※この作品はR-18です。

TSアイテムで人生が変わる話   作:てぬてぬ@TSF

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寂れた祠の神様と帰省中の少年が入れ替わる話・後編

翌日。九桜は約束通り、朝早くに祠へと来てくれた。その上、沢山の食べ物が入った袋まで。友達と食べるからと貰ってきたらしい。

 

「あの、バレたりしてない?九桜の喋り方だと、変に思われるんじゃ」

 

「案ずるな。わしとて誤魔化すことくらい出来るわい。ん、んん。こんな感じに、普通に喋ることも余裕だし。だからバレてないよ、大丈夫」

 

ぼくそっくりに話す九桜。これなら多分、入れ替わりがバレることは無いだろう。それと同時に少し怖くもなった。バレないということは、入れ替わりに誰も気付けないということだ。家族も、きっと学校の友達も。ゾッとしてしまう。

 

「どうしたレイト?ほれ、入れ替わってから何も食っとらんじゃろう。食事は必要無いとはいえ、美味いもんを食えば心が和らぐのは変わらん。わしも、はよう精をつけんといかんしな」

 

はっと正気に戻ると、目の前には九桜が差し出してきたサンドイッチがある。具材はツナとチーズ、トマト。ぼくの好物だ。きっとお母さんが作ってくれたやつだろう。

 

「あ、ありがとう。これって・・・・・・」

 

「うむ。おぬしの母君に作ってもらったもんじゃ。弁当としてねだったんじゃが、まぁ今食っても問題無いじゃろう。本来、レイトが食うべきもんでもあるからの」

 

こちらの気持ちを知ってか知らずか、不安を払拭するように微笑む九桜。ありがたく受け取ってサンドイッチを口にする。うん、美味しい。神様の口でも味の感じ方は同じみたいだ。

 

「とりあえず、精を放つのは昼過ぎじゃの。まだ溜まっとる気がせん」

 

一通り飲み食いした後、九桜はズボンの股部分を掴みながら言う。ぼくの体でそういうことをされるのは恥ずかしいけど、誰も見ていないしいいか。それで、うん、やっぱり精液はすぐに溜まらないらしい。友達の話をもっと真剣に聞いていればよかったな。

 

「じゃあ、また色々話そうよ。時間はあるし。九桜の話もっと聞きたいからさ」

 

「ふむ。入れ替わっとるとはいえど、言の葉を交わすにはなんの問題無かろうて。わしもレイトの話を聞きたい故な」

 

ぼく達は頷き合い、隣り合わせで岩に腰を下ろす。そして、入れ替わる前と同じように語り合い始めた。まるで、この後にしなくてはならないことから目を逸らすように。

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅっ、舌でそこやめっんんん・・・・・・!」

 

「じゅる、ずぞっ、んぐっ」

 

夕暮れの時間。ぼくは昨日と同じように、九桜の前にしゃがんでおちんちんをしゃぶっていた。拒否感もあるし嫌でたまらないはずなのに、実際におちんちんを前にするとそれらが吹き飛んでしまう。全身が、特にお腹の下辺りが熱くなって我慢が出来ない。

 

我慢汁を啜りながら、おしっこが出る穴を舌でほじくる。九桜がびくびく震えるのがちょっと楽しかった。おちんちんは昨日よりも固く、大きくなっているように感じる。なんでだろう?そんな急に成長なんてしないだろうし。そう思いつつも口の動きは止めない。早く欲しいのだ。精液が。

 

「いかんっ、もう出るぞっレイトぉっ・・・・・・!」

 

九桜の切羽詰まった声。来る。あの爆発が来る。ぼくは根本までおちんちんをくわえ込んだ。瞬間、子種が放たれる。びゅうびゅう、どくどくとぼくの内側を蹂躙していく。今度は途中で逃さないよう、懸命に全てを呑み込んでいった。

 

「んんっ、ごくっ、ふぅっん」

 

「まだっ出るかっ、んぐぅ」

 

ごくり、ごくり、ごくり。絶え間無い射精に合わせるように喉を動かす。やがて噴き出してくるものが無くなると、僕はおちんちん全体を丁寧に舐め取ってからようやく口を離した。あぁ、名残惜しい。なんかお腹がじゅんじゅんする。

 

「ふうぅ・・・・・・。なんじゃ、昨日よりも多く出た気がするの。大丈夫か、レイト?」

 

「あ・・・・・・うん。大丈夫。これで足りるかな」

 

「ふぅーむ。いや、ちと足りんか。まぁ、明日できっちり溜まるじゃろう。もう少しの辛抱じゃ」

 

「う、うん」

 

九桜と話しながら、ぼくはちょっと不安になっていた。どうしよう、全然気持ち悪くない。昨日は、正気に戻ったらちゃんと気持ち悪かったのに。拒否感も無いし嫌でもないし。どうしちゃったんだろう、ぼく。

 

お腹の疼きが伝えてくるままに、ぼくは目の前のおちんちんから目が離せない。ぼくの、九桜の唾液でてらてらと光っている。もう小さくなってしまっているけど、また舐めたら大きくなるだろうか。あぁ、もう。何を考えてるんだ、ぼくは。

 

「レイト?どうした、ぼーっとしておるようじゃが。辛かったのか?」

 

「う、ううん大丈夫。明日、戻れるんだよね。よかった」

 

