とある恋の物語 不覚にも突発的ドスケベ改造を受けてしまった彼女たちが咄嗟の機転で行った洗脳により、淫猥お下劣雌奴隷として幸せになり尽くして頭のおかしいハッピーエンドを迎えちゃうヤツ 作:デイジー亭
奇跡は起こった。それは私が望んでいたカタチとは違ったし、人として受け入れてはいけない無様な奇跡だったけれど……でも、彼が私を『蜂蜜の人』や『ねとねとの人』。『エッチな人』ではなく……その喉が違う音を奏でた時に、私は掴んだそれを永遠に離さないことを誓った。その音を聞き続けるためなら……なんだってする。だからあの時、私は『そう』した。
「か、上条さん。本当に大丈夫なんですか?」
「ああ……大丈夫だ。人を洗脳して言い聞かせて、好きに出来るなんて。その幻想をブチ殺す!」
「心配はいりません。彼の右手は全ての神秘を打ち消す……加えて私がサポートします。一切の抵抗も封じておきますので、何も心配はいりません」
「か、上条さぁん……!」
「待ってろよドスケベな人。今助けてやるからな……!」
「……うん。おねがぁい」
「ぐ、ぐぅぅ……!」
……運命の王子様に助けてもらえるという、理想的なシチュエーション。だが彼が口にした言葉に、ちょっと悲しい気分になる……ドキドキが台無し。四肢を見えざる糸に拘束され、地面に転がる今回の下手人。それを下げた視線で眺めながらも、自らの境遇の悲しさに苦情を申し立てたくなる。
「そんなアホみたいな服を着せられて……! なんてヤツだ、人として終わってやがる」
「あ、あんまり見ないでくれると嬉しいんだけどぉ……? 羞恥力発揮しちゃうわぁ」
囚われの女王様たる私も、好き好んでこんな格好を見られたいわけではない……じっくり眺めてもらうのは、彼の記憶が回復して。ふっかふかの天蓋付きのベッドで『愛してるよ
「うう、女王。おいたわしや……」
「貴女の恰好も、結構な物ですけどね……失礼。余計なことを言いました」
「あなたに言われると、なんかムカつくわねぇ……」
今回の件で彼とバディを組んで尽力してくれた、女魔術師の言葉にもイラだたしさのあまり苦情を言ってしまう……おへそ丸出しに結んで私と同じぐらい……いや、私の方が大きいに違いない。そう思わせる胸のシルエットを丸出しにするシャツと、大胆に片方の脚を丸出しにするカットジーンズ。
黒髪ポニーの下の顔は非常に整っており……彼の側にとんでもない美人が、えっちな服装で立っている事実に心底腹が立つ。誰の了解を得て、人の彼ピッピを誘惑しようというのか。だが今現在、囚われの女王たる自分の姿にも腹が立つ……労し気にこちらを見るエロく改造された制服を着こんだ、帆風の縦ロールの下の目線が痛い。子供っぽいブラが見えちゃってるわよはしたなぁい。
「しかし、女王のその姿も新鮮ですね……助ける前に記念撮影しても許されるでしょうか」
「はぁー!? 許すわけないでしょぉッ!? あなた洗脳解いてもらったんじゃないのぉッ!?」
「失礼、後遺症が……なんといっても女王の能力ですし。わたくし如きでは、抗うなどとてもとても」
「ムカつくぅ……! さっさと助けてぇ! 上条さぁん!」
「ああ。すまねぇバニーさん」
「ぬぐぅ……!」
私は決して油断はしていなかった……だが魔術。学園都市に七人しか存在しない
自らの『
