「銀子様、かなり凝ってますね。肩とか、すごくパンパンですよ」
ベッドに移り、うつ伏せの体勢になった銀子の腰の上に跨り、先程の言葉通りマッサージする桜。
ジム通いによるもので、張り詰めた筋肉を解すことに慣れているせいか、かなり上手くて銀子はゆるゆると溶けてしまっている。
「あぁ……もう歳だから、身体が凝り固まっちゃうのよね……。はぁ……すごく気持ちがいいわ……」
「ふふ、良かったです。喜んでもらえて」
「ねぇ、交わりましょ。私もマッサージしてあげるわ」
ずっと責めていた桜も疲れただろうと、下心なしにそう申し出るのだが──
「……いえ、私は結構です」
マッサージさえも断られてしまい、さすがに黙っていられなくなる。
「……ねぇ、どうして? 雪さん、そんなに私に触られるのが嫌?」
「そういう訳じゃ……」
「なら、どういう訳なの?」
「…………」
「ちゃんと話して。私はあなたとの関係を終わらせたくはないから、理由が知りたいわ」
「っ、私だって……終わらせたくは……!」
「なら、教えてくれるわね……?」
銀子は身を起こし、キュッと桜の手を握り締めてそう尋ねた。すると桜はおずおずと口を開き──
「……嫌なのは、あなたのほうでしょう?」
そう、予想だにしない答えを返してきた。
「……え? 嫌って、私が? 雪さんに触れたくないってこと?」
「そうです。それと言うのも、銀子様は責めるより、責められるほうがお好きだからでしょう……?」
「……何がどうなってそうなるの?」
「っ、だって……お店であなたは男の人と、デートするって……」
そこまで言われて、ようやく銀子は合点がいく。ようは、単なる営業でのアフターを本気だとそう受け取られてしまっていたのだ。
「馬鹿ね、あれは単に仕事でのことよ。食事をするだけで、寝るつもりなんて毛頭なかったわ」
「嘘」
「嘘って……どうしてそう思うわけ?」
「だって、再会した夜以来……私に触れてはくれないから」
「……ああ、成程」
「……最初は、私が穢れた女だから……それで嫌になったのかと、そう思っていたけど……」
そうぽつりと小さく呟いた声は、『こうなったのは全部自分のせい』と自己嫌悪に陥っている銀子の耳には届いておらず、風となって掻き消えた。
「雪さん」
「……はい?」
「私、あなたに謝らなくちゃいけないわね……。私があなたに手を出さなかったのは、あなたが未成年者だからよ」
「っ、でも……再会した日は──」
「分かってる。あの時は、あなたの年齢を知った上でそれでも抱いたわ。でもね、次に会った時……あなたは制服を着ていて、それでとてもイケナイことをしているような気持ちになったの」
「制服を……着てたから……」
「ええ。それでね、所詮はあと1年だし、それぐらいは待てるとそう思ったのよ。でもそれをあなたに伝えていなくて……そのせいでツラい思いをさせていたみたいで、本当にごめんなさい」
「……銀子様、それは本当のことですか?」
「ええ、本当よ。ごめんなさいね……」
銀子がそう答えると、桜は唇を震わせ、涙を零した。
「……っ、良かった……。男の人じゃないともうダメなのかなって、そう思ってました……。でも諦めきれなくて……私に女を感じないならいいのかなって。そして責めに徹すれば受け入れてもらえるかもしれないと、そんな風に考えてました……」
「……それでずっと触らせてくれなかったのね」
「……はい」
「ごめんなさいね……。何度謝っても足りないわ。でも──……」
銀子は気持ちは態度で示すべく、桜をそっとベッドに押し倒していった。
「っ、銀子様……?」
「私がどれだけ我慢していたのかってこと、分かって欲しいの」
ゆるりと頬を撫でながら、唇を重ね合わせていく。
「あ……ン、は……あぁ……っ」
