※この作品はR-18です。

TSアイテムで人生が変わる話   作:てぬてぬ@TSF

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ナルシストな男の娘が姉と入れ替わって自分の体で姉の彼氏とセックスさせる話

相原波(あいはらなみ)は、いわゆる男の娘である。

幼少の頃より可愛い可愛いと持て囃されてきた彼は、自身の可愛さを自覚してからはもう誰にも止められなかった。コケティッシュな顔立ちに似合う服装、すなわち女の子の恰好を好み、異論を唱える者は例え親や姉であろうとぶりっこ&話術、後は根回しでねじ伏せる。こうして、ナルシスト独裁気質男の娘、波が生まれてしまった。

波の思考は単純である。可愛い自分をもっと可愛くしたい。その為ならば、どんな努力も厭わない。普通の女子以上にお洒落に気を遣い、新作コスメや洋服の為にバイトをこなす。可愛い自分を磨くことに対して、とてつもなくストイックなのだ。

しかし、そんな彼にも悩みはある。それは最近目立つようになってきた肩幅であったり、喉仏であったり。それよりなにより、波は抑えがたい衝動を抱えていた。その衝動とは。

(男に犯されてる僕が見たい・・・・・・!絶対、可愛くてえっちなはず・・・・・・!)

波の性自認は男である。付き合うなら可愛い女の子がいいし、男のモノに奉仕するなどもってのほかだ。だけど、それでも。可愛い自分が犯されている様は、まさに天使のようだろう。

(どうしよう・・・・・・どんな人相手でも、体は許したくないし・・・・・・お尻は開発してるけど)

波は悩んだ。悩んで悩んで、悩み抜いた。どうすれば自分の願いは叶えられるのだろう。苦悩していた彼の元に、とある情報が飛び込んできた。

曰く。肉体を入れ替えることの出来る薬が存在する、とのこと。確か自身のファンクラブからの情報だったはずだが、波は詳しく覚えていない。大事なのは、それによって何が出来るか、だ。

(これがあれば・・・・・・!)

何かに思い至った波は、すぐさまその薬を手に入れる為に奔走した。その口元には、可愛らしい顔立ちには似合わない邪悪な笑みが浮かんでいたのだった。

 

 

「ど、どうぞ。普通の家だけど」

「そんな固くならないでくれよ、お邪魔するのは俺の方なんだし」

二階建ての一軒家である相原家。そこに、一組の男女が入ってきた。

一人は相原雫(あいはらしずく)。相原家の長女であり、スタイルはいいが自分に自信が持てないネガティブな性格。弟が可愛い男の娘なこともあって、自分の綺麗さには自覚が無いようだ。

一人は坂城竜生(さかきりゅうせい)。大学生活で雫と知り合い、控えめな彼女を好ましく思って告白、大層慌てられながらもOKしてもらえた彼は、何度目かのデートでついに家へと招かれたのだ。

「あ、えっと、私の部屋は二階だから。階段はこっち」

「うん。それじゃあ、お邪魔します」

ガチガチに緊張している雫と、そんな雫に優しげな視線を送っている竜生。カップルとしても初々しい二人は、階段を登って彼女の部屋へと入っていく。

「へぇ・・・・・・可愛らしい部屋だね」

「そ、そんな・・・・・・普通だよ、普通」

「謙遜しないでって。俺も女の子の部屋に入るのは初めてだけどさ、雫さんの部屋は好きだよ。いや、えぇと、雫さん自身も好きだけど」

少しどもりながらも言った竜生のセリフに、雫は瞬間湯沸かし器の様に真っ赤になった。湯気すら見えるような表情で、わたわたと手を振り言う。

「そ、そんな・・・・・・!竜生さんが気に入ることは何も・・・・・・!」

「・・・・・・ごめん。正直、そういう風に否定する雫さんも可愛いと思ってる。初めての彼女だから、俺も舞い上がってるのかな」

「あ、うぅ・・・・・・!」

二人して顔を赤くしながら、雫の部屋の中で向き合う。互いに初の恋人であるこの状況で、大学生らしくない初々しさのまま雫が口を開いた。

「え、えっと・・・・・・とりあえず飲み物持ってくるね!待ってて!」

逃げるように立ち上がり、部屋を出ようとする雫。しかし、その前にドアが勢いよく開いた。姿を現したのは、

「やっほー!お姉ちゃんにその彼氏さん!初めまして、雫の弟の波って言います!お姉ちゃんをよろしくね!はいこれ、ジュースにお茶菓子!」

可愛らしい服に身を包み、満面の笑みを浮かべた波だった。二人が向かい合っているテーブルにコップとジュース、チョコ菓子を並べながら意気揚々とまくしたてる。

「ちょ、波・・・・・・!?急にどうしたの、今日は外出するって」

「いや、キャンセルになっちゃってさ。だから、お姉ちゃんの彼氏さんを一目見ておこうと思って。ふーん、優しそうな人ですね!よろしくお願いします!」

「あぁ、君が弟くんか。雫さんから話は聞いてるよ。坂城竜生です、どうぞよろしく」

見た目や品定めする視線にも頓着せず、手を差し伸べてきた波とがっしり握手を交わす竜生。想像以上の好人物っぷりに、波はちょっと驚きながらも顔には出さない。笑顔で握手を終えた後、姉である雫の方に目をやった。

