「っぁ、ん……」
目を覚ますと、そこは銀子の腕の中であった。
「あら、起きた? ちょうど良かった。お風呂に連れて行こうかと思ってたの」
「お風呂……?」
「ええ。汗とか色々、流したいでしょ? 洗ってあげようと思って」
そこまで言われて、霧掛かっていた思考の靄が晴れる。
「ご、ごめんなさい。私、自分で歩けますから……」
気付くと自分は銀子に抱き上げられていたので、『重いだろう』と離してもらい、地に足をつけるのだが──ぐらり。
「ッ……!?」
桜は上手く歩くことが出来ず、その場にしゃがみ込んでしまった。
「雪さん、大丈夫?」
「は、はい。大丈夫です……」
そう答えて立ち上がりはするのだが、またすぐに膝をついてしまう。
「っあ……」
身体に力が入らない──というのもあるが、下腹部の鈍痛が酷く、上手立てないのだ。
「ダメみたいね。やっぱり私が連れて行くわ」
「……すみません」
腰砕けの状態で立てないので、彼の言葉に甘える他なく、身を任せる桜。
銀子は華奢な体つきではあるが、それでも『帝都の守護者』と呼ばれていた頃に培った筋肉がまだ残っているのか、桜を軽々と抱き上げてバスルームへと連れて行った。
* * *
「何だか懐かしいわね。初めて抱き合った翌朝も……あなたはこんな風に上手く歩くことが出来なかったわ」
昔のことを思い出しながら、そっと浴室に敷かれたマットの上に桜を下ろす銀子。それから彼女の身体を洗ってやるべく、ボディソープを手に取るのだが──
「あ、あのっ、自分で洗えますから……」
と、拒まれてしまう。
「そう。でも洗ってあげたいの。さっき洗って貰ったから、そのお返しよ」
怯えた表情を見せる桜の言葉を無視して、泡にまみれた手を彼女へと滑らせていく。
「やっ、んぁあっ、ああ……!」
「どうしたの? 洗ってるだけなのに、すごい声……」
「だ、だって……」
「だって、なぁに?」
尋ねながら指の股で乳首を挟み込む銀子。そのまますりすりと摩擦していくと、『熱い』とか『気持ちいい』とか感じる間もなく桜は腰を跳ね上げ、達していった。
「ぅあっ! ひッ……ンああっ、あーーーーッ!!」
「……昔から乳首でもイけちゃう子だけど、それでも今日は特に感度が上がっているようね」
絶頂中の、コリコリに硬くなった乳首を指の腹ですり潰しながら言葉でも嬲っていく銀子。桜はキュッと唇を噛み締め、懸命に快感を押し殺しながら首を左右に振った。
「わ、分かっているなら……どうか、もうっ……」
「いやねぇ、分かっているからしているんでしょう?」
意地悪く笑って銀子は、硬く屹立した逸物を、桜の腹部に押し当てていく。瞬間──気を失っていても、それでも身体は痛みと苦しみとを覚えているのか、子宮がずくりと大きく脈打つ。
「ひっ、ぐぅ……ッ!」
「……ほら、ここも綺麗にしてあげるわね」
三日月のカタチに瞳を細めながら、空いた手で桜の秘裂を『ツゥ……ッ』と撫で下ろしていく。
「ひぅ! やっ、ぁああああッ!!」
銀子の指先が肉芽に触れて、もうそれだけで達してしまった桜は『自分の身体はどうなってしまうのか』と、恐怖に駆られてぼろぼろと大粒の涙を零した。
「よしよし、泣かないの」
『ねろり』と頬を伝う涙を舌でねぶり上げ、桜の両足を抱えると、銀子は彼女の膣口へと強直を押し当てていった。
「……ひッ! ぎ……銀子様、お……お願い、もう……無理っ、無理です……っ。無理なのぉ……っ……」
同じ言葉を繰り返し、弱々しくかぶりを振る桜の様子は稚くて、頼りなげで……とても加虐心を誘うものであった。そのせいで肉幹はますます充血し、ギンギンに反り返っていった。
「中もちゃんと、洗わないと。ね……?」
囁くように言いながら、たっぷりと泡が付着したペニスを桜の中へとぐっつりと埋没させていく。入ると同時に膣肉が大きくうねり、潮が噴き上がった。
「ひぁ! あっ……やぁぁぁあああッ!!」
絶頂と共に胎内がずくずくと脈動し、桜は苦しげに眉を寄せた。だが抽送は止まることなく、律動に合わせて揺れる脚が昔、銀子に教えられた通り彼の身体を挟み込もうとした。しかしやはり力が入らず、するりと解けていく。
「っ、ぁ……ああっ、銀子様……も、許してぇ……っ」
泣きながら上擦る声で、そう哀願する桜。銀子はそんな桜の頬を撫でて、『ならイかなきゃいいでしょ』と無慈悲にそう言い放った。
「あなたが気を遣るから、それで私はたまらなくなってしまうのよ」
それだけではない。絶頂や恐怖などで激しく気が昂り、発汗すると彼女が身に纏う沙棗花の香りが強くなり、理性を吹き飛ばされてしまうのだ。
それは自体は勿論、桜のせいではないのだが、しかし誘ってきたのは彼女のほうだ。
銀子は『相手が18歳になるまでは』と己を律していた。それを彼女が強引に壊してきたのだ。
