「……ん……ん? ……え!? あ……えっ……と……?」
意識を取り戻したレッドがパチクリと瞬きして驚いたのは、目の前のナツメが入れ替わっていたからだ。
「いつまで呆けている。フフ……まだ一人目が終わったばかりだというのに、のん気なものだっ!」
瞳を三白眼のように収縮させた、切れ長瞳の悪の女幹部ナツメと、正常位の態勢でつながっている。
一瞬で自身の体をジュジュベと入れ替えてテレポートさせたのかはわからないが、とにかくレッドは状況をつかむのが遅れた。
その遅れの中で、悪のナツメはふわりとレッドごと自身の体をサイコキネシスで浮かし、一気にレッドとナツメの上下を逆転させる。
自然、密着騎乗位の態勢。
思わぬ着地にレッドがうめいて見上げると、悪のナツメはサディスティックな微笑みでレッドを見下ろしている。
「腰を動かして疲れたろう。今度は私が優しく……お前に快楽を刻んでやる……」
「え……!?」
悪のナツメが、ゆっくりと指でレッドの頬をなぞる。
(このナツメが……優しく……!?)
レッドからすれば悪の女幹部ナツメは、ナツメの中でも支配欲求とサディスティックな性的欲求を濃縮したような印象だった。
もちろんレッドからすれば、強気なナツメの言葉攻めと、一方的ともいえる彼女のセックスを期待してしまうところだったが、
「ん……ちゅ……ちゅう……ちゅううぅ……どうだ……?」
悪のナツメはレッドの頬、額、鼻先、唇と優しく口づける。
「あ……う……すごく、いい、です……!」
「フフ……ではもっとしてやろう。ちゅうう……♡」
ナツメから唇にキスされ、互いの唇の形を確かめるように、ゆっくりと触れ合う。
レッドからすれば、悪のナツメからの愛情をたっぷりと感じられて幸せだったが、これから来ると思っていた快楽とは違っていた。
(どうしたんだろう? でも……こういうのもいいな……)
レッドも悪のナツメへの愛おしさが増し、彼女の膣内に挿入されたままのペニスが、ゆっくりと硬さを取り戻していく。
そしてレッドが悪のナツメを抱きしめようとした瞬間、
「あむっちゅう」
「え?」
右の人差し指が、パクリと妹ナツメに咥えられていた。
「んむちゅうう」
左の人差し指は、少しゆったりとした様子のジュジュベが咥えている。
「ちゅぅううう♪」
そして突如レッドの網膜に写る、視界から外れたカメラのような映像。そこには悪のナツメの体に隠れて見えないはずのレッドの両足が写っている。ナツメ達の超能力の賜物だろう。
そして右足の先にはお姉さんナツメ、左足の先には『ナツメ』がいる。二人はそれぞれレッドの足の親指に唇を寄せると、
「「あむちゅぅう」」
咥えて、軽く吸い付いていた。
「あっうぅう!」
レッドは手足の自由を奪われたのと引き換えに、ナツメ達の唇と舌の愛撫を指先で堪能する。
「フフ、手足の指だけで感じるとは、お前の体も随分いやらしく変わってきたな」
そう言いながら悪のナツメは性器をつなげたまま、体を起こしてレッドを見下ろし、腰を軽く前後にゆするように動かしてペニスを愛撫する。
「あっうあっ!」
レッドのペニスは完全に硬度を取り戻し、今まさに悪のナツメに搾り取られようとしている。
(ナツメに全部の手足をしゃぶられたまま、悪のナツメに一方的に騎乗位で……!!)
どこか恐れながらも期待に満ちたレッドの表情。だが、悪のナツメは、
「私は優しいからな。こちらは五人、お前は一人。せめて、お前の一部分を五倍に増やしてやろう」
「へ? 一部分を五倍……?」
言っている意味がレッドにはわからない。
悪のナツメは口を三日月に歪ませて笑い、
「お前の男根を、五つに増やしてやる。さあ、悲鳴を上げてみせろ!」
パチン、と指を鳴らした。その瞬間、レッドは、
「え……あ、あれっ? 指が、なんか変な……なっ!? なにこれえああああっ!?」
ナツメ達にしゃぶられている全ての指の感触が、ペニスに変貌している。
『ナツメ』がしゃぶる左足の親指が、
「はぶ、んむっ、ちゅるちゅぱ♡」
お姉さんナツメが舐めあげる右足の親指が、
「んふ、れろんちゅる、ちゅるれろ♡」
妹ナツメがしゃぶりつく右手の人差し指が、
「ちゅぷちゅぱちゅぴちゅぱ♡」
ジュジュベが吸い上げる左手の人差し指が、
「ちゅるるるるるっちゅうううっ♡」
両手足の指先が、ペニスをフェラチオされている時と全く同じ感覚になっていた。
「くっあああっ!? あああぐうあああっ!?」
レッドは突如ペニスが五本に増えてそれぞれ四本フェラチオされ、大本のペニスが悪のナツメの膣内でぎゅむぎゅむと収縮で愛撫されている状態。
単純に感度五倍、さらにそれぞれ性格の違う愛撫による快感。全て一挙にレッドの脳内神経に流れ込み、レッドは悲鳴を上げながら泡を吹き、悪のナツメの膣内にいるペニスからビュクビュクと我慢汁を噴出した。
「ひっひぃいい!? だ、だせないぃいっ!?」
レッドは人生始めての五倍の快感に即射精をしてしまったつもりだったが、ペニスの根元には紫色のオーラがまとわりついている。
「フフ、そんなにすぐ終わらせるわけがないだろう! せっかく私のサイコキネシスの髄を味合わせてやるんだ。気が狂うことすら許さない……ちゅううう♡」
「んんっ!?」
(手足が、ペニスみたいになってしゃぶられて、さらに騎乗位で気持ちよすぎるのに、な、なんて甘いキス……!)