自分でも分からない感情を取り繕い、慌てて立ち上がるぼく。九桜は訝しげにこっちを見つめてきたけど、何も言わずトランクスとズボンを引き上げた。そろそろ帰らないと家族が心配する時間だ。

 

「では、わしは一旦帰るが・・・・・・本当に、大丈夫か?」

 

「大丈夫だって。また明日、だね」

 

念押しするような九桜に頷き、変に思われないよう微笑みつつ手を振る。何度も振り返りながら遠のいていく背中を見つめ、ゆっくりと岩に腰を下ろした。また夜が来る。孤独で長い夜が。

 

「・・・・・・」

 

だけど、今夜は少し違った。昨日は寂しくて仕方なかったけど、今は何故か体の疼きが止まらない。九桜が去った後も全身の熱は消えなかった。日が落ちて、綺麗な夜空が広がってからも、全然治まってくれない。

 

「ふぅ、はぁ」

 

熱い息を吐きながら、ぼくは岩に座ったまま体をくねらせる。一体何が起きているんだろう。茹だった頭で考えても答えは出なかった。まるで本能に急かされるように、ぼくの手が九桜の体、その股間に伸びる。

 

「っ」

 

そこはびっしょりと濡れていた。九桜は下着を履いていないみたいで、のっぺりとした感触がする。当然、おちんちんはついていない。これが九桜の、女の子の・・・・・・。

 

「だ、駄目だっ」

 

ほんの少しだけ残っていた理性のおかげで、ぼくは股間から手を遠ざけた。駄目だ、駄目だ、駄目に決まってる。九桜は神様だけど、それでも見た目はただの女の子だ。彼女がいない間にこんなことをしようとするなんて、絶対に駄目だ。

 

それなのに、疼く。疼いてしまう。もう、なんなんだよこれは。ぼくは自分自身を抱き締めるように丸まった。心臓の鼓動が、熱い息が、そして疼きが。ぼくの心を揺さぶってくる。

 

早く朝になってほしい。早く九桜に来てほしい。そう考えているけど、いつまで経っても日は昇らない。ずっと夜のままで、疼きはどんどん増していた。歯を噛み締めて堪える。だってこれは九桜の体だ。ぼくが好き勝手していい訳が無い。

 

「・・・・・・っ、駄目、なのに」

 

だけど、夜はあまりにも長過ぎた。まるで永遠だ。ぼく一人じゃあ、正気を保っていられない。体の奥からどんどん溢れてくる疼きに耐えられない。

 

「あ、んっ」

 

ぼくは再び股間に手を伸ばす。割れ目に触れた瞬間、口から甲高い声が漏れた。駄目だ。してはいけないことをしている。そう告げる理性はあっという間に吹き飛んで、人差し指をそっと割れ目に這わせてしまった。

 

「んくぅっ・・・・・・!」

 

ビリビリと快感が走る。それは刺激的で鋭くて、自分の体でするオナニーとは全然違う。同時にお腹の下がきゅんきゅんと疼いた。あぁ、これは。本能的に理解する。精液を欲しがっているんだ。九桜の体が。

 

「ふ、ぅ、んああぁっ!」

 

割れ目の上部分にある突起、そこに指が触れた途端強い快感が襲ってきた。周囲に響く程の声を上げちゃったけど、よく考えれば誰にも聞こえないんだ。我慢する必要は無い。ぼくはタガが外れたように股間を擦り、九桜の口で喘いでしまう。

 

「んっ、はぁっ、んんんっ!」

 

熱い。体が熱い。法被を脱ぎ捨てて、股間に伸びる手とは逆の手を九桜の胸に伸ばした。そうしろと訴えてくる本能に流されるまま。九桜の胸は僅かに膨らんでいて、ぼくのものとは全然違う。なだらかなそれに手を当てると、乳首が固くなっていた。

 

撫でるように揉む。柔らかい。そして、じんわりと気持ちいい。股間の気持ち良さが全身を揺さぶる感じなら、こっちはそっと包んでくれるみたいな気持ち良さだ。でも乳首は違う。割れ目の上にある突起みたいに、鋭い快感が脳に走る感じだ。

 

もう止まらない。止められない。ぼくは九桜の体から感じる気持ち良さに夢中になっていた。割れ目からはどろどろと液体が溢れ、股間と指先を濡らしていく。ぬるぬるとしているからおしっこではない。我慢汁みたいなものだろうか。

 

「っっっ!!!??」

 

不意に。指先が滑り、割れ目の間にずぶりと入ってしまう。瞬間目の前が真っ白になった。全身がぶるぶると震えて、お腹の下が暴れるように疼く。何も分からないまま、ぼくはただ痙攣していた。あまりの快感に、意識を失うまで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「───っあ」

 

どれくらいの時間が経ったのか分からない。気付けばぼくは祠の近くで倒れていて、地面は汗や変な汁で湿っていた。太陽は昇ってないからまだ夜みたいだ。

 

「さっきの、って」

 

体を見下ろすと、なだらかな胸と濡れたままの内股が見える。やってしまった。多分これ、女の子のオナニーだ。友達から教えられたことがある。男と同じで女もオナニーするって。正気に戻ったぼくは顔を真っ赤にして、脱ぎ捨てた法被を急いで羽織った。

 

「最低だぼく、九桜の体でなんてことを・・・・・・ううぅ、どう謝れば」

 

