会社から帰宅する途中、吊革に捕まって電車の中で揺られながら
そう言えば先週誕生日だったな、と今更ながら思い出した。
子供のころはその日が訪れる度にプレゼントだケーキだと
喜んでいたような気がするが、それも昔の事。
既に独り立ちして久しく、安月給で扱き使われる
今の俺にとっては気に留める程の事ではない。
一つ余計に年を食ったからと言って、何か得がある訳でもない。
現に今の今まで、忘れていたぐらいだ。
そんな、心底どうでもいいことを考えていると、覚えのある感覚が訪れる。
既に端末になった相手の精神と繋がり、そいつを手足のように扱えるような
五感が拡張されたような独特の――今となっては、慣れたもの。
答えは、今停車した駅で乗り込んできた乗客の中の見覚えのある人物にあった。
紺のブレザーの制服、その上からフードのついたパーカーを着ている
黒のショートヘアの女子高生――既に俺の端末となった一人、京山和美。
猫を思わせる切れ長の目は、手元のスマホに向けられているが
見ているものにクールな印象を与える
整った顔立ちが、何かに反応して僅かにしかめられた。
思念が繋がった事でこちらに気が付いたのだろう。
まあ、丁度良かった。
せっかく会えたのだし、今日はこいつを使おう。
丁度俺の目の前まで移動してきた和美はスマホを弄っていた手を止め
顔を上げると視線をこちらに合わせてきて、少し目を細めた。
『わかった』という合図だろう。
一方通行ではあるが、思念でこちらの意思が伝わる以上
人目の多い場所で態々会話を交わす必要もない。
和美と退勤時に電車の時間がかちあう事はしばしばあり
そのまま流れでこいつの身体を使うようになったのは
ここ一月程度の事ではあるが、珍しくはない。
端末スライムの、というか、淫魔とやらが作った道具の
全てに付与されている副次効果らしいが――
精力強化と性欲増進とやらのおかげで、俺の性欲は何時でも有り余っている。
目の前に、肉オナホとして扱える美少女がいるのだから
使う機会があるなら使いたい。
和美は口寂しいのか、学生鞄から取り出した
棒付き飴の包み紙を剥がして、咥えて舐め始めた彼女の姿を横目に
目的の駅に着くまでの時間を、心待ちにするのだった。
◇
しばらくして、特に何事もなく目的の駅に着き、そのまま下車する。
和美も続いて電車を降りるが、俺との距離は少し開けたままだ。
人目の少ないところに移動するまでは
言葉を交わす事はまずないのも、いつも通りだ。
元々、今のご時世に年の離れた男女が
並んで歩いているだけで事案扱いされかねないし
例の退魔組織の事もある。
気休めだとしてもやっておいて損はないだろう。
改札口を通り駅を出て、路地裏の細い道に入ると
ようやく彼女は距離を詰めて、話しかけて来た。
「……あのさ、最近なんかやたら告られるようになったんだけど。
いや、おっさんの相手しなくちゃいけねーから、全部断ってるよ?
まあそれがなくても付き合わなかったとは思うけどさ。
アレの事が思い浮かんじゃって、当分はそういうのはいいか、ってね」
アパートに着くまで、間を持たせるためか
和美が学校での出来事を話題として
振ってくるのはいつものことではあるが……
アレというのは多分、元彼のことだろうか。
ふうん、と気のない返事で返してしまうが、経緯は気にならないでもない。
「いや、他人事みたいに言ってるけど
おっさんの指示で沙羅の事、端末にしたでしょ。
そのおかげで最近また、前みたいに一緒にいるようになったし
よく話すようにもなったんだけどね。
周りからは仲直りしたんだ、って思われてるみたい。
これ、沙羅からも言われたんだけどさ。
何か、それであたしの態度が柔らかくなったように見えたんだって。
で、アレとは切れたし今ならワンチャン狙いで
って感じみたいで……多分、ね」
まあ、和美と沙羅の関係が親友であった
という事を考えれば擬態した状態での相性も悪くないようだ。
今思えば、始めて会った時、やたら剣呑な雰囲気を周りに振りまいていたのも
元彼からの裏切りと、そんな男のせいで
沙羅との友情を壊してしまった事で自棄になっていた
ということもあるのだろう。
俺が言えた義理でもないのだが。
それを踏まえた上で、かなり精緻な形で再現されている擬態人格の事を考えれば
自然と彼女の態度が沙羅に対しては柔らかいものになる
というのも頷ける話ではある。
二人とも、タイプは異なれど、かなりの美少女ではあるので
その辺りのギャップでコロっと行ってしまう男が出てしまうのも
まあわからないではない。
「いや、まあね……そんなに間違っては無いんだけどさ。
恥ずかしいからそういうの、冷静にあたしの目の前で分析するの、止めてくれる?
