「あ~、疲れた……」
プレイしていたゲームが一段落した俺は、ふと時計に目をやる。現在時刻は午前一時。寝るには丁度いい時間だろう。
ゲーム機の電源を落とした俺は、電気を消して布団に入る。目をつぶると、寝に入るまでの時間で考え事をする。
(明日は土曜だし、さっきやっていたゲームの続きで一日を潰そう)
その他にも取り留めの無いことを考えているとゆっくりと意識が闇に沈んでいった。
何かが腹の上に乗る息苦しさに目を覚ます。
「ん……なに……」
薄暗い部屋の中、豆電球の明かりで照らされたそこには、下着姿の女の子が乗っていた。
「お兄ちゃん……」
「え?は?」
俺の上に跨りながら笑みを浮かべる少女の正体は、妹である戸崎寧々だった。
セミロングの栗色の髪に、くりっとした目と整った鼻筋。身体は全体的に細く引き締まっていて、胸は中学一年ということもあって成長途中でまだ控えめだ。
「ちょっ!お前なんで下着で!?」
慌てて起き上がろうとするも、両手で胸を押されてベッドに押し倒される。
「………」
馬乗りになったまま無言で首元に顔を埋めてくる。寧々の髪から漂う甘い匂いが鼻腔をくすぐり、俺の脳を揺らす。
「おいやめろって!」
「うるさいよ、お兄ちゃん…」
耳元で囁かれる声音にはどこか艶があり、いつもより大人びて聞こえた。妹が突然見せる色気に、胸がドキリとする。そのまま耳に舌を入れられ、思わず変な声が出てしまう。
「ひゃあっ!」
ピチャッという音がダイレクトに鼓膜に伝わる。
くすぐったいような気持ちいいような不思議な感覚に身悶えることしかできない。
「ねぇ、お兄ちゃん……」
「な、なんだ?」
「もっと気持ちいい事しない?」
そう言って顔を近づけてきた妹の目は、まるで獲物を狙う肉食獣のようにギラついていた。
その瞳にヤバいと感じた俺は急いで寧々を引き剥がす。
「止めろ!寧々!!」
寧々を引き剥がした俺は、肩を掴んで向かい合う。
「……どうしてダメなの?」
「どうしてって…俺達は兄妹だから…」
どう考えたって俺が言っていることが正論のはずだ。だと言うのに、寧々のともかもの悲しそうな顔を見ると、まるで俺が間違っているような気持ちになる
「私ね、おかしいの。体の奥が疼いて仕方がないの…お願い、お兄ちゃんどうにかして……」
潤んだ瞳に見つめられ、理性が崩壊しそうになる。
それをグッと耐えるが、寧々が俺の手を振り払い潤んだ瞳を近づけて来る。
「もう我慢出来ないよぉ……」
寧々の潤んだ瞳を見ていると抵抗しなければという意志が薄れていく。そして顔の距離がゼロになり、吐息混じりの声と共に唇を奪われる。
柔らかな感触と温もりを感じながら、徐々に思考力が奪われていく。
寧々の唇は柔らかくて、甘くて、気持ちいい。
「ぷはぁっ……お兄ちゃん……好きぃ……」
唇を離すと糸を引いた唾液がいやらしく光る。
「んぅっ……ちゅぱっ……れろっ……」
二度、三度とキスを繰り返し、今度は俺の首筋に吸い付いてきた。吸い付きながら首筋に舌を這わせてくる。その度に体にゾクゾクとした快感が走る。その感覚に俺は身もだえする。
「うぐっ……ああっ……」
思わず情けない声を上げてしまう。そんな俺を見て満足げな表情を浮かべる寧々。
気づけばシャツを脱がされていて上半身裸になっていた。すると寧々は俺の鎖骨や乳首などを舐めてくる。寧々の舌によって与えられる快感に反応して股間が大きくなっていくのがわかる。寧々はそれを見逃さず、ズボン越しに膨らんでいる部分を指先でなぞってくる。
「ふふっ……ここ凄い大きくなってるよ?」
そう言いながら寧々はベルトに手をかけ、慣れた手つきで外していく。