「んちゅうう、ちゅうぅう♡ れっどぉんれろんちゅうぅう♡」
悪のナツメの愛情たっぷりの攻撃的なディープキスと、高速で杭を打つような腰使い。膣は入り口も奥も締め付けるように狭いのに、愛液が泡立つようにあふれて滑りをよくし、残像が出るほどの上下運動でペニスをしごき上げしごき下ろす。
悪のナツメがスパートをかけるのと同時に、ペニスと化した手足を舐めしゃぶるナツメ達も搾り取りに行く。
ナツメ達は自分自身にも『今しゃぶっているものはペニス』と自己催眠をかけており、もはや正気の人間はこの場にいなかった。
(レッドの生命エキスうぅ、全部出しなさいっ♡)
(お兄ちゃんの白いのは、私のなんだからぁ♡)
(ふふ、お姉さんにもたぁっぷり、施してくださいね♡)
(好きレッド、好きぃ♡ 好き、大好きぃいいい♡)
「ちゅぷはぁ♡ ほら出せっ出せっ! 情けなくイキ狂いながら、お前のイキ顔を晒せっ!」
悪のナツメの膣内がさらにギチギチにしまってペニスを搾り取るように脈動し、ナツメが大きく腰を上げ、奥の奥までペニスを飲み込んだ瞬間、
ボビュウウウウウウウウウウウ!! ブビュウウウウウウウウ!!
「ひぃあああああああっ!? ああああああっああああああっ!!」
レッドが悲鳴を上げて痙攣する中、悪のナツメもまた狂笑を浮かべながら絶頂する。
「くっあぁああああっああああっんあああああっ♡」
ビクビクビクビクビクビク!! プシャアアアアアアアア!!
悪のナツメは盛大に潮を吹きながらも、レッドの唇を甘噛みしにいき、
「くっふふ……♡ いいぞどんどん出せ、手足からもな……♡」
「あっああああ!?」
悪のナツメの瞳が妖しく光ると、手足をフェラチオする四人のナツメ達が一斉に、
『んむちゅうううう♡』
とバキュームのように吸い上げ、ペニスの実際の射精と合わせ、レッドの脳内へ五重の射精快感を送り込む。
ブビュウウ!! ブビュウウウ!! ブビュルルル!! ビュルルル!! ビュウウウウウ!
「あっあがっああああっ!?」
「いい顔だ……♡ オナニーじゃ決して満足できない体にしてやるからな……レッドを満足させられるのは、私だけだ……ちゅうううぅ♡」
およそ一人が味わってはいけない快楽に対し、レッドは泡を吹き白目をむいていた。
しかし意識が完全に暗闇に沈むことは悪のナツメが超能力で許さず、ナツメは恍惚とした微笑みを浮かべながらレッドに深く口づける。
ナツメ達五人に吸い取られながら、レッドの体が何度も脈打つように痙攣し、悪のナツメの膣内に精液を送り続ける。既にナツメの膣内の許容量は超え、ドバドバと接合部からあふれ出していた。
「ちゅぷはぁ……少しは喋れるようになってきたか? フフ、かわいい顔をして……れろちゅる♡」
「ん……あ……こんなの、知ったら……戻れなくなるよ……」
レッドの縋りつくような声に、悪のナツメはまたきゅっと膣をしめ、射精の勢いを速めさせる。
「ああっ!?」
「どこに戻る必要がある? お前がいるべき場所はここだ。愛と快楽に包まれて、無限に溺れていけばいい。それが私と、お前が望むことだろう? フフ……ちゅううぅぅう……♡」
悪のナツメに深く口づけられ、レッドは目を閉じて舌を絡ませた。
(気持ちいい……気持ちいい……手足も……ペニスも……ナツメの柔らかい舌も唇も……ずっと……このまま……)
ビュウウ……ビュウウウ………。
五人のナツメに搾り取られ、射精の勢いが無くなっていくと共に、今度こそレッドの意識が完全に闇に落ちていく。
最後にレッドを満たしたのは、悪のナツメの、愛情のテレパシーだった。
(レッドは私だけのもの。レッドが向けてくれる愛情も、私が向ける愛情も、二人だけのもの……決して離しはしない。……愛してる♡)