「どうかな、気持ちいい?」
「ああ、気持ちいいよ。そのまま続けてくれ」
例えどれほどの美食であろうとも、ずっと同じ物を食べていれば飽きが来るように。どれほど気持ちいいセックスだろうとも、ずっと同じような体位・プレイでは飽きが来る。
現に騎上位で寧々に奉仕してもらっている今も剛直を柔肉に包まれる快感はあれど、興奮度合いは以前ほど高くない。
「出すよ……」
「良いよ、来て」
結局、そこそこの興奮のまま射精をしてしまった。
「ふぅ……」
精を吐き出し終えるのと同時に胸の内にあった興奮の熱はスッと消え去り、代わりに何ともいえない虚無感が訪れる。
気持ち良さ自体は確かにあった。けれど、心を満たす何かが足りない。
端的に言うならば満足出来なかった。
「ねえ……」
そんな内心を見透かしたからだろうか。俺の上から退いて隣に寝転んでいた寧々が不安げな顔で問いかけてくる。
「もしかして本当は気持ちよくなかった?」
「……いや、そんなことはない。気持ち良かったよ」
「本当に?何かあんまり興奮してる感じしなかったよ。というか最近はずっと今日みたいな感じだし……」
「あー……」
マンネリを感じているのを気づかれてしまい少々言葉に詰まる。
はたしてここは誤魔化すべきなのか、素直に白状するべきなのか判断に悩む。
「もしかして本当は私とスるのが嫌なの? 今までは何だかんだエッチしてたけど普通、妹とセックスなんてしないし……」
「いやっ!!そんなことはない。むしろ寧々とセックスするのは好きだ。ただ……」
「ただ?」
こちらを見つめながら可愛らしく子首をかしげる寧々に一瞬言葉が詰まる。だが、一呼吸して意を決すると最近思っていたことを吐き出す。
「マンネリっていうのかな……最近はいまいち興奮しきれないんだよ」
「マンネリ?」
「ああ。正直、寧々とのセックスはすごく気持ちいいよ。でも毎回似たり寄ったりなプレイだと少し飽きるというか何というか……」
「むぅ……」
俺の言い分に寧々は分かりやすく頬を膨らませ、不貞腐れたような、困ったような表情を浮かべる。
けれども、それも少しの間だけで、突然体を起こすと脱ぎ散らかした服を着てそのまま自分の部屋に戻る準備をし始めた。
その行動に戸惑っていると寧々はクルリと振り返って一つの質問をしてきた。
「ちなみにお兄ちゃんは、メイドさんとバニーとナースだったらどれが一番好き?」
「えっ?」
「いいから教えて」
「えーっとそうだな……その中ならメイドかな」
「オッケー、メイドさんね。分かった」
突然の質問に意図は分からなかったが素直に答えると、寧々はそれだけ言って部屋に戻ってしまった。
「なんだったんだ、今の質問……」
自室に一人取り残された俺は全裸でベッドに横たわりながらそう呟く。
けれどもその問いに答える者はなく、静寂が返ってくるのみだ。
それから数日間。ほぼ毎日部屋に来ては求めてきた寧々がパッタリと来なくなった。
その事に、正直にマンネリを告白したのは間違いだったかと人知れず頭を悩ませていたが、その悩みは件の張本人によってあっさりと解消された。
「じゃーん。似合ってるかな?」
そう言いながらその場でクルリと回って見せた寧々が着ているのは、いつも着ている部屋着ではなくメイド服──それもビキニメイド服だった。しかもご丁寧にヘッドドレスやガーターベルトまで付けている上に、普段は隠している羽や角を出している。
さしずめサキュバスメイドといったところか。
「……どうしたんだ、それ?」
数日ぶりに部屋に来たかと思えば、やたらと露出度の高いコスプレ衣装で現れた寧々にそう問いかける。
「お兄ちゃんがマンネリを感じてるみたいだから、今日はメイドさんになってみたの。どう、似合ってる?」
「そりゃあ……もちろん」
垢抜けないというか純朴といえばいいのだろうか。そういった、いわゆる清楚な雰囲気の寧々がエロティックな衣装を着ているというのは、とてつもないギャップで男心を強く擽る。
