「それじゃ行ってくるわね」
「夜の十時頃には帰ってこられると思うから留守番頼むぞ」
「分かった。行ってらっしゃい」
遠い親戚の結婚式に出席する為に外出する両親を見送ると、リビングに戻ってソファに座る。そしてテレビを点けて適当な番組を見る。
そのままボーっと画面を眺めていること三十分。寧々が二階から降りてきた。
「お父さん達もう行った?」
「ああ、さっきな。帰って来るの十時頃になるって言ってた」
「ふーん。そっか……」
そう呟くと寧々は俺の隣へと腰を下ろす。二人分の重さを受けたソファは中央へ向けて沈み込み、俺たちの体を寄せさせる。
そして少しの間沈黙が流れるが、やがて寧々の方から口を開いた。
「今日はお父さん達、夜まで居ないんだよね」
「……そうだけど」
「じゃあさ……今日は家に私達だけなんだね……」
言葉を口にするにつれて寧々の顔が徐々に赤くなっていく。
そしてその言葉の先を察した俺は僅かに鼓動を早める。
「……だから、さ。今日は一日エッチしない……」
「あぁ……」
始めは性欲処理として寧々とセックスをしていたが今ではお互いに性の快楽を知ってしまい、相手の体を求めてしまうようになってしまった。
だからだろう。両親が不在になると決まってお互いを求め合ってしまうのだ。
俺達は互いに吸い込まれるようにゆっくりと顔を近づけ、そして静かに唇を重ねた。
「んっ……」
唇に柔らかな感触を感じると同時に、仄かにシャンプーの匂いが混じった寧々の香りが鼻腔をくすぐる。
舌を入れ合うような激しいキスではなく、唇同士を触れ合わせるだけの優しいキスを数度繰り返すが、次第にもっと相手を味わいたいと自然に互いの背に腕を回して抱き締め合っていた。
やがて息苦しくなった寧々が僅かに口を開ける。俺はその隙を見逃さずにすかさず舌を入れる。
「ちゅぱっ……れろぉ……じゅぷっ!」
侵入させた舌で歯茎や頬の裏をなぞれば、寧々も負けじと舌を絡めてくる。
「寧々……」
「お兄ちゃん……」
相手の名前を呟きながらお互いに夢中になってディープキスを続ける。
俺と寧々の唇の間からは粘着質な水音が絶えずに発生して興奮を吊り上げる。
しかし、幾ら興奮していようと酸欠には逆らえずどちらからともなく口を離す。
「ぷはぁ……」
先程のキスですっかりと発情したのか寧々の瞳はトロンと蕩けており、目の中にハートマークが有るようにすら見える。
そんなすっかりとメスの顔になった寧々に我慢できず、服の上から胸を触る。
「あっ……」
毎晩の様に交わって揉み続けた結果だろうか、初めて夜這いをかけられた頃と比べて明らかに大きさを増していた。
服越しでも掌に伝わる確かな重量を感じながら慈しむように優しく揉む。
しかしながらそれでは満足できないのか直接の愛撫を要求してくる。
「ねぇ……直接触って……」
「分かった」
要望に応えて寧々の着ているシャツを脱がせて下着に包まれた胸を露出させる。
そしてブラジャーの下に手を滑り込ませると乳首を数度摘まんでジャブ程度に愛撫する。
そうすれば寧々は体をビクビク震えさせて、口から艶やかな声を出す。
「外すぞ」
指先で乳首を摘まみつつ手首を返してブラジャーを胸の上に退かせる。
すると綺麗な桜色の乳首を中央に携えたおっぱいが露になる。
「綺麗だ……」
既に何度も見たことのある胸だが、完璧な均等の取れた形につい見惚れてしまう。
しかし流石にジッと見られるのは恥ずかしいのか俺の視線から胸を隠すように身を捩る。
「恥ずかしいからあんまりじっくり見ないでよ……」
「悪い、悪い……」
観賞するのを止めて軽く謝罪すると元の態勢に戻ってもって再び乳房に手を伸ばす。
両手で左右の乳房を鷲掴みにすると、今度は乳首だけでなく全体を覆うようにして揉んでいく。
「あんっ」
最初はゆっくりと柔らかさを堪能するように揉み、段々と手の動きを早くして行く。
そうすれば先ほどの羞恥心を忘れて寧々は甘い声を出すようになる。
俺は更に甘い声を出させる為に片方の胸にしゃぶりついて乳首を舌で転がす。
「んあっ……はぁ……んん……」
胸を舐め続ければ順調に寧々の声は砂糖菓子のように甘くなっていく。
俺はその甘美な響きに酔い痴れながらも夢中になって貪り続ける。
「お兄ちゃん……」
すっかりと蕩け切った様子の寧々は太もも同士を擦り合わせながら媚びるような声で名前を呼んでくる。
「アソコが切ないの。お願い、早く挿入れて……」
自分でスカートを捲った寧々はソファの上で自ら脚を広げて誘ってくる。
