※この作品はR-18です。

TSアイテムで人生が変わる話   作:てぬてぬ@TSF

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人格スライム化薬でいじめっ娘を乗っ取り人格汚染する話

「うぅ、どうして僕がこんな目に・・・・・・」

 

放課後の教室。自分の机の前に立ちながら、僕・・・・・・桐西尚之介は途方に暮れていた。机は油性のマジックペンで落書きがされていて、汚れた濡れ雑巾や給食の残飯塗れになっている。酷い有様だ。

 

高校二年生の今、僕は虐められていた。クラス替えの日、偶然転んだ先に女子がいたのが運のツキ。僕が押し倒した相手は学年の人気者な美少女で、親が学校に多額の寄付をしているという噂もある和野美耶音だったのだ。

 

それから先、僕の高校生活は地獄に変わった。クラスメイトはみんな和野さんの味方で、僕は変態の汚物扱い。先生達も見て見ぬフリで、僕を助けれくれる人は誰もいない。一人ぼっちで虐められる中、僕の心はとっくに限界だった。

 

だからといって、家族に相談して心配させたくもない。にっちもさっちもいかなくて、もうどうしようもない状況だ。机の周りを片付けながら深い溜め息を吐く。卒業まで後1年と半年、果たして耐え切れるだろうか。

 

「はあぁ・・・・・・」

 

ようやくの思いで机周りを片付け終わり、失意の内に帰路に着く。夕日も沈みかけ、辺りは薄暗くなっていた。まるで僕の心中を映しているかのようだ。酷く憂鬱で足取りが重い。明日学校に行くことを考えるだけで胸がジクジクと痛む。と、

 

「・・・・・・あれ?」

 

いつもの帰り道に見慣れないものが存在していた。露店だろうか、簡素な屋台によく分からない商品が並んでいる。屋台越しにいる人影が僕を見つけたのか、声を掛けてきた。とても若い・・・・・・というより幼く聞こえる。

 

「やぁ、こんばんは。良かったら見ていってくれ」

 

そこに立っていたのは着物姿の女の子。なんだか妖しげな笑みを浮かべながら、こちらを手招きしていた。な、なんか変だ。日も落ちて暗くなっているのに、なんでこんな小さい子が露店を?奇妙だと考えながらも思わず近付いてしまう。

 

「えっと、そろそろ夜になるけど。一人で大丈夫なの?」

 

「心配はいらないよ。それよりも君だ。随分と深刻そうな顔をしていたけれど、何かあったのかい?」

 

その言葉に僕はビクッと震えた。見上げてくる女の子の瞳は、まるで心の奥底まで覗き込んでくるみたいだ。古風な話し方もなんだか奇妙で、何故かゾッとしてしまう。こちらの事情が見抜かれているはずも無いのに。

 

「ぼ、僕は大丈夫。とにかく、お母さんやお父さんは?近くにいないなら、よければ家まで送っていくよ」

 

「心配はいらない、そう言っただろう?ふぅむ、どうやら他者を慮れる良い子のようだね。一品くらいはサービスしても構わないよ。ささ、見ていっておくれ」

 

僕の言葉を気にもせず、女の子は両手を広げて露店の品物を見せつけてきた。並んでいるのは変な石や小瓶、木箱に古い文庫本・・・・・・子供のごっこ遊びにしては色んなものが揃っている。

 

「う、うーん。ごめんね、今はお金が無くて」

 

値札は付いていないが、今の僕には絶対に買えないと分かる。何故なら学校で財布を取られ、有り金を全部奪われた後だからだ。いくらおままごとだとしてもタダで貰うわけにもいかないし、付き合うにも時間が遅い。

 

とにかく。どうしよう、警察とかに連絡した方がいいのかな。でも、そこまで大事にしたら女の子が親御さんに怒られちゃうかも。あれこれ悩んでいると、当の女の子は可愛らしく小首を傾げつつ口を開く。

 

「構わないさ。一品はサービス、サービス。さ、どれでも一つ選んでくれ。なに、遠慮はいらないよ」

 

