「…………………」
「よっ、リオン。何やってんだ?」
草原で一人己が持っている剣を持ち、天へと向ける。
「…………見ていなさい」
「……………?」
「ハァァーーッ!!」
「!」
リオンが持っている剣に炎が纏う。そう、エンガが使っていた技、ブレイズ·スラッシュだ。しかも、纏っている炎の量からして自分の技より圧倒的に強いと確信する。
「おま、いつ出来るようになったんだ?」
「あの後、君の技を見て覚えて見よう見まねでやった。成功でいい?」
「成功。むしろ俺より強い威力になってる」
「受けてみるか?」
「俺に炭になれと?」
「冗談よ」
「ったく、最初のあったときと全然違くなったじゃねえか」
「……ふふっ」
「ったく、ここまで飲み込みが早いとはな。流石、光の騎士さんだ」
「昔の話よ」
「どうだがな……………」
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彼女は才能に恵まれた騎士だった。彼女との出会いはとある廃れた教会だった。そこには最強の女性の騎士の像があると聞いた俺達は祈りを捧げる為にそこに出向いた。
「これが噂の騎士か……」
「そうらしいですね……なんでしょうか………なんというか………」
「凄い神々しいわね………」
そこには剣を片手で構える凛々しくも美しい女性騎士の像があった。
「そうか?私は特に思わないがね」
「……………」
「ま、まぁ、人それぞれですし……。ほら、祈りましょうよ」
「はぁ…………全く………」
「ははは………」
「?」
四人はそれぞれ像の前で数十秒祈りを捧げる。
「さぁ、行くわよ」
「そうですね」
「ふむ、これで何か良いことがあればいいんだがな」
「…………………」
「………?どうしました?エンガさん」
「いや、最後にちょっとな」
エンガは自分の剣を抜いて、女性騎士の剣に対を成すように左手で剣を持ち、構え、剣と剣を合わせる。
「どうか、この先もこの世界が平和でいられるよう、お守り下さい」
そうエンガが呟くと、像が眩い光りに包まれる。
「うぉ!?眩しッ!!?」
その光が落ち着くと、先程まで石像だった女性が生身の人間となっていた。
「あなたのような人を待っていました」
「…………は?」
「本当に心清らかな者でなければ、私の封印を解除することは出来ませんでしたから」
「は、はぁ………?」
「申し遅れました。私は光の騎士リオンと申します」
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で、現在にあたる。彼女は人間なのだが、数百年前の戦いで魔力を使い果たし、最後に自らを石にしたそうだ。目覚めたのも、感覚的には一瞬だったらしい。
「まさか、あれから数百年もたっているなんて信じられないけど、信じるしかなかったわよ」
「凄いくらい割りきるなリオン………」
「でも、これでまたもっともっと魔法と剣術を極めて、平和を作ることが出来る」
「おう、頑張ろうぜ」
お互いの拳を合わせる。
そしてリオンは自分が泊まる部屋に籠ると、窓に写る満月を見ながら呟く。
「まさかまた会えるなんてね…………///」
光の騎士 リオン
身長 168
スリーサイズ 84/58/82 D
性格 広く優しい
余談
実はリオンは人の魂の形を見ることが出来るのだ。それでエンガは以前、リオンが石像になる前に結婚していた男の転生者なのだ。また会えて嬉しいと思う内心とまた一緒に結婚してその先まで行きたいと思っている。