「お姉ちゃんも隅に置けないねー、僕より先に恋人作るなんて。しかも、こんなにいい人を」

「ちょ、ちょっと波、そういうことを言うのは」

「いいじゃんいいじゃん、僕も鼻が高いよ!竜生さんと付き合ってから、お姉ちゃんはどんどん綺麗になっていったし!恋する乙女は美しいんだねぇ」

「波っ!」

恥ずかしさからか、殆ど悲鳴のように叫ぶ雫。涙目にすらなっている姉を見てペロリと舌を出し、波はくるりと振り返った。

「ごめんごめん。馬に蹴られる前に退散するね。それじゃ、お二人ともごゆっくり」

颯爽と部屋を後にする波に、雫はぷるぷると震えながら睨むことしか出来ない。自分より出来もよければ可愛さも上な弟に、彼女は多少のコンプレックスを抱いていた。改めて竜生に向き直り、頭を下げる。

「ごめんなさい、波はいつもあんな調子で・・・・・・もう」

「ははは。聞いていた通り、愉快な弟くんだね。とりあえず、折角持ってきてくれたんだから頂こう」

気にしていない様子で竜生は言い、波の前にあるコップにジュースを注いだ。おずおずと受け取り、代わりに竜生のコップにジュースを注ぐ。互いにチョコ菓子をつまみながら、ジュースに口を付けた。

「うぅ、ありがとう・・・・・・。私、姉なのに弟に振り回されっ放しで。波も波で物心ついた時から傍若無人だったから、私を姉とも思ってないのかなって」

俯いてぶつぶつと愚痴る雫。が、竜生に言うことでもないと気付いたのか急に顔を上げて、顔を真っ赤にしながらぶんぶんと手を振る。

「ご、ごめんなさい!竜生さんに言うことじゃないよね!ほんともう、テンション下がることばっかり言っちゃって・・・・・・もう!んぐっ」

「大丈夫大丈夫、気にしないで。だけど、うん」

ジュースを一息に飲み干す雫に、竜生はテーブルを挟みつつ手を伸ばした。申し訳無さそうに身を縮めている彼女の頭を撫でて、ぎこちなく笑う。

「俺は、笑っている雫さんの方が好きかな。って、キザ過ぎるか、流石に」

自分の行いに照れたのか、竜生は頬を赤らめながら舌を出した。端正な顔立ちに似合わない可愛らしい振る舞いに、雫はさっきまでとは別の意味で顔の温度が高まってしまう。心臓が慌ただしく跳ねるのを感じ、落ち着かない。あぁ、本当に幸せだ。こんな自分に、こんなに素晴らしい彼氏が出来たなんて、今でも信じられない。

「そ、そんなこと無いよ。すごく似合ってる。えっと、竜生さんがキザに見えるって意味じゃなくて・・・・・・!」

体温の上昇を感じながらも返事をしようとするが、上手い言葉が見つからずに雫はわたわたとしてしまう。そんな様子を見て竜生は微笑み、そして。

「・・・・・・あれ?」

気が付くと、雫はベッドの上で横になっていた。あまりにも唐突な状況に、彼女は慌てて起き上がり回りを見渡す。すると、

「えっ、ここ私の部屋じゃない・・・・・・!?って、波!?」

部屋の一角に、波が驚いた様子でこちらを見ているのが見えた。───いや、違う。

「姿見・・・・・・?」

大きめの姿見に、可愛らしく着飾った波が映っている。目を見開いて驚いた表情は、いつもの波にししては珍しい。彼はベッドから起き上がり、姿見に近付いていく。

「ど、どういうこと?」

何かがおかしい。姿見の前に立ち触れてみると、鏡の中の波が同じように触れてくる。鏡の中の波は、雫と同じように戸惑ったような様子で首を振り、二、三歩後ずさった。これは、まさか。

「わ、私・・・・・・波になってる・・・・・・?」

頬をつねろうとして思い留まり、両手を握り合わせて感触を確かめる。よく手入れされた、まるで女の子のように細く綺麗な指先が絡み合い、その感触は雫にしっかりと伝わってきた。動揺しつつ、何かに助けを求めるように目線を泳がせると、鏡の中の波も同じように動く。涙目でおどおどとしている姿は、庇護欲を誘うようで非常に可愛らしい。

