※この作品はR-18です。

エロRPGにTS転生した俺、快楽に身を委ねるかバッドエンド回避か、気持ち♥よすぎて♥困っちゃう♥   作:夕凪カサネ

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第57話 外道王ガルム

「クーリア⁉︎」

 

 驚きの声を上げた俺に、みんな、一斉に注目してくる。

 

「知ってるの?」

 

 アストライアの姿をしているアスカさんに尋ねられた俺は、コクリと頷いた。

 

「ああ、『稲妻の戦士ヒカリ』に出てくる女神だよ。創造神ってことだ」

「いい神様? 悪い神様?」

「いい神様……だと思う……主人公側の女神だったと思うし……」

 

 などと話していると、ショートヘアの魔法使い風の少女は、フン、と鼻で笑った。

 

「果たしてどうだろうね。僕らをこんなところに召喚した張本人だったら、いい神様とは思えないけど」

 

 その言葉を受けてか、クーリアはかぶりを振った。見た目は、眼鏡をかけた美少女であり、どこかクールな雰囲気がある。創造の女神というと、なんとなく優しいイメージがあったが、あまりそんな感じでもなく、どちらかというと冷ややかな眼差しを向けてきている。

 

『あなた達を召喚したのは、混沌神クンルン。奴は、あまたの世界を支配するため、ありとあらゆる手を使っています。そして、あなた達の肉体を使って、ドリームウォーカーを生み出そうとしているのです』

「ドリームウォーカー?」

 

 俺に尋ねられたクーリアは、小さく頷いた。

 

『マルチバースを自在に行き来できる存在のことです』

「マルチバースって実在するんだ⁉︎」

 

 俺が驚きの声を上げると、水色のビキニを来た女の子が、オズオズと手を挙げた。

 

「あの……マルチバースって、なんでしょう……?」

「パラレルワールドって聞いたことないかな。宇宙は一つだけじゃない。可能性の数だけ、無限に存在している。俺達が生きている宇宙と、そっくりそのまま同じような宇宙が、どこかにあるんだ」

「はあ……?」

 

 あまりそういうことに詳しくないのか、彼女は不思議そうな顔をして、ひたすら首を傾げている。

 

『色々と聞きたいことはあるでしょうけど、時間がありません。あなた達にお願いしたいことがあります』

 

 その言葉とともに、クーリアの横に、立体映像が映し出された。

 

 それは玉座らしきものに座っている、力士体型の男。大きな腹を持っているが、全体的に筋肉質でたくましい。見るからに強そうだ。

 

『この男の名は、ガルム。マドマド王国の王』

「マドマドだって⁉︎」

 

 渋い髭の中年騎士が、声を上げた。そして、鏡を見て、ギョッとした顔になる。

 

「おい、嘘だろ⁉︎ イフリースじゃないか! 俺が、イフリースの姿になってる⁉︎」

「えっと、どうかしたんですか?」

 

 俺が尋ねると、中年騎士は興奮気味に語り始めた。

 

「『マドマド』っていうパソコンゲームがあるんだよ! その、18歳以上でなければ遊べないやつではあるが、とにかく、あのマドマド王国のガルム王も、俺がいまなっているイフリースも、その『マドマド』に登場するキャラなんだ……!」

「つまりエロゲ ってこと?」

「うぐ。まあ、そういうことだ」

 

 そんな俺達のやり取りをしばらく眺めていたクーリアは、苛立たしげに話を遮ってきた。

 

『時間がないと、言ったでしょう。私語はつつしんでください』

「あ、ごめんな。それで……?」

『あなた達には、このガルムを倒してほしいのです』

「こいつを……⁉︎」

 

 まさにデスゲーム的な展開になってきた。たぶん、ここにいるのはみんな、なんらかの形で命を落として、この世界に転生してきた連中なのだろう。

 

 そして、いま、わけもわからないうちに、ゲームのキャラに、別のゲームのキャラを倒せと言われている。

 

「むちゃくちゃだ! 俺達は、この世界に来たばかりだぞ! それなのに、ガルムを倒せ、だなんて……」

「強いの? そのガルムって」

「『マドマド』のラスボスだ! 鬼畜な猛将! 主人公の父親でありながら、主人公の周りのヒロインを次々に毒牙にかけていく、絶倫外道な男でもある!」

 

 突然、ショートヘアの魔法使い少女が、ケラケラと笑い出した。

 

「オジサン、ビビってるの? 情けな」

「なんだと!」

「僕はむしろワクワクしてるね。こんな面白い体験ができるなんて」

 

 それから、少女は、鏡を見た。

 

「ふうん、声からしてレインだと思ってたけど、やっぱりそうか」

「それ、お前が転生したキャラの名前?」

「うんそうだよ」

「ひょっとして、それって……エロゲ?」

「一緒にすんなよ。僕は真面目な中学生だぜ。レインは、誰もが知ってる大作RPGのサブヒロインさ」

「ふうん」

 

 俺は、他の二人も見てみた。

 

 ボンテージ姿のお姉さんに、水色ビキニの女の子。あの二人も、何かのゲームキャラなのだろうか。

 

 などと考えていると、いきなり、周囲が歪み始めた。

 

「な、なんだあ⁉︎」

『あなた達をいまから、ガルムのところへと送り込みます。そこで、力を合わせて、奴を倒してください』

「えええ⁉︎ ちょっと待って、まだ心の準備がーー!」

 

 俺の訴えかけは、無情にもクーリアには届かなかった。

 

 床に大きな黒い穴が空き、俺達はその中へと吸い込まれていく。

 

 みんな絶叫を上げながら、底知れぬ暗闇へと落下していく。

 

「大丈夫だー! 俺がお前らを守ってやる!」

 

 中年騎士イフリースが怒鳴った。この中で唯一の男キャラだ。俺達を守るという使命に燃えているのだろう。なんて頼もしいんだ。

 

「ガルムなら、ゲームの中だが、一度戦った! そして勝った! 俺なら勝てる! 勝てる!」

 

 やがて、下のほうが明るくなってきて、ワープ先の風景が現れ始めた。

 

 真下に玉座があり、ガルムらしき巨体が座っている。

 

「先手必勝ぉぉお!」

 

 イフリースは剣を抜き、頭上から奇襲を仕掛けた。

 

 直後。

 

 グシャアア!

 

 ガルムが大剣を振り上げ、空中で、イフリースの体を粉々に砕いた。

 

 バラバラの肉の塊と化したイフリースは、ボトボトと床に落ちてゆく。

 

「ひ!」

 

 ビキニの女の子が恐怖の声を上げた。次にガルムの頭上に到達するのは、彼女だ。

 

「ぐははは! 来たな! クーリアの刺客め!」

 

 ガルムは大音声でそう言うと、ビキニの女の子を空中で捕まえて、そのまま自分の腰のほうへと引っ張り込んだ。

 

 ガルムの下半身は剥き出しになっている。

 

 たちまち、そのビール瓶のように極太のペニスが、女の子のアソコへズブリと挿入された。

 

「ひっぎいいいいい!」

 

 女の子は悲鳴を上げた。

 

 彼女が捕まったおかげで、俺達はなんとか無事に着地した。しかし、ガルムは、女の子に肉棒を突き刺したまま、剣を持って戦闘体勢に入った。

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