「あぁ、キド様ぁ!」
そう、俺に向けて心配そうに声をかけてくる紫苑。
翌日には、すぐに旅に出る予定もあり、俺達はすぐに別れる。
その前に、腕を上げた料理を食べて欲しいと言われて、彼女の料理を食べた。
しかし、それは想像以上にまずかった。
いや、まずい所ではない。
食べただけでも死にかける程に不味かったのだ。
そんな物を出されたら、誰だって怒るだろう。
俺は彼女に怒りをぶつけるが、彼女は泣きながら謝ってきた。
「ごめんなさい! 本当にごめんなさい!!」
何度も頭を下げる。
「いや、もう良いよ」
「キド様」
「けど、悪いけど、その分、覚悟して貰うよ」
「へっ?」
これまで、俺はあまり怒る事はなかった。
性行為に関してもせめて、互いに気持ち良くなる事を心掛けた。
けど、これはさすがに怒りは隠せない。
その怒りは伝わったのか、彼女は僅かだが冷や汗をかいていた。
「あの……私」
「罰を与える」
「えっと、何をすれば宜しいでしょうか? 私は何でもします」
「じゃあ、今すぐ脱げ」
「はい……って、えぇ!?」
「聞こえなかったか? 早く服を脱いで全裸になれ」
「そ、それは流石に恥ずかしいです」
「脱げ」
「はいっ!」
そう、これまではやった事のない命令口調を出したのか、紫苑はすぐに裸になった。
普段はスーツを身に纏い、興奮した時にだけ露出する彼女の生肌はいつ見ても綺麗だ。
俺はそのまま、彼女をベッドに押し倒すと、覆い被さるように密着する。
互いの体温を感じる程に近く、息遣いすら聞こえる距離まで近づきながら、俺は口を開く。
「悪いけど、今日は手加減しないぞ?」
俺の言葉を聞いた紫苑は顔を真っ赤にして俯いたまま黙っている。
しかし、数秒後に小さく首を縦に振ったのを確認すると、俺はゆっくりと顔を上げて彼女を見つめる。
そして、無言のまま見つめ合っていながら、俺はその手を力強く豊満な胸を鷲掴みにする。すると、彼女は身体を大きく震わせながらも、声を上げる事はせずにただ耐えていた。
それを確認した後、今度は指先に力を入れて、揉み始める。最初は柔らかく押し返すだけだったが、次第に硬くなっていき、掌からは収まり切らない程のボリュームを感じ始めた。
それでも構わずに手を動かし続けると、遂に限界が来たのか彼女の口から小さな喘ぎ声が上がり始める。それを確認してから、今度は下の方へと移動させる。
指先に触れた秘部は既に湿っており、軽く触れるだけでクチュクチュという音が聞こえてきた。そのまま指先で割れ目をなぞると、紫苑の太股が大きく震えだす。
そんな彼女を気にする事無く更に擦っていくと、やがて我慢できなくなったのか自ら足を広げていき、俺を受け入れようとする体勢を取った。そこで一度手を止めて様子を見ていると、物欲しげな視線を向けながら彼女が口を開く。
「……早く」
そう言って急かしてくる彼女に対して小さく笑みを浮かべた後、ゆっくりと中へ挿入していく。その際に痛みを感じたらしく一瞬だけ顔を歪めたものの、すぐに受け入れていくにつれて快楽の方が勝ってきたらしい。
気付けば完全に俺を受け入れた状態で、蕩けた表情をしながらこちらを見る。
「言ったはずだ。
今日は罰だって」
「それは一体」
俺はその言葉と共に、肉棒をゆっくりと挿入する。
ただし、挿入したのは、秘部ではなく、彼女のアナルだ。
「んぐぅうう!」
尻穴を貫かれた痛みで、思わず声を上げてしまう紫苑。しかし彼女は歯を食いしばりながら、懸命に耐えている。
そんな健気な姿を見た俺は、さらに押し込むように腰を動かす。
「あっあぁ、こんな感覚初めてなのにっんっ」
「もっと激しくするぞ?」
「うぅ……うんっ!」
「ふふっそんなに気持ちいいのか? ならこれはどうだ?」
俺はそう言って指の動きを速めた。すると彼女はビクビクっと身体を震わせながら俺にしがみついてきた。そのせいか彼女の柔らかい乳房が潰れるほど強く押し当てられる。「んぅ……」という甘い声を上げながらも、彼女は決して俺から離れようとしない。まるでもっとしてと言わんばかりだ。そしてそれに応えるかのように、さらに激しく指を動かしていく。二本だった指も三本になり、バラバラに動かしたり掻き回したりして彼女を責め立てる。
その度に彼女は喘ぎ声をあげ、快楽に身をよじらせた。
そんな彼女を見て我慢できなくなったのか、俺は自らの欲望をぶつけるように一気に挿入する。
瞬間、「あぁっ!」という甲高い悲鳴のような声と共に、彼女が背中を大きく仰け反らせる。だがその身体を押さえつけるようにして抱き締めると、僕はさらに腰を動かし続けた。
「あっ! あっ……」
喘ぎながら彼女は僕の動きに合わせて腰を動かす。そしてそのまま一気に射精へと達するのだった。
その精液をアナルへと流し込まれ、痙攣する紫苑。
その絶頂により、彼女は意識を失ってしまう。
「さすがにやり過ぎたか」
そう、俺は思わず呟いてしまった。