「えへへ……ありがとう」
俺が発した称賛の言葉にはにかんで笑う姿はやはり年相応で、こんな少女が俺のためにわざわざエロい衣装を着てくれた事実が股間を硬くする。
寧々がこうして据え膳を用意してくれたのだ、それに答えてやるのが男だろう。
腰に手を回し、ベッドへと寝かせようとするが、寧々にストップをかけられてしまう。
「どうした?」
「今日の私はメイドさんなので、お兄ちゃんに気持ち良くしてもらう側じゃなくて気持ち良くしてあげる側なの。だからお兄ちゃんはベッドに寝転んでて」
「……分かった」
言われた通りにベッドに仰向けで寝転ぶと、その上に寧々が乗っかってきた。
そして、胸板にしなだれ掛かるように倒れ込んでくると口づけをしてくる。
「んっ……ちゅ……んはっ、ちゅ……」
口内に侵入してきた寧々の舌が歯茎をなぞり、舌先同士を絡ませてくる。
蛇のように絡み付いてくる舌にされるがままになっていると、今度は俺の舌に吸い付いてくる。
「ちゅるっ、ん……れろ……んちゅ……」
今までにない程に濃密なキス。
まるで俺の舌にフェラチオでもするように、丹念に舐めしゃぶってくる寧々の舌使いには否応なく興奮が高まっていく。
そんな俺の興奮を感じ取ったのか腰を巧みに動かし、ズボン越しに一物を扱いてくる。
「ん……ぷはぁ……お兄ちゃんのココ、もうこんなに硬くなってるよ。そんなに私の舌、気持ちよかった?」
「っ……ああ……」
「ふふ、なら良かった。じゃあ続けるね」
そう言うと寧々は再び俺の口を塞ぐ。
今度は舌ではなく唇を使ってキスを繰り出し、啄むような優しいキスを繰り返す。
「ちゅっ……んっ……」
繰り返されるバードキスに心地よさを感じつつも、グリグリと押し付けられる股間から気持ち良さを感じる。
腰を左右に動かしたり前後に動かしたりと、自在に動く腰は確実に陰茎へと刺激をもたらし興奮を高めてくれた。
だがそれでも布越しの刺激では限界があり、物足りなさを感じてしまう。
そんな物足りなさを感じながら寧々の奉仕を甘んじて受け入れていたが、遂に我慢の限界が訪れた。
「寧々っ……股間、触ってくれ……」
「ん?もう直接触って欲しいの?」
「ああ……」
「いいよ。お兄ちゃんがして欲しい事は何でもしてあげる」
快く承諾してくれた寧々は上体を起こすとズボンとパンツを脱がそうとして来たので、腰を浮かして脱がせやすくしてやる。
「ありがとう。……それじゃ、脱がすね」
そう言うと、寧々は一息にズボンとパンツをズリ下ろす。
すると、いきり立った怒張が勢いよく飛び出して、激しく跳ねた。
「わっ!凄いガチガチになってる」
寧々は驚きの声を上げながら、まじまじと股間を観察してくる。
「すごい……何時もより血管が浮き出てビクビクしてるよ。それに我慢汁もいっぱい出てる」
「まあ……寧々のメイドコスがエロくて普段より興奮したんだよ」
「えへへ……嬉しい。それじゃあ、ご奉仕させて頂きますねご主人様」
「っ!?」
唐突なご主人様呼びに思わずドキリとしてしまう。
どうやら今日はメイド服を着ているので、それに沿った話し方をする気のようだ。
寧々は両手を組んで手を筒状にすると、ガチガチに勃起している陰茎を包み込んでゆっくりと上下に扱き始めた。
まずは手始めといった所だろうか、相手をイカせるための手コキではなく、相手を気持ち良くするための手コキだ。
陰茎を握る手の力加減は絶妙で痛みを感じる事はなく、ただ気持ちいい感覚だけをイチモツへと与えてくれる。
「どうかな……痛くない?」
「ああ、大丈夫。気持ちいいよ」
「なら、このまま続けるね」
女の子特有の柔らかい手が竿をなぞりながら上下に動き、亀頭やカリ首といった敏感な箇所を優しく刺激してくる。
まるでマッサージでも受けているかのような心地良さを感じながら、ただひたすらに与えられる快感に身を委ねる。