既に秘所はショーツ越しにも分かるほど濡れそぼっており、準備万端といった感じである。
俺は誘われるがままにズボンとパンツを脱ぎ捨て、ガチガチに勃起したペニスを取り出す。
ショーツを脱がせれば秘所は愛撫が要らないほどに濡れており、直ぐ様挿入できる状態になっていた。
「入れるぞ……」
一言そう宣言してから亀頭を膣口にあてがう。そうすれば秘所は亀頭に吸い付き奥に誘い込もうとする。
そのまま腰をゆっくりと腰を押し進めていく。
「あっ……入って来る……」
寧々の蜜壺は俺のモノを包み込むように受け入れていき、奥へ誘う様にうねる。
膣肉の動きに誘われるようにしながら最奥まで挿入すると、腰の動きを止めて一旦一息つく。
しかし流石淫魔の体と言うべきだろうか。膣壁がうねりながら締め付けて来て、此方が動いていないにもかかわらず射精感を高められる。
「お兄ちゃん……動いて」
「あ、ああ……」
俺が動かないせいで膣が切ないのか、寧々が催促してくる。
それに応えるために気合を入れるとピストン運動を開始する。
「ああっ!来た!!」
「くっ……」
抽挿に寧々の膣は歓喜で震えるが、対する俺はイッてしまわないように我慢することで苦悶の声を漏らす。
しかしそんな俺の様子に気付かずに寧々は快楽を求めて腰を動かす。
「寧々っ、そんなに動かれると!!」
動きの激しさに制止しようとするが構わず、快楽を貪るように寧々は身体を密着させてくる。
そしてより一層強くなった快感によって我慢の限界を迎える。
「うっ!イクッッ!!」
勢いよく膨らんだ肉棒から大量に精子が吐き出される。
そして膣内で放たれた精液は吐き出された勢いそのままに、子宮へと流れ込んでいく。
「ああっっ!?熱いの出てるぅ!!」
膣内に注がれたことで絶頂を迎えたのか、恍惚の表情で背筋を反らせながら体を痙攣させる。
やがて絶頂を終えると寧々は脱力してソファに倒れこむ。
「はぁ……はぁ……」
絶頂の余韻が続いているのか、膣はビクビクと震えて未だに肉棒を締め付ける。
それが二回戦目を求める誘惑のように感じられて、再び腰を動かし始める。
「ん゛ん゛っ!?奥にまたズンッて!!」
「ごめん、まだ収まりそうに無い。もう一回するぞ」
再び襲ってきた強い刺激に寧々は一瞬驚くが、すぐに表情を驚愕から笑みへと変える。
「うん……お兄ちゃんの好きなようにしていいよ……」
そう言って腕を首に回して抱き着いてくる。
俺もそれに応えてキスをしながら、腰を振って寧々の体を貪り喰らう。
「ちゅぱっ、れろぉ、ぷはっ!」
唇が離れる度に漏れる吐息と唾液の音を聞きながら激しいピストンを続ける。
「ソコ好き!もっと激しくして!!」
お互いに獣のような声を出しながら夢中になって行為に没頭する。
何度も何度も愛液をかき出すように腰を振り続ける。
「寧々っ、出すぞ!!」
再び限界を迎えると、先ほどと遜色ない程の量の白濁を膣内へと放つ。
「ふわぁぁぁぁぁ!!!」
それと同時に寧々も再び達したようで、背中を大きく仰け反らせて全身を震わせる。
しかしそれでもお互いに腰の動きを止めずに交わり続ける。
それから何度も体を重ね合い、お互いの体がドロドロになるまで交じり合った。
「んあっ……お兄ちゃん……もうダメぇ……」
「くっううぅぅ……」
何度目かも分からない絶頂を向かえると、遂に体力が尽き果て寧々の体に崩れ落ちる。
その拍子に膣から抜け出た肉棒は流石に限界なのか力を失っており、小さく縮んでいた。
「はぁ……はぁ……」
荒くなった呼吸を整えながら寧々の上から退くと隣に座る。
お互いに股間や秘所からは大量の体液が流れ出ており、ソファに大きな染みを作っている。
部屋中に漂う性の匂いに頭がクラクラしてソファにグッタリと座っていると寧々が床に膝を付き、股に間に入ってくる。
「寧々……流石にこれ以上は勃たないぞ……」
既に出し尽くした為、下半身はすっかり萎えてしまっている。そんな状態で弄られても勃つことは無いだろう。
しかし俺の言葉を聞いた寧々は妖艶な笑みを浮かべる。
そして次の瞬間―――
以前に母さんが見せてくれたような、羽や角が生えた姿に変わっていく。
「それは……」
「最近変身できるようになったの。お母さんが言うには、サキュバスとしての血が覚醒してから時間が経ったお陰で力が安定してきたからなんだって」
「そうか……」
思えば性欲の強さは依然変わっていないが、理性の方は以前と比べてずっと保たれていた気がする。
サキュバスの力をコントロール出来るようになってきたという事だろうか?