「え、えぇと・・・・・・」

 

女の子の押しが強い。元々気弱は僕は押し切られ、仕方なく並んでいる品物を確認した。どれもガラクタとまでは言わないけど、なんの役に立つのか分からないものばかりだ。悩んでいると、女の子が悪戯っぽく言う。

 

「そうさね。迷っているのなら、これがオススメだよ。今の君にはぴったりだ。きっと、苦境を拓く助けになるだろう」

 

差し出してきたのは小瓶。中には液体が入っていているみたいだ。ちょっと粘ついているのか、液体はぬめっとしているように見える。水道水とかじゃないのかな?

 

「これは・・・・・・?」

 

「うん。今から説明しよう。よく聞いてくれ、まずは・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、学校のお昼休み。僕は屋上でお弁当を食べながら、あの時受け取った小瓶を眺めていた。女の子の説明を信じるなら、これはとんでもないものなんだけど・・・・・・まぁ、子供の空想だろう。信じられるわけが無い。

 

それにしても。今日も朝から最悪だった。下駄箱にはゴミが入れられていたし、昨日綺麗にしたはずの机はびしょ濡れ。そのせいで僕一人で片付ける羽目になっていた。毎日毎日、本当に辛い。女の子から貰った小瓶に縋ってしまいたくなる程に。

 

「はぁ・・・・・・」

 

お弁当を食べ終わり、溜め息を一つ。駄目だ、気分が後ろ向きになっている。でもしょうがないじゃないか。こんな日常、普通は耐えられない。と、

 

「あら、こんな所に隠れてたんだ。流石変態さん、人目を避けるのはお手の物ね」

 

「か、和野さん」

 

声がした方に振り向くと、そこには虐めの張本人である和野さんが立っていた。ニヤニヤと悪意のある笑みを浮かべながら、僕を蔑むような目つきで見つめてくる。今日は取り巻きを連れていないみたいだ。

 

「わざわざ私に時間をかけさせて、どういうこと?」

 

「えぇ?べ、別に僕はそんなつもりじゃ」

 

「口答えしないで!」

 

鋭い口調にビクリと体を震わせてしまう。僕は和野さんのキツい言い方が苦手だ。最も、キツい言い方をするのは僕に対してだけだけど。

 

「まったく、本当変態って度し難いわ。公衆の面前で私を押し倒す程だもの、どうせここでもくだらない妄想に耽ってたんでしょう?」

 

「だ、だからあれは事故で」

 

「口答えするなって言ってるのよ。脳の容量が小さいのね、何回も繰り返さないといけないなんて。はぁ、いいから立ちなさい」

 

「う、うぅ」

 

言われるがままに立ち上がり、和野さんと向き合った。彼女は僕の肩を小突き、壁へと押しやる。悪意と敵意、嗜虐心が入り混じった表情でギロリと睨みつけてきた。怖い。手元にあった小瓶を握り締め、目を逸らす。

 

「いい?貴方は犯罪者なの。本来なら少年院に送られても文句は言えない立場。学校に通えているだけでも、私に感謝するべきよね」

 

「そんな・・・・・・」

 

「それなのに、なんで一人でコソコソとしているの?あぁ怖い、先生に相談しようかな。変態さんが良くないことを企んでいますって」

 

言いたい放題。普段、和野さんは虐めは取り巻きに任せて高みの見物をしている。でも、二人きりだとこうやって酷い言葉を投げかけてくるのだ。自分のイメージを崩したくないのか、別の理由があるのかは分からない。分かるのは、もう耐えられないということだけだ。

 

これまでに散々積もり積もってきたストレスが、僕に衝動的な考えを浮かばせる。握り締めた小瓶の蓋を開け、中の液体を一気に飲み干した。ぜりーのようなどろりとした食感が喉を通り、胃に落ちていく。

 

「ちょっと、何を飲んでるの。私の話聞いてる?あーあ、もう駄目ね。先生に言いつけましょう」

 