確かに、九桜はぼくの体で射精している。でもそれは必要なことだからだ。元に戻る為に仕方なくやったこと。でも、今のぼくはただ気持ち良さに流されてしまった。本当、最低で最悪だ。明日どんな顔で会えばいいんだよ、もう。

 

正直、まだ体は疼いている。でももう絶対に手は出さないと気を引き締めた。というより、罪悪感が凄くてそれどころじゃない。ぼくは自分を責め続けながら、朝が来るのをひたすら待つ。いつの間にか虫やカエルの鳴き声も聞こえなくなっていて、多分だけど深夜なのかな。

 

「ふぅー・・・・・・」

 

よかったと言えばいいのか、オナニーをしたおかげで孤独感や恐怖心はだいぶ薄くなっていた。いや、それも最低だよ。とにかく、九桜にはやってしまったことを正直に話すしか無い。心から謝れば許してくれるだろうか。

 

岩に座り込み、ぼーっと景色を眺める。火照った体は少しずつ治まっているけど、お腹の底から疼きを感じてしまって首をぶんぶんと振った。我慢だ、我慢。これ以上、九桜の体を好き勝手しちゃいけない。

 

眠気が来ないまま、時間はとてもゆっくりと流れていく。待ち侘びた朝日が見え始めた時は、思わず立ち上がってぶんぶん手を振ってしまった。恥ずかしくなってすぐにやめたけど。誰にも見えないとは分かっていても、恥ずかしさはどうしようもないのだ。

 

あとどれくらいで九桜は来てくれるだろうか。朝ご飯を食べてからになると思うし、まだまだかかるかな。でも、もうすぐだ。もうすぐ九桜に会える。そして、元の体に戻れる。やっちゃったことを謝らないといけないのは、ちょっと不安だけど・・・・・・。

 

ふと空を見上げると、太陽が燦々と日差しを降り注がせていた。夜空よりも安心出来る気がする。どれだけ遅くても、あの太陽が真上・・・・・・正午になるまでには来てくれるはずだ。暑くなってきたので日陰に移動しつつ、ぼくは九桜を待ち侘びる。謝罪の内容を考えながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・なんで」

 

太陽が真上に来ても、沈んでいく夕焼けが辺りを照らしても。九桜は姿を現さなかった。なんで?どうして?治まっていた不安と孤独感が一気に噴き出し、ぼくは挙動不審になりながら忙しなく辺りを見渡す。だけど、待ち望んでいる人影はどこにも見当たらない。

 

何かあったんだろうか。この場所に来れなくなる程の何かが。心配になると同時、恐ろしい考えが頭に浮かんでしまう。もしかして、九桜はぼくの体を持ち逃げしたんじゃないか?いや、ありえない。だってあんなに優しくて、元に戻る為に頑張ってくれているのに。

 

だけど、ぼくは知っている。思い知ってしまった。ここで一人、誰にも気付かれずに過ごす寂しさを。だから、九桜がここから抜け出したいと思っていても不思議じゃない。

 

あぁ、本当に最低だ。九桜の体を好き勝手するだけじゃなく、その上彼女を疑うなんて。きっとちょっとしたトラブルがあっただけのはず。明日になれば、何事も無かったかのように姿を現してくれるはず。そうだ。そのはず、なんだ。

 

「うぅ」

 

情けない声が漏れる。九桜が来てくれないという事実が、それ以上に彼女を疑ってしまった自分のせいで心が痛い。ぼくは岩に座ったまま、丸くなるみたいにうずくまった。息が自然と荒くなり、目に涙が滲んでしまう。

 

そして、また夜が来る。一人ぼっちの夜が。昨夜はオナニーをしてしまったおかげで気持ちを紛らわせていたけど、今は色んな感情に襲われてどうしようもない。ぼくに出来るのは、目をぎゅっとつむって震えることだけだ。

 

怖い。ずっとこのままなのが怖い。九桜はどうしたんだろう。裏切ったなんてありえないと信じているけど、じゃあなんで来てくれないんだ。もしかして、急な病気で病院に運ばれたとか。それとも家族に何かあったのか。どっちにしろ最悪だ。何も無ければいいけど、それはあり得ないと現状が伝えてくる。

 

駄目だ、今は何も考えちゃいけない。自分に言い聞かせ、マイナス思考を止めようとする。でも、そう簡単にどうにかなるものじゃなかった。次から次へと湧き上がってくる負の感情が、ぼくの心に沁み込んでくる。

 

「ううぅぅっ・・・・・・!」

 

耐えられない。耐えられないよ、こんなの。このまま一人ぼっちで、誰にも見つからずになんて生きていけない。九桜のことを疑いたくないのに、疑ってしまう自分が嫌で嫌で仕方がない。ぐるぐると、同じ思考が無限に回り続けてしまう。

 

朝まであと何時間?それまでぼくは正気でいられるのかな。だって、こんなに辛い。苦しい。でも、頑張らないと。きっと明日には九桜が来てくれる。そう信じるしか、今のぼくには出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

結局。朝日が昇ってしばらく経っても、九桜は姿を現さなかった。間違い無い、何かあったんだ。

 

よく考えれば、ぼくと九桜が出会って数日しか経っていない。それに、その内半分以上の時間は入れ替わった状態だった。ぼくは九桜と話すのが楽しいと思ってたけど、あっちはそうじゃなかったのかも。だって、いつまで経っても帰ってこないんだから。