本当はダメなのに、相手は妹なのに体は抵抗しようとしない。むしろ早くこの先に進みたいとすら思っている自分がいた。
「寧々……」
妹の名前を呼ぶ。だと言うのにその声音は咎めるようではなく、むしろ先をねだっているようだ。
「大丈夫だよ、お兄ちゃん」
そう言って微笑む寧々の顔はとても妖艶で美しかった。
「私がいっぱい気持ちよくしてあげるからね」
そう言うと寧々は自分のパンツの中に手を突っ込み、自らの秘部を弄り始めた。くちゃくちゃという水音が部屋に響き渡る。そして自分の秘部を弄りながら、露出させた俺の肉棒を口に含む。
一瞬にして肉棒が生暖かいものに包まれ、腰がビクンと跳ね上がる。
「ちゅぱっ……じゅぽっ……」
寧々の口内は暖かくてヌルヌルしていて、とても気持ちいい。
舌が蛇のようにぺニスに絡みつき、亀頭をチロチロと刺激してくる。
「んっ……お兄ちゃんのおちんちん美味しいよ」
頬を紅潮させ、目を蕩けさせて夢中でしゃぶりつく姿はまるで淫魔のようだ。俺は無意識のうちに寧々の後頭部を掴み喉奥まで突き入れていた。そして限界まで入れると頭を上下に動かし、寧々の口で股間を扱く。
「おごぉ!?おえぇっ!」
苦しそうな声を上げるも、寧々は決して口を離そうとしなかった。それどころか自ら進んでディープスロートを始める。妹の口を使ってオナニーをしているかのような背徳感が脳を焼く。
自分の妹をオナホのように動かし、自分の性欲を満たすために使っている。
「うあっ……出るッ!」
全身を痺れさせるような甘い快楽が背筋を駆け抜け、俺は射精していた。妹の口に精液をぶちまけるという行為に対する罪悪感は無く、それ以上に征服感が俺を満たした。
「んん!!ゴクッ……ゲホッ!ケホォッ!お兄ちゃんの精子すっごく濃いよ……」
咳き込んだ拍子に口から白濁色の液体がこぼれ落ちる。それを指ですくい取り、いやらしい笑みを浮かべながらペロリと舐めた。
「ねぇ、お兄ちゃん……続きしよ?」
そう言って寧々はベッドの上に寝転がると、両手を広げて誘うようにこちらを見つめてきた。
「来て…お兄ちゃん……」
俺は吸い寄せられるように寧々に覆い被さった。
俺のぺニスは一度出したというのに、萎えるどころかウォーミングアップが終了したとでも言うかのように、痛いほどに張り詰めている。
「ふーっ!ふーっ!」
興奮で荒々しい呼吸を繰り返しながら、寧々を見下ろす。
既に下着としての役割を担えていないパンツを脱がせる。先程自分で弄っていた為、すでに秘所はびしょびしょに潤っていた。いつでも俺を受け入れてくれる準備が出来ているというわけだ。
本来ならもう前戯は必要ないのだが、俺は吸い寄せられるように寧々の蜜壺に吸い付いた。
「ひゃあんっ!おにいちゃ……そこぉ……いいっ……」
舌を膣内に入れると、寧々は嬉しそうに喘いだ。もっと感じて欲しくて、わざとらしく音を立てながら激しく吸い付く。舌で膣内をかき回し、奥から溢れ出てくる蜜を飲み干す。寧々の蜜は甘く、いつまでも飲んできたいくらいだ。しばらくすると口をクリトリスの方に移動させ舌で転がす。陰核を舌先で弾くと面白いように声を上げる。
その後も舌先で、舌の腹で、唇で、色んな方法で責め続けた。
「あっ♡だめぇっ……そこは弱いのぉ……イクゥ……イッちゃうぅ!!」
寧々は身体を大きく仰け反らせて絶頂を迎えた。余りの快楽にビクンビクンと全身をを震わせている。
時間をかけてようやく絶頂を終えると、ぐったりと疲れた様子でベッドに横になる。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