和野さんが何か言ってるけど、その声はどんどん遠くなっていった。意識が霞みぼやけていく。僕は壁に背をもたれさせ、ずるずるとへたり込みうなだれた。体が動かない。

 

「ちょ、ちょっと?睡眠薬でも飲んだの?馬鹿みたい、それで逃げられると、っ!?」

 

ずるり。僕の口から僕が這い出る感覚。あぁ、女の子が言ってたことは本当だったんだ。普通なら信じられないけど、実際こうなったら信じるしかない。

 

人格をスライム化する薬。女の子が僕に渡してきた小瓶はそんな効果を持つものらしい。人格や魂をスライム化して、幽体離脱みたいに体を離れることが出来る。まさか本当だったなんて。そしてもう一つ、この薬には凄い効果があった。

 

「な、なにこれゲロ?きたな・・・・・・え、動いてる!?」

 

不思議だ、スライムになった僕には目も耳も無いのに周囲がどうなっているか分かる。その感覚を頼りに和野さんに近付き、足に纏わりついて這い上がった。目指すは口。彼女の中に入り込む為だ。

 

「いやっなによっ誰かたすっ」

 

悲鳴が零れる直前、和野さんの顔まで辿り着いた僕は口を覆い隠す。悲鳴はごぽりと水泡に代わり、外に漏れることは無い。そのまま僕は和野さんの中に入っていった。ずるりずるり、奥の奥まで。

 

「がっ、ごぼ、んぐ!?」

 

苦しそうな声が聞こえるけど知ったことか。僕はずっと辛かったんだ。少しでも仕返しになればいい。やがて僕の全部が和野さんの中に入り込み、再び意識が霞んでぼやける。そして、

 

「っ・・・・・・あ、あれ」

 

がくん、と。体が震える感覚を覚え、僕は目を覚ました。目の前には倒れ込んでいる「僕」。慌てて体を見下ろすと、そこには女子生徒の制服が見える。これ、もしかして本当に・・・・・・!

 

「せ、成功してる?」

 

喉から漏れるのは和野さんの声だ。少し違うように聞こえるのは、和野さん自身の体で聞いているからだろうか。凄い、本当に乗っ取れたんだ。

 

スライム化の薬には、もう一つ凄い効果がある。それは、人格をスライム化した後他人の体に入り込むと、その人物を乗っ取れるのだ。女の子の言う通り、僕は和野さんの体を乗っ取ることに成功していた。こ、これなら復讐出来る。僕の学生生活を暗黒に変えた彼女に。

 

「あ、あー」

 

透き通った可愛い声が自分から聞こえるのは、なんだか落ち着かない。でもそれは、自分が和野さんになっている証明とも言えた。僕は僕の体を探ってスマホを取り出し、パスワードを入力して起動する。録画機能を付けた後、スマホに向かって口を開いた。

 

「私、和野美耶音です。この高校で学生をしています。でも、実はえっちなことが大好きなの。今から屋上でオナニーをしちゃいます」

 

そう。これは復讐だ。僕を変態扱いしてきたのは和野さんが先なんだ、だったらこれくらいやってやる。彼女のえっちな動画を撮って、それで脅す。もう二度と虐められないよう、徹底的に。

 

「あ、あはは。みんな見ててね」

 

ぎこちなく演戯しつつ、僕はスマホを壁に立てかけた。その前に座り、大きく足を開く。あられもない恰好だ。スカートがめくれ、薄桃色のパンツが丸見えになっている。顔が熱くなるのを感じつつも、足を閉じることは絶対にしない。

 

「えっと、それじゃあ、脱ぐから」

 

腰を持ち上げ、パンツに手をかけて下ろしていく。無事脱ぎ捨てると、和野さんの股間が外気に晒された。ひんやりとして気持ちいいけど恥ずかしい。いくら自分の体じゃなくても、学校の屋上で下半身を露出するなんて・・・・・・。本当に変態みたいだ。

 

いや。変態なのは和野さんだ。今の僕を誰かが見つけても、和野さんがパンツを脱ぎ捨てて足を開いているようにしか見えないだろう。だから、僕は変態じゃない。変態なのは和野さん。そう言い聞かせ、ゆっくりと口を開く。

