コンコンとドアをノックする音がする。
「お兄ちゃん、中に入ってもいいかな?」
ドア越しに聞こえてくるのは妹である寧々の声である。
俺は少し躊躇った後「入っていいぞ」言う。
するとゆっくりとドアが開き、そこから僅かに頬を赤らめた寧々が入ってくる。
「……」
「……」
しばし互いに見つめ合いながら沈黙が流れる。
そして先に口を開いたのは寧々だった。
「あのね、お兄ちゃん……」
寧々が言葉を切り出すと同時に、体に力が入って身構えてしまう。
顔を赤くした寧々の様子を見るに恐らくは“そういうこと”なのだろう。
僅かに心拍数を上げながら次の言葉を待つ。
「……その。この前言ってた性欲処理して欲しいんだけど……」
予想通りの言葉に瞑目する。
そしてゆっくりと息を吐きながら目を開けると、一言「分かった」と言う。
それを聞いた寧々はホッとした表情を浮かべる。
事前に俺が了承していたといえ、改めて自分の口で言うのは勇気がいる行為だ。
ならば俺も兄として答えてやらなければならないだろう。
寧々をベッドに誘導すると、並んで縁に腰掛ける。
そして暫し緊張した面持ちで顔を見合わせると寧々の服に手を掛ける。
「よし……じゃあ脱がすぞ」
「……うん」
そう言って俺は寧々の服を丁寧に脱がし始める。
寧々の顔を見るとやはり緊張しているのか震えているように見えた。
前回と違い、理性が飛ぶほどは性欲が高まっていないようだ。
なるべく安心させるように頭を撫でてやる。
「大丈夫か?嫌なら止めるけど」
「ううん、平気だよ。だから続けて……」
寧々からの許可が出たので再び服を脱がせる手を動かす。
パジャマの上着を脱がすと、可愛らしい下着に包まれた胸が現れる。
下着の上から胸を触れば、小さいが確かな柔らかさと弾力のある双丘を感じる。
「っん!!」
下着の上から軽く触れただけでビクリと反応する。
そのまま下着の中へ手を滑り込ませて、直接素肌に触れる。
軽く二、三度程揉むとブラジャーを外す。すると、小ぶりだが形の整った乳房が現れる。
胸の頂にある突起は既に固くなっており、ピンっと上を向いて自己主張をしている。
乳首をまじまじと見れば綺麗な桜色をしており、乳輪も乳首同様に綺麗な桜色をしている。
俺はゴクリと唾を飲み込むと吸い寄せられるように胸に顔を近づける。
そしてそのピンク色をした小さな果実を口に含む。
「ひゃぅ!!……んんっ!」
乳首に吸い付き、舌先で転がしたり甘噛みをしたりして刺激を与える度に、寧々は小さく声を上げる。
「んん……はぁ……」
胸にチュウチュウと吸い付き、乳首を舌で何度も舐め上げてやれば、次第に声に艶が混じってくる。
俺は一旦口を離すと今度はもう片方の胸へとしゃぶりつく。
そして再び同じように口に含み、先程同様の愛撫を再開する。
「あっ!……ふぁ……んん……」
しばらくそうやって左右の胸を舐め続けていると、右の胸の方が反応がいいことに気づく。
なのでそちらを重点的に責めると、格段に寧々の反応が良くなった。
暫くすると寧々は体をピクンと跳ねさせて一際大きな声で喘ぐ。
「あああん!!!」
どうやら寧々は乳首だけでイッてしまったようだ。
顔を真っ赤にして荒く息を吐いている様子から、大分深い絶頂だったように見える。
「はぁ……はぁ……。お兄ちゃん凄いよぉ……」
潤んだ瞳で見つめてくる寧々は、すっかり蕩けた表情をしていた。
そんな寧々の姿を見た俺は下半身が反応しているのを感じた。
ズボンの下でムクムクと大きくなっていくそれは、痛いくらいに張り詰めてきた。
「ねえ、次は私の番だよ?」
そう言うと寧々は俺のズボンに手を掛けて脱がせ始める。
手早くパンツまで脱がせた寧々は、現れた俺のイチモツをうっとりした表情で眺めながら匂いを嗅ぐ。
そして俺のイチモツを手で持つと舌でゆっくりと舐め始める。
そもそもこの兄妹のセックスは、サキュバスの血に覚醒した寧々が暴走しないように性欲を処理する為のものという名目のものだ。