息を整えようと必死になっている寧々。しかし俺もいい加減我慢の限界になっており、寧々の太股を掴んで開脚させると一気に挿入した。
「ああああっ!!」
入れた瞬間、寧々は悲鳴のような声を上げて再び達してしまったようだ。膣内はキュンキュンと締まり、俺のイチモツを強く締め付けてくる。ヒダが竿を優しく撫でる感覚に興奮する。あまりの快感にすぐに果ててしまいそうになるのをグッと堪える。寧々の細い腰を掴むと、乱暴に腰を振り始めた。
パンッ!パンッ!と肉同士がぶつかり合う音が響く。
「あっ!激しいぃっ……!」
寧々は顔を真っ赤にしながら俺にしがみついてきた。その仕草が可愛くて、愛おしくなり抱きしめ返す。
そしてそのまま口づけをした。
「んむっ……ちゅぱっ……」
寧々は積極的に舌を差し出してきたので、それに答えるように絡ませる。唾液を交換し合いながら、互いの口の中を犯し合った。
胸を揉むために残っていたブラも取り外す。未だ成長途中で控えめなサイズの胸、その中心で小さいながらも勃起して必死に存在をアピールする乳首。誰の手にも触れられていないのだろう乳首は、綺麗な色をしている。
寧々の胸を揉みしだきながら、腰を打ち付けるスピードを早めていく。
「んっ!ちゅぱっ……お兄ちゃん好きっ!大好きっ!」
「俺も好きだ!」
互いに愛を叫び合う。そもそも寧々は俺のことが好きだったのか。そもそも俺は寧々のことが好きなのか。そんな冷静な思考はもはやどこかに吹き飛んでいた。ただ目の前の少女を愛したいという衝動だけが俺を突き動かしていた。
「そろそろ出すぞ!」
ラストスパートをかけ、子宮口をガンガン突く。寧々の子宮を屈服させるように亀頭をぐりぐりと押し付け、入り口をこじ開ける。
「うん!出してぇっ!お兄ちゃんの精子欲しいのぉっ!孕ませてっ!」
「ああ!妊娠させてやるッ!!」
限界まで膨らんだ亀頭で最深部を穿つと同時に、俺は射精していた。大量の精液が子宮内へと流れ込む。
「イックうぅぅっ!!!」
寧々もほぼ同時に絶頂を迎え、体をガクガクと震えさせる。
最後の一滴までも出し尽くそうと、無意識のうちにピストン運動を続けていた。
「はぁ……はぁ……」
お互いに息を整える。ようやく少し落ち着いてきたので、俺はゆっくりと引き抜いた。
寧々の秘裂からは収まり切らなかった精子がドロリと流れ出てきた。
「お兄ちゃん、綺麗にしてあげる」
そう言って寧々は俺のぺニスを口に含んできた。しばらくお掃除フェラをして貰うと、またぺニスが硬くなってきた。
「もう一回する?」
可愛らしく小首を傾げて聞いてくる寧々に辛抱たまらなくなり、襲い掛かった。寧々を四つん這いにさせ、バックで犯していく。
「ああんっ!すごいよぉ……っ!」
寧々の尻を掴み、欲望のままに腰を振る。ぺニスが寧々の中をゴリゴリと擦り上げているのがよくわかる。
「お兄ちゃんの……すごく硬い……」
寧々の此方を褒めるような言葉に気が良くなり、ピストンが更に荒々しくなる。パンッ!パンッ!という音が鳴る度に、結合部から白濁液が飛び散っている。
「ぐっ……出るっ!」
寧々が再び達し、膣内が収縮して俺のモノを締め上げる。搾られるようにして、本日三度目の射精をする。
それでも満足できなかった俺は寧々の中に二度、三度と欲望を吐き出していく。
そして遂に体力が切れた俺はベッドに倒れこみ、そのまま眠りについた。
目が覚めるとベッドに寧々の姿はなかった。その事に安堵する。
そうだ、あんなことするわけがない。
妹とセックスをして、愛を叫び合うなどあり得ない。きっと夢だったのだろう──
──そう思えたら良かったのだが。