そういや確かに、沙羅もなんか最近頻繁に
告られるようになったって、言ってたけどさ……
あー、もう……そろそろおっさんのアパート着くし、この話題はいいでしょ」
珍しく、和美は気恥ずかしそうな態度で強引に話題を打ち切った。
自分から振ってきたのにな、とも思うが
まあ態々ほじくり返すような話でもない。
悪い男に引っかかってしまい、裏切りでやさぐれていただけで
意外にも、と言っては何だが――
彼女にも随分と可愛らしいところもあったようだ。
今は、擬態した人格が元のそれをなぞっているだけであったとしても。
「うっわ、あいかわらず汚――くないし。
何、本当に部屋片づけたの?
沙羅が言ってたの聞いた時は、耳を疑ったんだけど」
和美はアパートに到着し、俺の部屋に入って開口一番
居間の惨状を腐そうとしたら当てが外れたようで、少し驚いたようにぼやいた。
無節操に床に散らばっていたものは
整理された状態で棚や押し入れに収められており
軽くではあるが、掃除機や雑巾を使って掃除もした。
忙しさにかまけてずるずると先延ばしにし続けていた結果が
あの惨状だった訳だが……
つい先日立ち寄った沙羅と話の流れで、手を付ける事になった。
猫の手も借りたいと彼女に手伝わせたが、かなり手際がよかったので
思ったよりは片づけるのに苦労はしなかった。
以前に比べれば、大分改善された状態になったといって良いだろう。
「……ま、それはいいや。で、今日はいつもの感じでいい?
明後日あたりまで、うちの親、休みとって旅行に行ってるからさ。
少しくらいなら、遅くなっても大丈夫だけど……ん……っ」
和美は、正面から俺に抱き着いて背中に手を回し
耳元に顔を近づけて、耳たぶを軽く噛んで、囁いてきた。
俺がスカートの上から、尻を撫でても、それを咎めることなく
唇を重ねて、舌を入れて来た。
こちらがそれを受け入れると、彼女は舌を俺のそれに絡めて唾液を交換する。
抱きしめられて、衣服越しに感じる彼女の体温と
絡められた舌遣いの巧みさに、股間に血が巡り固くなっていく。
……酸味のある甘い味、彼女が先ほどまで舐めていた飴のものだろう。
覚えのある、この味は……
「ん、ちゅ……りんご味。イチゴがなかったから、間に合わせでね。
特に無いみたいだし、このまま口でするけど……普通のフェラでいいよね」
和美はちゅう、と唇に吸い付いてから
舌を引き抜いて、顔を離し、背中に回していた腕を解いた。
俺も、次の行動を察して撫でまわしていた尻から手をどけると
彼女は少し体を離して、股間を軽めに撫でまわしてから
ベルトを外してズボンと下着を順番にずりおろし
勃起した肉棒を露にさせる。
ひくつくそれを軽めに細い指を絡めて扱いてから、跪いて、亀頭に口づけする。
「ちゅう……っ……臭わない訳じゃないけど、前より大分マシ。
ここ最近でちゃんと洗うようになったよね……
れろぉっ……何、彼女とか欲しいの?