「っそうだ、竜生さんは・・・・・・!?」

思わず弟の可愛さに見惚れそうになった雫だが、はっと何かに気付き部屋を出た。向かいの自分の部屋の扉を、ノックすることも無く開け放つ。

「りゅ、竜生さん!」

叫びながら部屋に突入すると、そこにはとんでもない光景が広がっていた。服を着崩して迫る自分自身に、顔を真っ赤にしている竜生。二人の間には、口と口を繋ぐ涎の糸がかかっている。どうやら熱烈なキスをしていたようだ。

「な、な、ななななななななっ」

「あ、お姉ちゃんやっほー。丁度良かった、今彼氏さんに媚薬を飲ませたところ」

「なにやってんのあんたはぁぁぁぁぁっっ!!」

「うわぁ!?」

野生動物のように跳びかかり、自分自身を突き飛ばす雫。躊躇無いその行動は流石に予想していなかったようで、雫の姿をした誰かはごろごろと吹っ飛び壁まで転がった。

「り、竜生さん大丈夫!?あのっ私は私で、えっと波の姿はしてるけど本当は雫だからっ!」

「と、とりあえず落ち着こう、待って揺らさないで・・・・・・!」

羞恥や怒り、様々な感情がぐちゃぐちゃに混ざっているのか胡乱な言葉を並べつつ、竜生の両肩を掴みぐわんぐわんと揺さぶる雫。竜生は状況を理解しているのかいないのか、顔が真っ赤なままに雫を宥めようとする。雫の部屋の中に満ちる混沌は、しばらく収まりそうになかった。

 

「・・・・・・えぇと。こっちが雫さん?」

「ひっく、ひっく・・・・・・はい。うぅぅ・・・・・・」

「それで、こっちが波君?」

「そうそう。入れ替わったんだ、僕達」

どうにか状況を収めつつ話し合いをした結果。波と雫は互いに入れ替わりを主張し、竜生を困惑させていた。

波曰く、入れ替わりの薬をコップに仕掛け、こっそりと雫に飲ませた、とのこと。そして、自分の部屋で己も薬を服用することで、姉弟の入れ替わりが発生した、と。

「うーん・・・・・・」

常識で考えればありえない。ありえないが、しかし。

「なんでっこんなことをしたのよ!大体、私達キスもまだだったのにぃ・・・・・・!」

「ごめんごめん、そこまで進んでないとは思ってなくてさ。でもほら、中身が僕だったしノーカンだって」

「そんなわけ無いでしょこのバカナルシスト!いっつも自分本位で、いい加減にして!」

涙目で姉に言い募る弟に、それをへらへらと受け流す姉。竜生の目には、どう見ても二人が入れ替わっているように見えた。彼の知る限り、雫はこんな態度を取らないし、逆に波からは雫の雰囲気が伝わってくる。

「二人とも、落ち着いて。入れ替わったというのは、うん、とりあえず分かったから」

竜生の言葉に二人が振り向いた。片方は涙目で縋るように見つめてきて、もう片方は楽しげに、あるいは感心するような視線を向けてくる。肉体に合わないあべこべな反応に、竜生は本当に入れ替わっているのだと納得してしまった。

「それで、えっと・・・・・・波君。どうしてこんなことをしたんだい?いたずらにしては手が込みすぎているというか、異常な状況というか・・・・・・」

ニコニコと笑みを浮かべている雫の体・・・・・・波に向けて聞いてみると、あっさりとした様子で彼女が答えを返してくる。

「うん。実はさ、僕の体とセックスしてほしくて。僕は男に抱かれるのは嫌だけど、二人は恋人同士なんでしょ?だったら大丈夫だよね」

「「・・・・・・は?」」

竜生と、波の体の雫の声が重なった。何を言っているのか分からない。そんな表情の二人に、波は楽しそうに言い放つ。

「僕の体は確かに男だけど、お姉ちゃんと同じかそれくらい可愛いじゃん?それに、お尻の穴もちゃんと開発してるし。だから、」

「なっ何言ってるの波!あんた馬鹿なの、馬鹿なのね!?いいから元に戻して!そんなこと、竜生さんがするわけないじゃない!!」

雫の言う通りだ。竜生は、大学生になるまで彼女がいたことは無かった。誠実過ぎてお堅いと思われたのか、女子人気は高いものの告白すらされたことも無かったのだ。こんな、付き合って一年も経っていないのに肌を重ねるなんてありえない。そう、彼は思っていたのだが・・・・・・。

