※この作品はR-18です。

エロRPGにTS転生した俺、快楽に身を委ねるかバッドエンド回避か、気持ち♥よすぎて♥困っちゃう♥   作:夕凪カサネ

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第29話 サキュバス・リリカ

「あらあ、どうしたの? みんなして、血相変えて」

 

 三階のボス部屋に入ると、サキュバスがキョトンとした顔で、俺達のことを見てきた。

 

 その横には、女エルフ・セシルもいる。

 

「やっほー♪ ミナ♪ それと……ええっと……誰だっけ?」

 

 俺とアイリの顔を見て、セシルは首を傾げた。

 

「私はヒカリ。旅の女戦士ヒカリ」

「んーと? どういうこと? この塔に入ってきた女の子は、もれなくボク達に調教されるはずなのに……」

「調教なら、もう済んでいるわ」

 

 ミナが説明に入ってくれた。

 

「このヒカリは、すでにドゥーム様に触手で調教されている。陥落したばかりだから、私達の味方よ。心配ないわ」

 

 あれ。俺って、堕とされたことになってるんだ? 自分の自由意志で、ドゥーム一味に協力しているつもりだったけど……それとも、この選択をしていること自体が、調教完了している証? よくわからないけど、まあ、それはそれで的外れでもないから、いちいち訂正するつもりもない。確かに、ドゥームの触手責めは気持ち良かった……またいっぱい犯してほしいくらい……あと、ボテ腹セックス……思い出しただけで、アソコがまた濡れてきそうになる。

 

「そしたら、そっちの幼女ちゃんは?」

「こっちはドゥーム様とヒカリの間に生まれた子ども。名前はアイリ」

「アイリでーす♪ よろしくー♪」

 

 紹介されたアイリは、ピョンッ、と前に飛び出て、元気よく挨拶した。

 

 たちまち、サキュバスと、女エルフ・セシルは、仰天した表情になった。

 

「な、なんて言ったの⁉ どういうこと⁉」

「えええ⁉ ドゥーム様の子どもぉ⁉ ボクらが望んでも、子作りしてくれなかったのにぃ⁉」

 

 意外と、ドゥームは孕ませる相手は厳選しているようだ。ボス達なんかお気に入りの娘達かと思いきや、孕ませるほどの対象ではないみたいだ。

 

 やはりというか、ヒカリは特別なのだろう。ゲームにおいても、ラスボス戦で負けたヒカリを散々犯しながら、ドゥームは「気に入った」と言っていた。性奴隷の中でも、特に極上な存在、それが俺、ヒカリなのだ。

 

「けど、ドゥーム様の子どもということは……あなたも淫魔なのね」

「うん♪ エッチなことなら、誰にも負けないつもりだよ♪」

 

 ロリ顔、ロリ巨乳なアイリが、そんなことを言っているのを見ると、なんだかものすごく背徳的なものを感じてしまう。卵の中で急速に成長したこともあり、実年齢と見た目と精神年齢は全て合っていないのだろうけど、やっぱり、見た目が十二歳くらいでしかない女の子が「エッチ」とか言っているのは、やばい気がする。

 

「そういうお姉さんは? 淫魔なの?」

「私はサキュバスのリリカ。よろしくね」

「わーい、先輩だ♪ よろしくお願いしまーす♪」

 

 無邪気にアイリははしゃいでいる。そんな彼女を見て、フッとリリカは微笑んだ。どうやら、この純粋な後輩淫魔のことを、気に入ったようだ。

 

「ドゥーム様の子どもということだから、ちょっと気が引けていたけど……私が先輩、ということでいいの?」

「もちろんだよ♪ だって、生まれたのは私が後なんだもん♪」

「じゃあ、色々と教えてあげないとね」

「お願いしまーす♪ よかったら、私、リリカさんとエッチしたいな♪」

「そ、それは、ちょっと……考えさせて」

 

 さすがに相手がドゥームの娘となると、リリカは喜んで抱く、ということにはならないようだ。引きつった笑みを浮かべながら、かぶりを振っている。

 

「一応、こう見えても、私はもう二十年分くらい成長してるんだよ♪」

「うそでしょ⁉」

 

 そんなアイリの発言を聞いて、俺は思わず目を丸くして、ツッコミを入れてしまった。

 

「二十年⁉ 十二年の間違いじゃないの⁉」

「ううん、二十年」

「そんなにロリロリしてるのに⁉」

「おっぱい見てよ。ママより巨乳でしょ」

「わ、私、あなたよりおっぱいの大きさで負けてるつもりはないんだけど。……いや、そうじゃなくて……つまり、見た目は幼くても、実年齢は二十歳くらい、ってことなのね」

「そういうこと♪」

 

 なんだ、その、どこかに配慮したかのような設定。

 

 さすがエロゲの世界だ。業界の審査基準をクリアするための設定については抜かりはない。

 

 とはいえ、アイリなんて、元のゲームには一切出てこないキャラだ。転生者であるクジャクならまだイレギュラーな存在であるからわかるけど、ドゥームと俺との間に生まれた子どもが、最初から考案されていたキャラのように存在しているのは、なんとも違和感がある。

 

「で。助けを求めていたんじゃないの?」

 

 いい加減話を先に進めてくれ、と言わんばかりに、ミナが会話に割りこんできた。

 

「ああ、ボクの書き置きを見たんだね」

「リリカからの救援要請を受けて、助けに来たんでしょ」

 

 二人のやり取りを受けて、メルティが頷いた。

 

「そうよ。私の部下のゼオがやられたから……」

「ゼオって、あの女食いのゼオでしょ。片っ端から侵入者の女の子や、モンスター達とセックスして楽しんでる、戦士の」

「ええ。だけど、クジャクとかいうサムライに倒された。私の弱点とか、洗いざらい喋った末に、首をはね飛ばされて死んだみたい。ほんと、役立たず」

「……ごめん。私が、クジャクに負けたから、迷惑かけてるわね」

「いいのよ、別に。それよりも、ここで確実に奴を食い止めないと」

 

 それから、俺達は作戦会議を始めた。

 

 二階、三階、四階のボス達に加えて、主人公であるはずの俺や、イレギュラーであるアイリも加わっての、奇妙な会議だった。

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