 

「は、恥ずかしいな。でも、気持ちいい。ぼく、じゃなくて私は変態だから、こうやって屋上で露出するのが好きなの」

 

本人なら絶対に言わないだろう言葉。それを口に出すと、ゾクゾクとした震えが全身に走るのを感じた。もしバレたら彼女の人生は破滅だ。恐ろしい。でも、それ以上にいい気味でもある。

 

「それじゃ、オナニーするね」

 

意を決して股間に手を伸ばす僕。女の子のオナニーの仕方はえっちな漫画や動画でしか見たことないけど、きっと大丈夫なはずだ。まずは陰毛と一緒に割れ目をなぞってみる。既にちょっと湿っていて、ぬるっとした感触が伝わってきた。

 

「んっ・・・・・・」

 

スマホに録音されるよう、大きめに声を出す。そうすると気分も高揚してきて、股間がずくりと反応した気がする。溢れてきた愛液を塗りたくるように、股間を触り続けた。

 

「ふぅ、んっ、あぁっ!」

 

じんわりと、お腹の奥辺りから快感が広がっていく感覚。男のそれとは全然違う。ポカポカと全身が温かくなるような。気付けば少しずつ、指の動きが激しくなっていた。気持ちいい。女の子の、和野さんの体がこんなに気持ちいいなんて知らなかった。

 

「あぁっ気持ちいい・・・・・・私、学校でオナニーしちゃってる・・・・・・!」

 

わざと恥ずかしい言葉を呟き、僕は女の子のオナニーに没頭する。本当、おちんちんと扱くのとは比べ物にならない。どんどん高まっていって際限が無いのだ。女性もイくらしいけど、それはどれ程気持ちいいんだろう。早く味わいたい。と、

 

「ひゃあっ!?」

 

ぬるり。指先が滑り、割れ目の間に入り込んでしまった。突然の刺激に嬌声が漏れる。慌てて口を抑えるけど、屋上には僕以外いない。きっと誰にも聞こえていない、はずだ。指先はキツく締め付けられ、痺れそうな程に温かかった。

 

慎重に指を挿入し、抜くのを繰り返す。その度に電流のような快感が走り、全身を駆け巡る。目元には涙、口元には涎が溜まり、溢れる愛液は内股と床をしっとりと濡らしていた。そうだ。ふと思い立ち、僕は指先の動きを止めずに口を開く。

 

「桐西君、桐西尚之介君っ・・・・・・!本当は私、貴方のことが大好きなの。それなのに恥ずかしくて、色々といじわるしちゃってごめんなさい」

 

和野さんにとって一番屈辱なことは何か。それはきっと、僕のことが好きだって勘違いされることだと思う。我ながら最低な考えだけど、ここまでしてしまったんだ。僕自身も利用して、最大限貶めてやる。後ろ暗い欲望と共に、思ってもいない言葉を次々と吐き出した。

 

「桐西君のことが気になって、大好きだからいじわるしちゃったんだ。ごめんね、お詫びにいっぱいオナニーして、動画を貴方に送るから。許してなんて言えない、性奴隷にでもなんでもして!」

 

無茶苦茶に言いながら指の動きをどんどん早めていく僕。あ、不味い。何か大きなものが近くまで来ている。これが女の子のイくって感覚?分からないまま、僕は喉から声を絞り出す。

 

「好きっ好きっ桐西君っ大好きいぃぃっっ・・・・・・!」

 

瞬間、お腹の奥と頭の中で何かが弾けた。ぱちぱちと視界が明滅して、股間からブシュッと液体が噴き出してしまう。肉体の感覚が塗り潰されるような凄い快感だ。

 

「はー、はー、はー・・・・・・」

 

荒い息を吐きながら、僕は壁に立てかけてあったスマホに手を伸ばした。イった余韻は体の中を暴れ回っているけど、まずは動画を確認しないと。潤んだ瞳を擦り、視界を確保する。果たして、和野さんの痴態はばっちりと撮影出来ていた。

 

「や、やった。これで・・・・・・あれっ?」

 

これで脅せば、虐められることも無くなるだろう。そう思ったのも束の間、全身から力が抜けていくのに気付く。そういえば女の子が言っていた、乗っ取れる時間には制限があるって。ヤバい、どうしよう。このままだと・・・・・・!