「はぁ、はぁ・・・・・・!」

さっき、いきなり唇を奪われた時に流し込まれた錠剤。波は媚薬と言っていたが、その効果が現れ始めたようだ。竜生の下半身が熱く疼いて、ペニスがむくむくと大きくなり始める。端から見れば美少女二人が言い合っている姿に、彼はどうしても興奮を覚えてしまっていた。

「ほら、彼氏さん苦しそうだよ?お姉ちゃんがいいなら、僕がこの体で慰めてあげるけど。女の快感にも興味あるしね」

「は、え、ちょっと!?やめなさい波、冗談じゃないんだから!」

「えー、じゃあお姉ちゃんがすればいいじゃん。僕の体を使って彼氏さんを慰めれば。僕はどっちでもいいよ?」

悪魔の笑み、というのはこういう笑顔を言うのだろう。普段からは想像もつかない表情を浮かべる雫の体は、酷く蠱惑的で妖艶だ。思わず、雫自身もドキリとしてしまう程に。その魅力に、媚薬で無理やり高ぶらされている竜生が耐えられるはずも無い。

「う、うぅぅ・・・・・・二人とも離れて・・・・・・!」

理性を振り絞って、竜生は喘ぐように呟いた。このままでは、襲ってしまう。それだけは嫌だと立ち上がろうとするが、ふらふらと足元が定まらず立っていられない。倒れ込みそうになった彼を雫が咄嗟に支えると、熱い吐息が顔にかかり波の体が反応した。

「竜生さん、大丈夫!?って、え、なにこれ・・・・・・!?」

下半身が熱い。何か、溜まっていくような妙な感覚。初めての経験に、雫は何が起こっているのか分からない。視線を下に向けてみると、スカートの生地を盛り上げて存在を主張しているものがあった。これは、つまり・・・・・・。

「あーあ、僕のを勃たせちゃって。お姉ちゃん、えっちなんだから」

「こ、これはこの体が勝手に・・・・・・!」

「その体、今はお姉ちゃんが入ってるんだけど?興奮してるのはお姉ちゃん自身だよ。まったく、僕のおちんちんをバキバキに勃たせて、こんなに大きくなってるのはお姉ちゃんがえっちだからなのかな?」

雫の体で、煽るように耳元で囁く波。抱き留めた竜生の鼓動が感じられるのも相まって、頭がくらくらする。雫はぴくぴくと反応している下半身を意識しないようにしながら、そっと竜生をカーペットに寝かせた。そして、自分が到底浮かべないような表情でニヤついている波を睨む。

「ふざけないで!こんなわけの分からないようなことして、竜生さんに変なものを飲ませて!いい加減にっひぁぁん!?」

言い募ろうとした所で、波が下半身に手を伸ばしてきた。スカートの下に潜り込んだ手がぴくぴくと震えているペニスに触れ、敏感な刺激が雫を襲う。腰が抜けたようにへたり込むと、波はスマホの録画機能を立ち上げながら指先に力を込めた。

「やっなにこれっ!?んんっやめっやめなさい波ぃっあぁ!?」

「ふふふ、弱気で受け身な僕も可愛いなぁ。ほら、竜生さん。僕の体、とってもえっちでしょ?中身はお姉ちゃんなんだし、何も気にすることはないんだよ?」

自分の体を弄びつつ、波は横になっている竜生に話しかける。

「う、ぅ・・・・・・俺、は」

燃えるように熱い体と、それ以上に暴れ回っている情欲。蠱惑的な雰囲気で誘ってくる雫の体の波も、涙目で男性器の刺激を堪えている波の体の雫も、どちらも劣情を煽ってくる。血液が下半身に集まり、脳が性欲で支配されてしまいそうだ。もう、抑え様が無い。

「し、雫さん・・・・・・」

助けを請うように手を伸ばして、彼になった彼女を抱き寄せる。立て続けのことに混乱しっ放しの雫へと、唇を重ねた。

「竜生さっんんんんん!?」

瑞々しい、男のものとは思えない唇の感触。目を丸くして驚いている彼にも構わず、竜生は情欲を叩き付けるように舌をねじ込んだ。反射的に分泌される唾液を吸って、さらに舌と舌と絡ませ合う。

「うっわぁ、情熱的」

自分の体が蕩けた表情を浮かべているのを見て、波はうっとりと微笑む。客観的に見た自分はやっぱり可愛くて、魅力的だ。実際に自分が男とキスしているのだが、入れ替わっているから嫌悪感も無い。これなら、最高のものが撮れそうだ。