「でも大丈夫……リストアップは済んでるものぉ……特に御坂さんは念入りに記憶を消すわぁ」
「上条当麻。彼女を助けるのが正しいかどうか……私は少々疑念を抱いています」
「女王はツンデレですから……とっても仲良しなんですよ? 大丈夫です」
「やはりまだ洗脳の影響が……? クソッ、許せねぇ!」
特にアイツは許せない……なんだあの冒険活劇とラブロマンス。あんなことをされては、ますます彼の中での私の存在比率が減ってしまう……彼だけは操らない分、ヤツの記憶は初期化する勢いで消す。なぁにイケるイケる。ダメ―ジを覚悟すれば、電磁障壁も貫通できることは実証済。脳が損傷したとしても、愛の前では安い代償である。
「覚悟しててねぇ……しばらくばぶぅとおぎゃぁしか言えなくなると思うケドぉ……むしろ白井さんが悦ぶものぉ。彼女を手に入れる布石としても上等だわぁ」
「かわいそうに……特に念入りに洗脳されてるんだな。淫乱な人はこんな外道なことを言うヤツじゃないはずだ!」
「しかし、こんな邪悪な表情を洗脳された人間が出来るものでしょうか」
「女王はいつもこのような感じですけれど? 御坂さんが大のお気に入りなんです」
「「やはり……一刻も早く洗脳を解かないと!」」
愛しいツンツン頭が近づいてくるのを眺めつつ、恋敵から愛を奪う恋愛力の発揮手法について考えていると……装置に近づく彼の手。私を助けてくれる愛しい手が、そっと私の頭に繋がる配線たちの根幹に触れて……学園を包むおかしな感覚が消える。そして……
「フはハ、かカっタな!? 洗脳結界ノ完成前二砕カれルのは想定外ダっタが……その手は、
「「「ん゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ッッッッ!!!?!!??!♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡」」」
「何ィっ!?」
「仕込ンでイたのダよ、結界基点が破壊サれた時二発動スるヨう……
ばちぃん、ばちばちと脳の大事な部分が弾ける音とともに、私の身体が変えられていく……視界の中で淫猥に膨らんでいく母性の象徴。見えない尻の方にも媚肉がついていくのがわかる……何故ならば、目の前で実演されているから。女魔術師がバニー服の股間を濡らす私と同じようにジーンズを貫通させる勢いで潮を噴き、がくがくと震えながら淫猥にシルエットを変えられていく。姿は彼の姿に隠れて見えないが……聞こえる声からするに、帆風についても同様だろう。
「エロすぎる人や銀髪縦ロールさんはともかく、何で神裂までッ!? 仕込む時間なんて……!」
「
「「「ふぉ゛ォンッ……♡ ハッ……ひぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ンッ♡♡♡♡♡」」」
この事象は見たことがある……非合法な研究の一つ。『雌堕とし』……女を物としか思っていない馬鹿の依頼により、人道という物を知らない科学者どもが創った狂気の産物。潰したはずだったし、役にも立たぬ研究のはずだった。脳に作用して感度の向上及びホルモンの過剰分泌で異常な成長を促すその性質上、外科的手術でインプラントせねば効果を発揮しないはずだったのに……!