うっとりと息を漏らしながら、桜は銀子の背に腕を巻き付け、己へと引き寄せた。そして薄く唇を開き、彼の舌を受け入れる。
「あぁ……いい子ね。昔教えたことを……よく覚えてる……」
「銀子様……」
愛おしげに彼の名を呼び、甘い口付けにゆるゆると蕩けていく。
「はぁ……雪さん……、ンン……っ」
「ン……っふ、は……ああっ……」
舌同士を絡め合わせ、ねろりと上顎の襞を舐め、『ちゅっちゅっ』と軽く唇に吸い付いていった。
「ああ……は、ンぅ……ん、は……あぁっ……」
熱く息を乱しながら、桜が彼の背をするりと撫で下ろすと、銀子もまた、彼女の乳房を揉みしだいていく。
「あふっ……! あっ、は……あぁン……!」
「相変わらず、すごく感度がいいわね」
「だから……触って欲しくなかったんです。声をあげるとどうしても、"女"を感じてしまうと思ったから……」
「さっきお風呂で目隠ししたのも、そのせい?」
「……はい。身体はどうしても、女にしか見えないと思ったので」
「……色々と苦労させたわね」
銀子は申し訳なさげに眉を下げ、上体を起こして桜のたっぷりと重量感のある乳房を両手で鷲掴みにした。
「あぅ……! んっ、くぅ……!」
「あぁ……久し振りね、この感触……」
『わしわし』と乱雑に手を動かしながら、たわわに実る双乳に、指がずぶりと沈む感覚を存分に味わっていく銀子。
「やっ! あっ、は……ッ、だめぇ……! んっ……ぁああああっ!!」
「なぁに? もうダメなの? まだ始まったばかりよ?」
『くすり』と小さく笑みを零し、乳房を揉み込んだままキュッと乳首を捻り上げると──
「っひ!? やっ、ぅあああ! ああ……ッッ!!」
桜が背を仰け反らせて達していき、それと同時にふわりと沙棗花の香りが辺りに広がる。その獣の本能を掻き立てるかのような官能的な匂いに、銀子はぐらりと強い眩暈を覚えた。
「っ、ぁ……あぁ……ッ……」
必死に意識を手繰り寄せるも、ベッドに倒れ込んでしまう銀子。それは桜が放つ、媚薬のような香りのせいだけでなく、異常な性行為の連続による緊張。それと、互いの誤解が解けて不意に訪れた心の緩みによるものだろう。
故に身体は休息を望んでいるはずであるのだが、逸物は痛みを覚えるほどギンギンにそそり勃っていて、ヒクヒクと物欲しげに揺れている。
「銀子様……! 大丈夫ですか……っ?」
銀子が急に倒れてしまい、気が動転している様子の桜。彼女は半泣きになりながら、銀子の肩を激しく揺らしている。
「……心配しないで。大丈夫よ。ほら、私のを見たら分かるでしょ……?」
言われて銀子の下半身へと目を移すと、張り詰めた肉幹が物欲しげに脈打っていたので、桜はホッと安堵の息を漏らしつつ赤くなった。
「銀子様の……すごく元気ですね」
「当たり前でしょ。だって、こうしてあなたに触れることが出来るんですもの」
笑って銀子は手を伸ばし、桜の割れ目の内部をまさぐった。
「っあ! ン……ッ、はぁ、やっ……んああっ!!」
甲高い喘ぎをあげて、身を捩る桜。彼女の肉襞はぐっしょりと濡れていて、身動ぎするたび『ぐちゅぐちゅ』と卑猥な音色が鳴り響く。その音を聞き銀子は、ますます気を昂らせていく。
「……雪さん」
「っ、は……はい?」
「私の上に来てくれない?」
「上……? 分かりました……」
頷き、桜は銀子に跨っていったのだが『向きが違う』と返される。
「向き、ですか……?」
「ええ、こうよ」
言うなり銀子は彼女の身体を抱き寄せ、強引に69の体勢にさせる。
「……ひっ!」
慌てて背に腕を回し、尻穴を覆い隠す桜。そこは綺麗とは言い難い場所で、しかも自分では見たことがない場所だけに、色も形も分からないため、『グロテスクだったらどうしよう』との思いで、愛しい人に見られるのは恥ずかしいらしい。