顔合わせてからずっと、あたしの体の事しか考えてなかった癖に。
今だって、早くチンポ咥えて欲しくてたまんないんでしょ」
和美はその時少しだけ顔をしかめたが、舌を大きく使って亀頭を舐め上げて
小馬鹿にした笑みを浮かべて
びくんと大きく撥ねた肉棒を添えた手で押さえ、俺の欲望を揶揄してくる。
「それじゃ、しゃぶるけど……出したくなったら、さっさと出して。
いや、いつも通り残り汁まで吸い出して全部飲んでやるから
そこは心配すんなって。
……そういう所にこだわるのは、やっぱキモいわ。
物足りないなら何回かするくらいの時間なら、さっきも言ったけどあるし……
ちゅう……ん、ふぅ……じゅ、ずず……」
和美は再び亀頭の先端にリップを引いた唇を密着させると
にじみ出て来た先走りを吸い取る。
ぶるんとしたとしたそれが押し付けられたことで
びくんと肉棒全体が反応するが
彼女はそれにかまわず、そのまま、ゆっくりと亀頭を
生暖かい口内に咥えこんで、舌を絡めてくる。
つるりと張った海綿体を何度か舐めまわし
尿道をほじり舐めて、亀頭のくびれにも丁寧に舌を這わせ
一月の間に知り尽くしたこちらの弱いところを
しっかりと責め立て、蕩けるような快感を与えながら、
徐々に竿まで唇で締めつけながら受け入れ
ぬるりとした喉の粘膜が当たるまで奥へと飲み込んでいく。
「ん、ちゅう……んぐ……ちゅ………んっ」
和美が俺の股間に顔を埋めて、肉棒を口内に全て収めたところで
上目遣いの視線で見上げてくる。
滲み出続けるカウパー液を吸い、飲み下しながら
頭を前後させ口腔全体を使い、肉棒を扱き始めた。
竿や舌を絡めながら、頬がへこむほど強く吸いつく姿と
唾液を啜る音が何とも刺激的だ。
陰嚢にも手を添えて、優しい力加減で、こりこりと手のひらで弄ぶ。
そのどれもが、たまらないほどの興奮と快感をもたらしてくれる。
「あむ、じゅぷっ、じゅぱ、ちゅく……ん……ぢゅ、ん……っ」
舌先で裏筋を舐め上げて刺激したり
カリ首に軽く歯を立ててアクセントをつけてみたりと
一つ一つのの奉仕が丁寧で、こちらのツボを押さえており
確実に俺を追い詰めて、射精へと導こうとする和美の口淫の技術は大したものだ。
彼女が元々持っていた技術と、俺の欲求を思念によって読み取る機能が合わさって
一月の間に、熟練の風俗嬢もかくやあらん
と言ったレベルにまで昇華された。
その手管を惜しみなく重ねられるたびに
俺の腰が震えてしまい、気持ちよさに声が漏れそうになる。
「ん……じゅぽ、ちゅっ、れろ、ずず……
はぁ……相変わらず、マッズいわ……
さっきも言ったけど、我慢しなくていいから。
飲ませたいんでしょ、あたしに。
いつもみたいに、無駄に濃くて
しつこく喉にひっかかるくっさい精液、ここに出してよ」
和美はこちらの反応を見て、一旦肉棒から口を離して
唾液で濡れた唇から紅い舌を突き出して、指で差して示して見せる。
この言葉と仕草にむらっと情欲が煽られ、肉棒が跳ねると
彼女はそれを見逃さず、大きく開いた口で肉棒にむしゃぶりついて
再び根元まで咥えこみ、スパートをかけて来た。
「じゅるっ……ん……れろぉ……んっ! じゅぶっ!」
竿や亀頭に絶えず絡みついてくる舌や、ぐっぽりと喉奥まで
はまりこむほど激しいディープスロートで
容赦なく精液を搾り取ろうと
甘く痺れるような、絶え間ない肉の快楽を与えて続けてくる。
その奉仕は雑なものではなく、むしろ肉棒の隅々まで
舐り回すような丁寧なものだが
必要以上の時間をかけるつもりはないらしく、加減は一切ない。
既にある程度昂っていた肉棒に、更なる強烈な口技による
快感が重なって、みるみるうちに昇りつめていく。
……これはもう駄目だ、出る。
和美は俺の限界を察すると、がっしりと腰に手を回して
肉棒を喉奥まで咥えこんだ形で固定する。
瞬間、俺は彼女の言葉通り、腰砕けになりそうな快感と共に
彼女の口に大量の白濁を解き放った。
「ん、む…っ!……んぅ……んぁ……
ん……んぐっ、んぐっ……んく、ん……ん……」