 

いや、違う。でも、もしかして。疑念と自責に挟まれて、ぼくは逃げるように股間へと手を伸ばした。お腹の下から感じる疼きだけが、どろどろと濁った気持ちを救ってくれる気がしたから。駄目だと分かっているけど、もうこれ以上苦しさに耐えられない。

 

「ん、んんっ」

 

湿っていない割れ目を指で撫でる。そうすると疼きが増して、すぐに汁が滲んできた。快感はまだ小さくて、ピリピリと痺れるような感じがする。ぼくは疼きに支配されたまま、少しずつ指の動きを激しくしていった。すぐに体が熱くなって、あっという間に快感が大きくなっていく。

 

何故かは分からないけど、一度目よりもっと気持ちがいい。法被の中に手を突っ込んで胸を揉みながら、びっしょりと濡れた割れ目に人指し指を押し込んだ。ぬるっとした感触と一緒にお腹の下がずくんと疼く。同時に質の違う快感が襲い掛かってきた。

 

「ひぁぁっ!?」

 

日光の下、あられもなく喘いでしまうぼく。指先が入っただけなのにまるで丸太に貫かれたみたいだ。それなのに全然痛くない。むしろ満たされているというか、疼きがもっと奥に入れてくれと訴えてくる。

 

「んっ、ぅ、んんん・・・・・・!」

 

それに従って人差し指を奥に進めていくと、内側が擦られて快感が増していく。頭がパチパチして、今していること以外の何もかもがどうでもよくなっていった。ただただ気持ちがいい。抜いて挿すだけで、男じゃ絶対に味わえない快感が全身を駆け巡る。

 

「くうぅっ、んっああぁ!」

 

気持ち良さが押し寄せる度、どんどん疼きが強くなっていった。もっと、もっと欲しい。指の動きはどんどん激しくなり、股間から汁が噴き出す。内股や地面を濡らしてしまうけど、今のぼくにはどうでもいい。ひたすらに九桜の体に溺れていく。

 

あぁ、駄目だ。届かない。割れ目の内側が、その奥が欲しがっている。お腹の下の疼きがあれを欲しがっている。あの時夢中でしゃぶったもの。口の中にぶち撒けられて、ごくりごくりと飲み込んだもの。おちんちんと精液がたまらなく欲しい。

 

でも、ここに九桜はいない。ぼくの体は存在しない。だから二本目の指を入れて、じゅぷじゅぷと抜き挿しを繰り返した。それで全部が満たされはしないけど、次々と押し寄せる快感が意識を塗り潰してくれる。

 

「っんんんんんああぁぁっ!!!」

 

頭の中で何かがぱちんと弾けて、ぼくは全身を痙攣させた。遠くまで響く大きな声を上げ、ただただ気持ち良さに身を任せる。それでも指の動きは止められない。もう片方の手で割れ目の上にある突起もいじり、限界を超えた快感を味わい続けた。

 

「あぁっぐううぅっはぁっ・・・・・・!」

 

弾ける。弾ける。頭の中で何度も何度も、沢山。弾ける度に何もかも分からなくなっていく。自分がどこにいるのかも、何に悩んでいたのかも、誰を待っていたのかも。全部全部、快感に溶けて消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

それから、ぼくは九桜の体でひたすらオナニーをし続けた。昼も夜も関係無く、自分の心を埋め立てるように。おかしくなっていると自覚していても止められない。止めた瞬間、現実を直視して狂ってしまうだろうから。

 

時間の感覚も消え去って、あるのはただ膨大な快感。それと、治まるどころかどんどん強くなる疼きだけだ。ずっと股間をいじっても、胸を揉んでも大事な所が満たされない。お腹の下が切なくなって、指を限界まで奥に入れても届かない。どうしようもなかった。

 

声が枯れるくらい喘いで、何度頭の中が弾けても全然疲れない。睡眠も食事も必要無い。今の自分は人間じゃないから。九桜は神様だから。そんな事実が恐ろしくて、オナニーの激しさが増してしまう。

 

九桜は戻ってこない。だからぼくはずっとこのままなんだろう。ずっと体をまさぐって、祠の近くから離れられないまま。いっそ消えてしまった方がいいのかな。快感の合間に浮かぶ考えは、どれもが後ろ向きで濁ったものだった。

 

「ひっ、はぁっ、んぐ・・・・・・!」

 

涎と涙、汗で顔がぐちゃぐちゃになっている。でも、もう気にする必要も無かった。誰にも見られないんだし。どれだけ恥ずかしいことになっても、気付かれないなら恥ずかしくない。それよりももっと気持ちよくならないと。思考を塗り潰してしまわないと。

 

割れ目の中に入れている指を折り曲げ、内側を強く刺激する。その度にぎゅっと力が入って、ぱちぱちと頭の中が弾けた。割れ目の上にある突起も指先で押し潰し、残った片手で乳首を強くつまむ。全身を快感が走り抜けて、喉の奥から声が押し出された。

 

「あああぁぁぁぁっっっ!!!」

 

自分の意思も関係無く体が跳ねる。股間から沢山の汁が噴き出して、地面を汚していく。そうしてぼくは、何百回目になるかも分からない気絶をしてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「───い!おい!」

