドクンと何度も脈打ち、桔梗の体内に精を放っていく鬼太郎の逸物。
やがてその脈動が止まり、鬼太郎はぐったりと、桔梗の上に覆い被さっていった。
「うっ……あっ、はッ……はぁっ……」
「鬼太郎……さん……」
鬼太郎をそっと抱き締め、優しく頭を撫ぜる桔梗。
肌と肌とが密着し、吸いついていく。
互いに汗びっしょりだ。
「はぁ……はぁ……ふぅ……っ、はぁ…………」
「ふふ……。すごい汗……。……鬼太郎さん?」
「は……はい……?」
「……お風呂に入りましょうか。このまま寝ては、風邪をひいてしまいますわ……」
未だ身体が燃えるように熱く、このまま桔梗とこうして抱き合っていては、また催してしまうとそう思い、鬼太郎は――
「お風呂ですか……。それはいいですね……」
と、返事をした。