 

しかし、今の僕ではどうしようもない。僕の意識が和野さんの口から零れ落ち、スライム化したそれが床に垂れていく。そして・・・・・・。

 

「っ、はぁっ、えっと、これって」

 

目を覚まし飛び起きると、僕の意識は元の体に戻っていた。目の前にはパンツを脱ぎ、はしたない恰好で倒れている和野さん。端から見たら僕が襲ったようにしか見えない。は、早くなんとかしないと!その思いも虚しく、和野さんが薄く目を開けた。

 

「ん・・・・・・」

 

「ひっ」

 

殺される。真っ先によぎった考えはそれだった。乗っ取ってる間の意識は無いらしいけど、現状を見れば何があったかは明白だ。変態である僕に襲われた。仮に動画で脅そうにも、叫ばれて誰かが駆け付けてきたらおしまいである。

 

焦点の定まらない瞳が徐々にはっきりとして、和野さんはぼんやりと僕を見つめる。あぁ、終わった。僕はきっと刑務所、いや少年院に送られるんだ。終わりだ、何もかも。絶望していると、和野さんはゆっくりと立ち上がり、そして、

 

「桐西君っ!」

 

勢いよく抱き着いてきた。え、あれ?どういうこと?このまま首を絞めて殺すつもりとか?混乱する僕の耳元で、彼女は甘ったるい声で囁く。

 

「私のオナニー、どうだった?ちゃんと見てくれた?ごめんね、今まで虐めて。さっきも言った通り、貴方のことが大好きだったからなの。本当にごめんなさい」

 

「えっ、あ、あの?」

 

「お詫びとして、私を好きにしていいから。桐西君の為ならなんでもするわ。犯してくれていいし、お金が欲しいならあげるし、本当になんでも。だから、許してくれる?」

 

わ、訳が分からない。彼女の急な心変わりについていけず、僕は抱き締められたまま呆然とするだけだった。もしかして、乗っ取ってた時に僕が口にした言葉に影響されているのか?そんなことある?いや、何も分からない。

 

ただ一つだけ分かるのは、もう虐められることは無いだろうと言うこと。下半身丸出しな和野さんの腕の中、僕は彼女が浮かべる申し訳無さそうな表情を見つめるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

あの日から僕の学校生活は一変した。陰惨な虐めはきれいさっぱりと無くなり、ストレス無く学校に通うことが出来るようになったのだ。その上、元凶だった和野美耶音さんは僕のことが大好きになってしまっている。とんでもない変化である。

 

だけど、急に態度が変わっても周囲に怪しまれてしまうだろう。なので、僕は和野さんにしっかりと言い含めた、虐めは無くして、だけどそれ以外は普段通りにしてくれと。僕のことが好きなのは分かったけど、二人きりの時以外は表に出さないでほしいと。

 

「うん、桐西君の言う通りにするわ。周囲にバレちゃいけない禁断の恋、うっふふふふ・・・・・・!」

 

なんだか彼女のテンションが上がってるみたいだけど、今の所約束は守ってくれている。おかげで僕は平穏な学校生活を取り戻せた。いや、平穏とは言えないからもしれない。だって・・・・・・。

 

「んはぁっ、桐西君、桐西くぅんっ・・・・・・!」

 

「ちょ、和野さん、締め過ぎ・・・・・・!すぐ出ちゃうよ」

 

僕の上に跨っている和野さんが勢いよく腰を振る。その度に彼女の中におちんちんが出入りして、全体を強く擦り上げた。込み上がる射精感。堪えきれない。

 

「出して、出してぇっ!」

 

「っ、ううぅっ・・・・・・!」

 