 

声が聞こえる。誰の声だろう?なんか聞き馴染みがあるような。声変わりしてもあんまり低くならなかった、ぼく自身の声だ。

 

「返事をせいレイト!」

 

「・・・・・・あ、え?」

 

ゆっくりと目を開くと、微かに顔の輪郭が見えた。ずっとオナニーし続けていたせいで視界が霞んでいる。分かるのは、ぼくの顔を覗き込んでいるということだ。声から必死さが伝わってくる。もしかして、もしかしてだけど。

 

「く、おう?」

 

「そうじゃ!意識をしっかり保て!ええい、まさか神力が暴走しかかっとるとは・・・・・・!」

 

何か言っているけど上手く理解出来ない。だけど、目の前に九桜がいる。戻ってきてくれたんだ。

 

「くおう、ごめん、ぼく・・・・・・」

 

「無理に喋らんでいい!それよりも気を強く持つんじゃ!次意識を失ったら戻ってこれんぞ!」

 

変なの。戻ってきてくれたのは九桜なのに。それよりも謝らないと。彼女の体で無茶苦茶やってしまったんだから。だけど、酷く眠い。安心したからだろうか。また意識が落ちそうになる。それを止めようとしているのか、九桜は焦ったような声色でぼくに呼びかけていた。

 

「駄目じゃ、わしの顔を見ろ!目を見開け!このまま消えるなぞ許さん!」

 

ぎゅっと手が握られる。快感まみれで鈍くなった感覚が少しずつ戻ってきた。ぼくの、九桜の手の温かさが伝わってくる。でも、握り返すことが出来なかった。力が入らないというか、とても疲れている。オナニーする時はあんなに激しくしていたのに、今は指先一つ動かせない。

 

「っ、仕方ない・・・・・・!強引に鎮めるしか無さそうじゃ。すまんレイト、おぬしの精を注ぐぞ」

 

そう告げる九桜が覆いかぶさってくる。ぼくはされるがままに股を広げられて、ぼくの、彼女の顔がぐんと近付いた。股間に何か、熱いものが添えられている。瞬間、お腹の下が狂ったように疼いてしまった。今までよりも遥かに強く。

 

「あっ、う・・・・・・く、九桜?」

 

「安心せい、今鎮めてやるからの。なんとか耐えとくれ。んっ・・・・・・」

 

「え、えっとあぁっ!!!??」

 

ずぷり。パズルのピースがぴたりとハマるみたいな感覚。熱くて気持ちよくて、一瞬で意識が覚醒した。入ってくる。ぼくの中を押し分けて、ずっと待ち望んでいたものが入ってくる。

 

「くおっなにっああぁぁっ!!?」

 

「すぐに出す、それまでの辛抱じゃ。ぐむ、ぅっ」

 

九桜の切なそうな呻き声。だけどぼくはそれどころじゃない。全身を快感が暴れ回って、お腹の下が疼いて疼いて仕方なかった。もっと、もっと奥に。疼いているその場所まで、もっと欲しい。気付けばぼくは、ぼく自身の、今は九桜の腰に両足を絡めていた。

 

「ふぅっんんんんんんっっっ!!!」

 

お腹の下で疼いている場所に、入ってきたもの・・・・・・ぼくのおちんちんが届く。頭の中がどろどろに溶けるみたいな気持ち良さだ。同時に幸せな気分に包まれて、目の前の九桜に抱き着いた

 

。肌が彼女に擦れるだけで体がびくびくと跳ねる。そして、

 

「んむっ!?」

 

何かに煽られるみたいに、ぼくは九桜の唇と自分の唇を重ねてしまった。腕を首に回して離れられないようにする。触れてくる唇は少しがさついていて、鼻から漏れる息が顔にかかった。強引に振り解かれてしまい、顔が離れると九桜の赤面した顔が見える。

 

「んんんっ、ぷはっ!レイト、何を」

 

「くおうっ、くおっくおうっ・・・・・・!戻ってきた、戻ってきたんだ・・・・・・!ねぇ、もっとぎゅってしてよ、お願いだから!」

 

快感と幸福感だけじゃない。九桜が戻ってきてくれて、ひとりぼっちのぼくに会いに来てくれて、嬉しくてたまらない。ぼくは目の前の神様の名前を何度も呼びながら振り解かれた腕を伸ばす。

 

「ええい、錯乱しとるのか。これもわしの責任じゃ、望むがままにしてやろうぞ!」

 

九桜の腕がぼくの背中に回されて、二人の体が密着する。よかった。本当によかった。安堵でだらしない笑みを浮かべていると、密着していた腰が動き始めた。途端に頭の中が快感と幸福感に塗り潰されてしまう。

 

「っっっあああぁぁぁ!」

 

もっと気持ちを伝えたいのに、口から漏れるのは悲鳴みたいな声ばかりだ。だって我慢出来ない。腕と足に勝手に力がこもって、一層強く九桜を抱き締める。そうすると、まるで応えるかのように腰が叩きつけられた。

 

「はぁっくうぅぅぅっんんんんんっ!!」

 

また悲鳴が漏れてしまう。酸素が足りなくてぱくぱくと口を動かすぼくに、だけど九桜は内側を深く抉ってきた。奥の奥、行き止まりにごつんと当たって視界がパチパチと白く光る。駄目だ、何がなんだかもう分からない。