衣類を纏ってない体がそれを否定する。倦怠感が残る体がそれを否定する。体にこびり付いた汁の痕がそれを否定する。
認めたくない事実を肯定する証拠が俺を責め立てる。
お前は実の妹とセックスしたんだぞと。お前は実の妹に中出ししたんだぞと。
違うんだ、待ってくれ。昨日の俺はおかしかったんだ。そう言い訳した所で事実は変わらない。
そんな変わらない事実に暗澹たる気持ちになる。
考えてもどうにもならないと思った俺は、ベッドからシーツを剥がし階下にシャワーを浴びに行く。
頭からシャワーを浴びる最中もずっと寧々とのことが頭から離れない。
何故寧々は迫ってきたのか。
何故俺はそれに応じてしまったのか。
中出ししてしまったが、妊娠はしていないか。
両親にはこのことは知られていないか。
考え事が頭の中をグルグル回る。
一旦思考をリセットする為に冷水を頭から被る。
だが、冷水を浴びただけで解決する問題でも無く、直ぐに頭の中がグチャグチャになる。
シャワーを浴び終えた俺は脱衣場から出る。すると丁度寧々と出会ってしまった。
「あっ……」
「あ……」
互いに見つめ合い固まる。先に動いたのは寧々だった。
「えっと……おはよっ!」
ぎこちなく挨拶してくる寧々。俺もそれに釣られて「おはよう」と言う。
しばらく顔を合わせるが沈黙が続く。
それに耐えられなくなった俺は急いで部屋に逃げ込む。
ドアの鍵を閉めるとベッドへと倒れこむ。
もう何も考えたくない一心で二度寝しようと目をつぶる。だが目をつぶると昨日のことを思い出してしまう。
寧々の潤んだ瞳。俺の下で喘ぐ姿。太股の柔らかさ。唇の味。全てが鮮明に蘇ってくる。
(ダメだ!考えるな……)
頭を振って忘れようとするが、どうしても忘れられなかった。
寧々の痴態を思い出した俺は股間が痛いほど勃起していた。
「クソッ……!」
俺は自分の昂りを収めるために寧々の姿を想像して竿を扱く。しばらくすると虚空に向かって虚しく子種を飛ばす。
その後は一日をふて寝して過ごした。
部屋のドアをノックする音が聞こえる。
「大輝、ご飯よー」
ドア越しに俺を呼ぶ声が聞こえる。
少し寝ぼけている頭で時計を確認すると時刻は六時半を回っている。
昼食をまともに食べていないせいで腹が減っていた。
「んー、今行く」
母さんに返事をしてから身支度を整える。リビングに着くと両親と寧々が座っていた。
いつも通り「いただきます」と言って夕食を食べ始める。
何事もなかったかのように振る舞う寧々を見て、俺は罪悪感で胸がいっぱいになった。
内臓を撹拌されるような気持ち悪さを
誤魔化す為に、無理やり食事を胃に押し込む。
「大輝、ご飯が終わったら話がある。食べ終わっても部屋に戻らないでくれ」
唐突に父さんがそう話しかけてきた。
「…うん。わかったよ……」
話なんてのは決まってる、昨日のことだ。果たしてなんと言われるか。取り敢えず家を追い出されるくらいはあるだろう。
そんなことを考えながら黙々と食事を進める。
「ごちそうさま」
食事を食べ終えると、一度茶碗をかたす為に席を立つ。そしてかたし終えると、後は皆が食べ終えるのを待つ。寧々がチラリとこちらを見てくるが、すぐに視線を外す。
家族全員の食事が終わると母さんが皿を洗いに行く。それを待つ時間がとても長く感じた。
そして数分後、戻ってきたところで父さんの話が切り出された。
「最初に言っておくと、父さんはお前を叱るつもりはない」
「えっ?」
全くの予想外の言葉に驚く。
「それと、これから見るものは信じがたいと思うが現実だ。母さん…」
父さんの言葉に反応して母さんは席を立つ。そして腰側の服の裾をめくり上げる。