「それでなんだけど……こんな事も出来るようになったんだ」
そう言いながら寧々は俺の肉棒に手を伸ばす。
そして手から蠱惑的な光が放たれたと思えば、瞬く間に肉棒は天を突く程の大きさまで膨れ上がり、射精する前の状態にまで復活する。
「凄いな……」
「男の人の精力を回復できるようになったの。だからね、今日はいっぱい気持ちいい事しよ?」
淫魔としての能力を存分に振るう寧々を見て俺は生唾を飲み込む。
雄を誘惑して精を搾り尽くそうとする姿は正しく淫魔と呼ぶに相応しいものであった。
そんな寧々の誘惑に抗えず、再び俺は寧々と繋がるのであった。
「ああっ!あっ!いいよっ!お兄ちゃん!!」
寧々はソファに腰かける俺に跨り、腰を上下させながら肉棒を貪る。
形のいい尻が振られる度にズチュ、ズチュと淫猥な音が奏でられ、股間と股間とを繋ぐ粘液の橋が伸び縮みを繰り返す。
此方に背を向けている態勢で繋がっている為、そんな光景がアナルと一緒に良く見える。
自身の分身が肉壺に飲み込まれるのを眺めながら股間から伝わってくる肉壁の感触を楽しんでいると、突然強烈に締め上げられる感覚に襲われる。
突如として襲ってきた快楽を何とか歯を食い縛って堪えると、視線を接合部から少し上げる。
すると体をくの字に折っている寧々の姿が目に入る。
「んあ!!そこ凄い!!」
どうやら肉棒が敏感な部分を突いた事によって堪え切れなくなり、体を折ってしまったようだ。
「この辺りか?」
位置を探りながら腰を突き上げて寧々の弱点を探す。
そうしてしばらく突き上げていれば一際寧々が反応する場所を見つける。
「ここだな」
確信をもって何度も責め立てると、「あっ、あっ!」と可愛い喘ぎ声を出しながら何度も締め付ける。
そんな反応が可愛らしくて夢中になって何度も突き上げる。そうしていると限界が近づいて来て今にも射精しそうになる。
このまま膣でペニスを扱き続けて中に出すのもいいが、今回は外に出すことにする。
「寧々……口開けて」
肉棒が今にも射精しそうなほどに張り詰めたところで引き抜き、振り返った寧々の顔へと近付けていく。
俺の意図を悟った寧々は目をつぶって餌を待つ雛の様に口を開けて待つ。
「う゛う゛……出すぞ……」
俺は自分の手で竿を扱くと寧々の顔に勢いよく精液をぶちまける。
白濁とした液体は綺麗な弧を描くと顔に降りかかり、大半は口へと入るが幾ばくかの精子は額や頬に降りかかって顔を白濁に汚す。
「んっ……おいひぃ……」
寧々は口へと注がれた子種を舌先でかき混ぜ、じっくりと味わってから嚥下していく。
その姿はどんなAV女優でも勝てないと思わせるほどに妖艶で色っぽかった。
そんな寧々の色香に中てられて見とれている俺に視線を向けてくると、ぞっとするほどに美しい笑顔で微笑む。
「ねぇお兄ちゃん、まだ出来るよね?」
「あ、あぁぁ……」
脳を溶かされそうなほどに甘美な声で尋ねられると、半ば無意識的に返事をしていた。
その返答を聞くと更に笑みを深める。そしてイチモツを一舐めすると。
「もっと、もっと気持ちよくなろう」
そう言った。
それからの記憶は曖昧だ。
お互いに四つん這いになった状態で後ろから激しく腰を振る獣のようなセックスをした気もするし、寧々を膝にのせて向かい合う形で繋がったような気もする。
立ち上がって胸を押し付けられながらしたり、色々な体位でした記憶はある。
ただ、回数を忘れてしまう程にしまくっていた事だけは確かだ。
そして気が付いた時にはもう日が落ちており、夜になっていた。
「そろそろ父さん達帰ってくるからシャワー浴びないと」
「え~もう少しだけしようよお兄ちゃん」
時間的に不味くなってきたのでセックスを切り上げようとするが寧々は不満そうにする。
やはりサキュバスと言うべきか。俺の方は体力が尽きてキツイのにも関わらず、寧々の方はあれだけヤリまくったのに平然としている。
「部屋も換気しなきゃいけないんだからこれ以上は無理だよ」
「……分かった」
渋々といった感じだが寧々は納得してくれて俺の体から離れてくれる。
「その代わり一緒にシャワー浴びよう」
「え?……まあいいか」
寧々の提案に安易に頷いたがその後直ぐに公開する。
浴室で体に着いた汗や体液を洗い流していると襲い掛かってきたのだ。
「ちょ!」
「最後の一回だから」
結局浴室でもう一回ヤッてしまい、部屋の後処理を終えたのは両親が帰ってくる十分前だった。