エロRPGにTS転生した俺、快楽に身を委ねるかバッドエンド回避か、気持ち♥よすぎて♥困っちゃう♥ 作:夕凪カサネ
「ふうう……だいぶ、やりすぎちゃったかな?」
俺は、床に倒れてビクンビクンと痙攣しているレイフーを見下ろしながら、ポリポリと頬を掻いた。
ようやく媚薬の効果が薄れてきたのか、意識がハッキリしてきている。
けれども、媚薬でおかしくなっている間は、夢中になってレイフーのことを犯し続けていた。時計なんてものはないから、何時間くらいエッチをしていたのかわからないけど、かなりの長時間絡み合っていたと思う。
「でもまあ、これでこの子も懲りたでしょ」
そこらへんに落ちているロープを拾って、レイフーの手足を縛った。ちょっとかわいそうだけれど、復活されて、追いかけられても困ってしまう。悪いけど、この塔をクリアするまでは、おとなしくしていてもらおう。
「あ……あの……」
レイフーに調教されていた女の子が、声をかけてきた。
俺がレイフーを犯しているところを延々と見ていたせいか、若干、話しづらそうにしている。無理もない。あれじゃあ、俺だってヴィランのようなもんだ。
「大丈夫よ。もう、これであなたのことをいじめる奴はいなくなったから」
「わ、私、助かったんですか……?」
「まだだけどね。この塔から脱出しないと、本当に助かったとは言えないから」
「あの、それでしたら……」
と、女の子は、部屋の隅を指さした。
そこの床には、魔方陣が描かれている。キラキラと光っており、いかにも、何かありそうな雰囲気だ。
「あれは外へと通じるワープポイントみたいです。一方通行ですから、出ていくだけになりますけど」
「へええ、そんな便利なものがあったのね」
知らなかった。ゲームでは、外に出ることなんてないから、ヒカリも特には注目しなかったのだろう。
「それなら、その魔方陣を使って、外に逃げて」
「あの……あなたは?」
「私は、まだまだ、この塔に用事があるから」
とりあえずドゥームの塔をクリアしてみようと思っている。それが終わったら、何が起きるのか。三体の神々は、みんな好き勝手言っていたけど、どの神様の言葉を信じていいのかわからない。けれども、これがゲームの世界だというのなら、ちゃんと手順に則って攻略することは大事だろうな、と思った。
おそらく、一作目をクリアすれば二作目が始まるのだろうが、はたして……?
「気をつけてくださいね! この塔では、淫魔王ドゥームに捧げるため、各階で女の子を調教して、どんどん上へと送り込んでいっているんです。上へ行けば行くほど、敵も強くなり、調教のレベルも上がってくる、と聞いています」
それは知ってる。
ゲームでは、上に階へ行けば行くほど、囚われの女の子達の調教度合いは高まっていき、最後の六階では、もう自分がエッチなことをされるのは当たり前、というくらいまで心が変になってしまっている子もいた。奴隷同士で乱交をしているエッチシーンもあった。
一階のレイフーを倒すだけでも、大変な思いをしたというのに、ここから先のボスを相手に、俺はまともに戦えるのだろうか?
しかも、二階のボスは、「稲妻の戦士ヒカリ」シリーズでも、特に人気のキャラ「女魔法使い」――俺も、大好きなキャラだ。
女魔法使いに敗北した時のエッチシーンでは、ヒカリは、全ボスキャラの中でも、唯一完落ちしている。自分から「いっぱいイカせてぇ♡」と言ってしまうくらい、性の虜になってしまうのだ。
いったい、実際に犯されたら、どれだけ気持ちいいのだろうか……
(いけない! いけない! 何を考えているんだ、俺!)
ブンブンと首を横に振り、邪念を飛ばす。
けれども、正直、自信が無い。あの女魔法使いにエッチなことをされるのなら、本望と思っている自分がいる。あえなく負けてしまう可能性が高い。
「それじゃあ、私は、出ますね。あなたも、無理はしないで……!」
女の子は魔方陣に乗り、外へとワープしていった。
「ふう……」
俺はため息をつき、ボス部屋の奥の扉を開けた。
とりあえず、先へ進むしかない。細かいことは、道中考えよう。
※ ※ ※
二階へ上がると、一気に空気感が変わった。
ピリピリと張り詰めたものを感じる。
こういう感覚は、リアルならではだ。ゲームでは決してわからない。
「さて、ここのモンスターは、どんな奴らがいたっけな……」
たしか、ボスが女魔法使いだから、そんな彼女が使役する使い魔とかだったと記憶している。
昔のゲームだから、フロアが一つ変わるだけで、雑魚モンスターも段違いに強くなる。油断していたら、すぐにゲームオーバーになってしまうだろう。気を抜くことはできない。
それに、ここから先は、情報収集も大事になってくる。
一階のレイフーは、そのままでも問題なく倒せるが、二階から先は、ボスの弱点を囚われの女の子達からあらかじめ聞いておかないと、なす術もなく負けてしまい、ゲームオーバーとなるのだ。
もちろん、俺はボスの弱点を知っている。二階の女魔法使いは、魔法の杖だ。それを壊されると、もう何も出来なくなってしまう。
だけど、ここはゲームの世界だ。ちゃんとフラグを立てないと、いくら知識として備わっていても、無事にクリアすることは出来ないだろう。
とりあえず俺は、雑魚モンスターを倒しながら、情報提供してくれる囚われの女の子がどこにいるのか、探して回ることにした。