「ふふ……レッドをこんな風に甘やかすの、癖になっちゃいそうね」
「ナツメお……あっ」
レッドは即座にナツメの雰囲気が変わってることに気づき声を上げた。
ナツメの瞳は優しいままだが、凛としたクールさを備えた切れ長の目、衣装も見慣れたジムリーダー衣装に戻っている。
レッドがもっともよく知るナツメがそこにいた。
「ナツメ……その、すごく良かったよ」
「ふふ、私も気持ちよかったわ。レッドも楽しんでくれてよかった。けれどこの方法、欠点があったわ……」
「欠点?」
レッドが首をかしげると、目の前のナツメが突然悪の女幹部ナツメに変わる。
「え!?」
「1週したわね。それじゃあまた私に溺れなさい。んちゅう♡」
悪の女幹部ナツメから激しく唇を奪われ、レッドは気持ちよさでたまらずキスに溺れそうになる。しかし次の瞬間またナツメの衣装が変わり、
「んちゅぱっ、だめ。お兄ちゃんはあたしを甘やかすの。キスして、お兄ちゃん……♡」
「あっ……うん、んんっ」
深窓のお嬢様ナツメに変わり、レッドは熱に浮かされたようにナツメへキスしていく。
お嬢様ナツメのサイコキネシスがまたレッドを覆うとした瞬間、またもやナツメが入れ替わり、
「ふふ、今のレッドは疲れてるんだから、たっぷりとお姉さんが癒してあげなきゃ、ね♡」
「あ……あ……おねえさん……う……あ……」
レッドはお姉さんナツメに優しく頭を撫でられながら、
「ちゅううぅ……♡」
と、ナツメの唇で唇をマッサージされてしまう。
ジェットコースターのように入れ替わるナツメの口づけに、レッドは全く対応できずなすがまま。
するとまたもやナツメが切り替わった。
「んんっちゅ、これが、欠点なの……」
「あっ……ナツメ……」
通常時のナツメに戻り、ため息を吐いた。
「役に入り切りすぎて、その、それぞれの私がレッドを愛してあげようって、出てこようとしちゃうの」
「え? そ、それって大丈夫……?」
ナツメの人格に甚大な問題が発生していないかレッドは心配になったが、
「大丈夫よ。嫉妬とかはないし、あくまで自己暗示だから。全部レッドを愛する、私だもの。ふふ、でもレッドの色んな姿を見れて、私も楽しいし嬉しいわ」
そう微笑むナツメは、間違いなくレッドが惚れて好きでたまらない、『ナツメ』だった。
「そっか……ねえ、ナツメ」
ナツメはレッドの言葉に笑顔で割り込み、
「ふふ、レッドの言いたいこと、言わなくてもわかるわ」
「エスパーだから?」
「いいえ。世界で一番愛する人の事なら、エスパーなんて使わなくてもわかるもの。それに、私も今、同じ気持ちだから……」
(僕が一番好きな、ありのままのナツメを……)
(あなたが一番好きな、ありのままの私を……)
「ナツメ……」
レッドは体を起こし、正常位の態勢でナツメに覆いかぶさる。これだけの会話をしている間も、二人の性器はつながったままだった。
「やっぱり言葉に出したい。ナツメ、ありのままのナツメを、抱かせて」
「ふふ、やっぱり言ったわね。予感がしたのよ。あなたが望むなら、エスパー少女のわたしの力、見せてあげる♪」
「! ふふ……」
ナツメのちょっと不自然な台詞は、初めてレッドがナツメと出会ったときに言い放った台詞のパロディだった。レッドはナツメと初めて出会った時を思い出す。
「いくよ……ナツメ」
「きて……レッド……♡」
レッドのペニスが、ナツメの中で完全に硬度を取り戻す。
「くぅん♡」
その衝撃でナツメは浅く絶頂し、ぴゅっと飛沫を上げてレッドの下腹を濡らした。
同時にレッドを包む膣壁が締まりながら振動し、レッドは歯を食いしばって即射しそうになるのを耐える。
レッドとナツメはどちらともなく鼻と鼻をすりつけあい、互いの瞳に映る自身が見えるほどに至近距離で見つめ合う。
ナツメは期待と興奮と歓喜で涙を流し、レッドの唇に一度吸い付いてから、
「一緒に、堕ちましょう。レッド……あむちゅううぅぅ♡」
最終通告でレッドは理性を完全に捨て去り、唇と舌を欲望のままからませて、腰をがつがつと水音を立てながら振り乱す。
ナツメは腕をレッドの首へ回し、足をレッドの腰へ回してなおエスパーをもってレッドに密着し、荒々しいレッドの愛欲に溺れていく。
「あむちゅ♡ ちゅぱあひっ♡ あへぁあっ♡ れっろぉあむちゅるぅうぅ♡」
ビクビクビクビク!! プシャアアァァ!! チョロロ……。
ナツメは快楽神経が壊れたように絶頂し、潮吹きし、失禁し、それでもなおレッドの腰突きに合わせて腰を上下左右に振り、膣はたっぷりの愛液と肉の抱擁でペニスをしごき続ける。
レッドも我慢できなかった。もうナツメに愛され過ぎて壊れていた。
ナツメのGスポットを、ポルチオをつくたび、ナツメの喘ぎ声が、テレパシーが、ありとあらゆるナツメが、レッドの五感を支配していく。
「れっどっはむちゅう♡ ちゅううう♡」
(だいすきっ、れっど、すきぃ♡ すきすきすきぃ♡ わたしを、はらませてぇええ♡)
ビクビクビクビク!! キュウウゥゥ!!
