ガンプラデュエリスト―。
GPDのプレイヤーのことを、そう呼ぶ。
しかし、長ったらしいため
デュエリスト
と略されるが、それでも長ったらしいからか、最近では
リスター
とも呼ばれだしている。
「なんか…
そんなイメージが無いんだけど…。」
「人を見かけで判断しないことね。
それよりも、シャワーに行きましょ。
そして、朝ごはんを食べましょ。」
「そうだね…。」
と、立ち上がる飛鳥。
昨夜の激しいセックスの後遺症はまだ残っているようで、アナルの奥が熱い。
そのせいか、少し、体がふらつく。
瑞穂に支えられながら、飛鳥と瑞穂は浴室に向かった―。
シャワーを浴びている時でもなお、瑞穂は飛鳥を求めた。
「飛鳥♡」
「瑞穂。」
と、シャワーを浴びながら、キスをする。
そして、瑞穂は壁にかかる鏡に手を付き
「舐めて♡」
と、腰を突き出す。
「どっちを…?」
「飛鳥の好きな方を…♡」
と言われたので、飛鳥はアナルを舐めることにした。
「アァ…♡
イィわァ…♡」
と、飛鳥の柔らかく、温かな舌でアナルを舐められる快感に、腰をクネらせる瑞穂。
ある程度舐めたら、飛鳥は
「指…いれていい?」
と訊く。
「イィわ♡
入れて…
入れてェ…ッ♡」
と瑞穂に懇願された飛鳥は、右手の人差し指をアナルに突き入れていく。
「アッ…♡
アッハァァァ…ッ♡」
と、飛鳥の指がアナルに侵入してくる感覚に、快感の声をあげる瑞穂。
(すごい…。
瑞穂のお尻の中…
あったかい…♡)
と、右手の人差し指に伝わる熱さに感心する飛鳥。
「動かして♡」
と瑞穂に言われたので、ゆっくりと指を動かす飛鳥。
「アンッ♡
イィッ♡
上手よォッ♡
飛鳥ァッ♡」
と、髪を振り乱して、アナルを犯される快感に悶える瑞穂。
飛鳥も、無意識のうちに、指を動かすスピードを上げていた。
鏡には、アナルを犯される快感に顔を歪ませている、瑞穂の顔が映っていた。
そして…
「アンッ♡
イィッ♡
イクゥッ♡
飛鳥ァァァァ…ッ♡」
と悦びの絶叫とともに、瑞穂は絶頂をむかえ、くずれおちた。
肩で息をしている瑞穂のアナルから、飛鳥はゆっくりと指を引き抜いた。
瑞穂は飛鳥の方に向くと、飛鳥の右手を手に取り
「綺麗にしてあげる…♡」
と、先程まで自分のアナルに入っていた人差し指を舐め始めた。
アナルに入っていた右手の人差し指を舐める瑞穂を、飛鳥はただ、呆然として見ていた…。
◇
シャワーから出た2人は、朝食の準備をする。
「服、着ないんですか?」
と訊く飛鳥に
「必要ないわ。」
と答える瑞穂。
瑞穂は全裸のまま、キッチンで目玉焼きを焼いている。
飛鳥も、着る服が無いため、全裸のまま、テーブルに皿を並べる。
焼きあがった目玉焼きを皿に載せ…
焼いた食パン…
コップにコーヒーを淹れて…
「いただきます☆」
「いただきます☆」
と、朝食を食べ始める。
すると…
「ふふっ☆」
と、急に笑い出す瑞穂。
「どうしたの?」
と飛鳥が訊くと
「こうやって、他の人と朝食を食べるの、初めてなの☆」
と答える瑞穂。
「ついでに言うとね…
ここで暮らし始めてから、他人を家に上げたのは、飛鳥が初めてよ☆」
と言う瑞穂に
「そうなんだ…。」
と言う飛鳥。
「話の順番がメチャクチャになっちゃったけど…
まずは謝るわ。」
と言う瑞穂。
「何のことですか?」
と訊く飛鳥に
「いきなりセックスしたこと。」
と答える瑞穂。
「気にしないでください。
一応、経験済みなので…。」
という飛鳥の発言に
「経験済み?」
と、首を傾げる瑞穂。
「友達の家で、友達とふざけてて…
そのまま…。」
と言う飛鳥。
「なるほどね☆」
と、納得する瑞穂。
「それで…
あらためて訊くけど…
貴女、何者なの?」
と訊く瑞穂に
「秋月 飛鳥。」
と答える飛鳥。
そして…
県外から来たこと…
女子校に通っていたこと…
家出をしたものの、所持金がなくなって、途方に暮れていたところで、瑞穂に出会えたことを話した。
しかし、飛鳥の話を聞いた瑞穂は違和感を感じた。
家出をした理由は、あえて訊かなかったが、それでも、飛鳥の話には不自然な点が多い。
まず『秋月 飛鳥』という名前だが
偽名
な気がする。
飛鳥が着ていた服は、そこそこ名の知られた海外のブランド品だった。
娘を女子校に行かせ、なおかつ、ブランド品を買いあたえられるだけの財力が、飛鳥の家にはあるのだ。
所持金が無いのは、飛鳥くらいの歳の者なら、銀行口座にバイトで稼いだ金があるはずだが、銀行口座が無いということは、
つまり、飛鳥は、ちょっとした、良家のお嬢様なわけだ。
そんな飛鳥が、なぜ、家出をしたのか?