「んむっぷはぁ!りゅ、竜生さん落ち着いて・・・・・・!わ、私今男の子だから・・・・・・!」

「ごめん、ごめん雫さん・・・・・・もう、辛くて、抑えられないっ・・・・・・!」

理性が崩れ落ち、竜生は横に転がるように波の体を組み敷く。戸惑い抵抗しようとする雫だが、発情し切った竜生の顔を見て動きが止まった。とても辛そうで、そして懸命にこちらを求めている表情。初めて見る、彼氏の雄の顔。キュンッと心が疼き、下半身もぴくぴくと反応しているのが伝わってくる。

「だ、だめっ・・・・・・」

口ではそう言うものの、殆ど抵抗せずに雫は服を剥かれていく。控えめなブラに包まれた平坦な胸が露わになると、竜生はそれが男のものにも関わらず優しく撫でた。

「あ、んんっ・・・・・・!」

「あぁ、クソ、頭がおかしくなりそうだ・・・・・・!雫さん、雫さんっ!」

「ひゃあぁっ!?」

竜生が乳首をつまむと、電流の様な快感が雫を襲う。女性の時とは少し違う、ビリビリとした刺激。そして、乳首に快感が走る度に震える下半身のペニス。ありえない状況に、二人の精神はドロドロに溶けていく。

「竜生、さんっ・・・・・・!」

「ぬ、脱がせるよ。いい?」

頷きを受けてスカートをめくり上げると、そこには立派に屹立したペニスがあった。竜生のものに比べたら小ぶりなものの、それでも可愛らしい波の体には不釣り合いに感じる。二人して息を呑んで見つめていると、少し恥ずかしそうな波の言葉が聞こえた。

「流石に、そこまでまじまじ見つめられると恥ずかしいかな。それよりさ、こっちだよこっち」

二人の間に入るように、雫の体で女物のパンツを下ろす波。外気を受けてぴくぴく震えるペニスと、綺麗に手入れされたアナルが露わになった。

「ほらほら、竜生さんも脱いで。ちゃんと準備はしてあるから、一気に突っ込んじゃっても大丈夫だよ」

促されるままに、竜生はズボンとパンツを下ろし彼自身のモノも外に晒す。男らしい、立派に太く長いペニス。媚薬のせいか、普段勃起した時より一回り大きく感じる。

「あ・・・・・・」

彼氏のペニスに目を奪われ、声を漏らす雫。こんな大きなものが、自分の中に挿入るのだろうか。波の体になっていることも忘れ、とろんと蕩けた瞳で見つめ続ける。ゆっくりと体を起こすと、熱気すら放っているように見えるそれに顔を近づけていった。

「あ、し、雫さん」

期待と罪悪感の混ざった視線に応えるように、雫は大きく口を開けた。舌でちろちろと亀頭を舐めながら、ゆっくりと吞み込んでいく。

「ん、むぅ・・・・・・」

「うあっこれっ・・・・・・!?」

ぬるりとした感触と共に、雫がペニスを吞み込んでいく姿が見える。口いっぱいに頬張るその様子が、脳の奥にガンガンと衝撃を与えてくるようだ。

「じゅぷっ、んむっじゅるるっ」

下品な音を立て、ペニスを咥え啜る雫。初々しく拙い動きが、逆に竜生の劣情を掻き立てていく。と、うっとりとした表情で録画を続けていた波が竜生に耳打ちをした。

「気持ちいい?彼女の、僕の口気持ちいいよね?じゃあさ、こういうのはどう?」

そんな波の様子にも気付かず、雫は夢中になって竜生のペニスをしゃぶる。苦いようなしょっぱいような味と、刺激を与える度に脈動する感覚。愛おしい。愛する者に奉仕する幸せを噛み締めていると、不意に頭が撫でられた。髪を梳くように優しげな手つきに、雫は目を細める。と、

「はーい、ちょっとごめんね。うぇー、お姉ちゃんの体筋肉無さ過ぎ」

息継ぎの瞬間、口からペニスが離れた所でひょいっと体を持ち上げられた。

「波?あんた、何を」

「いいからいいから。彼氏さんもOKしてくれたしさ」

雫が疑問を浮かべている内に、竜生が体位を変えた。互いに上下逆になったような、いわゆるシックスナインの体勢。体を横向けにしながら、竜生が言う。

「お、俺だけ気持ちよくなるのも悪い、からさ。一緒にやろう」

「竜生さん?どういう」

それ以上言葉を紡ぐ前に、雫の下半身に衝撃が走った。竜生が、波の体の、今は雫のもののペニスを咥えたのだ。

「あっくぅっ!?りゅ、竜生さっ!?」

「んん、んぐっ」

自分がしていたことを、今度はされている。しかも、自分の体は弟のもので相手は彼氏。思考が追い付かず、雫は快感に悶えながら目の前にある竜生のペニスに縋りつく。

「んむっ、んんんん」

小ぶりなペニスを頬張る竜生も、困惑していた。何せ、自分がこんなことをするなんて想像すらしていなかったのだ。だが、雫には気持ちよくなってほしい。その一心で、彼はペニスをしゃぶっていた。