それからしばらく全身を脱力させながら奉仕を受け入れていると、唐突に亀頭が温かくてヌルヌルとした空間に包み込まれた。
「んちゅ……んむっ……れろ……」
突如として股間を襲う感覚に驚いて視線を下に向けると、寧々が陰茎の先っぽを咥えていた。
そして、そのまま舌先で鈴口をチロチロと舐めつつ、カリ首や裏筋を唇で刺激してくる。
「それやばっ……くっ!」
一段ギアが上がった奉仕に思わず腰が浮いて、声が出てしまう。
そんな俺に追い討ちをかけるように、フェラと手コキを平行して激しく行って射精を促してくる。
「んふっ……んちゅ……れろ……」
強烈な刺激に下半身が震える。
それに連動して鈴口から我慢汁が大量に溢れ出すようになり、順調に射精へと近付いていく。
「んちゅ……れろれろ……ちゅるっ……」
メイドのコスプレをした美少女が必死に陰茎にしゃぶりつき、射精してもらおうと奉仕する光景には否応なく興奮を高められる。
それに、日々のセックスのお陰でフェラのテクニック自体も上手く、これなら然程しないうちにイクだろう。
「ちゅっ……んむっ……」
「やばい……そろそろ」
怒張がビクビクと跳ね始め、射精への予兆をみせたその刹那、寧々は唐突にペニスから口を離した。
「まだイッては駄目ですよご主人様。これからが本番なんですから」
そう言いながら寧々が取り出したのはピンク色でブヨブヨとした筒。オナホールだ。
「今日は趣向を凝らして、このオナホールでご奉仕させて頂きますね」
唾液と我慢汁でヌルヌルになった肉棒の先端に、オナホールが押し付けられる。
そのまま下に向かって力を加えられれば、オナホールの入り口が広がって肉棒が飲み込まれていった。
「ご主人様のおチンチンがオナホールに食べられちゃいましたね」
こちらの興奮を煽る為なのか、蠱惑的な笑みを浮かべた寧々が楽しそうにそう言う。
そして、オナホールを上下に扱き始めると同時に耳を舐めてきた。
「くっ、ああ……」
「あむ、んちゅ……ちゅぷっ……ふふっ、腰を浮かせておチンチンをビクビク震わせてるお姿、可愛いです」
耳たぶを甘噛みしながら、感じている姿を揶揄うように囁かれる言葉。それに羞恥を感じるが、それは決して不快なものではなく、むしろ興奮に繋がるものだ。
「まだイッては駄目ですよ。イクのでしたら、もっともっと気持ちよくなってからじゃないと」
いつもの素直で優しい寧々からは想像つかない、小悪魔的な言葉責め。
そのギャップに射精感が高まり、精子が昇ってくるのを感じる。
「くっ!!そろそろイキそうだ……」
どんどんと下半身に熱が集まり、今すぐにでも射精するというタイミングで、またもや寧々はペニスから手を離した。
「はい、ストップです。先程も言いましたがまだイッては駄目ですからね」
「そんな……」
あと少しで最高に気持ちいい射精が出来そうだったというのに、おあずけを食らって思わず失望の声が出てしまう。
拷問じみたおあずけにフラストレーションが溜まり、ペニスは不満を訴えるようにビクビクと震える。
「そのように悲しそうな顔をしないで下さい。次はキチンと最後までご奉仕致しますから」
そう言うと寧々はオナホールをペニスから外し、股間の上に股がった。
「お射精するのでしたら、こちらのメイドマンコにお出し下さい」
ペニスを握った寧々は膣の入り口に亀頭を添えると、ゆっくりと腰を落として膣内へと肉棒を迎え入れた。
膣内は愛液でトロトロになっており、体温も相まってオナホよりも数段気持ちいい。
オナホールの無機質な感触とは違う、人体特有の温かさと柔らかさに思わず声が出てしまう。
「それでは動きますね」
寧々が腰を動かすと、膣ヒダの一つ一つが亀頭やカリ首といった敏感な箇所を撫でて刺激を与えてくる。
オナホでの奉仕も気持ち良かったが、マンコによる奉仕は格別に気持ちいい。
俺に気持ち良くなってもらおうと、懸命に腰を振ってマンコでペニスを扱く姿に何とも言えない興奮が募る。