しかし自分はさんざん見られたし、責められもしたのだから、『逃げようだなんて許さない』と、銀子は彼女の手を退けさせた。
「あっ!? い、いや……!」
「嫌じゃないでしょ。あなたの身体、全部見せてちょうだい」
「やぁ……ッ!」
桜が大きくかぶりを振るも、銀子は彼女の手を掴み、そうして『まずは』とじっくり濡れた秘部を覗いていった。
(感じやすい子だとは思っていたけど、でもこうして間近で見ると……改めてすごいと感じさせられるわね……)
桜の秘肉は赤々と腫れて膨らみ、肉の突起をその隙間からチラリと覗かせ、膣口からはとろとろと蜜が流れ出していた。
菊門のほうはまだ経験がないせいか皺の少ない清楚な佇まいで、心細げに『ふるふる』と震えていて嗜虐心がそそられる。
「雪さんの……いやらしくて、とっても可愛らしいわ……」
『ねろり』と舌なめずりし、彼女の尻穴ごと秘裂を舐め上げ、快感を送り込んでいく。
「ひぅっ! やっ、ああ……!」
元より感度の高い桜は、ひくひくと膣口と肛門とを戦慄かせて良い反応を見せはするが、やはり羞恥が強いようで、快楽に没頭できずにいるらしい。
『それなら』と、気恥ずかしさから気を逸らさせるべく、銀子は口淫するよう指示した。
「雪さん、私のも舐めてくれないかしら」
「っ、は……はい。でも……」
「早くしてくれないと、ここ噛んじゃうわよ?」
『フェラするのはいいが、この体勢は許して欲しい』と言いたげな桜の肉芽に、『くいッ』と軽く歯を立てると──
「ひッ!? だ、だめぇ……っ!」
人一倍過敏な体質である彼女は危機感を覚えたのか、慌てて銀子のペニスを舐め始めた。
「っう、ふぅ……ッ、ぅ……うぅ、うはぁ……、はぁ、んっ、ンぅ……ぴちゃ、れろッ、ピチャッ……」
おずおずと亀頭に、舌を這わせていく桜。肉の突起に歯を軽く当てられただけでも相当ツラかったようで涙目になり、息を乱している。
そんな自分が責めている時とは打って変わっての弱々しい態度に、銀子の中で嗜虐と愉悦とがむくむくと鎌首を擡げてくる。
「雪さん、そんな先っちょだけじゃなくて……もっと奥まで舐めてちょうだい。出来るでしょ?」
叱り付けるように言いながら、ぺちりと軽く臀部を打擲すると──
「っあ!? ッ、は……はいぃ……っ」
尻への刺激に腰を跳ね上げ、桜は慌てて『じゅぶりっ』とペニスの中ほどまでを咥え込んでいった。
「ふっ、ンン……ッ……!」
『いつか慣れる日がくるのだろうか?』と思うほど、相変わらず口端にずきりと裂けるような痛みが走り、喉奥がヒリつく。
しかしフェラ奉仕自体は慣れたと言うか、学んだと言うべきか、口いっぱいにペニスを頬張れば反射で温かな頬裏粘膜で肉竿を包み込み、ねっとりと舌を這わせて『ねぶねぶ』と舐めしゃぶっていく。
「はっ、うぅ……! ンむっ、ンぐ……ッ、ふっ、ンンン……!」
口が塞がれているため、鼻で軽く息を整えつつ。徐々に銀子の読み通り、唇での行為に熱中していく桜。
銀子もまた、快感に呻きはするが、今日一日で何度イったか分からないぐらいイかされているせいで、感覚が少し麻痺しつつある。
そのため彼の方は余裕を持って桜を責めることが出来るようで、彼女の愛らしい菊門を時折舌で掠めつつ、秘裂の谷間を舐め上げていった。
対して桜はと言うと──
「ふぐ……ッ! う゛っ、ふー……、う゛う゛ーーー……ッ!」
快感により早くも心を乱され、フェラ奉仕が疎かになっている。だがそれでも彼に気持ち良くなってもらいたい一心で、双丘の谷間に挟み込んだ肉幹を、乳房を揺らすことで刺激を送り込んでいる。
「ンぅ……っ、ふぅ、ふぁっ、ン……、ぐぅ……ッ!」
身体の奥深くへと侵食してくる快楽から懸命に気を逸らし、ずっしりと重みのある乳圧でペニスを揉み込んでいく桜。