「駄目っこれむずむずしてっ!?う、ううぅぅぅっ!!」

快感から逃れるように身をよじらせ、雫は目の前のペニスを咥える。あらゆる感情が何もかもぐちゃぐちゃにかき混ぜられて、自分が何を考えているのかさえ分からない。一つだけ確かなことは、愛する人と交わっているという事実だけだ。

「んんんっじゅるっむぅっんんんん!!」

シックスナインの体勢で、互いのペニスをフェラしていく。数十分前には想像も出来なかった異常で淫蕩な行為に、横で撮影している波は姉の顔を歪ませにやりと笑った。

「ふふふ。いいなぁ、エッチだなぁ僕。快感に歪む表情も、懸命におちんちんをしゃぶる姿も。やっぱり入れ替わってよかった、こんな可愛い僕が撮れてるんだもん」

普通では理解出来ないような欲望を呟きながら、波は撮影を続ける。二人の熱に当てられたのか、体の芯が軽く疼き始めているのには、まだ気付いていない。

「んんんっんんぅぅぅぅぅ!!」

シックスナインからしばらくして。雫はペニスの根本に何かが溜まっていく感覚を覚えた。だが、それがなんなのかまでは思い至らない。ただただ、竜生のペニスを舐め上げ、咥え込み、啜り尽くす。自分が目の前のペニスに奉仕することで、自分のペニスがより気持ちよくなっていく。そんなねじ曲がった考えと共に、雫はあっけなく限界を迎えた。

「んんっあっぁぁぁぁぁぁぁっっ!!?!?」

それがなんなのか分からないまま、竜生の口へと精が放たれる。白く濃厚な精液が尿道を通り抜ける度、比べ物にならない快感が脳髄に直撃した。波の体がビクビクと痙攣し、雫はくたりと力が抜けてしまう。ぼんやりと視線を彷徨わせると、白いものを口の端から垂らす竜生の姿が目に入った。

「ん、む・・・・・・」

精液が喉にひっかかるのか、飲み込むのに苦労しているようだ。その様子に、萎えたはずのペニスに再び血が集まり始めるのを感じた雫は、慌てて彼に言う。

「の、飲まなくていいから・・・・・・!き、汚いよ!」

「んぐ・・・・・・いや、大丈夫。自分のも飲んだこと無かったから、少し驚いただけだよ。まさか、雫さんの精液飲むことになるなんて思わなかったけど。あぁいや、体は波君だから違うのか・・・・・・?」

喉に張り付くような粘液をなんとか飲み下し、竜生は心配させないように頷いた。彼のペニスは未だいきり立っていて、雫のように射精していないことがありありと分かる。申し訳なさそうに雫は俯く。

「ご、ごめんなさい。私だけ気持ちよくなっちゃって。というか、あぁ、えっと」

そもそもの状況が状況な為、何を言えばいいか分からない。謝るべきか、感謝するべきか。射精したことで正気を取り戻した雫は、端から撮影を続けている自身の体を睨みつけた。

「もう十分でしょ!?体を戻してよ!」

「いいの?彼氏さん、すごい辛そうだよ?自分だけ気持ちよくなってハイ終わりって、お姉ちゃんも案外性格悪いなぁ」

「い、いや、俺は大丈夫だから・・・・・・」

竜生も辛うじて正気を取り戻しているようで、屹立するペニスを隠しつつ言う。だが、未だに顔は火照り、疼きは治まっていない。発情したような気分を必死に堪えて、彼は雫を安心させようと微笑んだ。そして、それに雫は気付いている。自分の為に、我慢しようとしていることを。

「お姉ちゃんがしないなら、僕がシちゃおっかなー。体はお姉ちゃんだし、浮気じゃないからセーフだよね」

「な、なにバカなことっ、やめなさい波っ!」

服をたくし上げながら舌を出す波に、雫は必死で止めようとする。

「だったら、お姉ちゃんがシてあげなよ。彼女なんでしょ?ほらほら、僕の体使っていいからさ」

「う・・・・・・」

完全に波の手のひらの上だ。思えば、雫は波が物心ついた頃からずっと振り回されてきた気がする。このままだと波の思い通りになってしまうが・・・・・・それでも、雫は苦しそうな竜生を放っておくことは出来なかった。弟への恨みは横に置き竜生へと近付くと、彼は傷付けまいと無理に微笑む。

「お、俺は大丈夫だから・・・・・・しばらくしたら、すぐ治まるよ」

どこからどう見ても大丈夫には見えない様子は、酷く痛々しい。なんとかしてあげたいが・・・・・・茹だった頭で考えても、雫には名案は浮かばなかった。やはりこうするしかないと立ち上がり、覆い被さるように竜生へと近付く。