気が付けば、メイド服のブラ部分をはだけさせて寧々の胸を揉んでいた。
「あっ、んっ……どうぞ、ご満足頂けるまで好きなだけ触ってください」
騎乗位の状態で乳を揉みながら、マンコに肉棒を抜き差しする。その感触と光景は俺の興奮を高めるのに充分で、射精感は再び高まり始める。
「ふっ……ふっ……あんっ……あんっ……」
ペニスの出し入れに合わせて艶めかしい喘ぎ声が上がり、股間からは卑猥な音が鳴り響く。
性臭と熱気と淫靡な音が充満する部屋で、互いに汗をかきながら一心不乱に高め合う。
「そろそろ……イキそうだ……」
下半身を甘い痺れが襲い、射精感が腰の奥から迫り上がってきた事を感じてそう呟く。
「いいですよ。一杯我慢した分、好きなだけイッてくださいね」
今まで散々焦らされたが、ようやく寧々から射精の許可が降りる。それを聞いた途端、胸を揉んでいた手を寧々の腰に移動して思い切り掴む。
そして、これまでに溜まっていた分の性欲を発散するように、思い切り下から突き上げる。
「あっ!?んにぁっ!?そ、そんな激しくっ!?」
遠慮の欠片もないピストンに驚きながらも、膣壁は貪欲にペニスを締め付けて精液を搾り取ろうとしてくる。
「くっ!うっ!!」
「あんっ!あっ!やんっ!?あっ!あんっ!」
亀頭が子宮口を乱暴に叩けば寧々が甲高い喘ぎ声を上げ、膣肉が竿に絡み付けば俺が低く唸る。
互いに獣のような声を上げながら高め合い、ついに限界が訪れた。
「寧々っ!出すぞっ!!」
「いいよ、来てっ!!」
一際大きくストロークをしてから怒張を最奥に叩き付け、溜まりに溜まった精子を一気に解き放った。
同時に寧々も絶頂を迎えたらしく、膣壁が収縮してペニスを締め付けてくる。
「あんっ!?んあっ!?ああっ!」
「ぐっ!……くぅぅ……」
ペニスを脈動させながら濃厚な精液を子宮へと注ぎ込み、中を俺のもので満たす。
サキュバスの鋭敏な感覚は吐き出される精の熱さすらも感じとり、恍惚とした表情を浮かべながら全て受け止める。
やがて肉棒は脈動を終え、役目を終えた肉棒をゆっくりと膣中から引き抜いた。
「んっ……沢山出ましたね」
肉棒が引き抜かれるときの摩擦で軽く喘ぎながら、精液が溢れ出す女性器を見せつけてそう呟く。
精液と愛液とでしとどに濡れたそこは湯気がたちそうなくらいに熱を帯びており、呼吸に合わせて断続的に白濁液を吐き出す。
俺が寧々に欲望を吐き出した証。
寧々が俺に欲望を吐き出された証。
男としてこれ程に征服欲を満たす光景はないだろう。
「それでは綺麗にいたしますね」
寧々のマンコに見とれていると、いつの間にか俺の上から退いていた寧々が剛直を片手にそう言う。
すっかりと精液で汚れてしまった肉棒に舌を這わせて、白濁色の汚れをこそぎ落とす。
「れろぉ……じゅる……んちゅ……」
メイドらしく懇切丁寧に竿の根本から亀頭の先端まで舐めて、肉棒の清掃を行う。
カリ首の段差を舌先でなぞり、尿道に残った精液を吸い上げて一滴たりとも余さず飲み込む。
「ちゅっ……綺麗になりましたよ」
イチモツが綺麗になった事を確認すると、最後に鈴口にキスを落としてから口を離した。
寧々の舌で掃除された肉棒はすっかりと綺麗になり、寧々の唾液で鈍く輝いていた。
そして、変わらず硬く反り返っていた。
「一度出されたのに、まだまだ立派ですね……」
感心した様子で呟きながら、肉棒に頬擦りをしてくる寧々。
サキュバスとしては、簡単に萎えない肉棒は喜ばしいものなのだろう。
「そりゃ、あれだけ焦らされたら一回出したくらいじゃ満足できないよ……」
「ふふっ……でしたら二回戦目、始めさせて頂きます」
再び俺に股がった寧々は精液が中に残る膣に亀頭をあてがうと、腰を下ろして怒張を膣中へと迎え入れた。
互いに快楽を求め合う淫らな営みを再開した俺達は、夜が明けるまでベッドの上で貪り合うのであった。