エロRPGにTS転生した俺、快楽に身を委ねるかバッドエンド回避か、気持ち♥よすぎて♥困っちゃう♥ 作:夕凪カサネ
俺は瞬時に判断した。
ここでまともに戦ったら、HP1の俺は、たった一撃でゲームオーバーになってしまう。
「ええい! ためらってなんかいられないわね!」
剣を高々と掲げ、思いきり必殺技である雷の魔法の名を叫んだ。
「サンダーストーム!」
バリバリバリ! と空間に稲妻がほとばしり、剣に向かって集まっていく。それから、剣を振り下ろすのと同時に、ズドーン! とウェアキャットに向かって雷が飛んでいった。
「にゃああああ!」
雷を落とされたウェアキャットは、毛を逆立たせ、ひっくり返ると、そのままキュウ! と目を回して動かなくなった。
それと同時に、ピローン、という電子音が鳴り響いて、空中に「経験値5を獲得!」というメッセージが表示された。
やった! 勝った! 経験値も手に入れた!
だけど、それだけだった……経験値5だけでは、レベルアップする気配も無い。それに、このゲームはレベルアップしてもHPが回復するようなシステムではない。最近のゲームは親切設計だから、レベルアップと同時にHPやMPが回復する、というのはよくあることだけど、「稲妻の戦士ヒカリ」は、少なくとも二作目までは、減ったHPやMPはレベルアップでは回復しないのである。
いまだにピンチであることに変わりはない。
しかも、頼みの雷の魔法も、あと一発しか放てない。
「宝箱! 宝箱を探さないと!」
俺はダンジョンの中を駆け回り始めた。
時たま、モンスターの姿を見かけては引き返し、あるいは行き止まりにぶち当たって引き返し、迷いに迷って、ようやく最初の宝箱に辿り着いた。
「よーし! 頼んだわよ! 回復薬!」
すぐに宝箱に飛びついた俺は、重たい蓋をガコンッと開けた。
たちまち、中から、ゲル状の何かが飛び出してきた。
「え⁉ えええええ⁉」
スライムだ。
このゲーム、宝箱からスライムが襲ってくるようなシチュエーションなんてなかったはずなのに……⁉
「あ! やあああ!」
なす術もなく、俺は全身をスライムによって包み込まれてしまう。
これはまずい……! このままじゃ、スライムに食われてしまう……!
全身を溶かされることを覚悟し、俺はギュッと目を閉じた。どちらにせよ、HP1でモンスターに奇襲された時点で、詰みは確定だ。
もう終わりだ……!
と、思っていると、いつまで経っても、ゲームオーバーの瞬間は訪れなかった。
それどころか、スライムはグネグネと蠢くと、俺のアソコの穴や、尻の穴へと、侵入を始めてきた。
「えええ⁉ あ! ちょっと、やめて……!」
まさか、これって、エッチイベントなのか……⁉
雑魚モンスター戦とかじゃなくて、ただヒカリが陵辱されるだけの、サービスシーン……⁉
スライムイベントなんて、一作目にも、二作目にもなかったじゃないかよおお……!
「ひぎ! ひぎいいい!」
尻穴にズイズイとスライムが潜り込んでくる。脳味噌が痺れてしまいそうなほど、苦しい。
「あぐううう! やめてえ! 入ってこないでええ!」
俺は精いっぱいの声を上げて哀願したが、意思の疎通が図れるような存在ではないのか、スライムはガン無視して、俺の中へとさらに潜り込んでくる。
「う、ひいいいい!」
海老反りになってのけぞり、悲鳴を上げる。
そんな俺の口に、スライムはグニャリと体を伸ばし、割り込んできた。
「むぐ……! おぐぅうう!」
泥のような味。精液ともまた違う、なんとも言えない異臭。気持ち悪くて吐き出したくなるけど、どんどん喉奥までスライムは入ってきているので、吐くことも許されない。かろうじて、鼻で呼吸できるくらいだ。
「もぐぅう! んぐ! ふぐ! んんぅぐうう!」
ズップ! ズップ! ズップ!
俺のオマンコをスライムは責め始めた。まさかの、このゲームに転生してから最初のセックスを味わうのが、スライム相手だとは思わなかった。しかもアナルセックスまで味わわされている。
二穴同時責め。エロゲーだとよくある光景だけど、実際に自分が女の身で喰らうと、こんなに苦しいものだとは思わなかった。
だけど、そこはさすが、エロボディの持ち主ヒカリ。
俺は、次第に、心地良さを感じ始めていた。
(ああ……なんだこれ……やばい、クセになりそう……♡)
あらゆる穴という穴を責められて、頭が芯からクラクラしながら、快楽に溺れていく。
「んんぐううう! ぉんんんん!」
何かが体の内奥からこみ上げてきた。
ジェットコースターで高いところまで上がっていく時のような、昂揚感。そして、頂点まで達した時に感じるような、浮遊感。
からの――急速な、落下の感覚。
「んぐ! んぐ! んんむぅううううう……!♡」
ふわー、っとどこかへ飛んでいってしまうような、そんな心地良さに、全身が包まれた。
(もしかして、これが、女のイクってやつなのか……?)
だとしたら、とんでもなく気持ちいい。
男の絶頂感とはまた違った良さがある。男のは、果てた後は、ただ倦怠感が残る賢者モードとなるのみだが、女のは、なんとも心地良い余韻が残っている。何度でも味わいたい良さがある。
と、犯されながら一人感動していると、急にスライムは俺の体から離れていった。
「え……? あ……なに……? なんなの……?」
戸惑っている俺の頭上に、ステータス画面が表示される。
まさかの、HPとMPが全回復した。
「な、な、なんでええ⁉」
どうやら、エッチイベントであるのと同時に、回復イベントでもあったようだ。
なんて運がいいのだろうか。俺は、ギリギリで首の皮一枚つながったのであった。