※この作品はR-18です。

エロRPGにTS転生した俺、快楽に身を委ねるかバッドエンド回避か、気持ち♥よすぎて♥困っちゃう♥   作:夕凪カサネ

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第30話 クジャクとの対決

 ボスキャラ三人を交えての作戦会議が一段落ついたところで、三階ボス部屋の扉がギイイと開いた。

 

 来た。クジャクだ。

 

「お♪ いるね、いるねえ。全員集合とはいかねえが、俺好みの連中が揃ってるじゃねーか」

 

 ニヤニヤとエロ顔で笑いながら、フロアの中央まで進んでくる。

 

 俺達は互いに顔を見合わせて、頷くと、バッと左右に展開した。包囲網を築き上げる。

 

「ん? なんだ、お前は? お前も転生者か?」

 

 アイリのことを見て、クジャクは首を傾げた。

 

「違うよ。私は、そこにいるヒカリママの娘アイリ」

「ああん? 娘ぇ? そんなキャラは存在しないはずだぞ」

「なに言ってるの。私、ここにちゃんといるよ」

「お前がヒカリのガキだって言うなら、親父は誰なんだよ」

「ドゥーム」

 

 それを聞いた瞬間、クジャクの額に青筋が浮かんだ。

 

「なんだと……⁉ あの野郎、俺のヒカリを、孕ませたっていうのか!」

 

 どうやら、こいつは、俺のことを独占したかったらしい。それを、ドゥームに先を越されて、激怒しているようだ。

 

「許せねえ! ヒカリを孕ませるのは俺の役目だったのによぉ! 絶対にぶった斬ってやる!」

「勝手なこと言わないでよ! 私、あんたの子どもなんて産みたくないから!」

 

 ドゥームの子どもだって産みたくなかったけどな!

 

「うおおおお!」

 

 怒りで我を忘れたクジャクは、問答無用で斬りかかってきた。

 

 その矛先は、まず、女魔法使いのミナへと向けられている。

 

(こいつ! 冷静さを失ってる割には、ちゃんと考えてやがる!)

 

 ミナは魔法を得意とする。そして、最大の得意技が、マジックバインドという、動きを封じる魔法だ。

 

 俺達の作戦は、最初に、ミナがクジャクの動きを封じることからスタートするものとなっていた。しかし、それは、クジャクもまた先読みしていたようだ。真っ先に潰すべきはミナと、わかっている。

 

「あーら♡ あなたの相手は、この私よ♡」

 

 サキュバスのリリカが、間に割りこみ、三つ叉の槍トライデントで、クジャクの斬撃を防いだ。さすが、この中では最強クラスのサキュバスだ。頼りになる。

 

 だけど、相手は「稲妻の戦士ヒカリ」のプレイヤーだ。この三階で情報収集もして、リリカの弱点を知る、というフラグを立てている。弱点である、山羊型の悪魔の角……それを叩き折れば、リリカは無力化できる。

 

 当然、クジャクは、執拗に角を狙って、攻撃を繰り出してくる。

 

(お前がそう動いてくることは、読んでいたよ!)

 

 ここからはプランB。ミナのマジックバインドがかけられなかった時の、第二の作戦。

 

 それは――

 

「うおっ⁉」

 

 角を切り落とせる、と思って斬りかかったのであろうクジャクだったが、リリカの頭部に刃が達しようとした瞬間、目に見えないバリアによって刀は弾かれた。

 

 女エルフ・セシルが張った、フォースフィールドだ。場所を限定的に、リリカの頭に絞って、バリアを張ったのだ。クジャクがそこを狙ってくるであろうことを読んでの一手だった。

 

 攻撃を弾き返されたクジャクに、隙が出来る。

 

「行くよ、アイリ!」

「うん、ママ!」

 

 俺とアイリは、その機を逃さず、クジャクの背後から同時に襲いかかった。

 

「こしゃくな真似をしやがって!」

 

 クジャクは怒号を上げ、崩れた体勢から、強引に身をひねって、回転斬りを放ってきた。

 

 無防備に相手へと突っ込んでいった俺達は、その斬撃をかわせず、喰らってしまう。

 

「あう!」

 

 ダメージの数値は表示されなかった。にもかかわらず、アイリは悲鳴を上げ、床に崩れ落ちた。

 

 一方で、俺は無事だ。痛みも感じない。

 

「え……⁉ なんで⁉」

「くくく、斬鉄剣だよ!」

「斬鉄剣⁉」

「この手のファンタジーゲームだとお馴染みだろ! 一撃必殺の斬撃だ! ランダムで、ダメージゼロか、一発死か、どちらかの効果が発動する!」

「ええええ⁉ チ、チート過ぎる!」

「そーら! もう一発どうだ!」

 

 俺に向かって踏み込んできたクジャクは、袈裟斬りの一撃を放ってきた。

 

 斜めに斬られた俺は、幸いなことに、ノーダメージだった。いや、ダメージ表示が出なければいい、という問題ではない。何も表示が出なくても、一発で倒されてしまうかもしれないのだ。

 

「く! マジックバインド!」

 

 ミナはしびれを切らして、魔法を放った。青白い光が、クジャクへ向かって飛んでいく。

 

「やらせねーよ!」

 

 クジャクは、近くに立っている俺の体を掴むと、グイッと引き寄せてきた。そして、自分の盾としてくる。

 

 ギョーン!

 

 異様な効果音が流れて、俺の体は、指一本動かせなくなってしまった。

 

(しまった……!)

 

 あっという間に、俺とアイリという二人分の戦力を無力化されてしまった。

 

「ははは! 強いってのは、いいなあ!」

 

 呵々大笑。

 

 クジャクは大上段に刀を振りかぶると、唐竹割りに、俺のことを斬鉄剣で斬ろうとしてくる。

 

 やられる――!

 

 敗北を覚悟しても、目を閉じることすら許されない。

 

 目を見開いたまま、クジャクの斬撃を待つしかない恐怖。悲鳴を上げたくても、上げられない。

 

 ところが、その瞬間だった。

 

「あ! うああああ!」

 

 倒れていたアイリが、ビクン! ビクン! と痙攣し始めた。

 

 何事かと思えば、グジュル! と気持ちの悪い音を立てて、アイリの背中から、ドゥームのものと同じヌメヌメした極太の触手が六本、勢いよく生えてくる。

 

 まさかのアイリ覚醒か⁉ いや、だが、これはチャンスかもしれない! アイリはイレギュラーなキャラだ。どんな戦い方をするのか俺だけでなく、クジャクだってわかっていない。彼女こそが、この戦いに勝利するためのキーパーソンとなるはず……!

 

 と思っていると。

 

「あ! いやあ!」

「ちょ、ちょっとぉ! なにするのよ!」

「ボ、ボクは味方だよ⁉」

 

 三人のボス娘達に向かって、アイリの触手は伸びていき、太ももへと絡みつくと、股間へ向かって先端を伸ばしていく。明らかに、犯そうとしている。

 

 遅れて、俺の足元にも、アイリの触手は迫ってきた。

 

(う、ウソだろ⁉)

 

 身動き取れないまま、触手は俺の太ももの間を這い上がってきて、レオタードの布をずらすと……ズブブ! ……膣内へと入り込んできた。

 

(んん! あああ!)

 

 声にならない悲鳴を、俺は上げた。

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