どくんと脈打つ肉棒から、幾度も勢いよく吐き出されるそれを
彼女は、目を細めて、強烈な吸引と共に受け止めた。
射精と吸引を合わせることで快楽を倍増させる技巧。
それ自体は、他の端末の娘にもやらせたことのある奉仕だが
タイミングが、巧い。
射精の波に合わせて、吸引の強さに強弱をつけることで
常に最高の悦楽を引き出そうとしている。
俺が精液を吐き出している間、目の前がくらくらするような快楽が与えられ続け、
更にはその間、決して顔を離そうとせず
最後の一滴までも、喉を大きく鳴らして何度も飲み下しながら
精液を吸い出そうとする執拗さには
背筋がぞくぞくとするほどの、征服欲をかきたてられてしまう。
「ちゅる、ちゅう、ちゅうううっ……ん、れろっ……ちゅうっ」
和美は、尿道に残った分まで、ちゅううと音を立てながら吸い上げてくる。
彼女には腐されたが、この瞬間に味わう充足感は何物にも代えがたい。
俺が吐き出したものを最後まで貪らせている光景は
何度見ても味わっても、飽きない。
仕上げに舌の先で鈴口をほじり舐めてきて
彼女の口技をたっぷりと堪能させてもらった後に、ようやく肉棒は解放された。
唾液塗れになったそれは、びくびくと余韻で勃起したままひくついている。
「ちゅぽんっ……ぷはぁ……
あー、やっぱり、量は多いし、ホントにくっさいし無駄に喉に絡むし、マジ最悪。
……ほんと、クッソマズくて、吐きそうだわ……♥
で、口はもういいよね、結構満足そうだし……次いくよ」
和美は口内から肉棒が引き抜くと同時に、唇の端からは垂れている
白いものを舐めとって、涼やかだった表情を淫らな笑みで染める。
その上で、こちらが彼女の口を堪能できたことを汲み取って
次に移るべく動き始める。
まずは羽織っていたパーカーだけ脱ぎ、続いてスカートの下の黒い下着を
ずり下げて脱いで捨て、部屋の隅に畳んであった布団を敷きなおす。
その上に、スカートをめくり上げ
大きく股を広げて寝転ぶと、見せつける様に割れ目を押し広げて
薄い陰毛の生えたそこからどろどろと泡立った
緑色の粘液が溢れ出ているところを晒す。
「ここ、使うよね。生で中出しし放題の、アンタ専用のまんこ。
今日も制服着たままでいいよね、そのほうが興奮するんでしょ?」
猫を思わせる切れ長の瞳の奥を、情欲の籠もった瞳で潤ませて……
それでも口調だけは崩さず、ほら、と促してくる。
俺はくちゅ、と粘液が溢れるそこに亀頭を押し当てて
挿入しようとすると、何か引っかかる様なものがあるが
腰を突き入れると、ぶちり、となにかを引き裂くような
手ごたえと共に奥まで貫いた。
ぬるりとした締まりの良く温かい膣肉が
根元まで肉棒を包み込んで絡みついてくる。
「い、たっ……!やっぱ、結構……痛いわ、これ。
でもこれで、あたしの初めてもアンタで上書きされたよ、嬉しい?」
痛みで顔をしかめ、目の端から少し涙を滲ませ――
それでいて上気した表情で和美は問いかけてきた。
視線を結合部にやると、緑色の粘液に赤いものが混じったものが
僅かに覗く程度に溢れている。
いや、待て……ひょっとしてさっきのは、処女膜、か?
「そうだけど。……いや、アンタ、いつか、って先延ばしにしてたけど。
やりたがってたでしょ、あたしの処女膜戻してするの。
何で今、って?いや、先週誕生日だったんでしょ、おっさん」
だからちょうどいいかなってさ、と和美はなんでもない事のように言い放った。
となると、電車に乗ってきたときから、準備は始めていたのだろうか。
彼女を抱く度に、自分はお前の物だと
アピールはされてはきたが、これは極めつけだ。
物思いにふけっていたところ、きゅう、と膣内が締め付けられる。
唐突にもたらされた刺激に、うあ、と声が漏れてしまう。
「ん、あっ……♥中で、びくびくいってる……♥
あたしの誕生日プレゼント、気に入った?ならお返しに、たくさん犯してよ。
チンポの方はこんなに元気なんだからさ、アンタのでたっぷりかき回してくれる?