「わ、私、今はこんな体だけど・・・・・・それでもよければ、竜生さんと・・・・・・!」

熱気を放つペニスへと跨り、潤んだ瞳で竜生を見やる。愛する人を助けたいという感情のままに、いきり立つペニスを自身のアナルに狙いを定めた。

「でも、雫さん、こんな状況で・・・・・・っ」

「だって、竜生さんが苦しそうだから・・・・・・。私、出来る限りのことはしてあげたいの。駄目、かな」

おかしな状況だということは理解している。それでも、雫は竜生の為に動きたいと願っていた。それが波の狙い通りだとしても。

「ご、ごめんねっ、今の私は波の体だから、普通じゃないけど・・・・・・竜生さんさえ、よければ」

たどたどしく呟きながら、切なそうに見つめてくる雫に竜生は唾を呑み込んだ。ただでさえ媚薬のせいで限界だというのに、このような姿を見せられたら耐えられるわけが無い。剥き出しの衝動で思考が痺れ、竜生は細い腰を掴んでアナルにペニスを押し当てた。

「ほ、本当にいいんだね?今の俺じゃあ、優しく出来ないっ・・・・・・!」

「うん、うん!私なら、大丈夫だから、んんんんああぁぁっ・・・・・・!?」

ずぶり。唾液とカウパーでぬめついているペニスを、波の体はあっさりと呑み込んでいく。未知の感覚に呻き、竜生の体の上で雫が震えた。女性の感覚とはまるで違う。挿入ってはいけない所に、熱くたくましい肉棒が侵入してくる感覚。

「うわっ、これっ!?中がうねって、ぐぅぅ・・・・・・!」

思わぬ刺激に目をぎゅっとつぶり、竜生は喘ぐように声を漏らした。ペニスを貪るように、アナルの肉が搾り、撫で上げる。まるでこちらの感じる場所を知っているかのような吸い付きに、ずっと堪え続けてきた竜生の理性は一瞬で決壊してしまった。

「あぁぁぁっっ!?」

熱い。熱い何がが、お腹の中で噴水の様に叩き付けられている。気持ち悪いような、満たされるような、あるいは心地良いような。悶えながらも、雫は射精されたことに気付いた。

「あつっ、ふぅっんんんんんぅぅぅ・・・・・・・!」

赤ちゃんが出来てしまう。僅かによぎった考えは、繋がっている場所を見ようと下を向いた時に消え去った。ぶるぶると震え、先端からとろりとした液体を垂らす波のペニスが見える。今の雫は波の体なのだ、妊娠する危険は無い。と、

「ひぁっぁぁぁぁぁぁんっ!!??」

「ごめん、まだっ治まらないっ!!」

射精がようやく途切れた直後、竜生が腰を突き上げた。ごりっと腸壁が抉られ、可愛らしい悲鳴が雫の口から漏れる。異物感と共に快感が湧き上がり、全身から汗が噴き出すようだ。

「あっ駄目っそこだめぇっ!?りゅうっ竜生さんそこぉっ!」

ペニスの生え際、その裏側辺りをペニスで擦られた途端、質の違う刺激がぶわりと感じられた。雫や竜生は知る由も無いが、波の体は前立腺までしっかりと開発されている。ぐにぐにとした感触の部分を見つけ、竜生が重点的にそこを責めると、弟の体で雫が狂ったように身悶え叫んだ。

「雫さんっここか!?ここが気持ちいいんだねっ!」

「んああっぁっぁぁっ駄目だからぁっ!??」

ペニスが前立腺を刺激する度に、アナルが蠢き竜生の射精を促してくるかのようだ。そして、雫は自分でも気づかない内に射精をしていた。さっきのような激しさは無い、とろとろと漏れ出すような射精。ペニスが与えてくる前立腺への刺激だけで、雫は達し続けているらしい。

「いやっこれ、変っ変になっちゃうからぁっ!」

「変になっていいよ、全部受け止めるから!」

「えっあっそこなんでぇっ!?」

腰を突き上げながら、竜生はぷるぷると震える雫のペニスを掴んだ。情けなく精液を垂れ流すそれをしごくと、雫は受け止めきれない快感にぐったりと上半身を倒し、竜生に覆いかぶさる形になった。縋るような姿に、竜生は力強く抱き締める。

「気持ちよすぎてっ駄目っ怖いよぉっ!おりてっこれないっ・・・・・・!」

涙声で言う雫。その様子に、竜生は酷くそそられてしまう。猛る感情のまま、ペニスで前立腺を、そして手で雫のペニスを刺激し続けた。一度果てたというのに射精欲が際限無く湧き上がり、雫の中で荒々しく怒張する。