その行動に戸惑いつつも見ていると、次の瞬間に母さんの腰辺りからコウモリの羽のような物が生えてきた。
驚いて顔を見上げると頭からは角が生えてきた。
「えっ?はっ?何それ?」
こちらの脳のキャパシティを越える現象に頭がフリーズする。
「大輝には信じられないかもしれないけれど、お母さんサキュバスなの」
突然の告白に質の悪い冗談かと思ったが、目の前の母さんは真剣そのものだ。
全く納得できていないが、だからといってこんな時に冗談を言うとも思えない。
第一、目の前で動く羽が偽物にはまったく見えない。
「お前たちは半分ではあるがサキュバスの血を継いでいるんだ。昨日のことはそれが原因だ」
言っている意味がわからない。必死に父さんの言っている言葉を飲み込もうとするが、上手くいかない。
「で、でも別に俺は普通だよ。そんなサキュバスがどうとか感じたこと無いし」
「たぶんそれは受け継いだサキュバスとしての血が薄かったからだろう」
俺のなけなしの反論は簡単に潰された。
「寧々はサキュバスの血を濃く受け継いたんだ、それが思春期になることで目覚めたみたいだ。昨日の事も、サキュバスの血が暴走した結果だ。お前が応えてしまったのも、サキュバスの魅了が発動した結果だから余り気にしなくていい」
「いや、気にするよ!」
つい大きな声を出してしまう。
それと同時に昨日の行動に免罪符が与えられてほっとしている自分がいる。
「それと大輝、これからが今日の話の本題だ」
こちらとしてはもうお腹いっぱいの気分だが父さんとしてはこれからが本題らしい。本音を言えばもう勘弁してほしいが、聞かないわけにはいかないので耳を傾ける。
「サキュバスの血が覚醒したばかりの頃は非常に不安定で、誰彼構わずに襲ってしまうことがあるんだ。そこでだ大輝、お前に寧々の性欲処理をお願いしたい」
一瞬思考が停止する。
今このおっさんは何と言った?兄である俺に、妹である寧々の性欲処理をしろと言ったのか。何言っているんだ此奴は、正気か?
実の父親に対して非常に失礼だとは思うが、そう思わずにはいられなかった。
「大輝、お父さんもお母さんもね、こんなことを頼むのは心苦しいと思っているの。だけどね、サキュバスの性欲って凄くて自分の意思で耐えられないの。だから誰か性欲を受け止める男の人が必要なの」
「いや、そんなの──」
「そんなの?」
そんなの他の男にやらせればいい。そう言おうとしたがそれはいったい誰がやるんだ。
寧々に彼氏はいない。だとするとどこか適当な男に相手してもらうというものもあるがそれは論外だ。
となると候補に挙がるのは身近な異性である俺か父さんの二択になる。
だとすると消去法で俺になるのも分からなくはない。
「大輝、父さん達も本当はお前に任せるなんてしたくは無いんだ。だがこればかりは仕方がない」
母さんも父さんの隣でこくりと小さくうなずいている。
確かに理屈では分かる。しかし感情的に納得できるかというと別問題だ──
──とは言え
他に選択肢が無いのも事実だ。
結局両親に押される形で渋々承諾する。
「……わかったよ」
絞り出すように了承の意を伝える。
「ありがとう。頼んだぞ」
「今更だが寧々はいいのか?」
「うん。知らない人よりはお兄ちゃんの方が安心出来るかな……」
寧々の方を見ると、彼女は恥ずかしげながらもしっかりとこちらの目を見て答えた。
「ああそれと。サキュバスの血のお陰で、妊娠しようとしない限り妊娠しないから中出ししても問題ないぞ」
「げほっ!!げほっ!!」
父さんの爆弾発言に大きくむせた。
ともあれ。こうして俺は妹の性欲処理係になったのだ。