しっとりとした乳肌の感触に、銀子は熱い吐息を漏らすものの、桜を責める手を緩めはしない。彼は指で膣の内部をまさぐりながら、陰核に『ちゅっ』と吸い付いていった。瞬間──
「っひ!? い゛……ッ、あ、ぅああっ……あーーーーッ!!」
プシャッと潮を噴き上げ、桜は絶頂へと達していった。
「ひ……いぃッ、ご……ごめんなさい! 私っ、ああ……、ごめ……っ、ぁ……あああぁぁぁッ!!」
彼の顔を濡らしてしまったこと。それと不意に顔を上げてしまい、口淫を中断してしまったこと。それらについて謝罪するも、その言葉の途中で続け様に果ててしまう。
「いいのよ、ほら……もっと感じて……」
銀子は割れ目を押し開き、唇で肉の包皮を剥き上げつつ肉芽を啄み、それと同時に膣壁を指で激しく摩擦した。
「っ、あ……! ああっ、だめ……! またイっちゃ……あぁあぁぁぁーーーッ!!」
叫んでギュッと身を硬くする桜。彼女は銀の飛沫をシブかせつつ、指の関節が白くなるほど手を握り締めている。それは『イきたくない』という強い思いからくる行為だろう。
「ぎ……銀子様っ、お願い……もうっ、私……だめです、だめぇ……っ……」
涙声でかぶりを振り、桜は限界を訴えてくるものの、イくのが早いだけでまだ始まったばかりだ。
もう彼女の年齢など気にせず抱くと決めたからには、身体を重ねてしまいたい。
(そうよ。ここで終われるはずがないじゃない)
肉体的には、今日もう何度も射精しているため満足なのだが心が彼女を欲している。
再会した夜以来、ずっと我慢してきたのだ。最後まで致したいと思うのは、男として当然のことだろう。
(それに正直、雪さんには悪いけど……やられっ放しは癪に障るのよね……)
桜が責めに回っていたのは、彼女なりの事情があったのだと理解はするが、それでも愛しい人を追い詰めて乱れさせたいと思う気持ちは理屈ではない。男としての本能だ。
故に銀子は身を起こし、彼女の股を大きく開かせていった。
「っ、や……ああ……ッ!」
このような体勢を強いられ、これで終えてくれるとは到底思えず、身を硬くする桜に銀子は優しく笑い掛け──
「私ね、雪さんに昨日今日とでたくさん気持ち良くしてもらったからそのお礼がしたいのよ」
そう言って、ベッドの棚に置かれていた未開封のローターに目を向けた。その際には『ご自由にお持ち帰り下さい』と書かれたメモが置かれている。
「……ふぅん? これ良さそうね」
責め道具を手に取り、しげしげと見詰める銀子。桜はそれを、自分に使われたことはないが人に使ったことはあるためその威力を知っており、蒼褪めて唇を戦慄かせている。
「い、いや……っ」
「そんなこと言わないで」
笑みを崩すことなく、箱を開封してローターを取り出す銀子。そのアイテムは、どうやら既に電池が入っているらしく、そして無線なので使い勝手が良さそうであった。
「こんなものくれるだなんて、ラブホテルってずいぶんサービスがいいのね」
「っ……」
怯えて桜が身を引くと──
「あら、逃げちゃダメよ」
銀子は彼女の腰を引き寄せ、バスローブの紐を使って後ろ手に縛り上げてしまった。
「ぎ、銀子様……!?」
まさか拘束されるとは思いもしなかったため、『冗談ですよね?』と驚きに目を瞬く桜。
「本気でそう思ってるの? 違うでしょ?」
質問に質問で返されてしまい、桜は『どう返して逃げようか』と思案に暮れた。武術に通じている彼女ではあるが、愛しい人を相手に当然、暴力を振るうという選択肢はない。
「……銀子様、お願いです。どうかもう、許して下さい……」
結局、説得するという選択を選んでみたのだが――
「あなた私がそう言った時、やめてくれたかしら?」