ナツメの膣壁が、子宮口が、レッドの全てを飲み込むかごとく吸引した途端、
ボビュルルルルルルルルル!! ドビュルルルルルル!!
ビクビクビクビクビクビクプシャアアアアアアアア!!
「ちゅふむぅうんんんんんんんっ♡♡♡」
(なつ、め)
レッドとナツメは怒涛のような同時絶頂で、あらゆる体液を噴き出しながら体をガクガクと痙攣させた。
意識は真っ白にそまり、体だけでなく、ナツメがテレパシーでつなげた意識と思考が密着して混じり合い、一つになる。
(レッド……)
(ナツメ……)
ビクビクビクビクビクビクプシャアアァァ……。
ビュルルルルルビュルルルルル……。
口づけあい、長すぎる絶頂に筋肉と神経が悲鳴を上げはじめても、レッドとナツメは唇と舌を絡ませあい、いつまでも腰を動かしペニスとヴァギナをすれあわせ続ける。
(レッド……このまま……あなたと……一つに……♡)
ナツメは倒錯的な思考を最後に完全に意識を失い、レッドもつられるように意識を失う。
しかし二人は幸せそうな顔を浮かべたまま、互いの性器と唇を離さなかった。
レッドはペットボトルの清涼飲料水を口に含み、寝そべって唇を尖らせて待つナツメへ口づける。
「ちゅ……んく、んく……美味しかったわ、レッド♡」
「ん……よかった……。ふぅ……」
レッドも疲れ切ったようにナツメの横に寝そべった。ナツメがレッドの腕を抱き、安心したような笑顔を浮かべて体をこすりつける。
昨夜から始まったレッドとナツメの睦み合い、意識を取り戻した二人が太陽を見、時間を認識したのが数分前。
「朝だと思ったら、夕方だったね……」
「このまま次の朝までしても、私は大歓迎よ♡」
「あはは……」
それもいいかも、とレッドは思いつつ、この性欲の溺れ方は大分まずいかも……と客観的常識を持つレッドもいた。
レッドにとって、あのナツメたちは新鮮かつ病みつきになるほどの快感、また会いたいと思ってしまう魔力があった。しかもその後に訪れるいつものナツメとの交合は格別に感じる付随効果まである。
問題はそれだけレッドとナツメの体に負担があること。だが、ナツメはその事は意に介した様子がなく、新しい演技バリエーションをレッドに提案するだけでなく、
「エスパーで分身ってできるかしら? それで一気に色んな私でレッドを……試したことはないけど……」
なんかナツメが怖いことを言っているが、どこか期待してしまうのは男の性(さが)だろうか。
「ねえナツメ」
「ん、なあに?」
「その……次は僕から、プレイの幅を広めようかな、なんて……」
「……!」
ナツメは目を見開いて興奮したように微笑むと、レッドの首に腕を回して抱き着き、
「ふふ……楽しみだわ。レッドの攻めも苛烈で素敵だもの。じゃあさっそくしましょ。どうするの?」
「え!? え、えっと……じゃあ、一日中つながったままで過ごす、なーんて……」
レッドにとっては出たとこ勝負の冗談半分、というかさっきまでと変わらないじゃないかと言ってから自分で反省するレベルだったのだが、とうのナツメは
「……!! ……あっぁんあんっぅう♡」
ビクビクップシャァ………。
「え、な、ナツメ?」
「あぁさすがレッド……素敵すぎて、想像しただけで私っ……♡」
どうやらナツメのスイッチをいれてしまったらしい。レッドはごくりと唾を飲み、興奮と共に覚悟を決め、ナツメに覆いかぶさりに行く。
「レッド、ずっと、どこまでも、一緒よ……んんちゅう♡」
リクエストありがとうございました。