そのまま和野さんの中にぶちまけてしまう。快感も凄いけど、それ以上に虚脱と疲労を強く感じた。何故ならここ最近毎日だからだ。流石に体力が持たない。だけど、和野さんは何度も何度も求めてくる。ここは学校の空き教室なのに・・・・・・。

 

そう。あの日から和野さんはずっと僕を求めている。性的なことだけじゃなくて、可能な限り一緒にいようとするのだ。確かに他の人がいる時は普段通りなんだけど、色々と理由を付けてすぐ二人きりになろうとする。周囲に怪しまれるギリギリのラインである。

 

和野さんには虐められていたけど、彼女をこうしてしまったのも自分だ。それもあって強く拒否出来ていなかった。だけどそろそろ限界かもしれない。周囲の目的にも、僕の体力的にも。

 

「好き、好きよ桐西君。大好き」

 

身を寄せて愛の言葉をささやく和野さん。まるで操られているかのようだ。そこでふと気付く。乗っ取っている時の発言がここまで影響を与えるなら、もう一度乗っ取って意識を書き換え直せばいいのでは?そうだ、そうすれば和野さんを元に戻せるかもしれない。

 

問題は、もうスライム化の薬は無いということ。女の子の説明では、一度飲めば何回かは人格をスライムにすることが出来るらしいけど・・・・・・どうやってやればいいのか分からない。とりあえず念じてみると、喉の奥から何かが込み上がってくるような感覚がした。

 

吐きそうになっているのは胃の内容物じゃない、僕の人格だ。そう直感し、和野さんに顔を近付ける。キスされると思ったのだろう、彼女は目と口を閉じた。そのまま唇を重ね、込み上がってきたものを彼女の口内に流し込む。

 

「んんぅっ!?」

 

ぶるりと僕達の体が震え、和野さんは抵抗するように手足をバタつかせた。でも、それじゃあ僕の侵入を防げない。僕は彼女の中に入り込み、浸透し、そして、

 

「───ふぅっ。乗っ取れた、かな」

 

あの時と同じように、僕は和野さんになっていた。前回よりスムーズなのは慣れてきたからだろうか。ゆっくりと立ち上がると、彼女の中から萎んだおちんちんが姿を現した。白い精液が垂れ、周囲を少し汚す。

 

「んっ・・・・・・!」

 

オナニーの時よりも強い刺激と余韻。でも、耐えられない程じゃない。多分だけど、和野さんの体は何度も経験しているからだろう。それで、ええと、どうすればいいんだっけ。前回は僕のことが好きだって言葉にしたし、逆の言葉を話せばいいのかな。と、

 

「あ、あれ。なんだろう、これ」

 

考えていると、自分の異変に気付いた。目の前の倒れている僕。人格が抜けた状態のそれを見つめていると、妙に気持ちが落ち着かない。そわそわするというか、ぞくぞくするというか。和野さんの声が聞こえてくる気がした。

 

好き、好き、好き。感情の波が心の中に湧き上がり、僕を飲み込もうとしてくる。な、なにこれ?訳も分からず困惑し、へたり込んでしまった。丁度目の前には、萎んで通常サイズになったおちんちんが見える。

 

おかしい。目の前のものが、僕のおちんちんが愛おしくてたまらない。愛液と精液に塗れているそれに顔を近付け、そっと口に含もうとする。瞬間、なんとか我に返った。な、何をしようとしているんだ僕は・・・・・・!

 

心臓がバクバクしている。抜け殻になった僕の顔を見るだけで、胸とお腹の奥がキュンキュンと疼く。これが、和野さんの感情?いや、だって、一度目に乗っ取った時に変なことを言っただけなのに。どうしてこんなに強い感情になってるんだ?