そう返されてしまい、もうぐうの音も出ない。それに、そもそも桜が知る彼はこういう、強引な人であった。いくら『やめて』と言ってもやめてくれず、こちらが気を途絶えさせても自分の気が済むまで突き犯した。
それを思い出した桜は諦念し、そして覚悟を決めた。
「……私も酷くしましたしね。分かりました」
「潔いことね」
桜の返しに満足がいったのか、銀子は再び彼女の股を大きく開かせていった。
「やっ、あぁ……ッ……」
覚悟を決めたとは言え、羞恥心がなくなるわけではなく、桜は真っ赤になり脚を震わせた。
「自分が責めてる時はあんなに強気なのに。可愛いわね」
『くすり』と笑みを零しながら震える脚を撫でさすり、股間に顔を近付けていく銀子。その吐息が敏感な箇所に触れて、桜はびくりと腰を跳ね上げる。
「っあ、ああ……!」
「息が触れただけで感じちゃうの? それとも、近くで大事なところを見られているからかしら」
「い、言わないで下さい……っ」
せめて極力、羞恥を覚えずに済むよう桜は目を瞑っているのだが、彼の吐息を感じるということは、その瞳も近くにあるということで、気恥ずかしさに拍車がかかる。
「こ……こんなのいやぁ……っ……」
胸の鼓動がうるさくて、思わず弱音を吐いてしまうが──まだ始まってもいない。
銀子は『うんと気持ち良くなってね』と優しい声色で言いながら片手で割れ目を押し開き、そうして中からグッと迫り出してきた肉芽の付け根に責め具の先端を押し当てていった。
「……ひッ、ひぃぃ……!」
「まだスイッチ入ってないわよ」
くぐもった悲鳴をあげる桜に苦笑して、銀子は揶揄するみたいにそう言ったあと、ローターを捩じって電源を入れていった。
「やッ! ぁあああああッ!!」
ヴヴヴ……ッと唸りをあげて肉の突起を激しく打ちのめしていく責め具の容赦ない仕打ちに、あえなく達していく桜。しかし銀子は『早い』と言うだけで、やめてはくれない。
「い゛ッ、は……っ、あああ! もうやめて下さい! ツラいのぉぉぉっ!!」
「なに言ってるの。まだまだ普通に喋れてるじゃない。大丈夫よ」
素気無く返した銀子がローターの先端を、クリ皮から顔を覗かせたピンク色した中身に直接押し当てていくと──目の奥でバチバチと火花が散り、桜は甲高い悲鳴をあげてガクガクと四肢を激しく痙攣させた。
「ひッ!? っ、あ゛ーーーーーーーッッ!!」
「あぁ……すごく深くイってるわね……。おまんこがぎゅーって、苦しそうにお口を閉じているからよぉく分かるわ」
間近で桜が果てる姿を観察しながら、肉の包皮をするりと向いて、クリトリスを完全に露出させた状態でローターを押し付けていく。
「い……ぎぃぃいいいいッッ!!」
凄絶な快感に意識が揺れ飛ぶようで、桜は半ば白目を剥いて絶頂へと達していった。
「すごいわね。まだ5分と経っていないのに、3度もイっちゃって」
「っ、……も、……して、……」
「え? なぁに?」
「……も、ぅ、許して……」
息も絶え絶えになりながら同じ言葉を繰り返し、制止を呼び掛ける桜。その思いが通じたのか、銀子は『そうね』と頷いてローターを棚の上に置いてくれた。それを見て桜はホッと安堵の息を吐くのだが──
「次はこれよね」
と、銀子は電動マッサージ機を手に取った。
「…………」
声もなく目を見開き、ぼろりと大粒の涙を零す桜に銀子は『いい子ね。そのままジッとしていなさい』と言い含め、電マをグイと割れ目の内部に沈めていった。
「ひぁ! や、やめ……どうか、もう……ッ……」
ようやく桜の口から声が発せられたが、それは既に器具のスイッチが入れられた後であった。
「……ッ、ひ! い゛ッ、あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁッ!!」
