血と悪魔(大人悪魔ほむら×大人さやかR18短編集) 作:さんかく@
<注意>
こちらの作品は18禁です。
大人ほむらと大人さやかがそのまま互いを求めて致しているお話で、※特殊嗜好(ふたなりもどき)です(※さやかの身体の一部が改変されています)
甘々でエロですが当社比なのでご了承ください。
苦手な方は回避願います。
なんでもバッチコイな方はよろしくです。
「…っ…」
艶のある唇から微かに喘ぎ声を漏らしながら、暁美ほむらは身体を小刻みに震わせた。そうして深海の様な蒼白い天井を虚ろに見あげる。
「大丈夫?」
闇の中、蒼く光る双眸が尋ねてきた。
「……今更それを聞くの?」
息を荒げながらほむらは囁いた。月明かりが彼女を照らす。乱れた長い黒髪と陰鬱な切れ長の目、半開きの口、彼女の恐ろしいほど美しいその顔は妖艶に微笑んでいて。
「そりゃあ…そうね……」
困った様に言葉を濁らせる蒼い双眸――美樹さやか――は、ほむらの体の上でもぞもぞとバツが悪そうに身じろぎした。
「ちょっと…急に動かないで」
「ごめん、でも…」
「でも?」
「あんたの中気持ち良すぎて…」
その言葉を聞いてくっくっと肩を震わせ笑うほむら。
「ほんとしょうがない犬ね」
アメジストの瞳が妖しく瞬いた。
月の光が部屋の中に蒼白い闇作り出し、ベッドの上で何も身に纏わずに体を重ねている二人を映し出した。しなやかで健康的なさやかの身体が足を開いたほむらの妖艶な肢体の上に折り重なっている。細い白い腕を下から伸ばしさやかを抱きしめると、ほむらはその腰に開いていた己の両足をゆっくりと絡めていった。
「私も気持ちよくして…」
――――
二人が身体を重ねる様になったのも数年前のこんな月明りの夜だった。
それまでも手を握り合ったり、腕に触れたり寄り添ったりしたことはあった。共に戦う内に互いに癒しを求めたのかもしれないし、好奇心かもしれない、だが体を重ねたあの夜の事は未だに「魔が差した」としかほむらも説明しようがなかった。あの夜、文字通り二人は「繋がった」。さやかの身体を悪魔の力で改変し男性の生殖器を与え、結合という疑似生殖行為にまで及んだのだ。
『…子ども作りましょう?』
それ以来二人は互いの体を愛撫するだけでは物足りない時、このように体を改変し生殖行為に及ぶこともあった。そうして今夜もそういう夜だった。
――――
「ほむら…」
情けない声をあげながら、さやかはぎこちなく身体を揺すり抽送をはじめた。結合部からぬるり、と濡れそぼった陰茎が現れ、再びぬるり、とほむらの中に収納されていく。受け入れる間ほむらは目を瞑りながら息を吐く。
「あっ…」
奥に当たると自然と声が出るのか、ほむらが喘ぎ声をあげた。それは普段聞くことのない艶めかしい声で。次第に抽送が早くなると喘ぎ声も甲高くなっていった。
「さやか…」
「なに…?」
「もっと続け…て…」
揺さぶられながらほむらは囁いた。濡れた唇、潤んだアメジストの瞳、恐ろしいほど美しいその顔は恍惚としていて。わかったといわんばかりにさやかはほむらの唇に自分の唇を重ねると、ほむらの手を握った。互いに固く握り合う手と手。さやかは腰を更に激しく動かし始めた。
蒼白い闇の中、二人は繋がったままベッドで激しく絡み合う。
「……さや…かっ」
前後に体を激しく揺すぶられながら、ほむらがさやかの名前を呼んだ。さやかが顔を近づけるとほむらはその唇に噛みつくようにキスをして、そうして口を開く。さやかが応じるようにその口を自分の口で塞ぐと角度を変えながら互いの口内を味わい始めた。手は固く握り合ったまま。