 

「好き・・・・・・桐西君、好きなの」

 

勝手に口が動き、僕への愛の言葉を囁き始めた。でも、しょうがないじゃないか。だって本当に好きで、愛おしくてたまらなくて、全てを捧げてもよくて。和野さんの思考が僕の思考を汚染していくみたいだ。このままだと不味い。絶対に不味い。

 

「好き、いや違う、本当は嫌いで。そんなこと無い!私は桐西君が好き!好き、好きっすきっ!桐西君好きぃっ!」

 

言葉で思考を誘導しようとするも駄目だった。好きという感情に押し流され、僕は僕に覆い被さる。唇に吸い付き、舌をねじ込んだ。あぁ、吸い上げる唾液が甘く感じる。歯並びさえも愛おしい。好きだ。好きなんだ。好きで好きで、どうしようもない。

 

僕は僕の口内を貪りながら、おちんちんに手を伸ばす。愛液と精液塗れのそれを先端から根本まで、優しく激しく扱き上げていった。徐々に大きさを取り戻し、固くなっていくと同時に僕の心臓も高鳴る。もう一度深くまで愛し合いたい。今度も、奥にいっぱい出されたい。

 

駄目だ。和野さんの思考が強過ぎて自分の思考が保てない。い、一旦抜け出さないと。そう思うけど、半ば勝手に動く体のせいで上手くいかなかった。僕は大きくなったおちんちんの上に跨り、腰を下ろしてしまう。ずぶりと体の中に何かが侵入してくる感覚と一緒に、快感が脳天まで突き抜けた。

 

「~~~~~~っっ!!!」

 

咄嗟に口を押さえて声を我慢する。そうしなければ、嬌声が学校中に響くような気がしたから。熱い棒で全身を貫かれた感覚は気持ちが良くて、それ以上に充足感に溢れていた。愛しい、大好きな人と繋がれているからだろうか。

 

腰が勝手に動き、僕は僕の体を蹂躙していく。気持ちいい、愛しい、大好きだ。心の奥から溢れ出る感情はぐちゃぐちゃで、止めようがない。このままじゃ、僕が僕で無くなってしまう。和野さんの感情に呑まれてしまう。分かっていても、どうしようもなかった。

 

「んっ、ふ、あはぁっ・・・・・・!」

 

噛み殺した喘ぎ声が漏れ、空き教室の中に響く。いっそ誰かにバレてしまえば、今の僕を止めてくれるかもしれない。いや駄目だ、だって僕は言ったじゃないか。誰にもバレないようにって。違う、これは和野さんの思考だ。うぅ、もう何がなんだか・・・・・・。

 

感情と快楽に振り回され、僕は僕の上で腰を振り乱れていった。オナニーの時の非じゃない快感に、満ち足りた充足感。それはとても心地がいいものだ。僕と繋がっている。僕と愛し合えている。僕が、僕と、僕で、僕に・・・・・・?

 

よく分からないけど、どうでもいいや。だってこんなに気持ちいいんだから。僕は大きく腰を振り、大好きな人のおちんちんを根本まで貪った。子種が欲しい。愛する人の赤ちゃんが欲しい。僕の最奥で出してほしい。そんな思いが湧き上がり、腰の動きが早まっていく。

 

そして。僕の中で、ぼくのおちんちんが爆発した。噴き出す精液がお腹の奥にかかり、更に奥に呑み込まれていく。口を押さえても押さえ切れない喘ぎ声が空き教室に木霊した。

 

「ふぅっんんんんんんぅぅぅううううっっっ!!!」

 

あぁ、好き。好きだ。温かな赤ちゃんの素を受け取りながら、僕は幸せな絶頂に浸る。ぐったりと上半身を倒すと、僕の胸板が顔に当たった。虐めていた時には考えもしなかったけど、見た目よりもたくましい。思わず頬ずりをしてしまう程に。

 

あれ。でも、何か忘れているような。大事なことが、大きな波に流されていってしまったような。まぁ、忘れたということはきっと大事じゃなかったんだろう。うん。きっとそうに違いない。

 

「ふふ。もう一度・・・・・・」

 

腰を上げると、ごぽりと精液が股間から溢れ出す。固さを失いかけているおちんちんを、再び奥まで飲み込んだ。もう一度欲しい。愛する人の、大好きなひとのものを永遠に味わっていたい。そんな思いのまま、僕は僕と再び交わり始めるのだった。

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