王国から逃げる日々は未だに続くだろう。
二つの国からの支援がある現状でも、未だに最強を誇る王国に対して、勝てる可能性は未だに低いままだ。
だからこそ、次に協力してくれるだろう国である武国を目指す。
帝国、魔国とは違い、魔法に関連する事はほとんどない。
だが、武。
つまりは様々な武術に精通している。
その技術は転移者経緯なのか、分からないが、それでもそこの協力はおそらくは必須だろう。
しかし、それと共に感じるのは自分の無力さだ。
命の危機が続く中で、俺ができる事は女性との性行為。
それしかできない。
それが、事実。
「なんというか、本当に無力だよな、俺」
そう、ベットの上で、俺は俯きながら言う。
普段はこんな弱言なんて、呟いていけない。
だから、こうして1人の時にはつい呟いてしまう。
「君もそういう風に呟く事があるんだ」
「んっ、マァム!?」
そう、俺が落ち込んでいると、部屋に入ってきたのはマァムだった。
驚きを隠せない俺を余所にマァムはそのまま俺のベットの横に座る。そして、俺の顔を見つめて来る。
「ど、どうしたんだよ?いきなり入ってきて?」
「うん、なんか落ち込んでたみたいだからさ。それにしても……ふぅ~ん、そんな事を思っていたんだね。私としてはキドが頑張ってくれているから凄く助かっているんだけどなぁ」
そう言いながら、俺に対して言う。
けど
「俺は、全然。
だって、今も戦えていないし」
「そうだね、キドは確かに戦う力なんて、ほとんどないよ」
そう、マァムからの言葉に俺はさらに沈んでしまう。
「けど、キドのおかげで私達は生きていけているんだから、感謝しているんだよ」
「けど……」
「もう、しょうがないなぁ」
「あっ、ちょっ、マァム!?」
マァムはそう言って、そのまま俺を押し倒す。
突然の出来事に混乱する俺を余所にすぐにマァムの行動の意味を理解した。
なぜならば、俺の頭は既にマァムの胸の谷間に挟まっているから。
「マァム」
「今ぐらい、甘えても良いんだよ。
互いに愛し合うのも良いけど、こうやったって良いじゃない」
そう言ってくれるマァムだが、やはり俺は申し訳なさを感じてしまう。
けれど、それを気にしない様にして、今はただこの温もりに包まれていたかった。
「あぁ、温かいな」
「そう?なら良かった」
「……ありがとうな」
「うん、どういたしまして」
その言葉を聞きながら、俺はもう一度マァムを抱き締める。
そして、マァムも抱き返してくれる。
こんなにも幸せになれるなんて思わなかった。
きっと、マァムがいなければ、今の俺はないかもしれない。
本当に感謝しかない。……だからこそ、これ以上の迷惑をかけたくないと思うのだけれども……。
「ねぇ、キド?」
「なんだ?」
「今日はこのまましちゃおうか?」
マァムがそんな提案をして来た。
それはつまり……そういう事だ。
「良いのか?」
「うん、せめてキドの疲れを取って欲しいからね」
参ったなぁ。
やっぱりマァムには敵わない。
だからと言って、何も言わずに抱かれるつもりもない。
「それじゃあ、お言葉に甘えるかな」
「えぇ、遠慮なく来てちょうだい」
マァムの言葉を聞いた後に俺はゆっくりと服を脱いでいく。
すると、それに合わせるようにマァムも脱ぎ始める。
その姿を見ただけで、興奮してくる。
「んふぅ♡ 凄い勢いで大きくなってるわよぉ」
「うっ、言うなよ……」
「あら、どうして?
私達は何度もやっているじゃない」
そう言いながら、その指はゆっくりと俺の肉棒に触れる。
「ほら、私に甘えながら、ゆっくりと深呼吸するように息を吸って吐くの」
言われるままに、俺は深く吸い込む。
「次はゆっくり吐きましょうか。そのまま、私のおっぱいの中で力を抜いていきなさい」
マァムの言葉通りに力を抜くと、自然とマァムの大きな胸の中に顔を埋めた。
柔らかい感触が心地よくて、安心する。
そして、マァムの柔らかさと温かさを感じていく。
同時に、肉棒に来る優しい快感の刺激は気持ちいい。
「んっ……ちゅぷ……ふぅ……」
「ちゅぱぁ……んっ、大丈夫よ、キド。私はここにいるからね」
「あぁ……マァム……んむぅ……!」
舌と唾液の交換をしながら、マァムの甘い言葉を聞いていく。
まるで、母のような包容力だ。
「ちゅぱ……ふぅ……私もキドと一緒にいれて幸せだよ」
「う、うん……嬉しいよ、マァム……」
「でもね、まだ終わりじゃないわよ?」
そう言うと、俺を押し倒して馬乗りになるマァム。
「え?まぁむ……何をする気なんだ?」
「何って決まってるじゃない……キドが私の事を忘れないようにもっと刻み込んであげるんだから♪」
そして、そのまま腰を落としていき、一気に挿入してきた。
「んっ♡あぁあああん♡」
「ぐっ」
久し振りに感じるマァムの膣内。
格闘家として、鍛えていたのか、その膣内はまるで俺の精液を全て搾り取るかのように強く締め付けてくる。
それに、なんだかいつもより熱く感じた。
「どう?私も気持ちいいわよ?」
そう言って微笑むマァム。
確かに俺の方もかなり興奮している。
「えぇ、最高です」
「ふふっ♡良かったわ。それじゃあ続きをしましょうね♡」
「はい……んっ♡」
そして再び俺はマァムのおっぱいに包まれながらも、行為は続くのだった。