さっきまで……絶対膣内で出してやるってぎらぎらしてたじゃん。
それとも、膣内の締まりもまっさらに戻したほうが良かった?」
和美は視線に熱を込めて、誘うように両手を広げて求めてくる。
整った容貌ををだらしなく歪めて、誘いをかけてくる姿に
理性の糸がプツンと切れて
俺は彼女に覆いかぶさるようにして、盛りのついたケダモノのように腰を使い始めた。
こなれた心地よい締まりをもたらしてくれる肉を肉棒で抉る度に、
肉棒にもたらされる甘い痺れとは別に、ぞくぞくした快感が背筋を走る。
こいつは俺のモノだという、実感がもたらす征服欲と肉欲がもたらす興奮だ。
「あはぁっ……♥ 元に戻したのは処女膜だけで、他はそのままだから♥
おっさんの、無駄にでかいチンポもぉ……
ちゃんと扱けるまんこの、まんまぁ……♥」
和美は俺の背中に手を回して、腰の動きに合わせて、媚の混じった甘い声で喘ぐ。
幾度激しく犯しても、端末スライムによって
最良の状態に保たれるそこは、実に都合のいい肉オナホ。
根元まで肉棒をずぶんと突き入れて、こつんと亀頭が奥にぶつかるのを感じる度、
彼女の言葉通り、肉棒全体を、膣肉がうねる様に熱く絡みついて締め付けてくる。
それがたまらないほど気持ちよく
もっとそれを味わいたくなり腰を使ってしまう。
「ほら、ほらっ……♥
アンタがしたかった、あたしとの処女喪失セックスだよ……♥
もっと激しくして……♥たくさん、熱いの、出して……♥」
耳元で囁かれる和美の甘えるような声音と
それに反応するようにきゅっと締まる膣の感触が
興奮を煽り、腰と腰を叩きつけるような激しい肉棒の抽挿を止められない。
ぬちゃ、ずちゅ、と粘ついた粘液の立てる音と
彼女の喘ぎ声が混じって、昂りが止まらない。
腰の奥からじわじわとこみ上げてくる、甘い痺れに
俺は耐え切れず精を解き放つ。
どくん、と肉棒が脈打ち、睾丸の中で製造されていた精子を
全てを吐き出す勢いで、膣奥に深く肉棒を突き刺したままぶちまけた。
「ん、あぁ……あ、あっ……♥おっさんの、濃いの、来たあ……♥
熱くて焼けちゃいそうな精子、どくどく生で注がれてる……♥
中に出されながら、イク……♥あ、イっちゃうぅ……♥」
ぎゅう、と俺の背に回された和美の腕に力がこもり、抱きしめられる。
間近でだらしなく悦楽に蕩け切った表情のまま
びくっ、びくっ、と彼女の身体が痙攣し
膣内射精で絶頂に達したことが伝わってくる。
長く続く射精が、子宮口に先端を押し当てたまま
直接注ぎ込まれる感覚に、 和美は陶然とした様子で身を震わせていた。
「……相変わらず、すっごい量、出すよね……♥
あー、あたしのほうはなんか、もう……満足かも……おっさんは?
まだ、膣内でびくびくいってるけど」
長い射精を受け止め終えて、和美は肩で息をしながら……
頬を赤く染めたまま、いくらか冷静さを取り戻したようだ。
俺の方は、まだできない訳でもないが……何分、明日も仕事だ。
いつもに比べれば力の入った奉仕のおかげで
そこそこ満足できたことだし、この辺で切り上げておこうと思う。
「ま、さっきも言ったけど、今日はちょっと時間に余裕があったからさ。
できるだけがっつり絞ってやろうかなって。
あ、もういいの……わかった。
後始末するからさ、とりあえず退いてくれる?」
俺を抱きしめたままだった和美の腕が解かれると
俺も腰を引いてずるり、と彼女の膣内から肉棒を引き抜いて立ち上がる。
たっぷりと注いだものは、全て緑の粘液に糧にされて残っていない。
遅れて、少しふらつきながら和美も起き上がって
ひくつく肉棒の前に、膝立ちになって向き合い
軽く握って先端に口づけする。
「ん、ちゅっ……あたしが帰った後どうせ、すぐに風呂入るんだろうし……
軽く、掃除するだけにしとくよ。
もし途中で出したくなったら、そっちに切り替えるから。
ん、ちゅっ……じゅるっ、れろ……んっ、れるっ……」
和美はあむ、と奥まで肉棒を咥えこみ、舌を絡めて来た。
ゆっくりと亀頭をくびれや尿道まで舐めとって、竿にも舌を這わせてくる。
気持ちは良かったが、射精を目的とした激しい舌遣いではない。
むしろ、優しくゆったりとしたもの。
後始末の為の、所謂お掃除フェラと言う奴だ。
彼女の頭に手を置いて身を委ねて
ねっとりとした舌遣いによる穏やかな快感に浸らせてもらう。
これはこれで、悪くないものだ。
「ん、んっ……ちゅう、ぢゅうううううううっ」
少しの間、和美は肉棒を舐めまわしていたが
俺に射精への欲求が見て取れなかった為か
切り上げて仕上げにかかる。
竿を唇で締めつけたまま、肉棒を絞り出すように吸引しながら顔を引いて
最後に先端だけキスするような形で強めに吸い付いてくる。
残滓や僅かに滲み出るものを、余さず飲み下し
尿道に残ったものを啜り終えると、彼女は肉棒から唇を離して、立ち上がる。
「……じゃ、今日はこれでおしまいね。
うがいしたいから、洗面所借りるよ」
和美は脱ぎ捨てた下着を拾って、履きなおすと
学生鞄からうがい薬を取り出すと、洗面所に向かう。
俺は疲労による気怠さで、脱力しながら、床に座り込んで、大きく息を吐いた。
◇
「そういやさ、何で急に部屋の掃除とかしたの?
