転生したら大好きな世界で思うように生きていくことができる件 作:Laginera
―ネオドミノシティ・コモンズエリアゲート
「リサイクル部品の回収に来ました」
「通れ!」
検問で簡単な確認をすると、コモンズエリアに一台のトラックが入った。そのトラックはコモンズのリサイクルされた部品を運ぶ運搬車両で見慣れたものだったのでセキュリティーも気にしなかった。
「上手くいきましたね」
ロ「検問がやる気のない人でよかったわ」
帽子とサングラスの変装を解き検問から見えない位置まで走ると止めて2台から今回の解決に向けた潜入チームが出てくる。
事前にトラックの持ち主に交渉し、報酬を渡して今回の運搬を変わってもらうよう話を付けていた。月給以上の金をもらいいい顔で承諾してくれた。
ナ「カビ臭い街ね…。こんなとこに住んでたら心が荒んで行きそうだわ…」
カ「コモンズはこの街の最下層。インフラは最低限。数割の高層階級であるトップスを支えるためのに存在するわ。だからこんなにひどいのよ」
ウ「なぜこんなにひどくする必要があるんですかね…」
コモンズの惨状に皆それぞれ感想を述べる。
ハ「この世に完璧な国などない。必ず格差というのは生まれる。だが階級とは差別のためにあるのではない。各々が役割を果たすために必要な場所を作るために必要なのだ。格差を作るのは権力者のただの我がままだ…」
明「…。この町を見ていると私たちがいかに恵まれているかわかって申し訳なくなるわね」
ミ「それよりもアルカディア・ムーブメントをさっさと潰しにいこーぜ! 」
ミルコは戦闘がしたくてうずうずしている。
ナ「ルミ! 勝手な行動はあまりしないで頂戴よ。まずは情報を集めてからじゃないといけないわ!」
アルカディア・ムーブメントについてはカリファも知らないということなので慎重に動く必要があった。シティ上層部にある施設らしいがその詳細はトップシークレットにされており施設に潜入するための情報を得なければならない。
ラ「トップスに行くのも検問を通らなきゃいけませんが、その前にアルカディア・ムーブメントの人間に見つかってたら元も子もないですからね」
ナ「子供を拉致しているっていうから、子供がいそうな場所を狙ってるんじゃないかしら」
ウ「ですがこんな場所に子供が集まるな所なんて…」
ニ「あるわ。彼らが集まる場所が」
ニコ・ロビンはそう言ってある場所を提示して向かった。
―ジャンク置き場
家電やおもちゃ、生活用品のゴミが山のように積もっている場所。そこにまだ10も満たない子供たちが鉄くずや金目になりそうな部品を袋に詰めている。裸足で歩いているせいか血の跡も見える。
明「…あんなに小さな子供たちが」
ラ「…」
ナ「学校に行く暇なんてないわよね…。こうでもしなきゃ稼げないんだから…」
ニ「階級制度がある場所では致し方ないことだわ」
ハ「…」
ゴミを集める振りをしながらアルカディア・ムーブメントの人間がでるまで見張るラギネラ達、辺りに怪しい人間がいないか見張っているが…。
「この辺に外部から侵入したの怪しい奴がいるらしいな」
「片っ端から探せ!」
治安維持局の隊員が現れて辺りを捜索し始める。
ナ「マズイわ。一度ここから離れないとっ…!」
ナミがそう言って皆が去ろうとしたときだった。
「うわーっ!?」
「やめてー!」
突然現れた怪しい導師風の服装の人間が子供達を捕まえ拉致しようとしていた。
ナ「あいつらっ!?」
ニ「彼らが捜していた施設の人間のようね」
治安維持局に気を取られ子供たちが連れ去られようとする中。
ミ「オラアッ!」
ミルコが施設の人間を殴り飛ばし、子供達を守る。
ミ「コソコソするのはやめだ! 性に合わないしなっ!!」
治「あいつらか!?」
隊「デュエルで拘束しろ!!」
騒ぎに気付いた治安維持局達がデュエルディスクにモンスターカードを置き戦闘態勢に入る。
ナ「あーもう! 何でこうなるのよ!」
ラ「応援が来られると厄介です。一度逃げましょう!」
連れられそうな子供とアルカディア・ムーブメントの職員を気絶させ担ぐとその場から逃げ出した。