 

オナニーとは比にならない快感。心も体もどろどろのぐちゃぐちゃだ。でも、不安は一切感じなかった。だって目の前に九桜がいる。神様がいる。お腹の中にも、疼いている場所にも届いている。だから大丈夫。もう、一人じゃないんだから。

 

「限界、じゃっ、出すぞレイトっ!!!」

 

九桜の声に返事も出来ず、ぼくはただ待ち侘びた。行き止まりを何度も突かれて意識が飛びそうになりながら。そして、その時が来る。入っているおちんちんが大きくなる感覚と一緒に、熱いものが迫ってくるのが感じられた。

 

「っあ、あぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!」

 

一番奥で熱いものが弾け、ぼくの頭も一緒に弾けた。ずっとずっと体が欲しがっていたものが、お腹の下の疼きに注がれている。あぁ、満たされていく。心も、体も、ぼく自身も。快感と満足感の嵐に呑まれて、ぼくは今度こそ意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

消毒液みたいな匂い。目を開けると、知らない天井が視界に映った。ここはどこだろう?ぼんやりと天井を見つめ続けていると、さっきまでの記憶が徐々に戻ってくる。

 

「っ!?」

 

がばっと体を起こし、慌てて周囲を見渡した。ぼくはベッドに寝かされていたみたいで、枕側以外の方向にはカーテンが敷いてある。そして、

 

「おぅ。目が覚めたか、レイト」

 

「く、九桜?」

 

ベッドの横には九桜がいた。ぼくの体じゃなくて、彼女自身の体の九桜が。驚いて自分自身を確認してみると、こっちも元の体に戻っている。え、あれ、どういうこと?

 

「うむ。どうやら魂も無事なようじゃな。何よりじゃ」

 

「ええと、ちょっと待って。元に戻れてる、んだよね」

 

「どうにか、の。あの後、おぬしが周囲にまき散らしていた神力を用いて鈴を使ったんじゃ。ちと不安定じゃったが、なんとかなった。ただ、色々と説明することが」

 

九桜が何か話そうとしたところで、遮るようにカーテンが開いた。そこにはお父さんとお母さん、それと白衣の知らない人が立っている。両親に抱き着かれたり白衣の人・・・・・・お医者さんから説明を受けたり、一気にてんやわんやになってしまった。

 

───しばらく後。ぼくはベッドで横になりながら両親やお医者さん、九桜から説明されたことを纏めていた。曰く、先日実家から急に帰ったのは、家に空き巣が入って事情聴取を受けなきゃいけなくなったから。その時ぼくはかなりゴネていたけど、両親も慌てていたから無理に連れ帰ったらしい。

 

曰く、ぼくは家を勝手に抜け出して一人で実家の方に向かった。メモに実家に向かうと書き残して。連絡を受けたお爺ちゃんが村の中を探すと、解体予定の祠近くで倒れているぼくを発見。そのまま救急車を呼ばれ、病院に運ばれたとのこと。

 

つまり、ぼくは九桜に裏切られたわけじゃなかった。本当に申し訳ないし少しでも疑ってしまった自分が情けない。さっきは色々あって忘れてたけど、しっかりと謝らなきゃ。そして、当の彼女はというと・・・・・・。

 

「いやぁ、最近の病院は凄いのぉ!見たことも無いものが沢山じゃ!これが進歩、発展というもんか。うむうむ」

 

「お帰り、九桜」

 

満足気な様子の九桜が戻ってくる。そう。何故か九桜は祠から離れ、ぼくが運ばれた病院までついてこれるようになっていた。彼女が言うには、ぼくとの魂の結びつきが強くなったかららしいけど、詳しいことは分からない。

 

でも、きっといいことだ。もう九桜は一人じゃない。ぼくが一人じゃないように。代わりにぼくが祠みたいになっているようで、今の九桜はぼくから遠くに離れることは出来ない。それでも範囲は広くなっていて、病院内くらいなら見て回れるみたいだ。

 

「おう、レイト。少しは落ち着いたかの?かくいうわしは正直浮かれとるぞ。怪我の功名とはいえ、まさかこんなことになるとは思わんかったわい」

 

「あ、えっと、うん」

 

謝罪の言葉を口にしようとしたけど、満面の笑みを浮かべる九桜に水を差したくなくて押し黙るぼく。なぁなぁで終わらせるのは駄目だし、また今度謝ることにしよう。うん。そんな考えを見抜いたのか、不意に真面目な顔になった九桜が顔を近付けてきた。

 

「な、なに?」

 

「うむ。まぁ、あれじゃ。先程も言うたが、わしと離れていた時のことは気にするな。あれはおぬしの意思ではないと知っておる。神力が暴走し、情欲に流されたのは仕方なきことよ。じゃから、気にするな」

 

「っ・・・・・・」

 

ぼくが九桜の体で好き勝手したのは、神力?が暴走したせいらしい。さっきも聞いた説明を、九桜はこちらを慮るように繰り返す。うぅ、情けない。あんなに迷惑をかけたのに気遣ってくれるなんて。やっぱり駄目だ、今言葉にしないと。

 

「違うんだ九桜。ぼくが気にしてる、というか謝りたいのは、その・・・・・・何日待っても戻ってこなかった時、ぼくは君を疑った。裏切られたんじゃないかって。このまま元に戻れないんじゃないかって。九桜はずっとぼくを心配してくれていたのに」