さっきは、おっさんが早くして欲しそうだったから、流しちゃったけどさ」
うがいを済ませて、乱れた着衣を整えた後にパーカーを羽織って
いや、まだちょっと時間あるし、と珍しく居残った和美が
そんなことを訊ねてきた。
何故、と問われてもなんとなく、としか言いようがないのだが。
彼女の元の人格をエミュレートしている状態であるがために出たそれに
真剣に答える必要もないのかもしれないが、考え込んでしまう。
……確か、先日沙羅が訪れた時、彼女に欲望を吐き出し尽くし昼食を摂ったあとに
ふと部屋を見回して、汚いな、と思ってしまったのだ。
今まで対して気にもならなかったそれが、目についた理由は……
溜まっていたものを吐き出して、頭が冷えていたからだろうか。
沙羅がそれに反応して
『じゃあ掃除しよっかー、わたしも手伝うからさー』
等と言い出した。
まあ、このまま放置し続けるのも何だし
いい機会かもしれないと流れで承諾した結果、だった筈だ。
「……なにそれ、おっさん子供みたい。
でもあの娘、あれで家事とか得意だからね、ほっとけなかったんじゃない?」
一人暮らししてるからみたいだけど、と続けつつ
和美は、いつものように小馬鹿にするようなそれではなく
本当に可笑しくて、と言った感じでけらけらと笑った。
それが新鮮で、目を丸くしてしまった。
確かに、態度が柔らかくなっている気はする。
「……なーに変な顔してんの、あたしだって笑う時は普通に笑いますって。
それより多分、明日も同じくらいの時間に電車乗るからさ。
一、二本時間がずれた程度なら、合わせられるけど……また、抜いてやろっか?」
まあ、急に仕事が入らなければ、大丈夫だとは思うし、頼んでしまおうか。
和美は、ん、とだけ返して、こちらに近寄ってくると
ごく自然な感じで俺の頬にキスをしてから離れる。
「それじゃ、あたしはそろそろ帰るよ。……できたら、また明日ね」
こちらに軽く手を振って微笑んで、和美は学生鞄を手にして立ち上がる。
ああ、とだけ返した俺に背を向けて、玄関から出て行った彼女を見送って……
今までとのギャップに呆然とする。
まあ、あれも擬態ではあるのだろう。それはわかっている。
ただ経緯を考えると、あれが素の状態に近い振る舞いではあるのだろう。
しかし、なんとなく……彼女に告白して玉砕したという
同級生の男子生徒達の気持ちが、分かった気はする。
あれは、転んでも無理はないな、と。
そしてそんな彼女を己のものにしている
という事実に、優越感のようなものを覚えてしまう。
元彼の時の事と言い、我ながら少々大人げない気もしないでもないのだが。
そういえば、元彼をアレ呼ばわりしていた辺り、何かあったのだろうか。
まあ、明日にでも聞けばいいだろう。
和美が帰った後にどっと襲ってきた疲労に
飯と風呂は少し休んでからでいいかと、俺は布団の上に身を投げ出して
枕に顔を埋めた。