であるならば、寧々が態々俺にフェラで奉仕する必要などない。
だというのに寧々が醸し出す妖艶な色香に流されて、黙ってフェラを受け入れている。
寧々が俺のモノを根元まで飲み込み、頭を上下に動かしてストロークを開始する。
口全体でぺニスを締め付けられつつ、舌でチロチロと裏筋を舐められ強烈な快感に襲われる。
「んっ、じゅる、ちゅぱ、れろ」
唾液とカウパー液が混ざり合い卑猥な音を奏でる。
寧々が口淫を繰り返す度にぺニスの硬度と反り返りが増していく。
そして限界を迎える寸前で寧々は動きを止めて口からぺニスを抜く。
そうすれば、唾液の糸を引きながら口から飛び出したぺニスが勢い良く跳ね上がる。
妹の口淫によって俺のぺニスは痛いほどに勃起して、鈴口から透明な液体を垂れ流し、表面にははっきりと血管が浮き出ていた。
「ねぇ、お兄ちゃん……早く入れて……お願い……」
そう言いながらベッドに倒れ込むと、寧々は自分のショーツを脱ぎ捨ててM字開脚をして秘所を見せつける。
そこは既に濡れており、ヒダの間からは愛液が止めどなく溢れている。
そして男を誘うようにパクパクと開閉する膣穴が、挿入の時を今か今かと待ち望んでいるように見えた。
「……ああ、入れるぞ」
誘蛾灯に誘われるようにしながら寧々に覆い被さると、割れ目に自分のモノを押し当てる。そして一気に最奥まで貫いた。
「ああっ!お兄ちゃんのおちんちん来たぁ!!」
寧々の膣内は熱くヌルヌルしており、挿れただけで射精してしまいそうなほどの快楽を感じる。
俺はそれにぐっと耐え、ピストン運動を始める。
「あぁん、お兄ちゃん激しいよぉ!」
パンッ、パンッという肉を打つ音が部屋の中に響く。
その音に合わせて寧々も喘ぐ。
「んっ、はっ、んんっ!」
寧々の中は狭く、直ぐに亀頭が最奥に到達する。子宮口を亀頭でグリグリと押し込むと、それに応えるかのように膣壁が締まる。
「んんっ!!……はぁ……はぁ……んんっ!!」
寧々を責めながら喘ぎ声を聞いていた俺はふと思う。
普段であれば両親はこの時間は寝ている筈だ。だが、万が一にも起きていた場合は寧々の喘ぎ声を聞かれてしまうかもしれない。
それは不味いと思った俺は、寧々の唇を奪い強制的に口を塞ぐ。
「っ!?」
すると寧々は一瞬驚いた反応を見せるが直ぐに落ち着き、受け入れるどころか積極的に舌を絡めてくる。
「ちゅ……れろ……ちゅ……」
寧々の柔らかい唇の感触を味わいながら、互いの唾液を交換してキスを続ける。
そうしている内に寧々の膣が震え始め、絶頂が近いことを報せてくれる。
ならばとより深く繋がれるように体重を掛けて、プレスするように腰を叩きつける。
俺の力強いピストンに、寧々の体が小さくではあるが跳ねる。
「ふぅ……はぁ……」
絶頂が近づく毎に、体が無意識に更なる快感を求めて動きが速くなる。
それにより俺と寧々の交わりは激しく、荒くなりまるで獣のセックスのようになる。
互いに相手の匂いを、味を、熱を感じようと体に回した腕に力が入り、より濃密に舌を絡める。
そしてついに快楽の頂へと到達した。
「はぁ……はぁ……イッッッ!!!」
寧々がそう叫んだ瞬間、膣内が激しく収縮して俺の精液を搾り取ろうとしてくる。
「ぐううぅ……出る!」
その刺激に耐えられず精巣から精子がせり上がってくる。そして尿道を通って俺のぺニスから熱い濁流が放たれる。
膣へと大量に放たれた精子は瞬く間に膣内を満たし、子宮内へと侵入していく。
自分から放たれた精子が実妹の子宮を犯しているという背徳感に酔いしれ、思わず逃げられないようにガッチリと体を掴んで最後の1滴まで注ぎ込んでしまう。
精子を注ぎ込まれる感覚に身を震わせながら寧々はうっとりとする。
そして長い射精が終わると、どちらからともなくキスをして舌を絡ませ合う。
「んちゅ……お兄ちゃん……もっと……」