「ぐうぅっ・・・・・・!雫さん、俺もそろそろっぅぅ!」

「はぁぁっ竜生さんっ竜生さんっ来てっきてぇぇぇぇぇっ!!」

一層激しく腰を突き上げると、雫のペニスからぴゅるりと精液が噴き出した。全身を密着させている二人の間で、白い粘液は潤滑油の様に擦り付けられ広がっていく。どちらからともなく、二人は唇を重ね舌を絡ませる。愛する者達の、濃厚な交わり。それを、端から見ている波は気まずそうな表情をしていた。

「・・・・・・なんか、なんだろう」

呟きながらも、スマホの録画は止めない。ただ、妙に姉の体が疼く。二人のセックスにあてられ、興奮しているのだろうか。

「うーん・・・・・・」

どうやら、思っていた展開とは違ったらしい。首を捻りながら、不意に気付いた。姉の下半身、下着が湿り気を帯びていることに。

「・・・・・・」

そっと、手を伸ばしてみる。下着の上から股間をなぞると、確かに快感が感じ取れた。普段味わっているものとは違う、女性の性感。しかし。

「あー、もう。なんなんだよ」

目の前の、熱烈に交わる二人を見ていると、どうにも物足りない。下着の中に指を入れ、直接女性器を刺激する。気持ちいい。ぐちゅぐちゅと水音が立ち、快感に体が震えた。それでも、何かが足りないのだ。

「うぅぅっ、んんんんっくぅぅぅぅっ・・・・・・!」

人差し指を女性器の中へと挿入し、激しく往復させる。男では味わえない快楽は、何故か波を満足させるには至らなかった。

「あぁっ、もうぅっ!なんでっ・・・・・・!」

自慰をしながらも苛立ち、自分の体と姉の彼氏を見やる。とても、気持ちよさそうだ。快感に歪み、どろどろに蕩けた表情をしている自分は可愛い。この姿を、波は望んでいたはずだった。それなのに。

「なんでっなんでだよぉっ!」

羨ましい。自分も、愛する人と繋がりたい。恋人がいたことの無い波は、理解出来ない自身の感情に振り回されていた。

波がそうしている内にも、雫と竜生の行為は一層激しくなっていく。全身を密着させ、互いに腰を動かし快楽を与え合い、とても幸せそうだ。

「出るっ出るよ雫さんっっ!」

「うんっうんっ来てぇっ!!!」

思い切り腰を下ろし、波のアナルで竜生のペニスを深く咥え込む。前立腺がごりごりと刺激され腸内が収縮した瞬間、さっきよりも勢いを増した精液が噴き出した。凄まじい量に、逆流し結合部からゴボゴボと溢れ出す。

「っあぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!」

自身と竜生の腹部に擦り付けられていたペニスから、とろりと液体が零れ出す。既に精子は出尽くしたのか、透明なそれはどんどんと溢れ二人の体を汚していった。

「りゅうせい、さんっ・・・・・・」

力尽きたようにぐったりともたれ掛かりながら、焦点の合わない瞳で竜生を見つめる雫。それに応えるように、竜生は彼女を再び強く抱き締めるのだった。

 

「ちょっと、いい加減僕の体返してよ!」

「別にいいでしょ、元はそっちが無理やりしてきたんだから。竜生さんが分かってくれてるし、戻らなくても私は構わないもの」

夜。あれから雫と竜生は、波に止められるまで延々とセックスをし続けていた。親が帰ってくるという事情が無ければ、明日の朝まで続けていたかもしれない。

げっそりとした、しかし満足げな雰囲気を漂わせた竜生が帰った後、姉弟はリビングで口論を交わしている。曰く、元に戻るべきか否かを。

「いいから早くこれ飲んでって!そうすれば元に戻れるから」

「嫌よ。私、波の体気に入っちゃった。私よりも可愛いし、気持ちいいし。それなのに、竜生さんは私を私として愛してくれるし。流石にちょっと疲れたけど」

疲労の色が濃い雫は、自分の・・・・・・波の部屋へと引き上げようとする。波は慌てて追いかけるが、肩を掴もうとした手をすげなく振り払われてしまった。

「ちょ、お姉ちゃん変だよ!?そんな性格じゃなかったじゃん!」

「あんたも、振り回される方の気分を味わってみなさい。じゃあ、お休み」

部屋の扉が閉じて、鍵を掛ける音が聞こえる。どうすることも出来ず、波は涙目で叫んだ。

「僕が悪かったから!お願いだから、元に戻してよーーー!!」

波をこらしめる為、雫が元に戻ることに同意したのは1ヶ月だったのだが、それはまた別のお話。

 

 

 

 

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