 

「それも気にするな、レイト。誰にも見られず、話せず。孤独とは人間には耐えがたい。わしは神じゃから長く在れたが、おぬしのような坊主がそう思ってしまうのも無理からぬ」

 

「で、でも」

 

「いいんじゃよ。結果を見れば万事解決じゃ。元の体に戻り、おまけにわしはこうして祠から離れた場所にいる。まぁ、おぬしを祠代わりにしてしまっとるのは申し訳無いが」

「九桜が謝らないでよ。だってぼくは」

 

これ以上の言葉を遮るように、ぼくの唇に指を当てる九桜。優しげな笑みを前にすると何も言えなくなってしまう。

 

「ならばおあいこじゃな。レイトは気にするな、わしも気にせん。それでよかろう」

 

「む、むぅ・・・・・・」

 

「かっか!膨れても無駄じゃ。それそれ」

 

ぼくのふくれっ面をつつきながら、九桜は心の底から楽しそうに笑う。そんな様子を見ていると、ぼくもつられて楽しくなってきてしまった。本人がこう言ってるんだからいいか。いいってことにしよう。ぼく達は笑い合いながら、互いに頬をつついてじゃれるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほーう、ほう。ここがレイトの通っとる学び舎か。大きいのう、高いのう。しかもこれ程人が多いとは。うぅむ、感慨深い」

 

「大丈夫だと思うけど、騒ぎを起こすのはやめてね。ほら、力が戻ってきてるみたいなんだし」

 

校門をくぐりつつ小声で注意する。九桜はぼくの横を歩いているけど、やっぱり他の人には見えていないみたいだ。たまに生徒が横を通る時、彼女の体と重なるけど何事も無かったかのようにすり抜けている。

 

新学期の初日。ぼくは九桜と一緒に登校していた。彼女はぼくの家までついてきて、現代の社会を見て楽しんでいるみたいだ。ぼくとしても、新しい家族が増えたみたいで嬉しい。まぁ、ぼく一人にしか見えていないんだけど。

 

「分かっとるよ。心配せんでも無茶はせん。しかしまぁ、中を見て回るくらいは問題無いじゃろ?気になってたまらんのじゃ、昨今の子供達がどのように勉学に励んでいるのか」

 

「時間ある時に案内するよ。他と比べてそんなに広いってわけじゃないし、別に普通だけどさ」

 

「それでよい。今を生きる者達の普通を感じたいんじゃから。かっか、楽しみでゾクゾクするのう」

 

九桜はとても上機嫌で、目を輝かせながらキョロキョロと辺りを見回していた。気持ちは分かる。村から、祠から離れられなかった彼女にとって、今の状況は新鮮で仕方ないんだろう。そんな様子を微笑ましく眺めていると、いつの間にか教室まで到着していた。

 

ぼくが変な行動をした上に一時入院したのは噂になっているみたいで、クラスメイトが挨拶と共に心配したり茶化したりしてくる。事情が事情なので曖昧に返答しつつ、久しぶりの再会に喜んでいると九桜が優しげな目つきでぼくを見つめていた。慈しみというか、慈愛に溢れている表情だ。

 

「何?なんか、変な顔してる」

 

「いやいや。レイトにも友達がおったようで何よりじゃ。うむうむ」

 

「なんだよそれ。確かにちょっと少ないかもしれないけど、ぼくにだって仲のいい友達はいるって話したじゃん」

 

からかうような口振りに頬を膨らませ、ぼくは自分の席に座る。小声だからまだ気付かれていないけど、これ以上九桜と話していたらクラスメイトから変に思われそうだ。そろそろホームルームも始まるし、しばらくは黙らないと。

 

「ならば、少し辺りを見て回るかの。授業が始まる前には戻ってくる、安心せい」

 

そのことを伝えると、九桜は気にする様子も無く教室から出ていってしまった。壁をすり抜けて。うーん、改めて考えるとすごいなぁ。こうやって普通に話せてるけど、彼女は神様なわけで。まさか一緒に学校に来れるなんて、出会った時には考えもしなかった。

 

「・・・・・・ふふ」

 

なんだか楽しくなって笑ってしまう。隣の席のクラスメイトが変なものを見るような視線を送ってきたので慌てて表情を引き締めるけど、心はどうにも浮ついている。新学期の始まり。それは、今までと違う何かが起きる予感に溢れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「だからって、なんでこういう・・・・・・!んんっ!」

 

「いやぁ、すまん。はしゃぎ過ぎた。よもやここに地鎮の結界が残っとるとは。消える程ではないが、ちと疲れ過ぎてしまっての」

 

窓から夕焼けが差し込む放課後。ぼくは部活に入ってないから帰るだけなんだけど、ちょっと疲れた様子の九桜にとあることを提案されていた。それは、えっと、つまり・・・・・・神力の補充だ。

 

「帰ってからでもっ、いいじゃん。んくっ、そこやめてっ・・・・・・!」

 

「母君にバレんよう、気を遣うのは面倒故な。まぁ、学び舎でも同じことじゃが」

 

背後からぼくの胸を揉む九桜。そう、ぼく達はまたしても入れ替わっていた。鈴は入れ替わりの力を失っていないみたいで、九桜が力を込めれば入れ替わるのも元に戻るのも自在になったと言っている。問題は入れ替わってどうするかなんだけど・・・・・・。