此方の体に足を絡ませながら、瞳を潤ませてねだってくる。
その表情はとても蠱惑的で男の情欲を煽る。そのせいか、再び欲望が鎌首をもたげる。
精子を出し終えたことで柔らかくなっていたぺニスが、寧々の中で段々と硬さを取り戻す。
「ああ、まだまだこれからだからな」
一度ぺニスを抜いて寧々を四つん這いにさせる。
そして寧々の腰を掴み狙いを定めると、勢い良く腰を打ち付ける。
「ああっ!来たっぁぁ!!」
挿入された悦びによるものか、入れた瞬間に膣壁がキュンと締まる。
寧々の反応に気を良くした俺は、焦らすようにゆっくりと大きくストロークする。
「あっ!来てる!!」
異物がゆっくりと膣を出たり、入ったりする感覚に、背を弓なりにしならせて喘ぐ。
寧々の嬌声を聞きながらぺニスを膣奥まで侵入させ、亀頭が子宮口に軽くキスするたびにギュッと締め付けて精子をねだってくる。
その後もゆったりとしたペースでピストンを続ければ、寧々は体をビクビクと震わせながらぺニスを味わう。
「ん……ああ……もっと奥突いて……」
しかし焦らしに耐えられなくなったのか、此方の動きに合わせて腰を動かしながらそんな事を言ってきた。
正直俺自身もこの緩い快楽では満足出来ない。
寧々の望み通りに思い切り突いてやることにする。
まずは亀頭を子宮口に押し当てたまま腰をグリグリと動かす。
「ああぁ!!それ好きぃ!!」
子宮を強く圧迫する快感に、大きな声で喘ぎながら喜ぶ。
だが当然それだけでは終わらない。
ぺニスを押し付けるのを止めると、今度は子宮を押し潰すような激しいピストンを行う。
「んぐっ!?」
あまりの強さに、寧々は苦しそうな声を出すが直ぐに気持ち良さげなものに変わる。
「あんっ!お兄ちゃん凄いっ!!はぁ……はぁ……そこぉ……良いよぉ……!!」
「ここが良いんだな?」
寧々は歓喜の声を上げながら自分の弱い部分をアピールしてくる。
俺はその要望に応えるべく、腰を掴んで角度を変えながら膣内の弱点を攻め続ける。
「やっ……イクゥ!」
「俺も、もう……」
弱点を責められ続けたせいか寧々が絶頂を迎える。
するとサキュバスとしての本能なのか、膣内がぺニスから精液を搾り取ろうと強く収縮し始める。
「ぐぅ……出る!!」
それに抗う事無く射精すれば、寧々の体の中に俺の熱が広がる。
「あ……熱い……」
グツグツと煮えたぎった大量の精子が寧々の中を満たすが、それで終わりではない。
寧々の体を抱えて起こすと対面座位の形になり、腕と足を俺の体に絡めさせる。
「んっ……ちゅっ……お兄ちゃん……大好き……」
お互いに表情を蕩けさせながら、抱き合ってベロチューをする。
そのまま俺達はお互いの体温を感じ合いながら、夜が更けきるまで互いの体温を貪り合った。
朝日が登ってから数時間程たった頃だろう。
隣で寧々が身動ぎする振動で目が覚めた。
薄く霞む瞳を開いて見れば、目の前には全裸姿の寧々がいた。
「おはよう……」
気まずげに挨拶をすれば、寧々も同じく気まずげに「おはよう」と返してくれる。
しかし昨晩の事を思い出してしまったのか、顔が真っ赤に染まる。
そんな態度を取られると此方もどうしたら良いか分からなくなる。
「お兄ちゃん……」
「なんだ……?」
どうしたものかと視線をさ迷わせていると不意に名前を呼ばれる。
「えっと……ありがとう……」
「おう……」
性処理のお礼を言われるも、どう返せば良いのか分からず生返事しかできない。
そんな反応に、寧々は困ったように眉尻を下げる。
「うん。だから……これからもお願いね……」
恥ずかしそうに顔を赤く染めながらそんな台詞を言う寧々はとても可愛らしく、思わず見惚れてしまう。
「ああ、分かった」
そして気付けば自然と了承の言葉を口にしていた。
その後寧々はそそくさと服を拾って、自分の部屋に戻っていった。
部屋に一人になった俺は、天井を見つめながら改めて妹の性欲処理係をする決意を固めるのだった。