とある痩せっぽちのヤトウモリは群れの主であるエンニュートと共にトレーナーに捕まえられてしまう。
それはヤトウモリにとって、とても幸せで不幸な日々の始まりだった。

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ヤトウモリがエンニュートをNTRされる話です
人間はちょっとしか出てきません
エンニュートの交尾しかありません
ヤトウモリが不幸な目にあいます
それでもいい方はどうぞ


ヤトウモリはエンニュートを見ていることしかできない

 ヤトウモリにとって、エンニュートとは己の全てを捧げる存在であった。己よりずっと大きい体に多彩な技、何よりオスを魅了する芳しき香りと艶めかしき肢体。

 そんな、自分より優れた絶対者のために働くことは当たり前と思っていた。洞窟の中、1日かけてオンバーンに隠れて命懸けでエサを持ち帰り、それをエンニュートに全て貢ぐ。勿論なにも口にできない訳ではない。例えばエンニュートの食べ残した固いロメのみの皮や、味が悪いマメバッタの前足等をバリバリ食べるのだ。勿論エサを取れない日もある。そういう日はエンニュートに炎で叩かれ、飢えを耐えながら夜を過ごす。

 だが、このひときわ体の小さいヤトウモリはそれを苦としなかった。このヤトウモリは命懸けで地面タイプの徘徊する砂漠を渡り、エンニュートが大好物のミミズミ狩り持ち帰る。

 エンニュートはミミズミを1口で食べてしまうため、勿論ヤトウモリは食べることができない。だが、このヤトウモリにとって自分の獲物がエンニュートの糧となるだけで満足であり、そんなことを続けたため栄養不足から群れの中でも特に小さかった。

 そんな痩せたヤトウモリだが、一つだけ嫌なことがあった。それは群れの中のイジメである。主な理由は2つ、体が小さいことと、エンニュートからの覚えが良いというだ。体が小さいことは侮られるということである。他のヤトウモリは体の小さいヤトウモリも弱者と思いエンニュートの残した皮等を決して渡すことはなかった。また、痩せたヤトウモリは他のヤトウモリより目立ち好物のミミズミを持ってくることからエンニュートは偶の後尾のときにはよく痩せたヤトウモリを誘った。

 しかし、そんなことから疎まれていた痩せたヤトウモリであったが、砂漠を戦い抜いたヤトウモリは他のヤトウモリより強く表立ったイジメは無かったので耐えてきた。

 

 ─────────

 

 そんなある日、一人のトレーナーが現れた。トレーナーは複数のポケモンを従えており、洞窟内のポケモンを薙ぎ倒していた。ここまでは何時ものことだった。不幸だったのはその日、何時もなら真っ先にエンニュートを逃がす痩せたヤトウモリが空腹で本調子じゃなかったことだ。

 エンニュートが立ち上がり、尻尾をブゥンと振るってトレーナーと会敵する。トレーナーはそんなエンニュートの威嚇の行動を無視して、ヤトウモリ達が見たことのない緑のポケモンを出すと何かを指示すると途端にエンニュートは眠ってしまい……

 

『やった! エンニュートを捕まえたぞ!』

 

 エンニュートは真っ白いボールの中に入ってしまった。

 ヤトウモリ達は群れの主を失い混乱、散り散りになったが痩せたヤトウモリだけは違った。トレーナーの前に立ちふさがり焼き尽くさんと火を吐いた、が……何もなかったかのように緑のポケモンは立っていた。そしてここで更に不幸が重なる。痩せたヤトウモリの体の小ささに興味を持ったトレーナーは再び緑のポケモンに技を指示したのだ。

 

『やった! ヤトウモリを捕まえたぞ!』

 

 気がつくと、ヤトウモリは螺旋の刻まれたボールの中に入ってしまっていた。

 

 ────────

 

 ヤトウモリが次に目覚めると、様々なポケモンの揃った草原にいた。

 洞窟の中では見たことのないポケモン達。中には自分など一捻りできそうな真っ赤な鳥や逆に簡単に焼き尽くせそうな蛹までいる。

 そして横を見るとそこにはエンニュートがいた。それだけでヤトウモリは元気が出てきた。エンニュートさえいれば生きていける。ヤトウモリはそう信じていたのだ。

 

 結論から言うと、ヤトウモリにとってこの環境は恵まれていた。鳥も蛹も自由に過ごし命のやり取りのない世界。定期的に来る餌を食べながらエンニュートに奉仕する日々。強いて言えば草原で浴びる日差しに慣れないエンニュートが偶に不機嫌になることはあったが、ヤトウモリは砂漠を渡ったことで慣れており、エンニュートのために日除けになる場所を探す日々は充実していた。

 