……緊張の連続により、気付くことはなかったが、どうやら桜は尿意を催していたようで、股間どころか身体全体が震えるほどの衝撃を受けたショックで膀胱が決壊し、ジョオオオオオッと派手に黄金水が噴き出した。
「やッ、え゛え゛え゛……ッ! あ゛、あ゛ーーーーーーッ!!」
絶叫し、泣き喚きながらも、自分が失禁していることには気が付いているようで、桜は止め処なく涙を溢れさせて激しくかぶりを振っている。
「どうしたの? 恥ずかしい? ……ふふ、でも途中で止めると落ち着かないでしょ。ほら、全部出してしまいなさい」
「や……ぇ、あ゛……ッ、うああっ、ああ……あぁぁぁぁ……ッ!」
桜は当然、拒否の姿勢を示すのだが──銀子は電マのスイッチを止めて、彼女が残る尿をジョボジョボと噴き零す様を眺め見た。
「っ、や……ぅ、うううぅ……ぅあああっ、うぅ……ッ……」
最後の一滴を出し終えた桜は、ショックのあまり泣き崩れていった。
「あらあら、どうしたの? そんなに泣いて……」
「っ……て、私……おしっこ……っ、おしっこ漏らしちゃって……。ぎ……銀子様の前でっ……! あ、うぅうぅぅぅ……ッ……!」
羞恥がピークに達して、幼子みたいに『わぁわぁ』と声を荒らげて泣く桜の頭を『よしよし』と撫でてあやしながら銀子は──
「あとでお風呂で身体を洗ってあげるわ。だからね? ほら、もう泣き止んでちょうだい」
そう言うなり彼女を四つん這いの姿勢にさせて、その腰を掴んで己へと引き寄せた。
「っ、ぇ……?」
一瞬、何が起こったのか分からずに、桜は目を瞬くのだが──
「……ねぇ、雪さん。分かるでしょ? 男はね、こんな中途半端な状態で終われないの」
銀子はギンギンに勃起したペニスで、彼女の膣口をツンと突つく。
「っ、……や、ぁ……ぁ、待って……ッ」
「こんなになってるのよ? 待てると思って?」
腰を進め、亀頭と膣口との密着度を深めていくと、桜は悲鳴をあげて許しを請うた。
「ゆ、許して下さい……っ。せ、せめて……お、お口……で……どうかっ……、もう……許し、てぇ……っ……」
未だ絶頂の余韻で息が整わず、そして泣いているせいで滑らかに言葉を紡ぐことは出来ないが、それでも懸命に桜は思いを訴え掛けるのだが──
「お口ねぇ? 魅力的なお誘いだけど、でも私はあなたの中に入りたいわ。言ったでしょ? 私がどれだけ我慢していたのか、分かって欲しいと」
そう囁いて銀子は、相手の返事を待つことはなく、バックから激しく桜の膣を突いていった。
「……ッ、……ぁ、は、く……ッ、ぁあああああッ!!」
下手にたっぷりと濡れて潤っているせいで、肉の狭まりが強くても一気に奥まで入っていくペニス。
男性との行為は前世でも銀子と10にも満たないほど。今世ではこれが二度目の経験となり、窮屈すぎる膣肉がギュイギュイとキツく彼の肉竿を食い縛る。
「っ、ぁ……、あぁ、すごい……! ああ……!」
「い゛ぁ……ッ、ああ……だ、め……ッ、くあぁっ、あああああッッ!!」
強引に中をこじ開けられる痛みと、息が止まるほどの快感とに、叫んで桜は絶頂を繰り返していった。
本来なら経験の浅さにより、達することは難しいものの、感度が良すぎる彼女に取って快楽は、痛みや苦しみを凌駕する。しかし、どこか矛盾しているようではあるが、過ぎた快感は苦痛を覚えるもので、桜は繰り返し気を遣りながらも泣き叫び、身をもがかせた。
「ひぐッ! ひぃ……ッ、あ゛、いやぁぁぁッッ!!」
「嫌だなんて、雪さんは我儘ね。しなければしないで、勝手に色々と勘違いして拗ねちゃう癖に。したらしたで今度は嫌って……ちょっと酷いんじゃないかしら。誤解で私のお尻まで責めたのに。……ねぇ?」
言いながら『つんつん』と、指先で彼女のアナルを突つく銀子。
「……ひッ、」