身体にアザや傷が無いことから、学校でいじめられたり、家で親から虐待されていたわけではなさそうだ。
(いつか、ちゃんと聞いた方がよさそうね…。)
と、瑞穂は思うのだった…。
「とりあえず…
助けてくれて、ありがとう。
服が乾いたら、出ていく。」
と飛鳥は言うが
「ダメよ★」
と言う瑞穂。
「何で?」
と訊く飛鳥に
「飛鳥はもう
私の
なのよ☆」
と言う瑞穂。
「ペ…
と、顔をしかめる飛鳥…。
「だいたい、出ていくって言ったって、住む場所のあてはあるの?」
と瑞穂に言われて
「それは…。」
と、黙ってしまう飛鳥…。
「だったら、ここで私の
と微笑む瑞穂。
「いや…
その…
と言う飛鳥に
「飛鳥はもう
私の性欲を満たすためのセックスドール
なのよ☆」
と言う瑞穂。
「つまり…
私は、ここに住んでもいい…ってこと?」
と訊く飛鳥に
「さっきから、そう言ってるんだけど★」
と、あきれる瑞穂。
「あの…
ヘンなコト訊くようだけど…
それって…
私が男でも、同じことを言ったの?」
と訊く飛鳥に
「もちろんよ☆
私はSだもの☆
男でも
と笑う瑞穂。
(ま…悪い条件じゃないか…★)
と思う飛鳥。
実際、着の身着のままで家を飛び出したものの、住む場所のあてなんてないのだ。
瑞穂も、性質に問題はあるが、悪人ではない。
タダで住んでいい条件が、瑞穂の
つまり
瑞穂とセックスすること…。
悪い条件ではない―。
「それはそうと、何で、瑞穂はリスターなの?」
と、話題を変える飛鳥。
「今度は、その話?」
と、苦笑いする瑞穂。
「気になるよ。
ぜんぜん、瑞穂のイメージじゃないし。」
と言う飛鳥。
「たしかに、イメージできないかもしれないけど…
こう見えても私、ガンプラ女子よ☆」
と言う瑞穂。
(SMクラブのS嬢なのに…
ガンプラ女子…!?)
と、顔をしかめる飛鳥。
「昔は、GBNのCクラスダイバーだったのよ☆
だから、ガンプラバトルだって、そこそこ強いわよ☆」
と言う瑞穂。
「GBNって…
昔あった、ガンプラバトルのゲームですよね?」
と訊く飛鳥に
「そうよ。」
と答える瑞穂。
「じゃ…
何で、プロのリスターにならずに、SMクラブで働いているんですか?」
と訊く飛鳥に
「さすがに、プロリスターになろうだなんて、考えていなかったわ。
SMクラブで働くようになったきっかけは、初めてできた彼氏がMでね…☆
面白半分でイヂめたら、ハマっちゃって…♡」
と笑う瑞穂。
「その彼氏さんは今?」
と訊く飛鳥に
「今じゃ、私の
と言う瑞穂。
「私も、リスターになれるかな?」
と言う飛鳥に
「どういう風の吹き回し?」
と訊く瑞穂。
「私もGPDに興味はあったんだけど…。
始めるきっかけがなくて…。」
と言う飛鳥に
「ウソおっしゃい★
始めるきっかけが無かったんじゃなくて
始める勇気が無かった
んでしょ★」
とツッコむ瑞穂。
「うっ★」
と、瑞穂に図星をつかれる飛鳥…。
「ま、わからないでもないわね。
飛鳥の通っていた女子校にも、きっと、GPDやってた娘はいたんだろうけど…
でも、そういう娘って、たいてい
クラスカーストの底辺にいる連中
だから、そんなのとヘタに付き合ったりしようものなら、飛鳥のカーストの順位にひびいてくるからね。」
と言う瑞穂に
「よくわかりましたね…★」
と感心する飛鳥。
「女子校あるある
よ。
で、飛鳥は、GPDへの興味を犠牲にして、少しでも、クラスカーストの上位に食い込もうとしたわけだ。」
という瑞穂からの指摘に、小さく頷いて、うつむく飛鳥…。
本当に自分の好きなこと、やりたいことを犠牲にしてまでして、クラスカーストの上位に食い込もうとした飛鳥の
誤った努力
は、同じ女として正直、瑞穂には理解し難いものだった。
もっとも、そうした
誤った努力でも、しっかりと結果を出したというのは、一種の才能
でもある。
その才能を、本当に自分の好きなこと、やりたいことに振り向けば…
(おもしろいかも…☆)
と、ほくそ笑む瑞穂―。
「どうしたの、瑞穂?
急に笑いだしたりして…。」
と訊く飛鳥に
「いいわ☆
私が、飛鳥にGPDを教えてあげるわ☆」
と瑞穂が言うと
「ホントに…!?」
と、表情が明るくなる飛鳥。
飛鳥の、その
(かわいい…♡)
素直に、そう思った。
同時に、スイッチも入った…。
♡
朝食を食べ終わったあと…
「きゃっ!?」
と、急に背後から瑞穂に抱きつかれ、驚く飛鳥。
「飛鳥、かわいい♡」
と、瑞穂は飛鳥の耳もとで囁やき、右手で飛鳥の左胸を揉む。
「ちょっ…
またセックス?」
と言う飛鳥に
「そうよ♡
言ったでしょ♡
飛鳥はもう、私の
私を満足させるために、飛鳥はここにいるのよ♡」
と言う瑞穂。
「こんなに何度もセックスして、飽きないんですか?」
と飛鳥が訊くと
「私はSよ♡
飽きるわけないでしょ♡」
と答える瑞穂。
そうだった。
瑞穂は、SMクラブのS嬢なのだ。
セックスに飽きるような人間に、SMクラブのS嬢はつとまらない。
飛鳥も、瑞穂の
それに…
なんだかんだで、セックスは気持ちいいし、楽しい。
「わかった。
セックスしよう☆」
と飛鳥が言うと、瑞穂がキスをしてきた。
そして…
2人は、寝室へと向かった―。