転生したら大好きな世界で思うように生きていくことができる件 作:Laginera
新たな仲間を得て地下へと進んでいく。
雪「ラギネラ先生。その方達は?」
ラ「事情があってこの施設につかまっていた人たちです。今回のフレア団騒動について協力してくれることになりました」
メ「そうでしたか…。よろしくお願いしますね」
ア「ああ、こちらこそ頼む」
地下へと足を踏み入れ、そこにいた巨大な体躯の男・AZから衝撃の話を聞いた。
過去、カロス地方ではポケモンを使った戦争があったこと。
とある男の愛したポケモンが戦争に徴兵され、そして戦死したこと。
男は悲しみの果てに愛したポケモンをよみがえらせるマシンを開発したこと。
そのために多くのポケモンたちが犠牲になったこと。
そしてそのマシンは世界を滅ぼすだけの力があり、多くの石が並べられたセキタイタウンに眠っていること。
フ「私はそのマシンを復活させこの世界を滅ぼす。世界が美しくあるために」
ラ「…」
フ「ですが、あなた達にチャンスを与えましょう。その兵器を起動する兵器のスイッチはその2つのうちどちらかです」
フラダリのラボに作られた一室にある赤と青のボタン。どちらかを押せば兵器が起動するという。
フ「あなたが選ばれた人間かそうでないか、このスイッチの判断で決定します」
そういうとフラダリは去っていった。
ク「さあ選ぶんだナ。確率は2分の1だゾ!」
フレア団専属科学者、クロセシキは煽るように挑発する。
夕「いったいどっちを押せばいいのでしょうか?」
ミ「めんどくせえ…。壊すっているのは駄目なのか?」
牛「う~…」
ラ「…」
ラ(フレア団のトレードマークは赤。団員は赤く染まる。すなわち世界を赤く染めるということ! となればその逆の青こそ停止スイッチ)
ラ「私は青を押します! 」
ラギネラは青のスイッチを押した。
ク「正解だ。だが、どっちを押そうと起爆スイッチは私が握ってるんダゾ!」
クセロシキはスイッチを押した。
ラ「なっ」
雪「どちらを押しても結果は変わらなかったというのですか…」
?「そうだ。運命など所詮そんなもの。選択肢が違っても結果は同じだ」
ローブを被った人物が出てくる。
メ「!? その声…あなた…っ!?」
メアリは目を丸くして反応する。
「久しぶりだな姉上」
ローブを外すとメアリと少し似ている金髪の巨乳美女が現れた。
「エリザベス!」
メアリは驚き声を上げる。
雪「メアリさんあの方は?」
メ「私の双子の妹です。私がメアリの名を襲名したように、あの子もエリザベスの名を襲名した…」
エ「ああ…。姉上、あなたがいなくなっても何も変わらなかった。人間は所詮我々のことを単なる歴史を動かす道具としか見てないようだ。姉さんを失ってまで得た女王のイスなど何の価値もなかった…っ!」
メ「エリザベス…」
エリザベスは強気だが、どこか泣いているようにも見えた。
エ「ラギネラ。貴様が今の姉上のパートナーか? もしこの世界を救えたければ本居地のセキタイタウンに来い。最もそれだけの技量があればの話だが」
エリザベスはそう言ってポケモンを出して消えた。
メ「私は歴史再現をして、全ての罪を私が背負えばあの子は幸せになるって思っていました。私は、間違っていたのでしょうか?」
ラ「それはこれからの行動次第だと思います。少なくともあなたが妹さんを思う気持ちは間違ってはいないと思います」
メ「ラギネラ様…っ」
雪「メアリさん。私たちもいますとにかく今はこの世界に起きている異変を食い止めましょう。そして元の世界に帰るために…っ!」
フラダリラボをでてセキタイタウンへと向かった。
街の中心部に兵器の一部が露出しており、このままではカロスはおろか全世界が危ないのが肌で伝わった。
フレア団団員を倒し基地への入り口を見つけて駆けていく。
団員A「ここは通さない!」
団員B「すべてはフレア団のために!」
団員達が所々で塞がったが
牛「先生、ここは任せてください~」
夕「私たちが食い止めます…!」
ラ「! 必ず生きて会いましょう!!」
牛丸たちがバトルで引き留め何とか先へと進んでいく。
途中幹部たちも立ち塞がったが、アンネロッテ達が食い止め、地価の奥へと進んでいく。
フレア団基地最深部
フ「とうとうここまで来ましたか…」
フレア団代表・フラダリは落ち着いた様子でラギネラを向かい入れる。
エ「姉上、貴女はまだあきらめないのか」
メ「エリザベス。私も人間の醜い一面の多くを見てきました。だけどそれと同じくらいラギネラ様のような人間も見てきました。ラギネラ様のような方がいるのならこの世界をあきらめるのはまだ早いのではないかと思うのです」
エ「姉上…」
?「そうなんだ~。だけどそんな思いは崩れるのは一瞬なんだよ♪」
と言い、どこからともなく目に花模様の茶髪の美少女が現れる。
雪「鴇さん…」
鴇「先生、雪不帰も久しぶり~♪ このぽけもん?が世界を壊すことが出来るんだよね」
目の前の巨大な繭を見て鴇が子供の用にはしゃぐ。
雪「鴇さん、なぜあなたがフレア団に、いやどうしてこの世界に?」
鴇「何か戦姫衆って人たちが、目的が同じなら手を組まないかって言ってきたけど私は一人でやるからいいっていったら小さな箱みたいなものを取り出してこの世界いたんだよね♪」
ラ(時空転送装置を使われたのか…)
雪「戦姫衆も鴇さんに近づいていたのですか…」
鴇「で、そこのお髭のおじさんの話を聞いてふれあ団の目的を聞いて思ったの。やっぱりどんなに頑張っても思想が違う人間同士を結び合わせるのは不可能なんだって」
そして鴇は過去の話をし始めた。
3大妖魔と戦うため善忍と悪忍で共同前線を組んで倒すことを立案し、自分がその中心となることを。
だが戦いが激化するほど鴇と忍達の軋轢が広がり、最後には鴇は妖魔の修羅共々封印するという暴挙を忍達は行った。
「妖魔がいなくなっても今度はあなたが忍達の争う火種となる」
忍達のために戦ってきた鴇は落胆した。
絶対に使わないと誓った華眼の力を行使し忍達を従わせた。
結果修羅を倒すことはできず、忍達はバラバラになり戦いは最悪の形で終わりを迎えたのだった。
鴇「私は思ったよ。こんな連中のために戦い続けて来たんだって。えりざべすの気持ちもわかるんだ。ラギネラ先生、それでもこの世界を守るために戦うの?」
ラ「…」
雪「先生」
メ「ラギネラ様…」
ラ「はい。鴇さんの気持ちの全てがわかるとは言いません。だけどこの世界はいつも理不尽と矛盾で溢れています。間違っていることを平気で正当化する汚い人間もいます」
鴇「だったら…」
ラ「ですが、その理不尽に反旗を翻しても理想を作りたい人や平穏な人生を歩むために努力している人もいます。エリザベスさんも鴇さんも…いや、私が出会った人は何とかしてこの現実を変えたいと願い、戦っている人ばかりだった」
雪「…」
ラ「それは自分の身で起きていることでも、世界規模のレベルでも変わりません。貴女達の思いを裏切った人を許せとはいいません。だけど、自分がどうしてそれをやりたいと思ったのか。それは忘れてはいけません」
鴇「!」
ラ「私が言えるのはそれだけです。では戦いに参ります」
繭から、全ての命を奪う伝説のポケモン・イベルタルが現れた。