桜は背にひやりと冷たいものを感じて悲鳴をあげるが、手首を拘束されているし、後ろから身体を組み敷かれているしで逃れる術はなく、ただ"その瞬間"が訪れるのを泣いて待つばかりであった。
「ひ……いぃっ、うぅ……、ぐすっ、う……ッ、ぅああっ、あくっ、ぅ……ああ……ッ……」
「自分は人にしておいて、そんなに泣くことないでしょ」
呆れたように言いながら、桜が先ほど使っていたマッサージオイルをたらたらと彼女の臀部に垂らしていく。
「ひぐ……ッ! ご、ごめんなさい……っ! 謝りますから……これ以上は、どうか……もうっ……」
そう頼み込んでも銀子は決して許しはしてくれない。それは分かっている。だがそれでも『やめて』と言わずにはいられずに、桜は何度もその言葉を吐いた。
「お、お願いします……。どうか、許してぇ……っ……」
「……もう、雪さん。そんなに泣かないでって言ってるでしょ? 私はあなたに、気持ち良くなってもらいたいだけなんだから……。ね?」
オイルを窄まった尻穴に塗り伸ばし、柔らかく解していく銀子。中央を軽く押すと、ピンク色した肉の輪が収縮しながら慎ましく引っ込んでいく。それは桜の抵抗感からくる反応で、キュッと内に力が入っているものの、徐々にその線が薄くなってくる。だが、桜がアナルに意識を集中させたままだと挿入は難しいだろう。
故に銀子は『まずは』と、腰を使い始めた。
「……っあ、や……! うッ、あぁぁあああ!!」
銀子の長大なペニスが彼女の身体の奥深くを突き犯し、子宮に切ない痛みが走り抜ける。それと同時に快感も襲い来て、桜は悲鳴まじりの喘ぎをあげて絶頂を重ねていった。
「んっ……! はぁ……ぁ、すごいわね……。もう何度目……?」
などと感心しながら銀子は続けて抽送を繰り出し、赤く丸々と腫れ上がった亀頭で膣奥の窪みを突いていった。
「あぐッ! くっ……、はぁ……! や……やぁぁあああ……ッ!」
息苦しさを感じて、掠れる声。しかし銀子の狙い通り、菊門からは意識が逸れたようで、その隙をついて指の束をジュブリと埋め込んでいく。
「……ひッ!? なっ、ぁ……あ、やだっ……、っあぁぁぁ……ッ!」
銀子の指が細いせいか、幸い多少の圧迫感があるだけで痛みはなかった。しかし、温感作用のあるオイルが腸内へと行き渡り、燃えるような熱さに見舞われる。
「っあ……! あつ、や……ッ、あ……熱いのっ! あつぅい……! いやっ、あぁ……! いやぁあああッ!!」
抜けばいいのか、こすればいいのか、どうすればこの灼け焦げるような熱さから逃れられるのか分からずに、桜はパニックになり、『わぁわぁ』と泣き喚いた。
しかし銀子のほうは冷静そのもので、ツルツルとした腸壁を指の腹で摩擦して、ゆっくりと中を押し広げていった。
「お尻の中って、すごく敏感だものね。分かるわ。でもこのオイルを選んだのはあなたよ? 雪さん。人に使っておいて、自分はダメって……それはないでしょう?」
「っひ、ぅ……、ご……ごめんなさいっ……。あ……謝りますからぁっ……、うぅっく、ぐすっ、ひぃっく……」
『これ以上はもうツラい』と啜り泣く桜だが、銀子は更に指の本数を増やしていき、じっくりと腸内の肉を揉む。
「っ、ぐ……! う、はぁ……、ああ……ッ!」
埋め込まれた指が三本ともなると、さすがに中が窮屈になってくる。
「これ以上は指、入れるのが難しいわね。入っても、動かせそうにないわ」
指を軽く押し曲げると、薄い肉壁越しに自身の張り詰めたチンポの感触がある。もう桜の肉穴はギチギチだ。
「っ、お……押さないで……ッ、苦しい……っ、ぐぅ……ッ!」
「そうね。そろそろ限界かしら」
銀子のその言葉に、『これ以上の苦痛はもうないのだ』と安堵した直後に──ぐぶっ、ぐぼ……ッ!