どんどんと愛しの彼の目の前で、私と女魔術師の姿が変わっていく。明らかにおかしい……実験の映像よりも迅速に続いていく淫猥改造。本来の目的……『性奴隷を作る』ためには、専用の栄養剤を注入して三か月はかかるはずだったのに。だからスポンサーに見放されたのだ……それ故潰すのにさして苦労はしなかった。実用性に乏しすぎる、馬鹿の世迷い言のはずだった。
「呆然ト見テいタのガ失敗ダっタなァ上条当麻? 少シでモご自慢の手デ彼女タち二触レてイれバ、魔術的影響ハ回避デきタだロう二……ぐゥッ!?」
「科学と魔術の融合ッ!? クソッ、なんてくだらないことに使いやがるッ!」
「「アッ……♡ ひょぉ゛ォ゛ォ゛~~~~~~~~~ンッ♡♡♡!?!?」」
得意げに告げる下手人の合成音声が、答えを告げる……魔術。未知なる手段で欠陥を補われた『雌堕とし』はその効果を遺憾なく発揮した。彼が慌てて伸ばした右手が、膨らみきった私と女魔術師の胸を順番に鷲掴みにして……爆発するような快感が、私たちに絶頂を強要する。間抜けな嬌声が甲高く響いて、また潮を噴いた私たちがもう……女として失格の雌奴隷の身体に変えられてしまったことを実感させられる。
「もウ遅イ。お前二はもウどウにモ出来ナい……魔術的作用ハ終了シてイる」
「くそっ……! くそぉッ!!」
「本来ナら、こノ後基点カら食蜂操祈ノ能力デ自覚ヲ叩キ込ミ……我ガ忠実ナ手足トしテ、コノ都市ヲ制圧シた後。幸福ナ雌奴隷人生ヲ、歩マせテやルツもリだった」
「そんなもんが、幸せなわけが……ぐぅッ!?」
「幸セだトも。もウこンな身体デは、マとモに生キてイくこトなド出来マい……正気ノまマの方ガ余程二不幸ダ。そシて二回ト言ッたダろウ? 男二使ウとドうナるカ……私二もワかラん」
そう……正気を失った方がよほどに幸せである。この実験の被験者たちは、救出された後自らの尊厳を守るために……一人の例外もなく、自分を終わらせた。男に媚びるためだけに変えられたシルエットもさることながら……定期的に男性の体液を摂取しなければならないよう、調整された身体。
中毒症状を耐えることなど出来ない……救出した
「ぐァッ……がッ……」
「さテ、お別レだ上条当麻。余計ナこトに首ヲ突ッ込ンだ愚カさヲ悔イて死ネ……私ハのンびリと、お前ノ終ワりヲ見届ケてカらオ
「舐める、なァッ!」
「ぐがぁッ!? 何ダとッ! 形ガ保テんッ!」
「人形だって……!? ごぼっ。クソッ、どこまで馬鹿にしやがるッ!」
倒れたままに余裕綽綽で、勝利宣言をしていた魔術師の頭が思い切り殴り抜かれる……目、耳、鼻、口。その愛しい顔のあらゆる穴から血を零しつつ、立ち上がった私の王子様の右手によって。でももう遅いし……さして意味もなかったのだろう。どろどろと輪郭を失う魔術師は、通信機を残して消えた。私たちを壊したアイツは、本体ですらなかった。
「上条、さぁん……」
「ぐぅっ……か、上条当麻……」
「……」
「すまねぇ、三人とも……助けられなかった。で、でもきっと学園都市の技術なら!」
私たちを申し訳なさそうに見つめる彼。今生の最後に見る……正確には廃人と成り果てる前に見る光景としては、上等に過ぎる。愛しい彼に雌奴隷と化した自分をお世話されて、生き続けるなんて……私の名前すら覚えられない彼に、そんな責め苦を負わせることはできない。そして……何とか意識を保っている女魔術師と、あまりの事態に気を失ったと思しき帆風。他の二人……いや、誰一人放っておくことなんてできない。
「ふふ、優しいですね……ですが、恐らく無駄でしょう……魔術と科学が複雑に絡み合ったこれは、恐らく解除できない。生き恥を晒したくなどありません」
「いい、の……私は、あなたの重荷にはなりたくなぁい……さよなら、だいすきな人」
「そんな……!」
震える手で首筋に刀を当てる彼女と、私は同じ気持ちだ……自分が超能力者で本当に良かった。奇跡は得られなかったけれど……自分で課した禁忌を破れば、彼から不要な罪悪感を消し去りつつ。自分と巻き込まれた彼女たちを……彼の手を煩わせずに終わらせることぐらいはできる。自分の能力限界を超えて学校中に拡げていくにつれ、脳が焼き切れていく感覚を感じながら最後の能力行使を……
「そんなこと言うなよ、諦めるなッ! 神裂ッ!
「えっ」
あり得ざる響きを聞いた時に……私は能力の方向性を変えて解き放った。この奇跡を永遠に離さないための、ワガママな想いを籠めて。