 

簡単に言えば、神力を補充する時は入れ替わったりしている。その、えっちなことをする為に。元の体でも試してみたんだけど、上手く出来なかったのだ。おちんちんが大きくなっても、緊張のせいか精液を出せなかったり。それじゃあ神力の補充は出来ないから、こうして入れ替わっているんだ。

 

「あぁもう、もし学校の人にバレたら、っっ!?」

 

「そう言うな。おぬしも存外楽しんどるじゃろう?以前のむやみやたらな声と違い、艶が出てきとる」

 

乳首をこねくり回しながら、九桜がぼくの顔でにやりと笑う。確かに前みたいな罪悪感は覚えていない。むしろちょっと楽しみにしている自分もいた。だけど、流石に学校でこれは・・・・・・!いくら人が来ない空き教室だからって、リスクが高過ぎる。

 

「艶って、それは君がそんな手つきで触るから・・・・・・!」

 

「うむ、互いに慣れてきたということじゃな。さて、バレたくないなら手早くすませるかの。わしとしてはじっくり楽しんでも構わんが」

 

「ぼくの声で変なこと言わないでよ、もう。っふ、んん・・・・・・!」

 

九桜は悪戯っぽい笑みを浮かべたまま、法被をたくし上げぼくの股間に手を伸ばした。内股を伝って汁・・・・・・愛液が下に垂れるくらいぐしょぐしょだ。なんか前よりも濡れやすくなってるような・・・・・・。そう思った矢先、脳を貫通するみたいな快感が走る。

 

「っっっ!!?はぁっ、んっくぅ・・・・・・!」

 

クリトリスという名前らしい突起を指で潰され、ぼくの体が跳ねた。必死で声を抑えるけど指の動きは止まらない。されるがままのぼくの中にずぶりと侵入してくる。ただ入ってくるだけじゃなくて、気持ちいい部分を的確に刺激されてしまい限界だ。

 

「んぐっんんん!!」

 

声が漏れそうになった瞬間、九桜はぼくの顔を振り向かせて唇を重ねてくる。喘ぎは彼女の口の中に吸い込まれ、舌同士が絡まる音が脳内に響いた。唾液が混ざり合い、口の端から床にぽたぽたと垂れる。この間も指の動きは止まってくれず、体は絶頂・・・・・・イく寸前まで焦らされていた。

 

「さて、注ぐぞ」

 

長いキスの後顔を離し、紅潮した顔で九桜が告げる。いつの間にか下を脱いでいたみたいで、おちんちんが大きくそそり立っている。空き教室とはいえ、自分の体が下半身丸出しにしているのはおかしな気分だ。

 

「う、うん。来て、九桜」

 

焦らされたせいで一度イかないと辛くて仕方ない。ぼくは九桜の策略にハメられた気がしつつも、ぼくの、彼女のおちんちんをねだる。熱いそれが後ろから当てられ、中をかき分けて入ってきた。凄い快感と一緒に幸福感が押し寄せてくる。

 

「っあぁっふうぅぅぅ・・・・・・!!」

 

「あつっ・・・・・・中がいつも以上に蕩けとる。いい具合じゃ。気持ちいいか、レイト?」

 

「きもっち、いい・・・・・・!九桜、くおう・・・・・・!」

 

今、九桜とぼくは繋がっている。お互いのが入れ替わったまま。変だしおかしい。異常だ。でも、満たされていた。気持ちいいだけとは違う。ぼくは一人じゃない、孤独じゃないと思えて。ずっと近くで、九桜と重なり合っているから。

 

後ろからずんずんと突き上げられ、その度に喉から声が押し出される。九桜が口を押さえてくれているから空き教室の外には漏れていないけど、もしもバレたら人生終わりだ。そんなスリルすらも快感に変わって、ぼく達はひたすら没頭し続けた。

 

「むぅっ、搾られるっ」

 

ぼくの中が蠢いておちんちんをしつこく刺激する。九桜が慌てたような声を上げ、一気に腰を突き出してきた。一番奥にゴツンと当たり、思わず口を押さえている手に噛みついてしまう。そのままお腹の中が爆発するような感覚が襲ってきて、ぼくはイってしまった。

 

「んんんんんんんんんっっっ!!!」

 

ぼくの中にぼくの精液が注がれている。温かくて美味しくて、全身の隅々まで染み渡るようだ。一番奥・・・・・・子宮が精液を吸い上げ、ぼくは心身共に満たされていく。力が抜けそうになる体は九桜にがっしりと支えられ、ぼく達は繋がったまま向き合った。

 

「もう一発、よいか?最近おぬしの体は性欲旺盛での」

 

「ふぅっ、はぁっ・・・・・・早く終わらしてね。バレないように」

 

繋がってる場所からは白く濁った液体が零れ、ぼとぼとと床に落ちる。後で掃除もしないと。ぼんやりした思考と痺れるみたいな余韻は、九桜が再び腰を振り始めた瞬間消し飛んでしまう。

 

こうして、ぼくと九桜の新しい日常が始まった。ちょっとえっちが多過ぎるし爛れてるかもしれないけど、ぼくは満足だ。九桜という神様に出会うことが出来たんだから。この先どうなるのかも分からないまま、ぼくは彼女と肌を重ねるのだった。

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