何やら鈍い音がすると共に、尻穴に裂けるような痛みと、息も詰まるかのような酷い重苦しさを腹部に感じた。
「あ゛ッ……、が、い゛……ぎい゛ぃぃーーーー……ッ!!」
一瞬遅れて、喉奥から濁った悲鳴が迸る。叫ぶ合間にも、尻の中で何かがゴリュゴリュと蠢き、苦しみが増して桜は『ひぃひぃ』と悲痛な声で泣いた。
「ッ、し……! く、苦しぃ……もうっ、もう死んじゃう……っ、あ゛ぁぁぁッ!!」
「っく……! 確かにこれは……かなりキツイわね……。私のも、お尻のほうからすごく押されてるわ……」
何をしたかと言うと、指を抜いて代わりにバイブを突き込んだのだが、桜のヴァギナには既に野太いペニスがぎっちりと詰まっているため、内臓への圧迫が激しいようだ。
「まぁ、このバイブ……お尻に入ってるだけでもキツかったしね。あなたの場合は二穴責めだし、それはさぞ……ツラいでしょうね」
そう理解があるような口振りで言いながらも銀子は、容赦なく責め具のスイッチを入れた。
「ひぎッ!? あ゛……ッ、あぐぅッ! ひぁっ、ぃ゛……あ゛ーーーーーーッッ!!」
派手にのたうち回るバイブに腸内を滅多打ちにされて、ガクガクと四肢を震わせながら達していく桜。
「っ、これって結構、振動があるのね……。痺れるみたいな感覚があるわ……」
肉壁越しに責め具の動きを感じて、銀子は微かな呻きを漏らした。
自分がこれほどの揺れを感じているならば、当人である桜の苦痛と快楽は如何程かと、それを知りたいと思い、銀子は彼女の腹部に手を伸ばして緩く撫で、そしてグッと強く押さえ込んでいった。
「……うぐッ! ぅ……う゛ぅうぅううっ!」
内と外から責め立てられ、桜は目を見開いて唸り声をあげた。悪寒と発熱が交互に襲い来て、もう『苦しい』以外の何も考えられなくなっていく。
「……んっ、お腹から……自分のカタチが分かるみたい。この、ゴリゴリしてるのが……私のよね?」
尋ねても、彼女の耳にその声は届いていないのか、桜は薄く開いた唇から長く唾液を滴らせ、そしてがくりと身体の力を抜いていった。
「っ、……雪さん? 気を失っちゃったかしら……?」
軽く揺さぶってみるが、意識が戻る気配はない。だがそれでも桜の体内は熱い脈打ちを繰り返しているし、何より沙棗花の匂いが濃厚で、雄の本能を掻き立てるその香りに抗うことが出来ず、銀子は『愛してるから許してね』と、彼女の身体を抱き締めながら繰り返し、繰り返し、その身体の奥深くを抉り込んでいった……。