ならもみくちゃに、責め犯されても仕方ないだろうと。昂奮の坩堝に浸かった脳髄が煮え滾り、銀子にそんな考えをさせてしまっている。
(ああ、本当に……っ。私がどれだけ我慢したと思っているのかしら……)
銀子は桜に唇を重ねていき、それから口内へと強引に舌を捩じ入れ、その細腰を引き寄せながら激しく股間を打ち付けていった。
「ぅあ! あっ、いやぁぁあああッ!!」
絶頂を繰り返す桜の膣肉が、忙しなく弛緩と収縮とを繰り返しており、もう限界間近であることは容易に察しが付いたのだが、銀子は逸物の根元までを彼女の中へと挿し込んで、膣奥のコリコリとした突起の感触を愉しんだ。
「い゛あッ! あっ、やッ……あ゛ーーーーーッ!!」
「あぁ……っ、ン……! さっきからずっとイヤイヤばかり言ってるけど、でも雪さん……あなたの中ヒクヒク息衝いて、私のを離さないじゃない? まるで、もっとシてとおねだりしているみたいにね……?」
「っ、ち……ちがっ、そんなつもりは……あっ、ぐぅうううううッ!!」
声の途中で全体重をかけて膣奥をゴリゴリと責め立てられ、子宮がぐんにゃりと歪められる。
「ひぎッ!? い゛……い゛ぃぃ……ッ!」
イきはするが、それでも苦痛のほうが既に上回っており、桜は泣き続けているのだが、銀子はカリ高チンポに吸着する膣壁が外にまくれあがるほど強引にペニスを引き抜き、膨れ上がった亀頭で再び子宮を強打していく。
桜「やめ……ッ! ぐ……っ、ぅああああああああッッ!!」
目の奥で火花が散り、喉奥から甲高い悲鳴を迸らせる桜。その膣肉が、まるで水から出された金魚みたいに『はくはく』と痙攣する。
「んっ……はぁ、あぁ……ほら、雪さん……あなたの、こんなに私を求めてきてる……」
張り詰めたペニスを脈動する柔肉に強く優しく抱き締められて、恍惚と息を吐きながら肉竿を『ぬぷぬぷ』と抜き挿しし、たわむ乳房を両手で鷲掴み、内へと繰り返し寄せるように揉みしだいていく。そんなソフトな刺激さえもうダメで、桜は『えぐえぐ』と泣きながら子宮を震わせ、辺りに潮を噴き散らしながら達していった。
「ぅあっ! く……ッ、うぅ……ぐすっ、く……っ、ぁああああ……!」
「よしよし、もう泣かないの……」
桜の頬を伝う涙を舌で掬い取り、手の平で柔らかな乳房の感触を愉しみつつ、節くれだったカリで膣壁をゴリゴリと摩擦して更に桜の快感を煽り立てていく。
「あぅっ! あっ、は……、あ……ッ! 銀子様っ、銀子様ぁ……! あっ……あぁ、私……もう、おかしくなっちゃう……! ンあああぁぁぁッ!!」
胸先にビリリと甘い痺れが走り、胎内にはずくりと疼くような切ない鈍痛が駆け巡り、桜は背を大きく仰け反らせて上り詰めていった。
そんな彼女の身体からは、沙棗花の蕩けるような香気が発されており、銀子の中の高まりが潮のように満ちてきて彼は何度も何度も繰り返し、腰を突き上げていった。
「あぁぁ、は……ッ、くぅぅ……!」
唸るような喘ぎをあげて、身体をくねらせて逃げ出そうとする桜の腰を掴んで引き寄せ、射精寸前の膨らみ切った亀頭を膣奥へと打ち付けていく。
「ひぅ! ひっ、や、ぁ……! だめぇっ、死ぬ……! 死んじゃうっ! いやぁっ、いやぁぁぁッッ!!」
銀子が抽送を繰り出すたび、潮を噴き上げ気を遣る桜はもう息も絶え絶えといった風情で、愛らしい顔を苦痛の色に染めている。
だがそれでも身体の奥から湧き上がってくる衝動を抑え切れず、銀子は彼女の柔らかな肉の感触と、熱い体温とを愉しみながら、続けて腰を振り立てていった。
「大丈夫よ。もう私も終わるから……ね? ほら、少しだけ……んっ、我慢してちょうだい……っ」
そう幼子に言い聞かせるように言いながら、猛り切った逸物で桜の内臓と腹膜とを押し上げて、付け根までペニスを突き込み、そして堰を切ったように溢れ出す白い飛沫を、彼女の弛緩と収縮とを繰り返す体内へと、ぶちまけていった。
「く、ぅ……、はっ、ンああ……!」
「ひ、ぃ……ッ! くっ、あ……、ンああっ……ぁあああああッ!!」
勢いよく噴き出した、熱い精の濁流に翻弄されて桜は、関節が白くなるほど強くギュッと指を握り締め、ガクガクと四肢を震わせながら達していった。そんな彼女の柔肉が大きくうねって射精中のチンポに絡み付き、精輪管に残る最後の一滴までも搾り取っていく。
「ゆ、雪さんの……すごい締まり……っ、く……ああぁぁぁ……!」
大きく呻いて精を出し切り、荒く乱れた息を吐く銀子と――
「……っ、は……はぁ、はぁ……、んっ、あぁ……ッ……!」
「……ぅ、あ……ぁ、ぅはぁ……あぁ……、ぁ……っ……」
断続的に吐き出された精の全てを体内で受け止め、ぐったりと脱力していく桜。
二人は息が整っても暫し、抱き合ったままでいた……。