 しかしそんな日も長くは続かなかった。ある日、ヤトウモリとエンニュートは別の場所に移された。そこにはデカデカとNo.30と書かれている洞窟の中であった。これまでと違い周りには誰も居ない。ヤトウモリとエンニュートだけの場所。しかし直ぐにエンニュートは消えてしまった。洞窟の何処かに消えたのか、ヤトウモリは必死に中を探した。すると1つ不思議な物が見つかった。ヤトウモリは知らないが、それは人間がテレビと呼ぶものに酷似していた。エンニュートはその画面に映り込む自分の姿を見たあと腹ただしげにガツンと叩いた。すると画面が光りエンニュートが写った。周りは以前いた草原のように様々なポケモンが過ごしている。唯一違うのは草原より狭く遊具が置いてあり、柵で囲まれてることだろう。ヤトウモリはエンニュートの姿を見て安心した。だがそこにはもう1匹のエンニュートが居た。

 瓜二つの姿にヤトウモリもエンニュートも困惑する。しかしもう1匹のエンニュートの唯一違うところがあった。それは性器であった。オスのヤトウモリは本来栄養不足の関係から進化できないとされているし、進化は世界でまだ確認されていない。しかしそこにはエンニュートの体に見合った、ヤトウモリの物より数倍の大きなペニスが生えていた。とそこでエンニュートの姿が揺れた。

 ヤトウモリは以前に見た、他のポケモンを真似するポケモンを思い出す。もしやアレメタモンなのか? 

 エンニュートは困惑しつつメタモンを見つめるが、メタモンはズイズイと足を進めてエンニュートを押し倒した。同種との縄張り争いでバトルをせず、別種にはヤトウモリが追い払うエンニュートにとって、同種に触れられることは初めてのことであった。彼女にとって初めての興奮。自分の美しい姿をしたオスに襲われるということへの困惑と恐怖すら性欲へのスパイスとなった。

 今までに受け入れたことのない大きさのペニスがエンニュートの性器に触れ、ニュルンと飲まこまれる。そしてメタモンはそのエンニュートの細い腰を抱きながら腟内でペニスを変幻自在に動かした。そしてエンニュートはそんなメタモンの体に手を絡ませて、全身でメタモンの身体を味わっていた。そしてエンニュートは生まれて初めての大きな絶頂に達してキュウと今まで発したことのない鳴き声を出すとぐったりと肢体を放り投げる。

 メタモンのペニスが引き抜かれると、そこからはヤトウモリ何百匹分になるであろうかという精液が溢れ出していた。

 そして、それを見ていたヤトウモリはテレビに必死に己のペニスを地面に擦りつけながら、とぷとぷと岩に己の精を吐き出していた。

 

 ヤトウモリの日々は変わった。毎日エサを食べたら、メタモンに抱かれるエンニュートを見て岩に精液を出す。そして、数日に1回洞窟に卵が置かれる。ヤトウモリはこの卵をエンニュートの卵だと確信を持っていた。卵を見つけてからはその卵をテレビの前に運びエンニュートを見ながら卵にペニスを擦り付けていた。

 

 そして卵が30ほどになったころ、ヤトウモリは何時ものように卵にペニスを擦り付け、まだかまだかと備えている所にエンニュートが戻ってきた。その姿を見たエンニュートはヤトウモリを軽蔑した目で見てヤトウモリを蹴り飛ばした。

 ヤトウモリはエンニュートの帰還を心から喜んだが、エンニュートはヤトウモリを酷く嫌っていた。ヤトウモリはなんとかエンニュートの機嫌を取ろうと洞窟の中を必死に探したが、きのみもミミズズも見つけられない。何時もの同じポケモンフードだけが置かれ、貢ぐことも拒否されたヤトウモリは洞窟の黒いモニターの前で座っていた。

 ある日、エンニュートが気を抜いたぐっすり寝ていた時にヤトウモリは辛抱できずにエンニュートと交尾を始めようとした。しかし、膣は以前のエンニュートの物と変わっていた。少し触れば直ぐに柔らかくほぐれ、蜜とともにヤトウモリの物を何処までも深く受け入れる。しかし過剰な刺激に慣れたヤトウモリのペニスは勃起こそすれ射精することはできなかった。エンニュートは体を揺すられる感覚で目覚める。すると立ち上がり尻尾でヤトウモリを蹴飛ばすと、それがペニスに当たりヤトウモリは精液をドピュっと飛ばした。エンニュートはそれが尻尾に付いたのを心底嫌そうに岩に拭いながら、最後には火で蒸発させた。

 

─────────

 

 その後、ヤトウモリはエンニュートと合うことなく、洞窟に落ちていた卵の殻でペニスを擦りながら時折映るモニターを見続けるのだった。


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