※この作品はR-18です。

エロRPGにTS転生した俺、快楽に身を委ねるかバッドエンド回避か、気持ち♥よすぎて♥困っちゃう♥   作:夕凪カサネ

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第36話 従うべきはどの神か?

「待って! お願い、待って!」

 

 俺は必死だった。このままだと、クーリアに消されてしまう。そんなのいやだ。

 

 だけど、ただ「次はちゃんとやりますから」と言うだけでは、効果がない。そんな言葉に耳を傾けるクーリアだとは思えない。

 

 だとしたら……

 

「私、クンルンと会ってるの!」

 

 唯一、相手の興味を引きそうな話題を出すしかない。それがどう転ぶかは、俺にはわからないけど、とにかく試せることはなんでも試す必要がある。

 

「クンルンと会ったのですか?」

 

 予想以上に、クーリアは食いついてきた。

 

「え、なになに、あいつ、なに言ってきたの?」

 

 デストラも興味津々に聞いてくる。

 

 どうしよう。ここは素直にクンルンとの話の内容を全部言うべきか。それとも、嘘をつくべきか。クンルンに従えば、永遠の快楽を与えてもらえる。クーリアとデストラに従っても、役立たずとみなされたら切り捨てられてしまう。彼女らに力を貸す義理は無い。

 

「ふ、復活が間近だって、そんな話をしてたわ」

 

 これは実際に、そんなことを言っていた。しかし、そんな情報で、クーリアとデストラの気を引けるだろうか。クンルンが復活間近であることなんて、彼女らもわかっているんだじゃないだろうか。

 

「具体的に、どうやって復活するか、そんな話はしていませんでしたか」

 

 お。意外と、興味を示してる。

 

 だけど、ここから先は、何もない。クンルンは俺との取引を持ちかけてきた。あいつに従えば、クーリアとデストラも性奴隷にした上で、俺に快楽を与えてくれる、という話。それくらいしか話せない。

 

 もう、適当な作り話をぶち上げるしかない。少しでも延命に繋がるなら、なんだってやってやる!

 

「あ、あなた達を犯して、そのパワーを取り込むんだって……」

 

 うわあ、我ながら、ベタな発想。

 

 いや、でも、案外悪くないんじゃないか? もしかしたら、クンルンはそれを狙っているのかもしれない。実はあいつの企みを看破したのでは?

 

「わ、私達を……!」

 

 クーリアは顔を赤くした。恥じらいというよりは、怒りの赤面のようだ。

 

 一方で、デストラはニヤニヤと、余裕の笑みを浮かべている。

 

「やるじゃん、あいつ。二柱の神を性奴隷にしようだなんて」

「感心している場合じゃないです! 現に、私達はここまで追い込まれているじゃないですか!」

「そーだね。もうあとちょっとで、あいつに犯されちゃうかもね」

「い、いやです! あんな男の慰み者になるなんて……!」

 

 気になる情報が出てきたので、俺は手を挙げて、質問した。

 

「あのー、ちょっといい? ひょっとして、二人とも、ピンチになってるの?」

「ピ、ピンチなんてことはないです。相手に包囲されて、この空間から出られなくなってるだけで、ちょっとしたトラブル、というだけです!」

「十分、ピンチじゃない」

「私とデストラが力を合わせれば、こんな窮地、簡単に乗り切れます!」

「窮地とか言っちゃってる」

「ううう、消しますよ! あなたの存在!」

 

 いっけね、クーリアの反応が可愛すぎるから、ついからかってしまった。

 

「ねえ、もしかしたら、私、あなた達のこと助けてあげられるかもしれない」

「に、人間の助けなんていりませんけど、一応聞いておきましょう。どんな手を考えているのです?」

「私はクンルンと一度接触してる。あいつは遅かれ早かれ、また私に接触を試みてくると思うわ。たぶん、私が従順でいれば、油断すると思う。その隙を突いて、あいつを襲えば、倒せるかもしれない」

「そんな簡単に勝てる相手ではないです」

「知ってる。だって、二作目のラスボスだもの。それ相応にレベルアップして臨まないと、勝ち目はない」

「悠長にレベルアップしている余裕なんて、ないです」

「だから、私一人だけじゃなくて、仲間を募らないと。まずは、炎の戦士マキナ。彼女……いや、彼? と接触したいわ」

 

 俺の言葉に、うーん、とクーリアは腕組みして悩んでいる。

 

 デストラだけは早くも乗り気になっており、クーリアの背中をバシバシと叩いている。

 

「いいじゃん、いいじゃん♪ なかなかいい作戦だと思うよ♪ こいつ、ゲームのことも詳しいだろうし、任せてみたらどうかな?」

「しかし、事態は、クンルンだけ倒せばいい、という状況ではなくなっています」

「淫魔王ドゥームと、淫魔姫アイリのこと?」

「特にアイリは、クンルン以上の脅威たり得る。マルチバースを行き来できるドリームウォーカーなのですから。それこそ彼女が本気を出せば、このゲームの世界の制作者のもとへ次元を超えて飛んでいき、好きなように内容を書き換えることだって出来る。あるいは、多次元宇宙全体に干渉することも……」

「そんな知恵があるかな」

「いまはまだ、生まれたてなので、そういう発想は出てこないでしょう。ですが、時間の問題です」

 

 すると、戦うべき相手は二軸。

 

 混沌神クンルンと、淫魔王ドゥーム&淫魔姫アイリ。

 

 さて、どうしようか……

 

 我が身の振り方について迷っていると、突然、ピコンという電子音とともに、頭の上に選択肢が表示された。

 

▷クーリアとデストラに従う

 クンルンに従う

 

 うおお、マジか⁉ ここで選択を迫られるのかよ⁉ ってか、この選択肢システム、どうなってるんだ⁉ 誰がこの選択肢を提供してるんだ⁉ クーリアとデストラには見えてないみたいだし、色々と謎が多いぞ!

 

 俺は迷った。

 

 口から出任せが、本当のことになりつつある。クーリアとデストラのために、クンルンと戦うか。

 

 それとも、彼女らに味方するフリして、クンルンのために一働きするか。

 

 この重要な局面で、俺は、不意に体のうずきを感じた。

 

 ドゥームやアイリに触手で犯された感覚が蘇ってくる。あれは、信じられないくらい気持ち良かった。何度でも味わいたいくらい、よかった。クンルンに従えば、あれが永遠に繰り返されるのだ。

 

 だったら……

 

 クーリアとデストラに従う

▷クンルンに従う  ピッ

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