「はあ…っ」
しばらくしてさやかが口を離すと互いの口から唾液がたらりと零れた。それをほむらは赤い舌で舐めとって。息を荒げながらさやかは更に激しく腰を動かす。本能なのだろう、ほむらを突き上げる様に腰を局部に押し付けて。
「……っ……っ!」
前後に体を揺すられながらほむらは体をのけぞらせる。ベッドが軋み、シーツの皺が徐々に増えていった。快感を堪える顔、奥を突き上げられるたびに揺れる肢体、形を変える胸…それら全てが新鮮で美しく、さやかは見惚れるが、すぐにそんな余裕は無くなって声をあげた。
「ほむら…ヤバイ、私もう…」
ほむらの中はものすごく温かくそして柔らかい。彼女の狭くて深い体内をこじ開ける様に抽送を繰り返しているが、ずっと柔らかく包み込まれたままどこまでも吸い尽くされるような感じなのだ。目を瞑るとチカチカと火花が散ったようで、腰もゾクゾクと震えてくる。さやかは泣きそうな声をあげた。
「さやか」
気が付けば下からほむらがさやかを覗き込んでいた。その顔は快感に耐えながらも妖艶な笑みを湛えていて。どうやら与えられる快感に慣れてきたようだ、耐性はほむらの方が俄然高い。握り合ってない方の手をさやかの頭にのせ優しく撫でるとゆっくりと唇を動かした。
「待て」
「え」
「前に貴方を躾けたわよね、私がいいっていうまでイッちゃだめって」
「そんな…」
だが飼い主の言いつけ通り、さやかは腰を動きを止め荒い息を吐く。切なそうな犬の顔を見てくすくすとほむらは笑う。
「ほんとしょうがないひと…いいわ」
ぱあ、とさやかの顔が明るくなるのに悪魔は苦笑して
「おいで」
そう囁いてさやかの頭を引き寄せた。ベッドが再び軋みはじめ、二人の喘ぎ声があがる。そうしてしばらく経ってからほむらがびくん、と体をのけぞらせ体内を痙攣させると導かれる様にさやかも放出し、二人はそのまま意識を失った――。
――――
蒼い月を眺めながらほむらはため息をついた。
「貴方ってほんと犬ね」
「返す言葉も無いわ…」
ほむらの背後からしゅんとしたさやかの声が聞こえる。行為の後、ほむらの背中をさやかが抱きしめる形で二人はベッドに横になっていた。視線は二人共月に向けられていて。
「まあいいわ…」
ほむらはさやかの方へ顔を向ける。美しい切れ長の目。
「飼い主の私がしっかり躾けていればいいわけだし…」
そうして後ろ手でさやかの乱れた髪を丁寧に梳きはじめた。心地よいのか目を細めるさやか。まさにブラッシング中の犬さながらで。
「あんた…なんだか優しくなったわね」
「私が?」
「うん、前とちょっと違う気がする」
――あんた怖くなかった?
――関係ないじゃん
「……別に普通よ」
そう囁いて、ほむらは手を前に投げ出して目を瞑る。その肩に甘えるように頭をのせるさやか。
「こら…」
「ふふ…」
そう言いながらじゃれ合う二人。身を捩らせながらくすくすと笑い合う。
――ツタエテ
ぴく、とほむらの体が一瞬強張った。
「どうしたのさ?」
アメジストの瞳を天井へと向ける。そこには深海の様な蒼白い壁があるばかりで。ほむらはゆっくりと首を振った。
「なんでもないわ…ねえ、それより」
「何?」
「もう一回…する?」
さやかに後ろから強く抱きしめられて、ほむらは苦笑する。どうやら犬はやる気満々だったようで。
「ほんとにもう…」
ほむらはぽつりと呟いて、自分の腰を抱きしめているさやかの腕に触れた。
「――っ…」
そうして、再び体内にさやかが入ってくるのを感じながらほむらは目を閉じた――
END